反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

RIZINの感想

 地上波で視聴。全体の感想を先に言うと、ハラハラする試合も度胆を抜かれる試合もあり、満足度の高い大会だった。7月のさいたまアリーナは日程を調整して足を運ばなくては。

浅倉カンナ○-×アレクサンドラ・トンシェバ(判定)
 タックルを次々ときめた浅倉が腕十字、肩固め、チョークスリーパーで次々と攻勢。ここまで攻めたのなら一本取ってほしかったが、完勝と言っていい内容でRIZIN初勝利。

KINGレイナ○-×ジャジー・ガーベルト(2R 腕十字)
 開始と同時に殴り合ったKINGレイナ、組み付いてテイクダウンするとマット・ヒューズ・ポジションからのパウンドとヒザで削りまくる。2Rも打撃戦で危なっかしい場面はあったが、テイクダウンしてからはまたも一方的に攻め続け、最後は腕十字で一本。
 技術レベルはさておき、MMAキャリアは似たり寄ったりで20キロ近く重い相手にこういう試合ができちゃうんだから大したもの。KINGレイナには明日からバラエティ番組のオファー殺到ですよ。

ダロン・クルックシャンク×-○矢地祐介(1R KO)
 今大会最大のサプライズ。まさか矢地がクルックシャンクを秒殺KOするとは!!最後のカウンターの右フックは相手を全く見ずに打ってるけど、こういうのは当てたもん勝ちだからなあ。

石岡沙織○-×ベスターレ・キシャー(1R チョークスリーパー)
 先にテイクダウンを奪われた石岡だがあっさりスイープ。キシャーの下からの十字を外すと、バックを奪ってチョークで一本。試合後はRENAとの対戦をアピールしていたが、こういう選手が出てくるのはまあ当然の流れなわけで、秋のGPに向けてどういう勢力図になっていくかが楽しみ。

那須川天心○-×フランシスコ・ギリオッティ(1R KO)
 序盤からハイキックや下がりながらのカウンターの左を繰り出した那須川、最後はパンチからの左ハイでダウンを奪い、パウンドでフィニッシュ。もはや弱い者いじめのレベル。ギリオッティは上背も那須川より小さかったし、噛ませにしてももう少しましなレベルの相手は用意できなかったのか。来月はRISEの試合も控えてるしあまり無理させるわけにもいかないんだけど。

堀口恭司○-×元谷友貴(判定)
 元谷が踏み込んだところにいきなり堀口のカウンターがヒット。堀口はさらにパンチから膝のコンビネーションを効かせ、元谷にタックルを決められるものの両足で元谷を身体ごと跳ね上げて脱出。この後も元谷が懐へ飛び込もうとするタイミングで片っ端からカウンターを合わせていき、組んでも元谷にテイクダウンを許さない。1R終盤にはパンチで元谷をダウンさせると、すかさずバックに回りチョークの体勢。全局面で元谷を圧倒してみせる。
 2Rも堀口は隙を見せず、組んでも体幹の強さで元谷を振り払い、パウンドで削っていく。終盤にはリフトアップでのテイクダウンも奪ってみせ、最後まで実力差を見せつけての完勝。
 堀口が勝つにせよそれなりに競った場面も出てくると思っていたのだが、これほどの強さとは…。これを見た国内フライ級の選手は「UFCってこれ以上に強い奴らがいるんでしょ?やめやめ、せめてRIZINで一発当てることを考えよう」と考え出すのでは。

RENA○-×ドーラ・ペリエシュ(1R KO)
 開始と同時にパンチから組み付いたペリエシュ、バックを奪い腕十字の体勢へ。結構ガッチリと入ったのでヒヤリとしたが、RENAはなんとか脱出。スタンドになるとRENAが三日月蹴りと前蹴りをヒットさせ、ペリエシュダウン。RENAはここで後ろを向いてしまったのはいただけない。
 ダメージの残るペリエシュにRENAは繰り返し踏みつけ。足関を狙われ危なっかしい場面もあったが、最後は前蹴りを入れペリエシュが倒れたところで今度こそ終了。課題は見せつつもRENAがきっちりKOで仕留めた。
 煽りVの段階からフジテレビ総出でRENA敗北への予防線を張っており、RENA自身それに気が付かないわけがないと思うのだが、それでも終わってみれば見事な勝利で番組を締めてみせる。エースの矜持を感じるなあ。

