三崎vsデイリー
2012年 03月 19日
開始から軽快なリズムでステップを刻む三崎、パンチからタックルに移行しテイクダウンに成功。ここはデイリーに立ち上がられるものの、スタンドの打撃戦でもパンチでデイリーを下がらせると、ケージ際に詰めてパンチ連打。序盤から完全にペースをつかむ。
2R以降も三崎はスタンドで主導権を握り、デイリーのパンチに空を切らせる一方で着実にジャブを打ち込んでいく。3Rにパウンドのヒジで大流血するものの、再開後は逆にスタンドの圧力でデイリーを下がらせ(アメリカの実況が「ジャパン、ブシドー!」と言ってた)、文句なしの判定勝利。
試合間隔、年齢、海外での試合、対戦相手と悪条件は揃い過ぎるほど揃っていたのだが、蓋を開けてみれば相手の土俵であるスタンドで圧倒しての完勝。「普通の選手が一生に一度できるかどうかの大仕事を1~2年に一度のペースでやってのけてしまう」という三崎の特異体質を注意してはいたけど、やっぱり見くびってたなあ。
これで三崎は空位のウェルター級王座決定戦への進出がほぼ確定的に。こうなったら勢いでタイトル獲得という空前の大仕事をやっちゃってほしいなあ。