反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

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ゲイジーvsパロミーノ

 やたら評判が良かったらしいWSOFライト級タイトルマッチの動画を見たので、感想を。

ジャスティン・ゲイジー○-×ルイス・パロミーノ(3R TKO)
 1R序盤からパンチを振り回し合う両者。大振りが目立つパロミーノに対し、ゲイジーはこちらも大振りながらきっちり有効打を入れ、さらにはパロミーノを抱え上げるようにテイクダウンとノンストップの猛攻。だがKO寸前かに見えたパロミーノが前進を止めず反撃していくと、大振りパンチがまさかのヒット。ゲイジーは一気にピンチへ追い込まれるが、バックを奪いパウンドを入れ続け再反撃。ゲイジーが浴びせ蹴りを繰り出したところで1R終了。
 2Rも前に出ていくのはゲイジーだが、パロミーノはタフネスぶりを見せパンチで反撃。ゲイジーは徐々にパンチで押し込まれる時間帯が増え、消耗戦の様相を呈してくる。だがこのラウンドからゲイジーはローの数を増やし、パロミーノも嫌がり始めてきた感じ。
 3Rもパンチの手数が減ったゲイジーにパロミーノが反撃を続けるが、前のラウンドからのローキックが徐々に蓄積。遂に右ローの連打を食らったところでパロミーノが崩れ落ちるようにダウンする。一度は立ち上がり再開するものの、またもローをもらい再びダウン。ゲイジーが追撃の鉄槌を入れたところでレフェリーが止め、大乱戦に終止符を打った。

 とにかくパロミーノの馬鹿げたタフネスぶりが試合を面白くしてくれた。これで逆転KOしていたら最高だったのに。ゲイジーは毎度ながら粗さの目立つ戦い方だが、それが今回の名勝負につながったのも事実。これから順次紹介していく「名勝負100選」にもこの手の試合はいくつか入っているのだが、やっぱり「魂の殴り合い」はレベルはさておき、見てる方のハートはつかんじゃうんだよね。
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by nugueira | 2015-03-31 23:34 | その他(総合・寝技系) | Comments(4)

UFC Fight Night 63の予想

 日本時間5日のUFCの予想を。

グレイ・メイナード×-○アレクサンダー・ヤコブレフ
 KOで3連敗中のメイナード、遂にプレリミ枠に降格。相手のヤコブレフもUFC2連敗の選手だが、元々はウェルター級。打たれ弱くなっているメイナードが一発もらってしまう姿しか想像できない。

ダスティン・ポイエー○-×カルロス・ディエゴ・フェレイラ
 マグレガーに敗れたポイエーがライト級転向。フェザー級ではトップグループとの戦いにことごとく敗れタイトルマッチには絡めなかったが、もうひと頑張りしてほしい選手。初戦で好スタートを切れるか。

クレイ・グイダ○-×ロビー・ペラルタ
 最近負けが込んできているグイダ。「激闘男」だけにダメージの蓄積が心配。とはいえ相手のペラルタは上位陣との対戦経験のない選手なので、ここは踏みとどまりたいところ。

チャド・メンデス○-×ヒカルド・ラマス
 メインはフェザー級タイトルマッチ経験者同士のサバイバルマッチ。アルドをフィルターに比較した場合、やはりあれだけの激闘を演じてみせたメンデス優位か。vsアルドⅢは相当厳しい道のりだが、まずは再起戦でしっかり白星を拾ってほしい。
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by nugueira | 2015-03-30 23:34 | UFC | Comments(4)
 所英男のBellatorデビュー戦、試合映像を見たので感想を。

