タイソンvsラドック
2013年 05月 15日
序盤からタイソンが思い切りのいい踏み込みから右のオーバーハンドを振るい、試合を優勢に進める。2R序盤にタイソンが左フックを打ち込んでダウンを奪うと、その後もスピードとキレでドノバンを圧倒。3Rにはまたも鮮やかな左フックで2度目のダウンを奪う。6Rにラドックが急に反撃しタイソンがパンチをもらう場面もあったが、最後は7Rにタイソンが左フックを効かせ、下がったラドックに連打を浴びせたところでレフェリーがストップ。
子供のころタイソンの試合を見たときは「とにかく強いや」ぐらいの感想しか持っていなかったのだが、こうして試合映像を見てみるとパワーだけでなくスピードと技術で相手を圧倒していたことを今さらながら認識。正直、クリチコ兄弟の試合より段違いに面白かった。(もっともこういうガンガン前に出るスタイルは今回の6Rのように一発をもらうリスクもあるので、リスクを徹底的に回避するクリチコのスタイルと技術を全否定するつもりはないけど。)
これも今さらの感想なのだが、これだけ強かったボクサーがああいう末路をたどってしまったのは何とももったいない話。他の試合の映像もチェックしたくなってきた。というかWOWOWで特集番組を組んでくれないかしら。(去年やってたような気もするのだが。)