反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

タグ:観戦記 ( 1309 ) タグの人気記事

川嶋VSミハレス

 WBCスーパーフライ級暫定王者決定戦・川嶋勝重VSクリスチャン・ミハレスをテレビ観戦。

 2Rに川嶋がダウンを取った時はこのままいける、と思ったのだが。一発の威力では川嶋が上回っているけど、ミハレスが手数でそれを封じてみせた。

 ミハレスは6R以降は足を使うようになっていて明らかにペースダウンはしていたんだけど、川嶋がいいのを入れるとキッチリ打ち返す。この前の亀田VSランダエタを見ている時も思ったけど、中南米の選手はこういうギアチェンジが非常に上手い。各ラウンドとも連打で畳み掛けてジャッジに印象づける場面を必ず作ってるし、やっぱりマスト判定システムだとこういう選手が強いな。

 この前の亀田騒動の一件もあったので今日は試合を見ながら自分でも採点してみたんだけど、115-112でミハレス。ジャッジ3人はいずれも114-113でスプリット判定だから、いい線行ったと見ていいのかどうか微妙なところか。
 来月の亀田-ランダエタ戦までにジャッジ能力をもう少し磨いておきます。

 KOで終わりそうな気もするが。人気blogランキングへ
[PR]
by nugueira | 2006-09-19 00:05 | その他(立ち技系) | Comments(2)

8/27全日本キック

 GAORAの放送でようやく映像を拝見。宝樹とか望月の試合は『SRS』で既に見てたけど。

 まあ何はともあれ、最大の関心事項である石黒竜也VS金沢久幸の試合の感想から。

 石黒は試合の映像自体初めて見たんだけど、マウントの取り方・踏み付けのタイミングのいずれもスムーズで、非常にいい選手だねえ。ああ、これキックの試合だったか。
 でもバッティングなんかも怒りに任せてやってるというよりは、ちゃんと相手に効くタイミングを狙いすましていて、見てて思わず「あっ、上手い」と言ってしまった場面がしばしば。反則の天才というか、根っからの喧嘩好きなんでしょうね。

 なんか石黒を褒めているようにしか見えなくなってきたが、当然こんなのNGですよ。NJKFや所属ジムの処分は妥当でしょうねえ。こういうことやらかす選手とは、もうまともな信頼関係築けないもの。

 審判団には改めて文句を言わせてもらうけど、やっぱり金沢のセコンドが蹴りを入れた時点で没収試合か何かにすべきだったなあ。この時点で試合としては崩壊しちゃってるよ。(またもや脇にそれるが、金沢のセコンドの喧嘩キックがあまりにも完璧に決まっており、見た瞬間「すげえ、蝶野みたい」と怒るより先に感心してしまった。)

 とりあえず、「パンクラスよりもこっちを見に行った方がよかった」と改めて実感させられる映像だった。

 その他の試合も簡単に。望月は白川裕規に貫禄の1ラウンドKO勝利。あのノーモーションのストレートは凄い。最後のダウンなんか、相手に打たせまくった後に一発でスコンと入れちゃってるし。

 このところ大輝とセットでよく記事に取り上げられている佐藤皓彦は、ランキング上位の吉武龍太郎にTKO勝利の金星。最後の狙い済ましたヒジはお見事。こいつ、2月の新宿FACEで見たときは組み付いてのヒザ以外何もできない印象しかなかったんだけど、急速にキックボクサーとしてのバランスが良くなってきてる。もともとガタイはいいだけに、これから化けるか?