[PR]
# by nugueira | 2017-04-16 23:45 | その他(総合・寝技系) | Comments(2)

RIZIN 2017 in YOKOHAMA の予想

 16日のRIZINの予想を。対世間に届きやすいウリはないけど、オールドネームに頼ることなくこの1年間の積み上げを活かした、いいマッチメイクなのでは。

才賀紀左衛門×-○伊藤盛一郎
 RIZINフライ級はこのままなし崩しに58キロリミットでいくのかな。ポテンシャル的に決して悪くはないはずの才賀だが、試合数をこなせていないのが残念。キャリアに勝る伊藤が寝技で仕留めそう。

浅倉カンナ×-○アレクサンドラ・トンシェバ
 年末ではいいところなく敗れた浅倉。外国人相手だとフィジカル面の不利をはねかえすのが厳しそう。

ダロン・クルックシャンク○-×矢地祐介
 年末に一本負けを喫したクルックシャンクと、階級が下のフィリピン人をボコった矢地。クルックシャンクは負けたとはいえ直前まで北岡を追い込んでいたわけで、打撃戦になったら矢地は分が悪いのでは。

KINGレイナ×-○ジャジー・ガーベルト
 ファイトクラブではやたらキャラがプッシュされているレイナ、大晦日にギャビに噛みついたガーベルトと対戦。ミノワマンみたいな使われ方だな。さすがに体重差20キロはきつい。ガーベルトもMMAが初めてではないし、体格差で押しつぶされる展開しか想像できない。

石井慧○-×ヒース・ヒーリング
 RIZIN旗揚げ戦の後ベラトールでも連敗、私生活では離婚とどん底まで落ちた石井が久々の参戦。ロートルのヒーリング相手ならスカ勝ちが求められるが、決定力のなさが不安。ヒーリングがアリアックバリ戦みたいな粘りを見せると意外と分からないことになりそう。

那須川天心○-×フランシスコ・ギリオッティ
 那須川のMMA3戦目。相手はMMA初挑戦らしいので、年末以上に問題なく勝ってくれそう。RIZINでは当面こういうヌルい相手との試合で経験を積んでいくのかな。

RENA○-×ドーラ・ペリエシュ
 RENAはMMA4戦目で初めてキャリアが上の相手。とはいえ下半期のGPに向けて、しっかり勝たなければならない試合。

堀口恭司○-×元谷友貴
 電撃参戦の堀口に国内組では屈指の実力者である元谷が挑む、出し惜しみなしのカード。とはいえ堀口のここ2試合を見る限り、レスリングの展開でも後れを取ることはなさそう。元谷は寝技に持ち込めれば面白いが、寝かせるのが至難の技か。堀口の快勝を期待。

アミール・アリアックバリ○-×ジェロニモ・ドス・サントス
 アミールが年末のトーナメントから連続参戦。対するジェロニモはキャリアで大きく上回るうえに、写真を拝見する限りステロイド臭がプンプンする色々と危険そうな相手。アミールのパウンド葬を期待するが、粘られてスタンド勝負になると危険か。

川尻達也○-×アンソニー・バーチャック
 メインは川尻の再起戦。バーチャックは本来はバンタム級とはいえ、最近までUFCで戦っていた選手なので決して油断できない。客の反応を意識することなく、泥臭くてもいいから勝ちにこだわってほしい。

[PR]
# by nugueira | 2017-04-12 23:16 | その他(総合・寝技系) | Comments(2)

UFC on FOXの予想

 日本時間16日のUFCの予想を。

アルジャメイン・スターリング○-×アウグスト・メンデス
 バンタム級のホープだったはずのスターリングもスプリット判定での敗戦が続いている。さすがにこの辺で踏ん張りたい。

ティム・エリオット○-×ルイス・スモルカ
 敗れはしたがDJ相手に大善戦をしたTUFウィナーのエリオット。フロックで終わらせないためにもここが大事。ほどほどな感じの相手があてがわれているのもUFC側の期待の表れか。

ボビー・グリーン×-○ラシッド・マゴメドフ
 ライト級の中堅だが連敗中のグリーン。前回のポイエー戦は何がしたいのか分からないままKOされていたし、あまり期待できる要素がない。