L.C.デイビス○-×所英男(判定)
 開始早々飛び込みながら蹴りを放つ所。スタンドではデイビスが手数で上回るが、所はパンチによく反応できており、テイクダウンや引き込んでの足関節狙いなど自分の動きをできている。残り30秒というところで所がバックハンドブロー。クリーンヒットはしないもののデイビスは面食らったように後退し、終盤は所が攻勢の印象。とはいえ手数でデイビスのラウンドか。
 2Rも落ち着いてデイビスのパンチを見切る所だが、スーパーマンパンチに行ったところをパンチで迎撃されダウン!しかし追撃に来たデイビスにすぐさま足関節を仕掛け、一方的な展開にはさせない。所はこの後もカニ挟みからのヒールフックなどを狙うが不発に終わり、ラウンドを取られてしまった印象。
 3R、後のない所がパンチで攻めていき、デイビスが前のめりにダウン!所はバックに回りこんでから腕十字を狙うが、ここは逃げられてしまう。一気に攻勢に転じた所に対し、デイビスはテイクダウンからの組み付きで応戦。所は繰り返し腕十字やアームロックを狙うが極めきれず、最後はデイビスがギロチンに捉えた状態でタイムアップ。

 所は「らしさ」を最後まで如何なく発揮し続けたが、打撃の手数で遅れを取っていたのは紛れもない事実。1R終盤などポイントを取ってもおかしくない場面はあったものの、スプリットでの判定負けはむしろ順当なジャッジと言わざるを得ない。サブミッションの仕掛けでポイントが入りにくいのは分かり切っている話なわけで、やはりこのスタイルで戦うなら極めどころで極め切れないと勝ちは拾えない。

 連敗中の所にオファーを出す時点でBellator側も所に勝敗とは別次元の面白さを求めているのは確かなわけで、その点では団体側の期待を裏切らないデビュー戦だった。とはいえ、このポジションに留まっていてはいずれリリースは避けられないのは本人も理解しているはず。今のスタイルで勝ちきるか、それとももっとシビアにポイントゲームに適応していくか。いずれにしても、次は今回以上に勝ちに徹する所を見てみたい。

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by nugueira | 2015-03-29 22:32 | その他(総合・寝技系) | Comments(4)
 先日予告したブログ開設10周年の特別企画として、この10年間の私的名勝負100選を紹介していきたいと思います。

 選定基準は「当時、見ていて魂を揺さぶられたかどうか」の一点。王者の驚愕のパフォーマンスに酔いしれ、予想外の結末に度胆を抜かれ、声の限り応援した選手の誇り高き敗北に涙し、魂をぶつけ合うような激闘に心を揺さぶられ・・・といったようにこの10年、格闘技の試合からさまざまな感動をもらってきました。やっぱりこの10年の時間は「試合」というフィルターを通じて振り返るのが最もいいのではないかと。

 年度・団体・選手のバランスは一切度外視。結果としてそれなり以上の偏りも見られますが、個人ブログの企画なのでそれもありかなと。前述したとおり見ていて感動したかどうかに重点を置いているので、会場やテレビ中継で生観戦あるいは結果を知らずに見た試合から選んでおり、結果を知ったうえで映像を見た試合は極力外しています。

 数が数なので、時系列順に5回ぐらいに分けて紹介することを予定。各試合の感想は今さら細々としたことは書かず、代わりに当時の観戦記の記事へのリンクを貼っておきます。それでは早速、20番目までをどうぞ。

1. 桜庭和志×-○ヒカルド・アローナ(2R TKO) (2005.6 PRIDEミドル級GP 2nd ラウンド)
 アローナの寝技地獄に桜散る!圧倒的リアリズムによって突きつけられた、ファンタジスタの終焉。

2. 所英男○-×アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ(延長R KO)(2005.7 HERO’S)
 総合格闘技界にシンデレラボーイ誕生!所が修斗絶対王者を喰う大番狂わせ!

3. 佐藤ルミナ×-○ギルバート・メレンデス(1R TKO)(2005.8 修斗)
 ファンの願い通じず、ルミナ幾度目かの敗北。されどカリスマは死なず。

4. エメリヤーエンコ・ヒョードル○-×ミルコ・クロコップ(判定)(2005.8 PRIDEミドル級GP 決勝ラウンド)
 日本MMA史上に残る大河ドラマ、遂に決着!皇帝がミルコを寄せ付けない、シビアな結末。

5. ヒカルド・アローナ×-○マウリシオ・ショーグン(1R TKO)(2005.8 PRIDEミドル級GP 決勝ラウンド)
 MMA史上最大の熾烈なトーナメントは新星ショーグンが制覇!ミドル級新時代到来。

6. 桜井マッハ速人〇―×ジェンス・パルヴァー(1R KO)(2005.9 PRIDE武士道GP)
 崖っぷちのマッハ、パルヴァーを打撃で粉砕。野生のカリスマここに復活!

