反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
 前田日明が須藤元気の試合内容に噛み付いているらしいので、須藤VS高谷の試合を再度チェック(俺もよくやるよ。)。

 いやー、これ須藤はシロだろ。

 1Rに逃げ回る場面が目立つのは確かだけど、ストライカーに対して相手のパンチの距離に入らないようにするのはある意味定石でしょう。須藤の方も打撃やタックルをちゃんと織り交ぜてるし、不必要なクリンチやガードポジションはやってないんだから、通常の警告の対象となる「膠着」とか「消極的姿勢」とは別物で、「各人のファイトスタイル」の範疇に収まっていると思う。ワンマッチよりも勝敗最優先のトーナメントであることも考慮すべきだろうし(これを言うと膠着容認発言につながっちゃうか。)。
 前田が言うようにルール面で規制するとなると難しいぜ?ジャッジがどこまで厳密に判断できるか疑問だし、相性的に分が悪くても打ち合うか真正直なタックルにいけ、という話になっちゃうし。

 とりあえず率直な感想として、当初期待されたほど選手発掘に手腕を発揮できず順調に影が薄くなっている前田が、自分の趣味に合わないスタイルの須藤に毒を吐くことで存在感を誇示した、という穿った見方のひとつもしたくなってしまうんですが。

 ゴン格でも格通でもいいので、専門誌は有識者の見解を片っ端からかき集めて、この発言の是非を検証してほしい。

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# by nugueira | 2005-09-09 03:38 | HERO’S | Comments(5)
 まずは大晦日の組み合わせが予想どおりになり一安心というか順当でつまんないというか。ではそれぞれの感想。

須藤元気○-×宮田和幸

 宮田はレスリングベースの戦い方を覚えてきた感じ。結果としてどんどんショッパイ芸風に向かっているが。須藤は1Rで下になるのが不利と見るや2Rは組まずに打撃で攻めていったけど、この辺の切り替えの早さは経験のなせる技だよねえ。
 最後はバックからこつこつ殴ってお終いかな、と思ったら電光石火の腕十字。あの入り方は本当に凄い。須藤の試合を見ると寝技を真面目に勉強したくなってくる。毎回そう思うだけで終わっちゃうけど。


高谷裕之○-×レミギウス・モリカビュチス

 この試合は2ラウンド開始直後のシバキ合いに尽きる。2人とも最高!ていうかモロに食らってるのに倒れない高谷が最高!最初からこれをやってくれればよかったのに。
 高谷は序盤から組み合いにいって、意外に手堅いというか頭のいい試合運びを披露。レミーガはやっぱりこういう展開に持ち込まれると辛いねえ。思い切って来月のMAX出てみたらどうだ?


山本KID徳郁○-×ホイラー・グレイシー

 ナラントンガラグ戦でも思ったけど、KIDのパンチってパッと見が手打ちっぽいのにしっかりKOを取れちゃうのが不思議。これが「当て勘」というやつなのか。今回もホイラーの膝蹴りをブロックしながらのパンチだからそれほど腰が入ってるとは思えないけど、ちゃんと鼻っ柱捉えてるもんなあ。ホイラーは割り振られた役割どおりKIDの生贄を演じて御役御免といった感じか。少しかわいそうになってきた。


宇野薫○-×所英男

 負けた人を選ぶのもなんだけど、今日のMVPは所でしょう。宇野相手に飲まれるどころか、見せ場十分の攻防。特に打撃があれほど上手にできるというのが意外な発見。ZSTであんな技術見せてたか?この人はやっぱり本番に強いね。
 対して宇野は好意的に言えば貫禄十分、やや意地悪に言えば「カタい」試合運び。まあこれはこれで気迫十分でよかったけど。


須藤元気○-×高谷裕之
 
 須藤は終盤は明らかに右足の調子が悪そうだったけど、最後は気迫と経験、そして卓越した技術の勝利。「試合巧者」と一言で言うのは簡単だけど、自分の積み上げてきたものに絶対的な自信を持っているからこそできる芸当だと思う。
 高谷も最後の場面まではグラウンドで決定的な場面を作らせず、単なるストライカーではないところを見せていた。それだけにフィニッシュにつながってしまったスリップが非常に残念。手負いとはいえここで須藤を食っとけば、今後の流れが絶対変わってたと思うんだけどなあ。