アレクサンダー・ヴォルコフ○-×ロイ・ネルソン
 ベラトール、M-1を経てUFC参戦のヴォルコフ。対するネルソンはペザォン戦で相手セコンドに暴行を働き出場停止処分明け。打たれ弱くなっていたペザォンにはKO勝ちできたが、それ以外の最近の戦績はパッとしない。ヴォルコフに食われそうな気がするなあ。

ホナウド・ジャカレイ○-×ロバート・ウィテカー
 UFC7勝1敗だがタイトル挑戦が近づいてこないジャカレイ。対するウィテカーは現在6連勝中。ボーシュ相手にも打撃のチャンスを与えず一本勝ちしたジャカレイにベットするけど、ウィテカーも一発があるので怖い。これで負けてタイトル挑戦が遠ざかるのは不条理だなあ。

ローズ・ナマユナス○-×ミシェル・ウォーターソン
 なぜかセミがこのカード。最近のUFCは女子を重用する傾向が顕著。初代ストロー級王座決定戦に出場したナマユナスと、注目株のヴァンザントを下したウォーターソン。UFCでのシビアな場数を踏んでいるナマユナスを推しておきます。

デメトリウス・ジョンソン○-×ウィルソン・ヘイス
 メインはDJの10度目となる防衛戦。相手は昨年挑戦が決まりながら負傷で流れたヘイス。これまでのDJの相手でゴリゴリの柔術家は意外といないんだけど、サブミッションで絡め取られる場面もあまり想像できない。ヘイスはウルカ相手に打撃で押し込まれていたし、スタンドでDJが圧倒しそう。アンデウソン、永田に並ぶV10はほぼ確実か。

[PR]
# by nugueira | 2017-04-11 23:43 | UFC | Comments(0)

SAKURA GENESIS の感想

 昨日の新日本プロレス両国大会の感想を。語りどころの多い大会だった。
 
 メインのオカダvs柴田は期待通りの攻防を期待以上の密度で見せてくれる、見応え十分の名勝負。終盤のバックドロップとドロップキックの我慢比べ、柴田のレインメーカー式PK、PKに行こうとする柴田を引き戻してのレインメーカーという攻防は密度が濃すぎて呼吸するのを忘れそうになった。今年に入ってからのオカダは相手の持ち味を120%まで引き出してから勝つ、という「風車の理論」を体現していて、ノンタイトルマッチだったタイガーマスクW戦を含め信じられない高い水準のパフォーマンスを維持し続けている。
 それだけに試合後の柴田の救急搬送、硬膜下出血の手術という事態は非常に残念。早期復帰を願うのはあまりに酷なので、多少時間はかかってもいいからじっくり治してリングに戻ってきてほしい。柴田のことなのでG1には間に合わせてきそうなのが逆に心配だが。
 今年に入ってからの新日が「四天王プロレス」に近づいていることを危惧する声もあるが、危険度を競い合うような攻防をしていたのはオカダvsオメガぐらいで、それ以外は各自のスタイルをベースにじっくりと戦う、四天王プロレスとはまた異なるスタイルなのではないかと思っている。とはいえ現にこういう事態に至っているわけで、試合の長時間化そのものがリスク要因であることは否定できないか。

 メインによって霞んでしまったが、セミのIWGPジュニアヘビー級タイトルマッチ、高橋ヒロム対KUSHIDAもこれまた議論を呼ぶ一戦。2分弱の秒殺決着が事故によるものなのかを巡って議論が紛糾しているけど、個人的にはブック通りなのではないかと思っている。
 ゴング前のKUSHIDAの奇襲が短期決着の伏線にはなっているし、「ヒロムが意識朦朧のKUSHIDAをおもんぱかって頭部へのダメージが少ないフィニッシュに持って行った」というのはさすがに出来すぎな気が。意識朦朧だったらレフェリーも巻き込んでどうにか時間を引っ張るのが常套手段のはずだし、その状態の相手にタイムボム2連発の方が逆に危ないでしょう。とはいえ、真相がどうあれ見ている側がこれだけ妄想を膨らませる試合を提供した時点で新日本の完全勝利ですわ。

