反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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タグ:観戦記 ( 1374 ) タグの人気記事

NJKF観戦記①

 桜井見たさに今回も足を運びました。まずは前座の試合から。

久保賢司○-×大輔(2R KO)
 パンチの正確性に勝り、ワンツー・ローを着実に入れていった久保がKO勝利。強ええなあ、と思ったら久保優太の弟なのね。
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ミシマ○-×ひでお(2R KO)
 距離を取って蹴りから組み立てていくミシマ。このままゆったりと判定まで行くかなあ、と思った2R、ひでおが飛び込んできたところにミシマのハイキックがヒット。何とか立ち上がったひでおに今度はパンチを浴びせて完勝。結果的に、KO連発となる中盤戦の口火を切る形となった。
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健太○-×守屋拓郎(1R KO)
 5戦5勝KOと期待度満点の守屋。序盤から重たそうなローで攻め込んでいく。ところが1R中盤、健太のハイキックが首筋にクリーンヒット。守屋が担架で運ばれる衝撃のKO劇となった。
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前田浩喜○-×桜井裕也(1R KO)
 これまた前田のハイキックがクリーンヒット。レフェリーストップ後に一度は抗議しかけた桜井がバッタリ倒れるという衝撃的なシーンも。この日の興行は中盤戦にKO決着が連発し、ここで会場全体に勢いがついた感じ。
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TOMONORI×-○ラッタナデェ・KTジム(1R KO)
 序盤はTOMONORIがローを打ち込むものの、ラッタナデェは落ち着き払って完全にいなしている感じ。1R中盤から鋭いミドルを打ち始め、最後はTOMONORIが飛び込んできたところに左フックを合わせて一撃KO。ムエタイ御家芸のミドルを連発するまでもなく圧勝してみせた。強すぎますわ。
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 この日MC役を務めたDJ.CASH。よく知らないけど。「ホォー!」を連発するだけでイマイチ会場を煽りきれておらず、キックボクシングと音楽の相性の悪さを露呈する結果となった。
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by nugueira | 2007-03-19 00:24 | その他(立ち技系) | Comments(0)

UFC68

 遅ればせながらメイン以外の試合をようやく観戦。今回の放送って4試合しか流れなかったのね。メインが5Rフルにやったからか。

ジェイソン・ランバート○-×ヘナート・“ババル”・ソブラル(2R KO)
 最初からいきなりアップセット。序盤ババルが寝技に持ち込んだときはこのまま完勝かと思ったのに。不用意に入ったテンカオにタイミングよくフックを合わされてから完全に流れが変わっちゃったね。
 ババルは復帰戦からいきなり取りこぼし。このまま失速しなければいいけど・・・。なんかシウバとのタイトル戦に敗れた後のランペイジとダブるんだよなあ。

マット・ヒューズ○-×クリス・ライトル(判定)
 ヒューズが終始上を取ってパウンドを落とし続けて完勝。と書いてもいいんだけど、やっぱり極めあぐねた印象の方が強いなあ。ライトルが身体の柔らかさを活かして粘ったことを評価すべきなのかもしれないけど。
 正直、完全復活というには不満な内容。サンピエールとの再戦は早くて6月頃だろうけど、ヒューズがこのままの調子だったら少々不安。

リッチ・フランクリン○-×ジェイソン・マクドナルド(2R TKO)
 フランクリン、やっぱりパンチ上手いわ。打ち合いになると必ずフランクリンのパンチがクリーンヒットする。2Rは少々もたついた感はあるけど、こちらは完勝と言っていい内容ですね。
 次回はアンデウソンとのリマッチが決まったみたいね。前回の対戦時は故障明けで万全のコンディションではなかっただけに、今度は面白い試合してくれるかも。

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by nugueira | 2007-03-16 00:05 | UFC | Comments(0)
 ラスト3試合の感想を。

