反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

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 7日にマカオで開催されるIBF世界フライ級タイトルマッチ、複数回試合を見ている選手同士の対戦なので勝敗予想を。

アムナット・ルエンロン×-○ゾウ・シミン
 五輪2連覇のシミンがプロ7戦目にして世界タイトル挑戦。試合のたびに中国の富裕層がマカオのカジノに巨額のお金を落としていく、という話を聞くと世界タイトルは狙わず試合数を重ね続けるというビジネスモデルもありそうに思えるのだが。
 対戦相手は昨年井岡に土をつけたルエンロン。また偉く好対照なタイプが相手だな・・・と思ったけど、ルエンロンはアマ時代シミンに勝ったことがあるのね。
 とりあえず手数で攻めるシミンに、距離を外してのらりくらりとやり過ごすルエンロン、というのがすぐに思いつく展開。ただルエンロンは前回の試合でも苦戦の末にスプリット防衛だったし、シミンの手数をやりすごすのは厳しそう。シミンはプロデビュー当初は決定力不足が目立っていたが、試合を重ねるにつれ決定力がないなりに勝つスタイルを完成させつつある印象。ホームで戦う点も込みで、シミンが手数でポイントを奪い判定勝利と予想。
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by nugueira | 2015-02-28 23:51 | ボクシング | Comments(9)

横田流格闘哲学

 ゴン格最新号を読む。今回はフェザー級特集として国内同階級の選手インタビューが充実しているのだが、共通するのが取材側も含めたTUF日本版に関する歯切れの悪さ。進捗状況についてのフォロー記事はないし、(フェザー級ではないが)DJ.taikiは「TUF JAPANはもう諦めた」と言い切ってるし、だいぶ悪い具合になっているのだろうか。

 そんな中で異彩を放っていたのが横田一則のインタビュー。現在12連勝中なわけだが、UFC出場については「(興味が)全くないです」と即答。その理由をまとめると以下のような感じ。

・試合にかかる費用や自分のファイトスタイル(=ファイト・オブ・ザ・ナイトには縁がなさそう)を考えると、自分の場合は日本で試合をしている方が稼げる。

・自分は現役生活ももう長くないし、引退したら格闘技以外の仕事もやろうと思っている。それを考えると、自分の試合を会場で見てくれる人を増やして、引退した後も応援してもらるようになる方がいい。UFCに出るより「後楽園でチャンピオンになった」「大晦日にさいたまスーパーアリーナで試合をした」という方が認知される。

・今年37歳で、子供も2人いる。そういう人間がリスクを負ってUFCにチャレンジするのは現実的じゃない。

 うーん・・・。青木と似通っているようで、そことも微妙に違うロジックでの「非UFC路線」宣言。上記の主張に対して「夢がないじゃん」という感覚論以外で反論できる人がいるのだろうか?自分は横田とほぼ同年齢で子供2人という点も一致していることもあり、「そりゃそうなるよなあ」とただ納得してしまった。

 大多数の選手にとっては「世界最高峰の舞台を選ぶ=金銭面でも高待遇になる」という図式なんだろうけど、年齢や諸々の状況が絡み合ってそこがイコールでつながらない人もいる。だからUFCに挑まない、というのは「逃げ」でもなんでもなく、経済的合理性からして当然の選択。横田が引退後も経済的に成功してくれれば、それはそれで「格闘家にとっての理想的なキャリアパスのひとつ」になるわけで、格闘技界にとっては間違いなくプラス。そういう点に改めて気づかせてもらえたという点で、大変ためになる記事だった。
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by nugueira | 2015-02-27 23:18 | その他(総合・寝技系) | Comments(4)

[こだわり]バウト

 2月の各賞と3月のおすすめバウト。2月はそもそも観戦試合数も少ないんですが、低調だったのでMVPは該当なし。

ベストバウト:ジョーダン・メインvsチアゴ・アウベス(2/1 UFC183)
 メインが試合後の展開も含め最悪だったUFC183から、逆転KOのこの試合を選出。アウベスは長期欠場明けはいい試合をしている。