山本KID徳郁○-×宇野薫

 宇野が終始スタンドの攻防を選び続けたのは最初不可解な感じがしたが、終盤のタックルの攻防を見ているうちに納得。やっぱりKID相手だと、単純に組み付けばなんとかなるという世界じゃないわ。
 宇野はボクシングのフットワークとはまた違った総合流の出入りの速さでKIDにパンチの距離を作らせない。クリーンヒットの出ない噛み合わない試合のようでいて、その根底にあるのは最高峰の技術・経験VS天性の当て勘のせめぎあい。今さらながらこの人たち、役者が違う。
 2Rの有効打の数から言ってKIDの勝利は堅かったと思うけど、それでも最後の流血ストップは残念。この2人の攻防は1分でも長く見ていたかった。宇野が勝つには思い切ってグラウンド勝負に持ち込むしかなかったんじゃ。うーん、でもそうしても結局はテイクダウンしきれずにパンチの餌食に・・・。やはりここはKIDが強かったと素直に認めるしかない。


 日本人同士の対戦って何となく焦点がぼやけるような感じがしてイヤだったんだけど、今日のカードは各自の立ち位置なり、そこから生まれる感情なりがうまく試合内容に反映されていて非常によかった。大晦日のKID対須藤、どっちが勝つかなあ・・・。

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# by nugueira | 2005-09-08 01:47 | HERO’S | Comments(4)

HERO’Sの前日計量

 いよいよ試合当日。「70キロ以下世界最強決定」なのか「65キロそこそこ世界最強決定」なのかはっきりしろ!という観点から前日計量の結果をチェック。

須藤元気・・・70.0キロ
宮田和幸・・・69.6キロ
レミギウス・モリカビュチス・・・67.8キロ
高谷裕之・・・69.8キロ
ホイラー・グレイシー・・・69.6キロ
山本KID徳郁・・・65.7キロ
宇野薫・・・69.7キロ
所英男・・・67.4キロ

 ウワッ、KIDが際だって軽い。夏痩せ?もとからか。
 これだけウエイト面の不利を指摘されても増えてないってことは、体重増えにくい体質なのかね。1日2試合でこのハンデはどう響くか。他には所・レミーガのZST勢が67キロ台。「決勝はKID対レミーガで」という希望がだんだん妄言に思えてきた。

 ところでリザーブマッチに朴光哲が出るけど、朴とKIDが勝って宇野・所が負傷したらKID対朴になるの?同門同士なのに?まあ主催者はそこまで考えちゃいないか。
 あと、何かの間違いで大晦日がホイラー対エルメス・フランカになっちゃったらどうするんだろう、TBSは。こういうあらぬ妄想を考え始めると、急に放送が楽しみになってくるから不思議。

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# by nugueira | 2005-09-07 01:40 | HERO’S | Comments(2)
 大盛況のうちにショーグンというニューヒーローを生んで幕を閉じたPRIDEミドル級GP。隔年開催のローテーションからいくと来年はヘビー級GPの開催年となる。この時期にこんな話を書くと鬼が笑ってしまうが、現時点で考えられるメンバーを大胆に予想してみよう!

①エメリヤーエンコ・ヒョードル
②ミルコ・クロコップ
③アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ
④セルゲイ・ハリトーノフ
 まあいわゆるヘビー級四強は順当、というか必須。この4人がベスト4になってもおかしくないし、そうなれば決勝ラウンドは大爆発必至。

⑤マーク・ハント
⑥ジョシュ・バーネット
⑦エメリヤーエンコ・アレクサンダー
⑧ルーロン・ガードナー
 続いて、四強を追いかけてほしい第2グループ。ハントはまだ総合での底を見せていないので伸び代が非常に楽しみ。バーネットも10月の復帰戦を順調にクリアできればエントリーは堅いところ。アレクサンダーはこの前のモラエス戦を見る限り、成長の度合いが物凄い。正直、四強を喰ってしまっても不思議はないと思う。ガードナーも上位グループにどこまで通用するかを見せてほしいが、大晦日以来試合をしていないのが気になるところ。引退説もちらほら流れてるけど。

