反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

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[こだわり]バウト

 5月の各賞と6月のお勧めバウトを。ベストサブミッションは該当なしです。

MVP:内山高志(5/6 WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ)
 国内外でボクシングのビッグマッチが相次いだ5月だったが、強さと説得力を最も感じさせてくれたのは内山。苦戦してもおかしくないのでは、という雰囲気もあったジョムトーンを事実上ファーストコンタクトで粉砕してみせたのにはシビレた。

ベストバウト:フロイド・メイウェザーvsマニー・パッキャオ(5/3 世界ウェルター級王座統一戦)
 試合内容については評価が分かれる部分もあったものの、やはり「世紀の一戦」の煽り文句にたがわぬ試合だったと思う。ケタ外れの収益を巡る話題や当日の様々な騒ぎも含めて、「祭典」を楽しませてもらった。

ベストKO:三浦隆司(5/1 WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ)
 前述の内山の他、カネロ、アルロフスキーなど印象的なKOが多かった月だったが、やはり選ぶとしたらこの試合。ここまで文字通りの「ワンパンチKO」を世界戦で見る機会はそうそうないのでは。内山との統一戦は何としても実現させてほしい。

[おすすめ]バウト:デニス・シバーvs川尻達也(6/20 UFC Fight Night)
 網膜剥離から復帰を果たす川尻が、敵地でシバーと対戦。状況としてはこの上なく不利な一戦だが、「自分と格闘技の関係はハッピーエンドにはならないと思う」とまで言っていた川尻の覚悟が実を結ぶと信じたい。
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by nugueira | 2015-05-31 21:47 | 雑記 | Comments(2)

田中vsイエドラス

 WBO世界ミニマム級王座決定戦、田中恒成vsフリアン・イエドラスを視聴。「今回テレビ中継あるんだっけ?」と思ったら既に始まっていたので4R途中からの観戦ですが。

 しつこく圧力をかけてくるイエドラスに対し、田中は距離を取りながらボディ、アッパーを繰り出していく。5R終盤には右アッパーからの連打でイエドラスの動きが止まる。
 それでもイエドラスは前に出続けると、6Rは近距離からショートの連打。田中は手数が完全に止まってしまい嫌なムードになるが、続く7Rは田中が落ち着いて距離を取ると、再び有効打で上回るようになりペースを取り戻す。田中は相手の動きがよく見えている感じ。
 ほぼ互角の8Rを経て、9Rは田中のショートの連打をもらったイエドラスが後退。さらに10Rも田中が左右のフックを浴びせ、イエドラスに着実にダメージを与えている。
 11Rに入るとイエドラスの動きがガクリと落ち、踏み込み、パンチのキレともに甘くなってくる。田中も様子を見てしまっている感じはあったが、そのまま主導権を握らせず試合終了。判定3-0で勝利し、日本最速となる5戦目での世界王座を獲得。

 6Rに一度劣勢になった後すぐさま立て直した場面など、田中は落ち着いて戦えていたのは間違いないのだが、正直インパクトという点では迫力不足。イエドラスが下がった場面で攻め切れなかったのは冷静だったとも言えるが、物足りなさが残った。
 正直「最短記録」という数字の世界に騒いでいるのは陣営やテレビ局だけで、ファンにとってはたいして意味のない話題。井上やロマチェンコも最短記録を更新したから評価されているのではなく、桁外れの実力をリング内で見せているから支持されているわけでしょう。試合前に報道されたように高山との統一戦の話があるのなら、田中はぜひこれに挑んで、次は試合内容でファンを納得させてほしい。そもそも高山がWBO王座だけ返上したことに伴い田中が世界挑戦、という妙な構図で今回の戴冠が実現しているわけだし。

 しばらく国内の世界戦はなしかな。人気ブログランキングへ
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by nugueira | 2015-05-30 23:49 | ボクシング | Comments(0)

