反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

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 五味の試合終了後、なぜか島田ルールディレクターがリング上に登場。「?」と思っているうちに、

 「パウロ・フィリオが再ドクターチェックの結果、靭帯損傷の疑いがあり試合不可能に。代わりに三崎が繰り上がりで決勝へ進出」
 
 というアナウンスが。

 えーっ!何だよそれ!最初ドクターチェックで異常なしって言ってたじゃん!ていうかフィリオ、ひざを怪我するような場面あったか?まあ試合中はどの動きでどこを傷めるか、見ている方は全然分からないものではあるけれど。

 というわけで急遽タナボタで三崎が決勝進出。入場の準備で一時進行がストップしたところを見ると、決まったのは本当に直前だった模様。
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 カーンは直前の相手変更がどう影響するか。ていうかセコンド多すぎ。
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 カーンは右腕に大きなテーピング。おいおい、カーンまでいつの間にか怪我かよ。試合開始前、一緒に観戦していた知人に「これで三崎が勝ったら神だな」という冗談を言っていた。結論から言うと格闘技の神様はどうも本当にいるようだ。
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 最初はお互い様子を見合う雰囲気だったが、先手を取ったのはカーン。きれいなタックルからテイクダウンを取る。三崎は下から三角に行くが、カーンはバスターで叩きつける。ブレイクの後、再びカーンがテイクダウンからパウンド。しかし怪我の影響か、右のパンチがあまり出ていない。
 やや本調子ではない感じもするが、このままカーンが地力の差で押し切りそうだなあ。と思っていた矢先、再びスタンドで再開した状態から、いきなり三崎のパンチがヒット。カーンはよろめいた後、逃げるようにタックルに行くが、これをがぶった三崎がヒザを連打したところで1R終了。一気に勝負の行方は分からなくなり、会場は歓声なのか悲鳴なのかよく分からない大興奮状態。

 2R、カーンは再びタックルからテイクダウンを取るが、完全に勢いが落ちている。逆にイケイケムードになった三崎はまたもスタンドでパンチをクリーンヒット、さらにはカーンのタックルを切ってヒザ連打。場内は「三崎」コールが巻き起こる一方、「こんな展開があっていいのか」というものすごい微妙な雰囲気。ここまで来るともはや笑うしかない、という反応の客も若干。

 結局、勢いに乗った三崎が最後まで攻勢を保ったまま試合終了。判定は2-1で三崎。正直、1R後半以降の状況を見るに3-0で三崎でもおかしくなかったと思う。
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 試合後、マイクを持った三崎は

 「パウロ選手、僕は準決勝で負けましたが・・・」

 おっ、何だ?再戦を受けて立つか?

 「・・・喧嘩では負けてません!」

 わーっ!馬鹿野郎!何フィリオの神経逆撫でしてるんだよ!ウソでもいいから殊勝な発言しとけ!

 フィリオの負傷欠場というアクシデントは、ワンデイトーナメントでは不可避な事態ではあるので受け入れないといけない。これまでのPRIDEのGPで、一昨年のヘビー級GP決勝以外にアクシデントらしいアクシデントがなかったこと自体が奇跡的だと思う。

 それにしてもなあ。その挙句に優勝してしまうのが、何で三崎なの?以下、三崎ファンは怒るかもしれないが思うところをそのまま書きなぐります。

 仮に今年初めに「いやー武士道が今年ウェルター級GPやるらしいんだけどさ。俺、優勝は三崎だと思うんだよね」とか抜かす奴がいたとしよう。俺なら間違いなく「とりあえず家に帰ってゆっくり寝ろ」とアドバイスするね。だって、今年の初めにはDEEPで小路と対戦していた選手ですよ?
 ダンヘンに勝った時も思ったんだけど、三崎がここまでの結果を出すだけの「格」のある選手だとは思えないんですよ。この階級で日本人が世界のトップを取るってすごいことだと思うんだけど、三崎はその過程で凄味なり説得力なりを感じさせてないものだから、「展開に恵まれたんだな」という以上の感想が浮かんでこない。
 格闘技の世界でも「立場が人を作る」というのは往々にしてあるので、三崎もその流れに乗るのかなあ・・・やっぱりそうは思えないなあ。ワンマッチで試合したらボコボコ負けそうだもん。
 とりあえず三崎とダンヘンでタイトルマッチ、その一方でカーンとフィリオで次期挑戦者決定戦ですかね。やっぱり三崎の今回の優勝は、ウェルター級戦線を無用な大混乱に陥れているとしか思えない・・・。

 やっと観戦記終了。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-11-10 02:42 | PRIDE武士道 | Comments(5)
青木真也○-×クレイ・フレンチ(1R 三角絞め)
 煽りVでは青木の電撃退職事件を真正面から取り上げる。なぜか就職先が静岡県警ではなく警視庁になってたけど。挙句の果てにはVの中でピーポ君を使いまくり。これ、クレーム来ないのか?
 開始早々、青木が得意の引き込み。引き込んで下になった次の瞬間には、もう足が相手の首に絡みついている。毎度のことだが、どういう関節の構造をしているのか不思議になってくる。
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 一度は逃れられてスタンドで少々危ない場面もあったものの、再び引き込むと今度はガッチリ三角で捕獲。持ち味を完璧に出し切ってPRIDE2連勝を飾った。
 試合後、青木はメレンデスをリング上に呼び出して大晦日での対戦を要求。メレンデスもこれに応じてみせた。
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 この2人の対戦は本当に楽しみ。とはいえ今日の試合内容を見ても、青木がスタンドで一発もらってしまいそうな感じはするなあ。メレンデスは怪我の治療やら裁判への対応やらで大変だとは思うが、一刻も早く復帰してほしい。