 新設されたばかりのスーパーウェルター級は早くも上位陣が混沌としてきた感じ。10月の山内の復帰戦が楽しみになってきた。

 10月は新宿FACE3連戦。人気blogランキングへ
[PR]
by nugueira | 2006-09-18 00:04 | 全日本キック | Comments(6)
無差別級GP決勝
ジョシュ・バーネット×-○ミルコ・クロコップ(1R KO)

 「無冠の帝王」返上へ王手。ミルコ・クロコップ。
d0010886_0505740.jpg

 ベルトコレクター、遂にPRIDEのベルトにリーチ。ジョシュ・バーネット。
d0010886_053509.jpg

 場内の声援はほぼ互角ながら、ジョシュの方がやや会場人気が高い印象。本来の実力に評価が追いついていなかったジョシュは、結果を出すことで完全に客の支持を取りつけてみせた。

 ここまでの道のりを振り返ると、ミルコは美濃輪→吉田→シウバといずれも下の階級の相手ばかりで、やや楽に勝ちあがってきた印象。無差別級GPらしいと言えばらしいのか。
 対するジョシュはアレキサンダー→ハント→ノゲイラと並み居る優勝候補をなぎ倒しての決勝進出。そりゃ客の評価も上がりますわ。これでミルコも蹴散らしたりしたら完璧なのだが、いかんせん準決勝での消耗が大きなハンデになりそう。
d0010886_115410.jpg

 予想どおり、試合は序盤からミルコが着実に打撃を当てて主導権を握る。ジョシュの膝蹴りでミルコにドクターチェックが入ったときはヒヤリとしたが、ここは無事再開。
 組み付いてからの打撃で活路を開きたいジョシュだが、やはりミルコの方が動きに余裕がある。冷静に距離を取ってパンチを当てていくと、ロープ際に詰めてから至近距離でパンチのラッシュを浴びせてジョシュがダウン。
 もう気力で戦うしかないジョシュだが、この状態から驚異的な粘りを見せてミルコに決定打を許さない。客席からも大きな「ジョシュ」コールが連呼されるが、最後は顔面にパンチを食らったジョシュが目を押さえながらタップして試合終了。ミルコの指が目に入ったのが原因らしいが、このアクシデントがなくとも結果に変わりはなかっただろう。
 激戦続きの無差別級GPは、決勝ラウンド開始前までは完全に無印扱いだったミルコの優勝という結末で幕を閉じた。
d0010886_1182688.jpg

 ワンマッチはともかくとして、GP準決勝・決勝の3試合は「素晴らしい」の一言。始まるまでは微妙なマンネリ感・予定調和感が感じられて盛り上がりきれない部分もあったのだが、とんでもなかった。考えてみればこの4人が潰しあいをして面白くならないはずがないか。

 そんな激闘の末に、ミルコ優勝というエンディングを向かえたことも妙に感慨深い。これまで観客の求めるドラマを徹底的に排除し続けてきたPRIDEのリングが、その観客も忘れかけていた頃に「ミルコ復活」というドラマを提示したというのは皮肉なようでもあり、嬉しい誤算でもある。

 前述のとおり組み合わせに恵まれた点があるとはいえ、4試合全て1ラウンドKO勝利というミルコの勝ちっぷりはお見事。勢いを取り戻し、無冠を返上した「帝王」が、このまま大晦日にベルト獲りという更なるドラマを生み出すことができるか。・・・・正直、厳しいとは思うけど。

 ようやく完結。人気blogランキングへ
[PR]
by nugueira | 2006-09-14 01:27 | PRIDE | Comments(2)
イ・テヒョン×-○ヒカルド・モラエス(1R TKO)
 ゴング直後に両者殴りあうが、ともに距離感が合わないままもみ合うようにグラウンドへ。典型的なダメ試合の流れだ。
 テヒョンはボコボコ殴られまくるのだが、これまた韓国人が打たれ強い。そうこうしているうちにモラエスまでガス欠。「交通事故に遭った人は周りの景色がこういう風に見えるのだろうか」と思えてくるスローモーションの打撃。しまいにはモラエスに完全に背を向けてコーナーポストに寄りかかるテヒョン。それを殴る体力もないモラエス。これまでの試合の流れをぶった切るような「ほのぼのバーリトゥード」とでもいうべき光景がリング上では繰り広げられた。
 最後はテヒョンがドクターチェックを受けている途中でストップ。てっきりドクターストップかと思ったら、セコンドのタオル投入だったみたい。何はともあれこれ以上試合が長引くという大惨事につながらず良かった。

