反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

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斎藤vs宇野

 先日の修斗、メインの感想を。

斎藤裕○-×宇野薫(判定)
 最初にテイクダウンを取ったのは宇野。しかし斎藤はすぐ立ち上がると、組んでから投げ飛ばすようにテイクダウン。上から細かいパンチを入れ続けて1Rを終える。
 2Rに入ると斎藤は組んでからボディへのヒザを連打。宇野が下になるとパウンドを入れ、宇野のタックルはがぶる。ポジショニングで圧倒した斎藤が、宇野を徐々に削り始めた。続く3Rも斎藤は執拗にボディへのヒザを入れ続け、宇野は引き込む場面が多くなる。試合の焦点は勝敗よりも「斎藤が宇野をきっちり仕留めるか」という方へ移っていく。
 4Rも斎藤はヒザとテイクダウンで試合を完全にコントロール。逆転の気配は見えてこない宇野だが、グラウンドでは際の場面で柔らかい動きを見せ、斎藤に決定的な場面は作らせない。
 最終ラウンド、テイクダウンから立ち上がって斎藤の横に回り込んだ宇野がチョークの体勢へ。しかし斎藤はバックは取らせず宇野のチャンスを潰すと、またもボディへのヒザ連打。遂に倒れた宇野に斎藤がパウンドを入れるが、宇野は立ち上がり試合終了まで戦いきる。終始宇野を圧倒した斎藤が、大差の判定で防衛に成功。

 開始前は「宇野が勝ったらえらいことだよなあ。でも斎藤もこのところピリッとしないからなあ」と思っていたのだが、始まってみれば斎藤が組みでもポジショニングでも圧倒。41歳の挑戦者につけ入る隙を与えず、現役王者の意地を見せた。
 見せ場なく敗れた宇野だが、あれだけボディへのヒザをもらい続けながら立ち続ける姿からこの試合に賭ける思いが感じ取れた。最終ラウンドの姿はアリスの『チャンピオン』をBGMにもう一度見返したい。「これで燃え尽きた」と言っても誰もが納得するキャリアを積んできた宇野。決断の時は迫っていると思うが…。それにしても、K-1王者になった武居やタイトルマッチを終えた宇野のインタビューが載るべきゴン格の来月号はもう出ない、という事実がジワジワと切なくなってくる。

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by nugueira | 2017-04-25 23:48 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

PANCRASE 286の感想

ISAO○-×マルコ・ブルシッチ(2R TKO)
 組み付きからテイクダウンしたISAOが、トップキープしたままガード越しにパウンドと肘を落とし続ける。2Rもパンチから組み付いてあっさりテイクダウンしたISAO。ハーフガードから肘で削るとサイドに回りアームロック。これは逃げられるが、最後はバックマウントからパウンドで滅多打ちにしたところでレフェリーストップ。 これでタイトルマッチ挑戦は確定か?

アキラ×-〇徳留一樹(1R TKO)
 開始早々、徳留が踏み込んでワンツー!左を打ち抜かれたアキラがダウンし、追撃のパウンドを入れたところでレフェリー止めた!競り合いになるかと思われたライト級実力者対決は、まさかの秒殺決着。タイトルマッチのダイレクトリマッチは好きじゃないんだけど、徳留はこれ以上無理なぐらいのアピールをしたなあ。

久米鷹介○-×マティヤ・ブラジセビッチ(2R チョークスリーパー)
 軽快な動きの久米。ケージ際で組み付いてテイクダウンすると、ネックロックを狙いつつバックマウントからパウンド。一度立たれるが再びテイクダウンし、バックからパウンドで削り続ける。2Rも開始早々久米がテイクダウンを奪い、最後はバックチョークで一本。
 チーム・シカティックの面々はレベルが低すぎた。シカティックは前日のK-1も含めて日本に営業に来たかっただけなのかなあ…と思われても仕方がない。

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by nugueira | 2017-04-24 23:27 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