ガルシア&リー

 エキサイトマッチの感想を。まずはウェルター級12回戦、ダニー・ガルシアvsレイモント・ピーターソン。スーパーライト級王者同士の対戦なのに統一戦でなくウェルター級契約というのがなんとも・・・。
 1Rからガルシアが前に出ていくがピーターソンは柔らかい動きで有効打を許さず、逆にカウンター狙い。2Rもフットワークを使うピーターソンをガルシアは追いきれない。この後も同じ展開が続きガルシアは焦れてくるが、4Rにはボディ狙いで足を止めにいく。
 5Rにはピーターソンが入ってきたところにガルシアの右がヒット。ピーターソンはスリップアウェイでパンチを殺しているが、印象点はガルシアか。6R、ボディを嫌がる様子のピーターソンにガルシアは上下に散らしながらヒット数を増やしていく。前半戦はダメージはともかく手数とアグレッシブさでガルシアがポイントを奪った印象。
 7R、ピーターソンはリズムを変えに来たか自ら前に出て攻勢を強める。ガルシアも近距離の打ち合いで反撃。8Rもピーターソンが圧力をかけ続け、試合が一気にヒートアップしてくる。9Rは打ち気にはやるガルシアに対し、ピーターソンは細かいステップバックでパンチをかわし、逆にカウンターを狙っていく。
 11R、ピーターソンの右フックがヒット。ガルシアはピーターソンの圧力に下がる時間帯が増え、苦しい展開になってくる。12Rも開始早々ピーターソンの右がヒット。お互い強いパンチを振り合う白熱の展開で試合終了。
 大まかにいって前半6Rガルシア、後半6Rピーターソンだったが、判定はドロー1人、残り2人が115-113でガルシア。ピーターソンはディフェンス技術が素晴らしい一方で後半はきっちり攻めに転じ、自分のやりたい戦い方をやりきった感じだが、前半の守勢が響いたか。それにしてもマティセはよくこいつを瞬殺したな。

 続いてアンディ・リーvsピーター・クィリン。WBOミドル級タイトルマッチのはずが、クィリンの計量オーバーによりノンタイトル戦に。
 1Rはジリジリと間合いの測り合い。このまま1Rは終了か…という残り30秒のところで、クィリンの飛び込みながらの右フックが入りリーがダウン。立ち上がった後もダメージの残るリーは終了間際にもパンチを食らい腰を落とすが、ここはゴングに救われる。
 いきなりピンチのリーだが、クィリンは一気に攻めず様子を見ながら一発のチャンスを窺う。2Rも残り30秒で激しい打ち合いになり、リーは体勢を崩しつつも応戦。
 持ち直してきたリーは3Rに先に左フックを効かせるが、クィリンが右フックで2度目のダウンを奪取。しかしリーはダメージを感じさせず、ラウンドの残り時間は反撃に転じる。
 この後は一転して静かな展開になりつつも、5Rにはクィリンが右から返しの左フックを入れ再度リーをグラつかせる。やはりクィリン優勢か、と思えた7Rにリーが左フックから返しの右フックを打ちこみ、クィリンがヒザをつきダウン!また試合の行方が分からなくなってくる。
 流れを引き寄せたリーはこれ以降、細かいパンチを出しつつクィリンが入ってくるとカウンター。クィリンはカウンターを警戒してか手数が出なくなる。後半戦はリーが圧力と手数では上回りつつ、クィリンが時おりキレのある一発を入れるという展開で試合終了。
 ジャッジ泣かせの激闘は113-112、112-113、113-113という三者三様の判定でドロー。クィリンはスタイル的に仕方ないとはいえ、序盤にダウンを重ねたところで様子を見てしまったのが響いたか。逆にいえばリーの打たれ強さが際立っていた。シーソーゲームの面白い試合だっただけに、計量オーバーによりノンタイトル戦だったのが返す返す残念。
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by nugueira | 2015-05-29 23:16 | ボクシング | Comments(0)

