反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

タグ:観戦記 ( 1298 ) タグの人気記事

SAKURA GENESIS の感想

 昨日の新日本プロレス両国大会の感想を。語りどころの多い大会だった。
 
 メインのオカダvs柴田は期待通りの攻防を期待以上の密度で見せてくれる、見応え十分の名勝負。終盤のバックドロップとドロップキックの我慢比べ、柴田のレインメーカー式PK、PKに行こうとする柴田を引き戻してのレインメーカーという攻防は密度が濃すぎて呼吸するのを忘れそうになった。今年に入ってからのオカダは相手の持ち味を120%まで引き出してから勝つ、という「風車の理論」を体現していて、ノンタイトルマッチだったタイガーマスクW戦を含め信じられない高い水準のパフォーマンスを維持し続けている。
 それだけに試合後の柴田の救急搬送、硬膜下出血の手術という事態は非常に残念。早期復帰を願うのはあまりに酷なので、多少時間はかかってもいいからじっくり治してリングに戻ってきてほしい。柴田のことなのでG1には間に合わせてきそうなのが逆に心配だが。
 今年に入ってからの新日が「四天王プロレス」に近づいていることを危惧する声もあるが、危険度を競い合うような攻防をしていたのはオカダvsオメガぐらいで、それ以外は各自のスタイルをベースにじっくりと戦う、四天王プロレスとはまた異なるスタイルなのではないかと思っている。とはいえ現にこういう事態に至っているわけで、試合の長時間化そのものがリスク要因であることは否定できないか。

 メインによって霞んでしまったが、セミのIWGPジュニアヘビー級タイトルマッチ、高橋ヒロム対KUSHIDAもこれまた議論を呼ぶ一戦。2分弱の秒殺決着が事故によるものなのかを巡って議論が紛糾しているけど、個人的にはブック通りなのではないかと思っている。
 ゴング前のKUSHIDAの奇襲が短期決着の伏線にはなっているし、「ヒロムが意識朦朧のKUSHIDAをおもんぱかって頭部へのダメージが少ないフィニッシュに持って行った」というのはさすがに出来すぎな気が。意識朦朧だったらレフェリーも巻き込んでどうにか時間を引っ張るのが常套手段のはずだし、その状態の相手にタイムボム2連発の方が逆に危ないでしょう。とはいえ、真相がどうあれ見ている側がこれだけ妄想を膨らませる試合を提供した時点で新日本の完全勝利ですわ。

 これ以外で印象に残ったのはIWGPタッグを奪取したウォーマシーン。テンコジにもう少しベルトを保持して欲しかったけど、これだけ説得力のある勝ち方をされると文句が言えない。あの体格であれだけ動けるのは凄いわ。IWGPへのリスペクトを表現している点も含めて優良外国人の要素満載なのだが、ROHとの関係もあるから長期政権は難しいのかなあ。

[PR]
by nugueira | 2017-04-10 23:51 | プロレス | Comments(0)

UFC210の感想

ウィル・ブルックス×-○シャーウス・オリベイラ(1R 裸絞め)
 前に出るブルックスだが、オリベイラが組み付きから足を刈ってテイクダウン。立ち上がりかけるブルックスを再び倒すとバックに回り、おぶさりながらのチョークを極めて一本。ブルックスは同体重の相手に言い訳の効かない完敗。どうしてベラトールからの移籍組はこうも結果が出ないのか。

チアゴ・アウベス○-×パトリック・コーテ(判定)
 右のオーバーハンドを入れるコーテだが、アウベスは左フックでダウンを奪うとパウンドで削る。2Rはコーテがワンツーをヒットさせるが、さらに前へ出たところへアウベスがカウンターの右を入れまたもダウンを奪取。3Rもテイクダウンからのパウンドで削られたコーテは終盤にアッパーで逆転を狙うものの、決定打にはつながらず。アウベスが久々の勝利。
 コーテは試合後、グローブをマットに置き引退を表明。この前のアンダーテイカーと被る演出だけど、グッとくるなあ。

