反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

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 WBA・IBF世界ヘビー級タイトルマッチ、アンソニー・ジョシュアvsウラディミール・クリチコをWOWOWで視聴。

 開始と同時に前に出て先手を取るクリチコ。ジョシュアはやや慎重な立ち上がりだが、ラウンド後半は細かいパンチを返していく。
 続く2Rは開始早々、クリチコの右ストレートがヒット!しかしジョシュアは徐々にジャブの手数を増やし、そこから右へつなげる。クリチコはヒットはもらっていないものの手数が少ないか。
 3Rに入るとジョシュアが懐へ飛び込んで左右のパンチを繰り出すようになり、スピードのギアを上げてきた印象。4R開始と同時にまたもクリチコの右がヒットするが、ジョシュアも右を入れ返す。このラウンドはクリチコが前に出るが、ジョシュアも飛び込んでのパンチを狙っていく展開。
 前半戦はクリチコが上手く戦っている印象だったが、5R開始と同時にジョシュアが猛然とラッシュ。左フックを効かされたクリチコはそのままジョシュアの連打に呑みこまれ、前のめりにダウン!しかしここから持ち直したクリチコは攻め疲れの見えるジョシュアに左フック、右アッパーを次々とヒット。ラウンド後半は一転してジョシュアが棒立ちになる。
 続く6R、ダウンのダメージから回復し軽快な動きを取り戻したクリチコが右ストレート一閃!ジョシュアが崩れ落ちるようにダウン!大逆転のチャンスを迎えたクリチコだが、残り時間はジョシュアが凌ぎ切る。
 7R、クリチコは細かい左ジャブから左フックや右を狙っていき、回復待ちのジョシュアは防戦一方。8Rもクリチコが左ジャブでジョシュアを寄せ付けないものの、ジョシュアは多少持ち直してきたか。
 9Rはジョシュアが久々に自ら前に出て攻勢。右がクリチコのアゴを浅く捕える。10R、クリチコは細かい左。ジョシュアは飛び込んで連打を狙うが、終盤にジョシュアの踏み込みに合わせてクリチコがカウンターの右!クリチコ優位の印象で試合は終盤戦へ。
 しかし迎えた11R、開始と同時にジョシュアの右がヒット!足がフラついたクリチコはなんとか凌ごうとするが、距離が詰まったところでジョシュアが右のショートアッパー!さらに追撃の左を食らったクリチコが遂にダウン。何とか立ち上がるクリチコだが、ジョシュアの連打で再びダウンすると、最後はコーナーでパンチをもらい続けたところでレフェリーストップ。ジョシュアが劇的な逆転KOでヘビー級の世代交代を果たしてみせた。

 「ジョシュアKO勝利」という結果だけを見れば大方の予想通りだが、ここまでエキサイティングな展開を想像できていた人はいただろうか?5R以降はテレビの前で思わず叫び声をあげてしまう場面の連続で、解説陣が連呼していた「年間ベストバウト確定」という台詞にもただ納得するしかない。
 これだけの名勝負を生んだ功労者は間違いなくクリチコ。出だしから圧力をかけてジョシュアの機先を制し、一年半のブランクを感じさせない百戦錬磨のベテランらしい試合運びを見せてくれた。6Rにダウンを奪ってからの戦い方は全盛期のクリチコそのもので、10Rが終わった時点で「時計の針は結局クリチコの時代に巻き戻るのか」と思うしかなかった。
 その絶体絶命の状況から最後の反撃に打って出て、それをものにしてみせたジョシュアもお見事。早期KO決着が多いが故に長丁場に不安があり、現にその通りの展開になりかけたが、最後は強引な突破力で新時代への道を切り開いてみせた。
 かつての絶対王者クリチコが強さを見せつつも新世代の前に崩れ落ちる、という世代交代劇としてあまりにも完璧すぎる内容。試合後はリマッチへの意欲も垣間見せたクリチコだが、41歳という年齢を考えればこの一世一代の名勝負を花道にリタイアすべきなのでは。果たしてジョシュアvsワイルダーの統一戦は実現するのか。ヘビー級新時代がどう展開していくのか、一気にワクワクしてきた。