7. 五味隆典〇―×川尻達也(1R 裸締め)(2005.9 PRIDE武士道GP)
 「修斗」を背負いし川尻が五味の前に立ちふさがる!因縁の対決は妥協なき完全決着!

8. セーム・シュルト○-×グラウベ・フェイトーザ(1R KO)(2005.11 K-1 WORLD GP)
 シュルト圧巻のGP初制覇。「絶対王朝」の歴史はここから始まった。

9. 五味隆典○-×桜井マッハ速人(1R KO)(2005.12 PRIDE男祭り)
 「判定だめだよ、KOじゃなきゃ」 火の玉ボーイ、激勝で初代ライト級王座獲得!

10. 小川直也×-○吉田秀彦(1R 腕十字)(2005.12 PRIDE男祭り)
 地上波格闘技の一つの到達点。吉田がハッスル劇場を完封し、因縁の大晦日決戦を制す。

11. 山本KID徳郁○-×須藤元気(1R KO)(2005.12 Dynamite!!)
 もう一つの軽量級頂上決戦。神の子がトリックスターを下す。

12. 山本元気×-○山本真弘(判定)(2006.1 全日本キック)
 クリンチ無用のハイスパート・キックボクシング!スピードスターが「殺しの左」を完封し、全日本のベルトを奪取。

13. 藤田和之○-×ジェームス・トンプソン(1R KO)(2006.5 PRIDE無差別級GP)
 野獣のPRIDE復帰戦は理屈無用の殴り合い!「風車の理論」でトンプソンを逆転KO!

14. マット・ヒューズVSホイス・グレイシー(1R TKO)(2006.5 UFC60)
 現役UFC王者、グレイシーを圧倒。金網の「現実」が「神話」を完膚なきまでに粉砕!

15. 山本元気△-△ワンロップ・ウィラサクレック(判定ドロー)(2006.6 全日本キック)
 キックvsムエタイの最高峰!殺しの左vs切り裂き魔、注目の激突は両者譲らずドロー!

16. ミルコ・クロコップ○-×ヴァンダレイ・シウバ(1R KO)(2006.9 PRIDE無差別級GP)
 「ミスターPRIDE」の看板を賭けた激突は完全決着!ミルコがシウバをハイキックに葬る!

17. アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ×-○ジョシュ・バーネット(判定)(2006.9 PRIDE無差別級GP)
 総合格闘技史上最高の寝技合戦!柔術vsキャッチレスリングの大熱戦をジョシュが制す!

18. ジョシュ・バーネット×-○ミルコ・クロコップ(1R KO)(2006.9 PRIDE無差別級GP)
 ミルコ遂に「無冠の帝王」を返上!無差別級GPは大団円のエンディング。

19. 秋山成勲○-×メルヴィン・マヌーフ(1R 腕十字)(2006.10 HERO’sミドル級トーナメント)
 秋山覚醒。怪物マヌーフを破りミドル級トーナメント制覇!

20. アンディ・サワー×-○緒形健一(判定)(2006.11 S-CUP)
 サワー3連覇ならず!緒形が魂のS-CUP初制覇!

