反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

HERO’S勝敗予想

 気がつくと明日に迫っているHERO’S。ミドル級戦線の勝敗予想を。

村浜武洋×-○レミギウス・モリカビュチス
 レミーガのムラの大きさが心配だけど、さすがにここ数年総合やってない人間相手なら大丈夫か。

高谷裕之×-○ヤニ・ラックス
 高谷の打撃は楽しみなんだけどなあ。体重、ラックスが1階級上だろ?仮にも修斗欧州王者だし。

宮田和幸○-×アースラン・マゴメドフ
 総合で勝ち星なしの宮田。試合経験すらないマゴメドフ。いったいどっちが弱いのか。「予想の難しさ」という点では1回戦屈指のカードである。
 まあでも、宮田がテイクダウンだけとってコツコツ攻めて判定勝ちかなあ。

吉田幸治×-○ホイラー・グレイシー
 まあこれがデビュー戦の日本人相手なら・・・。ホイラーは今年で40歳。そろそろ人生設計の考えどころである。

所英男×-○アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ
 ペケーニョの穴は打撃の防御だけど、所ってスタイルは完全にグラップラーでしょ?寝技勝負じゃ勝てんなあ。ペケーニョの格闘世界遺産・ギロチンチョークが遂に地上波にのるか?

山本KID徳郁○-×イアン・シャファ
 シードとはいえ取りこぼすわけにいかないKIDと、勝っても負けても関係なくなっちゃったシャファ。モチベーションに絶対差が出てくるよなあ。
 シャファは「トーナメントに出れないのは最初の話と違う」とかいって訴訟起こしてくれないかな。クロマティよりは勝ち目あると思うんだけど。

 ワンマッチ?予想しねえよ、そんなもん!素人ばっかりの試合の予想なんかしてられるか!

 でも菊地VS井上は微妙に楽しみ。人気blogランキングへ
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# by nugueira | 2005-07-05 01:36 | HERO’S | Comments(2)

WWE観戦記その2

第6試合 WWEヘビー級タイトルマッチハンディキャップ戦 ジョン・シーナ○-JBL×・オーランド・ジョーダン
 いきなり結論から入るけど、シーナって華はあるけどプロレス自体はそれほどうまくないね。とりあえずは勢いと客へのアピール力が先行してる感じ。(もっともこれからハクをつけていく新チャンピオンなんだから、華があれば十分か。そこそこの人材はいるのに思い切った世代交代ができずにいる新日本と好対照だ。)
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 この試合もJBL・ジョーダンのラフプレーに苦しめられるものの、最後は自爆を誘発したあとFUでJBLから3カウント(アメプロを知らない人がたまたまこの文章を見たら「略称を使うな」というクレームがきそう。)。試合後は「(騒ぐ観客に対して)チョット待ッテ!(コーヒー牛乳のパックを持ってきて)コーヒー牛乳ガ大好キ!」と日本語でマイクアピール。

第7試合 ショーン・マイケルズ○-×クリス・ジェリコ
 WWEきっての技巧派同士、しかも片方は日本経験者。この組み合わせが大味になるわけがなく、予想どおり日本ファン好みのねっとりじっくりしたレスリング合戦。10分を過ぎるころになっても(計ったわけじゃないので体感ですが)、双方ウォール・オブ・ジェリコもスウィート・チン・ミュージックも出す気配なし。こいつらホントにガッツリ試合する気だ。(ちゃんと客を沸かせてるのがさすがだが。)
 中盤からようやく試合が動き出し、ジェリコがウォール・オブ・ジェリコを繰り出すものの、1度目ははね返され、2度目はロープエスケープ。するとジェリコがおきて破りのスウィート・チン・ミュージックを披露。このシーンは2年前のレッスルマニアを彷彿とさせる展開で、見てる方も興奮させられた。
 HBKのスウィート・チン・ミュージックをかわしたジェリコが、この日3度目のウォール・オブ・ジェリコ。これで決まるか?とも思ったが、耐えに耐えてロープエスケープしたNBKが遂にスウィート・チン・ミュージックをヒットさせて大逆転の3カウント。
 会場沸いてたからいいっちゃいいけど、2人とも頑張りすぎ。ジェリコなんか途中でボウ・アンド・アローまで出してるんだもん。お前らアメリカじゃこんな試合やってないだろ?試合時間長い割りにねちっこい展開が多かったので(ハウスショーであまり無理できないのも分かるが)、もう少し手短にまとめられたかなあ、という印象が残った。