宮田和幸○-×ブラックマンバ(1R 変形チョークスリーパー)
 bodogのホドリゴ・ダム戦でも思ったけど、マンバってヒョロッとしてる割に腰が重いね。グラウンドでも下から仕掛ける場面があったし、思った以上に器用そう。
 とはいえ、最後は宮田の成長度がマンバの地力を上回った感じ。最後のスリーパーはよく極まったなあ。去年3月の大会でも書いたけど、着実に総合での実力をつけて来ている。KID・元気がいない今、宇野に続くミドル級日本人ナンバー2の位置に躍り出てもおかしくないかも。

宇野薫○-×アリ・イブラヒム(1R 腕十字)
 イブラヒムが上を取った段階で「宇野が勝つにしてもじっくりとした試合展開かな」と思ったが、一瞬隙間が空いたところで宇野がサッと腕十字に移行してそのまま一本。うまいなあ。今年こそ悲願のGP制覇なるか。難敵は一人や二人じゃないけれど。

所英男○-×安廣一哉(1R 腕十字)
 やっぱり対戦相手の変更は所にとって有利に働いた。序盤は間合いを測ってたけど、最後は片足タックルからあっさりテイクダウン。レミーガにタックルしかけられる男なら問題ないわな。
 今年初戦は難なくクリア。昨年はここからドツボにはまったが、今年は同じ轍を踏まずに済むか。

 この試合数で全試合が1R決着の興行って、ちょっと記憶にない。大味なマッチメイクも一因ではあるけど、ミドル級なんかは強豪の順当勝ちあり、内容の濃い攻防ありで思ったよりも面白かった。主力メンバーに欠場が多かったことを考えれば、大成功といっていい興行なのでは。

 6月にはかねてから噂のあったアメリカ興行を敢行する模様。今さらレスナーやホイスぐらいじゃアメリカの客は振り向かんぞ。谷川のお手並み拝見、といったところである。

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by nugueira | 2007-03-14 00:01 | HERO’S | Comments(3)

HERO’Sの感想

 月曜・名古屋という観客動員をハナから度外視したような開催スケジュール。完全に地上波放送用コンテンツとして作ってるんでしょうね。結果的には非常に分かりやすい(かつ一部大味な)試合が多かったので大成功と言っていいのだろうけど。

マイティ・モー○-×キム・ミンス(1R TKO)
 序盤から中途半端な距離で見合った末に、モーお得意のフックであっさりKO決着。ミンスは思い切りがなさすぎたね。ハードパンチャー相手だからこそある程度思い切って距離を潰さないといけないのに。
 モーはこの試合だけじゃ判断しがたい部分もあるけど、客寄せとしては使いやすい存在になりそう。

高谷裕之×-○アンドレ・ジダ(1R TKO)
 このマッチメイク、予想以上に噛み合ったねえ。両者ともスピードも思い切りもあって、画面越しでも迫力が伝わってきた。ジダは手数の多さ以上に、テイクダウンされる間際にしっかり上を取ったり、細かい技術も見逃せない。今年のミドル級トーナメントで面白い存在になってくれそう。

上山龍紀×-○ビトー“シャオリン”ヒベイロ(1R 腕十字)
 判定までもつれることは十分ありうるかも、と思っていたんだけど結果はシャオリンの完勝。テイクダウンの後はスルスルッとバックにまわって、一瞬の隙を逃さず腕十字へ移行。上山も細かく体勢を入れ替えようとしているのに、シャオリンが詰め将棋のように先回りを続けているのが最高だった。「やっぱ強いわ」という高田本部長のようなコメントしか思いつかないぐらいお見事。

シン・ヒョンピョ×-○ベルナール・アッカ(1R TKO)
 オープニングマッチなので予想はしてなかったけど、「アッカが勝ちそう」という気は何となくしてたんですよね。(見終わった後でこういうことを書くのはよくないか。)
 打撃もおっかなびっくりの部分が多少あったしガードの甘さは気になったけど、あまり強くない相手をぶつけたのがよかった。これで大晦日のホンマン戦へ一歩前進か。気が早い?
 金子賢もこういうマッチメイクをしてもらえていれば、少しは違ったかもしれないのに。