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by nugueira | 2015-03-28 23:54 | 雑記 | Comments(4)
 3月の2大会の結果を反映。大会数が少なかったので変動は小幅。そんな中2階級で王座交代が起きているわけだが。

○ヘビー級
王者:ケイン・ヴェラスケス
暫定王者:ファブリシオ・ヴェウドゥム
1位:トラヴィス・ブラウン
2位:ジュニオール・ドス・サントス
3位:アリスター・オーフレイム(↑)
4位:スティペ・ミオシッチ
5位:マーク・ハント
6位:ロイ・ネルソン(↓)
7位:アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(↓)
8位:ベン・ロズウェル(↓)
9位:アンドレイ・アルロフスキー(↓)
10位:マット・ミトリオン(↓)
11位:ブレンダン・シャウブ
12位:ガブリエル・ゴンザガ
13位:ステファン・ストルーブ
14位:ジョシュ・バーネット
※ネルソンに勝利したアリスターがランクアップ。

○ライトヘビー級
王者:ジョン・ジョーンズ
1位:アンソニー・ジョンソン
2位:ライアン・ベイダー
3位:アレクサンダー・グスタフソン
4位:アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ
5位:フィル・デイビス
6位:ラシャド・エヴァンス
7位:ダニエル・コーミエ
8位:オヴァンス・サンプルー
9位:ダン・ヘンダーソン
10位:グローバー・テイシェイラ
11位:ファビオ・マルドナド
※変動なし。

○ミドル級
王者:クリス・ワイドマン
1位:リョート・マチダ
2位:ホナウド・ジャカレイ・ソウザ
3位:ヨエル・ロメロ
4位:ティム・ケネディ
5位:ルーク・ロックホールド
6位:ヴィトー・ベウフォート
7位:ゲガール・ムサシ
8位:マイケル・ビスピン
9位:C.B.ダラウェー
10位:ホアン・カルネイロ
11位:ターレス・レイチ
12位:コンスタンティン・コスタ・フィリッポウ
13位:デレク・ブランソン
14位:ティム・ボーシュ
※変動なし。

○ウェルター級
王者:ロビー・ローラー
1位:ジョニー・ヘンドリックス(↑)
2位:ローリー・マクドナルド(↓)
3位:デミアン・マイア(↑)
4位:タイロン・ウッドリー(↓)
5位:リック・ストーリー
6位:ケルヴィン・ガステラム
7位:チアゴ・アウベス
8位:カーロス・コンディット(↑)
9位:ジョーダン・メイン(↑)
10位:マット・ブラウン(↓)
11位:キム・ドンヒョン
12位:マイク・パイル
13位:ニール・マグニー
14位:タレック・サフィジーヌ
15位:エリック・シウバ(↑)
※ブラウンに勝利したジョニヘン、ラフレアーに勝利したマイアがランクアップ。2連勝のエリック・シウバが
再びランクイン。

○ライト級
王者:ハファエル・ドス・アンジョス(↑)
1位:ドナルド・セローニ
2位:アンソニー・ペティス(↓)
3位:ハビブ・ヌルマゴメドフ
4位:トニー・ファーガソン
5位:ベン・ヘンダーソン
6位:グレイソン・チバウ
7位:マイケル・ジョンソン
8位:ジョシュ・トムソン
9位:エジソン・バルボーザ
10位:ボビー・グリーン
11位:TJ.グラント
12位:ネイト・ディアズ
13位:ジム・ミラー
14位:ギルバート・メレンデス
15位:アル・ラクインタ
※ペティスに勝利したドス・アンジョスが新王者に。

○フェザー級
王者:ジョゼ・アルド
1位:コナー・マグレガー
2位:フランキー・エドガー
3位:カブ・スワンソン
4位:ヒカルド・ラマス
5位:チャド・メンデス
6位:デニス・バミューデス
7位:クレイ・グイダ
8位:チャス・スケリー
9位:マイク・ウィルキンソン
10位:ジェレミー・スティーブンス
11位:ニコラス・バックストロム
12位:ニック・レンツ
13位:ハクラン・ディアス
14位:ダレン・エルキンス
15位:マックス・ホロウェイ
※変動なし。

○バンタム級
王者:TJ.ディラショー
1位:ヘナン・バラォン
2位:ハファエル・アスンサオ
3位:ユライア・フェイバー
4位:ドミニク・クルーズ
5位:ロブ・フォント
6位:水垣偉弥
7位:ジョージ・ループ
8位:ジョニー・エドゥアルド
9位:フランシスコ・リベラ
10位:エディ・ワインランド
11位:金原正徳
12位:ハニ・ヤヒーラ
13位:アレックス・カサレス
14位:マイケル・マクドナルド
※変動なし。