ベストKO:ゲンナディ・ゴロフキン(2/22 WBA・WBC世界ミドル級タイトルマッチ)
 マレーのタフさに手を焼きつつも、最後はきっちりKO防衛。この牙城を崩す選手が、ちょっと思いつかなくなってきた。

ベストサブミッション:ターレス・レイチ(2/1 UFC183)
 消去法的選出ではあるのですが、これもいい逆転劇だったので。そろそろ上位陣との試合がみたい選手。

[おすすめ]バウト:ジョニー・ヘンドリックスvsマット・ブラウン(3/15 UFC185)
 勝負論的にもなかなか読みにくい、ウェルター級サバイバルマッチ。ローラー戦でジョニヘンが見せた失速は一時的な調整ミスなのか、ここから坂を転げ落ちてしまうのか。
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by nugueira | 2015-02-26 23:39 | 雑記 | Comments(0)

ゴロフキンvsマレー

 エキサイトマッチの感想を。まずWBA世界ミニマム級タイトルマッチ、ヘッキー・バドラーvsヘスス・シルベストレ。
 1Rからお互い回転力のある連打を繰り出す、緊張感漂う展開。近距離の打ち合いではシルベストレが優勢だがバドラーも有効打は許さず、3Rにはフットワークで回り込みながら右をヒットさせていく。
 4Rはシルベストレが再び距離を詰めボディで攻めていくが、5Rはバドラーがまたも距離を取る。接近戦ではシルベストレ、アウトボクシングではバドラーという構図がハッキリしてくるが、流れは徐々にバドラーに。有効打の数に差が出始めてくる。
 バドラーは時おり接近戦に付き合うのだが、次のラウンドはアウトボクシングに切り替えて試合を組み立てていく。一方のシルベストレはもっと自ら前に出なければいけないはずだが、バドラーのリズムに付き合ってしまいなかなか流れをつかめないままラウンドが経過。
 10Rにシルベストレがやっと攻勢を仕掛けるが、時すでに遅し。終盤戦はアウトボクシングに徹したバドラーが中盤の貯金を活かし判定勝利で防衛に成功。バドラーの組み立てが上手かったのもあるが、シルベストレは強引さが足りなかった。

 続いてWBA・WBC世界ミドル級タイトルマッチ、ゲンナディ・ゴロフキンvsマーティン・マレー。
 ガードを高く上げてがっちり守りを固めるマレーに、ゴロフキンはジリジリと圧力をかけながら上下左右のパンチ。マレーは2Rから相手の打ち終わりを狙って手数を出すようになるがそれ以上にゴロフキンに押し込まれる展開が続き、4Rにボディを効かされ2度のダウン。
 勝負論的にはここで実質勝負ありで、5R以降は下がるだけで防戦一方のマレーを、ゴロフキンが徹底的に追い込みながらパンチを打ち込み続ける展開。マレーのガードをすり抜けるようにジャブやアッパーを打ち込み、更にはガードの上から回り込むような振り下ろしのフックも繰り出していく。マレーもここからタフさを見せ粘り続けるものの、10Rにコーナーから回り込もうとしたところに右フックを合わされ3度目のダウン。ここはゴングに救われるが、11Rにロープへ詰められ連打をもらったところでやっとレフェリーが止め、ゴロフキンが13戦連続となるKO防衛。
 終盤は攻め疲れでディフェンスが雑になる場面もあったが、やっぱり強い、という以外に感想が出てこない試合内容。これだけタフな選手が相手でもきっちりKOを狙いにいく決定力も持っているし、連続KO記録はまだまだ伸びそう。

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by nugueira | 2015-02-25 23:26 | ボクシング | Comments(4)

UFC184の予想

 日本時間1日のUFCの予想を。

ロマン・サラザール○-×山本“KID”徳郁
 実に3年ぶりの復帰戦となるKID。相手のサラザールもほとんど実績のない選手だが、ここでKIDの勝利を固く信じるだけの材料がないのが辛い。妹におめでたがあった直後なので勝利で祝ってほしい状況ではあるのだが。