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by nugueira | 2017-04-30 23:36 | ボクシング | Comments(0)

レスリング豊の国

 新日本プロレス別府大会を視聴。ベルト乱立の新日本だが、このGWのシリーズは各タイトルマッチを上手く散らしている印象。日頃からこういう使い方ができていればいいのに。

 IWGPインターコンチネンタル選手権、内藤哲也vsジュース・ロビンソンは序盤から内藤が徹底したヒザ攻め。ジュースはペースを握らせまいと切り返しはするものの、技のレパートリーが豊富なわけでも一発の見栄えがいいわけでもなく、正直微妙な展開。後半には場外キャノンボール、コーナー最上段からフランケンを切り返しての高角度パワーボムとようやく大技を繰り出したものの、技の危険度上昇が議論になっているタイミングだけにこれはこれでハラハラしてしまう。
 終盤は内藤のデスティーノをジュースがカウント2で返し続けたので「いや、まさか?」と心配になったが、パルプフリクションには行かせず、内藤が最後はデスティーノで3カウント。今年に入っていきなり始まった新日のジュース推しもさすがにこれでひと段落してくれるのだろうか。
 メイン終了後、棚橋が登場し内藤に挑戦を表明。これ、6月の大阪城ホールはオカダvsオメガと内藤vs棚橋になるのか?さすがにここまで1.4ドームの焼き直しになっちゃうのはどうなのかなあ。というか、ここで棚橋が勝って時計の針が巻き戻る展開だけは勘弁。ドームで内藤が勝ったことで生まれたあの空気は何だったのか、となってしまう。

 高橋ヒロムvsリコシェによるIWGPジュニア選手権は、開始と同時にリコシェがトペ・スイシーダ、ファイヤーバードと大技を全開。ヒロムもすぐさま反撃に転じるとエプロンダッシュからのドロップキック。お互いハイスパートで大技を繰り出す期待通りの展開に。
 ヒロムの回転エビ固め式パワーボムをリコシェがフランケンで切り返し、さらには場外でノーザンライトからぶっこ抜きブレーンバスター。終盤にペースを握ったリコシェがベナドリラーから630スプラッシュ!しかしこれを逃れたヒロムが、コーナーへのデスバレーからTIME BOMBを決めて3カウント!
 今回ばかりはリコシェが獲る流れだったと思うのだが…。こうなるとBOSJでKUSHIDAが優勝して大阪城ホールでリベンジなのかな。うわ、これもドームの焼き直しだ。しかしこの状況でもリコシェにIWGPジュニアを獲らせないのは、継続参戦が望めない事情があるのかなあ…と勘繰りたくなってしまう。

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by nugueira | 2017-04-29 22:20 | プロレス | Comments(0)

井岡&大森

 TBSのボクシングダブル世界戦の感想。まずはWBO世界バンタム級タイトルマッチ、マーロン・タパレスvs大森将平。
 
 1R、大森が左右のボディから右。タパレスも右ボディを出すが、大森はガードを上げて相手をよく見ている。
 2Rは圧力を強めたタパレスがアッパーからフックのコンビネーション。上下とも変則的な角度からパンチが飛んでくるが、大森もワンツーからボディを返す。この後も圧力をかけるタパレスに大森はガードを固めながらパンチを入れる展開。
 5Rに入ると大森がボディの連打。右ボディをもらったタパレスがたまらずコーナーへ下がり、ここから更に大森が左右のボディをラッシュ。しかしタパレスもカウンターを狙っている。一気に主導権を握りたい大森だが、攻め疲れか6Rペースダウン。逆にタパレスが圧力をかけて手数で優位になる。
 7Rは開始と同時に大森がボディ。ロープ際に詰めてボディとフックを連打するがここも攻め切れず、ラウンド後半はタパレスが強烈なアッパーとフックを振るい反撃。続く8Rは疲れの見える大森にタパレスがアッパーと左のオーバーハンドで攻勢。大森は攻めるラウンドと休むラウンドがハッキリ分かれすぎている。
 迎えた10R、序盤は大森が前に出ながらボディと左で攻勢。だがタパレスは左のオーバーハンドを繰り返し当てると、左アッパーをヒット!膝がガクリとなった大森に連打をまとめダウンを奪う。ラウンド終了までは凌いだ大森だが、11R開始早々にコーナーに詰められラッシュを仕掛けられたところでレフェリーストップ。