ライト級タイトルマッチ
五味隆典○-×マーカス・アウレリオ(判定)

 ヒーローは、2度は負けられない。五味にとっては決死のリベンジマッチが遂にやってきた。
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 「試合前の国家斉唱で落ち着きのない方は試合に負ける」というのが私の観戦歴から導き出した経験則なのだが、五味はしきりにウォーミングアップを繰り返し、一時もじっとしていられない。完全に気負いすぎてしまっている感じで、試合前からいやなムードが立ちこめてくる。
 開始直後から、両者とも徹底した距離の測り合い。アウレリオは細かいジャブを当てていくが、時折アウレリオがバランスを崩して寝転がったところへ五味はローキック。五味はアウレリオのタックルを恐れて完全に腰が引けてしまい、かつての圧倒的なプレッシャーが全く見られない。結局1ラウンドはお互いほとんどお見合いのまま、終了間際にアウレリオがタックルからテイクダウンを取ったところでゴング。
 2ラウンドも引き続き両者お見合い。場内からは徐々にブーイングが聞こえ始める。アウレリオが一度テイクダウンを取るものの、ポジションが中途半端だったため攻めきれずスタンドで再開。2R後半からようやく五味がタックルを切るようになり、スタンドでロー・ミドルを単発で入れたところで試合終了。
 判定は2-1で五味。微妙な差だったとは思うが、マストシステムでなければ明らかにドローだった内容なわけで、そう考えれば五味のタイトル防衛という結果は順当ではないかと思える。アウレリオは憤懣やるかたないという表情を浮かべていたけど、判定でベルトを移動させるためには圧倒的な差をつけなければダメ、というのは織り込んでおくべき前提条件でしょう。極論すれば、五味に付き合って消極的な試合をしてしまった時点で、アウレリオの負けだったのではないかと思う。
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 一方で、今回の五味の試合内容がファンを失望させたことも紛れもない事実。正直、こんな五味の姿は見たくなかった。
 五味が一か八かで攻め込めばよかったのかというとそういうわけでもなく、仮にアグレッシブに行った末に前回と同じ負け方をした場合、「進歩がない」「これが五味のスタイルの限界」という評価になっていたと思う。負けるのはダメ、つまらない勝ち方もダメ。王者に対するファンの要求は、不条理なぐらいハードルが高い。
 とはいえ、常に選手にそういった高いハードルを求めるのがPRIDEの価値観で、その価値観に真っ向から応え続けることでファンの支持を獲得していったのが五味という存在なわけでしょう。パルヴァー戦しかり、川尻戦しかり。これまでの五味は、ここぞという大一番でファンの要求すら超える圧倒的な試合内容を見せることで、これだけの存在感を築いてきた。
 その五味が、今回は勝利という結果だけを求めた安全運転の試合運び。難しい試合だったことは十分理解するが、それでも五味がこれまで築き上げてきた価値観を、自分自身の手でぶち壊してしまったことは否定できない。五味はベルトを守った代償に、ファンの信頼と絶対的存在感という大事なものを失ってしまった気がする。
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 一度守りの姿勢に入ってしまった王者が、以前のような他を寄せ付けない圧倒的オーラを取り戻すことができるのか。川尻・石田・青木・メレンデス・ハンセンと、厚みを増す一方の五味包囲網。残念ながら、今の五味がこの激戦区で勝ち続けることができるとは、とても思えない。

 次回でやっと完結。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-11-09 00:30 | PRIDE武士道 | Comments(0)
帯谷信弘×-○ルイス・ブスカペ(判定)
 ブスカペはスタンドで思い切りよく打ち込みながらテイクダウンに成功。ここから後は「寝技地獄」という表現がピッタリくる展開で、帯谷は起き上がってもすぐブスカペに組み付かれてしまい、ねちっこいグラウンドからなかなか逃れることができない。
 スタンドに戻っても、主導権を握っているのはブスカペ。去年川尻に負けたときは組みつくだけの印象しかなかったが、1年経って打撃のスキルが段違いによくなっている。結局試合はこのまま進み、帯谷は逆転の糸口をつかめないまま判定負けでPRIDE2連敗。
 帯谷にしてみれば寝技・スタンド・テイクダウンのいずれも後れを取り、全くいいところなく負けたという印象。やっぱり多少ランクの落ちる相手を当ててでも育てた方がいいと思うのだが。これじゃDEEP王者の肩書きが泣くよ。

前田吉朗×-○ジョー・ピアソン
 ゴングと同時に突っ込んできたピアソンに、前田はコーナーに詰められながらもテイクダウン。ところがピアソンが倒れながらも前田の首をがっちりロック。一度は前田がサイドに周りかけるも、再びガードに戻したピアソンがそのまま締め上げ、たまらず前田がタップ。あまりにあまりなスピード決着に場内「エーッ!」という反応。
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 前田はせっかく同体重の相手を用意してもらったのに、この体たらく。PRIDEとは縁がないのかなあ・・・。さっき書いた「育てるマッチメイク」という話が何か白々しくなってきた。

