反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

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UFC181の予想

 今年最後のナンバーシリーズとなる、6日のUFCの予想を。

ユライア・フェイバー○-×フランシスコ・リベラ
 フェイバーがプレリミ枠。タイトル挑戦の機運は当面盛り上がらないだろうし、しばらくはこのポジションで辛抱するしかないのか。

トニー・ファーガソン○-×アベル・トルジーリョ
 ファーガソンは菊野をKO、前戦はアナコンダチョークを多用と、毎回印象に残るファイトを繰り広げてくれる。トルジーリョは前回ヴァーナーをKOしたとはいえその直前まで押されていたし、ファーガソンの方が期待できそう。

トラヴィス・ブラウン○-×ブレンダン・シャウブ
 ヴェウドゥムに敗れてタイトル戦線からは当面後退のブラウン。中堅のシャウブはきっちり仕留めておきたい。

アンソニー・ペティス○-×ギルバート・メレンデス
 前に記事で書いたが、UFCではここ何年か年2回の王座交代というのが標準的なパターン。今年はまだバンタム級で王座交代があったきりなので、確率論からいうと今回のダブルタイトルマッチのどちらかが・・・と思えてくる。
 ペティスは怪我で久しぶりの試合となるのが不安材料だが、それを言うとメレンデスも1年以上のスパンを空けての試合。SF王者とはいえUFCでトップ集団相手に勝利を収めていないメレンデスのタイトル挑戦にはやや釈然としないし、ここ最近の試合に一頃の爆発力が感じられないのも事実。希望込みでペティスのKO防衛を予想。メレンデスとしては長丁場に持ち込んでジワジワ削っていきたいところか。

ジョニー・ヘンドリックス×-○ロビー・ローラー
 王座決定戦でジョニヘンに惜敗した後、エレンバーガーとブラウンをなで斬りにしたローラーが再度タイトルマッチへとこぎ着けた。前述の「年2回の王座交代」のジンクスに固執するわけではないが、ジョニヘンにとっては負傷からの復帰早々楽ではない相手。当初は年明けに行われる予定だったのがスライドされたことも不安材料。前回の敗戦後、打撃で勝つスタイルに磨きをかけたローラーがリベンジで王座戴冠、という予想にさせてもらいます。
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by nugueira | 2014-11-30 23:51 | UFC | Comments(0)

[こだわり]バウト

 11月の各賞と12月のおすすめバウト。今月はベストバウトは該当なし。

MVP:ファブリシオ・ヴェウドゥム(11/16 UFC180)
 グラップラーvsストライカー対決という構図だったハントとの一戦を跳びヒザKOで制し暫定王座獲得。PRIDE初登場から10年近くが経とうとしているのに、この息の長さは驚愕。

ベストKO:三浦隆司(11/22 WBC世界スーパー・フェザー級タイトルマッチ)
 曲者メキシカンをジャブとボディで削り、最後はKO。観戦記でも書いたが、王座獲得時と比べ試合の組み立てが実に丁寧になった。内山との統一戦はぜひ実現してほしい。

ベストサブミッション:ケルヴィン・ガステラム(11/16 UFC180)
 スラムを食らってからリカバリーしてバックを奪い返すまでの動きがお見事。今に始まったことではないが、ウェルター級は強い選手が次から次へと湧いて出てくる。

[おすすめ]バウト:オマール・ナルバエスvs井上尚弥(12/30 WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ)
 UFC181のダブルタイトルマッチ、大晦日興業も注目だが、おすすめバウトは年末ボクシング興業からこの一戦。デビュー以来、背負わされてきた期待に完璧に応えつづけてきた井上が飛び級での2階級制覇に挑戦。同日の八重樫・リナレスの世界戦も含め注目の興業になること間違いなし。
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by nugueira | 2014-11-29 23:19 | 雑記 | Comments(4)

ゴン格最新号

 ゴン格最新号を読了。驚いたのは田中路教が9月の日本大会でドラッグテスト陽性だったため、ファイトボーナス没収及び9ヶ月のサスペンデッド処分を受けていたこと。花粉症のために飲んでいた漢方薬にエフェドリンが含まれていたらしいが、これ正式発表されていたっけ?
 ファイトボーナス没収という金銭面のダメージ以上に、伸び盛りのこの時期に9ヶ月試合に出られないことが本人的には痛手だろうとは思う。ここは気持ちを切らさず、しっかりスキルを磨いて再起戦に備えてほしい。