UFN108の感想

 今日はUFC・修斗・パンクラスに加えボクシング世界戦まで。俺を観戦疲れで殺す気かこのヤロー!というわけで観戦記は少しずつ消化していきます。

オヴァンス・サンプレー○-×マルコ・ホジェリオ・デ・リマ(2R ヴァンフルーチョーク)
 1Rはリマがローとミドルで攻勢。サンプレーは距離を取りながら飛び込んでのパンチは試みるが、手数が少なすぎる。ラウンド終盤にようやくサンプレーのパンチがヒット。
 2R、リマの蹴り足をつかみテイクダウンを奪うと、サンプレーがパウンドとヒジを落とす。ハーフガードからリマがギロチンの体勢になるが、しばらく動きが途絶えた後、リマが突如タップ。これ何が極まったの?と思ったら、肩で頸動脈を絞めていたのか。ヴァンフルーチョークっていうのね。

アル・アイアキンタ○-×ディエゴ・サンチェス(1R KO)
 アイアキンタのローにサンチェスがパンチを合わせる。しばらく間合いの測り合いが続いた後、アイアキンタの踏み込んでの右フックがクリーンヒットしサンチェスダウン!立ち上がるサンチェスだが、アイアキンタが再び右を打ちこみKO!サンチェスはさすがにもう引き際を考えた方が良さそうな負け方。

カブ・スワンソン○-×アルテム・ロボフ(判定)
 スワンソン組んでのヒザ。先にロボフがテイクダウンを奪うが、立ち上がったスワンソンがミドル。スタンドの攻防になるがロボフのパンチも結構入っている。終盤にスワンソンの左ハイが浅くヒット。
 2Rもスタンドの攻防が続くが、手数では五分の展開。差し合いが続いた後、スワンソンが払い投げでテイクダウン。バックマウントからパウンドで削り、チョークを狙っていく。
 3Rに入るとロボフの打ち終わりにかぶせるようなスワンソンの左フックが繰り返しヒット。スワンソンはさらにバックスピンキックからパンチの連打。まぶたから出血したロボフ、徐々に押され気味になってくる。これならスワンソンのフィニッシュも近いかと思ったが、4Rになるとロボフが上下に打ち分けるパンチで反撃。スワンソンは単発のパンチを顔面に入れるが、失速気味か。
 5Rも序盤にロボフの右でスワンソンがバランスを崩しヒヤリとするが、この後はスワンソンがボディを中心に着実に有効打を入れ、終盤に払い腰でのテイクダウンからバックマウント。最後にスワンソンがラッシュを仕掛けたところで試合終了。
 判定は50-45が1名、49-46が2名と大差でスワンソンだったが、点差以上にロボフが善戦した印象。スワンソンはドゥホ戦のダメージがまだ抜けきっていなかったか?

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by nugueira | 2017-04-23 21:53 | UFC | Comments(0)
 K-1のスーパーバンタム級王者決定トーナメントを視聴。本命不在のトーナメントなので何が起きてもおかしくないとは思っていただが、それでもこの展開は想像すらしていなかった。

石田圭祐○-×チャールズ・ボンジョバーニ(2R KO)
 序盤から前に出続けた石田がローを効かせ、1R終盤にはボディからパンチの連打。押せ押せモードの石田は2Rにボディ連打でボンジョバーニを悶絶させダウンを奪うと、最後は左ボディでKO。圧勝で準決勝へコマを進めた。

武居由樹○-×アントニオ・オルデン(3R KO)
 1Rは体格とパワーに勝るオルデンが押し気味に進め、武居には苦しい展開。だがオルデンは大振りのパンチばかりでピリッとせず、2Rは武居が細かいパンチをヒット。徐々にリズムをつかんでくる。
 迎えた3R、ロープ際でパンチを出そうとしたオルデンの肘がヒットしてしまい減点1。ここからラッシュを仕掛けた武居がスリップ気味のダウンを奪うと、最後はオルデンが背を向けてパンチをもらったところでレフェリーが2度目のダウンを宣告。武居がスッキリしない結末ながら逆転勝利。

寺戸伸近○-×ジェイミー・ウィーラン(延長判定)
 体格に勝るウィーランに下がらされつつも、寺戸は1Rに細かいローと右のパンチをヒット。2Rは細かいスイッチを繰り返すウィーランのローとフックに押され気味になるが、3Rには逆に圧力をかけ、終盤にラッシュ。本戦はドローとなり延長に突入するが、3Rの勢いを保持した寺戸がウィーランを押しきり辛勝。ベテランが意地を見せた。