菊田早苗○-×ジョン・フランソワ・レノグ(判定)
 入場の段階でイロモノ感全開のレノグ。
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 総帥・菊田、いよいよ武士道のリングへ。
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 アナウンスを聞いたら、2日とも85キロオーバー。菊田が減量がきついという話をしていたが、結局直前に契約体重を変更したか?
 菊田はテイクダウンに成功すると、そこからするするとハーフガード、さらにはパスガードへ。いつ見ても芸術的。ここから菊田は腕十字、足関節と攻め込むが、レノグがうまくポイントをずらしたのか極めきれず1R終了。
 2R、レノグのパンチがクリーンヒットし、菊田が棒立ちの状態に。「前田に続いて菊田まで!」とヒヤッとしたが、レノグもスタミナが切れたかここから先は攻めきれず、結局判定で菊田が勝利。勝つには勝ったが、あまりに危なっかしく、満足には程遠い内容。やはり減量でのスタミナ不足が響いたか?

美濃輪育久○-×マイク・バートン(判定)
 バートンのブヨブヨの身体に場内騒然。総合に転向したのにプロレス時代よりたるんでいるというのはどういうことだ。
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 美濃輪は開始早々テイクダウンに成功。いつものデカブツ退治の恒例パターンだが、今回はこの状態からバートンが意外な粘りを発揮。美濃輪が腕十字に行ってもうまく潰して逃れると、スタンドではパンチとヒザ蹴りで美濃輪を追い込む。下手すりゃ試合が止められるか?という美濃輪ピンチの状態で1R終了。アイブルやキモよりもバートンの方が美濃輪を苦しめるという釈然としない展開になってきた。
 2R、お互いスタミナ切れの状態で、美濃輪は敢然とフックを打ち込みスタンド勝負。こいつバカだ。バートンののっそりとしたヒザ蹴りを食らい続けた美濃輪がまたも劣勢になるが、終了間際にローキックで攻勢。ていうか1Rからロー蹴っときゃよかったのに。
 微妙というかどっちもどっちな内容だったが、最後まで攻め込み続けた美濃輪が判定で勝利。勝ち方はイマイチすかっとしないが、美濃輪は相変わらずの存在感だけは示した。DSEは次はどんなデカブツを用意するのかなあ。
 
石田光洋○-×デビッド・ベルクヘーデン(判定)
 石田の隣にいるサングラスの人がチーム・クロフネの山田コーチ。すげえ、コーチなのに現役の選手以上に柄の悪い外見をしている。
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 リング上で向かい合うと、ベルクヘーデンの大きさが目立つ。やはり2階級の体格差は大きい。ていうかこいつどうやって73キロまで落としたんだ?
 スタンドでは分が悪そうな石田だったが、相変わらずの見事なタックルでテイクダウンを取ると、ここから先は得意のレスリング技術を披露。サイド、上四方と次々に体勢を変えながら相手を押さえ込み続け、ベルクヘーデンが暴れまわるようにしてスイープを狙っても、あっという間に先回りしてポジショニングをキープしてしまう。とにかく際の判断の早さとボディバランスの良さが抜群で、相手にスタンドへ戻るスキを全く与えない。柔術系とはまた違う意味での寝技地獄だ。
 2Rにタックルにヒザを合わせられて被弾したものの、構わずグラウンドで押さえ込み続け、判定で完勝。攻めあぐねて膠着ムードの強かった前回の試合とは違い、石田が持ち味を存分に発揮した形。タイトルマッチへの挑戦、そろそろやらせてやってもいいんじゃないの?

 興行が長かった分、観戦記も長い。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-11-08 01:11 | PRIDE武士道 | Comments(2)
11月5日(日) 横浜アリーナ

 場内に入ってまず驚いたのは3階席が完全に封鎖されていたこと。観客動員、だいぶ苦戦してるんだなあ・・・。03年(PRIDE25、26)の立錐の余地もないぐらい埋まった横浜アリーナを見ている身としては寂しい限り。

 嬉しいサプライズは何と言ってもオープニング。出だしがいきなり「ナレーション 立木史彦復活」。場内が一気に大爆発!
 続くオープニングVも地上波打ち切り前のクオリティーとテンション。佐藤大輔プロデューサー再合流の噂は本当だったか!佐藤さん、あんたスゲエよ!

