反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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タグ:観戦記 ( 1375 ) タグの人気記事

久保vsローマン

 WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、久保隼vsダニエル・ローマンを視聴。

 1R、距離を取ってボディを打つ久保。ローマンの入り際にパンチを合わせるが、ローマンもアッパーを返す。2Rに入ると圧力を強めたローマンが距離を詰めてボディ。久保はローマンが入ってくるところに左アッパーを繰り出す。
 3R、ローマンの左右のパンチが次々と久保の顔面にヒット。久保もボディ連打を返すが、流れがローマンに傾いてきた。4Rに久保は距離を取ってボディを叩くが、ローマンの圧力を止められない。終盤にローマンの右ストレートがヒット。
 5R、ボディの削り合いからローマンの右ストレートがヒット。久保は近距離での打ち合いに巻き込まれてしまっている。6Rも被弾し下がらされる場面が目立つ久保。終盤に右アッパーをもらいグラついたところにローマンがラッシュ。久保は滅多打ちにされるが、なんとかダウンは免れる。
 勝負どころと見たローマンは7R開始と同時に猛攻。右をもらった久保はよろめくようにダウン。何とか立ち上がる久保になおもローマンが襲い掛かるが、攻め疲れかラウンド後半はペースダウン。8R、ダメージの残る久保は下がりながらもカウンターのタイミングを狙うが、終盤にローマンの右をもらい力尽きるようにダウン。9Rもローマンの攻勢は止まらず、最後はストレートを食らい久保が腰を落としたところでレフェリーがストップ。

 初防衛戦の難しさを証明するような試合だったが、やはり久保に工夫というか引き出しが足りなかったか。徹底して圧力をかけてくるローマンを捌ききれず、ズルズルと相手のペースに呑みこまれてしまった。王座を獲得した試合も内容的に物足りなさが残ったが、初防衛戦までにその「物足りなさ」を埋めきれなかった、という感じ。

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by nugueira | 2017-09-07 23:53 | ボクシング | Comments(0)

UFN115の感想

 オランダ大会、メインの感想を。

アレクサンダー・ヴォルコフ○-×ステファン・ストルーフ(3R KO)
 ヴォルコフはローからパンチ。ストルーフの懐に入り込んで細かい連打を狙うが、ストルーフも右ストレートをヒット。思ったよりスタンドでストルーフが攻め込んでいる。ストルーフはさらに跳びヒザを狙うが、防いだヴォルコフが足払いでテイクダウンするとパウンドで猛攻。ストルーフかなり削られたか。
 2Rはストルーフが圧力をかけていく展開。押し込まれ気味だったヴォルコフだが、サミングでの中断を経てボディストレート・顔面へのストレートで徐々に反撃していく。ストルーフはパンチで顔面が跳ね上がる場面が増え、ラウンド終盤にはヴォルコフが距離を詰め滅多打ちに。
 3Rもヴォルコフ優位の流れは変わらず、最後はミドルを入れてからケージに詰めパンチ連打。ストルーフがしゃがみ込むようにダウンしレフェリーストップ。
 ヘビー級は上位陣がスカスカになってきているので、ヴォルコフが一気に存在感を増してくるか。

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by nugueira | 2017-09-03 10:25 | UFC | Comments(0)

コットvs亀海

 WBO世界スーパーウェルター級王座決定戦、ミゲール・コットvs亀海喜寛を視聴。

 1Rから距離を詰めていった亀海が左ボディを連打、さらにワンツー。コットも打ち返し手数では五分だが、亀海は物怖じせずいい動きができている。
 しかし2Rに入るとコットがギアを上げ、左フックや右ストレートで攻勢。亀海も単発でいいパンチは入れるが、手数で劣勢の印象になってしまう。愚直に前に出続ける亀海だが、とにかくコットの動きがいい。フットワークを使いながら上下左右に打ち分け、ブランクを全く感じさせない。亀海もヘッドスリップでパンチを避けたりと動きは決して悪くないのだが、コットを捕えきれず前半が終了。動き続けながら打つコットに対し、追い脚が続くかが生命線になるか。
 亀海は後半のラウンドに入ってもしつこく圧力をかけ続けそれなりに競った展開には持ち込んでいるのだが、ポイントは取れていない内容のままラウンドが経過。コットは8Rに疲れのせいかフットワークがやや落ちたように思えたが、9Rは再び華麗な打ち分けで圧倒。亀海にペースを握らせない。
 さすがに亀海の攻めが一本調子か、とは思うものの見ている側も打開策は思い浮かばないまま終盤戦へ。11Rに亀海の左ボディが入る場面はあったものの、その後が続かず。結局亀海がコットをつかまえきれないまま12Rが終了し、10ポイント差からフルマークの大差でコットが勝利。復帰戦を白星で飾るとともに、年内あと1戦での引退を宣言した。