山本宜久×-○柴田勝頼(1R TKO)
 紹介Vで一瞬流れた柴田の練習風景が素人丸出しパンチだったのでガックリ。体も絞って、どうみてもプロレスラーという感じじゃなくなってる。
 どんなもんなのかなあ・・・と思いながら見ていたら開始直後に柴田のパンチがポコッと当たってあっさり決着。山本が倒れたあのパンチ、そんなに効いてるか?
 こんな内容じゃ「山本が弱い」という以上の分析はできやしないよ。一緒にテレビを見ていた家内(格闘技素人)が「この人、こんな勝ち方で大喜びしていて恥ずかしくない?」とコメントしていたのが面白かった。

ゲーリー・グッドリッジ○-×ヤン“ザ・ジャイアント”ノルキヤ(1R TKO)
 スタンドでグッドリッジが何もできずに打たれ続けてるときはどうなっちゃうのかと思ったが、テイクダウンを取ってからは予想どおり何もできないノルキヤをタコ殴りにして逆転勝利。序盤については「ゲーリーがノルキヤの攻めを受けきった」と解釈しておけばいいのか?
 立っても大味、寝ても大味。結果も予想どおりなら、「別に組まなくてよかったのに」という感想も事前の予想どおりだった。

メルヴィン・マヌーフ○-×高橋義生(1R TKO)
 高橋が思いの他粘ったが、最後は予想どおりマヌーフの一撃で終了。最近の高橋はこういうやられ方が芸風にすらなっている気がする。

桜庭和志○-×ユーリー“PLAY BOY”キセリオ(1R 腕十字)
 キセリオが黒い道着姿のまま試合していたのに驚き。ハリウッドのB級アクションスターでこういう人いそうだよね。
 試合の方は、難なくテイクダウンを取った桜庭が難なく三角から腕十字に移行して一本。きれいに勝ってくれて本当によかった。しばらくはキツい相手は避けて、こういうマッチメイクを続けてもいいんじゃないのかな。

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by nugueira | 2007-03-13 07:33 | HERO’S | Comments(3)

全日本キック観戦記②

野良犬ファイナルマッチ1R&引退セレモニー
小林聡-前田尚紀


 前田は他の藤原ジム勢とともにトレインを組んで入場。一方の小林はひとりきりでのリングイン。『キッズ・リターン』のテーマも、この日が聞き納めとなる。
 前田との試合は、前田がコーナーに詰めて連打を打ち込む場面を見せつつ3分間があっという間に終了。正直「熱の入ったスパーリング」の範疇かな、という感想も持ったが、突然の引退宣言だけでは納得できないファンに対するけじめ、と考えれば行う意味は十分にあったと思う。
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 試合後、小林の選手人生を振り返るVTRが流された後、引退セレモニーが開始。花束贈呈では浅草キッド&西山茉希が登場。
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 さらには田村潔司の姿も。交流あったのか?
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 最後に小林自信がマイクを持って観客へ挨拶。「師匠であり親父でもある藤原敏男先生に出会わせてくれた、キックボクシングの神様に感謝します。」という台詞が非常に印象に残った。
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 以前にもどこかで書いたが、格闘家の引退には常に寂しさ、切なさがつきまとう。今回の小林の引退に際しても、そういった感情が全くないといったら嘘になる。
 だけど、これだけリング上で「生き様」を見せ続けて、観客を魅了してくれた男の引き際に、後ろ向きな言葉は並べたくない。最後はこの一言で締めさせてもらいます。

 小林、ありがとう。そして、キック最高!

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by nugueira | 2007-03-11 11:26 | 全日本キック | Comments(2)

全日本キック観戦記①

3月9日(金)後楽園ホール

 行かなきゃ後悔するという100%の確信があったので、仕事のあと一路後楽園ホールへ。

全日本ウェルター級王座決定トーナメント準決勝
湟川満正○-×三上洋一郎(2R KO)