ジョシュvsヒーロン

 Metamoris06で行われたジョシュ・バーネットvsヒーロン・グレイシーの試合映像を拝見。

 スタンドでの探り合いが続いた後、3分過ぎにヒーロンがジョシュを引き込む形となりようやくグラウンドへ。この後はヒーロンがハーフガードの姿勢をキープし続ける静かな展開がしばらく続くが、7分過ぎにジョシュが素早い動きでサイドを奪取。足を効かせてハーフへ戻そうとするヒーロンの動きを制し、サイドをキープ。ヒーロンが足を取りに行くと、ジョシュは一瞬立ち上がった後に足関節合戦へ持ち込むというファンには堪らないムーブ。
 この後はガードに戻したヒーロンがラバーガードでジョシュを絡め取ろうとするが、ジョシュは一瞬の隙をついてパスガードをすると上四方の体勢へ。場外でブレイクがかかり試合場中央で同じポジションから再開すると、ヒーロンが両足で首を挟もうとしたところをジョシュが切り替えし足を取る。と、ヒーロンがいきなりタップして試合終了。勝ったジョシュ自身も少々驚いているような感じで、あまりにあっけない形でフィニッシュ。

 ヒーロンは下から必要以上に仕掛ける場面もなかったし、「勝つ」よりも「負けない」ことに重点を置いていた感じ。最後の場面なんかは本気度がやや疑われる感じもするが、いずれにせよジョシュがグレイシーから一本取ったことは確か。9月に日本で行われるネルソン戦は分かりやすい「グラップラーvsストライカー」の構図だが、日本のファンの前でグラウンドの冴えを見せてくれるか。
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by nugueira | 2015-05-28 23:15 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

MMAの判定基準

 ゴン格最新号は「考察、MMAにおける裁定基準」という特集で、先日のパンクラスで判定負けを喫したマルロン・サンドロのインタビューを紹介。微妙な判定だった、ということしか知らず試合映像は見ていないのだが、

 「(パンクラスでは)二度と戦うつもりはない。このままなら、またバカにされるだけだから、もうパンクラスでは戦いたくない」
 「(日本で戦いたいと思っているブラジル人ファイターには)日本では外国人選手はリスペクトされないと伝えるよ。日本ではゴミのようにしか扱われないから、日本のことは忘れた方が良いと伝えたい」

 というサンドロの激しい言葉は、誌面からでも怒りが伝わってくる。判定の是非についてコメントはできないが、日本で数々の名勝負を見せてくれた選手がこういうイザコザで本当に来なくなってしまうとしたら寂しい。

 サンドロの去就は一旦さておいて、今回の特集がしっかりしているのはパンクラスの梅木レフェリーや修斗の鈴木事務局長といったジャッジをする側にもインタビューをして、ジャッジの考え方を質問している点。一般のファンとしては「あの試合のジャッジはおかしかった」と思うことはできても「じゃあなんでジャッジはああいう採点をしたんだ?」と聞くことはできないので、こういう記事は本当にありがたい。

 梅木・鈴木の両名ともユニファイドルールへの適応については試行錯誤という雰囲気だが、それでも

・塩水に例えると、従来のジャッジはドンと塩を入れた場面(ダウンなど)が重要視されるのに対し、ユニファイドは5分間塩を入れ続けて、5分間の塩分量の濃さを判断する。(梅木)
・まず評価されるのは効果があること、続いて有効かどうか。お尻や肩に当たっても相手がすごく効いて逃げ回ったらこれは効果的。そこで差がつけられない場合は、どちらが綺麗に当てていたか(有効か)を評価する。(鈴木)

 といった発言はなるほどね、と思わされた。見る側も文句つけるだけでなく、どういう基準でジャッジが判断しているかは理解しないといけない。そのうえで「この判断基準自体がおかしい」と思ったらそういう声を上げればいいわけだし。
 あと梅木レフェリーが紹介していた「大会終了後に審判団のなかで意見交換を行い、アメリカでライセンスを持つジャッジに質問をするなどして意思統一を図っている」という事実には安心した。まあアメリカも含めそれでも変なジャッジは後を絶たないわけで、勉強会をやっていることを免罪符にしては駄目なんだろうけど。
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by nugueira | 2015-05-27 23:08 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