久保賢司○-×ソン・ダーチェン
 1年8ヶ月ぶりのリング復帰となる久保だが、ミドルからパンチへつなげるコンビネーションを次々とヒットさせ、全く問題ない動きを披露。1Rからボディを効かせダーチェンを下がらせると、ダウンこそ奪えなかったものの終始圧倒しワンサイドの判定勝利。ベスト4を日本人が独占するとは。

石田×-○武居(1R KO)
 前に出る石田だが、武居がそこに左ストレートを合わせダウンを奪うと、ダメージの残る石田に追撃の右をいれあっという間にKO勝利。一回戦の動きをみて石田が決勝まで駆け上がると思ったのだが、今回はつくづく予想外の展開ばかりが続く。

寺戸×-○久保(2R KO)
 ローを効かせる寺戸だが、1R終盤に久保が左ストレートを入れダウンを奪取。一発で流れをひっくり返す。2Rは前に出た寺戸がパンチからローにつなげるものの久保もパンチを返し、最後は右ストレート。ダウンから何とか立ち上がる寺戸だが腰が定まっておらず、レフェリーがストップ。全日本キック時代から寺戸の試合を見続けてきた身としては寂しい結末だが、最年長の意地は貫き通した。老いたライオンがいつしか若きライオンの前に敗れ去るのは、避けられない自然の摂理なのだ。

武居○-×久保(判定)
 大混戦が予想されたとはいえ、決勝がこの組み合わせになることを想像できていた人は皆無なのでは?武居は序盤から左ボディとフックのダブルを入れると、ロー、ミドル、跳び膝と多彩な攻撃で久保を圧倒。1R終盤には連打で久保を追い込む。
 ボクシング推薦での大学進学の話もあったという武居は、パンチでも元ボクサーの久保を圧倒。フットワークで右側に回り込みながらパンチを入れてくる武居のスピードに、久保はついていけていない。
 3Rに入っても武居の勢いは衰えず、ダウンは奪えなかったものの最後まで久保を滅多打ちにして圧倒。文句なしの勝利で第2代王座を獲得した。

 実況席も言っていたが、今日の武居は試合ごとに強くなっていった印象。トーナメントでしり上がりに調子を上げる選手はいるけど、「一回戦より決勝の方が強くなっている」というケースは初めて見た。出場が決定した当初は「ザ・ノンフィクションで話題になったから押し込んでもらえたんでしょ?」という印象しか持っていなかったのだが…。
 最近のK-1の、大会をやるたびに若いニュースターが登場するという神っぷりは何なのか。これが勢いのある団体の「場力」というやつなのかなあ。魔裟斗が「来年のさいたまアリーナで武尊vs武居を」と冗談めかして言っていたけど、ここに至るまでのバックボーンも含め話題性は十分。武居への注目度は一気に跳ね上がるだろうな。

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by nugueira | 2017-04-22 22:16 | Comments(0)

UFC on FOX24の感想

 メイン枠の感想を。

ジェレミー・スティーブンス×-○ヘナト・モイカノ(判定)
 2Rから見始めたのだが、その2Rはスティーブンスが徐々にスタンドで圧力を強め優勢。
 勝負の3R、まずモイカノがテイクダウンを奪うがスティーブンスが立ち上がりスタンドへ。圧力と手数はスティーブンスだがパンチが大振りで、逆にモイカノは下がりながらも目立つ有効打を入れる。どっちに転んでもおかしくない展開の末、モイカノがスプリットで判定勝利。定期的に述べている感想だが、フェザー級は無名だけど強い奴が次から次へと湧いて出てくる。

ホナウド・ジャカレイ×-○ロバート・ウィテカー(2R KO)
 組み付きたいジャカレイだが、ウィテカーがサークリングしながら細かいパンチをヒット。ジャカレイが足を刈ってテイクダウンしバックを取るが、ウィテカーはすぐに立ち上がり寝技の展開に持ち込ませない。
 決定的なピンチはなかったが、このままスタンドが続くとジャカレイには嫌な展開…と思っていたら2R早々にウィテカーの右が入りジャカレイがダウン!ダメージの残るジャカレイにウィテカーはパンチを入れ続けると、最後はパンチからの右ハイ!フラフラと崩れ落ちたジャカレイにパウンドを入れたところでレフェリーがストップ。
 タイトル挑戦を狙うジャカレイにとって痛すぎる一敗。だからダンヘンやGSPに挑戦させてる場合じゃないのに…。とはいえ契約更新直後にKO負けしたのは交渉としては戦略勝ちか。
 勝ったウィテカーはこれで挑戦権に大きく前進。あの左は軌道が読みにくいので厄介。

