反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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HERO’Sの感想

 今朝ベトナム旅行から帰ってきました。さっそく録画したHERO’Sを鑑賞。

秋山成勲○-×永田克彦(1R KO)
 2人のコスチュームからして「異種格闘技感」満点。序盤の距離の取り合いに妙な面白さがあった。まあでも内容の方は、総合になれている人とそうでない人の差が出ましたね。秋山の最後の後ろ回し蹴りはまるでカラエフみたい、と思ったら本当にカラエフと一緒に練習してるのね。

所英男×-○ブラック・マンバ(1R KO)
 改めて見るとリーチ差がだいぶあるので何かイヤな雰囲気だなあ、と思っていたらマンバの膝蹴り一閃。所はタックルを狙ってちょうど頭を下げていたのもまずかった。神通力が切れるにしても、ちょっと中途半端な相手に負けちゃった感は否めない。

宇野薫○-×オーレ・ローセン(2R チョークスリーパー)
 ちょっと手間取ったけど終わってみれば宇野の完勝。ローセンは寝技のディフェンスはなかなか上手いけど、他に見るべきところがない。というか見るべきところを見せる展開に持っていけていない。持ち味を生かすためには倒されずに殴るスタイルを覚えないといけないのだろうか。
 宇野がマイクを持っている時にカメラが客席の女性を抜いていたけど、あれ宇野の奥さん?

 ここで前田スーパーバイザーに呼ばれ、桜庭(番組上では「タイガーマスク」)が登場。もう本当に驚き。帰国早々、列島激震ですよ。
 高田道場退団後も主戦場はPRIDEと報道されていたので、今回の移籍劇は完全に予想外。本人は両団体間の架け橋に、と言っているけど完全に火種を増やしているだけのような気がする。PRIDEでのウェルター級転向をあれだけ拒否していたのにHERO’Sの85キロ級トーナメントに参戦というのも何か釈然としないし。PRIDEとしては本当に痛いだろうなあ、これ。

ドン・フライ○-×曙(2R フロントチョーク)
 フライはさっさと殴り倒してくれればよかったのに。今の曙は勝利を挙げられないのなら、中途半端な善戦はするだけ無駄だよ。

アントニオ・シウバ○-×トム・エリクソン(1R レフェリーストップ)
 ピークはとうに過ぎているとはいえ、エリクソンがあそこまで何もできずに負けたというのが驚き。アントニオ・シウバは単なるキャラクター枠というわけではなさそう。HERO’Sでは使い道に困りそうな気もするけど。

ハニ・ヤヒーラ○-×上山龍紀(判定)
 あれ、メレンデスじゃないの?いつの間にヤヒーラに?
 ダイジェストだからよく分からないけど、ヤヒーラがねちっこい寝技で押し切ったという感じ。こいつも65キロ級の選手だから、2回戦以降は体重がネックか。

J.Z.カルバン○-×門馬秀貴(1R レフェリーストップ)
 門馬があまり見せ場を作れないまま、カルバンがパウンドで圧勝。門馬はキャッチフレーズが「執念の14キロ減量」じゃなあ。前日の計量の時点で見せ場が終わっちゃってるじゃん。

山本KID徳郁○-×宮田和幸(1R KO)
 試合前のリングアナのコールがかったるくて早送りをしたんだけど、再生ボタン押すのが遅れたらもう宮田が大の字になってた(実話)。
 宮田はKIDのヒザは想定外だったんだろうね。タックルを狙って頭も下げちゃってたし。まあでも、ここはしっかりクリーンヒットさせたKIDの当て勘の良さを褒めるべき。他に感想は何があるかなあ。宮田の入場テーマは前のエミネムの曲の方が良かった、というぐらい?