クリス・ワイドマン×-○ゲガール・ムサシ(2R TKO)
 スタンドでの探り合いからワイドマンがシングルレッグでテイクダウン。立ち上がるムサシだが、ワイドマンはこの後も繰り返しテイクダウンを奪い、打撃でもワンツーをヒット。スタッツでは手数で上回るムサシだが、フットワークが使えていないしラウンド終盤にはバランスを崩して転倒。トラブル発生か?
 2R開始早々にムサシのパンチがヒットし、下がったワイドマンにアッパーの連打。しかしここも打撃が手打ちになっている印象。ワイドマンがテイクダウンを奪い、マウント・バックマウントを奪取。スタンドに戻ったところでワイドマンのタックルをがぶったムサシが膝蹴りを連打。ワイドマンが両手をマットに着いていたとして中断されるが、結局片手がマットから離れていたので有効な攻撃と判断。ワイドマンが今が何曜日か言えなかったため(?)続行不能とみなされ、ムサシのTKO勝利という裁定に。
 ワイドマンはガス欠の気配濃厚だったので、あそこでの反則攻撃の有無に関係なくムサシが勝ったのではないかと思うが、もやもや感しか残らない結末。結果的にインターバルを入れたのがレフェリングミスだったことになるけど、スローVTRで見ないと分からない場面だったので止めたこと自体は攻められない。
 がぶられた状態で相手のヒザを封じるためマットに手をつくディフェンスは個人的に大嫌いなのだが、それはさておき選手の動きとルールが全くかみ合っていない。上手く落としどころは見つけられないのかなあ。

ダニエル・コーミエ○-×アンソニー・ジョンソン(2R 裸絞め)
 序盤から近い距離で戦う両者。ジョンソンが自ら組み付いてケージに押し込むが、テイクダウンまではいかない。距離が離れるとジョンソンはワンツーからハイキック、さらに関節蹴り。ジョンソンが自分から組みにいく意外な展開。
 2Rはコーミエがジョンソンをケージへ押し込むと、その体勢から細かいパンチ。体を入れ替えたジョンソンがテイクダウンを奪うが、すぐ立ち上がったコーミエがテイクダウンを奪い返す。亀になったジョンソンのバックを取ると、パウンド連打。ジョンソンがかなり削られてきたところでチョークを極め、タップアウト。
 終わってみれば前回と同様のフィニッシュ。ジョンソンは素直に殴りにいった方が勝てたんじゃないのかな…と思っているうちに、ジョンソンがまさかの引退表明。格闘技とは別の仕事をすると言っていたが、一体どういう経緯でこうなってしまったのか。セミとは違う意味で消化不良感が漂ってしまった。
 1年半ぶりのタイトルマッチだったわけだがその間に挑戦者の行列ができているわけでもなく、相変わらずジョーンズの復帰待ち。ライトヘビー級戦線が手薄な状況の中でジョンソンというカードがいなくなるのは痛いなあ。

[PR]
by nugueira | 2017-04-09 23:35 | UFC | Comments(2)

ゴーバーvsレスナー

 ここ何年かはレッスルマニアで一番面白そうだった試合の動画をネットで探してチェック、というのが恒例行事になりつつあるのだが、今年も早速ゴールドバーグvsブロック・レスナーを視聴。

 開始と同時にレスナーがスープレックス3連発。しかしゴーバーがスピアー2連発を返すと、場外スピアーでフェンスを破壊。リング上に戻って互いにジャックハマーとF5を逃れた後、ゴーバーがスピアーからジャックハマー!しかしレスナーがカウント2で返す!
 レスナーが立ち上がったところにゴーバーがスピアーを狙うが、レスナーがジャンプでよけて誤爆。レスナーがここからスープレックス7連発を決めると、最後はF5で3カウント!

 試合の攻防をほぼ全て描写してもこの分量。時間にして5分弱だったが、互いの見せ場をこれでもかというほど詰めこんだ、観客満足度の高い試合。この二人に長丁場を期待していたファンはほぼ皆無だったろうから、やるべきことをやってくれた、というべきでしょう。
 これでゴーバーもレスナーも13年前のファンへの不義理を清算した…と簡単にまとめていいのかは分からないが、あの時に感じたもやもやが多少なりとも晴れたのは間違いない。一昨年のスティングといい今年のゴーバーといい、感情的なもつれがあっても最後はビジネスとしてリングに上がってくるアメリカ人の感覚が、こういう時は本当にうらやましくなる。今の新日に長州や武藤が上がったら、リスクはあれど妙な面白さが生まれるはずなんだけど、日本でこういう展開になるなんて想像もつかないもんなあ。