 あと興味深かったのは、日本初のフィーダーショーという位置づけでCAGE FORCEの歴史を振り返った記事。この記事で初めて知ったのだが、CAGE FORCEの前身であるDOGの成り立ちが面白くて、

・FEGがとあるスポンサー筋から話をもちかけられ、HERO’Sとは別ブランドの立ち上げを計画。
・そのスポンサーの資金で金網を作成。『ローデッド』というイベント名と「弾はもう込められた-」というキャッチフレーズまで決定していたが、結局FEGが撤退。
・『ローデッド』に出場予定だった慧舟會所属ファイターがあぶれたことからDOGを立ち上げ。

 という経緯があったそう。CAGE FORCEの使っていたケージがFEG資本で作られていたとは!

 少し前に『PRIDE機密ファイル』なんて本も出ていたけど、格闘技バブル全盛期にDSEやFEGが計画したものの実現しなかったプランは山ほどあるはずで、「実はあのころこんなプランが持ち上がっていて・・・」という裏話は格闘ライターがつかんでいる範囲でも相当な量になるのでは?当時の関係者の顔色を窺う必要性は年を経るごとに薄まっているだろうし、この手の話は小出しでいいのでどんどん記事にしてほしい。

 水垣はトーナメントの優勝賞品をもらっていないらしい。人気ブログランキングへ
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by nugueira | 2014-11-28 23:08 | 雑記 | Comments(0)
 今月の勝敗予想は終了したので、ここで集計を。

11/3 K-1(4/4)
11/8 UFC Fight Night 55(1/2)
11/8 UFC Fight Night 56(1/1)
11/9 Krush.47(4/4)
11/16 UFC180(1/3)
11/16 WSOF15(1/2)
11/16 Bellator 131 (1/1)
11/23 UFC Fight Night 57(3/3)
11/23 パッキャオvsアルジェリ他(3/3)


 合計は19/23で的中率82.6%!強いていえば16日の北米興業戦争はやや伸び悩んだものの、全体的に手堅く当てることができ8割突破。このまま年末まで突っ走ります。
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by nugueira | 2014-11-27 23:18 | 雑記 | Comments(2)
 DEEP大晦日興業で和田竜光vs神酒龍一が決定。DEEP元王者と修斗現役王者というなかなかいい組み合わせ。パンクラスとの対抗戦もそうだが、ちゃんとリスクのあるカードを組んでいるのがいい。既に発表されている廣田瑞人vs高谷裕之といい、佐伯さんも関係者もなかなか頑張っているじゃない。
 一方で前座やオープニングファイトの面子を見ると「日頃のDEEPの延長線上」というコンセプトによくも悪くも偽りなしだな、と思えてくるが。

 出場予定選手も含めると全23試合のラインナップになりそう。佐伯さんは開催決定時の会見で観客動員の目標を8000人と言っていた記憶があるが、出場46選手で割ると一人あたりのノルマは170枚。大晦日で予定が入っちゃってる知り合いも多いだろうが、ぜひ各自営業を頑張ってほしい。って手売り以外の客はほとんどいない前提で計算しちゃってるけど。
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by nugueira | 2014-11-26 23:10 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

ロマチェンコ&シミン

 パッキャオの前座でやっていた試合の感想を。

 まずWBO世界フェザー級タイトルマッチ、ワシル・ロマチェンコvsチョンラターン・ピリヤピンヨー。1Rからロマチェンコがいつもながらの惚れ惚れするようなボクシングを披露。上半身のスウェーで相手のパンチを外すと、ボディを起点に正確なパンチを突き刺していく。
 早々に相手の力量を見切ったか、2R以降はロマチェンコのギアが一気に加速。とにかくフットワークの速さが尋常ではなく、相手の見えない角度に回り込んで連打を叩き込むと、次の瞬間には相手の射程距離外に移動している。アマチュア出身ゆえの一発のなさは感じられるのだが、スピードと技術がそれを補って、さらにお釣りが返ってくる感じ。チョンラターンとはスピードの次元が違い、それこそ『はじめの一歩』の板垣の試合を見ているようだった。
 4Rには右アッパーを効かせてからの連打でダウンを奪い、いよいよフィニッシュも近いか・・・という雰囲気になるが、ここでロマチェンコにトラブル。左腕を痛めたのか6R辺りから左腕を振るような仕草を繰り返し、右のパンチしか出なくなってしまう。
 しかしチョンラターンはここで流れを変えられるほどのしつこさは持ち合わせておらず、逆にロマチェンコは右腕一本の状態で引き続き試合をコントロール。終盤には左を軽く出してリズムを取るようになり、終わってみれば後半は腕一本で戦ったにもかかわらず三者フルマークの圧倒的勝利。左腕のトラブル発生で余計ロマチェンコの技術力が浮き彫りになった形に。こりゃウォータースあたりと是非戦ってほしい。