 亀海はビッグネーム相手に臆することなくやるべき戦い方をやり遂げ、ポイント差ほどの開きはなかった印象。とはいえ、もう一度戦ったら勝てる…とは間違っても口にできず、完敗というほかないのも間違いのない事実。全ての局面においてコットの完成度が高すぎた。
 戦前からこのカードはコットのチューンナップという見方が支配的で、亀海は勝てずとも名を売れば今後につながるのでは、という指摘もあった。その点では亀海が及第点の試合をしたのは確か。とはいえ、今の亀海が今のコット相手にこのぐらいの試合ができるのは想定の範囲内。亀海にはその先の「結果」をつかみとって欲しかったのだが…。

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by nugueira | 2017-08-28 22:59 | ボクシング | Comments(0)
 フロイド・メイウェザーvsコナー・マクレガーをDAZNで視聴。格闘技好きだがこれまで有料動画コンテンツに一切関心を示さなかった知人が今回ばかりはこの試合のためにDAZNと契約し、このカードの経済効果の高さを思い知らされた。

 最初に向かい合った時点でマクレガーの肩幅・胸板の厚さが目立ち、「リーチ差がある」というより「デカい」という印象。1Rはガードを上げて様子見のメイウェザーに、マクレガーが積極的に手数を出していく。メイウェザーが時おり飛び込んでいくものの、マクレガーはそこにアッパーを合わせてくるのが怖い。
 2R、3Rも手数で押すのはマクレガー。メイウェザーの打ち終わりにもきっちりパンチを返していき、メイウェザーにチャンスを作らせない。ブランクと体格差で序盤はメイウェザーがリズムに乗りきれないのは予想の範囲内とはいえ、マクレガーの想像以上の動きの良さが序盤は目立つ。
 しかし4Rに入るとマクレガーに疲れが見え始め、接近戦でメイウェザーにもたれかかるなどラフな動きが目立ってくるようになる。メイウェザーはマクレガーのパンチを見切ったのかこのラウンドから圧力をかけ始め、一気に試合の流れが変わってくる。(余談だが、3R後半あたりで既にマクレガーのスタミナ切れを見極めていた千原ジュニアは凄いと思う。発言の端々にボクシングマニアらしさが出ていて、悪くない解説だった。)
 メイウェザーは5Rにボディストレートを次々と突きさし、マクレガーのスタミナを奪いに来る。マクレガーは接近するとクリンチする場面が増え、かなり効いている様子。6Rはマクレガーが組み付いてから後ろに回り込んで殴ろうとするMMAの動きを連発するものの、これにイラッときたのかメイウェザーが右ストレートを入れてから強めのパンチを連打。
 7Rに入るとメイウェザーの左右のストレートが次々とヒットし、マクレガーの顔面が跳ね上がる。いつもはこういう決定的な場面を作ってもフィニッシュに行けない(行かない?)メイウェザーだが、9Rもマクレガーを滅多打ち。マクレガーはMMAファイターの本能かタックルのように組み付く動きを連発してしまい、立っているのがやっとの状態に。
 迎えた10R、メイウェザーは攻撃の手を緩めず、左右のパンチをマクレガーに叩き込む。ふらつきながら後退するマクレガーがこのラウンド何発目かの強打を顔面にもらったところでレフェリーストップ。史上最大の他流試合はメイウェザーがマクレガーを寄せ付けず、圧勝してみせた。