 「第4試合に間に合えばいいや」と思っていたが、狙いどおりちょうどこの試合の直前ぐらいに到着。
 湟川が開始直後からミドル・ハイをリズミカルに連打。その後も上下左右をきれいに打ち分けながら先手を取り続ける。三上も強引に前に出てパンチを当てる場面もあるものの、全体的に主導権を握っているのは湟川。1R後半から湟川のローが効き始め、2Rには遂にローキックで三上がダウン。なんとか立ち上がるものの、今度は湟川のハイキックが一閃。鮮烈なKO劇で決勝へコマを進めた。
 湟川は以前から手数をまとめるのが上手い印象があったけど、さらに力をつけている感じ。昨年は大輝に敗れチャンスを逃したベルト獲り、今度こそ手が届くか。

全日本ウェルター級王座決定トーナメント準決勝
山本優弥○-×金統光(判定)

 序盤、インローで攻める金に対して優弥はスピードのあるミドル・ハイ。さらに打ち終わりで金のガードが空いたところにタイミングよくフック。これで金の動きが一瞬止まる。
 ここから先は、金との間合いを支配した優弥が試合を完全にコントロール。金のパンチはバックステップでかわす一方、優弥の蹴りと飛び込み様のパンチが面白いように当たっていく。試合を見ながら思わず「うまい!」と叫んでしまう場面が一度や二度ではなく、優弥がひさしぶりに本領を発揮したという感じ。
 金も最後まで粘りはしたものの、2Rにダウンも奪った優弥が判定3-0で完勝。優弥はここ最近伸び悩みの感じがあったので予想も金につけさせてもらっていたけど、それを覆す完全復活。「神童」は未だ死なず。5月の湟川との一戦が今から楽しみになってきた。
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山本真弘△-△藤原あらし(判定ドロー)
 真弘は一階級上とはいえ通常体重もそれほど重い方ではないので、体格差は大きくはなさそう。序盤は互いにフットワークを駆使して距離の測り合い。飛び込みながらのパンチを狙っていくあらしに対して、真弘は手数でしっかり返している印象。両者とも出入りの早さが持ち味なので序盤は様子見か。
 試合が大きく動いたのが3R。あらしのローブローで一時中断のあと、飛び込んできたあらしに真弘がタイミングよく左フックを合わせダウン。一気に優位に立つ。
 ところが、4R以降は真弘が完全に失速。逆にあらしはダウンを取られてもペースを崩さず、ミドルとテンカオを着実に入れて試合の主導権を奪い返す。終盤は真弘のクリンチばかりが目立つ展開になり、遂に審判からイエローカードが提示された。
 試合は結局、真弘1-0のドロー決着。3ラウンドのダウンの後、4・5ラウンドはあらしが取っていた内容だから、まあ妥当なジャッジか。終盤は真弘が消極的な展開に終始してしまったのが非常に残念。せっかくの王者対決なのだから、見る方も納得できる完全燃焼をしてほしかった。あらしは国崇戦もそうだったけど、ダウンを取られてからがしぶといね。
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大月晴明×-○増田正博(判定)
 大月はいつもどおり重たいローから飛び込み様のパンチ。パンチの射程圏内に入ったら一発で試合が終わりそうな、居合の達人の演武を見ているような緊張感に襲われてくる。
 1Rには大月が連打を打ち込む場面もありこのまま押し切るかと思ったが、2Rに入ると展開が一変。慎重に距離を取る増田に大月はなかなか踏み込めなくなり、逆に増田のパンチやハイが当たり始める。そして大月のローにタイミングよく合わせた増田のストレートがヒットし、遂に大月がダウン。予想外の展開に場内が歓声に包まれる。
 打ち合いに持ち込んで逆転したい大月だが、この後も2Rと同じ展開。増田は大月の誘いには乗らずに距離を取り、逆に大月のローのタイミングに合わせてうまくパンチを入れていく。大月は最後まで増田の懐に飛び込むことができず、本人にとっても観客にとってもじりじりとしたムードのまま5Rが終了。判定3-0で増田が金星(現ライト級王者にこの言い方は失礼だとは理解しているが)を挙げた。
 見ている側としては「まさか」という以外に言葉がみつからない結果だが、5Rを通して大月を自分のゲームプランに引き込んだ増田がお見事。サトルヴァシコバ戦に続き、いやらしいほどの老獪なうまさを見せつけた。