UFC Fight Night 67の予想

 現地時間30日のブラジル大会、メインの予想を。他の試合は最近の試合映像を見た選手があまりいないもので。全体的に薄いカード編成。

カーロス・コンディット○-×チアゴ・アウベス
 怪我で長期欠場していたコンディットの復帰戦。相手のアウベスも長期欠場から復帰後2連勝してはいるものの、前回の試合も劣勢の場面が目立った。アウベスがどうこうよりも、コンディットがどこまでコンディションを戻せているかで勝敗の行方が決まりそう。最近はかつてのように「ブラジル大会でブラジル人の強さが3割増し」という状況も見られなくなったし、コンディットが打撃で押しきるか。
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by nugueira | 2015-05-26 23:49 | UFC | Comments(0)

PANCRASE 267の予想

 31日のパンクラス、メインの予想を。

徳留一樹○-×J.J.アンブローズ
 アンブローズの実力はうかがい知れないものの、児山戦でのKO映像を見てしまうとやはり徳留推しをしないわけにはいかない。ここできっちり結果を出して、北岡戦への機運を高めてほしい。

 この他にも所・上田をなで斬りにしたビクター・ヘンリーや、ONE FCから出戻った朴光哲が参戦。ゴン格の酒井社長インタビューを見ても色々と仕掛けを考えているようだし、パンクラスの勢いはいよいよ本物か。
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by nugueira | 2015-05-25 23:20 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

UFC187の感想

 WOWOWで観戦しての感想を。

ジョセフ・ベナビデス○-×ジョン・モラガ(判定)
 1R、モラガのハイキックをつかんだベナビデスがそのまま右フックを入れモラガがダウン。パウンドからサイドを奪うベナビデスに対し、モラガは立ち上がると反り投げでベナビデスを投げ飛ばす…とめまぐるしく攻防が入れ替わるフライ級らしい展開。ベナビデスが際の攻防をきっちり制しているか。
 2Rも近距離でのパンチが交錯するヒリヒリした展開になるが、主導権はベナビデス。ラウンド後半にはテイクダウンからサイドポジションを奪いモラガを削っていく。モラガはスタンドの打撃戦では互角に渡り合うのだが寝かされると苦しい場面が続き、結局判定でベナビデスが完勝。
 挑戦者選びが2巡目に入ることがほぼ確定しているフライ級戦線。戦績的にベナビデスが有力候補ではあるのだが、正直アピールとしては物足りない内容。前回1ラウンドKOで負けているわけで、最近の両者の試合を見比べる限りそこから差が開きこそすれ縮まっている感じがしないからなあ。

トラヴィス・ブラウン×-○アンドレイ・アルロフスキー(1R TKO)
 スタンドの打撃戦からアルロフスキーの右フックが入りブラウンがグラつく!アルロフスキーはケージに詰めラッシュを仕掛けるが、ここはブラウンが凌ぐ。この後もアルロフスキーは繰り返し右フックを入れブラウンを追い込むが、無理な攻めにはいかない。この辺はかつてのヒョードル戦の反省か。そうこうしている内に今度はブラウンの右フックが当たりアルロフスキーがダウン!これはアッと驚く逆転劇か、とも思ったがブラウンはもはや足の踏ん張りが効かない状態で、最後はアルロフスキーが連打を入れ続けレフェリーがストップ。
 いやもう、凄い試合を見ちゃったの一言。よくも悪くもヘビー級の醍醐味が詰まった一戦だった。UFC復帰当初は全く期待されていなかったアルロフスキーもこれで3連勝。もう次期挑戦権を確定させてしまっていいのでは。ストーリー的にも面白いし、正直誰とやってもKO負けのリスクがあるので早いところ王者に当ててしまった方が面白い気がするし。