ウェルター級GPリザーブマッチ
ゲガール・ムサシ○-×ヘクター・ロンバード(判定)

 1R、グラウンドでもつれたような状態からロンバードが足関に行くが、極めきれず逆にムサシにあっさりバックを取られる。キューバ柔道界のレベルにいきなり大きな疑問符が。
 ここからムサシは首を狙いに行くが攻めきれず、スタンドで再開。すると今度はロンバードが思い切りのいいフックで押し気味に展開。もうどっちが何の競技をベースにした選手なのか分からなくなってくる。
 この後も同じような感じで、ムサシはグラウンドでバックは取るがそこから先が攻めきれず、スタンドでは攻めが単発で逆にロンバードに押され気味。全体として試合を支配していたムサシが判定勝ちしたが、どうにも決め手に欠ける内容だったなあ。
 今にして思えば今回の興行を象徴するようなオープニングマッチだった。

ウェルター級GP準決勝
三崎和雄×-○パウロ・フィリオ(1R 腕十字)

 序盤はスタンドで間合いの測り合いだったが、フィリオが三崎の細かいパンチを浴びながらも強引に組み付くと、そのままテイクダウン。毎度のことだが、本当に組み付いたが最後必ず倒されてしまうという感じ。
 ここからは長南戦を彷彿とさせるフィリオの寝技殺人フルコース。あっという間にマウントを取ると、そこからパウンドの雨あられ。三崎はTKシザースなどでスイープを狙うが、フィリオはビクともせずにマウントをキープし続ける。座っていた位置がちょうどフィリオのマウントポジションを真横から見れるアングルだったのだが、重心が低くて全くブレない。まるで岩が乗っかっているようだ。
 パウンド地獄の後、残り1分を切ったところでフィリオが腕十字へ。コーナー際の動きにくいポジションだったが、強引に腕を伸ばしきって一本。ブラジルのリアル不敗神話、これ以上ないほどの存在感を示しての圧勝劇。改めていうのが恥ずかしくなるぐらい、この男は強い。

ウェルター級GP準決勝
郷野聡寛×-○デニス・カーン(判定)

 注目の郷野の入場、おなじみDJ GOZMAで登場。あれ?郷野、だいぶ痩せた?
 と思ったら、本物のDJ OZMAだった。
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 事前に予告があったとはいえ、場内大盛り上がり。OZMAのマイクパフォーマンスの後、GOZMAがダンサーを引き連れて入場。
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 1回戦の頃は雑誌で「宴会芸」とまで酷評されていたのが、ついにここまで。何でもコツコツ続けてみるものだ、ということなのか、あるいは勢いに乗ってやっちまったもの勝ち、ということなのか。
 過去2試合はこれで熱くなった相手がゴングと同時に突っ込んできたが、カーンは落ち着いて距離を取ったまま様子見。やはり郷野を研究してきている。
 打たせてカウンターを取りたい郷野だが、カーンはパンチだけでなく飛びヒザ、バックブローと色々な攻撃を混ぜて郷野に狙いを絞らせないし、パンチもカウンターを浴びないようにワンツーのみ。焦れた郷野が手数を出し始めると、逆にそれに合わせてカーンがパンチを出してくる。完全にカーンの狙いどおりに試合が進んでいる感じ。
 1R終了後のインターバル、郷野とセコンドは頭にグローブを乗せたままで作戦会議。賛否両論あるかもしれないが、こいつプロ中のプロだ。
 2Rも試合はカーンのペース。郷野の蹴りのタイミングを完全につかんだらしく、ローやミドルのタイミングにパンチを合わせてダウン気味に転倒させる。このまま試合が終了し、判定はカーン。郷野を研究し尽くした上での完璧な作戦勝ち、といったところか。
 試合終了後、カーンはリング上で一瞬だけOZMAの振り付けのマネを披露。郷野のプロフェッショナリズムに対する、カーンなりの返答か。
 これで決勝は予想どおり、期待どおりのウェルター級頂上決戦になった。はずだった。

ムリーロ・ブスタマンチ○-×ユン・ドンシク(判定)
 1R序盤、ユンが上を取った状態でブスタマンチが下から腕十字をしかけるものの、コーナー近くで体勢が悪かったためかユンのクラッチを切れず、そのままブレイク。試合全体を通じてこんな感じで、ブスタマンチはたびたび下から仕掛けてはいくものの極めきれず、ユンに凌がれ続けて試合終了。判定は順当にブスタマンチ。
 カード発表の時点で思ったとおり、組まなくていい試合だった。ユンは総合慣れはしてきているんだろうけど、結果としてごく普通(あるいはそれ以下)の総合の選手に落ち着いてしまった感じ。ブスタマンチも去年のウェルター級GPの頃なら下からちゃんと極められたはずなのに。明らかに動きのキレが悪くなってるなあ。なんだか寂しくなってくる。

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by nugueira | 2006-11-07 01:11 | PRIDE武士道 | Comments(4)

S-CUP観戦記③

トーナメント決勝
アンディ・サワー×-○緒形健一(判定)