○フライ級
王者:デメトリウス・ジョンソン
1位:イアン・マッコール
2位:ジョゼフ・ベナビデス
3位:ジョン・モラガ
4位:ジョン・ドッドソン
5位:ジュシェ・フォルミーガ
6位:ザック・マコースキー
7位:ジョン・リネカー
8位:ヘンリー・セジュード(↑)
9位:ウィルソン・ヘイス
10位:堀口恭司
11位:チコ・カムス
12位:クリス・カリアソ(↓)
13位:ブラッド・ピケット
※カリアソに勝利したセジュードがランクイン。

○女子バンタム級
王者:ロンダ・ラウジー
1位:ミーシャ・テイト
2位:アマンダ・ヌネス(↑)
3位:アレクシス・デイビス(↓)
4位:キャット・ジンガーノ
5位:ベス・コレイラ
6位:サラ・マクマン
7位:リズ・カモーシュ
8位:マリオン・ルニュー
9位:ジャーメイン・デ・ランダミー(↑)
10位:ジェシカ・アイ(↓)
11位:ジェシカ・アンドラーデ
12位:サラ・カウフマン
13位:ホーリー・ホルム
※ノーランカーに勝利したヌネス、ランダミーがランクアップ。

○女子ストロー級
王者:ヨアナ・イェンジェイチック(↑)
1位:ローズ・ナマジュナス
2位:カーラ・エスパーザ(↓)
3位:ジェシカ・ペン(↓)
4位:ランダ・マルコス(↓)
5位:テシア・トーレス(↓)
6位:ジョアンヌ・カルダーウッド(↓)
7位:フェリス・ヘリグ(↓)
※エスパーザを破ったイェンジェイチックが新王者に。
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by nugueira | 2015-03-27 23:24 | UFC | Comments(0)

サーマン&ブローナー

 エキサイトマッチを視聴。まずはスーパーライト級12回戦、エイドリアン・ブローナーvsジョン・モリナ。
 ブローナーは重心を後ろに置いた構えから左ジャブを突いていく、やや静かな立ち上がり。モリナは3Rに強めのパンチを増やし圧力をかけていくと、強い右を度々ヒット。ブローナーをヒヤリとさせる。
 それでもブローナーは着実に左ジャブを打ち込んでペースを握ると、モリナの大振りの右を上体の動きでかわしていく。5Rにはモリナが右から返しの左を入れて反撃するが、有効な攻撃を見せられたのはこのラウンドぐらい。ブローナーが常にジャブで先手を取り続けるのでモリナはガードを固めざるを得ないが、それでもブローナーがガードをすり抜けるように次々と左をヒット。後半戦はそこから返しの右や連打につなげていき、完全に試合を掌握。終盤はブローナーが一方的に殴り続ける展開だったが、無理にフィニッシュは狙わないまま12Rを終え判定で完勝。
 モリナはマイダナのようなパワープレーで勝つにはあまりに迫力不足だったか。ブローナーも最近は戦い方が手堅すぎてつまらないのだが、スーパーライト級はタレントがそろっているだけに今後の組み合わせに期待。

 続いてWBA世界ウェルター級タイトルマッチ、キース・サーマンvsロバート・ゲレロ。サーマンが初回からいきなり攻勢をかけ、右ストレートをヒット。さらにボディから顔面へのダブル、右から返しの左で攻め込み主導権を握る。
 ゲレロも一方的な展開にはさせず打ち合いの場面は作るのだが、カウンター狙いの結果後手に回ってしまうラウンドが続く。サーマンはノーモーションの右を繰り返し打ち込み、常に先手を取りながら優位に試合を進めていく。
 サーマンは中盤以降はフットワークも使いながら要所要所で有効打を入れ続け、ゲレロを翻弄。9Rには足の止まったゲレロにフェイントを繰り返してからの右アッパーを打ち込みダウンを奪取。ゲレロは10R以降も自ら前に出て最後の反撃を仕掛けるものの、サーマンは近距離のアッパーを入れ押し返す。終盤は逃げ切りモードのサーマンがゲレロの反撃を捌き、1者はフルマークがつく文句なしの内容で判定勝利。
 ゲレロも弱い選手ではない、どころかれっきとした4階級制覇ボクサーなわけだが、サーマンは全く寄せ付けずに完勝。世が世なら(?)メイウェザーやパッキャオと戦っていてもおかしくないんだろうな。
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by nugueira | 2015-03-26 23:46 | ボクシング | Comments(0)