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by nugueira | 2007-03-10 23:57 | 全日本キック | Comments(0)
 UFC68のランディ・クートゥアーVSティム・シルビア、WOWOWは実家じゃないと見れないのでYouTubeで観戦。いや、昨日スポナビの見出しで結果だけ知っちゃって以来、いったい何が起きたのか?と気になって仕方なかったもので。

 第1ラウンド、いきなりクートゥアーの右がクリーンヒットして崩れ落ちるシルビア。うわっ、何やってんだよ。あまり腰が入っている感じでもなかったし、「よっこいしょ」という打ち方のパンチだったのに。この後クートゥアーがバックを取り続けたまま1ラウンドが終了。

 ここまではまあ「出会い頭の一発で1ラウンドを取られてしまった」とシルビアにも弁解の余地はある。それ以上に問題なのが2ラウンド以降だ。
 スタンドではいいようにクートゥアーに先手を取られ続け、組み付かれてはいとも簡単にテイクダウン。寝かされてからはそれ以上に何もできず、パウンドをもらってサイド・マウント取られ放題。シルビアにとってチャンスらしい場面は一度も作れないまま、5ラウンドが終了。

 もう「シルビア情けない」の一言ですよ。クートゥアーに全盛期のような圧力の強さは感じられなかったのに、何もできず押されっぱなし。
 ボクシング中心のドロドロした攻防はむしろシルビアの得意パターンだろうに。何で43歳のオッサン相手にフルラウンドいいようにやられちゃうの?
 別にクートゥアーが嫌いとかシルビアが好きとかは全くないんだけど、ここ数年のUFCヘビー級の歴史は存在しなかったも同然、という結論になってしまったように感じられてしまい、なんだかなあ・・・という気分になってしまった。

 とまあネガティブな感想を並べてきましたが、「クートゥアーお見事」というのも揺るがない事実。プレッシャーの強さはなくなった代わりに、距離を取ったボクシングの技術は昔より上がっている気がする。テイクダウンしてからのねちっこさは相変わらずだし。
 この年齢で1年ぶりの復帰戦、しかもいきなりタイトルマッチという条件にも関わらず完璧に結果を出してしまったのは「凄い」という表現でも言い足りないぐらい。試合終了後の場内の歓声が、まるでドラマのワンシーンを見ているようだった。俺がスピルバーグなら映画化権買うね。

 UFC的にもこの展開は万々歳だろうな。無駄に防衛回数だけ重ねて何の面白味もないシルビアよりも、劇的な復活を遂げた英雄・クートゥアーが鳴り物入りの侵略者・ミルコを迎え撃つというシチュエーションの方が断然盛り上がるし。
 両者の激突は夏。ミルコにとってはこれ以上ないほど「アウェー」なムードでの王座挑戦になりそう。

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by nugueira | 2007-03-06 01:11 | UFC | Comments(4)

K-1横浜大会

 今回は地上波観戦。予想を大外しした時の常として、先に謝っておきます。本当にすんません。放送開始直後から次々に予想が外れていくので、逆に面白くなっちゃった。

チェ・ホンマン×-○マイティ・モー(2R KO)
 放送開始からいきなりのビッグインパクト。モーがうまくはまれば勝ち目があると思ってはいたけど、ここまで完璧に行くとはなあ。
 序盤から被弾覚悟でガンガン距離を潰していったモーのゲームプランが大成功。とはいえ、この戦法でホンマンにクリーンヒットを入れられる選手は限られるでしょうね。ホンマンのダウンシーンが見られるのはもう少し後になるだろうと思っていたのだけど。
 これでモーは次期タイトル挑戦権及びGP出場権はほぼ手中にしたと見ていいでしょう。ここしばらく鳴りを潜めていた剛腕の完全復活で、また面白くなりそう。

シリル・アビディ×-○野田貢(判定)
 後半劣勢になりながらも、最後まで泥臭く前に出続けた野田が判定で金星。アビディは完全に若手の踏み台にされる存在になっちゃったか。ちょっと切ないなあ。

