『刃牙道』連載開始
2014年 03月 20日
今日発売の週刊少年チャンピオンでバキシリーズの最新作『刃牙道』の連載が開始。一挙4話・102ページを拝読。
まず粗筋から触れてしまうと、アメリカの総合格闘技団体・UECのヘビー級王者アトラスが「最強」の称号を求め東京ドーム地下闘技場に参戦するも、刃牙が圧勝。ここまでが1~3話。
続く第4話では、徳川のご老公が東京スカイツリーの地下深くに作られた秘密研究施設へ足を踏み入れる。そこに横たわっているのは熊本から運ばれてきた宮本武蔵のミイラ。ご老公はミイラからタンパク質を取り出し、最新のクローン技術により宮本武蔵を現代に蘇らせようとしているのだった!!!!
まず感想から言うと「うーん…宮本武蔵ですか…まあもう少し様子を見ましょうかね」という感じ。何だろう、連載再開にいたって冷静に接しているこの自分は。
『修羅の門』の場合は連載終了から再開までの間に現実世界の格闘技が別次元といっていいレベルへの進歩を遂げていて、そことどう折り合いをつけていくのか、という点が興味をそそった(再開から3年以上が経った現在、既に現実世界とは再び乖離しちゃってるけど)。
その点でいくとバキの場合は連載終了から再開までのインターバルが短いし、そもそも終盤(というか後半)の展開が完全に現実世界を置いてけぼりにしていたので、そういう切り口での楽しみを見出しようがないのはまあ予想通り。再開して初っ端にいきなりUFC王者(をモチーフにした選手)を一ひねりにしちゃったのは、「俺はいまさらそういう世界との接点は作らないよ」というメッセージなんでしょうね。
で、その代わりに登場したキーパーソンが宮本武蔵。駄目だ、俺にはもうついていけない。と連載再開初日から軽くギブアップ。
再開前の板垣恵介のインタビューで「こいつを描いてみたい、と思う人物が出てきた」という発言があったのだが、まさか武蔵だったとはなあ。ただここから何をどう転がしたら面白くなってくれるのか、残念ながら自分には道筋が見えてこない。まあそれこそ作者の腕の見せ所なわけだが。
とにもかくにも今後は毎週木曜にコンビニで立ち読みするという習慣が久々に復活するわけで、まずは黙って続きを見届けさせてもらいます。
でもクローン再生なら、数億年前の人類であるピクルよりは現実的というか実現性があるというか、まだマシなような気がしないでもないですが。
ティラノサウルスより強いピクルに勝利し、勇次郎と五分に渡り合う程になったバキが、武蔵と戦っても勝負にならないと思いますけど。
宮本武蔵がティラノサウルスや100kgのカマキリより強かったら凄い。
「漫画の2ものはこける」
というジンクスが書いてありましたね
今理由が分りました
一作目が人気だから二作目が出る
>一作目が人気作という事はやりきった以上まで続いてる
という事ですね
いやまあ、なんだかんだで続きは気になるもので。ただ仰るとおり、「過去から強い奴が蘇る」という切り口もピクルでやり尽くしているはずなので、何でここで武蔵?という疑問がぬぐえないんですよね。
>スラッカー様
確かに、仮にいまドラゴンボールが連載再開しても同じような感覚になりそうです。刃牙はベストな終わり方かどうかはともかく、「やりきった以上までやった感」は満載ですからね。