⑨ファブリシオ・ヴェウドゥム
⑩パウエル・ナツラ
⑪ジェームス・トンプソン
 その次は「期待値込み」グループ。とはいえヴェウドゥムはこの扱いは軽すぎるか。「査定試合」2試合は順当に一本勝ちでクリアしており、総合にも順調に適応している感じ。1回戦でノゲイラとの柔術対決が実現してくれたら号泣。ナツラはデビュー戦こそ敗れたものの、総合への適応能力の高さを見せており、金メダリストの実績から考えてもエントリーは確実か。トンプソンはキャラクター枠。コアなファンへの浸透度の高さから抜擢されそう。

⑫吉田秀彦
⑬高阪剛
 お次は日本人枠。まず前回のタンク・アボット戦をクリア?してヘビー級進出を宣言した吉田の出場は確実。他にはヘビー級のパイオニア・高阪にぜひ出てほしいところ。今のところHERO‘Sに行く気配もなさそうだし。正直この2人に続く3人目は思い浮かばないが、外人選手の人気が定着しているヘビー級では無理に日本人をかき集める必要はないのでこれで打ち止め。

⑭UFC代表(ティム・シルビアorフランク・ミア?)
⑮ホジャー・グレイシー
⑯ユノラフ・エイネモ
 最後に完全な「出場希望!」組。まず関係が微妙な雰囲気もあるUFCからはぜひ選手を送り込んでほしい。現役チャンピオンのアルロフスキーはさすがに難しいだろうから、元チャンピオンのティム・シルビア、前チャンピオンながら負傷欠場によりベルトを剥奪されたフランク・ミアといったあたりが候補か。今年のアブダビ2階級制覇のホジャー・グレイシーは、最強一族の逆襲という意味でもぜひ出てきてほしい。榊原社長も以前興味があるという発言をしており、アブダビの裏年であることを考えても可能性はありそう。最後の16人目だが、2003年アブダビ王者であり、昨年参戦が確実視されながら怪我で流れてしまった北欧の巨人・ユノラフ・エイネモを推したい。
 とりあえず思いつくままに挙げてみた以上16名。仮にこのメンバーが揃えば、1回戦から今年のミドル級以上の潰しあいになること間違いなし。今から来年のメンバー発表が待ち遠しい。

 でも結局は無駄に日本人が増えそう。人気blogランキングへ
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# by nugueira | 2005-09-06 03:41 | PRIDE | Comments(0)

HERO'Sの予想

 気づくと間近に迫っているHERO’S準決勝ラウンド。ハイレベルなメンバーがそろっている割にはあまりワクワク感がないのは気のせい?では予想を。

Aブロック
須藤元気○-×宮田和幸

 まあこれは悩みませんわな。ボチボチ総合慣れしてもおかしくない宮田だけど、経験の差がありすぎ。打撃・サブミッションいずれにも優位な須藤の勝利は固い。

レミギウス・モリカビュチス○-×高谷裕之
 この試合はけっこう微妙。高谷は70キロに上げてむしろ調子が良さそうだしなあ。要は先に一発入れた方の勝ちなんだろうけど、ここは期待値込みでレミーガ。ベスト4が日本人ばかりじゃつまらん。ってホイラー負ける前提かよ。

 で、準決勝が須藤VSレミーガ。うーん、レミーガ勝ってほしいけど、体格面でのハンデもあるし厳しいかなあ。須藤はストライカー相手なら躊躇なくグラウンド主体の攻めに切り替えるだろうし。残念ではありますが順当に須藤勝利を予想。続いて反対側の山を。

Bブロック
山本KID徳郁○-×ホイラー・グレイシー
 
 これもあまり悩まない試合。KIDを楽に勝たせるならホイラー当てるだろうなあ、という予想どおりの組み合わせ。スタンド勝負になればKID優位は動かないし、グラウンドになってもホイラーが簡単に上のポジションを取れるとも思えない。ホイラーががっちりガードを固めて判定にもつれる目はあるかもしれないけど、いずれにしても軍配が上がるのはKIDか。

宇野薫○-×所英男
 7月の大金星で一躍シンデレラボーイとなった所。宇野が相手ならグラウンドでめまぐるしく動く噛み合った展開になるだろうね。でもそうなると体格・経験に勝る宇野がもってくだろうなあ。所が勝つには1回戦と同様、打撃での一発狙いしかないか?