中村和裕○-×中尾“KISS”芳広(判定)
 互いに様子を見合ったまま時間が淡々と経過。中村はハイキックやら飛びヒザをやたら繰り出すがクリーンヒットにつながらず、中尾はそもそも手数が出ない。
 もう試合展開は本当にこれだけ。あと何があったかなあ。一緒に見に行った知人と「シウバは本当に花まるうどんが好きなのか」という議論をしていて、フッとリングに目を戻したらグラウンドで下になっていたはずの中村がなぜか立ち上がっていたんだよな。見所はそのぐらいか(見所?)。
 結局有効打をまともに入れられなかった中村が、最後まで手数が出なかった中尾に判定勝ち。

 この日は
第2試合「うひゃー、こんなすげえ試合が!」
第3試合「うわっ、もっとすごい試合が来ちゃった!」
 という展開だったのだが、帳尻を合わせるように
第5試合「うひゃー、こんなひどい試合が!」
第6試合「うわっ、もっとひどい試合が来やがった!」
 という流れに。うまく出来ているのか何なのか。

 休憩明けには武士道の宣伝のため五味、三崎、そして郷野が登場。
d0010886_014454.jpg

 郷野はマイクを持つなり
「今日は第1試合から素晴らしい試合の連続だったんですけど、前の試合のおかげで非常にリラックスできて・・・」
 もう流石ですよ。口を開くだけで自然に敵が増えていくタイプだ。

マウリシオ・ショーグン○-×ザ・スネーク(1R KO) 
d0010886_0172126.jpg

 リング上で並ぶと身長差が歴然。実際スタンドの攻防ではスネークの方が優勢で、リーチの長いパンチやタイミングのいいヒザ蹴りをショーグンはけっこうもらってしまう。
 グラウンドに持ち込んでもスネークの長い手足を攻めあぐねる展開が続きけっこうやきもきさせられたが、3回目のグラウンドでようやくショーグンがマウントを奪取。一度立ち上がると、お得意の踏みつけも披露して一気に片をつけた。
 とりあえず復帰戦を無難にこなしたという印象(相手の顔面踏みつけといて「無難」呼ばわりもないかもしれないが)。10月のランデルマン戦ではエンジン全開となるか。

ヒカルド・アローナ○-×アリスター・オーフレイム(1R タップアウト)
 序盤のスタンドではアリスターが勢いよく攻め込むが、アローナのどうということもないロー1発でいきなりダウン。(本人のコメントによると足が麻痺したようになったとのこと。)
 あとはアローナ得意のグラウンド地獄。アリスターに立ち上がる隙を与えず、最後はバックマウントからパウンドが入ったところで突然アリスターがタップ。判定にならず良かったけど、こんな唐突な終わり方されても・・・。
 これでアリスターはPRIDE3連敗。2月だけ大爆発してハリトーノフを破壊したわけで、結果的に傍迷惑な奴だ。ところでGPの3興行に全て出場して3連敗ってある意味大記録だよな。

 次回、やっと決勝。人気blogランキングへ
[PR]
by nugueira | 2006-09-13 00:29 | PRIDE | Comments(0)
無差別級GP準決勝
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ×-○ジョシュ・バーネット(判定)

 前の試合の興奮が冷めやらぬうちに準決勝第2試合へ突入。正直、あの試合の後に出番が来ちゃうのは可哀想だなあ。などと野暮なことを考えていたが、この予想は簡単に覆される。