 続いてマカオ興業おなじみのゾウ・シミンvsクワンピチット・13リエン・エクスプレス。
 こちらの試合も、シミンが序盤から細かい連打を繰り出し試合を掌握。2Rにはどんぴしゃの右カウンターを入れ、2度のダウンを奪取。早くも試合を決定づける。
 シミンもロマチェンコ同様に細かいフットワークの使い方が実にうまく、相手が見えないポジションにスッと入ってから滅多打ちにしてしまう。自分は打たれずに好き放題殴るという理想的な展開をキープし、試合は後半戦へ。
 シミンはフィニッシュを意識したか8Rと10Rに打ち合いの場面を作るものの、逆に顔面に何発か被弾してしまう。この辺はロマチェンコに比べてやや粗いか。
 クワンピチットも粘りを見せたが、最終Rにシミンがまたも右カウンターで4度目のダウンを奪い、大差の判定勝利。連打を叩き込みながらKOまで持っていけないフィニッシュ力の弱さは相変わらずなのだが、そのうえで勝つスタイルを着実に固めてきている感じ。今回の後半に見せたような打ち合いをせずリスクの少ないスタイルに徹すれば、世界タイトルを獲ってもおかしくない気がしてきた。

 マカオのカジノは今回も大盛況か。人気ブログランキングへ
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by nugueira | 2014-11-25 23:27 | ボクシング | Comments(0)
 UFC179以降の5大会の結果を反映した最新ランキングを。

○ヘビー級
王者:ケイン・ヴェラスケス
暫定王者:ファブリシオ・ヴェウドゥム(↑)
1位:スティペ・ミオシッチ
2位:トラヴィス・ブラウン(↑)
3位:ロイ・ネルソン(↑)
4位:マーク・ハント
5位:アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(↑)
6位:ベン・ロズウェル(↑)
7位:ジュニオール・ドス・サントス(↓)
8位:アンドレイ・アルロフスキー(↑)
9位:ジョシュ・バーネット(↑)
10位:ガブリエル・ゴンザガ(↑)
11位:ブレンダン・シャウブ(↑)
12位:ステファン・ストルーブ(↑)
13位:アリスター・オーフレイム(↑)
※ハントに勝利したヴェウドゥムが暫定王者に。欠場期間が1年を超えたドス・サントスがランクダウン。

○ライトヘビー級
王者:ジョン・ジョーンズ
1位:アンソニー・ジョンソン
2位:アレクサンダー・グスタフソン
3位:フィル・デイビス(↑)
4位:ライアン・ベイダー
5位:アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ(↑)
6位:ダニエル・コーミエ(↑)
7位:ダン・ヘンダーソン(↑)
8位:ラシャド・エヴァンス(↓)
9位:オヴァンス・サンプルー(↑)
10位:グローバー・テイシェイラ(↓)
11位:ファビオ・マルドナド(↑)
※テイシェイラに勝利したデイビス、ショーグンに勝利したサンプルーがランクアップ。ライトヘビー級4連勝のマルドナドがランクイン。欠場期間が1年を超えたエヴァンスがランクダウン。ここ5試合で4勝1敗のショーグンはランク外へ。

○ミドル級
王者:クリス・ワイドマン
1位:ホナウド・ジャカレイ・ソウザ
2位:ヨエル・ロメロ(↑)
3位:リョート・マチダ(↑)
4位:ティム・ケネディ(↑)
5位:ルーク・ロックホールド(↑)
6位:アンデウソン・シウバ
7位:ヴィトー・ベウフォート(↓)
8位:C.B.ダラウェー(↑)
9位:マイケル・ビスピン(↓)
10位:ゲガール・ムサシ
11位:マーク・ムニョス
12位:コンスタンティン・コスタ・フィリッポウ
13位:ターレス・レイチ
14位:ティム・ボーシュ
15位:デレク・ブランソン
※ビスピンに勝利したロックホールドがランクアップ。欠場期間が1年を超えたベウフォートがランクダウン。

