マティセvsダラス
2013年 03月 12日
立ち上がりはダラスが鋭い踏み込みからの左ジャブで先手を取る。マティセのパンチの間合いも上手く潰してクリーンヒットはさせず、とりあえず1Rはポイントを取ったか・・・と思った瞬間、ダラスのジャブをヘッドスリップでかわしたマティセがすぐさま右フックをクリーンヒット。実質この一撃でうつぶせに崩れ落ちたダラスはそのまま起き上がることができず、マティセが1ラウンドKO勝利。うわっ、何だこれ!
『はじめの一歩』で鷹村がワンパンチで相手をKOする場面を見て「おいおい、さすがにやり過ぎだろ。世界戦でこんなのあるはずないじゃん」と思っていたものだが、すいません、自分が間違ってました。ボクシングの世界にも「一撃神話」は存在した!
今回の放送はこの1試合のみが目当てだったのだが、こういう結末になり度肝を抜かれるやら拍子抜けするやら。とりあえずマティセの試合は今後は何があっても見逃せないなあ。
またジュリアン・ジャクソンやタイソンみたいな異次元のKOアーチストが現れないですかね~。マティセはパンチの威力だけなら条件を満たせてると思うので、今後目を離せないですね
マティセは初めて見たオルセグン戦がいまいちの内容だったのでさほど印象に残っていなかったのですが、今回のKOはしびれました。本当に目が離せない存在です。
マルケスと上記若手との力量差はどれくらいなんでしょうか。興味深いです。
すっかり忘れてましたが、スーパーライト級だとマルケスも絡み得るわけですね。一気にこの階級が楽しみになってきました。
(2012年1月26日、Hard Rock Hotel and Casino、SHOWTIME)
・入場者数:1513人
・有料入場者数:1137人 平均チケット価格102ドル
・招待券入場者数:376人
・チケット価格:150-25ドル
・入場料収入:116925ドル(1090万円)
・ファイトマネー
ルーカス・マティセ 225000ドル(2100万円)
マイク・ダラスJr 45000ドル(420万円)
ヘスス・ソト・カラス 5万ドル(460万円)
セルチュク・アイディン 3万ドル(280万円)
ジェメール・チャロ 75000ドル(700万円)
Harry Joe Yorgey 2万ドル(180万円)
マティセはスーパーライト級最強、カーンにも勝てる選手との評価があります。ジュダーとアレキサンダーに負けたのも八百長判定で負けにさせられただけで実質無敗。ただ人気が無いのが玉にきず、マルケスに選んでもらえることはないでしょう。リオスとの対戦も所属プロモーションの関係でありえません。
対戦の可能性があるのはカーン、ダニー・ガルシア、レイモント・ピーターソンぐらいでしょうか、あとはスーパーウェルターを飛ばしてウェルターに上げたブロナー。誰が生き残るのか楽しみな階級です。
こういう面白い試合をする選手が必ずしも人気が出るわけではない、というのが難しいところですね。カーンとの対戦は是非見たいですね。