ローズ・ナマユナス○-×ミシェル・ウォーターソン(2R チョークスリーパー)
 ウォーターソンが首投げでテイクダウンを奪うが、バックを取り返したナマユナスが上を取ると、ウォーターソンの腕十字を凌ぎながらエグい肘を落とす。ナマユナスが削り続けて1R終了。
 2R、ウォーターソンが横を向いたタイミングでナマユナスの右ハイが直撃!ウォーターソン吹き飛ばされるようにダウン!ナマユナスのパウンドをガードポジションで耐えるウォーターソンだが、立ち上がり際にバックについたナマユナスがチョークを極め、ウォーターソン遂にタップ。
 ナマユナスはこれで挑戦権獲得か。しかし最初のダウンで止めないレフェリーもどうかしてる。

デメトリアス・ジョンソン○-×ウィルソン・ヘイス(3R 腕十字)
 身体に厚みを感じさせるヘイス、ジリジリ圧力をかけながら打撃を振るっていく。DJはヘイスのタックルを切りつつ、細かいパンチやミドル。ヘイスが思いのほか打撃で戦えているが、それでもペースを作っているのはDJか。
 2Rもヘイスがフットワークを使いながらパンチを振るうが、DJのスピードについていけない。DJが徐々にヒット数を増やすと、ラウンド終盤にテンカオをヒット!ダウンしたヘイスに鉄槌を入れるが、ここはヘイスがホーンに救われる。
 いつもながらのDJのペースとなった3R、DJはヘイスのタックルを切りミドルやパンチを次々とヒット。消耗してきたヘイスからテイクダウンを奪うと、サイドをキープし肘を落とす。ヘイスがかなり削られてきたところでマウントに移行すると、ラウンド終了間際に腕十字!堀口戦を彷彿とさせるフィニッシュでDJがUFC史上最多タイとなるV10を達成。
 黒帯柔術家から最後は腕十字で一本取っちゃうんだから、この強さをどう表現したらいいのか…。過去の名王者も予想外のタイミングで陥落するケースが往々にしてあったので油断は禁物だが、アンデウソンの記録を更新するのはもはや確実なのでは。次の防衛戦は3度目のベナビデス戦の可能性が高いと思うが、負ける姿が想像つかない。

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by nugueira | 2017-04-17 23:47 | UFC | Comments(0)

RIZINの感想

 地上波で視聴。全体の感想を先に言うと、ハラハラする試合も度胆を抜かれる試合もあり、満足度の高い大会だった。7月のさいたまアリーナは日程を調整して足を運ばなくては。

浅倉カンナ○-×アレクサンドラ・トンシェバ(判定)
 タックルを次々ときめた浅倉が腕十字、肩固め、チョークスリーパーで次々と攻勢。ここまで攻めたのなら一本取ってほしかったが、完勝と言っていい内容でRIZIN初勝利。

KINGレイナ○-×ジャジー・ガーベルト(2R 腕十字)
 開始と同時に殴り合ったKINGレイナ、組み付いてテイクダウンするとマット・ヒューズ・ポジションからのパウンドとヒザで削りまくる。2Rも打撃戦で危なっかしい場面はあったが、テイクダウンしてからはまたも一方的に攻め続け、最後は腕十字で一本。
 技術レベルはさておき、MMAキャリアは似たり寄ったりで20キロ近く重い相手にこういう試合ができちゃうんだから大したもの。KINGレイナには明日からバラエティ番組のオファー殺到ですよ。

ダロン・クルックシャンク×-○矢地祐介(1R KO)
 今大会最大のサプライズ。まさか矢地がクルックシャンクを秒殺KOするとは!!最後のカウンターの右フックは相手を全く見ずに打ってるけど、こういうのは当てたもん勝ちだからなあ。