○ウェルター級
王者:ジョニー・ヘンドリックス
1位:ローリー・マクドナルド
2位:タイロン・ウッドリー
3位:ヘクター・ロンバード
4位:ロビー・ローラー
5位:カーロス・コンディット
6位:デミアン・マイア
7位:ケルヴィン・ガステラム(↑)
8位:リック・ストーリー
9位:ジョーダン・メイン(↑)
10位:マット・ブラウン(↑)
11位:キム・ドンヒョン(↑)
12位:マイク・パイル(↑)
13位:タレック・サフィジーヌ(↑)
14位:ニール・マグニー(↑)
※エレンバーガーに勝利したガステラムがランクアップ。5連勝のマグニーがランクイン。3連敗のエレンバーガー、長期欠場中のカンプマンがランク外へ。

○ライト級
王者:アンソニー・ペティス
1位:ドナルド・セローニ
2位:ハファエル・ドス・アンジョス
3位:ハビブ・ヌルマゴメドフ
4位:ベン・ヘンダーソン
5位:グレイソン・チバウ(↑)
6位:エジソン・バルボーザ(↑)
7位:ジョシュ・トムソン(↑)
8位:ボビー・グリーン
9位:ネイト・ディアズ(↓)
10位:TJ.グラント(↓)
11位:ジム・ミラー(↓)
12位:マイケル・ジョンソン(↓)
13位:アベル・トルジーロ
14位:マイルス・ジュリー
15位:ギルバート・メレンデス
※グリーンに勝利したバルボーザがランクアップ。欠場期間が1年を超えたネイト、1年半を超えたグラントがそれぞれランクダウン。

○フェザー級
王者:ジョゼ・アルド
1位:フランキー・エドガー(↑)
2位:コナー・マグレガー(↑)
3位:カブ・スワンソン(↓)
4位:ヒカルド・ラマス(↑)
5位:チャド・メンデス(↓)
6位:ダスティン・ポワリエ
7位:デニス・バミューデス(↓)
8位:クレイ・グイダ(↓)
9位:マイク・ウィルキンソン(↓)
10位:ジェレミー・スティーブンス(↓)
11位:チャス・スケリー(↓)
12位:ニコラス・バックストロム(↓)
13位:ニック・レンツ(↓)
14位:ダレン・エルキンス(↑)
※スワンソンに勝利したエドガー、バミューデスに勝利したラマスがランクアップ。タイトルマッチに敗れたメンデスがランクダウン。兵役で長期離脱となるチャンソンがランク外へ。

○バンタム級
王者:TJ.ディラショー
1位:ハファエル・アスンサオ
2位:ヘナン・バラォン
3位:ドミニク・クルーズ
4位:ロブ・フォント
5位:ユライア・フェイバー
6位:水垣偉弥
7位:フランシスコ・リベラ
8位:ジョージ・ループ
9位:ジョニー・エドゥアルド
10位:エディ・ワインランド(↑)
11位:金原正徳(↑)
12位:ハニ・ヤヒーラ(↑)
13位:アレックス・カサレス(↑)
14位:マイケル・マクドナルド(↓)
※欠場期間が1年を超えたマクドナルドがランクダウン。

○フライ級
王者:デメトリウス・ジョンソン
1位:イアン・マッコール
2位:ジョゼフ・ベナビデス(↑)
3位:ジョン・ドッドソン(↓)
4位:ジョン・モラガ
5位:ジュシェ・フォルミーガ
6位:ジョン・リネカー
7位:アリ・バガウティノフ
8位:ティム・エリオット
9位:ザック・マコースキー
10位:クリス・カリアソ
11位:ウィルソン・ヘイス(↑)
12位:チコ・カムス(↑)
13位:堀口恭司
14位:ブラッド・ピケット(↓)
※ノーランカーに勝利したベナビデス、ヘイスがランクアップ。ピケットに勝利したカムスがランクイン。