 序盤はスタンドでの攻防。ジョシュのパンチもかなりのスピードだが、ノゲイラのボクシング技術の方が上手。クリーンヒットが度々入り、ジョシュの顔面がのけぞる。やはりスタンドはノゲイラ有利か、と思ったところで、離れ際にジョシュの放った左がノゲイラにヒット。さほど強烈な一撃ではなかったと思うが、タイミングよく入ったかノゲイラがしりもちをつくようにダウン。一気に試合の主導権が分からなくなる。
 そしてここからは、近年のPRIDEどころか総合格闘技史上類を見ない、と言っても大袈裟でない寝技合戦のスタート。落ち着いて下からガードしたノゲイラが立ち上がり様にテイクダウンを取り返せば、逆にそこから立ち上がったジョシュがノゲイラの首を捕らえてスタンディングギロチンチョーク。再びノゲイラがグラウンドで上を取るものの、ここからなんとジョシュがアキレス腱固めへ。これを凌いだノゲイラがマウントから腕十字を仕掛ける。しかし両腕のクラッチをガッチリと離さないジョシュ、ブリッジの要領でここから体勢を入れ替えてしまう。ジョシュが上を取り返したところで1R終了。
 インターバル突入の瞬間、場内がひっくり返るような大歓声。ノゲイラの詰め将棋のような寝技をことごとく切り返していくジョシュ。近年の打撃編重の流れをあざ笑うかのような攻防をやってのける両者の技術とセンスには、ただただ恐れ入るしかない。

 さすがに2Rに入ってから両者のペースは少し落ちるが、引き続き徹底的なグラウンド合戦。下になったノゲイラがジョシュの足を刈って上を取り返せば、ジョシュは終了間際に膝十字へ。かたやどこまでも徹底的に柔術。そしてどこまでも徹底的にキャッチレスリング、いや、UWF。こいつらが15分間の攻防を通じて客に提示して見せたのは、寝技のイデオロギー闘争だ。こんな試合、これから何年格闘技ファンを続けても、おそらく二度とめぐり合えない。

 大熱戦の試合は判定へ。ジャッジの判断は2-1でジョシュ。正直、試合全体を通じて流れをコントロールしていたのはノゲイラだと思う。1Rのダウンの印象が悪かったか。
 判定結果は釈然としないものの、この試合の価値が落ちるわけではない。今年どころか、これまでの格闘技観戦歴を通じてのベストバウト、と言い切ってしまっていい一戦だった。


無差別級GPリザーブマッチ
セルゲイ・ハリトーノフ×-○エメリヤーエンコ・アレキサンダー(1R KO)

 予想どおり、両者徹底的にスタンドでの攻防。両者ともパンチスピードがめちゃくちゃ速いし、上体のスウェーバックが上手くクリーンヒットを許さない。最近の総合格闘技のトレンドを象徴するような試合展開。
 アレキサンダーのリーチの長さにてこずっていたハリトーノフだが、右ストレートをヒットさせアレキサンダーがダウン。ここからハリトーノフがパウンド→マウントというシュルト戦の殺人フルコースに持ち込むものの、アレキサンダーが決定打を許さずブレイク。
 仕留めそこなったとはいえ試合は完全にハリトーノフのペースだったと思うのだが、スタンドでの再開後、アレキサンダーのパンチをやたら簡単にもらってしまい、今度はハリトーノフがダウン。そのまま上にのしかかってきたアレキサンダーをどうすることもできず、パンチとヒザの連打を浴びたところでレフェリーがストップ。
 落下傘部隊、裏切り者の抹殺という今回のミッションは遂行失敗。怪我からの復帰戦だったとはいえ、勝てる試合を落としたという感じが強いなあ。

 完結までまだまだかかりそう。人気blogランキングへ
[PR]
by nugueira | 2006-09-12 00:54 | PRIDE | Comments(3)
9月10日(日) さいたまスーパーアリーナ

 「どうも盛り上がってない雰囲気があるなあ」と勝手に思っていたのだが、さいたま新都心駅前は例年どおりの人混みだし、大会が始まると自然とテンションが上がってくる。やっぱりPRIDEの神通力健在ですわ。

西島洋介×-○エヴァンゲリスタ・サイボーグ(1R 裸締め)
 ゴング直後にパンチで攻め込もうとする西島に対して、サイボーグは首相撲からのヒザ。こういう攻めを混ぜられると西島はキツい。
 さらにサイボーグは西島を引っこ抜くようにしてテイクダウンを取ると、マウントパンチを連打。西島が背中を向けたところで裸締めに入り、西島がこの状態のまま失神して勝負あり。
 西島は予想どおりとはいえ、寝技への対応が相変わらずゼロに近い。このままじゃ総合初勝利への足がかりは見えてこないなあ。

