反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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UFC on FOXの感想

アンドレイ・アルロフスキー×-○フランシス・ガヌー(1R KO)
 両者スタンドで距離の測り合い。アルロフスキーが踏み込んでパンチを出したところに、ガヌーが左から返しの右をヒット!ダウンしたアルロフスキーに追撃を入れてレフェリーストップ!
 アルロフスキーの打たれ弱さを割り引く必要はあるが、ガヌーは中堅ランカーの元王者相手にインパクト十分の勝利。いよいよトップグループとの対戦が見えてきた。

ドナルド・セラーニ×-○ホルヘ・マスヴィダル(2R TKO)
 セローニがパンチからロー、ミドルで攻める。しかしマスヴィダルのパンチもけっこうセローニの顔面を捉え、ラウンド終盤はセローニの蹴り足をマスヴィダルがキャッチする場面が増える。終了間際、セローニのミドルをつかんだマスヴィダルがワンツーを入れセローニダウン!マスヴィダルがパウンドを入れるが、セローニはラウンド終了のホーンに救われる。
 2Rもダメージの残るセローニにマスヴィダルがパンチと組んでのヒザで攻め続けると、またもミドルをつかんでからのワンツーでダウンを奪取!最後はケージ際でマスヴィダルがセローニを滅多打ちにしたところでレフェリー止めた!
 ウェルター級で快進撃を続けていたセローニがここでつまづくとは完全に予想外。日本でも残業時間の法規制が議論されている昨今、これはやはり働きすぎはよくないという文脈で捉えるべき事例か(そうなの?)。

ヴァレンティーナ・シェフチェンコ○-×ジュリアナ・ペーニャ(2R 腕十字)
 開始早々ペーニャが組み付き、ケージへ押し込んでいく。ペーニャがヒザ蹴りにいったタイミングでシェフチェンコがテイクダウン。すぐ立ち上がるペーニャだが同じ展開から再びテイクダウンすると、シェフチェンコがパウンド。ガードに戻したペーニャは終了間際に下から腕十字にいくが、シェフチェンコが堪えてラウンド終了。
 2Rもペーニャが組み付きケージへ押し込む展開。シェフチェンコはテイクダウンを一度は堪えるが、なおもしつこく組み付いていったペーニャがテイクダウン。ペーニャがパウンドを落とすが、シェフチェンコが下から腕十字を極め一本勝ち!
 シェフチェンコがこの展開で勝つとは思っていなかった。もともとムエタイ出身の選手じゃなかったっけ?ペーニャはヌネス相手にこの戦い方で勝てるかなあ…という気もしたので、打撃でも渡りあえるはずのシェフチェンコの方が面白い試合になってくれそう。

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by nugueira | 2017-01-30 22:47 | UFC | Comments(0)
 WOWOWでボクシング生観戦。まずWBC世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦、三浦隆司vsミゲール・ローマン。

 1R、三浦は上体を細かく動かしながら時おり右ボディ。動きに固さは感じられず悪くない出だし。
 2Rも三浦はワンツーと右ボディを繰り出すが、ローマンは近距離でうるさく手数を出す。3Rもローマンが距離を詰めて連打。三浦は中間距離で左を返すが、回転力ではローマンに分がある感じ。
 4R以降もローマンが手数でペースを握り、三浦はボディを返すものの被弾が多く印象が悪い。5R前半は三浦がフットワークで距離を空けようとするものの、ラウンド後半はローマンが距離詰めて連打。三浦はガードが下がり気味で、決定打はもらわないものの苦しい展開で前半戦を終える。
 後半戦に入った7R、三浦が開始早々強烈な左右のボディ!更に左右のフックを連打!ローマンも打ち返し乱打戦になるが、この展開はむしろ三浦の土俵か。我慢比べの様相になった8R、ローマンが連打を出すが三浦もショートの連打で反撃。ボディが効いたかローマンが遂に下がり始める。9Rも下がる場面が目立ち失速してきたローマンに、三浦はしつこくボディで攻める。
 迎えた10R、三浦はカウンターの右を繰り返しヒットすると、ラウンド終了間際に飛び込みながら低い軌道の左ボディ!一撃でうつ伏せにダウンしたローマンはゴングに救われる。完全に押せ押せムードの三浦は11Rもロープに詰め左右のボディ連打で2度目のダウンを奪うと、最終ラウンドにロープ際で左ストレート!ローマンは仰向けのまま立ち上がれずカウント10を聞き試合終了。三浦が曲者のメキシカンを下し挑戦権を獲得した。