 悲願の初優勝なるか、緒形。
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 3連覇まで、あと1つ。アンディ・サワー。
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 1ラウンドは比較的静かな出足。やはりサワーは序盤様子見か。ポイント差もつかないまま淡々と終わるか、と思われた終了間際、サワーのパンチにドンピシャのタイミングでかぶせた緒形の右フック気味のパンチがクリーンヒットし、サワーがダウン。場内のテンションが一気に最高潮に達する。
 2ラウンド。普通ならここから先は逃げ切りを考えてもおかしくない状況だが、緒形のスタイル的にそれはありえないか。対するサワーは気が焦ったか、一発狙いの攻撃が目立ち、ここまで効果的に使っていたボディブローがほとんど見られなくなる。緒形が全く退かないままこのラウンドも終了。
 3ラウンド、場内は緒形の優勝を期待する異常な興奮に包まれる。後がなくなったサワーは徹底的に前へ出てくるが、緒形も一歩もひるまない。結局サワー相手に真っ向から打ち合ったまま、最後まで緒形が押し切り試合終了。判定は文句なしの3-0で緒形。
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 「サワー優勝」というのが大多数の人間が予想していた規定路線。熱心なシュートボクシングファンの中ですら、今回緒形の優勝を本気で信じていた人間が何人いただろうか?(むしろ熱心に見ている人間ほど、サワーの優勝を確信していたのではないか。)
 振り返ってみれば、準決勝の宍戸戦のあたりから緒形はある種のオーラを漂わせていたように思う。全てを賭けたはずの2004S-CUPでまさかの初戦敗退。宍戸の台頭により薄くなっていく存在感。このままフェードアウトしても何らおかしくない状況で、緒形はシュートボクシングの看板を背負う人間の意地を、シュートボクシングへのこだわりを、最高の形で表現してみせた。終わってみれば、2004年の初戦敗退に始まる緒形の復活劇がこの日に最高のエンディングを向かえたわけで、ここまでドラマチックな興行はあまり記憶にない。
 開幕前は急な選手変更もあり面子の薄さが心配された今大会だが、準決勝以降は試合内容・ストーリー性ともに十分な見ごたえのある興行になってくれた。サワーの王座奪回、あるいは宍戸の再浮上は実現するのか。この日からまた、新しいドラマが幕を開ける。

 S-CUP優勝を花道に引退しても不思議ではない緒形だが、優勝後のマイクでは「準決勝と決勝でまだできるなっていう確信を得たので、もう少し強さを極めてみたい」と発言。MAXへの再登場は緒形の価値観にはそぐわない気もするのだが、「サワーに勝った日本人」の存在が今後の中量級戦線を面白くすることは間違いない。

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by nugueira | 2006-11-06 01:40 | その他(立ち技系) | Comments(0)

S-CUP観戦記②

 準決勝前にシーザー会長登場。頬はやつれてるし、声がかすれていつも以上に呂律が回っていないのが不安。体調は大丈夫なのか?
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トーナメント準決勝
緒形健一○-×宍戸大樹(判定)

 ある程度意図的なトーナメント表だったとはいえ、遂に実現したシーザージム同門対決。両者がリングに上がった瞬間、ものすごい緊迫感が漂う。

 1R、どっしり構える緒形の周りを宍戸がフットワークを使って攻め込んでいく展開。宍戸は手数は出していくが、どうもあと一歩が踏み込めない。最初は遠慮しているのかとも思ったが、むしろお互い手の内を知りすぎているために迂闊に攻め込めないと見るべきか。緒形は手数は少ないものの、宍戸の攻めを見切っている感じ。
 2R序盤も同様の展開。宍戸は後ろ回し蹴りや浴びせ蹴りを出すが、ことごとく緒形がキッチリとガード。有効打の入る気配がない。一方の緒形も手数自体は出ていないので差がつかないな、と思っていたところで、緒形がタイミングを待っていたかのようにパンチで猛攻。ロープ際で宍戸をめった打ちにし、完全にペースを握って2R終了。
 3Rはこのまま緒形が押し続ける一方的な内容に。何度も宍戸の足を刈って転ばせるなど、若手に稽古をつけてやるようなムードすら出てきたところで試合終了。判定は文句なしで緒形。

 S-CUP2004以降の勢いからして、宍戸が緒形を食ってしまう可能性が高いと見ていたのだが、結果は予想外の緒形のワンサイドゲーム。緒形はここ一番での勝負弱さのせいでいつの間にか宍戸に事実上のエースの座を奪われていたわけだが、悲願のS-CUPという舞台、そして宍戸という絶対に負けられない存在を前にしたことで、崖っぷちのエースが遂に目を覚ました。

トーナメント準決勝
アンディ・サワー○-×ダニエル・ドーソン(判定)

 同門対決の後は、これまた目が離せない今大会屈指の好カードが実現。
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 サワーがパンチを打ち込むと、ドーソンもお返しとばかりに3発・4発とまとめ打ち。サワーがローを繰り出すと、ドーソンは蹴り足をつかんでマットに転倒させる。両者とも度々投げを狙うもののポイントは許さず、とシュートボクシングらしいハイレベルな攻防。
 それでも2R後半あたりからサワーが主導権を握りはじめ、3R終盤にはひざ蹴りを交えたラッシュ。これでポイントを奪ったサワーが判定3-0でドーソンをかわし、3連覇に王手。
 判定は1ポイント差だったけど、2ラウンドあたりからドーソンはパンチの手数とキレが落ちてきた感じ。サワーはきっちりガードして有効打を打たせていなかったので、ポイント以上の差があったと思う。トーナメント慣れしているかどうかの差が出たか。

及川和浩○-×石川剛司(3R TKO)
 石川の負傷により一度流れたカードが、スペシャルマッチで実現。
 1Rは比較的静かな攻防で「こりゃ5Rフルに行くか」と思ったが、2Rに及川のヒジで石川が額をカット。急に試合が動き始める。なお、石川のドクターチェック中に客席から「大丈夫だと思うよ~」という声援(というかヤジ)が。こういう根拠のない自信に溢れた発言、大好き。
 カットで後がなくなった石川が、再開後に猛然とラッシュ。するとリーチでは勝る石川のパンチが当たるようになり、両者露骨にヒジでの切り裂きを狙い合うケンカマッチに。場内も一気に盛り上がるが、3Rに石川の傷口が再び開いてしまい、ここでドクターストップ。できればもう少し続きを見たい試合だった。