 で、準決勝がKID対宇野。正直KID厳しいよね。グラウンドで優位に立てる相手じゃないし、体重差もあるし。宇野は負ける時はスタンドでポコッともらうパターンが多いから、KIDが狙うとしたらこれか。うーん・・・展開は・・・互角の展開の末にやや不可解な判定でKID、ということでどうでしょう。俺は誰に何を提案しているんだ。

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# by nugueira | 2005-09-05 07:49 | HERO’S | Comments(0)
 以前から格闘技系のブログで存在は知っていたものの、特に回ってくる気配もなかったファイティングバトン。「こうなったら勝手に書くか」と思っていたところ、土佐漆喰さんからバトンを回していただきました。どうもありがとうございます。

 それでは回答を。


1.これまでに生観戦した興行数

 正確な数はもはや把握していませんが、プロレス・格闘技合わせて160前後は見に行っているはずです。
 2002年・2003年が最もひどい時期(ひどい?)で、両方とも50弱ずつ見に行ってますね。最近はやや抑え気味で、月2~3回というところです。十分すぎる気はしますが。


2.今お気に入りのレスラー・格闘家

 何と言ってもアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ。第2回KOKを見て以来のファンです。この人がいなければ、総合格闘技をここまで面白く感じることはなかったと思う。強さだけじゃなくて、サップ戦、ミルコ戦で見せたケタ外れの精神力の強さ。何というか、絵になる選手ですよね。
 あとはベタな回答になっちゃいますが魔娑斗。K-1なりPRIDEに出てる選手って「このリングで自分のステータスを上げてやろう」っていう気持ちは持ってるんだろうけど、魔娑斗の場合は「自分がK-1のステータスをメジャースポーツのレベルまで押し上げてやる」っていう気概を持ってると思うんですよね。自分がジャンルを背負う覚悟を持っていて、そのためにあそこまでストイックに自分を追い込める選手、というのは他に見当たらない気がします。


3.一番最近生観戦した興行(なければTV観戦)

 このブログにも書いたとおり、先日のPRIDEミドル級GP決勝ラウンドです。


4.特別な思い入れのある試合/興行、3つ

 あー、これ難しい。

 まずは
 『アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラVSボブ・サップ』(2002年 Dynamite!)
 「総合格闘技最高峰の技術」VS「規格外のパワー」という分かりやすく、かつ格闘技ファンの長年の疑問にも答える試合テーマ。さらに前半絶望的な状態まで攻め込まれたノゲイラが逆転勝ちを収めるというプロレス以上にプロレス的な試合展開。見ごたえがあって、しかもこれほど爽快感のある試合というのはもう出会えない気がする。

 『魔娑斗VSアルバート・クラウス』(2003年 K-1WORLD MAX世界トーナメント)
 これはこの試合というより、興行全体の評価としてのランクインですかね。この大会を迎える前までの魔娑斗ってビッグマウスの印象が前に出すぎていて、正直アンチの方が多かったと思うんですよね。そんな状況の中で日本人初のK-1制覇の偉業を達成したわけで、魔娑斗が単なる人気先行の選手からカリスマへと変貌を遂げた瞬間だったと思います。あと、この大会に影響を受けて私自身もキックボクシングのジムに入会したので、自分の生活に少なからぬ影響を与えた点でも印象深い興行です。

 『小橋健太VS蝶野正洋』(2003年 新日本プロレス東京ドーム大会)
 最近はプロレスからだいぶ遠ざかってるんでこのブログで取り上げる機会は少ないんですが、総合・立ち技ときてるので3つ目はプロレスの試合を。
 もう「小橋の非情の攻め」「それを受けきる蝶野の男気」に尽きますね。この時期は選手離脱が相次いで新日がやばい時期だったわけですが(今はそれ以上にやばいが)、会社の危機を救うために小橋戦という大勝負に出た蝶野。そしてその末の壮絶な敗戦。もう最後は声援飛ばしながら思い切り泣いてましたわ。周りの客も泣いてたけど。「プロレスの試合にはレスラーの人生全てが投影されるんだな」というのを印象づけられた一戦です。