 正直なところ前半戦が終わった時点でこれは厳しいか…と思っていたが、ここで終わらないのが三浦の真骨頂。ボンバーレフトが警戒される中、序盤は右を効果的に使い、後半に入ると同時に力ずくで流れを引き戻してみせた。10Rの左ボディは今後も三浦の紹介映像で繰り返し使われるのでは。

 メインはWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ、フランシスコ・バルガスvsミゲール・ベルチェルト。

 バルガスは序盤から細かいジャブを繰り出し、そこから右へつなげる。軽快な動きで一気にペースをつかむかと思ったが、ベルチェルトも右ストレートをヒット!のっけから激戦の予感が濃厚な展開に。
 2Rも両者ハイスパートな攻防を繰り広げるが、ガードの外から巻き込むようなベルチェルトの右。さらに左フックが入りバルガスぐらつく!3Rもベルチェルトがコンビネーションで優位に立つと、左フックでバルガスをぐらつかせる。
 決してバルガスの動きが悪いわけではないのだが、とにかくベルチェルトが強く、スピードもキレもコンビネーションもバルガスを上回る。4Rもベルチェルトはガードの隙間をすり抜けるように次々とパンチをヒット。5Rは一息ついたベルチェルトに対しバルガスが手数でリードしたものの、6Rは再びベルチェルトが攻勢。右を打ちこみバルガスを下がらせる。
 後半戦もベルチェルトはバルガスを一方的に攻め立て、左目が塞がったバルガスはダウンこそ喫しないものの反撃の糸口すらつかめずラウンドが経過していく。いつ止められてもおかしくない雰囲気で迎えた11R、バルガスが連打をもらい続けたところで遂にレフェリーがストップ。

 2年連続年間最高試合を獲得している激闘男・バルガスに激闘をさせる暇すら与えず圧倒。三浦が勝った時点で「これはベルト奪回も十分あるぞ」と思っていたが、正直この新王者からベルトを奪うのは至難の技なのでは…。

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by nugueira | 2017-01-29 17:18 | ボクシング | Comments(0)

田中vsフエンテス

 大晦日のWBO世界ライトフライ級王者決定戦、田中恒成vsモイセス・フエンテスの映像を見たので感想を。

 開始直後からリードジャブが冴える田中。そこから右を打ち込みフエンテスの顔面を跳ね上げ、上々の出足でスタート。2Rでは圧力を強めたフエンテスに左右のフックを打たれるが、一度距離を取って立て直した田中はロープ際に詰めて連打。すぐにペースを奪い返す。
 3R、田中はボディを入れてフエンテスを下がらせると、そこから左右のフックをヒット。上下の打ち分けで着実に有効打の数を増やしていく。スピードに勝る田中のフットワークをフエンテスは追い切れず、4Rは田中が横に回り込みながら左右のパンチを入れる。
 迎ええた5R、田中は引き続きフットワークでフエンテスを翻弄すると、ロープ際でボディからショートの連打。フエンテスはガクリと腰を落としながらなんとかダウンは免れるが、田中が再度連打を叩き込むと力尽きたようにダウンし、すかさずレフェリーがストップ。

 田中は最短王者記録狙いのマッチメイクにあざとさを感じてしまいあまり注目していなかったのだが、今回は満点というしかない試合内容。フットワークでフエンテスの距離を外しつつ序盤から攻めるべき場面は積極的に仕掛け、危なげなくKOに仕留めてみせた。奇しくもライトフライ級はこれで日本人世界王者が3人。田中は知名度を上げるためには田口や八重樫との統一戦を狙うべきだし、実際に面白い試合になると思うのだが。