 豪華なカード編成でそれなりに見所も多かったけど、どうも軸としてのトーナメントの存在が見えにくい感じ。8月大会はライトヘビーのトーナメントも始まってワンマッチは減るから、ここが盛り上げどころか。

 PRIDEは今夜のスカパー再放送で視聴。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-05-06 14:43 | HERO’S | Comments(2)

K-1 ラスベガス大会

 スカパーの録画を先ほど見終わったので感想を。

ゲーリー・グッドリッジ○-×謙吾(1R KO)
 結果としては予想どおり、謙吾の倒れ方は予想以上。先日のバダ・ハリに続き、またもKO名場面集にもってこいの映像が。謙吾はこの後どうするのかね。HERO’Sで使い回しか?

スコット・ライティ○-×デューウィー・クーパー(判定)
 スピードのクーパーVS一発の重さのライティという構図だったけど、ライティはスピードで負けていても手数で負けていないのが大きかった。2R以降はクーパーの手が出なくなり、完全にライティが圧倒。

藤本祐介×-○カーター・ウィリアムス(判定)
 ウィリアムスのビルドアップが凄すぎ。これ完全に別人だよ。ちゃんと動けるのかね、という不安があったけど、ダウンを取ったパンチなんかはちゃんとキレがあったし、パワーと圧力をうまくアップさせている感じ。自分から前に出なくなったので試合がつまらなくなってるのが致命的な欠点だけどね。

ハリッド・ディ・ファウスト○-×ショーン・オヘア(1R KO)
 オヘアのキック戦績が11戦10勝となってたけど本当か?へっぴり腰だしアッパー簡単にもらい過ぎ。体重差を生かす暇もなかった。

ルスラン・カラエフ○-×ステファン・レコ(判定)
 レコがもっと上手くいなすと思っていたんだけど、カラエフ強いねえ。相手の懐に飛び込むスピードが段違いに速いので、常に先手を取れるのが大きい。パンチのコンビネーションやラッシュ力も去年以上によくなってる。
 一方で課題はディフェンス面。レコのローをだいぶ嫌がっていたし、3Rの右ストレートでのダウンは不要。リードしていて気が緩んだんだろうけど、あれはいただけない。ファンとしても今年はベスト8程度では満足できないので、あえて厳しく注文させてもらいますが。

ゲーリー・グッドリッジ○-×スコット・ライティ(1R KO)
 ちゃんとパンチを当てた上でのダウンなんだけど、なんか勢いだけで押し倒して試合を決めちゃった感じ。ライティに大したダメージはないだろうし、客席から起きていたブーイングも理解できるところ。まあでも、自分の勝ち方を知っているグッドリッジを褒めるべきなんでしょうね。

カーター・ウィリアムス○-×ハリッド・ディ・ファウスト(判定) 
 相変わらず待ちに徹しているウィリアムスだが、2Rにはちゃんと自分から攻め込んでダウンを奪取。増量した上での戦い方をちゃんと考えながら試合をしている。
 3Rに不用意にファウストのパンチを食らってからは防戦一方になったものの、辛くも逃げ切って判定勝利。危ない危ない、まあでもこっちの予想どおりに事が進んでいる。とこの時は思ったのに・・・。

セーム・シュルト○-×武蔵(判定)
 今年の新ルールの下では、結局シュルトは自分のクリンチが増えるか、相手のクリンチが増えるかのどちらかになってしまう。この試合では武蔵がクリンチする側に回ってしまい、最後まで打開策が見出せずシュルトの判定勝利。
 シュルトが勝つ→つまらないと判断した主催者側がルールで制約→ますます試合がつまらなくなる という悪循環のような気がするんだけどなあ。

チェ・ホンマン○-×ザ・プレデター(判定)
 開始直後のダウンで「こりゃホンマンがすぐ終わらせちゃうよ」と思ったのだが、大晦日に続いてプレデターがまたも大健闘。ダウンは奪えなかったがホンマンを追い込む場面もあったし、最後まで根性見せてた。
 ホンマンはパンチのタイミングが上手くなってるのは感じられたけど、スタミナ不足は相変わらず。CMの仕事を減らすことをお勧めしておく。あと紀香の「(ホンマンが)笑っている時は効いている時ですね!」というコメントが無駄に力強くて面白かった。