無差別級GP準決勝
ミルコ・クロコップ○-×ヴァンダレイ・シウバ(1R KO)

 遂に迎えた完全決着の場。両者の入場の瞬間、場内のボルテージが桁違いにハネ上がる。
 
 開始直後、仕掛けていったのは予想どおりシウバ。パンチラッシュで攻め込むが、ミルコはステップワークと上体のスウェーでクリーンヒットを許さない。逆にシウバの打ち終わりを狙ったミルコのミドル、パンチが的確にヒット。ミルコは非常に落ち着いて、シウバの打撃がよく見えている。
 シウバのタックルも切ったミルコが、スタンドで左ストレートをクリーンヒット。完全にダウンと言っていい倒れ方でシウバがしりもちをつく。ミルコが上からパウンドを落としていったところで、シウバの傷を見るためドクターチェック。シウバの顔面がどう見ても変な形に歪んでいる。正直ここで止めて問題なかったと思うが、シウバの「もうちょっとだけ」というジェスチェーに押されたか、試合再開。
 再開後も冷徹にシウバの傷口へパウンドを落としていくミルコ。そしてスタンドに戻っての再開後、シウバのフックを見切ったミルコの左ハイが一閃。シウバがマットの上に倒れ、因縁の完全決着戦はミルコの完全勝利という結末を迎えた。
d0010886_7362370.jpg

 心のどこかで予想はしていたけど、覚悟はできていなかった結果。顔面血まみれになり、大の字になるシウバ。できれば見たくなかった現実がそこにはあった。誇張でも何でもなく、KOの後しばらく、手の震えが止まらなかった。格闘技の試合を見てこんな体験をしたのは初めてかもしれない。

 ミルコ、ほぼノーダメージで決勝に進出という理想的な展開。
 一方のシウバ、この負け方では年内休養となってもおかしくはない。リデルとの頂上対決は幻となってしまうのか。

 まだ先は長い。人気blogランキングへ
[PR]
by nugueira | 2006-09-11 07:39 | PRIDE | Comments(8)

K-1MAXの感想

 それではテレビ観戦の感想を。放送順に。

安廣一哉○-×アンディ・オロゴン(判定)
 ボビーの弟がどんなもんなのかと思って見たら、意外にしっかりした動きなので驚きというか拍子抜けというか。
 でもそうなると、多少身体能力が高いだけの素人が相手なんだから安廣はきっちりKOで決めて欲しかったなあ。まあ総合やらされたりK-1ルールやらされたりで調整が大変なのかもしれないけど。まずは「谷川にとって便利な男」から脱することが先決か。

ブアカーオ・ポー・プラムック○-×宍戸大樹(1R KO)
 えーっ!何だよこれ!ブアカーオが様子見の後、何でもないパンチ(しっかりカウンターで入ってるけど)一発でKO。ここまでマンガみたいに簡単なKOシーン見るのも初めてかも。
 宍戸も散々引っ張っといてのMAX出陣だったのに結果がこれじゃあ・・・。まあ予想できなくはなかったけど。とりあえず11月のS-CUPに響かないことを祈る。

TATSUJI×-○マイク・ザンビディス(判定)
 予想どおり両者のスタイルが噛みあった上に、予想以上にTATSUJIが大健闘。パンチがよく見えていて打たれ強い上に、ローやヒザを交えたコンビネーションが格段に上手くなっている。
 有効打の差でザンビディスが凌いだけど、ザンビディス相手にここまで真っ向からやりあえる日本人他にいるか?来年の日本トーナメントはTATSUJIが勝ってもおかしくない気がしてきた。

前田宏行×-○ヴァージル・カラコダ(2R ドクターストップ)
 前田最高。徹底的に足を止めて真正面からの殴り合い。とりあえずK-1に乗りこんでくるボクサーは、TATSUJIぐらいの適応性を見せるか前田ぐらいの根性を見せるかして欲しい。(当然ながら、前田も根性だけじゃなくてちゃんとキックへの対応をしているフシもあるけど。)
 カットがなくてもあのまま逃げ切れたかどうかは微妙だし、蹴りがちゃんとできる選手と戦ったらアウトだろうけど、見ごたえのある選手がまた出てきた。