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by nugueira | 2017-01-25 23:00 | ボクシング | Comments(0)

Bellator170の感想

ハレック・グレイシー×-○加藤久輝(判定)
 打撃に不慣れな様子のハレック。加藤は転倒したハレックの立ち際にアッパー。さらに入り際に左を合わせていく。両者手数が少ない展開が続くが、ラウンド終盤に加藤が飛び込みながら左。ダウンしたハレックにパウンドを入れていく。
 2R、じりじり圧力をかける加藤に下がり続けるハレック。加藤がスーパーマンパンチと左ミドルで攻勢を印象付けるが、両者ともに消極的な試合運び。
 3Rに入ると意を決したようにハレックが圧力を強め組み付くが、加藤は振りほどいてミドル。だがしつこく組み付いたハレックがテイクダウンすると、そこからマウントへ。加藤はしがみついてハレックの攻めを耐え凌ぎ試合終了。2Rまでの貯金で加藤が勝ったが、MMAキャリアの差を考えればもっと圧倒してほしかった。

ポール・デイリー○-×ブレナン・ワード(1R TKO)
 デイリーの蹴り足をつかんだワードがテイクダウンするが、グラウンドにはいかない。しばらくスタンドでパンチの応酬になるものの、ワードがタックルからテイクダウン。このまま漬け込むかと思ったが、立ち上がったデイリーがバックエルボーを入れワードを下がらせると跳び膝一閃!久しぶりにデイリーらしさを発揮した、衝撃のKO劇。

ティト・オーティズ○-×チェール・ソネン(1R チョークスリーパー)
 開始早々ティトがパンチを入れた後、タックルからテイクダウン。しかしソネンはティトを後方に投げダースチョーク、さらにギロチンへ。ティトは親指を上げて極まっていないことをアピール。首を抜いたティトがマウントを奪うと、そこからバックへ回りチョーク。ポイントがずれているようにも見えたが、ティトが強引に締め上げるとソネンがタップ。
 この組み合わせで長丁場をやられても見ている方がしんどいので、短期決着になってくれて良かった。ベラトールのティトは基本的に年金ファイトのようなカードが中心だったが、ビジネス的にはベラトールにとってプラスだったのかなあ。

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by nugueira | 2017-01-22 23:33 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

ゲイジーvsブスカペ

 現地時間大晦日に開催していたWSOF、ライト級タイトルマッチの感想を。

ジャスティン・ゲイジー○-×ルイス・ブスカペ(3R 負傷TKO)
 開始早々ブスカペのタックルを潰して上をとるゲイジー。スタンドでは重いローとフックを振るっていく。ブスカペはタックルからバックを取り、おぶさった状態をキープ。振りほどいたゲイジーは終了間際に浴びせ蹴り!
 2Rもブスカペがタックルからバックを奪う。スタンドの攻防でもパンチを次々と打ち込み、さらに跳びヒザ。一転して劣勢に追い込まれるゲイジーだが、ブスカペのタックルを切ってパンチを返し逆襲。
 両者消耗の激しい状態で迎えた3Rだが、こういうドロドロの打ち合いはゲイジーの土俵。ブスカペのタックルを切りながらボディ、左右のフック、右アッパーをヒットさせブスカペを追い込んでいく。結局3R終了後のドクターチェックでブスカペにストップがかかりゲイジーが王座防衛。相変わらずの「やりすぎゲイジー」な戦いぶり。

 ビジネスとしては伸び悩んでいる空気が漂うWSOF、王者もステップアップを狙いだしておかしくない気はするが。とはいえゲイジーの場合下手にUFCに出て見もふたもない結果になっても辛いし、このレベルの相手でハチャメチャな試合を続けてもらった方が面白いか。バンタム級のモラエスなんかは今すぐにでもUFCに出てほしいが。

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by nugueira | 2017-01-19 23:24 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

