村田諒太プロ転向、果たして結果は・・・
2013年 02月 04日
五輪直後はプロ転向について否定的じゃなかったっけ?この辺は先々の損得を考えての判断だろうし、生活を気にするのはある意味当然だから「アマチュアとしての信念を貫き通すべき!」とか文句を言うつもりは全くなし。ただ「お金に惹かれてプロ転向」という気配がここまで漂っちゃうと、やっぱり見てる側としては乗りにくくなっちゃうよね。
プロ転向となると気になるのは「実際どこまでいけるのか?」という点。アマチュアボクシングのミドル級は69~75キロで、プロボクシングでいうとスーパーウェルター級からスーパーミドル級。あまりに気が早すぎる話だが、この辺の階級の世界王者を並べてみると(出典はエキサイトマッチのホームページ)…
スーパーウェルター級
WBA・・・オースティン・トラウト
WBC・・・サウル・アルバレス
IBF・・・コーネリアス・バンドリッジ
WBO・・・ザウルベック・バイザングロフ
ミドル級
WBA・・・ゲナディ・ゴロフキン
WBC・・・セルヒオ・マルティネス
IBF・・・ダニエル・ゲール
WBO・・・ピーター・クィリン
スーパーミドル級
WBA・・・ブライアン・マギー
WBC・・・アンドレ・ウォード
IBF・・・カール・フロッチ
WBO・・・アルツール・アブラハム
うーん、全員の試合を見たわけではないけど、次世代スター候補のアルバレスにチャベスJrとの大勝負を制したマルティネス、P4Pの呼び声も高いウォードと、世界的ビッグネームがズラリ。村田のプロへの適性については判断材料を持ってないんだけど、正直この辺の階級だと「世界タイトルに挑戦するだけでも一苦労」の世界だよなあ。竹原の例もあるから全く望みなしではないのかもしれないけど。
まあこの辺は三迫ジムやフジテレビの政治力の話も絡んでくると思うので、今の段階ではお手並み拝見といくしかないのだが。あるいはフジテレビが世界タイトル戦かどうかは関係なく「村田の試合」の商品価値を無理やり高める方向に向かうかもしれないし。
こうして見てみると、ビジネス面での成功を半ば義務付けられた村田のプロ転向はやはり茨の道になりそうな予感が・・・。
中量級はまさに黄金の階級ですから、ここに割り込むのは相当しんどいですよね。五輪メダリスト出身の世界王者も多いので、期待したいところではあります。
ドネアvsリゴンドーの噂は耳にしており、大興奮しています。実現したらテレビの前で正座しながら見ます。
このまま大学職員続けるよりはプロで金を稼いだ方が・・・というのはある意味妥当な判断なので、何とも言い難い部分はありますね。フジはスポーツコンテンツの取り扱いはノウハウ持ってるでしょうから、それなりに上手く盛り上げそうな気がします。