須藤元気×-○イアン・シャファ(2R KO)
 うーん、須藤に神通力を発揮して欲しかったんだけど。ペースに乗れないまま相手に回転系の技を出されてノックアウト負けじゃ、完全にいいところ無しですわ。
 シャファは単なる総合出の選手からは一皮向けた感じ。そもそもこいつを当てたのが主催者側のミスだったか。適当に元ボクサーか何かを当てて須藤を勝たせときゃ客も盛り上がってよかったのに。

佐藤嘉洋×-○アルバート・クラウス(判定)
 両者自分のスタイルをしっかり固めてるし、やっぱり上手いね。最後の方は消耗戦気味だったけど、2R後半あたりからクラウスのプレッシャーが勝っていた感じ。佐藤は自分のペースで淡々と攻めているときは強いけど、一旦崩されちゃうときついね。ロー主体だから接戦になると印象悪いし。

HAYATΦ○-×アルトゥール・キシェンコ(延長判定)
 前から気にはなっていたキシェンコの試合を初めて拝見。と思ったらいきなり3Rから。とりあえず印象としてはひととおりのことはできて積極性もある選手、という感じ。これから伸びる要素はありそう。
 3Rの時点で手数は互角・積極性はHAYATΦかなあという印象だったけど、延長になるとこの流れがますます顕著になり、最後まできっちり攻めきったHAYATΦが勝利。HAYATΦはいつもそこそこ結果は出してるんだけど、なかなか突き抜けられないんだよなあ。

アンディ・サワー○-×小比類巻貴之(判定)
 1Rはコヒのローが面白いように当たったのでなんかイヤな感じだったが、2Rに何の前触れもなくアンディ大爆発。スロースターターなのは毎度のことだし去年の武田戦もこんな感じだったけど、こいつは何をきっかけにスイッチが入るんだろう。怒らせると怖い小学生みたいだ。
 一度アンディにペースを握られて以降のコヒを見ると、「才能は一流、メンタル面が脆すぎる」という雑誌で見た評価を改めて思い出した。酷な言い方だが、やっぱりトップを取れるタマじゃない。
 サワー、復活への第一歩は文句なしの快勝。S-CUP3連覇の偉業は果たして実現するか。

 SHINOBUとヴァシコバはどうなった?人気blogランキングへ
[PR]
by nugueira | 2006-09-05 02:01 | K-1MAX | Comments(8)

パンクラス観戦記②

ウェルター級王者決定戦
井上克也×-○石毛大蔵(判定)

 序盤からチョコチョコとパンチを当てていくが対して積極的に打ち込むわけでもない石毛。対する井上は打撃を出すでもなく組み付くでもなく、とにかく手が出ない。3Rまでこんな感じで進んで、終盤にようやく両者が正面から殴りあったところで試合終了。手数に勝っていた石毛が判定で新王者に。
 もう、試合全体を通じてこれ以外に感想の書きようがねえよ!石毛は動きを見たところボクシング練習を積んだ気配はあるけど、試合で使えるようなレベルには達していないし、井上はそれ以前に何もしてないし。これ本当にタイトルマッチか?石毛は外に出てベルトの価値を上げたいとか言ってたけど、それ以前にベルトに釣り合うよう自分の価値を上げてくれ。

フェザー級王者決定トーナメント決勝
前田吉朗○-DJ.Taiki(判定)