ルスラン・カラエフ×-○バダ・ハリ(2R KO)
 今大会、どころか今年の年間を通じてのベストバウトになってもおかしくない名勝負。この試合を見たときは「会場に行っとけばよかった」と少々後悔した。
 序盤からお互いのスピードと手数がよく噛み合っていたけど、バダ・ハリの方が試合を通じて距離感とカラエフのパンチのタイミングをうまく掴んでいた感じ。決着シーンも、カラエフがダウンを奪って普通ならこのまま押し切るところなのに、再開後のカウンター一閃で逆転KO勝利。こんな試合そうそうお目にかかれない。
 バダ・ハリはスロウィンスキー戦のあたりから試合運びが冷静になってきて、倒すか倒されるかのムラのあるスタイルを完全に脱した印象。今年はもう「ビッグマウス」扱いで片付けることはできなさそう。
これだけ両者の持ち味がスウィングする試合になったのも今回の階級分けがあればこそで、100キロ以下の区分の新設は成功なのかも。ちょうどプロレスのジュニアの試合のような面白さがあった。

武蔵×-○藤本祐介(延長KO)
 武蔵が日本人相手に敗北、それも完全なKO負け。予想だにしなかった結果だけど、これが時代の流れなのか。放送の中でも触れられていたけど、かつて武蔵が佐竹越えを果たしたときの佐竹の年齢と、今の武蔵の年齢が同じというのも何か因縁というか巡り合わせを感じる。
 試合については、武蔵の完敗という一言に尽きる。完全に藤本の方がのびのびと戦っていて、武蔵がペースを握れている場面がほとんど見当たらなかった。本戦判定で藤本が問題なく勝ち名乗りを受けていい内容だったと思うけど。延長ラウンドのKOシーンもそれほど見事なハイキックだったわけじゃないけど、武蔵の方がハイが来ることを全く意識していなかったんでしょうね。きれいにガードをすり抜けちゃった。
 自分に有利な階級が新設されてもなお、低迷から脱出する糸口が見えてこない武蔵。もうこれが限界なのか。

ジェロム・レ・バンナ×-○澤屋敷純一(判定)
 実況の言葉をそのまま借りると、これは本当に現実なのか?
 バンナが日本人相手に敗北。しかも2度のダウンを奪われての完敗。さらに相手はこれがK-1デビューから2戦目。この日は、格闘技の神様が何十年に一度かの気まぐれを起こしたとしか思えない。
 バンナはいつもの圧力がなくて逃げる澤屋敷を追いきれなかったし、蹴りも全く出ていなかったし、何らかの不調があったであろうことは確か。でもそれを差し引いても、フットワークを駆使してカウンター狙いに徹するというスタイルを最後まで敢行しきった澤屋敷には恐れ入るしかない。
 ジャパン待望の超新星か、それとも一発屋か。とりあえず澤屋敷はアジア予選あたりにエントリーさせてもう少し実力を測ってみたい。というか、今年ジャパンGPがあればけっこう面白い展開になっていたのに。

セーム・シュルト○-×レイ・セフォー(2R KO)
 1R終了間際にシュルトがダウンした瞬間は「まさかメインまで!」と思わされたが、2Rに入ったとたんにシュルトがカウンター一発でセフォーをKO。前回対戦時以上の内容でセフォーを返り討ちにした。大番狂わせ続きのこの興行だったが、最後は絶対王者が如何なく存在感を発揮、といったところか。煽りVを見ていても思うけど、シュルトの不必要なまでのヒール扱いは当分続きそうだなあ。
 敗れたとはいえ、シュルトから初めてダウンを奪ったセフォーの戦いぶりは十分評価に値する。不条理判定・ルール改悪以外の方法でもシュルトを崩せる可能性があることが、ようやく明らかになった。

 今回の興行は近年のK-1には珍しいぐらいの満足度。予想が外れておいて言うのも何だけど、順当な結果に終わった興行からは新しい流れは生まれてこない。先日のPRIDEと同じで、予想外の結末が相次いだ今回の大会から、新しい展開が次々と出てきそう。
 シュルトのスーパーヘビー級タイトルマッチの次期挑戦者はおそらくモー。ホンマン戦と同じ戦法で、シュルトの牙城すらも崩すことができるか。俄然楽しみになってきた。

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by nugueira | 2007-03-05 01:07 | K-1 | Comments(5)

PRIDE33の感想

 ビデオ観戦終了。大激震の興行でしたね。

 まずオープニング、高田が開口一番「ハロォ~、アメ~リカー~」。ウワッ、こいつ完全に持ちネタにしてやがる!

