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by nugueira
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UFC109の感想

マット・セラ○-×フランク・トリッグ(1R TKO)
 懐に飛び込んでパンチを打ち込もうとするセラに対して距離を取り続けたトリッグだが、最後はセラに狙い通り懐に入られてパンチ連打を食らってしまいダウン。連敗中だったセラが久々に存在感を発揮した一方、トリッグはUFCにとって「過去の人」であることがいよいよ鮮明に。

デミアン・マイア○-×ダン・ミラー(判定)
 序盤からパンチ中心に攻めていくマイア。所々でいいパンチは入れるものの、相手のパンチももらってしまいあまりピリッとしない感じ。3R終了間際にようやく寝技に持ち込むもののそこから先は攻め切れず、消化不良の判定勝ち。「柔術家が打撃を上達させた結果、持ち味を殺してしまう」という一番つまらないパターンに向かっている気がする。

ブライアン・スタン×-○フィル・デービス(判定)
 デービスがきれいなタックルとポジショニングの上手さで圧倒。レスリング出身の選手らしいが、身体能力が高そう。寝技の最後の詰めは甘かったけど。

マイク・スウィック×-○パウロ・チアゴ(2R アナコンダチョーク)
 1Rから打撃戦の展開。手数を多く出していくのはスウィック。2Rにスウィックのパンチが先にヒットしたものの、チアゴがひるまずに返した左で逆にスウィックがダウン。そのまま上を取ったチアゴが一気にアナコンダチョークに捉えて一本勝ち。タイトル戦線に一歩前進か。

ネイサン・マーコート×-○チェール・ソネン(判定)
 ソネンがテイクダウンからパウンド、ヒジを落とし続けて圧倒。マーコートは足関やチョークで逆転を狙うも状況を打開できず、タイトルマッチへ王手をかけるはずの一戦でよもやの敗北。
 ソネンは岡見戦とはガラリと違うスタイルでの圧勝。「ここまで強い選手だったか?」というのが素直な感想だが、よく考えればフィリオを同じような展開で追い込んだことがあったっけ。マーコートの貯金を総取りで、一気にタイトル戦線に絡んできちゃうなあ。

ランディ・クートゥア○-×マーク・コールマン(2R チョークスリーパー)
 クートゥアはパンチでコールマンをグラつかせた後、金網に押し込んでのクリンチアッパー連打という得意のパターンへ。2Rも同じ展開に持ち込んだ後、最後はバックマウントからのチョークで一本勝ち。
 両者のここ数年の実績の差からすれば、クートゥアにとっては勝ってしかるべき試合に勝ったという感じではあるけど、ここまできれいな勝ち方を見せてもらったのが久しぶりであることも確か。タイトル戦線はともかく、そろそろライトヘビー級トップコンテンダー級との試合が組まれるようになるのだろうか。

ジョーイ・ベルトラン○-×ホーレス・グレイシー(2R TKO)
 WOWOWの中継で最後に放送してくれて一安心、と思ったのもつかの間、いやあホーレスが酷すぎた。寝技で優位に立ったのは序盤だけで、1R中盤以降はキレのないタックルを繰り返すだけでベルトランのグラウンドパンチを食らい続け、最後は何もできない状態になったところでレフェリーストップ。
 ホイス以来のグレイシー一族登場で多少幻想が湧いていたのだが、終わってみれば今のUFCの価値観の中にグレイシー一族という要素は必要ない、という残酷な事実が証明されただけだった。
Commented by リベラル at 2010-02-18 07:30 x
ホーレスのぐったりした様には笑わせてもらいました
Commented by nugueira at 2010-02-20 11:59
>リベラル様
 本当に何もできずに負けた、という感じでしたね。見ていてガックリきました。
by nugueira | 2010-02-08 23:49 | UFC | Comments(2)