○女子バンタム級
王者:ロンダ・ラウジー
1位:キャット・ジンガーノ
2位:ミーシャ・テイト
3位:アレクシス・デイビス
4位:アマンダ・ヌネス
5位:サラ・マクマン
6位:ベス・コレイラ
7位:リズ・カモーシュ
8位:ジェシカ・アンドラーデ
9位:ジェシカ・アイ(↑)
10位:ジャーメイン・デ・ランダミー(↓)
11位:サラ・カウフマン
※ノーランカーに勝利したアイがランクアップ。
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by nugueira | 2014-11-24 22:01 | UFC | Comments(0)
 WBO世界ウェルター級タイトルマッチ、マニー・パッキャオvsクリス・アルジェリを視聴。

 1R、身長で上回るアルジェリがフットワークを使って距離を取り続ける。パッキャオはワンツーで攻め込むが距離が合わない。それでも手数でラウンドは取ったか。
 アルジェリが逃げ回るのは想定内の展開で、焦点はパッキャオがいつアルジェリを捕えるか。2Rもアルジェリがパッキャオに自分の間合いを取らせない展開が続くが、コーナーに詰めたところでパッキャオがワンツーを打ち込み、バックステップしていたアルジェリが足を滑らせるようにダウン。アルジェリにとってはやや不運なダウン裁定か。パッキャオはポイントは取れたが、まだ距離を詰め切れたわけではない。
 3Rもパッキャオは前がかりに攻めつつも空振りが多くやきもきさせたが、ラウンド後半からパンチを当てる場面が増え始め、4Rにはアッパーやボディを立て続けに入れ遂にアルジェリを捕える。
 この後もパッキャオは前がかりになり過ぎてやや丁寧さを欠く感じだったが、6Rに左ストレートを入れてアルジェリをぐらつかせると、左右の連打でダウン。再開後も下がるアルジェリにラッシュを仕掛けてスリップ気味のダウンを奪い、ポイント面では試合を完全に決定づける。
 しかしアルジェリはバックステップでパンチの威力を殺していたのか、ダウンの割にはダメージを感じさせない動きを見せる。7・8Rとパッキャオが前にでつつも攻め切れない展開が続き、このままずるずるとラウンドを重ねそうな雰囲気が漂ってくる。
 パッキャオはこのまま勝っても評価が上がらないぞ・・・と思った9R、アルジェリのジャブにパッキャオがドンピシャの左ストレートをヒット!この試合初となるクリーンヒットによるダウンを奪われたアルジェリは、この後も連打をもらったところでスタンディングダウンを宣告される。
 前半と違いダメージの色が濃くなり始めたアルジェリは、10R後半にも左フックでダウンを喫し、これで通算6度目のダウン。ここまで来たら倒し切りたいパッキャオだが、残る2Rは逃げ回るアルジェリを捕えきれず試合終了。119-103が2名、120-102が1名という大差の判定でパッキャオがタイトルを防衛。

 試合前の予想では「パッキャオは今回KOできないようだと辛い」と書かせてもらい、その評価基準では不合格となってしまう結果。とはいえフットワークで距離を取り続け、打ち合いのリスクを避け続けた相手から合計6度のダウンを奪ったわけで、ファンが納得する最低限の存在感は示してくれた、と言えるのでは。それでは次の相手は誰がいいのか、となると「メイウェザー以外は誰とやってもなあ・・・」となってしまうのが辛いというか寂しいところなのだが。
 敗れたアルジェリは狙いははっきりしていたし最後まで戦い方はブレなかったが、結果的に最初から最後まで足を使って逃げ回っていただけとなってしまった。ブラッドリーのようなハンドスピードやマルケスのようなカウンターを持っているわけでもないので、予想通りといえば予想通りなわけだが、負けるにしても負けっぷりの悪さだけが目だってしまった形。

 他の試合の感想は後日。人気ブログランキングへ
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by nugueira | 2014-11-23 22:04 | ボクシング | Comments(5)