ヨアキム・ハンセン○-×ジェイソン・アイルランド(3R 腕十字)
 結局は格の違いが如実に現れた結果に。いやあ、ハンセンやっぱ強いわ。2Rの飛び込み様のフックに始まり、首相撲からのヒザ、グラウンドでの腕十字、最後は三角から腕十字に移行して一本。寝ても立っても動きが確実で無駄がない。
 ライト級グランプリ、やっぱりハンセンを外して考えるわけにはいかないなあ。

三崎和雄×-○フランク・トリッグ(判定)
 この辺で番狂わせ、という適当な予想が当たっちゃったよ。しかしフルラウンド戦い抜いてトリッグ勝利という結果は完全に予想外。
 トリッグがテイクダウンの後はポジショニングのキープに終始する堅い試合運びだったせいもあるけど、三崎はドロドロの判定という得意の展開だったんだからしっかり拾わなきゃ。
 GP制覇による三崎バブル、いとも簡単に崩壊。タイトル挑戦権もこれでチャラになっちゃうのかなあ。ウェルター級がますます混沌としてきた。

トラビス・ビュー×-○ジェームス・リー(1R フロントチョーク)
 出会い頭に一発を入れたリーが、そのままガンガン攻め続けて最後はフロントチョークで一本。代打出場の末にインパクト十分の快勝。いやあ、これがアメリカンドリームっていうの?さすが一攫千金の街、ラスベガスですね。以上、適当なコメントでした。

アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ×-○ソクジュ(1R KO)
 今大会最大のアップセット(まだ全部見てないけど。)。ホジェリオのこんな負け方は初めて見た。ソクジュのKOパンチは当たったこと自体はラッキーパンチかもしれないけど、あれだけの連打を軸をブレずに打てる体幹の強さと反射神経は本物。格闘技も遂にアフリカ勢の身体能力に侵略される時代が来たか。いずれにしても、これでライトヘビー級戦線が少し面白くなってきた。

桜井マッハ速人○-×マック・ダンジグ(2R KO)
 マッハはここ最近は試合ペースを落としているのがいい方向に働いている気がする。今回も相手の打撃を完全に見切っているし、打撃のキレが相変わらず凄い。最後の右フックなんか完璧ですよ。
 五味戦以降は格下相手に連勝を重ねてきたマッハ。満を持してひさしぶりの大勝負、ライト級グランプリへ出陣。

セルゲイ・ハリトーノフ○-×マイク・ルソー(1R 腕十字)
 テイクダウンされてからはイマイチ動きが鈍かったハリトーノフ、最後は下からの十字で一本。勝って当然の相手だったとはいえ、ようやくトンネルを抜け出した。まあ軍人と警官じゃ武力の差は歴然としてますわな。

マウリシオ・ショーグン○-×アリスター・オーフレイム(1R KO)
 ここ最近は寝技の技術向上が目立っていたショーグン、今回はパウンド連打でKO勝利。ここまできれいに意識を刈り取るパウンドはなかなか見れない。こいつ、戦う度に引き出しを増やしてるなあ。
 アリスターは動き自体は良かったと思うんだけど、結局寝ると何もできないいつものパターン。今後はどういう使い方をすればいいのかなあ。

五味隆典×-○ニック・ディアズ(2R フットチョーク)
 さっき「今大会最大のアップセット」と書いたけど前言撤回。まさかこんなことが・・・。
 五味はスタンドで主導権を握れなかったのが全て。ディアズのリーチ差に完全にやられてしまった。序盤にいいパンチでダウンを奪って短期決着狙いになったのが逆に悪い方向に働いたか。
 去年もそうだけど、五味は大一番をクリアした後に信じられないくらいの脆さを発揮する。昨年同様、ライト級戦線がいきなり混沌状態に陥った。