[PR]
by nugueira | 2017-04-03 23:36 | プロレス | Comments(0)

Krush.75の感想

 メインの-65キロタイトルマッチの感想を。

小宮由紀博×-〇中澤純(判定)
 1R、ジリジリ前に出る中澤に小宮はローやミドル。中澤は距離が詰まるとパンチを強振し、さらに右ハイからテンカオを浅くヒットさせる。
 2Rは小宮がボディストレートを起点にパンチを増やす。中澤も引き続き圧力をかけながらパンチを返し、二段蹴りのようなハイキック。ここまでほぼ五分の展開。
 最終ラウンド開始早々、中澤が左右のローをヒット。小宮はパンチの手数を増やすが、バッティングにより中澤が流血。再開後、なおもパンチで出てくる小宮を中澤がパンチで吹き飛ばすがノーダウン。最後までお互いパンチを振るい続け試合終了。
 どちらも手数は出しつつ決定打に欠けるジャッジ泣かせの試合だったが、判定はスプリットで中澤。終始前に出続けて自分のペースで試合を作っていたのが勝利につながったか。歴代王者に比べるとややインパクト不足かなあ…と思っていたら試合後に左右田が挑戦を表明。K-1からの都落ち組も絡めて上手くタイトル戦線を回す流れができつつある。

[PR]
by nugueira | 2017-04-02 23:27 | Krush | Comments(0)

ランペイジvsモー

 今日のベラトール、メインの感想を。

クイントン・ランペイジ・ジャクソン×-○キング・モー(判定)
 じりじりと前に出るモー。ランペイジはモーのパンチをスウェーでかわすが、組み付いたモーはダブルレッグからテイクダウン。立ち上がったランペイジのバックにつくとパンチを入れ、さらにシングルからテイクダウン。体重差は相当あるが、組み付けばどうにかなりそう。
 2Rもスピードに勝るモーがランペイジのサイドに回り込みながらパンチを入れ組み付く。しかしランペイジがテイクダウンを堪えるとパンチを打ち込み、下がったモーにパンチ連打。モーはタックルで凌ごうとするが、これを切ったランペイジが逆に払い腰のようにテイクダウン。モーは体重差で押し込まれる苦しい展開になってくる。
 3R、後がないモーは自ら前に出てケージへ押し込んでいくが、ランペイジはテイクダウンを許さず離れ際に細かいパンチ。しかし中盤になぜかランペイジが自らタックルに行き、これを切ったモーがバックへ回り込んでパンチ連打。これで流れが変わり、終盤はモーが打撃でランペイジを下がらせ、ボディを起点にパンチ連打で攻め立てる。苦しみながらも終盤に攻めきったモーが判定で勝利をものにした。

 アメリカの客受けは悪かったようだが、体重で劣勢だったモーが最後は気迫でランペイジを押し込んでいく見事な戦いぶり。見応えのあるいい試合だった。この二人がヘビー級で戦う理由もよく分からないけど。
 試合後、ベラトールに移籍してきたライアン・ベイダーがケージ内に登場し、6月大会でのベイダーvsモーが電撃決定。何かIWGPみたいな展開だが、これランペイジが勝っていたらどうするつもりだったんだろう。

[PR]
by nugueira | 2017-04-01 23:14 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