 この試合が何かの到達点でもなければ、この試合から何かが生まれるわけでもない、ということを嫌になるくらい繰り返し書いてきたが、見終わった後もその思いは変わらず。終わってみればメイウェザーがかつてと同じ試合運びでコントロールし、終盤はラフプレーに走るしかなかったMMAファイターをきっちり仕留めた。この試合に無理やり意義を見出すとすれば「ハットン戦以来ひさしぶりに、メイウェザーのきれいなフィニッシュを見ることができた」というぐらいだろうか。
 試合後の両者の妙に清々しい表情を見ていると、二人とも巨額のマネーを得た「敗者なきメガマッチ」だったのだ、ということを改めて認識させられる。メイウェザーはこの試合が最後になることを宣言。自分はベルト戦の後も「メイウェザーの復帰は考えにくい」と書いた記憶があるので迂闊なことは言いたくないが、今回の試合もクリーンヒットはなかったものの思った以上にマクレガーに触られていたのは確かで、衰えは間違いなくあった。メイウェザーにとって今後、これ以上の破格の条件の試合が来るとは思えないんだよなあ。
 一方のマクレガー。試合後のインタビューでUFCでの現役続行を宣言したが、これを信じていいものかどうか。一生暮らせるだけの金を稼いで、今後は試合をしても今回の10分の1以下のファイトマネーしかもらえないんだから、普通に考えてモチベーションは枯れると思うが。好き嫌いはさておき、マクレガーの試合をUFCで二度と見たくないかと聞かれたら答はノーなので、本人がソロバン勘定とは別次元の気まぐれを起こしてくれることを期待するしかない。

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by nugueira | 2017-08-27 22:47 | ボクシング | Comments(4)

Krush.79の感想

 名古屋大会、トリプルメインイベントの感想を。

KANA○-×エミリー・マシュー(1R KO)
 圧力をかけていくKANAに、マシューは細かいロー。構わず前に出続けるKANAが左右のボディを入れるが、マシューの返しの左がヒット。しかしKANAはなおもロープ際に詰めると、右フックを打ち抜く!一撃でグラついたマシューに追撃の右!マシューが倒れた瞬間セコンドがストップをかける、文句なしのKO。カウンターを被弾したのは危なっかしかったが、ヘウヘスとのリマッチへ準備は整ったか。

大和哲也○-×エルソン・パトリック(2R KO)
 上背に勝るパトリックだが、大和は構わず懐へ飛び込みボディやミドル。2Rに入ると一層圧力を強めた大和がロープ際へ詰め左右のボディを連打するが、パトリックの右ストレートが入り大和が出血。ストップがちらつき一転ピンチになる大和だが、再開後にボディからの連打でダウンを奪うと、すぐさまカウンターの右を叩き込み2度目のダウン。最後はコーナーに詰められたパトリックがストレートを打ち抜かれたところでストップ。大和がピンチを力ずくで振り払うようなKO勝利。

野杁正明○-×ディエゴ・フレイタス(2R KO)
 野杁はロー、ボディ、ヒザと相変わらず上下左右に散らす多彩な攻め。フレイタスもK-1ルールへの適応は問題ないようで、額をつけるような近距離でパンチ・ヒザを繰り出し合う。それでも野杁は三日月蹴りやアッパー3連打を繰り出し、優勢な印象で1R終了。
 2Rも近距離でのコンビネーション合戦となるが、野杁が左ボディからヒザを突き上げると、グラついたフレイタスにパンチ連打から右ハイ!ダウンしたフレイタスは立ち上がりかけるものの再び倒れてしまい、野杁がインパクト十分のKO勝利。
 実況席が言っていたようにセミ終了の時点でハードルを思い切り上げられていた状態、かつ相手も油断できないレベルの選手だったが、最後はきっちりKOで締めてみせた。K-1の65キロ戦線は野杁vs大和に収れんされていくのかな。

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by nugueira | 2017-08-23 23:01 | Krush | Comments(0)
 WBC世界バンタム級タイトルマッチ、山中慎介vsルイス・ネリをテレビ観戦。

 1R、出だしから山中のジャブがネリの顔面を捉える。そこから左へつなげるが、ネリはスウェーで回避。ネリの左右のフックが入るが、山中はダメージはさほどでもないか。
 2Rは山中はジャブからボディストレート。攻撃を上下に散らしているのは悪くない。ネリが右フックを振るうが、山中はヘッドスリップでパンチを殺しているか。
 3R、山中はツーワンからの左をヒット!ネリは距離を詰めて左右のフックを振るう。山中もパンチを返すが、ここはあまりムキにならない方がよさそう。
 迎えた4R、ジャブを出す山中にネリは左ストレート。山中はパンチ自体は見えている様子で左を入れ返し、一旦ネリが距離を置く。しかしパンチの距離が合わない山中にネリがフックを入れると、グラついた山中に左右の連打!必死に左を返そうとする山中だがネリの猛攻は止まらず、ロープ際に詰めて連打を入れ続ける。最後は山中がパンチをもらい続けたところでセコンドがタオルを投入し、山中が王座陥落!