[こだわり]バウト

 3月の各賞と4月のおすすめバウト。3月はリアルタイム観戦はUFC2大会のみ。ベストバウトは該当なしです。

MVP:ハファエル・ドス・アンジョス(3/15 UFC185)
 絶対王者になるかと思われたペティスに何もさせず圧倒。派手さには欠けるがおそろしく強い選手、というのをまざまざと思い知らされた。ブラジル勢不毛の地・ライト級に思わぬ強豪が誕生。

ベストKO:ヨアンナ・イェンジェチック(3/15 UFC185)
 大半のファンにとって読み方すら分からなかった選手が、よもやのUFC王座奪取。試合内容・レベルは一昔前のMMAではあるのだが、女子の試合で倒すパンチを出せる選手はあまりいないだけにインパクトのある勝利だった。

ベストサブミッション:ロンダ・ラウジー(3/1 UFC184)
 本当はMVPとダブル受賞でもいいぐらいの驚きの試合内容。14秒という試合時間は偶然の産物かもしれないが、あそこでキッチリ極めきれるのは紛れもなく実力のなせる技。孤高の女王の防衛ロードはどこまで続くのか。

[おすすめ]バウト:デメトリウス・ジョンソンvs堀口恭司(4/26 UFC186)
 岡見以来となる日本人のUFC王座挑戦。次に挑むとすれば堀口だろうという確信はあったが、想像以上に早くたどり着いてしまったというのも正直なところ。とはいえ、巡ってきたチャンスは全力でつかみとるしかない。待ち受ける結末は快挙か、世界の壁か。日本MMAにとっての大一番がやってくる。

 水垣の試合もあるよ。人気ブログランキングへ
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by nugueira | 2015-03-25 23:43 | 雑記 | Comments(3)
 2005年3月24日に当ブログを開設して以来、本日でちょうど10周年を迎えました。

 自分がこのブログを始めたのは、同時期に知人(格闘技には全く興味なし)がブログを立ち上げたのを見て「面白そうだから俺もやってみよう」と思ったのがきっかけでした。ブログのコンセプトをどうするか考えた際、
「単に日記を書くと内輪向けになるし、テーマを絞って見ず知らずの人にも読んでもらえるようなものにしたい」
「じゃあ今の自分が一番関心を持っている格闘技をテーマにしよう」
という流れになり、このようなブログが立ち上がりました。

 10年前はちょうどPRIDE絶頂期の真っただ中で、ライバルのK-1とともに世界の格闘技界を牽引していた時代。日本の格闘技ファンは「世界の格闘技の中心地・日本」を謳歌する、まあ有り体に言って「黄金時代」を過ごしていたわけです。

 そのPRIDEがフジテレビショックによってあっという間に姿を消し、やがてK-1も経営破たんを迎え、DREAMやSRCといった後発団体もブームの受け皿とはなれず日本から「メジャー団体」が姿を消した、というのは皆さんよく御存じのとおり。ちなみにブログ開設当初からPRIDEとともにイチオシ団体だった全日本キックも、代表の不祥事が原因で2009年に解散に至っています。

 国内に限ってみれば、この時期に格闘技を離れていったファンが相当数いるはずですが、幸いにもというべきか、自分はPRIDE亡き後も格闘技観戦へのモチベーションは失わず、団体や競技の変遷はあれど、格闘家たちの戦いを追い続けてきました。PRIDEを吸収したUFCは、今や試合レベル・大会数・世界展開のいずれをとってもかつてのPRIDEをはるかに凌駕しており、日本がその中心にいないのはさておき、格闘技は競技としてもエンターテインメントとしても、10年前には想像できなかったステージに到達しています。