5.バトンを渡す3人

 なんかほとんどの方が回答済みのような気もしますが、サイコマフィア様、gaucho様、o.haru様、よろしければお願いします。

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# by nugueira | 2005-09-04 00:50 | 雑記 | Comments(6)

今週の職場風景

 私が新人だった頃の上司で、今は別の部署にいる方から仕事の関係の質問メールが来た。
 質問自体はごく真面目なものだったのだが、最後に一言以下の文章が。

 「先日のプライドGPはビデオに撮ったけどまだ見ていないので、レスでネタバレを書かないように。もし書いたらヒョードルばりのパウンド53発。」

 本人の名誉のために書いておくが、ばりばり仕事をこなす非常に「できる」方である。(別に本名とかをさらしてるわけじゃないからフォローする必要もない気もするが。)

 とりあえずは「釘をさしておかないとこいつはPRIDEの話を書き始める」という認識を持たれている自分自身に腹が立ってくる。平日は真面目に働いてるのに。ブログも更新してるけど。

 さらに問題なのは最後の一文だ。「パウンド」だってよ、「パウンド」。まあこんな単語がさらっと出てきてしまう時点で真っ当な社会人としての道は諦めた方がいい。はい、私も諦めます。 
 あと53発ってなんだよ!小川がヒョードルに54秒で負けたのにひっかけてんのかよ!単位が違うよ!ていうか数字も違うじゃん!と小一時間問いつめたいが、迂闊に口答えすると本当にパウンドをしかねないキャラの方なので黙々と質問への回答を送っておいた。

 それにしてもこの前書いた部下の件といい、どうして私の職場にはこう馬鹿面白い方が多いのだろう。類が友を呼んでいるのだろうか。

 この勢いでは「職場」というカテゴリーができかねない。人気blogランキングへ
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# by nugueira | 2005-09-03 01:39 | 雑記 | Comments(0)

夏の反省会

 ミドル級GPも終わったので、ふとこれまで書いてきた事前予想を総点検。すると。

 1回戦も。

 2回戦も。

 そして準決勝も。

 ・・・全部、ショーグン敗戦という予想になってた。
 シュートボクセ側に公式謝罪した方がいいのだろうか(公式?)。

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# by nugueira | 2005-09-02 07:55 | PRIDE | Comments(0)
 セミ終了後、9月の武士道GP告知のために「武士道四天王」がリングイン。つつがなく宣伝をして退場、と思いきや、その後に今度は川尻達也がリングイン。マイクを持つと、いきなり1回戦の相手として五味隆典に対戦要求。なんと五味も要求を受諾。
 おいおい、いきなり切り札カードを切っちまうのかよ。勝負に来たねえ。ただ私が思うに、川尻の真意は・・・これはまた別の記事で書けばいいか。いずれにしても賽は投げられた。9月25日、我々の知りたい「結論」が出される。


GP決勝 ヒカルド・アローナ×-○マウリシオ・ショーグン(1R TKO)

 リングス時代からのアローナファンの方にしてみれば最高のシチュエーションだろうが、セミの反動か客席の反応は微妙。いずれにせよ、史上最高のトーナメントもいよいよ最後を迎える。

 準決勝と同じようにスタンドでジリジリと間合いを計る両者。やはりアローナが狙うのは準決勝の再現か。
 が、アローナがテイクダウンを取った後、なんとショーグンがオモプラッタ。極まってしまうのでは、という状況をアローナはなんとか凌ぐが、この後もショーグンは踏みつけ、ひざ蹴り、テイクダウンとアローナに全くペースを握らせない。最後は踏みつけからアローナのガードポジションを飛び越え、顔面に鉄槌を連打。わずか3分弱、アローナの失神とともにショーグンがGP王者となった。

 アローナはせっかくシウバに勝ったのになんで同じような相手に・・・。(本人のコメントによると開始直後に頭を打って意識朦朧だったらしいが。)
 とはいえショーグンは安全パイなしの当たりを4試合中3KOで優勝。これは文句のつけようがない。遂にミドル級新時代突入か。だけどシウバとショーグンはワンマッチではやらないだろうしなあ。タイトル保持者とGP王者のねじれ構造が白黒つけられないので、逆に今後の展開が難しいかも。