 山中の序盤の動きは悪くなく、ジャブから左へのつなぎも良かったし、ネリの強打でヒヤリとしつつもヘッドスリップで上手くいなしていた印象。ヒリヒリする展開ではあっても嫌な流れだとは思えなかったのだが、4Rにいきなり崩れてしまった。4Rにしても序盤はパンチをもらいはしたが落ち着いて対処しているように見えたし、試合後の「効いているということはなかった」というコメントは決して強がりには聞こえない。(とはいえ、あそこでストップする判断自体は攻められない、というか妥当。本田会長のトレーナー批判はジムのトップとして無責任としか思えない。)

 一方で、今回の王座陥落は驚きではあるものの、全くの予想外でもない。ここ何試合かの山中はディフェンスの甘さが目立ち、余計な被弾・ダウンを喫する場面もたびたび見られた。際の部分での反応に衰えが出始めていた、というのは間違いないだろう。また、ネリが山中対策を相当入念に行っているという情報は事前の報道で聞こえていたが、1Rに左をスウェーで避けた動きはまさにその成果。山中自身が下降線をたどっていたタイミングで若く攻撃力のある挑戦者が挑んできた、という意味では起こるべくして起きた王座陥落だったのではないか。

 内山に続き山中も、具志堅の防衛記録を目前に陥落。記録との戦いにどこまで重きを置くかは判断が分かれるが、「13」という数字は日本ボクシング界にとって永遠にたちはだかる壁になるのではないか、とすら思えてきた。
 ただ、これは今さら言うまでもないが、山中がトップランカーの挑戦を受け続け6年にわたりベルトを防衛し続けた、歴史に残る名王者であることに議論の余地はない。「13」との戦いに敗れようとも、これまでの12度の防衛の価値は何ら変わることはない。泣くな、山中。胸を張ってリングを降りてくれ。

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by nugueira | 2017-08-15 23:43 | ボクシング | Comments(6)

G1両国(最終日)

 最終日は新日本プロレスワールドで視聴。チケットの大幅値上げはツイッター上でも話題になっていたが、最終的に満員の入りになったので経営戦略として正解だった、という結論にたどり着くのでは。個人的にはG1最終戦の会場観戦は以前から諦めているので、プラチナチケット化するのもまあ有りなのかな、と思っている。

 セミまでは今後のタイトル戦線へのストーリーをつないだ、盛りだくさんの展開。ウォーマシンの優良外国人ぶりが依然際立っており、挑戦するのがまたGODかよ…と思っていたらここでKESが戦線復帰。これで俄然面白くなってきた。あとEVILは今回のG1で一気に存在感を増したなあ。

 柴田の登場は嬉しいサプライズだったが、復帰云々に関しては医学的判断に基づいて慎重にやってほしい、としか言いようがない。「生きてます。以上!」というコメントは実際問題として他に発言のしようがなかったのだろうし、ここで能天気に復帰を要望するのは無責任でしかないと思う。

 迎えたG1優勝決定戦は、見る側の期待値にレスラーがしっかりと応えてみせた、今の新日本のビッグマッチに相応しい好勝負。内藤のエプロンでのネックブリーカーに始まり、久々の場外トペ、実況席上でのパイルドライバーに至る荒業に度胆を抜かれると、ここから先は互いの死力を尽くしたせめぎ合い。内藤が雪崩式フランケンを繰り出せば、ケニーは蒼い衝動。内藤がグロリアからデスティーノを狙うものの、ケニーは切り返してパイルドライバー。内藤は雪崩式リバースフランケンから、遂にスターダストプレスを解禁!だがここはケニーが膝でブロック。
 「お前ら死ぬ気か!」と叫びたくなる攻防が続き、いつの間にか30分が経過。ケニーがVトリガーを幾度となく叩き込むが、内藤は片翼の天使だけは回避。最後は内藤が旋回式デスティーノから正調デスティーノの2連発でケニーを沈め、4年ぶりのG1制覇。
 流れとしては昨年内藤がG1を獲っていてもおかしくなかったと思うのだが、昨年ケニーがG1を制覇し怪物性を増していたからこそ、今年の優勝により説得力が出た。会場観戦していた二日間でも内藤への歓声の大きさは群を抜いており、「俺が新日本の中心」という発言に異を唱える人間は少ないのでは。ここから1.4ドームへと繋がっていくストーリーが今から楽しみで、ここ何年かの新日本は本当に客を飽きさせない。