ヴァンダレイ・シウバ×-ダン・ヘンダーソン(3R KO)
 これについてはもう番狂わせだの何だのは抜きに「ダンヘンすげえ」という感想しか出てこない。
 1Rはシウバ、2Rはダンヘンが取った後、3Rはシウバがローを起点にペースを作り始めていたのでこのまま押し切るかなあ・・・と思ったところにこのKOシーン。自分から懐に飛び込んで先手を取り続ける戦略がうまくハマったけど、シウバ相手にこれをやり遂げたダンヘンの底力には恐れ入るしかない。シウバが同階級相手にこんな負け方をするなんて・・・。
 大会前の予想の際に「ミドル級に新展開がない」と書いたけど、これで一気に状況は変わってきた。ショーグンやアローナといったブラジル勢がベルト奪還に動き始めることは必至。シウバ政権の崩壊により、ミドル級が俄然面白くなってくる。
 それにしてもダンヘン、ウェルター級のベルトはどうするんだろう。さすがに両階級の防衛戦を交互に戦うのは無理な気が。ああ、三崎のタイトル挑戦がますます遠のく・・・。

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by nugueira | 2007-02-26 01:30 | PRIDE | Comments(4)

UFC67

 UFC67のビデオを拝見。(ミルコの試合だけは待ちきれずにYouTubeで見た。)
 主だった試合の感想を。

LYOTO○-×サム・ホーガー(判定)
 LYOTOの試合を久しぶりに見たけど、パンチの当て勘がいいね。カウンターを食らう場面もあったものの、スタンドもグラウンドも圧倒していたし、まずは合格の内容でしょう。できれば一本勝ちして欲しかったけど。

タイソン・グリフィン×-○フランク・エドガー(判定)
 特に注目していないライト級の試合だったけど、両者とも最後までスピーディーかつガンガン前に出る試合をしてくれたのでなかなか良かった。
 しかし試合内容以上に最高だったのが解説陣のコメント。途中からエドガーのプロフィールに触れだすと、「彼はお父さんの会社で働いているらしいです」「彼の髪型は非常に実直そうですね、もみ上げも襟足もスッキリしていて」と、試合そっちのけでエドガーの好青年ぶりを無駄絶賛。本人も日本の中継で自分の髪型が槍玉に上がっているとは夢にも思うまい。

クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン○-×マービン・イーストマン(2R KO)
 PRIDE時代と変わらないランペイジの入場シーンは懐かしいやら感慨深いやら。
 ランペイジがもっとガンガン前に出るかと思ったけど、得意のスラムは見せずにひたすらボクシングの攻防。最後の首をつかみながらのショートアッパー(ダンヘンが得意なやつ)はなかなか上手かった。
 技術的には格段に上達しているけど、やっぱり昔に比べて迫力に欠けるかなあ。このスタイルだとリデルとやったら負けそうな気がする。

アンデウソン・シウバ○-×トラビス・ルター(2R 三角絞め)
 徹頭徹尾、アンデウソンが落ち着いてましたね。サイドやマウントを取られても慌ててる様子がなかったし。今回は対戦相手との実力差があり過ぎたから参考にならない感じもするけど、やっぱりグラウンドも含めて穴がないなあ。長期政権築いちゃうかも。

ミルコ・クロコップ○-×エディ・サンチェズ(1R KO)
 PRIDEテーマ曲での入場にはビックリ。少し前まではUFCの中継でPRIDEの名前を出すことすらタブーだったのに。ミルコ本人のブログによると榊原社長から贈られたものらしいけど、PRIDEとミルコ、PRIDEとUFCの関係がどうなっているのか、よく分からなくなってくる。
 試合の方は予想どおりの圧勝。最初に左ストレートが入った時点で、サンチェズは下るしかなくなっちゃったね。4月の次戦はどのくらいの相手をぶつけるのかなあ。

 ところで、この週末に日テレのスポーツニュースがミルコの試合をやたら取り上げていたのはなぜ?放映権獲得に向けた布石か?

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by nugueira | 2007-02-07 00:49 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)