UFN103の感想

ジョー・ローゾン○-×マルティン・ヘルド(判定)
 パンチを打ち込んだローゾンがヘルドのタックルを堪えながらヒジ。崩れ落ちたヘルドに腕十字を狙うがここは逃げられる。ヘルドがタックルからテイクダウンし上をキープするが、ローゾン立ち上がる。バックブローを空振りして倒れたヘルドにローゾンがパウンド。
 2Rはタックルに来たヘルドをローゾンがギロチンに捕らえるが、ヘルドは一回転しながら上を奪うと、バックをキープ。立ち上がったローゾンにヘルドが再度ダブルレッグからテイクダウンするが、ローゾンは下から腕十字。めまぐるしく攻防が入れ替わる。
 3Rはローゾンが前に出ながらパンチを入れるが、ヘルドが繰り返しテイクダウン。しかしそこから先の攻めがなく試合終了。
 2・3Rとも微妙な内容だったが、判定はスプリットでローゾン。ヘルドはテイクダウンの後に有効な攻めがなかったので、納得できる範囲のジャッジ。俺採点では3Rがローゾンだけど、ジャッジは2Rをローゾンにつけていたのね。

ヤイール・ロドリゲス○-×BJ.ペン(2R KO)
 並ぶと身長差が目立つ両者。ロドリゲスがバックスピンキックを狙ったところにペンが組み付くがテイクダウンは取れない。ロドリゲスがガードをすり抜けるように左ハイをヒット。ペンは効いた様子。ロドリゲスはこの後もハイ、バックスピンキック、一回転してのハイキックを次々にヒット。
 打つ手がない様子のペンに2R開始早々、ロドリゲスの前蹴りがヒット!ダウンしたペンにロドリゲスがパウンドを落とし続けレフェリーストップ。
 一般論として何かに挑戦する姿勢は尊いことだとは思うのだが、無策にしか見えないまま蹴られ続けるペンの姿は痛々しかった。残念だが、ペンはオクタゴンに戻ってくるべきではなかった。

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by nugueira | 2017-01-16 23:19 | UFC | Comments(0)

Krush.72の感想

 AbemaTVで見た感想を。

中島弘貴○-×和島大海(判定)
 左ミドルと左ストレートで攻める和島に、中島はボディとロー。和島は左ストレートをたびたび打ち込み、1R終盤には中島の跳びヒザをパンチで迎撃。2Rも序盤は和島がパンチ連打で追い込む場面を作るが、ボディとローを効かされ徐々に失速。体の軸がブレる場面が目立ち始める。
 これまで3戦全てKO勝利で長丁場の経験がない和島は3Rは完全に動きが落ちてしまい、中島がキャリアの差を見せつける勝利。とはいえ和島は伸び代はまだまだありそうなので今後に期待。

ジョーダン・ピケオー○-×廣野祐(判定)
 1Rは思ったほど攻め込まないピケオーに、廣野の左が繰り返しヒット。しかしピケオーは2Rから徐々に圧力を強めると、ボディからフックやアッパーにつなげるコンビネーションで攻め込み、廣野は鼻から出血。
 3Rはロープ際の打ち合いから廣野のテンカオでピケオーがヒザを着くが、これはローブロー。結局最後まで着実にパンチを入れたピケオーが、ダウンは奪えなかったものの判定勝利で防衛。これでK-1の70キロトーナメントは確定か。