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by nugueira | 2006-11-05 11:21 | その他(立ち技系) | Comments(0)

S-CUP観戦記①

11月3日(金) 両国国技館

 速報にも書いたが、オープニングマッチ開始の時間になっても客席ガラガラ。デジカメで撮影しながら「・・・大惨事だな」とつぶやくしかなかった。なんか戦場カメラマンみたい。
 まあ最終的には「そこそこの入り」と言ってもいい状態にはなってましたが、やっぱりマニア層だけで大会場を埋めるのって難しいんだね。

 ちなみに今回も、リングアナは田中ケロが務めてました。なんか急にG1みたいな空気に。
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トーナメント1回戦
宍戸大樹○-×ジョーダン・タイ(延長判定)

 ジョーダンは一発一発が重そうで、クリーンヒットした瞬間に試合が終わりそうな雰囲気。さすがは神と呼ばれた男。ジョーダン違いか。対する宍戸はやや動きが硬い印象で、いつもの手数で押す展開になかなか持ち込めない。
 それでも2R以降は宍戸がバックブローを出したり、徐々に宍戸のペースに。3R終わった時点で宍戸が取ったかなと思ったけど、判定は宍戸1-0のドロー。ジョーダンも一方的に攻められるばかりではなくキッチリ打ち返していたから、決定的な差はつかなかったか。
 延長ラウンドは序盤ジョーダンが攻め込み「こりゃヤバい」と思ったが、パンチで一瞬ジョーダンをグラつかせたのを機に宍戸が攻勢になり、そのままラウンド終了。今度こそ攻めきった宍戸が、辛くも延長の末に初戦突破。
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トーナメント1回戦
緒形健一○-×ダマッシオ・ペイジ(2R TKO)

 前日会見で「グラップリングの技術を見せたい」と勘違いも甚だしい発言をしていたペイジ。ていうかこういう風貌の日本人っているよね。
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 開始と同時にペイジが突進しながら振り回すようにパンチを連打。ノーモーションならぬトゥーマッチモーションという感じの素人丸出しパンチだが、下手にもらうと面倒なことになりそう。これを凌いだ緒形が突き刺すようなボディーブローを入れると、ペイジが悶絶しながらダウン。これでもう決まるかと思ったら、再開後に今度はペイジのぶん回しパンチが当たってしまい緒形がダウン。また大事なところでポカをやる緒形の悪い癖が・・・。
 この後はペイジが意外な粘りを見せて試合は2ラウンドへもつれこむが、最後は徹底したボディ攻めの末に緒形が2度のダウンを奪いTKO勝利。やや危なっかしい内容ではあったが、これで準決勝での同門対決が実現することとなった。

トーナメント1回戦
ダニエル・ドーソン○-×ヴァージル・カラコダ(判定)

 カラコダのセコンドがやたらデカいな、と思ってよく見たらノルキヤだった。そういえば同じジムか。
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 ドーソンの周りをカラコダがフットワークで動き回りながら攻め込む展開になったが、とにかくドーソンのボクシングテクニックが抜群に素晴らしい。単発で終わらず3発・4発と打ち込む上に、上下の打ち分けが絶妙。で、距離が開くとローキック・ハイキック・さらには飛びヒザ。
 頼みのパンチ合戦でも完全に主導権を奪われてしまったカラコダは何もできず、このまま最後までドーソンが試合をコントロールして試合終了。ダウンはなかったためスコア上は僅差の判定となったが、全く危なげない勝利。
 ドーソンは以前は蹴りの選手という印象だったけど、ボクシング転向を経てパンチ技術が段違いに上がっている。サワーにとっては厄介な選手が勝ちあがってきた。

トーナメント1回戦
アンディ・サワー○-×マルフィオ・カノレッティ(判定)

 1R序盤はサワーはあまり攻め込まず様子見という感じ。そんな中、両者のパンチが交差するような状態でカノレッティのストレートが当たり、サワーがダウン。いきなりのピンチに見ているこっちがヒヤリとするが、逆にこれでエンジンがかかったか、1R後半はサワーが攻勢に転じる。
 2R以降もその勢いを持ち込んだサワー、パンチでダウンを奪い返すと後はほぼ一方的な展開。最後の決定打は入れられなかったが、判定3-0で逆転勝利。とはいえ相変わらずのスロースターターぶりを露呈してしまったのがやや不安。

リザーブマッチ
ライアン・シムソン○-×菊地浩一(判定)

 リングアナとしてなぜか小野ヤスシが登場。なんだ?ドッキリか?
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 試合自体は特にどうということもない展開が続いた末に、シムソンが勝利。まあリーチの長さを生かして常に手数を取ってたし、後半はローが効いてる気配もあったし、妥当な判定でしょう。
 やっぱりオランダの黒人は年とっても強い人が多いんですね(ある種の偏見か。)。

リザーブマッチ
土井広之○-×キム・ジュン(判定)

 今度は花束贈呈に織田無道が登場。横にいるケロちゃんも含めると、もはや何のイベントなのか分からない絵になってくる。
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 完全に無名のキムだったが、試合が始まると体格差を活かしたプレッシャーをかけ続けて土井にペースを握らせない。
 最後まで押し込まれる場面が目立った土井だったが、3R終了間際にストレートを入れてダウンを奪取。苦しい展開ながらなんとか勝利をものにした。

 怒涛の後半戦は後日。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-11-04 22:58 | その他(立ち技系) | Comments(2)

PRIDE32の感想

 先ほどPPVを見終わったので、さっそく感想をアップ。

 オープニングのスタッフ紹介ではネバダ州アスレチックコミッションの方々に客が大ブーイング。「踏みつけ禁止にしやがってコノヤロー!」ということか?