マーク・ムニョス○-×ホアン・カルネイロ
 これまた日本のファンには懐かしい名前となるカルネイロが6年半ぶりにUFC復帰。2連敗中のムニョスだが、さすがにここでオールドネームに負けるほど落ちてはいないか。

トニー・ファーガソン○-×グレイソン・チバウ
 4連勝中で存在感を増してきているファーガソン。相手のチバウはキャリア最強の相手と思われるが、当初予定された相手の負傷によるスクランブル出場。ここはファーガソンがグラウンドで絡め取ってくれることを期待。

ジェイク・エレンバーガー○-×ジョシュ・コスチェック
 ともに3連敗同士による崖っぷち対決。両者とも対戦相手が強すぎたという面はあるのだが、コスチェックは打たれ弱さが顕著になってきている感じ。エレンバーガーがKO勝利で踏みとどまると予想。

ロンダ・ラウジー○-×キャット・ジンガーノ
 メインは女子バンタム級タイトルマッチ。ジンガーノは前回のヌネス戦の勝ち方も良かったので挑戦自体は文句なしだが、勝負論的にはロンダ優位は動かしようがないか。ジンガーノがパワープレーを仕掛けてもそれでテイクダウンが取れる相手ではなさそうだし、下手したらここ2回の防衛戦のように打撃であっさり片がついちゃいそう。

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by nugueira | 2015-02-24 23:06 | UFC | Comments(2)

勝敗予想(2月の決算)

 2月の勝敗予想の決算。今月は予想試合数自体が控えめ。

2/1 UFC183(3/5)
2/6 Krush.51(2/3)
2/15 UFN(2/2)
2/23 UFN(0/2)


 合計は7/12で的中率58.3%。本日のUFNが大はずしだったのも響き、低調な成績に。3月は巻き返します。
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by nugueira | 2015-02-23 23:30 | 雑記 | Comments(0)

中邑vs永田

 ワールドプロレスリングで中邑真輔vs永田裕志のIWGPインターコンチネンタル選手権試合を視聴。ドームのバトルロイヤルで永田が優勝したとき、一緒に見に行った知人と「いやーこれでIWGP挑戦権獲得だろ」と冗談で言っていたのだが、まさかこういう形で実現するとは。

 中邑がところどころで受けの上手さを見せつつ、最後は延髄斬りの応酬からカウンターのボマイェで3カウント。フィニッシュはやや唐突な感じもしたし、飯伏戦ほどスイングはしていなかったかなあ。あれは年間ベストバウト級の試合なので比べちゃ可哀想なんだけど。

 とはいえ、試合後の野上アナの涙もよかったし、何より「永田の長男と自分の息子が名前の読みが同じ」という事実を知った後は必要以上に永田に肩入れしてしまい、涙なしでは見られなかった。プロレスのコンテンツとしては非常によくできた試合だったなあ。

 
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by nugueira | 2015-02-22 23:46 | プロレス | Comments(0)
 5月2日にラスベガスでフロイド・メイウェザーvsマニー・パッキャオが行われることが正式発表。1月下旬に「実現濃厚」という報道が流れてからもなかなか正式発表に至らず、過去なんども肩すかしを食った経緯もあるだけに「やはり今回も・・・」という不安を抱えながら焦らされ続けた1カ月だったが、それだけに今朝このニュースを見たときは、一瞬心拍数が跳ね上がった。

 大多数のボクシングファンも同じ感想だと思うが、このタイミングでの実現は「旬を過ぎてしまった」というのが偽らざる感想。この前、昔のブログを読み返していたら2010年1月に交渉が決裂した当時の記事を偶然見つけたのだが、あれから早5年。メイウェザーはいまだキャリア無敗を維持しているとはいえ決定力不足が目立つようになっているし、パッキャオはブラッドリー・マルケスに手痛い連敗を喫してしまった。当時は「パッキャオvsメイウェザーはまさに『最強の矛』vs『最強の盾』だ」と思いながら実現した際の試合内容について色々な妄想を膨らませていたのだが、残念ながら今はこの2人の試合に対してそこまでのドキドキ感は持てない。