 大森はタパレスの強打を警戒しつつ序盤から落ち着いて試合を組み立てており、勝てない雰囲気ではなかっただけに残念。とはいえ5R・7Rとチャンスがあったのに決めきれず、その後はタパレスに簡単に反撃を許してしまったりと、ラウンドごとの緩急があまりにハッキリし過ぎていたのも確か。世界を獲るには試合の組み立てがあまりに正直すぎた。タパレスの計量オーバーもあり微妙な空気だったが、減量苦の相手に長丁場の末に逆転負けというのは「詰めが甘い」と言うしかないか。

 続いてWBA世界フライ級タイトルマッチ、井岡一翔vsノクノイ・シットプラサート。

 序盤はジャブの差し合い。ノクノイは時おり強いパンチを振るうが井岡はスッと距離を外す。3R辺りから近距離での打ち合いが増え、井岡が左右のボディをヒット。ノクノイも打ち終わりを狙っていく。ここで井岡にローブローの減点。
 4R、井岡が左ボディから顔面へ左フック。ノクノイのパンチはバックステップとブロッキングで防ぐ。この後も井岡はジャブの連打でノクノイの前進を止めると、ボディから顔面へのコンビネーション。ノクノイは近距離で連打を繰り出すが、井岡のペースで後半戦へ。
 7R、ギアを上げた井岡は左右のボディからフック。ノクノイもパンチの回転数を上げ、井岡の顔面を捉える。8Rも井岡がボディを起点に攻勢。終盤に右ストレートが入り、遂にノクノイの動きが落ち始める。
 9Rは井岡が上下のコンビネーションで滅多打ちにし、ノクノイはサンドバッグ状態。10Rは左をもらったノクノイが効いた様子で後退。井岡はロープ際に詰めてパンチを重ねるが、無理なラッシュには行かない。
 11R、右ストレートをもらったノクノイが後退し、またもロープ際で井岡が連打。レフェリーが止めておかしくない場面だったがノクノイは凌ぎきり、最終ラウンドも井岡がコンビネーションを入れ続けるが倒しきれず試合終了。ダウンは奪えなかったが大差の判定で井岡が5度目の防衛に成功。

 ノクノイは要所要所でディフェンス勘の良さを見せ、決して与しやすい相手ではなかったが、ピンチらしいピンチもなく井岡が攻守ともに完成度の高いボクシングを見せつけた。とはいえ3連続KO防衛中だったこともあり、やはり「倒しきれなかった」という印象が強くなってしまう。具志堅の世界戦14勝という記録にプレッシャーを感じたわけではないと思うが、10R・11Rはもう少し強引にフィニッシュへ持っていってほしかった、という要求は贅沢すぎるだろうか。
 井岡の実績・パフォーマンスはいずれも申し分ないのだが、山中や井上と比べると「後世に語り継がれる名勝負」が欠けている印象。記録云々ではなく、やはり他団体王者との統一戦などヒリヒリするカードに挑んでほしい。

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by nugueira | 2017-04-26 23:46 | ボクシング | Comments(2)