 オープニングの構成やレニー・ハートのアナウンスはいつもどおり。この辺りは「いつものPRIDEを持ち込む」という看板に偽りなしですね。

ジョーイ・ヴィラセニョール×-○ロビー・ローラー(1R KO)
 開始直後にローラーの飛びヒザ一撃で試合終了。PRIDEらしいといえばらしいが、ちょっとあっけなかった気も。
 ローラー参戦でウェルター級戦線異常アリ、となるか?

トラビイス・ガルブレイス×-○中村和裕(2R TKO)
 直前の対戦相手変更のせいか、煽りVなしでいきなり中村入場。やっぱり扱い悪いな。「ラスベガスにまでドンペンが登場したらどうしよう」と心配していたが、杞憂に終わってくれた。
 1Rに中村がフックでダウン取った時点で実質勝負ありでしたね。ガルブレイスはここからよく粘ったけど、1R後半から目に見えて動きが落ちてた。中村はこういう試合を前回もやってくれればよかったのに。

フィル・バローニ○-×西島洋介(1R アームロック)
 ゴングと同時にバローニが西島のパンチをかいくぐってタックル。お前、今までそんなスタイルじゃなかっただろ!まあ、今回の相手ならこういう戦い方になるか。
 西島は相変わらず寝かされてからは何もできず、起き上がれないまま最後はアームロックで一本。これで4連敗。未だ、光明見えず。

ダン・ヘンダーソン○-×ビクトー・ベウフォート(判定)
 ビクトーのKO勝利、判定に行くにしても大接戦だろうと思っていたんだけど、予想に反してダンヘンのワンサイドゲームに。ダンヘンは常にパンチで先手を取り続けていたし、そこからタックルや組み付きへの移行がバツグンに上手い。ここ最近の不調がウソのような動きのよさ。やっぱりまだまだ強いねえ。
 一方のビクトーは再浮上のきっかけをまたも逃してしまった形に。試合後、リングを降りてから座り込んでうなだれる姿が印象的だった。

バタービーン○-×ショーン・オヘア(1R KO)
 感想を書くのも面倒くさいが、バタービーンがオヘアに何もさせず殴り勝ち。この組み合わせなら下手に長引いても大味になるだけだし、この展開になってくれてよかったのでは。どうせ客が求めてるのもこういう結果だろうし。

 休憩明け、高田本部長が「プリーズ・ギブ・ミー・ミニット!(少し時間をください)」に始まる中学レベルの英単語を連ねたスピーチを披露。吉田・藤田・マッハをリングへ呼び込む。
 3人も順番にマイクを持ったが、藤田は「ハロー、U・S・A!ネクストタイム、マイタイム!(次は俺の番だぜ!の意か?)」というコメント。やはり英語教育には真面目に取り組むべきだろうか、と考えさせられた。

ジョシュ・バーネット○-×パウエル・ナツラ(2R アンクルホールド)
 両者が差し合いの状態で少し膠着すると、客席からすかさずブーイング。アメリカの客はこういう展開、本当に嫌いなのね。
 試合の方はジョシュが予想外の大苦戦。やはり連戦疲れか。このまま判定になるとやばいなあと思ったけど、最後はアンクルで大逆転勝利。凱旋試合でとりあえず結果は出してみせた。
 ナツラは総合格闘家としての完成度はどんどん高くなっているが、やっぱり最後が詰めきれない。せめて年齢があと5歳若ければなあ・・・。

ケビン・ランデルマン×-○マウリシオ・ショーグン(1R ヒザ十字)
 ゴングと同時にタックルからテイクダウンを取るランデルマン。しかしショーグンがここから次々と足関を仕掛ける。そういえばコールマン戦でも下からの足関節をやっていたっけ。踏みつけがなくても、戦い方の幅が広いな。
 最後はヒザ十字で極まったが、ランデルマンがヒールホールドをひたすらガマンし続けていたので、見ているこっちがイヤな汗をかいてしまった。

エメリヤーエンコ・ヒョードル○-×マーク・コールマン(2R 腕十字)
 まあ予想どおり、というのが一番手っ取り早い感想。ヒョードルがタックル切りまくり、パンチ入れまくり。コールマンが2Rにようやくテイクダウンに成功するものの、そこから先は前回対戦時の焼き直しのようにヒョードルが下から腕十字を取って一本。やっぱ強いわ。
 コールマンは根性は見せたが、パンチを食らい続けてボコボコになった顔は痛々しいの一言に尽きる。あと、解説の高阪の「ヒョードルのパンチもらうとこうなるんですよ」というコメントは体験者ならではの実感がこもっていてよかった。
 試合後、コールマンの2人の娘がリングに上がって泣きながらコールマンに抱きついていたが、この演出はどうかなあ、と思った。娘さんたちの涙が本物であるだけに、なお更ね。