リナレスvsクロラⅡ

 WBA世界ライト級タイトルマッチ、ホルヘ・リナレスvsアンソニー・クロラをライブ視聴。

 前回は序盤からクロラが圧力をかけ続ける展開だったが、今回は1、2Rとクロラが思ったほど前に出てこず、意外と静かな立ち上がり。リナレスがコンビネーションを入れていくものの、あまり噛み合っていない印象。
 ポイントは取っているもののリナレスもあまりリズムに乗れていないか、と思った3Rにリナレスがガードの隙間からねじこむようにアッパーをヒット!このラウンドからクロラが圧力を強めてきたが、逆にリナレスにとって戦いやすくなったか。
 4Rもリナレスのアッパーがヒットするが、クロラも得意のボディをヒット。リナレスのフットワークが止まる。しかし5Rはリナレスがお返しとばかりにボディを打ち込むと、アッパーもヒット。今回のリナレスは実にアッパーが冴えている。
 6Rは前に出るクロラにリナレスのカウンターが面白いようにヒット。タフなクロラだが、さすがにかなり削られてきた様子。完全にリナレスのペースで前半戦が終了。
 7R、一瞬距離が空いたところでリナレスが左アッパーをフルスイング!クロラもこれは耐え切れず、前のめりにダウン。立ち上がったクロラにリナレスは追撃を入れるが、無理に深追いはしない。
 ダウンを奪い気持ちに余裕がでたのかリナレスは少し攻めが雑になるが、要所要所でキレのあるアッパーを繰り出しクロラにペースを握らせない。10Rもやや集中力を切らし攻め込まれるが、後半にカウンターの右を入れクロラを下がらせる。
 終盤もリナレスはクロラに逆転打を許さず、逆にこのラウンドでこのアッパーが出るか…というキレのあるパンチを最後まで見せ続け試合終了。三者とも118-109の大差でクロラを破り、防衛に成功。

 前回勝った相手とはいえアウェーでの再戦という気の抜けないシチュエーションだったが、終わってみれば前回以上に差を見せつけての返り討ち。クロラのガードを次々とすり抜けていくアッパーは実にお見事だった。リナレスの次戦はマイキー・ガルシアとの対戦が濃厚。これまた見ごたえのある試合になりそう。

[PR]
by nugueira | 2017-03-26 11:12 | ボクシング | Comments(0)
 3団体統一世界ミドル級タイトルマッチ、ゲンナディ・ゴロフキンvsダニエル・ジェイコブスの感想を。

 開始からガードを高く構えてじりじり前に出るゴロフキン。ジェイコブスはゴロフキンの打ち終わりに右を合わせようとする。2Rも圧力をかけるゴロフキンはジェイコブスをコーナーに詰めるが、手数があまり出ない。
 3Rはゴロフキンのジャブが繰り返しヒットするが、ジェイコブスも伸びのある右フックから回転力のある連打を返していき、左フックがヒット。ゴロフキンはなかなかリズムに乗れないか…という雰囲気で迎えた4R、距離を詰めたゴロフキンがロープ際で右ストレートから連打を入れ、ジェイコブスダウン!ゴロフキンは無理にフィニッシュには行かないものの、攻勢を強めジャブを次々と突き刺していく。
 5Rもゴロフキンが右ストレートをヒット。劣勢のジェイコブスだが耐え凌ぐとラウンド終盤には連打を返していく。6Rに入るとダメージも回復してきたのか、ジェイコブスはフットワークで距離を取りつつボディを起点に回転力のある連打を出していく。
 7Rも足を使って逃げるジェイコブス。ゴロフキンは追いかけながら右ストレートを入れる。8R、ジェイコブスはゴロフキンの入り際にアッパーを合わせ、中間距離ではボディを起点に上下の連打。目立った有効打はないが、手数では優勢。
 やや攻めあぐねた雰囲気のゴロフキンだが、9Rは久々に自らプレッシャーをかけて先手を取ると、右アッパーをヒット!グラつくジェイコブスだがラウンド終了まで持ちこたえる。一気に決めたいゴロフキンだが、10Rはジェイコブスが手数を増やし反撃。11Rに入ってもジェイコブスの手数は落ちず、ボディから上下に打ち分ける連打を見せていく。
 最終ラウンドはゴロフキンがプレッシャーをかけ攻勢に出るが、ジェイコブスのパンチも死んでおらず、キレのあるフックやアッパーを繰り出す。両者決定打は出ないまま試合終了のゴングとなり、3ポイント差が2人、1ポイント差が1人でゴロフキンが王座防衛。

