UFC146の感想
2012年 05月 27日
レイバー・ジョンソン×-○ステファン・ストルーブ(1R 腕十字)
開始と同時にジョンソンがパンチで突進。ストルーブはケージ際で引き込むと三角狙いから腕十字へ移行し、1分そこそこでジョンソンを料理。持ち味を出し切った勝ち方を見せたストルーブ、そろそろ中堅組から脱出したいところ。
シェーン・デルロサリオ×-○スタイプ・ミオシッチ(2R TKO)
ローとミドルで攻めるデルロサリオに、ミオシッチはパンチのコンビネーションで応戦。ミオシッチのパンチにデルロサリオが下がる場面が目立ったものの、デルロサリオも接近戦で何度かパンチを入れていき1Rは互角の印象。
このまま競り合いが続くかと思ったが、2R開始早々にミオシッチがテイクダウンに成功すると、そのままエルボーで攻勢。最後はハーフガードで肘を入れ続けたところでレフェリーストップ。
デルロサリオは思ったよりあっさり初黒星がついてしまったが、ブランクの影響というよりミオシッチの出来がよかったのを褒めるべきか。ヘビー級はどんどん層が厚くなってくる。
ロイ・ネルソン○-×デイヴ・ハーマン(1R TKO)
思っていた以上に身長差がある両者。ハーマンは前蹴りとヒザの突き上げで距離を取ろうとする。こりゃネルソンは懐に入るまでが一苦労かな・・・と思っていたらネルソンのオーバーハンドがドンピシャのクリーンヒット。秒殺KOでハーマンを粉砕した。
ネルソンがいつもの通りボコボコにされながらチャンスを待つ展開になると思っていたら、予想外の一撃KO。誰だ!ネルソンに痩せろとか失礼なことを言っていた奴は!
ケイン・ヴェラスケス○-×アントニオ・シウバ(1R TKO)
開始早々ヴェラスケスがペザォンの蹴り足をつかんでテイクダウン。パウンドと肘の雨あられを落としていく。ヒジで顔を切り裂かれ大流血のペザォン、ドクターチェックは何とかクリアするものの立ち上がるチャンスをつかむことができずヴェラスケスの猛攻を食らい続け、そのままレフェリーストップ。予想していたスタンド決着ではなかったが、ヴェラスケスがペザォンに何もさせず完勝。
しかしまあ、終盤の「流血オイルレスリング」状態はお子様には見せられない映像。格闘技にレーティングシステムがあったら間違いなくPG-12ぐらいに指定されてますよ。
ジュニオール・ドス・サントス○-×フランク・ミア(2R TKO)
1R序盤にミアがタックルを狙うもののこれはドス・サントスがあっさり逃れる。立ち上がりはやや慎重な感じだったドス・サントスだが、パンチの間合いを確保しながら着実にジャブ・ボディーストレート・顔面へのストレートを打ち込んでいく。1R終盤にはドス・サントスがストレートを効かせた後連打を入れていくが、深追いすることなくラウンド終了。
2Rもドス・サントスが次々とパンチを打ち込んでいき、完全に試合を掌握。ミアがダウンした後もグラウンドに付き合うことなく徹底したスタンド勝負を続け、最後はミアの蹴り終わりにワンツーを打ち込んでフィニッシュ。危なげない内容でベルト防衛に成功。
この流れだと次のタイトルマッチはヴェラスケスとのリマッチかなあ、と思っていたら実際そういう流れになっているようで。今回の5試合を見た限り、ヘビー級は1年前に比べて段違いに層が厚くなったけど、それでもドス・サントスとヴェラスケスが完全に頭一つ抜け出ている感じ。しばらくはこの2人の「名勝負数え歌」状態になっても文句は言えない気がしてきた。
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