第8試合 世界ヘビー級タイトルマッチ バティスタ○-×HHH
 マイク、ロープ、さらにはリングに上がるための鉄製階段と、HHHが凶器攻撃フルコースでバティスタを追い詰める。シーナと同じく、このチャンピオンもまだ試合運びのうまさが足りない。ガタイのでかさとパワーの分、説得力はあるけど。
 バティスタがグロッキー状態になったところで、鉄製階段をリング内に運び込んだHHH。しかしバティスタが階段を奪うと、突っ込んできたHHHに一撃。額から大流血。世界最大手団体のスター選手が見せるこのデスマッチ魂はどうだ。
 最後は椅子を下においた状態でHHHがペディグリーを狙うが、これを切り返したバティスタが椅子めがけてスパインバスター。つつがなくベルト防衛を果たした。
d0010886_254131.jpg
 試合後、一度はリングを降りたHHHが再び上がってくると、バティスタとしばしのにらみあい。そして最後は抱き合って健闘を称える両者。
 バティスタのスマックダウン移籍により直接対決は当面なくなる両者、最後はバティスタが先代チャンピオンへのリスペクトを示した、というように見えた。

 テレビ放映も毎回見てるわけじゃないけど、やっぱり華のある選手が多いね。今後も日本公演はできるだけ足運ぼう。今回の客入りを見るに人気もそろそろ下火傾向に入りそうだけど。

 バティスタのあの体、絶対変な薬使ってるよね。人気blogランキングへ
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# by nugueira | 2005-07-04 01:00 | プロレス | Comments(0)

WWE観戦記

7月2日(土)さいたまスーパーアリーナ

 開始時間直前ぐらいに会場入りしたのだが、既に第1試合が始まるところだった。定刻に始まらないのは問題だが、早く始まるのもどうしたものか。

第1試合 ビッグショー、曙○-カリート・カリビアン・クール、マット・モーガン× 
 話題の(問題の?)曙がいきなり第1試合に登場。オレンジのトランクスに黒い上着のコスチュームで、背中には「64」という数字が。相撲協会には無断か?
 ビッグショーが散々つかまった挙句、ようやく曙にタッチ。曙はCCCをコーナーに放り投げると、コーナートップからヒップアタック(吉江がよくやるやつ)。続いてモーガンにまたがってから軽めのセントーン(バンザイドロップっていうの?)で3カウント。この間30秒ぐらい。予想できる事態ではあったが、必要最小限の動きでつつがなくプロレスデビューを飾った。

第2試合 クルーザー級タイトルマッチ ポール・ロンドン○-チャボ・ゲレロ-フナキ
 ポール・ロンドンはいい動きするねえ。こいつ昔はZERO-ONEに上がってたよね。橋本も優良外人をかっさらわれずに、肩を怪我せずに、なおかつハッスルの甘い誘いに中途半端に乗ったりしなければ今頃は・・・。
 閑話休題。試合はフナキ、チャボもいい動きを見せ、非常にかみあった展開に。フナキがチャボから片エビ固めで3カウントを取ったときは「えっ、ハウスショーなのにベルトが異動?」と場内騒然となったが、チャボが退場して試合続行。3WAYではなくイリミネーションだったらしい。終盤の丸め合いの末、ロンドンが3カウント。順当にハウスショーらしい結果になった。

第3試合 シェルトン・ベンジャミン×-○クリス・ベンワ
 ベンワの入場時には場内ひときわ大きな声援。やはり日本経験者は会場内支持率が違う。
 試合はベンワのシャープシューター、フライングヘッドバッド、クリップラーフェースロックをベンジャミンが返し続ける意外な耐久戦に。最後は2度目のクリップラーでベンワが勝利を収めたが、ベンジャミンの動きのよさも目立った。レッスルマニアのラダーマッチ見てても思ったけど、この人身体能力がすごく高そう。