 これ以外で印象に残ったのはIWGPタッグを奪取したウォーマシーン。テンコジにもう少しベルトを保持して欲しかったけど、これだけ説得力のある勝ち方をされると文句が言えない。あの体格であれだけ動けるのは凄いわ。IWGPへのリスペクトを表現している点も含めて優良外国人の要素満載なのだが、ROHとの関係もあるから長期政権は難しいのかなあ。

[PR]
# by nugueira | 2017-04-10 23:51 | プロレス | Comments(0)

UFC210の感想

ウィル・ブルックス×-○シャーウス・オリベイラ(1R 裸絞め)
 前に出るブルックスだが、オリベイラが組み付きから足を刈ってテイクダウン。立ち上がりかけるブルックスを再び倒すとバックに回り、おぶさりながらのチョークを極めて一本。ブルックスは同体重の相手に言い訳の効かない完敗。どうしてベラトールからの移籍組はこうも結果が出ないのか。

チアゴ・アウベス○-×パトリック・コーテ(判定)
 右のオーバーハンドを入れるコーテだが、アウベスは左フックでダウンを奪うとパウンドで削る。2Rはコーテがワンツーをヒットさせるが、さらに前へ出たところへアウベスがカウンターの右を入れまたもダウンを奪取。3Rもテイクダウンからのパウンドで削られたコーテは終盤にアッパーで逆転を狙うものの、決定打にはつながらず。アウベスが久々の勝利。
 コーテは試合後、グローブをマットに置き引退を表明。この前のアンダーテイカーと被る演出だけど、グッとくるなあ。

クリス・ワイドマン×-○ゲガール・ムサシ(2R TKO)
 スタンドでの探り合いからワイドマンがシングルレッグでテイクダウン。立ち上がるムサシだが、ワイドマンはこの後も繰り返しテイクダウンを奪い、打撃でもワンツーをヒット。スタッツでは手数で上回るムサシだが、フットワークが使えていないしラウンド終盤にはバランスを崩して転倒。トラブル発生か?
 2R開始早々にムサシのパンチがヒットし、下がったワイドマンにアッパーの連打。しかしここも打撃が手打ちになっている印象。ワイドマンがテイクダウンを奪い、マウント・バックマウントを奪取。スタンドに戻ったところでワイドマンのタックルをがぶったムサシが膝蹴りを連打。ワイドマンが両手をマットに着いていたとして中断されるが、結局片手がマットから離れていたので有効な攻撃と判断。ワイドマンが今が何曜日か言えなかったため(?)続行不能とみなされ、ムサシのTKO勝利という裁定に。
 ワイドマンはガス欠の気配濃厚だったので、あそこでの反則攻撃の有無に関係なくムサシが勝ったのではないかと思うが、もやもや感しか残らない結末。結果的にインターバルを入れたのがレフェリングミスだったことになるけど、スローVTRで見ないと分からない場面だったので止めたこと自体は攻められない。
 がぶられた状態で相手のヒザを封じるためマットに手をつくディフェンスは個人的に大嫌いなのだが、それはさておき選手の動きとルールが全くかみ合っていない。上手く落としどころは見つけられないのかなあ。

ダニエル・コーミエ○-×アンソニー・ジョンソン(2R 裸絞め)
 序盤から近い距離で戦う両者。ジョンソンが自ら組み付いてケージに押し込むが、テイクダウンまではいかない。距離が離れるとジョンソンはワンツーからハイキック、さらに関節蹴り。ジョンソンが自分から組みにいく意外な展開。
 2Rはコーミエがジョンソンをケージへ押し込むと、その体勢から細かいパンチ。体を入れ替えたジョンソンがテイクダウンを奪うが、すぐ立ち上がったコーミエがテイクダウンを奪い返す。亀になったジョンソンのバックを取ると、パウンド連打。ジョンソンがかなり削られてきたところでチョークを極め、タップアウト。
 終わってみれば前回と同様のフィニッシュ。ジョンソンは素直に殴りにいった方が勝てたんじゃないのかな…と思っているうちに、ジョンソンがまさかの引退表明。格闘技とは別の仕事をすると言っていたが、一体どういう経緯でこうなってしまったのか。セミとは違う意味で消化不良感が漂ってしまった。
 1年半ぶりのタイトルマッチだったわけだがその間に挑戦者の行列ができているわけでもなく、相変わらずジョーンズの復帰待ち。ライトヘビー級戦線が手薄な状況の中でジョンソンというカードがいなくなるのは痛いなあ。