ゲーリー・グッドリッジ×-○ハリッド・ディ・ファウスト(3R KO)
 ウィリアムスがスネの怪我により棄権、ファウストが代わりに決勝へ進出。こんな展開まで予想できるか!まあ準決勝のダメージを考えると、ウィリアムスがグッドリッジに勝てたかどうかは微妙ですが。
 パンチの技術ではファウストが上回っているものの、パワーと体重の差でグッドリッジが押し切ったまま3Rへ。このままグッドリッジ逃げ切るなあ・・・と思っていたら、カウンターの右フックが鮮やかすぎるほどきれいに入ってグッドリッジが大の字。ファウストに賭けてた客は大儲けしただろうねえ。
 それにしてもK-1、PRIDEいずれのリングでも「永遠の前座外人」だったファウストが優勝してしまうとは。体重の軽さが気になるけど、毎回大味な試合で開幕戦敗退のグッドリッジよりは面白くなりそうかも。オセアニアGPのスワロンスキーといい、今年は地味に強い選手の当たり年なんですかね。今後の予想も気をつけた方がよさそう。

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by nugueira | 2006-05-01 02:46 | K-1 | Comments(3)

TITANSの感想

 スカパー!のニアライブ放送でTITANSを観戦。

 手術からの復帰戦となった武田幸三は、ジョームタップ・クランセーンマハーサラーカムにダウンを奪われ判定負け。武田は途中「おっ」と思わせる場面もあったが、全体的に攻めが単発。打ち終わりにガードが甘くなる悪い癖がまた出てしまった。なかなか見えてこない光明。やっぱり武田はMAXと絡み始めたのがケチのつき始めだったのかなあ。

 注目の新日本キックVS他団体の対抗戦。まず前フェザー級王者の菊地剛介はTURBΦを終始圧倒。最終ラウンドにはダウンも奪って文句なしの判定勝利
 菊地は常に先手を取って飛び込み様のワンツーからロー。本当ならTURBΦが出入りの早さを使って自分から攻めなきゃいけないところなのに。まあ格の違いが出たというところか。

 ライト級王者の石井宏樹は、J-NET王者の西山誠人を相手に4R終了時TKO勝利。王者キラーを逆にヒジで返り討ちにした。中盤以降は石井のパンチが面白いように当たってましたね。
 石井の試合をひさしぶりに見たけど、やっぱり早いわ。コンビネーションもきれいだし。年1回のTITANSだけでいいから、対他団体路線の試合を引き続きやってほしい。

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by nugueira | 2006-04-29 01:56 | その他(立ち技系) | Comments(4)

DEEPの感想

 先週のDEEPの模様をスカパーで視聴。

 帯谷信弘の試合を初めてちゃんと見たんだけど、「弟分」を自称するだけあって五味のスタイルが色濃く出てますね。ラッシュの勢いと打ち分けの巧さは見事。試合勘が相当鈍っていたであろう雷暗暴が相手、という点は割り引いておかないといけないけどね。
 これで帯谷はベルトを手土産に武士道参戦か。DEEPは今や公式に武士道のファーム組織なわけだから別に文句はありませんが。

 個人的に注目していたザ・スネーク(シリル・ディアバテのことだということをけっこう最近知った。)、勝つには勝ったけど寝かされた後は何もできてなかったなあ。上のステージでの活躍はあまり期待できなさそう。

 将来性では入江に勝ったゲガール・ムサシの方が面白そう。打撃だけでなく反応の速さがいい。ウェルター級GPへの参戦を希望していたみたいだけど、出してみてもいいんじゃない?なんだかんだで16人頭数揃えるの大変だろうし。

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by nugueira | 2006-04-19 01:05 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