 1R、前田は距離を測るように慎重な動き。両者あまり手が出ないが、taikiのミドルキックが度々前田にヒットして1R終了。前田は前回のKO負けの記憶もあって手が出しにくいか。
 2Rもなかなかパンチが打ち込めない前田。逆にtaikiがグラウンドで上を取るとパウンドの嵐。鼻血を出した前田にドクターチェックが入りヒヤッとするが、ここは試合続行。流血で吹っ切れたか、この後は前田がバックを取ったりフロントチョークを仕掛けるなど、逆襲に転じたところで2R終了。
 3Rは序盤から前田がグラウンドで上を取り優勢。インターバルの間も苦しそうに息をしていたtaikiは失速気味。決定打は奪えなかったが、このラウンドは前田が終始攻め続けて終了。
 ジャッジは三者とも29-29のドローだったが、マスト判定は2-1で前田。2Rはtaikiが取ったが前田も終盤攻勢になり、3Rは完全に前田が取っていたのでまあ妥当なところか。
d0010886_19185259.jpg

 前回はまさかのKO負け、今回もスプリット判定という大苦戦の末に、「規定路線」どおり前田の手に渡ったフェザー級ベルト。とはいえ今回の試合内容が不満の残るものだったのも事実。フェザー級戦線の活性化は前田自身の復活にかかっている。

ライトヘビー級タイトルマッチ
近藤有己○-×松井大二郎(判定)

 近藤が打撃スキルの差を見せ付けて完勝。相変わらずディフェンスだけは粘り強い松井に判定まで持ち込まれたが、終始試合の主導権を握り続けた。
 えらいあっさりした文章になってしまったが、本当に印象に残らない試合だった。ベルトホルダーとして近藤には結果だけでなく内容も求められるし、実際のところ圧倒的な内容で片付けるべき相手だったと思うんだけど。

 この日の試合全体、というか今のパンクラス全体に言えるのだが、選手が何をモチベーションに戦っているのかよく分からない印象。後半のタイトルマッチにしても、ベルトがメジャー団体への切符になるのはこの際仕方が無いと思うし実際それを明言している選手もいたが、それを試合内容で表現している選手はほぼ皆無だった。
 武士道の観戦記で、PRIDEは選手のポテンシャルを引き出す「磁場」があるという感想を書いたけど、パンクラスにはつまらない試合を生み出すマイナス方向の「磁場」が働いてしまっている感じ。老舗団体の復活への道のりは厳しい。

 今度は坂口の息子が出場か・・・。人気blogランキングへ
[PR]
by nugueira | 2006-09-02 19:30 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

パンクラス観戦記

8月27日(土) 横浜文化体育館

 パンクラスの会場観戦は約2年ぶり。いやー、客入ってなかったね。
 アリーナ部分は埋まってたけど、もともと置いてある座席数自体が少ないし、あの辺って招待客とか多そうだしなあ。スタンド部分は半分ぐらいの入りか?
 とりあえず美濃輪やGRABAKAはこの団体と縁を切って正解だった、と思わざるを得ない。

小椋誠志×-○戦闘竜(1R チョークスリーパー)
 体をだいぶ絞った戦闘竜、もはや元力士に見えなくなっている。普通にこういう体型の格闘家っているじゃん。
d0010886_13551768.jpg

 試合の方は投げからあっさりバックを取った戦闘竜がそのままチョークを極めて圧勝。こうなったらスーパーヘビー級のベルト狙っちゃえ!どうせ他に選手いないんだから(超投げやり)。

アライケンジ×-○ロバート・エマーソン(判定)
 アライは紫のタイツで登場。ほほー、青春のエスペランサ気取りかね?
d0010886_13582883.jpg

 試合はスタンドでもグラウンドでもコツコツ打撃をもらい続けたアライが判定で完敗。それにしても、パンクラスに上がる選手はどうしてこうもファイト内容が消極的なんだろう。「この程度のファイトマネーじゃ無理できない」という気持ちが働いたりするんだろうか。

北岡悟○-×ポール・デイリー(1R フロントチョーク)
 Cage Rage王者のデイリー相手に北岡がフロントチョークで一本。この日一番盛り上がった試合だった。って、この段階から後半にダメ出ししちゃったよ。