[PR]
# by nugueira | 2017-04-09 23:35 | UFC | Comments(2)

UFC210の予想

 日本時間9日のUFCの予想。

ウィル・ブルックス○-×チャールズ・オリヴェイラ
 前回は計量オーバーの相手にKO負けという後味の悪い結末を迎えたブルックス。今回の相手のオリヴェイラはフェザーで連敗中、かつ前回は計量オーバー。今回はきっちり勝って失地回復したいところ。

チアゴ・アウベス×-○パトリック・コーテ
 ライト級で計量オーバーしたアウベスがウェルターへ出戻り。セローニには敗れているコーテだが、この組み合わせなら殴り勝てるかなあ。

クリス・ワイドマン×-○ゲガール・ムサシ
 勝負論的には今大会の最注目カード。ワイドマンにテイクダウンから固められたらムサシも苦しいとは思うのだが、ワイドマンは怪我の影響もあり下降線の印象。逆に4連勝中で勢いに乗るムサシが元王者を食うのでは。これで勝ってもロメロ・ジャカレイとともに順番待ちなんだから、ビスピン対GSPなんか組んでる場合じゃないよ。

ダニエル・コーミエ○-×アンソニー・ジョンソン
 JJの不祥事とコーミエの怪我で停滞しまくりのライトヘビー級戦線、実に1年半ぶりのタイトルマッチ。3連続KO中のジョンソンがオッズでは優位に立っているが、この二人だと根本的にコーミエの方が相性が良さそう。前回同様、打撃でヒヤリとしつつもテイクダウンから削って勝つのでは。

[PR]
# by nugueira | 2017-04-05 23:43 | UFC | Comments(0)
 5月20日に村田諒太vsアッサン・エンダムによるWBA世界ミドル級王座決定戦が行われることが決定。年明けから世界戦決定直前と言われながら情報が二転三転していた村田だが、遂に大一番までたどり着いた。

 村田のプロ転向直後にブログにアップした記事を振り返ると、「世界タイトルに挑戦するだけでも一苦労」「ビジネス面での成功を半ば義務付けられた村田のプロ転向はやはり茨の道になりそうな予感」とけっこう辛辣なことを書いていたのだが、こういう外野の野次を気にすることもなく、4年間にわたり白星を積み重ね世界戦へ到達。本当に申し訳ありませんでした。

 試合ごとのムラはありつつも昨年の4戦4KOは世界前哨戦として申し分のない結果だし、対戦相手も結果的に現役正規王者を回避。ホーム開催に持ち込んだ点も含め、「厳しいだろうが勝算もなくはない試合」と言っていい状況は作れている。相手のエンダムの試合映像を見た記憶がないので、楽観的すぎるかもしれないが。

 日本人金メダリスト初の世界王座獲得、竹原以来となる日本人のミドル級制覇、5億円規模とも言われる大型興業、村田のプロ転向と同時にボクシング中継を開始したフジテレビ側の期待等々、リング内外で村田にのしかかる重圧は半端なものではない。とはいえそれを覚悟の上でのプロ転向だったはずで、村田に求められるのはこの重圧の中で結果を出すことに他ならない。
 勝てば世界王者の栄光とさらなるビッグビジネスのチャンスを得る一方、負ければこの4年間の積み重ねは灰燼に帰す。村田にとっての集大成であり、日本ボクシング界にとっても大勝負となる一戦。当日はテレビの前で正座しながら観なくては。

[PR]
# by nugueira | 2017-04-04 22:29 | ボクシング | Comments(2)

ゴーバーvsレスナー

 ここ何年かはレッスルマニアで一番面白そうだった試合の動画をネットで探してチェック、というのが恒例行事になりつつあるのだが、今年も早速ゴールドバーグvsブロック・レスナーを視聴。

 開始と同時にレスナーがスープレックス3連発。しかしゴーバーがスピアー2連発を返すと、場外スピアーでフェンスを破壊。リング上に戻って互いにジャックハマーとF5を逃れた後、ゴーバーがスピアーからジャックハマー!しかしレスナーがカウント2で返す!
 レスナーが立ち上がったところにゴーバーがスピアーを狙うが、レスナーがジャンプでよけて誤爆。レスナーがここからスープレックス7連発を決めると、最後はF5で3カウント!