 アメリカ初進出の今回、大会としては合格点をあげていいんじゃないかと思う。勝敗的には最初から結果が見えている試合が多かった中で、PRIDEの魅力はよく伝わったのでは。来年からは少なくともナンバーシリーズは、完全にアメリカに軸足を移しちゃうのかなあ。

 タイソン、結局来なかったな。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-10-22 14:15 | PRIDE | Comments(6)
 ビデオを録画したままほったらかしになっていた修斗・横浜パシフィコ大会を拝見。新旧王者の試合を中心に感想を。

松根良太○-×ダーヴィド・レイエナス(1R チョークスリーパー)
 「危なげない勝利」という表現がこれ以上ないくらいしっくりくる松根の試合運び。念願の復帰後初勝利を挙げた松根、外薗の持つベルト挑戦への第一歩。まだ道のりは遠そうだけど。

菊地昭○-×ロナルド・ジューン(1R アームバー)
 青木戦での負けぶりを見るに、このままズルズルと姿を消してもおかしくないと思っていた菊地だが、同じく上位ランカーのジューンを寄せ付けず圧勝。これまたベルト奪還への一歩目を踏み出した。
 ところで青木のタイトルに挑戦するトップコンテンダーって誰になるの?と思ってランキングを見たら中村K太郎が1位か。まあグラップラー同士の激突で面白いんじゃない?

リオン武○-×ナーヴィド・ヨウセフィ(2R チョークスリーパー)
 リオンはパンチがよく伸びるしタイミングもいい。ダウンを奪ったローキックもお見事。
 でも少々手こずった印象が否めないんだよなあ。スタンドの攻防で不用意にパンチをもらう場面も目立ったし。まあまだ発展途上の王者ということですかね。リオンVSルミナのタイトルマッチ、実現しないかなあ。

青木真也○-×ジョージ・ソテロポロス(2R 反則)
 1Rの青木の足関地獄、素晴らしすぎる。打撃全盛の現在の総合格闘技の中では、このスタイル自体が立派な商品価値だ。
久々の修斗復帰戦がローブローで終わってしまったのは可哀想だし残念だけど、持ち味は十分すぎるほど発揮してくれたのでまあ満足。
来月のメレンデス戦は本当に楽しみ。今回のダメージが影響しなければいいけど。

マモル×-○BJ(1R チョークスリーパー)
 マモル、今回も防衛は堅いと思ってたんだけどなあ。短期間でのリマッチとはいえ前回がドロー防衛で、モチベーションが低かったわけでもないと思うし。
 試合内容自体もマモルにポカがあったというより、気がつくとBJが主導権を握っていたという感じ。長期政権王者が負けるときってこういうものなんですかね。まあでも、これで終わっちゃう選手じゃないでしょ。

川尻達也○-×ペル・エクルンド(1R TKO)
 テイクダウンからひたすらタコ殴りを続けた川尻、相手に何もさせずにレフェリーストップ勝ち。王者の貫禄というところですかね。キッチリ結果を出したのはさすがだと思うけど、あまり印象は残らない試合。

 武士道帰りの川尻・青木を含め、修斗の現有勢力が勢揃いした興行のはずなのに、動員は苦戦した模様。まあこう書いている私自身が会場に行ってませんが。
 対戦相手の外国人があまりに分かりやすい噛ませ犬ばかりで、どうもひきつけられるものがなかったのが要因では。客が求めるのは勝負論なわけで、単に王者だけ集めればいいってもんじゃない、ということなんでしょうね。分かりきった話だけど。

 次に修斗見に行くのいつかなあ。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-10-21 21:47 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)
 昨日書いたように、最近前座の試合をろくに見ていないことが多いので、今回は一念発起して(たかだかビデオに目を通すだけだけど)前座の試合もチェック。

 UFC2戦目の岡見勇信はカリブ・スターネスに3ラウンドKO勝利。
 落ち着いて戦っていたし、最後きっちりパウンドで料理したのはさすがだけど、ちょっと様子見すぎた感じも。まあもともとこういうスタイルの選手なんだろうし、海外のリングで2連勝という結果の価値に変わりはないけど。
 そういえば岡見ってこの前ハワイでアンデウソン・シウバと対戦して、反則勝ちという結果に終わってるんだったっけ。となるとタイトルマッチでリマッチか?その前にクリアしなきゃいけないハードルはまだまだあるだろうけど。

 名前の面白さとこの前の試合の勝ちっぷりのよさで注目していたシーク・コンゴは、対した強さもインパクトもないカルメロ・マレロにあっさり判定負け。簡単にメッキが剥げた。
 もう簡単にテイクダウンされすぎ、そして寝かされてから何もできなさすぎ。解説の稲垣さんが言っていた「悪い意味でリングス・オランダ系の選手ですね」というコメントに全てが集約されている。
 ヘビー級はなかなかニューフェイスが出てこないなあ。そうこうしているうちに、次回はジェフ・モンソンがタイトルマッチ挑戦という恐れていた事態が。ダメだ、絶対盛り上がりそうにない。

 シルビア、まさか取りこぼしはしないよな。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-10-18 01:57 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)