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by nugueira | 2017-08-13 23:54 | プロレス | Comments(0)

G1両国(2日目)

 今日は小1の息子と一緒に観戦。いやあ、ここまで手塩にかけて育ててきた甲斐があった。

 Bブロック公式戦最終節、まずはジュース・ロビンソンがエルガンの猛攻を耐え、パルプリフリクションで3カウントを奪う大金星。今年上半期に突如発生した会社側のよく分からないジュース推しが今後も続きそうだなあ。
 一方でSANADAはタマ・トンガ相手に、パラダイスロックの掛け合いに始まるスピーディーな試合を見せつつ最後はガンスタンを食らい敗北。身体能力の割に扱いが軽いのは可哀想だなあ。

 矢野がテープを使った乱戦の末に鈴木みのるを破り、迎えたセミではここまで1勝7敗の小島がEVILと対戦。天山がセコンドについた小島はモンゴリアンチョップを繰り出す大奮闘。ラリアットで何度となくチャンスをつかむものの、最後はEVILをもらってしまい敗北。最終戦で見せ場を作った方が客の盛り上がり的にもいいはずなんだけど…。昨日の永田といい、これはもう会社側からの第三世代に対するメッセージなんだろうなあ。

 そしてメインは優勝決定戦進出をかけたオカダ・カズチカvsケニー・オメガの大一番。
 大阪城ホールで60分ドローを戦った両者にとって30分は短すぎる…とばかりに序盤からハイスパートな攻防。オカダが場外プランチャを仕掛ければ、オメガはオカダのテーピングを剥いで痛めている首を徹底的に攻撃。スワンダイブを狙ったオメガをオカダがドロップキックで迎撃するが、オメガは場外でリバースフランケン!さらにエプロンでドラゴンスープレックスを繰り出し、一気にペースをつかむ。
 それでもオカダは片翼の天使を逃れると、変形レインメーカー!この後もオカダはオメガの丸め込みを切り返してからの変形レインメーカーを叩き込んでいくが、3カウントは奪えず。正調レインメーカーを凌ぎ続けたオメガが、レインメーカー式Vトリガーから最後は片翼の天使!3度目の対戦にしてオカダから3カウントを奪い、連覇に王手をかけた。

 試合終盤に場内が真っ二つに分かれて「オカダ」コールと「ケニー」コールの応酬になった瞬間の空気をどう伝えればいいのか!この二人の試合にハズレなし、どころか毎回ベストバウトばかり。うちの息子も後半やや集中力を切らしたけど、楽しんだようでした。息子はオカダ押しなので「パパがケニーを応援したせいで負けたんだ」と怒られたが。いや息子よ、今年はこういうブックになっていてだな…(←親としてもプロレスファンとしても最悪の発言)。

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by nugueira | 2017-08-12 23:53 | プロレス | Comments(0)

G1両国(初日)

 G1-CLIMAX両国3連戦、今年は初日と2日目を会場観戦。3連休ということもあり、初日から満員の客入り。

 Aブロック最終節、まずは最後のG1となる永田がバッドラック・ファレと対戦。ここまで1勝7敗と苦戦している永田はエクスプロイダー、バックドロップ、さらに久々のナガタロックを披露するものの、最後はファレのバッドラック・フォールを食らい3カウント。
 最後は有終の美を飾らせてあげれば会場も大盛り上がりなのに…と思ったが、終了後に敬礼ポーズを取る永田にファレが一礼したところで見てるこっちも涙腺崩壊。かつて師弟関係にあったファレの「現在」を受け止めるのが永田なりの美学だったんだろうなあ。レスラーが試合で見せるのは勝敗じゃない、生き様なのだ。
 団体の暗黒時代から反転攻勢のきっかけを作れなかった、という意味で「戦犯」であることは否定できないのだが、それでも集合離散の激しい業界でブレずに戦い続け、これだけのコンディションを維持してきたのはお見事。本当にお疲れ様でした。