UFC59

 テレビ観戦の感想を。例によって見たい試合だけつまみ食いですが。

 ヘビー級タイトルマッチはティム・シルビアがアンドレイ・アルロフスキーを逆転KOで破りリベンジに成功。最初にアルロフスキーのパンチでシルビアがガクリと倒れたときはこれで決まったと思ったんだけどなあ。最後の止めるタイミングもなんか微妙。でもスローで見るとアゴに入ってるから仕方ないか。
 主催者的にはファンが感情移入しやすいアメリカ人王者が生まれてくれて一安心だろうね。アルロフスキー、これを機にPRIDEに来ないかなあ。日本はいいぜえ、強ければ国籍関係なく応援してくれるから。

 1年2ヶ月ぶりの復帰戦となるティト・オーティズはスプリット判定でフォレスト・グリフィンに勝利。2R以降は完全にガス欠だったけど、それでもスタンドの攻防を落ち着いて捌いていたのがよかった。まあ両者の経験の差が出ましたね。「TUF」を見ていない身としてはグリフィンに乗れる要素が全くないので、負けてくれて一安心。
 試合後のインタビューでティトは「俺にブーイングをくれて構わない。チケットを買って見に来てくれるならね。」と余裕の発言。周りから求められるキャラクターを期待に背かず演じているな、という感じ。

 個人的に注目していたマーシオ・ペジパーノ・クルーズVSジェフ・モンソンは、この前のヴェウドゥムVSエイネモと同じく、お互いグラウンドを避けた結果低レベルなスタンドの攻防が中心になる最悪の展開。やはり総合でのグラップラー同士の対戦は受難の時代なのか。
 ペジパーノはやはりスタンドの甘さが露呈してしまい判定負け。でも勝ったモンソンも大して見るべきポイントはなかったしなあ。これが事実上の時期挑戦者決定戦では、シルビア政権はしばらく安泰か。

 また客席にマイケル・クラーク・ダンカンがいたよ。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-04-18 03:07 | UFC | Comments(4)

CUB☆KICK観戦記

4月16日(日) 新宿FACE

 というわけで行ってきました、第2回CUB☆KICK。これで今年の全日本キック皆勤ですわ。今度の金曜は行かない(行けそうにない)けど。
 前回に比べると客は少なめで、空席もチラホラ。まあ面子的にも地味だしね。急遽決まった金曜の後楽園大会にタイトルマッチ全部突っ込んじゃったし、仕方ないところか。

 毎回前座の観戦記をすっ飛ばしてしまい申し訳ない気もするので、今回は第1試合から簡単に感想を。でも画像はなし。お前ら、画像を載せてほしかったらもっと面白い試合を見せてみろ!すいません調子乗りました。

石岡卓×-○中向居尚輝(判定)
 石岡、距離感は良かったのだが2R以降は首相撲からのヒザにつかまり失速。ところで今回デビュー戦の石岡は既に31歳。こういう人を見るたびにどういう経緯でデビューに至ったのだろう、と気になってしまう。

稲村直人○-×渡邉強太(判定)
 序盤からパンチのラッシュで押しまくった稲村、2Rにダウンも奪うもののそこから攻めきれず。逆に3Rは劣勢になり逃げ切りでの判定勝利。
 稲村のセコンドがどんな状況でも「真っ直ぐなヒザ!」という指示しか出していなくて面白かった。

小野寺紘也×-○甲野裕也(判定)
 甲野がパンチの正確さで圧倒。ボディー・アッパーの打ち分けが効果的だった。

HIROAKI○-×宿波明(判定)
 パンチの有効打の数で圧倒したHIROAKIの判定勝利。宿波も根性見せて打ち合ってたけどね。
 序盤3試合がデビュー3戦目ぐらいまでの選手中心で、ここからは5~10戦している選手が出てくるんだけど、やっぱり試合運びのムラのなさが全然違いますね。勝ってる方も負けてる方も。

