今月の『修羅の門』
2011年 06月 06日
不定期に書いている『修羅の門』の感想ですが、今月号では遂に毅波秀明との試合が決着。
しかし個人的にけっこう衝撃だったのは、
毅波の攻撃で陸奥が出血。このまま終了したら判定負けに!
↓
判定負けは狙わず最後も攻勢をかける毅波。
↓
毅波の回し蹴りがヒット。しかしそれを読み切っていた陸奥は虎砲を炸裂。残り時間1秒での逆転KO勝利!
という決着までの展開。
修羅の門の世界でもラウンド制が導入されていることへの驚きや違和感は以前の記事(こちら)でも書かせてもらいましたが、今回は「判定負けのピンチ」というある意味では格闘技漫画にとって禁句とも言うべき事態まで登場。連載再開当初、「陸奥は漫画の中の相手だけでなく、現実世界の格闘技の進歩とも戦わなければならない」みたいなことを書いた記憶があるけど、今のところ作者は真正面から現実世界と戦ってるなあ。
とはいえ、「残り1秒の逆転劇」という漫画的には最高の切り札を、連載再開2戦目にして使ってしまったのも事実。早晩「陸奥が無制限ラウンドを要求」という展開になるんじゃ、という不安感が拭えなくなってきている。
次回はいよいよ「皇帝」が登場。人気ブログランキングへ
作者もあの頃より経験を積んだので読者を楽しませてくれるよう期待しています。
今のところ期待に反しない水準を保ってると思います。陸奥は試合をこなすうちに徐々に本来の力を取り戻し・・・という流れですかね。
御指摘ありがとうございます。うーん、そういえば確かにボクシング編やってるんですよね。