斎藤vs宇野

 先日の修斗、メインの感想を。

斎藤裕○-×宇野薫(判定)
 最初にテイクダウンを取ったのは宇野。しかし斎藤はすぐ立ち上がると、組んでから投げ飛ばすようにテイクダウン。上から細かいパンチを入れ続けて1Rを終える。
 2Rに入ると斎藤は組んでからボディへのヒザを連打。宇野が下になるとパウンドを入れ、宇野のタックルはがぶる。ポジショニングで圧倒した斎藤が、宇野を徐々に削り始めた。続く3Rも斎藤は執拗にボディへのヒザを入れ続け、宇野は引き込む場面が多くなる。試合の焦点は勝敗よりも「斎藤が宇野をきっちり仕留めるか」という方へ移っていく。
 4Rも斎藤はヒザとテイクダウンで試合を完全にコントロール。逆転の気配は見えてこない宇野だが、グラウンドでは際の場面で柔らかい動きを見せ、斎藤に決定的な場面は作らせない。
 最終ラウンド、テイクダウンから立ち上がって斎藤の横に回り込んだ宇野がチョークの体勢へ。しかし斎藤はバックは取らせず宇野のチャンスを潰すと、またもボディへのヒザ連打。遂に倒れた宇野に斎藤がパウンドを入れるが、宇野は立ち上がり試合終了まで戦いきる。終始宇野を圧倒した斎藤が、大差の判定で防衛に成功。

 開始前は「宇野が勝ったらえらいことだよなあ。でも斎藤もこのところピリッとしないからなあ」と思っていたのだが、始まってみれば斎藤が組みでもポジショニングでも圧倒。41歳の挑戦者につけ入る隙を与えず、現役王者の意地を見せた。
 見せ場なく敗れた宇野だが、あれだけボディへのヒザをもらい続けながら立ち続ける姿からこの試合に賭ける思いが感じ取れた。最終ラウンドの姿はアリスの『チャンピオン』をBGMにもう一度見返したい。「これで燃え尽きた」と言っても誰もが納得するキャリアを積んできた宇野。決断の時は迫っていると思うが…。それにしても、K-1王者になった武居やタイトルマッチを終えた宇野のインタビューが載るべきゴン格の来月号はもう出ない、という事実がジワジワと切なくなってくる。

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by nugueira | 2017-04-25 23:48 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

PANCRASE 286の感想

ISAO○-×マルコ・ブルシッチ(2R TKO)
 組み付きからテイクダウンしたISAOが、トップキープしたままガード越しにパウンドと肘を落とし続ける。2Rもパンチから組み付いてあっさりテイクダウンしたISAO。ハーフガードから肘で削るとサイドに回りアームロック。これは逃げられるが、最後はバックマウントからパウンドで滅多打ちにしたところでレフェリーストップ。 これでタイトルマッチ挑戦は確定か?

アキラ×-〇徳留一樹(1R TKO)
 開始早々、徳留が踏み込んでワンツー!左を打ち抜かれたアキラがダウンし、追撃のパウンドを入れたところでレフェリー止めた!競り合いになるかと思われたライト級実力者対決は、まさかの秒殺決着。タイトルマッチのダイレクトリマッチは好きじゃないんだけど、徳留はこれ以上無理なぐらいのアピールをしたなあ。

久米鷹介○-×マティヤ・ブラジセビッチ(2R チョークスリーパー)
 軽快な動きの久米。ケージ際で組み付いてテイクダウンすると、ネックロックを狙いつつバックマウントからパウンド。一度立たれるが再びテイクダウンし、バックからパウンドで削り続ける。2Rも開始早々久米がテイクダウンを奪い、最後はバックチョークで一本。
 チーム・シカティックの面々はレベルが低すぎた。シカティックは前日のK-1も含めて日本に営業に来たかっただけなのかなあ…と思われても仕方がない。

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by nugueira | 2017-04-24 23:27 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