 格闘技業界内での栄枯盛衰という意味では激動の10年間だったわけですが、自分自身にとってもこの10年の間に大きな変化がありました。ブログ開設当初は独身で暇を持て余しているのをいいことに年間50興業近く会場観戦していた自分が、いまや結婚して2児の父親に。PRIDE消滅同様、10年前には想像すらしていなかった事態です。

 もともと熱しにくく冷めにくいタイプで一度のめりこんだことをダラダラ継続するのは得意なので、ブログを長期間続ける自信はそれなりにあったのですが、それでも10年という区切りを迎えることができたのは、なかなか感慨深いです。
 仕事の忙しさに足を引っ張られ、更新がままならない時期も何度かありましたが、勝敗予想・観戦記を軸にしつつ、ネタがなくても無理やり何か書くという日記スタイルでここまでたどり着くことができました。誰も読んでいない正真正銘の日記だったらどこかで放り出していたはずで、今日まで継続できたのは一重に画面の向こうの読者の存在があったからだと思っています。コメントを下さる方もそうでない方も、いつも当ブログをご愛顧いただいている皆様に、あらためて御礼申し上げます。

 10年の区切りを迎え新たな決意を・・・というかしこまった考えは特になく、これからもこれまで同様、時に真面目に、概ねの場合において適当に、格闘技について思うことを日々記していければと思います。
 今回の題名に使った「闘い続けた。闘い続ける。」はPRIDEが10年目を迎えた年に使っていたフレーズです。PRIDEが迎えることのなかった11年目、そしてそれ以降も、ファンの立場からの「闘い」を続けていこうと思います。

 ボーナストラックというほどのものでもないですが、10周年に向け温めていた企画がありますので、もうしばらく準備期間をいただいたのち、そちらの企画も順次記事にしていこうと思います。それでは明日からの11年目以降も、当ブログをよろしくお願いいたします。
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by nugueira | 2015-03-24 23:50 | 雑記 | Comments(8)

勝敗予想(3月の決算)

 少し早いですが、今月の予想対象が全て終わったので集計を。

3/1 UFC184(3/4)
3/7 IBF世界フライ級タイトルマッチ(0/1)
3/15 パンクラス(1/1)
3/15 UFC185(1/4)
3/21 UFN(3/3)


 合計は8/13で的中率61.5%。そもそも予想試合数自体が少ないんですが、UFC185の惨敗が響き低調な数字に。ダブルタイトルマッチで両方王者陥落というのは予想できなかった。
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by nugueira | 2015-03-23 23:33 | 雑記 | Comments(2)

NJC2回戦&準決勝

 ワールドプロレスリングでNEW JAPAN CUPの2回戦・準決勝を視聴。

 とりあえず流れとして改めて見てみると、内藤が冷遇されてるなあというのを実感。1回戦・2回戦でバレットクラブをなで斬りにして試合内容も良かったし、決勝が地元広島で開催。これ以上ないほど優勝フラグが立っていた状況だったのに、準決勝で飯伏に敗北。
 試合自体は噛み合ったいい試合だったのだが、ここで勝たせてもらえないのはひとえに会社が「飯伏推し」に入っちゃったからということなんだろうな。同い年ということもあり、出世競争にはっきり差が出てきてしまった感じ。これはもう、最近急に言われだした「プロレス女子」とかいう現象の弊害ですよ。

 ところで今回は普通に昼間子供が遊んでいる横で録画を見ていたのだが、裕二郎の入場でセクシーダンサーが一緒に入ってきたので慌てて早送り。いやあ、プロレス中継はこういうのがあるから気が抜けないね。お父さん的には嬉しいけど。

 ゲスト解説の前田がイマイチだった。人気ブログランキングへ
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by nugueira | 2015-03-22 21:18 | プロレス | Comments(0)