KANA×-○メロニー・ヘウヘス(判定)
 開始と同時にコンパクトな連打を繰り出すヘウヘス。左ストレートをもらったKANAがいきなりダウンを喫するまさかの展開!KANAはややダメージを感じさせつつもローを交えながらパンチで反撃すると、1R終盤にバックハンドブローをヒットさせダウンを奪い返す!女子の試合とは思えないダウンの応酬になる。
 2Rは圧力を強めたKANAがワンツーとローで攻めるが、ヘウヘスも左を返していく一進一退の攻防。ポイントとしては五分だが、KANAは右目が塞がる苦しい展開。
 最終ラウンド、さらに前に出るKANAがボディから顔面へつなげるコンビネーションで攻勢。ヘウヘスは下がる場面が多くなりこのままKANAが押しきるか…と思ったところでヘウヘスが右ストレートを打ち込み2度目のダウン奪取!KANAは再逆転のチャンスをつかめず、ヘウヘスがベルトを奪取。
 正直70キロのベルト奪回は期待していなかったものの、KANAのベルトまで流出してしまうとは…。3Rもダウン直前までは押し気味に進めていたのであまりにもったいないが、これはもうヘウヘスが強かったと褒めるしかない。しかしKANAが再戦する以外、ベルトを奪還できそうな選手がいないのも事実だよなあ。

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by nugueira | 2017-01-15 22:31 | Krush | Comments(0)

サンダースvsアカボフ

 エキサイトマッチの感想。まずIBF世界スーパーライト級タイトルマッチ、エドゥアルド・トロヤノフスキーvsジュリウス・インドンゴ。
 長いリーチからパンチを振るうインドンゴ。トロヤノフスキーの飛び込んでのパンチをかわし、一瞬距離が空いたところで左ストレート一閃!仰向けに倒れ込んだトロヤノフスキーは立ち上がれず、インドンゴが秒殺KOで新王者に。やや交通事故的な終わり方ではあるが、あそこで左ストレートをねじ込んだのはお見事。

 続いてWBO世界ライト級タイトルマッチ、テリー・フラナガンvsオルランド・クルス。
 体格差が目立つ組み合わせ。飛び込んでパンチを出すクルスに、フラナガンはどっしり構えて迎撃。体格で優位なフラナガンだがあまり強引に攻めに行かず、クルズもなかなか懐に飛び込めないままラウンドが経過。
 しかし4Rに入るとフラナガンが徐々に圧力を強め手数を増やしていく。クルスをロープ際に詰めてガード越しに連打を叩き込むと、続く5Rも攻勢。ワンツーから左右のボディを次々に入れていく。
 後半に入ってもフラナガン優勢の流れは変わらず、クルスをコーナーに追い込んでは連打を繰り出していく展開。迎えた8R、開始と同時にフラナガンがコーナーに詰め連打を入れると、クルスが遂にヒザを着きダウン。再開後もクルスに反撃する余力はなく、コーナーでなす術なく連打をもらい2度目のダウンをしたところでレフェリーがストップ。終わってみれば体格に勝るフラナガンがそのままパワー差で押しきった。

 メインはWBO世界ミドル級タイトルマッチ、ビリー・ジョー・サンダースvsアルツール・アカボフ。
 序盤はアカボフが低い姿勢で前進しながらのパンチを入れ、サンダースは下がりながら打ち返す展開。上体を柔らかく使いながら攻めるアカボフに対し、サンダースは有効打数で劣るわけではないが下がる場面が多い印象。3Rにはアカボフがロープ際やコーナーで左をヒットさせる。4R以降もアカボフが圧力をかけ続け、サンダースは下がりながらも有効打は許さず細かいパンチを返していくが、競った印象のまま前半戦終了。
 7R、サンダースがワンツーからガードの隙間にねじ込むような左をヒット。さらに8R終盤に一転して攻勢を強めると、左右のボディから連打を入れていく。9Rもそれまでと打って変わってサンダースが攻勢。手数の減ったアカボフは下がる時間帯が増える。
 10R序盤はアカボフが攻め込むが、サンダースが左クロスで反撃。ラウンド終盤は再びアカボフが前に出る目まぐるしい展開。両者消耗が激しい中、最後の2ラウンドはアカボフが手数を出し続け試合終了。試合全体を通じて前に出ていたのはアカボフだが、サンダースの着実な有効打が評価されジャッジは三者とも2~4ポイント差でサンダースを支持。
 村田との対戦交渉も噂されるサンダースだが、はちゃめちゃなパンチを持っているというわけではなさそうなので、村田が勝てるとは言わないまでもそこそこいい試合ができそうな気も。今回の相手であるアカボフも十分すぎるほど強い選手だったので、この試合内容を基準に判断したら危ないんだろうけど。

