DEEP 50 IMPACT の予想
2010年 10月 18日
カード全体を見ると「大爆発!」とまでは言わないものの、DEEPの現有勢力・かつての常連選手が織り交ざった十分面白いラインナップなのでは。勝負論に欠けるカードが散見されるのはまあ置いておくとして。
野地竜太○-×長尾浩志
空手VSバレーボールというDEEPらしさ(良い意味か悪い意味かはともかく)満点の一戦。ジャイアント・バボこと長尾が総合デビュー戦でいきなり大仕事をできるとも思いにくいが。
門馬秀貴○-×山本宜久
ヤマヨシがまさかの参戦、しかもウェルター級。門馬に期待する要素もあまりないのだが、山本は「減量して当日リングに上がれただけでよし」という状況になっていそうな気がしてならない。
昇侍○-×長倉立尚
昨年の両フェザー級GPにもエントリーされずフェードアウト気味だった昇侍が久々の登場。長倉はASTRAでもいいところなく負けた感じなので、ここは昇侍の爆発に期待。
中西良行○-×柴田勝頼
中西の試合は見たことないのだが、柴田の勝つ映像が頭に浮かばないという消去法的予想で。
大塚隆史○-×前田吉朗
ともに崖っぷちの状態での一戦。大塚は連敗中とはいえ宮田相手に五分以上に渡りあったし、このタイミングで前田を食う可能性は十分ありそう。
長南亮○-×チャ・ジョンファン
長南の相手はASTRAでまさかのKO負けを喫したジョンファン。「リベンジマッチ、基本は前回勝ってる方が有利」が鉄則だとは思うのですが、前回の試合は交通事故的な要素が多分に見受けられたので、この試合は長南がきっちりリベンジに成功してくれるのではないかと。
ミノワマン○-×キム・チャンヒ
ミノワマンの相手は体重140キロの韓国ムエタイ戦士。毎度毎度よく見つけてくるよ。ショートスパンの連戦が気になるところではあるが、得意の巨人殺しの妙技を見せてほしい。
菊田早苗○-×キム・イサク
まあ冒頭述べたように、今回は勝負論に欠けるカードも若干・・・。とりあえず菊田は榎本戦の負けを払拭するきれいな勝ち方を見せてほしい。これに負けたら本当に引退を検討しなきゃならないだろ。
青木真也○-×ヨックタイ・シスオー
まあ冒頭述べたように(以下略)。とはいえ今回の青木については「出ること自体が重要な仕事」という寛容な割り切りを見る側もしてあげていいんじゃないか、と擁護しておきます。きれいに一本極めて盛り上がりゃめでたしめでたし、としてあげましょうよ。
今成正和○-×DJ.taiki
勝負論としては今大会最も注目のカード。DJはレスリング系の塩漬けには滅法弱いものの、今成は決してその手のタイプじゃないので凌ぎ続けてスタンドの展開に持ち込むうちに一発が・・・という展開は十分ありえそう。それでも最後の最後に(あるいは意外とあっさり)今成が一本取るかな、とは思ってますが。DJが勝てば即ベルトを賭けてリマッチになるだろうから、それはそれで面白い。
菊野克紀○-×帯谷信弘
メインはライト級タイトルマッチ。菊野の凱旋マッチという意味でも団体としての筋を通すという意でも、非常にいい編成だと思う。
ここ1年半ぐらいの試合数とその内容を考えれば、菊野圧倒的有利と見ておいて間違いないのでは。気になるのは「誰ひとり一度も防衛に成功していない」というDEEPライト級ベルトにかけられた呪い。自身もそのジンクスに呑まれた一人である帯谷、長い苦難の道のりを経て再び栄光を手にするか。必殺の三日月蹴りは、そんな淡い希望もあっさりと切り捨てるか。やっぱり見所の多い試合になりそう。
最後に読者の皆さんへのお願い。今大会はチケット完売という大盛況になっているものの、それでも採算ベースには乗らずPPV頼みとのこと。まあこの試合数でこのメンツ揃えりゃそうなるわな。
長年私財を投じて格闘技興行の世界にのめりこみ続けてきた佐伯さんの男気に、たまには我々も協力しようじゃありませんか!というわけで家にスカパーをお繋ぎの方、是非是非PPVの購入を前向きにご検討お願いします。いや、別にDEEP側から私にバックマージンが出るとかそういう後ろ暗い背景はないんで、本当によろしくお願いします。
私ももちろん購入しますよ。人気ブログランキングへ