 試合前は「ゴロフキンは勝って当たり前、連続KO防衛の新記録なるか」が焦点のはずだったが、連続KO記録は敢え無くストップ。それどころか終わってみればスコア上は大接戦といっていい、予想外の展開になった。
 リーチに勝るジェイコブスはサウスポーに構えることでゴロフキンの右から距離を取る作戦を徹底し、ゴロフキンはところどころチャンスはありつつも最後までジェイコブスの守りを切り崩すことができなかった。手数でポイントを稼いだものの、ジェイコブスのディフェンシブな試合運びは勝利をつかめるだけの内容ではなく、実際にはポイント以上の差があったのは確か。とはいえ、これまでのゴロフキンは相手がどういう組み立てをしてこようと最後は自分のリズムに引きずり込んでKOを奪っていたはず。4Rのダウンや9Rにアッパーでグラつかせた後、フィニッシュまで持っていけなかった辺りにゴロフキンの衰えを感じた。
 ゴロフキン&ロマゴンという最近では定番の組み合わせだったのだが、ふたを開けてみればロマゴンに初黒星がつき、ゴロフキンの連続KO防衛はストップ。予想外の形でボクシングの歴史の転換点になる一日だった。

[PR]
by nugueira | 2017-03-25 23:27 | ボクシング | Comments(0)

覇彌斗vs田丸

 修斗後楽園ホール大会のセミをAbemaTVで観戦。いや、チェックしておいて本当に良かった。

覇彌斗△-△田丸(ドロー)
 ジリジリ圧力をかけた田丸が蹴りからパンチ、さらにタックルへとつなげテイクダウンを狙う。覇彌斗が払い腰で投げるが田丸はすぐ立ち上がり、さらに覇彌斗に上を取られかけるものの、足関節を仕掛けると立ち上がり際にギロチン。覇彌斗が巴投げのような動きで脱出しかけるが、田丸はすぐさまバックにつくとバックマウントからパウンド。さらに腕十字へ移行するが、ここは覇彌斗が耐え凌いで1R終了。
 2Rは組み付きから目まぐるしいトップポジションの奪い合いとなるが、投げでテイクダウンした覇彌斗が上を取ると、パスガードからマウントへ!パウンドから肩固めを狙っていくと、1Rのお返しとばかりに腕十字へ。ここは田丸が何とか耐えて最終ラウンドへ。
 3Rは覇彌斗が腕十字を狙うが、これを外した田丸が下から三角絞め。ガッチリ覇彌斗を捉えると下からのヒジを入れ続け、覇彌斗は流血。一時は覇彌斗が動かなくなりこれでフィニッシュか…と思ったが、脱出した覇彌斗はここから上を奪い返すと、マウントとバックマウントをキープし続けパウンドで猛攻。ラウンド前半は田丸、後半は覇彌斗ときれいに攻防が入れ替わった展開で試合終了。

 3Rが終わった瞬間「もう二人とも勝ちでいいよ!」と心の中で叫んだのだが、願いが通じて(?)判定は三者ともドロー。どちらかに初黒星がつくのがもったいない試合だったので、ドローという結果にここまで満足したのは初めてかも。
 覇彌斗も田丸も今回初めて試合を見たのだが、両者ともノンストップで次の動きを出し続ける、実に素晴らしい選手。これだけの若い才能が出てくるんだから、日本MMAもまだ捨てたもんじゃないぞ。次に再戦する舞台は世界チャンピオンシップか。今日で完結することなく続いていく2人のストーリーが、楽しみで仕方がない。

[PR]
by nugueira | 2017-03-24 23:34 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)
 19日のボクシングダブル世界戦はライブ観戦できなかったのだが、終わってみれば2試合とも大きな節目になる試合だった。まずはWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ、ローマン・ゴンザレスvsシーサケット・ソールンビサイ。