入江達郎○-×荒井崇志(判定)
 序盤はガンガン打ち合っていて面白くなりそうだったんだけど、2Rから急にクリンチが増えだしてすっきりしない展開に。最終3R、入江のカウンター気味のパンチが入り荒井がグラつく。これが決め手になったか、入江が判定2-0で勝利。まあ微妙だけど打倒な判定かな。

赤羽秀一○-岩切博史(延長判定)
 1Rに岩切のパンチが連続でクリーンヒットするものの、赤羽は相変わらずのターミネーター戦法でひたすら前進。ローとヒザで攻め込む。岩切は終盤下がる場面が目立ったのも印象が悪かったか、ドロー判定で延長へ。延長は赤羽がドロドロの首相撲地獄に引きずり込んで勝利。この人の打たれ強さは本当にすごい。どういう練習やってるんだろ。

チェ・ジンスン○-×魂叶獅(1R KO)
 ジンスンはパンチが重そうで、ボディーへの打ち分けも巧いしラッシュ力もあるイヤなタイプ。一般人みたいな顔していてあまり強そうに見えないのに。
 魂叶獅もローで応戦し勝負はこれからか、という感じだった1R中盤、ロープ際でジンスンのハイキックがクリーンヒット。魂叶獅はそのまま起き上がれず、衝撃のKO勝利。魂叶獅がフライ級、ジンスンがバンタム級で、契約体重はスーパーフライ級。やはり体重差はきつかったか。
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前田尚紀○-×ラスカル・タカ(延長判定)
 前田は序盤からロー、そして頭を沈めるような体勢からのパンチ連打といういつものスタイル。でも今日はパンチが大振りで正確性に欠け、逆にラスカルがコツコツローを重ねていく。
 それでも時折前田のパンチがヒットしていたのでこのままなら判定勝利だろうか、と思っていた3R、打ち合いからラスカルのパンチで前田がぐらつき、急に流れが分からなくなる。この後は2人とも正面からぶつかり合い客席がおおいに盛り上がるが、判定はドロー。こういう展開だとどうしてもひいきの選手のクリーンヒットにばかり目が行ってしまうので、なかなか冷静に採点できない。
 延長ラウンドは前田がパンチのクリーンヒットを立て続けに入れ、ラスカルを振り切って判定勝利。延長は必要以上にガムシャラにならず引くとこ引いてたのが良かった。スタミナ切れてただけかもしれないけど。
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 前田の今日の試合内容はいただけないなあ。仮にこの状態で石川と再戦したら、懐に入る前にヒザ・ヒジの餌食になりそう。自分自身のためにも客のためにも、リターンマッチは万全の状態に仕上げて欲しい。

 バウレビの記事早過ぎ。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-04-17 00:15 | 全日本キック | Comments(4)

K-1MAX観戦記②

ブアカーオ・ポー・プラムック○-×マイク・ザンビディス(判定)
 ゴング直後から、互いにジリジリと距離を測りあう「間合い勝負」に。ミドルで牽制してくるブアカーオに、ザンビディスは飛び込みながらのパンチで応戦するがクリーンヒットを奪えない。
 試合はこのまま、ブアカーオが自分の距離をキープし続けて3ラウンドが終了。ザンビディスはブアカーオの蹴りの速さに懐に飛び込めず、たまにボディにヒットすることはあっても単発のままで終わってしまった。ムエタイの典型的なパンチャー潰しの術中に完全にはまってしまった感じ。
 それにしてもブアカーオは強い、というか負けないスタイルを確立している。潰すには去年みたいにトーナメントで消耗しきったところを狙わないとダメなように思えてきた。

トーナメント準決勝 HAYATΦ×-○TATSUJI(判定)
 1回戦と同様、TATSUJIはどんどんプレッシャーをかけてインファイトに持ち込む展開。HAYATΦもどちらかというとパンチ系の選手なのである程度近い距離で戦いたいのだろうが、完全にTATSUJIのペースに飲まれてしまっている感じ。
 距離を詰めてからのTATSUJIの攻めは上下のパンチの打ち分けがスピーディーかつ正確。さらにその後にローまで出してくるから厄介。結局最後までHAYATΦに主導権を握らせず、終了間際にはローでダウンを奪い完勝。試合前からビッグマウスを連発していた男がきっちり結果を出して決勝まで上がってきた。