第4試合 TAJIRI○-×ムハマド・ハッサン
 最初に入場したハッサンとマネージャーのダヴァリがマイクアピールをまくしたてる。続いて入場のTAJIRI、ダヴァリの上着を着ると早口でまくしたてるモノマネを披露。さすが。試合はハッサンがパワーで押すが、TAJIRIがグリーンミストから丸め込んであっけなく3カウント。
 話変わるけど、ステレオタイプなアラブ人をヒールに据える思い切りの良さってすごいよね。日本の団体が「領土問題から日本人に異常な対抗心を燃やす韓国人レスラー キム・ドクト」とかいうキャラを作ったら一発で抗議が殺到して取りやめになるもんな。アメリカ人のこういう面をポジに評価すべきかネガに評価すべきかまでの結論は特に書きませんが。

第5試合 レイ・ミステリオ、アンダーテイカー、ケイン○-×エディ・ゲレロ、カート・アングル、エッジ
 場内の赤い照明に照らされケイン入場。続いてライトが青色に変わると、いつもの音楽でアンダーテイカーが姿を表す。
d0010886_047525.jpg
 とにかくアンダーテイカーが最高。単に体がデカいとか力が強いとか技術があるとかじゃなく、「存在感」がプロレスラーの最大の武器なのだということを再認識。
 序盤はゲレロ組が様子を見る(というかアンダーテイカーとの対戦を嫌がる)静かな展開から、ミステリオがつかまり始める。マネージャーのリタの介入もあってゲレロ組がペースを掌握。途中ミステリオが619のチャンスをつかむも、リング下のエディが妨害。お前なんてことを!こっちはこれが楽しみで来てるのに!
 オリンピックスラム、アンクルホールド、スピアー、フロッグスプラッシュとゲレロ組が必殺技のオンパレードを見せるも、ここを凌いだミステリオ組が一気に逆襲。

 アンダーテイカーとケインがダブルのドロップキックを披露し、アングルとエッジが2人揃って619を食らう体勢に→椅子を持って後ろに忍び寄っていたエディ、アンダーテイカーに振り向かれ必死でごまかす→さらにその後ろから、ミステリオがロープ越しのドロップキック→エディも619を食らう体勢に→ミステリオが3人まとめて619→アンダーテイカーとケインがアングル、エッジをダブルチョークスラム、エディにはミステリオがレッグドロップ。3人同時に3カウント。

 文章にすればこうだけど、この爽快感はじかに見なきゃ伝わらない。退場時にはミステリオ組が3人そろって客席を振り返るアンダーテイカーのキメのポーズを取るというオマケつき。この試合に関しては会場に足運んだ人間の完全勝利です。

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# by nugueira | 2005-07-03 00:58 | プロレス | Comments(0)

WWE速報

 見に行ってきました。
 なんかスポナビに既に結果が載ってると悔しいですね。張り合ってもしょうがないけど。

 試合結果羅列しても意味がなさそうなんで、とりあえず印象に残った点を。

・第1試合にいきなり曙・ビッグショー登場。
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・曙がモーガンにセントーンもどきで3カウント。実働時間30秒。
・ベンジャミンいいバネしてるねえ。ベンワ勝ったけど。
・アンダーテイカーの入場最高!
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・ミステリオがアングル・エッジ・エディにまとめて619。ケインとアンダーテイカーのダブルチョークスラム。見に来てよかった。
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・シーナ、試合後のマイクは「コーヒー牛乳ガ大好キ!」
・ジェリコ―HBK戦は30分以上の長丁場の末HBK勝利。ガッツリやりすぎ。

近くの客がバティスタを「バティストゥータ」と呼び間違えてた。人気blogランキングへ
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# by nugueira | 2005-07-02 23:42 | プロレス | Comments(0)

明日の速報

 WWEさいたまスーパーアリーナ興業、会場速報します。
 今年はこれがプロレス初観戦。当然速報するのも初めてですが、やり方難しいよね。
 「バティスタ○-×HHH」
 なんて書いても「んなもん最初から分かってるよ。」となっちゃうわけで。まあ色々と試行錯誤してみます。

