〔こだわり〕バウト
2010年 08月 31日
MVP:アンデウソン・シウバ(8/7 UFC117)
これほどの大逆転劇が格闘技史上あっただろうか?と思わずにいられない程の劇的な結末。衰えや今後への不安を感じさせる内容ではあったが、だからこそアンデウソンの精神力や底力を見せ付けられる一戦でもあった。
ベストバウト:ジョルジ・サンチアゴVS三崎和雄(8/22 SRC14)
シウバ対ソネンを見て「5分5Rをここまでフルに使い切る名勝負はそうそう見られない」と思ったものの、同じ月にそれ以上の名勝負が出てきてしまうのだから格闘技は分からない。1Rごとに優劣が入れ替わるシーソーゲームの末、サンチアゴがパウンドで三崎を粉砕する壮絶過ぎる結末。敗れたとはいえ名勝負製造機としての本領をいかんなく発揮した三崎にも拍手。
ベストKO:五味隆典(8/1 UFC on Versus )
ゴン格の「五味が勝つと日本が元気になる」という表現が決して大げさには聞こえない圧巻の一撃KO。去年の中蔵戦といい、五味は追い込まれた状況になると本当に凄味を発揮する。
ベストサブミッション:マット・ヒューズ(8/7 UFC117)
難敵と見られたアルメイダ相手に底力を見せた点も含めて選出。がぶりの状態から一気に締め上げるフロントチョークは今後「マット・ヒューズ・チョーク」と呼ばれるようになるのか?
〔おすすめ〕バウト:アンディ・サワーVS日菜太(9/18 シュートボクシング)
キシェンコ撃破により一気に評価を高めた日菜太、三日月蹴りはサワーにも通用するか?普通に考えればサワー有利だが、日菜太の勢いとサワーが下降線に入りつつあることを考えればひょっとして、とも思えてくる。