 試合の攻防をほぼ全て描写してもこの分量。時間にして5分弱だったが、互いの見せ場をこれでもかというほど詰めこんだ、観客満足度の高い試合。この二人に長丁場を期待していたファンはほぼ皆無だったろうから、やるべきことをやってくれた、というべきでしょう。
 これでゴーバーもレスナーも13年前のファンへの不義理を清算した…と簡単にまとめていいのかは分からないが、あの時に感じたもやもやが多少なりとも晴れたのは間違いない。一昨年のスティングといい今年のゴーバーといい、感情的なもつれがあっても最後はビジネスとしてリングに上がってくるアメリカ人の感覚が、こういう時は本当にうらやましくなる。今の新日に長州や武藤が上がったら、リスクはあれど妙な面白さが生まれるはずなんだけど、日本でこういう展開になるなんて想像もつかないもんなあ。

[PR]
# by nugueira | 2017-04-03 23:36 | プロレス | Comments(0)

Krush.75の感想

 メインの-65キロタイトルマッチの感想を。

小宮由紀博×-〇中澤純(判定)
 1R、ジリジリ前に出る中澤に小宮はローやミドル。中澤は距離が詰まるとパンチを強振し、さらに右ハイからテンカオを浅くヒットさせる。
 2Rは小宮がボディストレートを起点にパンチを増やす。中澤も引き続き圧力をかけながらパンチを返し、二段蹴りのようなハイキック。ここまでほぼ五分の展開。
 最終ラウンド開始早々、中澤が左右のローをヒット。小宮はパンチの手数を増やすが、バッティングにより中澤が流血。再開後、なおもパンチで出てくる小宮を中澤がパンチで吹き飛ばすがノーダウン。最後までお互いパンチを振るい続け試合終了。
 どちらも手数は出しつつ決定打に欠けるジャッジ泣かせの試合だったが、判定はスプリットで中澤。終始前に出続けて自分のペースで試合を作っていたのが勝利につながったか。歴代王者に比べるとややインパクト不足かなあ…と思っていたら試合後に左右田が挑戦を表明。K-1からの都落ち組も絡めて上手くタイトル戦線を回す流れができつつある。

[PR]
# by nugueira | 2017-04-02 23:27 | Krush | Comments(0)

ランペイジvsモー

 今日のベラトール、メインの感想を。

クイントン・ランペイジ・ジャクソン×-○キング・モー(判定)
 じりじりと前に出るモー。ランペイジはモーのパンチをスウェーでかわすが、組み付いたモーはダブルレッグからテイクダウン。立ち上がったランペイジのバックにつくとパンチを入れ、さらにシングルからテイクダウン。体重差は相当あるが、組み付けばどうにかなりそう。
 2Rもスピードに勝るモーがランペイジのサイドに回り込みながらパンチを入れ組み付く。しかしランペイジがテイクダウンを堪えるとパンチを打ち込み、下がったモーにパンチ連打。モーはタックルで凌ごうとするが、これを切ったランペイジが逆に払い腰のようにテイクダウン。モーは体重差で押し込まれる苦しい展開になってくる。
 3R、後がないモーは自ら前に出てケージへ押し込んでいくが、ランペイジはテイクダウンを許さず離れ際に細かいパンチ。しかし中盤になぜかランペイジが自らタックルに行き、これを切ったモーがバックへ回り込んでパンチ連打。これで流れが変わり、終盤はモーが打撃でランペイジを下がらせ、ボディを起点にパンチ連打で攻め立てる。苦しみながらも終盤に攻めきったモーが判定で勝利をものにした。

 アメリカの客受けは悪かったようだが、体重で劣勢だったモーが最後は気迫でランペイジを押し込んでいく見事な戦いぶり。見応えのあるいい試合だった。この二人がヘビー級で戦う理由もよく分からないけど。
 試合後、ベラトールに移籍してきたライアン・ベイダーがケージ内に登場し、6月大会でのベイダーvsモーが電撃決定。何かIWGPみたいな展開だが、これランペイジが勝っていたらどうするつもりだったんだろう。

[PR]
# by nugueira | 2017-04-01 23:14 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)