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by nugueira
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PRIDE回顧録~PRIDE.18~

 前回久しぶりに連載再開したところ反応をいただいたので、今度はショートスパンで。

 PRIDE.18(2001年12月23日 マリンメッセ福岡)

 福岡初進出(たしか)となる大会だったが、桜庭は前戦の負傷で長期欠場が確定、さらに大晦日に猪木祭りが控えていたこともあり、正直何に軸を置くのかが見えにくい大会に。当時ノゲイラは猪木祭りに出場する気満々だった記憶があるが、結局実現せず。

 そんな中メインに起用されたのはセーム・シュルトvs高山善廣による巨人対決。「シュルトは手心加えて見せ場を作るという発想もないだろうし、高山きついだろうなあ」と思いながら見ていたが、案の定シュルトが3分そこそこで高山を殴り倒すという身も蓋もない結果に。
 何年か後の雑誌記事で高山本人のコメントか何かが紹介されていたが、この敗戦には本当にヘコんだらしい。もっとも翌年に高山はこの敗戦を払拭してお釣りが来る大仕事をするわけだけど。

 この他にミドル級チャンピオンとして登場したシウバがアレクサンダー大塚を一蹴したり、改めて振り返ると出ている面子・試合内容は決して悪くはないのだが、前述のとおり大晦日の方に話題を持っていかれたこともあり、興行全体としては中途半端な印象は拭えなかった形。

 そんな中で一人気を吐いた(?)のが山本宜久。ヤン・ザ・ジャイアント・ノルキヤを腕十字で破りPRIDE初勝利を上げると、試合後のマイクで
 「これから心機一転、頑張ります!」
と言いたかったところを
 「これからはイッキシンテン、頑張ります!」
 という空前のミス。これは「ヒクソン相手に善戦」と並ぶ山本の格闘家人生における代表的業績、と言ってしまって差し支えないだろう。

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by nugueira | 2011-03-26 23:01 | PRIDE | Comments(0)