 曙との打合せは本当に大丈夫なのか?人気blogランキングへ
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# by nugueira | 2005-07-01 23:18 | プロレス | Comments(0)
 先日発売された『ゴン格グラップル』に載っていた「格闘家の握力」という特集を拝見。
 「単なる握力の強弱は組み技格闘技の強さとは無関係」と結論づけた上で(この時点で専門誌の特集としては用をなさなくなっているが)、握力を鍛えるためのトレーニング法として「指でぶら下がっての懸垂」「指立て伏せ」といったメニューを紹介していた。

 というわけで早速実践だ!(どうしてこう毎度毎度、プロレスラーに憧れる一昔前の小学生のような真似ばかりするのか。)

 いやー、辛い。
 指懸垂は4本→3本と減らしていって2本でぶら下がってみたところピクリとも上がる気配がなかったので、当面は3本でトレーニング。どっちかというと肩とか背中の筋肉が強くなりそうな気も。
 指立て伏せもきつい。今とりあえず15回やったが、この記事を書いている途中でタイプミスがいつもより増えているのは錯覚だろうか。こっちの方が握力鍛えてる感じはするかな。

 まあパンチの威力は体重×スピード×握力ですからね(グラップラー刃牙知識)。
 1年もすれば、リンゴを握りつぶせる握力が俺のものに・・・。

 リンゴよりもジャガイモを握りつぶす方がはるかに難しいそうです。人気blogランキングへ
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# by nugueira | 2005-07-01 00:43 | 雑記 | Comments(0)

チーム-6%とは

 先日のPRIDEリング上で小池環境大臣が宣伝していた「チーム-6%」。

 あのやりとりを見ていただけでは「何やるの?」どころか「どうやって加入するの?」ということすら分からないので、公式ホームページを御紹介。
 http://www.team-6.jp/

 入会している著名人の紹介ページがあり、高田や桜庭の名前も
 高田の対外的な公式の肩書きが「PRIDE統括本部長」というのが個人的には驚きである。道場主としての立場はもう完全無視か。

 肝心の活動内容だが、まあ「CO2削減のために身の回りの小さいことに気をつけましょう」という趣旨で、普及啓発活動やら会員へのメルマガ配信やらをしているみたい。というか私も既に入会しているのだが、メルマガはまだ2回しか送られてきていないので会員になったという実感があまりわかない。

 少なくとも「入会したせいでカード番号が流出した」とか「入会すると恐怖新聞が届く」とか「入会して3日後にアローナに寝込みを襲われる」といった心配はないようなので、試しに会員になってみるのも一興ではないだろうか。

 まあ大の大人同士の殴り合いを見に来てる客に「地球を大事に」とか訴えかけるのも、アピールする対象を間違えてる気はしますが。

 DSEは地球を大事にする前に桜庭の体を大事にして!人気blogランキングへ
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# by nugueira | 2005-06-30 00:45 | 雑記 | Comments(0)
第8試合 グランプリ2回戦 ヴァンダレイ・シウバ○-×中村和裕(1R KO)
 打倒・絶対王者、そして師匠越えに日本人最後の砦が挑む、という構図なのに客席の盛り上がりはイマイチ。カズはもう一歩突き抜けるためには何をしたらいいんだろう。整形でもするか?

 カズは上半身だけ半袖の柔道着というイマイチ狙いの分からない格好。
 試合開始後、「下がりません」という宣言どおりカズが前に出続ける。頭を下げながらのぶん回しパンチには「お前、ボクシングの練習したんじゃないの?」という気もするが、シウバのカウンターを許さず、うまく自分のペースに持ち込んでいる感じ。やはりシウバにはあえて打ち合いに行った方が有効か。

 カズが転倒したところをシウバが御家芸の踏みつけに行くが、ここで足をつかんだカズが逆にテイクダウン、一気にハーフガードへ。念願のビッグチャンス到来に客席騒然。
 しかしシウバがうまく起き上がり、またスタンドの展開に。ここでカズがいきなり柔道着を脱ぎ捨てるとロープ際へ放り投げる。場内のテンションが一気に上昇だ!