 4時間半の長丁場が終わった帰り道、放心状態にも似た疲労感で体が重い。知りたかった「結論」も出て、夏も徐々に終わりに近づいてくる。今はまた、待ち続ける他ない。新しい「結論」を出してくれる来年の夏の到来を。

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# by nugueira | 2005-09-01 23:57 | PRIDE | Comments(0)
PRIDEヘビー級タイトルマッチ
エメリヤーエンコ・ヒョードル○-×ミルコ・クロコップ(判定)


 誰もが知りたがっている。誰が一番強いのかを。
 誰もが結論を求めている。誰が最強という呼び名にふさわしいのかを。
 だからこそ、その結論を提示してくれる場所から、目を離すことができない。時にその結論が目を背けたい現実であったとしても。

 「ターミネーター」のテーマとともにミルコのここまでの道のりをまとめた紹介V。今回もまた、映像作成スタッフの完全勝利。少年時代の内戦云々の話は正直マユツバだと思う。だけど、この2年間のミルコの歩みが、格闘技というジャンルが生んだ最高のドラマであることは間違いない。

 入場の瞬間から割れんばかりのミルコ・コール。やはり多くの格闘技ファンは、長いドラマに最高の結末を求める。一方で少数ながら、確実に存在を誇示するヒョードル支持派。強いやつが正しい。これもまた格闘技ファンのあるべき姿の一つか。

 開始早々から前にプレッシャーをかけ、フックを振り回しながら飛び込んでくるヒョードル。パンチをかわして回り込みながら、細かいパンチ、そしてミドルを入れていくミルコ。正確性に勝るのはミルコ、しかしヒョードルのパンチも1発当たれば確実に流れが変わりそう。まばたきすら惜しい、ケタ違いの緊張感。
 1R中盤、ミルコのストレートがヒョードルの顔面を捉える。ぐらつくヒョードルにラッシュをかけるミルコ。しかしここで攻めきれず、逆にハイキックをかわされて遂に上を取られてしまう。パウンドを狙うヒョードルに、下から必死のガードを続けるミルコ。結局1Rはこの状態でゴング。スタンドで優位に立ったのはミルコ、しかし終盤はヒョードルが取り返し五分の展開か。

 2R、ヒョードルがいきなり踏み込んでコンビネーションブロー。ボディがきれいに入り、ミルコが露骨に表情を歪める。さらに組み付いたヒョードルは、ミルコに突き放されながらも離れ際にフックを打ち込む。打ち合いでも組み合っても自分のペースを崩さないヒョードルに対し、組まれたらディフェンスに徹するしかないミルコ。無尽蔵のスタミナで前に出続けるヒョードルに、早くも口を空けて息をし始めたミルコ。徐々に、試合の流れができてくる。多くの客が望んでいない方向に。結局ヒョードルはテイクダウンも奪い、このラウンドは完全にリード。

 3R。スタンドでは相手に有利な距離を取らせず、ロープ際の組み合いでミルコが踏ん張ればとっさに体重をかける方向を変え、投げの打ち合いになっても必ずギリギリのタイミングで優位なポジションを取り続けるヒョードル。強さに全く底が見えない。最後はスタンドでも力の無い打撃しか出せなくなったミルコ。多くの観客のため息とともに終了のゴング。

 残酷なまでに。非情なまでに。ここはやっぱり、PRIDEのリングだった。3年越しのドラマにハッピーエンドを期待した観客の前に突きつけられたのは、またも圧倒的現実。こういう場面は初めてではない、むしろこういう場面の方が多いのに、なんでここまで切ないのだろう。

 試合前、あと2年で現役を退くプランを明らかにしたミルコ。タイトル再挑戦への残り時間は意外に短い。ここから見せてくれるのか?もうひとたびのドラマを。
 一方のヒョードル。強い。他の表現を探す気をなくさせるほどに。果たしてこの男に勝てる人間が存在し得るのか?残念ながら、「はい」というだけの自信は私にはない。他の大多数の人間もそうだと思うが。

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# by nugueira | 2005-08-31 23:26 | PRIDE | Comments(5)