 とはいえ、この試合を「もはや組まなくてもいい」と思うボクシングファンはほぼ皆無なのではあるまいか。これも5年前の記事に書いたが、ボクシングのようなワンマッチ形式のスポーツでは同じ時代・同じ階級に強い選手同士がいても、陣営の意向やビジネス面の事情で直接対決が実現しないというケースがまま生じてしまう。
 メイウェザーとパッキャオというボクシング史に残る2人の名選手が、同じ時代を生きながら対戦せずにキャリアを終えるのは、ファンに対する裏切りであり悲劇でしかないのだが、そんな最悪の結末を回避できた、というだけでもこの一戦が持つ意味は大きい。「遂に」「ようやく」「やっと」ではあるが、決して「今さら」ではない、というのがこの試合に対する正当な評価だろう。

 ファイトマネーは両者合計2億ドル、PPV契約数は300万件という予測も聞こえている、ビジネス面でも空前絶後の規模となるメガマッチ。日本時間5月3日、ボクシングの歴史に新しい歴史が刻まれる瞬間がやってくる。

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by nugueira | 2015-02-21 22:15 | ボクシング | Comments(4)
 UFCが7月からドラッグテストを厳格化。ランダムドラッグテストを実施し、陽性反応が出た場合の出場停止期間は最長2年になる。

 今回の件でまず不思議なのは「なんで最近、陽性反応が急に明るみに出てきたの?」という点。検査方法の精度が上がったとか、技術的な背景があるのだろうか。だとすると、アンデウソンについても「過去の試合で陽性反応が出ていなかったのは検査の精度やタイミングが悪かっただけ」という邪推の余地が出てきちゃうんだよなあ。

 それはそれとして、今回の厳格化の方針は大賛成。試合後の陽性反応のニュースはファンのテンションが下がるだけだし、最長2年も試合に出れないとなると「やり得」の構図は成立しなくなるでしょう。

 しかしテストステロン補充療法が禁止されたときも同じことを書いたんだけど、これで7月以降サッパリ勝てなくなったり、いきなり階級を落とす選手が出てきたら、原因がどこにあるのかはともかく「ははぁん・・・」という目で見られちゃうんだろうなあ。
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by nugueira | 2015-02-20 23:55 | UFC | Comments(0)
 4月のK-1 WORLD GP でゲーオ・フェアテックスvs野杁正明、卜部功也vsハビエル・エルナンデスが決定。

 ゲーオvs野杁については先日のKrushの段階から野杁本人もやりたがってるし団体側もやらせたがってる雰囲気はあったので驚きではないのだが、こうして正式決定してみるとやはりいいカード。

 もう一方の功也vsエルナンデスはけっこう驚き。先日功也のトーナメントの感想を記事にした際、

 「今後ワンマッチでベノーイやエルナンデスと戦ったら勝てるのか、という議論はつきまとうんだろうけど、この辺の相手とのマッチメイクはいずれ嫌でも組まれるんだろうから、力ずくで証明すればいい」

 と書かせてもらったのだが、いきなり証明するチャンスが来ちゃった。正直、もう少し下のランクの相手でお茶を濁すのかな、と勝手に思い込んでいた。

 とはいえ、振り返ってみれば「出し惜しみなし」が全盛期のK-1の売りだったはずで、その意味でも今回のマッチメイクは大歓迎。ただ、いずれの試合も「ノンタイトルマッチ」となっていて、じゃあワンマッチのタイトルマッチはいつやるの?という疑問は出てくる。旧K-1のワンマッチ王座も正直中途半端な位置づけだったし、年1回のトーナメントで王者を決定するスタイルでもいいとは思うけど。

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by nugueira | 2015-02-19 23:37 | K-1 | Comments(3)