 柔道着の脱ぎ際を狙ったシウバのパンチ→倒れこんだところへパウンドの嵐→マウントを取るとカズの顔面を押さえつけながら鉄槌連打→レフェリーストップ。

 場内のテンション、一気に急降下。カズの戦いぶりは善戦といっていい内容だったと思うが、終わってみればシウバの完勝。絶対につけいる隙はあるはずだと思うのだが・・・。

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 開幕時点からある程度予想すべき結果ではあったが、ベスト4は外国勢が独占。DSE的には「ヘビー級タイトルマッチがずれてくれてよかった」といったところか。
 とはいえ、これで予想がしづらい展開になったことは確か。シウバも次は外人相手の1日2戦で真価が問われるでしょ。(それでも、残ったメンツの噛み合わせ的にシウバが若干有利な気はするが。)

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# by nugueira | 2005-06-29 00:24 | PRIDE | Comments(0)
 休憩明けに西島洋介がリング上で挨拶。ところが緊張のあまりマイクを握ったまま硬直。カンペを取り出してもなお沈黙。搾り出すように一言喋ってリングを降りた。自閉症か?

第6試合 アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ○-×パウエル・ナツラ(1R KO) 
 ナツラの入場テーマの導入部はポロネーズ。まあお国柄ということで。
 続いてノゲイラ入場。テーマ曲最高!ノゲイラがリングインして明るくなる場内。青コーナーには平然と柔道着を脱いでスパッツ1枚になったナツラの姿。
 うわっ!本当に脱いだ!冗談で書いたのに!スマン!ネタバレしちゃって!
 ノゲイラはどうだったか知らんが、少なくとも俺は動揺を隠せなかった。

 軽くパンチを出しながら組み付いていくナツラ。もつれあうようにして倒れこみながら最初に上を取ったのはナツラ。ノゲイラにぴったり密着してプレッシャーをかけていく。この辺りの押さえ込む力はさすが。ノゲイラが立ち上がろうとするところをナツラがフロントチョークに捕え、場内一瞬「あわや!?」という空気に。しかし極まりが浅く、ノゲイラが無事脱出。
 後ろの方の客席からは「ナーツーラー!」という流暢な発音でのナツラコール。ポーランド人サポーターか?

 驚かされたのはナツラの総合への対応力。グラウンドではパンチを被弾しないよう密着しているし、上になるとしっかり圧力をかけている。スタンドでは器用にミドルキックを披露。きちんと練習してきたことが伺える。1つ前の試合の金メダリストとはえらい違いだ。
 とはいえ「打撃」「スタミナ」というアドバンテージは総合デビュー戦では如何ともしがたく、5分を過ぎたあたりからノゲイラが細かいパウンドやヒザ蹴りでペースを掴んでくる。最後はマウントパンチ連打にレフェリーが試合をストップ。結果としては順当な勝利を収めた。

 敗れたとはいえ、ナツラの総合適応度は予想以上。打撃に慣れてくれば意外と強くなるのでは?これまで散々バカにしてすいませんでした。

第7試合 グランプリ2回戦 桜庭和志×-○ヒカルド・アローナ(2R TKO) 
 「桜庭和志の生き方」と題した紹介Vでは、桜庭を「ファンタジスタ」と称し、手堅い試合運びのアローナと対比。確かにこの試合、PRIDEリングのリアリズムに対するファンタジスタの挑戦として見るのが妥当かもしれない。

 試合序盤、細かいパンチやローで攻め込む桜庭に、様子を見るような感じでほとんど手を出さないアローナ。タックルを切られた桜庭がヒザ蹴りを打ち込まれヒヤリとする場面もあったが、桜庭はここ数年ではダントツにいい動きを見せている。試合前日の発言は誇張ではなかった様子。
 勝負が動いたのは1R後半。パンチを打ち込んだアローナが、そのまま桜庭を抱え込むようにテイクダウン。体勢を入れ替えようとする桜庭に、今度はアローナのヒザ爆撃。上を取り返した桜庭が腕十字に行くが、これは汗で滑って失敗。ヒザ蹴りをくらった桜庭の耳から出血が見られる。

 2R、アローナの足を桜庭が掴みにいったところに、アローナのサッカーボールキック。今度は桜庭の左目が腫れ上がる。さらにグラウンドで上の状態からすばやく回り込んでがぶりの体勢になると(この動きのすばやさは見事というしかない)、ひたすらヒザ蹴りの連打。

 「切ない。」
 試合を見ていて、他に感想が浮かばなかった。
 これ以上こんな桜庭を見たくない。でもレフェリーには止めてほしくない。どんなに厳しい現実でも、「散り際」は目をそむけずに受け止めたい。文章にするとこんな感じだろうか。

