パッキャオvsモズリー
2011年 05月 08日
リーチで10センチ以上上回るうえに、スピードに定評のあるモズリー。パッキャオ有利とはいえ序盤でリズムつかめないと危ないかも・・・という目線で観戦スタート。
1Rから相変わらずの鋭い踏み込みでパンチを打ち込んでいくパッキャオ。モズリーは手数は少ないものの、落ち着いた動きでクリーンヒットは許していないのが何だか不気味・・・と思っていた3R、パッキャオの踏み込んでのワンツーを食らったモズリーがダウン。立ち上がった後もダメージが残る様子のモズリー。試合の主導権は完全にパッキャオに。
この後のモズリーはパンチを出して一時立て直す気配はあったものの、中盤以降はパッキャオの圧力に下がるのみで防戦一方の展開。ここまで逃げに徹されてしまうとパッキャオも攻め切れず、内容は圧倒しながらも3R以上の見せ場は作れずに試合終了。終盤に明らかなプッシングがパッキャオのダウンになるという不可解なレフェリングがあったが、ジャッジは認めなかったようで(こういうこともあるんだ、という意味では面白かった)、2人がフルマークを付ける大差の判定勝利。
結局終わってみれば、ここ何試合かと同様「パッキャオのことは心配するだけ無駄」という試合内容に。モズリーは完全に心折れちゃってたなあ。
かつてコットvsクロッティ、マルガリートvsモズリーを見たとき「パッキャオが中量級戦線に参戦してこういう面子と試合をするとなると、さすがに厳しいのでは」という感想を書かせてもらったことがあるのだが、結局4人全員なで斬り。パッキャオ、いったい何なんだ・・・。
中量級でも目ぼしい相手は食い尽くした感じで、残るはメイウェザーぐらい。でもこの一戦が実現する見込みは薄そうだしなあ。試合後にマネージャーか誰かが「11月ごろに次の試合」と発言していたけど、相手が見つかるのか?というレベルで不安になってくる。
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