大会中止の謎
2012年 09月 29日
負傷者の頻発が補償制度の充実によるものなのか、といった議論は今回はひとまず置いといて、「大会中止」に関して疑問に思っていることを何点か整理してみたい。自分の中でもきちんと答えが整理できているわけではないので、本当に疑問の提示だけになっちゃいますが。
①そもそもなんで大会を中止にするのか?
大会のキャンセルによってチケットの払い戻し、会場のキャンセル料など諸々のコストが丸ごと損失になってしまう。今回のStrikeforceは出場予定選手のファイトマネーも補償したとかいう話だし。ここまで大赤字になるぐらいなら、メインが消えてスカスカのカード編成でもとりあえず強行開催した方が赤字幅は多少なりとも小さくなりそうな気がするのだが。
Strikeforceの場合はShowtimeが放送を見送ったからというのが最大の理由のようなので、テレビ局側が「うわー、メレンデス出ないの?じゃあ今回はなしなし、放送しても数字取れないもん。今から代替番組探すよ」という判断をして、団体側も放映権料なしで大会を強行するだけの勝算がなかった、ということなんだろうけど。
そうなるとUFC151の場合は?表だって明らかになってはいないけどPPVのテレビ局が難色を示した、という事情が実はあったりするのだろうか。
②何日前までなら中止にできるのか?
先日のDEEP浜松大会では当日の負傷によりメイン消滅という事態が生じたらしいが、当然ながら大会自体は開催(まあメイン消滅が1週間前でも、こちらの場合は大会キャンセルにはならないだろうけど)。ダンヘンの怪我も大会当日の朝なら、メインが消えるだけで済んだんだろうに。
じゃあ何日前までなら大会キャンセルは可能なのだろうか?UFC151の8日前がギリギリのタイミングかと思っていたけど、Strikeforceは1週間を切ってから中止にしてるしなあ。アフリクションのときは何日前だったっけ?実際のところ「中止できる権限を持った人が中止と判断する限り、何日前であっても可能」ということになってしまうのかな。
③大会中止による補償はどこまで及ぶのか?
チケットの払い戻しや会場のキャンセル料、Strikeforceのような出場予定選手のファイトマネーまではまあ何となく想像がつくが、それ以外の費用はどうなるのか?それこそUFCの場合「海外から取材に行く(あるいは見に行く)予定で飛行機のチケットも押さえていた」というケースは実際に生じていたと思うのだが。この辺はどこまで面倒を見てもらえるのだろうか?
①②と違ってこの疑問については「ズッファに請求したら○○の費用が返ってきた(あるいはダメだった)」という実例報告があれば解決できるのだが。高島学かシュウ・ヒラタあたりがポロッと書いたりしてくれないかな。
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