ドナルド・セラーニ○-×ジョン・マクデッシ(2R TKO)
 セラーニがアップライトの構えということもあり、かなりリーチ差を感じさせる組み合わせ。セラーニが鋭いローからハイキックを繰り出しマクデッシをグラつかせる。マクデッシはボディを起点に反撃。思ったより静かな立ち上がりだが、セラーニが着実にダメージを与えたか。
 2Rもセラーニがヒザからパンチ、ハイキックからパンチのコンビネーションで攻勢。とにかく蹴りからパンチへのつなぎが上手く、切れ目なく打撃が飛んでくるという感じ。マクデッシのパンチもそれなりに当たっていたのだが、セラーニの何発目かのハイが当たったところでマクデッシがアゴが折れたとアピールし試合終了。
 やや唐突な終わり方だったが、これでセラーニは8連勝。さすがに挑戦権を与えなかったら嘘だろう。ドス・アンジョスにリベンジできるかというと、正直厳しい気はしているが。

クリス・ワイドマン○-×ビクトー・ベウフォート(1R TKO)
 ワイドマンのタックルを切ったベウフォートがバランスを崩し、そこにワイドマンが突進というドタバタした攻防の後、ベウフォートがパンチラッシュ!ケージ際でガードを固めたワイドマンは額から流血しつつもこれを凌ぐ。ベウフォートが短期決着か!?と思ったところで、今度はワイドマンがどんぴしゃのタックルを入れテイクダウン。そこからあっさりマウントに移行すると、パウンドと鉄槌の連打。ベウフォートはいいように殴られ続け、レフェリーストップでワイドマンが圧勝。
 何か一時期のPRIDEの前半戦にあったようなやたら大味な展開で、UFCタイトルマッチでこういう試合を見ることになるとは思わなかった。ベウフォートはテイクダウンを取られた後何もできなかったのが情けないというか切なかった。結果として最初のラッシュで仕留められなかったのが全てだったわけだが、やはりパンチが軽くなっていたのだろうか。

アンソニー・ジョンソン×-○ダニエル・コーミエ(3R 裸絞め)
 1R序盤、ジョンソンの右のオーバーハンドがヒットしコーミエ吹き飛ばされるようにダウン!しかしジョンソンがラッシュに来たところで、コーミエは素早くバックに回り込み金網に押し込み続ける。一度距離が空いたところでジョンソンがハイキックやパンチを振るうが、コーミエは序盤のようなビッグヒットはもらわずまた組み付いていく。
 2Rはコーミエが豪快なスラムからテイクダウンを奪うと、上をキープし続けアームロック狙い。さらにはパウンド・肘でジョンソンを削り続ける。ラウンドの大半の時間を背中をマットに着けていたジョンソン、額からも流血し消耗が激しい。
 3R序盤はジョンソンが打撃で押し込みテイクダウンを奪いかけるものの、組み合いになるとやはりコーミエの方が一枚上手。バックを奪うとパウンドから最後はチョークを極め、ジョンソンがタップ。コーミエが新王者となった。
 スタンドの打撃ではジョンソンだがレスリングを含めた総合力ではコーミエが上、というあまりに予想通りの展開と結果に落ち着いてしまった。戦前の予想で「ジョンソンが勝った方が今後が面白くなるが予想はコーミエ」と書かせてもらったが、コーミエが勝った瞬間、落胆とも何ともつかないもやもやした気分になってしまった。グスタフソンが復帰すればvsコーミエは面白いカードになるが、他に有力な対抗馬は不在。一方で「コーミエがジョーンズに完敗した」という事実も残っているわけで、今後ライトヘビー級という階級自体が果たして盛り上がるのだろうか、と心配になってしまう。
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by nugueira | 2015-05-24 23:30 | UFC | Comments(2)
 消化が遅れ気味のエキサイトマッチ。まずはIBF北米ライトヘビー級タイトルマッチ、アルツール・ベテルビエフvsガブリエル・カンピーリョ。
 ボディストレートで様子を探っていたベテルビエフはカンピーリョをロープ際に詰めると、コンパクトな右を一振り。グラリとよろめいたカンピーリョにすかさず追撃を入れ、いきなりダウンを奪う。
 この後もダメージの残るカンピーリョに、ベテルビエフは着実に有効打を入れ続ける。パンチスピードはさほどでもないのだが一発の威力が半端じゃないうえに、上下左右にきっちり打ち分けてくる。ガードの内側からねじこむようなパンチと外側から回り込むパンチを交互に入れ、3R終盤にはボディから顔面への連打とつなげて攻勢。迎えた4R、開始から攻め込んだベテルビエフはロープ際に詰めたところで左右の連打をヒット。崩れ落ちるカンピーリョを振り返りもせずに自らのコーナーへ戻る映画のようなKOシーンで、キャリアを8戦全勝8KOとした。
 コバレフという絶対王者がいるライトヘビー級だが、ロシアからまた凄いのが出てきちゃったな。