 2R終了のゴングと同時にヒザ蹴りを止めるアローナ。顔面血まみれで、顔の形が変形したまま立ち上がれない桜庭。順当すぎる試合終了のゴング。

 久しぶりに、格闘技の試合を見て泣いた。別に恥ずかしいとは思っていないので堂々と書かせてもらうが。
 懐かしいぐらい絶好調の桜庭が何もできずに負けた現実。アローナという圧倒的な「リアリズム」の勝利。格闘技はこういうもんだ、と分かっているはずなのに、なんでこんなに切なくなるんだろう。

 今はとりあえず、桜庭の無事を願うほかない。レフェリーの止めるタイミングについては、冷静に考えれば遅かった、と思う。ただ、止められなかったレフェリーの判断を私は非難できない。申し訳ないが、これは理屈じゃない。
 格闘家としての今後は、本人の判断に任せればいい。これでリングを去っても、誰も文句は言いやしない。懲りずにまた戦うんなら、いくらでも応援してやる。勝っても負けても、また涙を流してやる。

 散るか咲くかを決めるのは、花見客じゃない。

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# by nugueira | 2005-06-28 01:11 | PRIDE | Comments(0)
6月26日(日) さいたまスーパーアリーナ

 昨年のGP時ほどではないが満員の入り(主催者発表で4万5000人)。
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第1試合 セルゲイ・ハリトーノフ○-×ペドロ・ヒーゾ(1R KO) 
 ハリトーノフのボクシング技術が段違いに凄い。この一言に尽きる。
 ヒーゾは手数では劣っていなかったが、ハリトーノフが際でかわしてクリーンヒットを許さず、逆に打ち終わりを狙ってきれいにヒーゾの顔面を打ち抜く。
 徐々に劣勢になるヒーゾ、最後はパンチ→ヒザ→ダウン際にキック→倒れたところを顔面にパウンドのフルコースでハリトーノフが無傷のKO葬。UFC歴戦の兵もパラシュート兵の敵ではなかった。
 あるのか?8月のハント戦。
 そしてその先に来るのか?この男がベルトに手をかける瞬間が。

 この日は会場内がどうも蒸し暑く、この時点で汗ダクダク。「空調効いてるのか?」と思ったが、真相は後ほど明らかに。

第2試合GP2回戦 アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ×-○マウリシオ・ショーグン(判定)
 1ラウンド、ホジェリオのパンチがショーグンの顔面を捉え、しりもちをつくようにショーグンがダウン。以前雑誌でホジェリオの打撃について「カウンターを取るタイミングは兄より上手い」という評価を見たが、確かにショーグンのパンチをよく見て、きれいにあわせている。
 組み合いになると、ショーグンが腰の重さと馬力を活かしてテイクダウン。スタンドではホジェリオ有利、グラウンドではショーグンが優位なポジションをキープという予想外の展開に。
 それでもホジェリオは下から積極的に仕掛けていき、腕十字やチョークであわや、という場面も。ショーグン必殺の踏みつけはホジェリオが下から蹴り上げて迎撃。ホジェリオ有利で1ラウンド終了。
 短期決着をつけられなかったショーグン。長丁場になればホジェリオ有利か。と思いきや、2R以降もショーグンのスタンドでの積極性は落ちず、グラウンドも常に上を取る。ホジェリオは下から仕掛け続けるものの、ショーグンが落ちついて凌ぎきる。
 そして3ラウンド、スタンドも段々ジリ貧になってきたホジェリオがショーグンのパンチをもらってしまいダウン。これで1ラウンドのダウンは帳消しに。この後ホジェリオがようやく上を取るシーンもあったが、攻めきれず試合終了。判定は3-0でショーグンに軍配が上がった。
 序盤で完全にホジェリオの試合かと思ったが、ショーグンがスタミナ、粘り強さという今までに無い持ち味を発揮。シュートボクセ同士の決勝がいよいよ現実味を帯びてきた。