石岡沙織○-×ベスターレ・キシャー(1R チョークスリーパー)
 先にテイクダウンを奪われた石岡だがあっさりスイープ。キシャーの下からの十字を外すと、バックを奪ってチョークで一本。試合後はRENAとの対戦をアピールしていたが、こういう選手が出てくるのはまあ当然の流れなわけで、秋のGPに向けてどういう勢力図になっていくかが楽しみ。

那須川天心○-×フランシスコ・ギリオッティ(1R KO)
 序盤からハイキックや下がりながらのカウンターの左を繰り出した那須川、最後はパンチからの左ハイでダウンを奪い、パウンドでフィニッシュ。もはや弱い者いじめのレベル。ギリオッティは上背も那須川より小さかったし、噛ませにしてももう少しましなレベルの相手は用意できなかったのか。来月はRISEの試合も控えてるしあまり無理させるわけにもいかないんだけど。

堀口恭司○-×元谷友貴(判定)
 元谷が踏み込んだところにいきなり堀口のカウンターがヒット。堀口はさらにパンチから膝のコンビネーションを効かせ、元谷にタックルを決められるものの両足で元谷を身体ごと跳ね上げて脱出。この後も元谷が懐へ飛び込もうとするタイミングで片っ端からカウンターを合わせていき、組んでも元谷にテイクダウンを許さない。1R終盤にはパンチで元谷をダウンさせると、すかさずバックに回りチョークの体勢。全局面で元谷を圧倒してみせる。
 2Rも堀口は隙を見せず、組んでも体幹の強さで元谷を振り払い、パウンドで削っていく。終盤にはリフトアップでのテイクダウンも奪ってみせ、最後まで実力差を見せつけての完勝。
 堀口が勝つにせよそれなりに競った場面も出てくると思っていたのだが、これほどの強さとは…。これを見た国内フライ級の選手は「UFCってこれ以上に強い奴らがいるんでしょ?やめやめ、せめてRIZINで一発当てることを考えよう」と考え出すのでは。

RENA○-×ドーラ・ペリエシュ(1R KO)
 開始と同時にパンチから組み付いたペリエシュ、バックを奪い腕十字の体勢へ。結構ガッチリと入ったのでヒヤリとしたが、RENAはなんとか脱出。スタンドになるとRENAが三日月蹴りと前蹴りをヒットさせ、ペリエシュダウン。RENAはここで後ろを向いてしまったのはいただけない。
 ダメージの残るペリエシュにRENAは繰り返し踏みつけ。足関を狙われ危なっかしい場面もあったが、最後は前蹴りを入れペリエシュが倒れたところで今度こそ終了。課題は見せつつもRENAがきっちりKOで仕留めた。
 煽りVの段階からフジテレビ総出でRENA敗北への予防線を張っており、RENA自身それに気が付かないわけがないと思うのだが、それでも終わってみれば見事な勝利で番組を締めてみせる。エースの矜持を感じるなあ。

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by nugueira | 2017-04-16 23:45 | その他(総合・寝技系) | Comments(2)

SAKURA GENESIS の感想

 昨日の新日本プロレス両国大会の感想を。語りどころの多い大会だった。
 
 メインのオカダvs柴田は期待通りの攻防を期待以上の密度で見せてくれる、見応え十分の名勝負。終盤のバックドロップとドロップキックの我慢比べ、柴田のレインメーカー式PK、PKに行こうとする柴田を引き戻してのレインメーカーという攻防は密度が濃すぎて呼吸するのを忘れそうになった。今年に入ってからのオカダは相手の持ち味を120%まで引き出してから勝つ、という「風車の理論」を体現していて、ノンタイトルマッチだったタイガーマスクW戦を含め信じられない高い水準のパフォーマンスを維持し続けている。
 それだけに試合後の柴田の救急搬送、硬膜下出血の手術という事態は非常に残念。早期復帰を願うのはあまりに酷なので、多少時間はかかってもいいからじっくり治してリングに戻ってきてほしい。柴田のことなのでG1には間に合わせてきそうなのが逆に心配だが。
 今年に入ってからの新日が「四天王プロレス」に近づいていることを危惧する声もあるが、危険度を競い合うような攻防をしていたのはオカダvsオメガぐらいで、それ以外は各自のスタイルをベースにじっくりと戦う、四天王プロレスとはまた異なるスタイルなのではないかと思っている。とはいえ現にこういう事態に至っているわけで、試合の長時間化そのものがリスク要因であることは否定できないか。