UFN108の感想

 今日はUFC・修斗・パンクラスに加えボクシング世界戦まで。俺を観戦疲れで殺す気かこのヤロー!というわけで観戦記は少しずつ消化していきます。

オヴァンス・サンプレー○-×マルコ・ホジェリオ・デ・リマ(2R ヴァンフルーチョーク)
 1Rはリマがローとミドルで攻勢。サンプレーは距離を取りながら飛び込んでのパンチは試みるが、手数が少なすぎる。ラウンド終盤にようやくサンプレーのパンチがヒット。
 2R、リマの蹴り足をつかみテイクダウンを奪うと、サンプレーがパウンドとヒジを落とす。ハーフガードからリマがギロチンの体勢になるが、しばらく動きが途絶えた後、リマが突如タップ。これ何が極まったの?と思ったら、肩で頸動脈を絞めていたのか。ヴァンフルーチョークっていうのね。

アル・アイアキンタ○-×ディエゴ・サンチェス(1R KO)
 アイアキンタのローにサンチェスがパンチを合わせる。しばらく間合いの測り合いが続いた後、アイアキンタの踏み込んでの右フックがクリーンヒットしサンチェスダウン!立ち上がるサンチェスだが、アイアキンタが再び右を打ちこみKO!サンチェスはさすがにもう引き際を考えた方が良さそうな負け方。

カブ・スワンソン○-×アルテム・ロボフ(判定)
 スワンソン組んでのヒザ。先にロボフがテイクダウンを奪うが、立ち上がったスワンソンがミドル。スタンドの攻防になるがロボフのパンチも結構入っている。終盤にスワンソンの左ハイが浅くヒット。
 2Rもスタンドの攻防が続くが、手数では五分の展開。差し合いが続いた後、スワンソンが払い投げでテイクダウン。バックマウントからパウンドで削り、チョークを狙っていく。
 3Rに入るとロボフの打ち終わりにかぶせるようなスワンソンの左フックが繰り返しヒット。スワンソンはさらにバックスピンキックからパンチの連打。まぶたから出血したロボフ、徐々に押され気味になってくる。これならスワンソンのフィニッシュも近いかと思ったが、4Rになるとロボフが上下に打ち分けるパンチで反撃。スワンソンは単発のパンチを顔面に入れるが、失速気味か。
 5Rも序盤にロボフの右でスワンソンがバランスを崩しヒヤリとするが、この後はスワンソンがボディを中心に着実に有効打を入れ、終盤に払い腰でのテイクダウンからバックマウント。最後にスワンソンがラッシュを仕掛けたところで試合終了。
 判定は50-45が1名、49-46が2名と大差でスワンソンだったが、点差以上にロボフが善戦した印象。スワンソンはドゥホ戦のダメージがまだ抜けきっていなかったか?

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by nugueira | 2017-04-23 21:53 | UFC | Comments(0)
 K-1のスーパーバンタム級王者決定トーナメントを視聴。本命不在のトーナメントなので何が起きてもおかしくないとは思っていただが、それでもこの展開は想像すらしていなかった。

石田圭祐○-×チャールズ・ボンジョバーニ(2R KO)
 序盤から前に出続けた石田がローを効かせ、1R終盤にはボディからパンチの連打。押せ押せモードの石田は2Rにボディ連打でボンジョバーニを悶絶させダウンを奪うと、最後は左ボディでKO。圧勝で準決勝へコマを進めた。

武居由樹○-×アントニオ・オルデン(3R KO)
 1Rは体格とパワーに勝るオルデンが押し気味に進め、武居には苦しい展開。だがオルデンは大振りのパンチばかりでピリッとせず、2Rは武居が細かいパンチをヒット。徐々にリズムをつかんでくる。
 迎えた3R、ロープ際でパンチを出そうとしたオルデンの肘がヒットしてしまい減点1。ここからラッシュを仕掛けた武居がスリップ気味のダウンを奪うと、最後はオルデンが背を向けてパンチをもらったところでレフェリーが2度目のダウンを宣告。武居がスッキリしない結末ながら逆転勝利。