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by nugueira | 2017-01-14 23:21 | ボクシング | Comments(0)

WRESTLE KINGDOM 11 の感想②

第8試合 NEVER無差別級選手権試合 後藤洋央紀○-×柴田勝頼
 この二人ならこういう試合をやってくれるだろう、という期待に沿ったゴツゴツとしたぶつかり合い。と書くと予定調和的に思われてしまうのだが、この「客の要求してくる内容と要求してくる水準を普通にやってのける」のがどれだけ難しいか。この日は直前のKUSHIDA対ヒロムをはじめ、いまいち息の合わない攻防が散見されただけに、柴田と後藤の完成度の高さが際立った感じ。
 最後はエルボーと頭突きのどつき合いから、後藤が裏GTR→GTRで3カウント。久しぶりにシングルのベルトを手にした後藤だが、せっかくドームで持ち上げられてもその後が続かないのが恒例化しつつあるからなあ。

第9試合 IWGPインターコンチネンタル選手権試合 内藤哲也○-×棚橋弘至
 新入場テーマの一発目ということもあってか観客がやや乗りにくい雰囲気で棚橋入場。一方の内藤の入場では大歓声。場内の雰囲気は内藤に傾いているか。
 序盤は攻め急ぐ棚橋を内藤が余裕を持ってスカし、まさに棚橋が「焦らされる」展開。この一年でこの二人の立ち位置がここまで変わるとはなあ…。ここから棚橋はドラゴンスクリュー、内藤は低空ドロップキックで互いに徹底したヒザ狙い。ハイフライフローとデスティーノが決まるが、お互い2発目は出させない。
 我慢比べのようなヒザの蹴り合いから棚橋がハイフライフローを入れるが、2発目は内藤がヒザ剣山。ダブルノックダウンの中、自然発生的に巻き起こる大歓声はこの大会の名場面だった。ここから内藤がスイング式デスティーノ→デスティーノで棚橋を沈め、防衛に成功。
 今大会のカードでこの試合だけは勝敗が読めず、「なんだかんだで新日本は最後は棚橋に頼るんじゃ…」という思いを拭いきれなかったのだが、よくこの結果に振り切ったなあ。昨年はオカダにバトンを託し今年は内藤へ…って、棚橋は組織人として優秀すぎるだろ。

第10試合 IWGPヘビー級選手権試合 オカダ・カズチカ○-×ケニー・オメガ
 もうこの試合についてはあちこちで語られ尽くしているので詳細は省略…というか展開を書きだしたら時間がいくらあっても足りない。当日は例年のドームのメイン同様30分代前半での決着を想定していて、「その割に展開がゆっくりしているかな?」とは思ったのだが、20分過ぎにオメガが場外へ鉄柵越えラ・ケブラーダ。ここから一気に火がつくぞ…と思ったら、実際火はついたのだが、ここからがまた長かった。
 オカダの上にテーブルを置いてのフットスタンプ、ショルダースルーでオメガがテーブルに激突、オメガの雪崩式ドラゴンスープレックス…と、とにかく見せ場に次ぐ見せ場。久々にプロレスを見ながら「こいつら、本当に死ぬぞ」と思わされた。この試合についてはオカダが勝って締めるんだろうと思っていたが、オメガがレインメーカー式Vトリガーを繰り出したあたりで「いや、ひょっとして…」と不安に。しかし最後は片翼の天使を切り返したオカダがレインメーカーで激闘にフィニッシュ。
 年初めにして年間ベストバウト確定の試合で、「もの凄いものを見てしまった」というのは間違いないところ。とはいうものの、個人的には「これって近年の新日本がアンチテーゼにしていた四天王プロレスなのでは」という違和感をぬぐえなかった。新日本復活を牽引した中邑が去り、棚橋が第一線から退きつつあるタイミングでこういう試合が飛び出すのは時代の流れなのかな。
 この試合に乗り切れない部分があったもう一つの理由は「この終了時間だとキツい人もいるのでは」という点。メインの途中で席を立っている人もチラホラいたし、メインをこうするんならセミまでをもっとスピード進行にしないといけなかったのでは。メインの後のマイクも聞いて、その余韻に浸りながら軽く飲めるぐらいの時間が個人的には理想なんだよね。
 というわけでメイン単体はさておき、興業全体としての満足度はやや微妙…というのが個人的評価なのだが、ツイッター上の反応を見ても好意的な声が圧倒的。自分の感覚がひねくれすぎてるのかな。

