ゴールデンボーイの黄金時代
2010年 02月 21日
フェリックス・トリニダード戦とフェルナンド・バルガス戦の2試合を放送していたが、前に出続ける相手をアウトボクシングでいなし続けて、最後に攻めへシフトチェンジし損ねたのが前者、きっちりシフトチェンジできたのが後者という感じ。トリニダード戦の最後2ラウンドは完全に逃げるだけで、ありゃ観客もブーイングするよなあ。バルガス戦の11ラウンド最初のダウンシーンはお見事だが。
バルガス戦も勝ったとはいえ、途中相手の右を不用意にもらいすぎる場面も目立ったし、ガンガン圧力をかけ続けてくる相手とは相性が悪いのか。そう考えるとキャリア的にはこの後に来るホプキンス戦やパッキャオ戦の黒星も納得がいく。
ところでこの番組の第三夜はバルガス戦・メイウェザー戦・パッキャオ戦の3試合で、デラホーヤにとっては1勝2敗。「名勝負集」だから実力者相手の接戦が多くなるのはいたし方ないのだが、主役であるデラホーヤが負け越してしまうのは番組構成としてどうなのか。