 1R、ボディを起点に攻めるロマゴンに、シーサケットもボディから強いパンチを返していく。1R終盤に近距離でパンチが交錯するが、ロマゴンの足が揃ったところにシーサケットのボディが入りロマゴンがダウン!
 2R、勢いづいたシーサケットが前に出続けて左右の連打。手数が出ず受けに回るロマゴンだが、ラウンド後半にはワンツーを打ち返し少し立て直す。3Rもシーサケットのワンツーがヒット。バッティングで流血したロマゴンは回転を上げ、得意の上下の連打でシーサケットを下がらせる。
 4Rはロマゴンの右がヒット。シーサケットもボディからの右で下がらせるが、終盤は再びロマゴンの右がヒットし、そこから左右の連打へつなげる。
 5R、手数で勝るのはシーサケット。しかしロマゴンは左アッパーで顔面を跳ね上げると、下がったシーサケットに連打。
 6R、ボディから攻めるロマゴン。バッティングで中断の後に近距離での打ち合いとなるが、ロマゴンが左ボディから顔面へつなげるコンビネーションでシーサケットを下がらせる。ラウンド終盤に再びバッティングがあり、シーサケットに減点。ロマゴンは序盤の出遅れを取り返してきたか。
 7Rも至近距離でパンチの応酬。ロマゴンがボディとアッパーを入れるが、シーサケットもボディを起点に反撃。終盤にはシーサケットの連打でロマゴンの動きが止まる。8Rもシーサケットが圧力をかけ続け、手数でも優勢。しかしロマゴンは左右のフックを顔面に叩き込み、ラウンド後半はシーサケットを下がらせる。
 9R、再び出血が激しくなり視界が悪くなるロマゴン。シーサケットが顔面にパンチを入れれば、ロマゴンも顔面に左右のパンチを入れ返す。10R、依然として流血が激しいロマゴンは序盤シーサケットに手数で後れを取るが、中盤から打ち返す。手数でシーサケット、有効打でロマゴンという展開で終盤戦へ。
 11R、シーサケットは足を使って下がりながら軽いパンチを連打。逃げ切りモードに入っているが、ロマゴンは追いきれない。12R序盤、シーサケットは距離を詰めてボディ。中盤からロマゴンが左右のフックを入れ下がらせる。背中を向けて距離をとったシーサケットは、下がりながらの軽いパンチとクリンチで凌ぎ試合終了。

 結果を知ったうえで映像を見たのだが、自己採点では113-113のドロー。ダメージを基準に考えればロマゴンが負けた試合ではないと思うのだが、判定はドロー一者、残る二者は114-112でシーサケット。ロマゴンがプロ47戦目にして初黒星を喫した。
 出だしでダウンを喫してしまい、さらにバッティングで流血。序盤で崩れたリズムを取り戻しきれず、あまりに展開に恵まれなかった。
 とはいえ、これまでのロマゴンなら序盤に相手が粘ろうとも、圧倒的な回転力で気が付けば自分の土俵に引きずり込んでいたはず。今回も3R以降は得意の連打でシーサケットを下がらせる場面がたびたびあったが、そこから最後の一押しができずシーサケットに逃げ切りを許してしまった。前戦でもみられた「階級の壁」に遂に屈してしまったわけで、そういう意味では唐突ではあったがそこまで予想外でもない、と受け止めるのが妥当なのかもしれない。

 完敗ではないが、現在進行形の不敗神話を続けていたロマゴンに黒星がついたのは紛れもない事実。ファン待望の井上との怪物対決の実現にこの結果がどう影響するかは読みにくいが、この日がボクシング軽量級戦線にとって大きな転換点になることは間違いない。

[PR]
by nugueira | 2017-03-23 23:42 | ボクシング | Comments(0)

NEW JAPAN CUP決勝

 NEW JAPAN CUP決勝、柴田勝頼vsバッドラック・ファレを新日本プロレスワールドで視聴。今年のNEW JAPAN CUPはタイミングが合わずここまで試合映像を見れなかった。

 試合内容から言うと、まあこんなもんかなあ…という感想。昨年の内藤や一昨年の飯伏のようなカタルシスは残念ながら感じられず。

 柴田の優勝という結果もちょっと唐突というか、先日の大田区でベルトを全て失ったんだから一息つかせてあげてもいい気がするんだけど(柴田本人からしたら余計なお世話でしかないけど)。まあ逆に言うと、昨年あれだけNEVER戦線を盛り上げたんだからここらで大きいタイトルをあげるのは妥当か。ドーム以降バレットクラブの扱いがやたら軽くなっているのもあって、ファレ優勝を期待していたのだが。

 柴田のIWGP挑戦もこれまで伏線がない状況でいきなり決まった感じが強いけど(無理やり「3年前の約束」を引っ張り出していたが)、これもここ一年の頑張りに対するご褒美という位置づけかなあ。ここ最近レスラーとしての幅が広がっているオカダが、柴田相手にどういう試合を作り上げてくれるかが楽しみ。たださすがに柴田がIWGPを獲るところまでは想像できないので、上半期はオカダvsオメガをどこに持ってくるのかが焦点になりそう。

[PR]
by nugueira | 2017-03-21 23:10 | プロレス | Comments(0)