 開幕戦では棚橋に勝利し前半戦をかき回したザック・セイバーJrは石井のパワーファイトに押し込まれながらも、最後はスライディングラリアットを捕獲して石井の手足を同時に極める新技で勝利。ただザックの場合は会場で見るより画面越しの方が面白さが伝わるね。

 メインはAブロック突破を懸けた棚橋vs内藤の直接対決。今年は両ブロックとも最終日の段階で二強に絞られているのだが、まあ横一線の展開になったところで「どうせメインで決まるんでしょ?」という受け止め方、この方が分かりやすくていいか。
 見ていて驚いたのは、入場段階での観客からの声援量の違い。今年のドームの時点で内藤の方が場内の空気を支配しているのは感じたけど、それが一層加速した感じ。序盤にロープブレイクからビンタを張った棚橋にブーイングが飛んだのは衝撃だった。自分としてもコンディションが万全でない棚橋がインターコンチを獲ってしまう展開には釈然としていないのだが、お客さんのこういうところへの反応はビビッドだなあ。
 棚橋にとってアウェーの空気で始まった試合は、棚橋はヒザ攻め、内藤は腕攻めという狙いのはっきりした展開に。棚橋のドラゴンスクリューに苦しめられた内藤はハイフライフローを食らってしまうが、2発目を回避。棚橋はなおもテキサスクローバーホールドで内藤を追い込むが、なんとかロープブレイクするとスイング式デスティーノ。棚橋にツイスト&シャウト3連発を返されるが、最後は内藤がデスティーノ2連発で棚橋を振り切り、決勝進出を決めた。

 さすがに今年は内藤優勝だろう、という空気になっており実際そのとおりの展開に突き進んでいる。棚橋にブーイングが飛ぶのは見ていて辛かったけど、棚橋に頼り続ける状況が健全とは思えないし、これが時代の流れなんだろうなあ。

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by nugueira | 2017-08-11 23:34 | プロレス | Comments(0)

RIZIN観戦記③

ギャビ・ガルシア△-△オクサナ・ガグロエヴァ(ノーコンテスト)
 開始直後にギャビの指がガグロエヴァの目に入ってしまい、そのままノーコンテストに。ガグロエヴァは「スパーリングか?」というような格好でリングインした時点で期待値ゼロだったが、これはさすがに消化不良だなあ。ギャビはSBに続き7月だけで2度のノーコンテスト。まあ今回は偶発的なのであんまり攻めてもしょうがないんだが。

アミール・アリアックバリ○-×タイラー・キング(1R TKO)
 キングは元NFLだが格闘技のスタイルはサブミッション主体。いったい何なんだ。
 試合はアミールが開始早々パンチでキングを圧倒。右ストレートを次々と打ち込み、キングの寝技には付き合わず最後は右アッパーからの右ストレートでフィニッシュ。アミールってここまで打撃ができる選手だったっけ?今回の試合で一旦RIZINとの契約が切れるらしいが、再契約してもこのままだと持て余しそうなんだよなあ。

堀口恭司○-×所英男(1R TKO)
 堀口は細かいステップを使いながら飛び込んで打撃を出していくいつものスタイル。距離を詰めて組みたい所だが、堀口に間合いをコントロールされ近づく糸口がつかめない。そうしているうちに堀口が前蹴りを入れてから飛び込んでの右フック!崩れ落ちた所にパウンドを入れてレフェリーストップ!
 身体能力、練習環境、年齢、あらゆる面で両者の性能に差がありすぎた。MMAの先頭に立っている堀口と所が戦ったらどうなるのか。答は分かり切っていたのに、それでも所が敗れた瞬間から涙が止まらなかった。
 所と年齢が近いせいもあって、この試合は予想はともかく心情的には所に肩入れしており、試合前の煽りVから泣きっぱなしだったのだが、願いは通じず。所の選手生活が最終版に入っているのは間違いないが、やっぱり最後にKID戦を実現させてあげたい。

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by nugueira | 2017-08-08 23:41 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)