リオの太陽。昇るか、沈むか。
2011年 06月 17日
ノゲイラにとっては実に1年半ぶりの試合。手術を終えてオーバーホールも完了、後は試合でかつての輝きを取り戻すだけ・・・となってほしいんだけど、正直不安感しか浮かんでこない。
シャウブは活きのいい若手ではあるけど、前戦の相手であるヴェラスケスに比べればおそらくは数段落ちる選手。それでも、今のノゲイラが「活きのいい若手」を上手くいなせるかどうかを考えると、かなり厳しいのでは・・・という答えになってしまう。
仮に今回の長期休養でコンディションを回復させているとしても、ここ数戦(というかUFC参戦以来ずっと)見せている打たれ弱さが決定的に不安。ミルコと同様に何とか凌ぎ続けるものの最後にビッグヒットを一発もらって終了、という映像が頭から離れてくれない。
かつて「リオの太陽」と呼ばれた男が、その故郷リオで迎える再起戦。遙かブラジルの地で、陽はまた昇るのか。あるいは、沈み始めた夕日は自然の摂理に逆らえず、地平線の彼方へ消え去るのみなのか。
アンデウソンvs岡見とは違う意味で目が離せない、我々が見届けなければならない一戦へ、カウントダウンは始まっている。