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by nugueira | 2017-01-13 23:38 | プロレス | Comments(0)

WRESTLE KINGDOM 11 の感想①

 3年連続のドーム観戦。観客数は前年比約1000人増で、入りも盛り上がりも十分な雰囲気。中邑やAJの離脱から1年で盛り返すどころか観客動員増やしてるのはさすがだわ。
 前半戦は印象に残った試合を中心に。

第0試合 1分時間差バトルロイヤル(優勝:マイケル・エルガン)
 例年オールドファンには堪らん面々が登場するバトルロイヤルだが、今年はなんと小林邦昭!さらにはスコット・ノートンまで登場!いやー、この時点でチケット代は8割方回収できた。しかしノートンは変わらないね。ちゃんと超竜ボムも出してくれたし。
 試合の方は終盤1vs4になりつつも全員を蹴散らしたエルガンが優勝。一昨年の永田さんもそうだけど、バトルロイヤルは勝者がタイトル戦線に絡む結末の方が締まっていい感じになる。

第1試合 タイガーマスクW○-×タイガー・ザ・ダーク
 掌底からキックのコンビネーション、その場跳びムーンサルトと相変わらず正体を隠す意思が見えない飯…じゃなくタイガーマスクW。空中技とダークネスドライバー、タイガースープレックスの応酬から、最後はタイガーWがシットダウン式タイガードライバーでフィニッシュ。まあ形はどうあれ、新日本がタイガーの中の人との関係を継続できていることを喜ぶべきなのか。

第4試合 Cody○-×ジュース・ロビンソン
 この試合にロビンソンが抜擢されたのがよく分からない…と思ったらコーディと同門なのね。コーディはハンサムで見栄えはいいけど、少なくとも今回の試合はバリバリのアメリカンプロレスという感じ(場内からしっかりチャントが起きていたのは驚いたが)。新日本の中でポジションを築けるのかなあ。北米進出を睨んでの獲得なのかもしれないけど。

第5試合 ROH世界選手権試合 カイル・オライリー×-○アダム・コール
 オライリーが垂直落下式ブレーンバスターやアンクルホールドで攻めるも、最後はコールがトラースキックの連打で逆転勝利。オライリーは一昨年のスーパーJr決勝をはじめいい試合をしてくれるレスラーなのだが、大一番の勝利に恵まれない。今回はそもそもROHとの契約が切れた状態で試合をしていたらしいけど。

第7試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合 KUSHIDA×-○高橋ヒロム
 開始早々ドロップキックで奇襲したヒロムに、KUSHIDAはコーナーからトペコンヒーロで逆襲。序盤にヒロムが場外へのパワーボムを仕掛けるが、明らかにタイミングが合っていない。KUSHIDAは明らかにダメージで動きが悪くなっており、場内は不穏な空気に。
 ヒロムは場外セントーンで攻め込むが、KUSHIDAも場外で跳びつき腕十字で反撃。ここからはKUSHIDAがホバーボードロックで執拗に攻めるものの、最後はヒロムが雪崩式カナディアンデストロイヤーからTIME BOMBでフィニッシュ。
 さすがの試合内容だったが、それだけに序盤のハプニングがもったいなかった。正直この二人なら危険度を上げることなくもっと凄い試合ができるはずなので、遠くないうちの再戦を期待。

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by nugueira | 2017-01-12 22:35 | プロレス | Comments(0)