 続いてWBC世界ライトヘビー級タイトルマッチ、アドニス・スティーブンソンvsサキオ・ビカ。距離を詰めてラフなパンチを振るうビカに、スティーブンソンはジャブから左を狙っていく。
 2Rに入ると、ビカの突進してくるタイミングに合わせてスティーブンソンの左がヒット。ビカは笑顔を浮かべごまかしはするが、動きが一瞬落ちる。
 これ以降もスティーブンソンは半身の構えから次々と左をヒット。間合いを上手くコントロールし、自分のパンチは当たるがビカのパンチは入らない距離をキープする。5Rには左を効かされたビカが追撃をもらいもつれるように倒れるが、ここはスリップと判断される。
 タフネスぶりを発揮して粘るビカだが、続く6Rにはビカが突っ込んできたところにスティーブンソンが左を合わせ、今度こそダウンを奪取。
 ビカは後半戦も前に出て攻めようとはするもののダメージは隠せず、9Rに両足が揃ったところで左を食らってしまい2度目のダウン。明らかに効いている様子だが、ここはゴングに救われる。
 ここで押し切られないのがビカの凄いところで、終盤は逆に攻勢に転じると攻め疲れのみえるスティーブンソンを押し込む場面を作ってみせるのだが、さすがに大逆転はできず。KOはできなかったものの、大差の判定でスティーブンソンが防衛に成功。これでいよいよ既定路線となっていたコバレフとの4団体統一戦が実現か?コバレフ優位とは思うが、実に楽しみ。
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by nugueira | 2015-05-23 23:37 | ボクシング | Comments(0)
 山中慎介が『リングマガジン』の「パウンド・フォー・パウンド」ランキングに入ったというニュースを見たので、公式サイトを確認。実はP4Pランキングをちゃんと見るのは今回が初めてだったりする。

1位 フロイドメイウェザー·ジュニア
2位 ローマン·ゴンサレス
3位 ウラジミールクリチコ
4位 ゲンナジー·ゴロフキン
5位 ギレルモ・リゴンドウ
6位 マニー・パッキャオ 
7位 カール・フロッチ 
8位 セルゲイ·コバレフ
9位 テレンス·クロフォード
10位 山中慎介

 山中本人も言っていたが、上にいる9人が本当に錚々たるメンツ。最近試合をしていないフロッチが7位に入っているのはどうかなあ、とか細かい点は気になるのだが、順当な面々が選ばれている感じ。
 このランキングに山中が名を連ねるのは日本のファンとして嬉しい一方、正直「よく選ばれたな」という気も。評価基準はよく分からないのだが、日本国内で防衛を重ねていて、ビッグネームとの試合もしていない山中がアメリカの雑誌に注目してもらえたのは驚き。それなら内山もランク入りしておかしくないと思うのだが。今回こうしてニュースになったということは、日本人のトップ10入りは今回が初めてなのだろうか?

 それにしてもランキングを見て驚いたのがパッキャオの「Weeks On List: 599 」という数字。連続なのか累計なのか分からんけど、12年近く世界トップ10に入り続けてるということかよ。
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by nugueira | 2015-05-22 23:25 | ボクシング | Comments(6)