 メインによって霞んでしまったが、セミのIWGPジュニアヘビー級タイトルマッチ、高橋ヒロム対KUSHIDAもこれまた議論を呼ぶ一戦。2分弱の秒殺決着が事故によるものなのかを巡って議論が紛糾しているけど、個人的にはブック通りなのではないかと思っている。
 ゴング前のKUSHIDAの奇襲が短期決着の伏線にはなっているし、「ヒロムが意識朦朧のKUSHIDAをおもんぱかって頭部へのダメージが少ないフィニッシュに持って行った」というのはさすがに出来すぎな気が。意識朦朧だったらレフェリーも巻き込んでどうにか時間を引っ張るのが常套手段のはずだし、その状態の相手にタイムボム2連発の方が逆に危ないでしょう。とはいえ、真相がどうあれ見ている側がこれだけ妄想を膨らませる試合を提供した時点で新日本の完全勝利ですわ。

 これ以外で印象に残ったのはIWGPタッグを奪取したウォーマシーン。テンコジにもう少しベルトを保持して欲しかったけど、これだけ説得力のある勝ち方をされると文句が言えない。あの体格であれだけ動けるのは凄いわ。IWGPへのリスペクトを表現している点も含めて優良外国人の要素満載なのだが、ROHとの関係もあるから長期政権は難しいのかなあ。

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by nugueira | 2017-04-10 23:51 | プロレス | Comments(0)

UFC210の感想

ウィル・ブルックス×-○シャーウス・オリベイラ(1R 裸絞め)
 前に出るブルックスだが、オリベイラが組み付きから足を刈ってテイクダウン。立ち上がりかけるブルックスを再び倒すとバックに回り、おぶさりながらのチョークを極めて一本。ブルックスは同体重の相手に言い訳の効かない完敗。どうしてベラトールからの移籍組はこうも結果が出ないのか。

チアゴ・アウベス○-×パトリック・コーテ(判定)
 右のオーバーハンドを入れるコーテだが、アウベスは左フックでダウンを奪うとパウンドで削る。2Rはコーテがワンツーをヒットさせるが、さらに前へ出たところへアウベスがカウンターの右を入れまたもダウンを奪取。3Rもテイクダウンからのパウンドで削られたコーテは終盤にアッパーで逆転を狙うものの、決定打にはつながらず。アウベスが久々の勝利。
 コーテは試合後、グローブをマットに置き引退を表明。この前のアンダーテイカーと被る演出だけど、グッとくるなあ。

クリス・ワイドマン×-○ゲガール・ムサシ(2R TKO)
 スタンドでの探り合いからワイドマンがシングルレッグでテイクダウン。立ち上がるムサシだが、ワイドマンはこの後も繰り返しテイクダウンを奪い、打撃でもワンツーをヒット。スタッツでは手数で上回るムサシだが、フットワークが使えていないしラウンド終盤にはバランスを崩して転倒。トラブル発生か?
 2R開始早々にムサシのパンチがヒットし、下がったワイドマンにアッパーの連打。しかしここも打撃が手打ちになっている印象。ワイドマンがテイクダウンを奪い、マウント・バックマウントを奪取。スタンドに戻ったところでワイドマンのタックルをがぶったムサシが膝蹴りを連打。ワイドマンが両手をマットに着いていたとして中断されるが、結局片手がマットから離れていたので有効な攻撃と判断。ワイドマンが今が何曜日か言えなかったため(?)続行不能とみなされ、ムサシのTKO勝利という裁定に。
 ワイドマンはガス欠の気配濃厚だったので、あそこでの反則攻撃の有無に関係なくムサシが勝ったのではないかと思うが、もやもや感しか残らない結末。結果的にインターバルを入れたのがレフェリングミスだったことになるけど、スローVTRで見ないと分からない場面だったので止めたこと自体は攻められない。
 がぶられた状態で相手のヒザを封じるためマットに手をつくディフェンスは個人的に大嫌いなのだが、それはさておき選手の動きとルールが全くかみ合っていない。上手く落としどころは見つけられないのかなあ。