寺戸伸近○-×ジェイミー・ウィーラン(延長判定)
 体格に勝るウィーランに下がらされつつも、寺戸は1Rに細かいローと右のパンチをヒット。2Rは細かいスイッチを繰り返すウィーランのローとフックに押され気味になるが、3Rには逆に圧力をかけ、終盤にラッシュ。本戦はドローとなり延長に突入するが、3Rの勢いを保持した寺戸がウィーランを押しきり辛勝。ベテランが意地を見せた。

久保賢司○-×ソン・ダーチェン
 1年8ヶ月ぶりのリング復帰となる久保だが、ミドルからパンチへつなげるコンビネーションを次々とヒットさせ、全く問題ない動きを披露。1Rからボディを効かせダーチェンを下がらせると、ダウンこそ奪えなかったものの終始圧倒しワンサイドの判定勝利。ベスト4を日本人が独占するとは。

石田×-○武居(1R KO)
 前に出る石田だが、武居がそこに左ストレートを合わせダウンを奪うと、ダメージの残る石田に追撃の右をいれあっという間にKO勝利。一回戦の動きをみて石田が決勝まで駆け上がると思ったのだが、今回はつくづく予想外の展開ばかりが続く。

寺戸×-○久保(2R KO)
 ローを効かせる寺戸だが、1R終盤に久保が左ストレートを入れダウンを奪取。一発で流れをひっくり返す。2Rは前に出た寺戸がパンチからローにつなげるものの久保もパンチを返し、最後は右ストレート。ダウンから何とか立ち上がる寺戸だが腰が定まっておらず、レフェリーがストップ。全日本キック時代から寺戸の試合を見続けてきた身としては寂しい結末だが、最年長の意地は貫き通した。老いたライオンがいつしか若きライオンの前に敗れ去るのは、避けられない自然の摂理なのだ。

武居○-×久保(判定)
 大混戦が予想されたとはいえ、決勝がこの組み合わせになることを想像できていた人は皆無なのでは?武居は序盤から左ボディとフックのダブルを入れると、ロー、ミドル、跳び膝と多彩な攻撃で久保を圧倒。1R終盤には連打で久保を追い込む。
 ボクシング推薦での大学進学の話もあったという武居は、パンチでも元ボクサーの久保を圧倒。フットワークで右側に回り込みながらパンチを入れてくる武居のスピードに、久保はついていけていない。
 3Rに入っても武居の勢いは衰えず、ダウンは奪えなかったものの最後まで久保を滅多打ちにして圧倒。文句なしの勝利で第2代王座を獲得した。

 実況席も言っていたが、今日の武居は試合ごとに強くなっていった印象。トーナメントでしり上がりに調子を上げる選手はいるけど、「一回戦より決勝の方が強くなっている」というケースは初めて見た。出場が決定した当初は「ザ・ノンフィクションで話題になったから押し込んでもらえたんでしょ?」という印象しか持っていなかったのだが…。
 最近のK-1の、大会をやるたびに若いニュースターが登場するという神っぷりは何なのか。これが勢いのある団体の「場力」というやつなのかなあ。魔裟斗が「来年のさいたまアリーナで武尊vs武居を」と冗談めかして言っていたけど、ここに至るまでのバックボーンも含め話題性は十分。武居への注目度は一気に跳ね上がるだろうな。

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by nugueira | 2017-04-22 22:16 | Comments(0)

UFN108の予想

 23日のUFNの予想。メインを含め見どころに欠けるカード編成で、リストラ決定マッチになりそうな組み合わせもチラホラ。

ブライアン・バルベリーナ○-×ジョー・プロクター
 昨年ノースカットを破り名を上げたバルベリーナ。ランカーには負けたが、もうひと頑張りしてほしい。

ターレス・レイチ×-○サム・アウベイ
 ここ4戦で1勝3敗のレイチと4連勝中のアウベイ。レイチは一本勝ちする力はまだ残ってるけど、打撃戦になると辛いか。

ジェイク・エレンバーガー×-○マイク・ペリー
 これまたここ4戦で1勝3敗のエレンバーガー。前回の負け方を見ると打たれ弱さが顕著になっているので、期待できる要素が見つからない。