佐藤光留×-○竹内出(判定)
 なんか以前からゴタゴタがあったらしい2人による対戦。ランキング下位の佐藤が赤コーナーから入場することに非常に疑問を感じるのですが。
 試合は竹内が毎度ながらの決め手に欠けるグラウンドで佐藤を圧倒(なんか変な表現)。勝利という結果は手に入れたが観客の支持は最後まで得られなかった。竹内はスタイルを根本的に変えない限り、いくら白星重ねてもメジャーリングからのオファーはありえないな。ハナからそこは目標にしていないのかもしれないけど。

ヘビー級王者決定トーナメント決勝戦
ポアイ菅沼×-○アルボーシャス・タイガー(3R ドクターストップ)

 後半戦は(大問題の)4大タイトルマッチ。まずはヘビー級トーナメント決勝。
 ファーストコンタクトで打撃をヒットさせたのはタイガー。ポアイはこれで機先を制されてしまったか、タックルのタイミングが単調になり自分の思い通りの展開に持ち込めない。タイガーも寝技を恐れてか必要以上に連打を打ち込まないものの、度々クリーンヒットを入れて優勢のまま1R終了。
 2Rはタイガーにやや攻め疲れが見えたか、ポアイがグラウンドに持ち込む場面が増え、やや盛り返した印象。勝負の分かれ目になると思われた3R、ポアイのタックルにタイガーのヒザがヒットし、ポアイが額をカットしたためここでドクターストップ。3Rの展開次第ではポアイの勝ちも十分ありえただけに、なんとも悔しい結果に。
 まあタイガーも晴れて、このベルトを手土産にPRIDEやHERO’Sへ進出・・・して欲しいと思わねえなあ、別に。

 さらに盛り下る終盤戦へ続く。人気blogランキングへ
[PR]
by nugueira | 2006-09-02 14:25 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

UFC62

 パンクラスの観戦記はひとまず置いといて、先にWOWOWで観たUFC62の感想を。パンクラスの観戦記はこのまま闇に葬ってしまいたいくらい。

 セミのフォレスト・グリフィンVSステファン・ボナー、客は盛り上がっていたみたいだけどなんだかなあ、という感じ。両者とも積極的に攻めの姿勢だったのはよかったけど、それが打ち合いとして噛みあうところまで達していなかった。
 グリフィンが相手をよく見てタイミングよく攻め込んでいたから判定は妥当だけど、どうも当て勘の悪さの方が目立った。「TUF」出身のグリフィンをどうしても色眼鏡で見てしまうのも原因かもしれないけど。

 そしてメインのチャック・リデルVSレナート・ババルのライトヘビー級タイトルマッチ。
 好調に連勝を重ねていたババルだけにリデルもてこずるだろうし、ひょっとしたら番狂わせもあるのでは。と思っていたけど、蓋を開けてみればリデルの圧勝。グリフィンとは好対照に当て勘の良さが凄い。フィニッシュの前もババルのラッシュに下りながら打ってるのに、しっかりテンプルを捉えてるんだもん。ここまで来ると天賦の才能の世界か。
 リデルは昔から「打撃のフォームも大してきれいじゃないけど、当て勘だけはやたらいい」という印象だったんだけど、そのスタイルを完成形に近づけている感じ。
 シウバも同様のタイプだからこの2人の試合はめちゃめちゃ噛みあうだろうけど、勝敗の行方は・・・シウバ、やばいかもなあ。

 UFCの今後のスケジュールを見ると、9/23のUFC63ではJSPの怪我によりマット・ヒューズ対BJ・ペンのリマッチが実現。これすごい楽しみ。
 さらに10/10のUFC Fight NightではティトVSケンシャムが3度目の遺恨清算マッチ。間を空けずに10/14にUFC64でフランクリンVSアンデウソンのミドル級タイトルマッチ。
 10月に2回興行って、露骨にPRIDEラスベガス大会を潰しに来てるなあ。交流戦が実現するのか不安になってきた。今回もティトがリデルに「12月にタイトルマッチだ!」とか要求してたし。

 しばらく観戦記ばかりになりそう。人気blogランキングへ
[PR]
by nugueira | 2006-08-31 00:27 | UFC | Comments(3)