〔こだわり〕バウト
2013年 01月 04日
MVP:ベンソン・ヘンダーソン(12/8 UFC on FOX)
最強の挑戦者と目されていたネイトにチャンスらしいチャンスすら与えず完封勝利。日本大会で戴冠したときは「これでライト級は混戦になるか」と思ったものだが、終わってみれば磐石の防衛を重ねて王者のまま越年。1試合ごとに安定感が増している感じがする。
ベストバウト:マニー・パッキャオvsファン・マヌエル・マルケス(12/8 ウェルター級12回戦)
4度目の対戦なので手の内を知り尽くした者同士の競り合いになるかと思ったらさにあらず。ダウンの応酬からカウンター一撃でのパッキャオ失神KOまで、息つく暇もないほどの激闘。5年後、10年後にボクシングの名勝負を挙げる時にも欠かせないであろう、語り継がれるべき名勝負。
ベストKO:河野公平(12/31 WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ)
いずれ劣らぬ好勝負が揃った大晦日の世界タイトルマッチ5連発の中で、一番インパクトが大きかったのはこの試合。最初のダウンを奪った後きっちりと攻めきった姿に、ベテランの根性を見た。
ベストサブミッション:ビビアーノ・フェルナンデス(12/31 DREAM.18)
この1年間勢いを見せてきた前田吉朗ですら、ビビアーノの前には何もできず。テイクダウンからフィニッシュまで、本当に「きれいな寝技を見た」と思わされた一戦。非UFCでビビアーノの対抗馬は見つからないか。
〔おすすめ〕バウト:クレイ・グイダvs日沖発(1/26 UFC on FOX)
ライト級戦線をかき回してきたグイダがフェザー級へ転向、初戦でいきなり日沖と激突。両者にとってタイトル戦線へ絡むために落とせない一戦。日沖にとって相性が悪い相手のようにも思えるが、ここで踏みとどまれるか。