三浦&ロマゴン

 WOWOWでボクシングダブル世界戦を視聴。両方ともKO決着といういい内容でした。

 まずWBC世界フライ級タイトルマッチ、ローマン・ゴンザレスvsロッキー・フエンテス。1Rはロマゴンが圧力と有効打の数で上回るが、フエンテスも手数では負けておらず、意外と善戦と言っていい出だし。とはいえこれは結局ロマゴンのペースか。
 やはりと言うべきか、2Rに入るとロマゴンが攻勢を強め、ボディ、アッパーを次々とヒット。フエンテスは早くも削られてくる。フエンテスも時おりいいパンチは入っており、3Rにはロマゴンが一瞬動きを止める場面もあったが、打ち合っているのではなくて打ち合わされているという印象。4Rからは再びロマゴンが主導権を握り、圧力をかけ続けてのノンストップ連打といういつもながらの展開に。
 フエンテスはロマゴンの圧力を捌けず距離を取れないまま攻められ続け、6Rにボディからのストレートを食らったところで遂にダウン。何とか立ち上がるもののロマゴンの勢いは止まらず、再び連打を入れたところでレフェリーがストップ。

 もうとにかく、ロマゴン強すぎ、の一言。打ち合いになったら削られることは分かりきっているのに相手は打ち合いに応じざるを得なくなるんだからどうしようもない。八重樫といいフエンテスといい、「3R辺りにあわやという場面を見せる」という点も含めてロマゴンのプラン通りなのではないかとすら思えてくる。試合後のマイクで名前を上げた井上やエストラーダとの試合は果たして実現するか。

 続いてWBC世界スーパー・フェザー級タイトルマッチ、三浦隆司vsエドガル・プエルタ。
 1Rはプエルタの積極的な攻めが目立ち、被弾した三浦が一度は下がるものの、クリンチの離れ際から巻き込むような左フックをヒットさせプエルタがダウン。多少強引だったが、出だしでリードを奪えたのは大きいか。
 しかし2Rに入るとプエルタの左フックが繰り返しヒット。スイッチしてからのフックなど変則的な攻めも見せ、三浦はなかなかリズムがつかめない。一発の威力では三浦が上回るものの、手数でプエルタがラウンドを取ったか。
 これは楽な相手ではなさそう・・・という雰囲気が漂いだすが、三浦は慌てず対処し3Rに入るとプエルタの打ち終わりに冷静にパンチを合わせるようになる。さらにボディブローを連打するとプエルタは露骨に下がるようになり、三浦がいとも簡単にペースを奪回。
 三浦は必殺の左フックは大振りが目立ち空振りする場面が多かったものの、それを埋め合わせるかのように右ジャブをヒットさせると、さらにボディ攻め。プエルタのガードが下がったところで今度は顔面、とセオリー通りの攻めで次々に有効打を入れていく。
 ボディを削られ続けたプエルタは序盤の勢いが完全に消え去ってしまい、ガードもままならない状態。迎えた6R、三浦の左ストレートがプエルタの顔面を捉え、ガクリと腰が落ちる。チャンスを迎えた三浦はすかさず左右の連打を入れ、めった打ちになったところでレフェリーがたまらずストップ。三浦が文句なしの内容でKO防衛を果たした。

 三浦はベルトを獲得した試合では左の一発に頼り切るスタイルだったのが、試合を重ねるごとに左につなげるまでの組み立てを磨いていき、今回は教科書のようなゲームプランで曲者のメキシカンを圧倒。特に嫌な流れになりかけた3Rで冷静に主導権を奪い返したのがお見事で、本当に試合ごとに成長しているのが見てとれる。これは内山との統一戦が俄然見たくなってくるなあ。

 明日はパッキャオ。人気ブログランキングへ
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by nugueira | 2014-11-22 22:02 | ボクシング | Comments(4)
 この前NOAH観戦で後楽園ホールに行った際、通路入口に掲げてある日本人ボクシング世界王者の写真が4人にまで減っていることに気づき驚愕。(JBC未公認となった亀田和毅は除く。というか亀田兄弟は以前から後楽園ホールには写真掲げられてなかったんだっけ。)

 言われてみると今年に入ってからは河野が王座に返り咲いた一方で高山と八重樫は王座陥落、井岡と井上が王座返上。負けてベルトを失う場面を見たのが八重樫だけだったのでそれほど意識していなかったけど、確かに減ってるわ。

 とはいえ階級転向による返上も含む数字なのでさほどの悲壮感は無し。来月30・31日の世界戦ラッシュで一気に本数を増やしてもらいましょう。
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by nugueira | 2014-11-21 23:47 | ボクシング | Comments(0)