 ちなみにこれで、私のブログのタイトルももとに戻ります。

第3試合 イゴール・ボブチャンチン×-○アリスター・オーフレイム(1R ギロチンチョーク)
 ゴング早々、ヒザ蹴りで飛び込むアリスター。間合いの計りあいからアリスターが組み付いてヒザ蹴り。そのヒザをボブチャンチンが掴んでテイクダウンを狙うが、上になったのはアリスター。
 ボブチャンチンがうまく体勢を入れ替えて立ち上がることに成功するが、いつの間にか首に腕を回していたアリスターが同時に立ち上がりながら絞り上げる。スタンディングギロチンチョークがガッチリ極まり、ボブチャンチンあえなくタップ。
 鮮やかすぎるほどの一本勝ちなのに、客席は微妙な沸き方。なんだろう、1回戦に続くこの「余計なことしやがって」感は。
 とはいえ、アリスターのトータルファイターとしての成長度は驚異的。いくら番狂わせ扱いしようが、4回続いたらそいつが優勝だぜ?

第4試合 ミルコ・クロコップ○-×イブラヒム・マゴメドフ(1R KO) 
 マゴメドフは入場時「なんだこの一般人は?」と思ったが、いざミルコと並んでみると体のデカさが目立つ。115キロとか言ってたかな。
 試合開始後、手を出さずにひたすら間合いを測る両者。マゴメドフはぶん回すようにフックを繰り出すが、大振りすぎて当たる気配が全くない。その合間にミルコがパンチ、ロー、ミドルで静かに反撃。
 ミルコのハイキックをマゴメドフがすれすれでかわす場面に場内が沸いたが、最後は左ミドルをモロに食らったマゴメドフが「アウチ・・・」と言いたげな様子(さすがに英語は使わないか)でゆっくりと崩れ落ちて試合終了。カタルシスは足りないが、ミルコは怪我のリスクを最小限にして勝ちに徹したというところか。
 試合終了後、セコンドのヒョードルはそそくさと退場するが、ミルコの要請を受けた高田の呼びかけに応じ再登場。肩にはチャンピオンベルトが。なんなんだ、このプロレスなみの手際の良さは。
 リング上でヒョードルがミルコ戦を承諾し、8月の激突が決定。
 人類最強決定の瞬間へ、待ったなし。って、GP決勝が完全に霞んじゃうな。

第5試合 田村潔司○-×瀧本誠(判定) 
 「白き天才、赤き天才」と両者を持ち上げる紹介V。うーん、上手いな。
 開始直後からローをこつこつ当てる田村。瀧本は時々打って出るものの、カウンターを恐れているのか頭を下げたままの素人パンチ。本当に打撃の練習してるのか?
 田村はローに加えて前蹴りで瀧本をいいように翻弄。しかし前に出てこなくなった瀧本に必要以上に踏み込まず、噛み合わない空気のまま1R終了。
 2R、田村のパンチが顔面に入り瀧本がよろけるようにダウン。瀧本が自棄になったようにパンチをしかける場面もあったが、ほとんどは瀧本が下がり、田村も必要以上に攻め込もうとしない場面の繰り返し。瀧本が田村に組み付いて倒すことに成功しても、プレッシャー不足か田村がすぐに立ち上がる。場内には失望とも怒りともつかない観客の感情だけが充満していく。
 3R、ようやくラッシュをしかけた瀧本がテイクダウンで上を取るが、それ以上はまともに攻め込めないままゴング。判定は3-0で田村。
 どう言えばいいんだろう。何も言わない方がいいのか。とりあえず
「準備も度胸もなければリングに上がるな。」
「田村はPRIDEに必要。入場シーンまでだけなら。」
 といったところか。

 休憩に入る前に環境大臣・小池百合子がいきなりリング上に登場。チーム-6%(二酸化炭素排出量を6%減少させるための取り組みを進めよう、というプロジェクト)への参加を訴えた後、高田にネクタイを外させてクールビズに仕立て上げていた。
 PRIDEもこのチーム-6%に協力していくとかで、本日の会場の空調は省エネのため28度に設定。だからこんなに暑いのか。はた迷惑な。
 大臣の登場に場内からは「こーいーけ!こーいーけ!」コールが起きる。はずもなく、大半の客が何事も無いかのようにトイレへ向かっていった。

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# by nugueira | 2005-06-27 00:10 | PRIDE | Comments(6)