PRIDE-GP決勝ラウンド観戦記④
2005年 09月 01日
おいおい、いきなり切り札カードを切っちまうのかよ。勝負に来たねえ。ただ私が思うに、川尻の真意は・・・これはまた別の記事で書けばいいか。いずれにしても賽は投げられた。9月25日、我々の知りたい「結論」が出される。
GP決勝 ヒカルド・アローナ×-○マウリシオ・ショーグン(1R TKO)
リングス時代からのアローナファンの方にしてみれば最高のシチュエーションだろうが、セミの反動か客席の反応は微妙。いずれにせよ、史上最高のトーナメントもいよいよ最後を迎える。
準決勝と同じようにスタンドでジリジリと間合いを計る両者。やはりアローナが狙うのは準決勝の再現か。
が、アローナがテイクダウンを取った後、なんとショーグンがオモプラッタ。極まってしまうのでは、という状況をアローナはなんとか凌ぐが、この後もショーグンは踏みつけ、ひざ蹴り、テイクダウンとアローナに全くペースを握らせない。最後は踏みつけからアローナのガードポジションを飛び越え、顔面に鉄槌を連打。わずか3分弱、アローナの失神とともにショーグンがGP王者となった。
アローナはせっかくシウバに勝ったのになんで同じような相手に・・・。(本人のコメントによると開始直後に頭を打って意識朦朧だったらしいが。)
とはいえショーグンは安全パイなしの当たりを4試合中3KOで優勝。これは文句のつけようがない。遂にミドル級新時代突入か。だけどシウバとショーグンはワンマッチではやらないだろうしなあ。タイトル保持者とGP王者のねじれ構造が白黒つけられないので、逆に今後の展開が難しいかも。
4時間半の長丁場が終わった帰り道、放心状態にも似た疲労感で体が重い。知りたかった「結論」も出て、夏も徐々に終わりに近づいてくる。今はまた、待ち続ける他ない。新しい「結論」を出してくれる来年の夏の到来を。
ようやく観戦記完結。人気blogランキングへ