ダニエル・コーミエ○-×アンソニー・ジョンソン(2R 裸絞め)
 序盤から近い距離で戦う両者。ジョンソンが自ら組み付いてケージに押し込むが、テイクダウンまではいかない。距離が離れるとジョンソンはワンツーからハイキック、さらに関節蹴り。ジョンソンが自分から組みにいく意外な展開。
 2Rはコーミエがジョンソンをケージへ押し込むと、その体勢から細かいパンチ。体を入れ替えたジョンソンがテイクダウンを奪うが、すぐ立ち上がったコーミエがテイクダウンを奪い返す。亀になったジョンソンのバックを取ると、パウンド連打。ジョンソンがかなり削られてきたところでチョークを極め、タップアウト。
 終わってみれば前回と同様のフィニッシュ。ジョンソンは素直に殴りにいった方が勝てたんじゃないのかな…と思っているうちに、ジョンソンがまさかの引退表明。格闘技とは別の仕事をすると言っていたが、一体どういう経緯でこうなってしまったのか。セミとは違う意味で消化不良感が漂ってしまった。
 1年半ぶりのタイトルマッチだったわけだがその間に挑戦者の行列ができているわけでもなく、相変わらずジョーンズの復帰待ち。ライトヘビー級戦線が手薄な状況の中でジョンソンというカードがいなくなるのは痛いなあ。

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by nugueira | 2017-04-09 23:35 | UFC | Comments(2)

ゴーバーvsレスナー

 ここ何年かはレッスルマニアで一番面白そうだった試合の動画をネットで探してチェック、というのが恒例行事になりつつあるのだが、今年も早速ゴールドバーグvsブロック・レスナーを視聴。

 開始と同時にレスナーがスープレックス3連発。しかしゴーバーがスピアー2連発を返すと、場外スピアーでフェンスを破壊。リング上に戻って互いにジャックハマーとF5を逃れた後、ゴーバーがスピアーからジャックハマー!しかしレスナーがカウント2で返す!
 レスナーが立ち上がったところにゴーバーがスピアーを狙うが、レスナーがジャンプでよけて誤爆。レスナーがここからスープレックス7連発を決めると、最後はF5で3カウント!

 試合の攻防をほぼ全て描写してもこの分量。時間にして5分弱だったが、互いの見せ場をこれでもかというほど詰めこんだ、観客満足度の高い試合。この二人に長丁場を期待していたファンはほぼ皆無だったろうから、やるべきことをやってくれた、というべきでしょう。
 これでゴーバーもレスナーも13年前のファンへの不義理を清算した…と簡単にまとめていいのかは分からないが、あの時に感じたもやもやが多少なりとも晴れたのは間違いない。一昨年のスティングといい今年のゴーバーといい、感情的なもつれがあっても最後はビジネスとしてリングに上がってくるアメリカ人の感覚が、こういう時は本当にうらやましくなる。今の新日に長州や武藤が上がったら、リスクはあれど妙な面白さが生まれるはずなんだけど、日本でこういう展開になるなんて想像もつかないもんなあ。

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by nugueira | 2017-04-03 23:36 | プロレス | Comments(0)

Krush.75の感想

 メインの-65キロタイトルマッチの感想を。

小宮由紀博×-〇中澤純(判定)
 1R、ジリジリ前に出る中澤に小宮はローやミドル。中澤は距離が詰まるとパンチを強振し、さらに右ハイからテンカオを浅くヒットさせる。
 2Rは小宮がボディストレートを起点にパンチを増やす。中澤も引き続き圧力をかけながらパンチを返し、二段蹴りのようなハイキック。ここまでほぼ五分の展開。
 最終ラウンド開始早々、中澤が左右のローをヒット。小宮はパンチの手数を増やすが、バッティングにより中澤が流血。再開後、なおもパンチで出てくる小宮を中澤がパンチで吹き飛ばすがノーダウン。最後までお互いパンチを振るい続け試合終了。
 どちらも手数は出しつつ決定打に欠けるジャッジ泣かせの試合だったが、判定はスプリットで中澤。終始前に出続けて自分のペースで試合を作っていたのが勝利につながったか。歴代王者に比べるとややインパクト不足かなあ…と思っていたら試合後に左右田が挑戦を表明。K-1からの都落ち組も絡めて上手くタイトル戦線を回す流れができつつある。

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by nugueira | 2017-04-02 23:27 | Krush | Comments(0)