トーナメント準決勝 佐藤嘉洋○-×上山龍紀(1R終了 ドクターストップ)
 本職、しかもトップクラスのキックボクサー相手に奇襲が通じるわけもなく、予想どおり佐藤の一方的な展開に。ローを食らい1R終了後にコーナーに戻るのも辛そうだった上山はそのままドクターストップ。入場時に足をひきずるそぶりがあったので気になっていたが、やはり1回戦で痛めたらしい。3月には本職の方の試合が予定されているから、そちらに影響しなければいいが。

魔娑斗○-×イアン・シャファー(判定)
 シャファーの入場時には日本人ラッパーが一緒に登場し、入場テーマ曲を生で披露。なんで?というか誰?
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 魔娑斗は序盤から徹底したロー狙い。シャファーは距離を詰めてフックの連打で攻めるがクリーンヒットはせず、1R途中から早くもローが効いてきた気配。
 2R以降はシャファーが自分から前に出る気配がなくなりワンサイドの内容だったが、魔娑斗もそこから攻めきれず、ダウン無しの判定勝利。うーん、自分で「めちゃめちゃ強い」と言っておいてこの内容じゃ、看板に偽りありだろう。怪我の影響か、安全運転で終わらせようという気配が見て取れたのが気になった。トーナメントまでにはきっちり仕上げてきてほしいところ。

トーナメント決勝 佐藤嘉洋○-×TATSUJI(判定)
 試合前に並んだ時点で、10センチ以上ある両者の身長差が歴然。TATSUJIにとってはこのリーチ差も大きなハンディになりそう。
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 1Rはこれまでの2戦と同じようにTATSUJIがひたすら距離を詰めてラッシュを仕掛ける展開。対する佐藤もこれまで同様にローと首相撲で攻めようとするが、TATSUJIの圧力を捌ききれずパンチをもらう場面も。とはいえこの身長差だと、上に向かって打つ姿勢になるからパンチの威力も殺されるか。
 序盤こそTATSUJIが健闘するが、2ラウンドに入ると佐藤のヒザ蹴りによるダメージでガクッと動きが落ち、圧力が弱まってくる。ここから先は佐藤がいつもどおりの試合運び。前蹴り・ロー・ヒザで主導権を握らせず、ダウンは奪えなかったもののTATSUJIを圧倒。大本命が下馬評どおりの優勝を果たした。

 総括。去年の開幕戦でも感じたけど、判定決着の比率が高くなっているのでどうもスカッとしない(レベルが上昇しているので当然の流れではあるけど。)。世界クラスが集まってるならともかく、日本代表決定トーナメントでこれを見せられるのは辛い。
 A級戦犯は佐藤。優勝しておいて戦犯扱いはひどい気もするが、実際場内の空気を完全に停滞させていたのだから仕方ない。一言で言えば「競技的にはOK、興業的にはNG」。「強ければいい、勝てばいい」が佐藤の哲学かもしれないし、実際そのスタイルでここまで上り詰めてきたわけだけど、MAXのリングに上がる以上はそこから先の対観客、対世間というところまで求められる。この日の佐藤の試合内容はその意味では及第点はあげられなかった。
 ここからさらに進化して倒すスタイルを身につけるか、あるいはかつてのホーストのように、地味でもつまらなくても勝ち続けることで雑音をシャットアウトするか。いずれにしても、佐藤は優勝賞金だけでなく大きな宿題まで抱え込んでしまった気がする。

 魔裟斗との試合はそれなりに見てみたい気はする。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-02-06 08:58 | K-1MAX | Comments(4)