ジョー・ローゾン○-×スティービー・レイ
 白星と黒星を交互に重ねているローゾン。対するレイはUFC4勝1敗だがランカークラスとの対戦はなし。ローゾンは前回勝っているのでローテーション(?)的には嫌な場面だが、ベテランの意地を見せてほしいところ。

ジョン・ドッドソン○-×エディ・ワインランド
 ともにフライからバンタムへ上げた選手同士。ドッドソンは前回リネカーに敗れたものの、スプリットの大接戦。バンタム級での浮上に向けて落とせない試合になりそう。

オバンス・サンプレー○-×マルコス・ホドリゴ・デ・リマ
 3連敗で後がなくなってきたサンプレーだが、前回はともかく後の2敗はジョーンズとマヌワ。さすがにここで下げ止まるだろう、と信じてこういう予想に。

アル・ラクインタ○-×ディエゴ・サンチェス
 怪我で約2年ぶりの試合となるラクインタ。サンチェスは実力的には下降線のはずだが連敗は回避し続けている。五味戦の微妙な判定もありサンチェスにいい印象がないので、ラクインタに成敗してほしい。

カブ・スワンソン○-×アルテム・ロボフ
 名勝負男・スワンソンの相手は前回夜叉坊に勝ったロボフ。結果的に夜叉坊がデカい魚を逃したということか?ロボフの高待遇はマクレガーのチームメイトというのも影響しているみたいだけど。
 勝負論的には意味のないカード。スワンソンに瞬殺してほしい。

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by nugueira | 2017-04-21 23:29 | UFC | Comments(0)

PANCRASE 286の予想

 23日のパンクラスの予想を。

ISAO○-×マルコ・ブルシッチ
 唐突な感もあるチーム・シカティックとの対抗戦。ベラトールで結果は出せなかったものの実力に疑いはないISAO、ここで快勝してタイトル挑戦に近づきたいところ。

アキラ×-○徳留一樹
 ライト級上位陣の潰し合い。徳留は久米戦のダメージ以上に、UFC再挑戦が振出に戻ったことでモチベーションが維持できているかが心配。徳留に印をつけておくが、アキラはこれに勝てばタイトルマッチへ待ったなしか。

久米鷹介○-×マティヤ・ブラジセビッチ
 メインはライト級王者の久米がチーム・シカティックを迎え撃つ。ここで久米が負けるとタイトルマッチ戦線がぐちゃぐちゃになるので、きっちり結果を出してほしい。

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by nugueira | 2017-04-20 23:26 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)
 続いてワンマッチの予想を。

HIROYA×-○大和哲也
 日菜太に続き大物日本人・大和哲也がK-1参戦。ゲーオの一強状態が長く続くスーパーライト級戦線を盛り上げるためにも、インパクトのある勝ち方を期待。ここで差し出されるのがHIROYAなのも可哀想っちゃ可哀想だが。

武尊○-×ビクトー・サラビア
 武尊の2017年初戦。地上波の試合の露出では那須川に遅れを取りつつあるが、正直この二人の対戦はもう実現させなくてもいいかな…と思っているので、K-1エースとしての仕事をきっちり果たして欲しい。

ゲーオ・ウィラサクレック○-×山崎秀晃
 山崎がゴンナパーに負けた時点でタイトルマッチも立ち消えかと思ったが、きっちりと実現。ゲーオの負傷が原因だったとはいえ、K-1も律儀だね。まあ他にゲーオに当てるべき選手が特段見つからない、という事情もあるんだろうけど。

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by nugueira | 2017-04-19 22:42 | K-1 | Comments(0)