反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

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UFC177の感想

 UFC史上屈指のズンドコとなった177、WOWOWで見た感想を。

ヤンシー・メデイロス○-×デイモン・ジャクソン(2R リバースギロチンチョーク)
 序盤はジャクソンが思い切りのいい踏み込みからのパンチで押し気味だったが、1R後半にメデイロスが左アッパーを入れると、徐々にパンチの有効打を増やし攻勢。さらにラウンド終盤にはフロントチョークにトライ。さてはこいつゴン格最新号の特集を読んだか?と思っていた2R、メデイロスがケージに押し込まれた体勢からまたもギロチンへ。身体を反転させて逃れようとしたジャクソンをそのまま絞め落とすという変わった極め方でメデイロスが一本勝ち。ほら、こいつやっぱりゴン格を読んでるんだよ。

ラムジー・ニジェム×-○ カルロス・ディエゴ・フェレイラ(2R TKO)
 ニジェムが開始と同時にガンガン前に出ていきパンチで攻勢。フェレイラもひるむことなく打ち合いに応じていくが、ニジェムがテイクダウンも混ぜながらやや押し気味に試合を進めていく。しかし1ラウンド後半、フェライラの左フックがニジェムを捉え、ニジェムがガクリと腰を落とす。フェレイラはそのまま三角の体勢まで持っていくが、ここはニジェムが凌いでラウンド終了。のっけから目まぐるしい展開。
 2Rに入ってもフェレイラの勢いは落ちず、右フックを入れると嫌がるようにタックルへ行ったニジェムをギロチンに捕える。ここはニジェムが逃れるが、スタンドで再開後ワンツーで突っ込んできたニジェムにフェレイラが右フックを打ち抜きKO。黒帯柔術家のフェレイラが打撃戦でも臆することなく見事にUFC2連勝。今に始まったことじゃないが、ライト級は強い選手が次から次へと湧いて出てくる。

ベチ・コヘイア○-×シャイナ・ベイズラー(2R TKO)
 コヘイアのニックネームは「ピットブル」。女子選手に対してこの扱いは軽い嫌がらせのような気がするが。
 打撃で攻めたいコヘイアに対しベイズラーはしつこく組み付いていく。コヘイアのクリンチアッパーを嫌がる場面もあったが、テイクダウンを奪っていったベイズラーがラウンド終盤にはギロチンに捕える場面も。微妙だが1Rはベイズラーか。
 しかし2Rに入るとコヘイアの打撃が爆発。得意のクリンチアッパーや膝蹴りを入れると、スタミナ切れかケージ際で動きの止まったベイズラーに対し上下のパンチをめった打ち。レフェリーがなかなか止めないのでヒヤヒヤしたが、棒立ちのベイズラーを見てようやくストップ。
 コヘイアの最後のラッシュはお見事。さすがピットブル(こらこら)。とはいえ女子バンタム級もコンテンダー候補が急に増えてきたので、タイトル戦線にはまだお預けを食らいそう。

トニー・ファーガソン○-×ダニー・カスティーロ(判定)
 ファーガソンは序盤からロー・ミドルで先手。カスティーロはミドルを嫌がっている感じ。さらにラウンド終盤にはファーガソンが組み合いからダースチョークにトライ。こいつもゴン格読んでるのか。
 2Rもファーガソンがスタンドで圧力をかけつつダースチョーク狙い、さらに下から足関節と多彩な攻めを見せていく。3Rもファーガソンが飛びつき足関節を狙うが、これを逃れたカスティーロが逆に鉄槌で反撃。この後はファーガソンが下から関節技を仕掛けるもののカスティーロが上をキープし、肩固めへ行ったところで試合終了。
 判定は2-1でファーガソン。3Rはともかく、2Rのカスティーロはポジションキープ以上の攻めはできていなかったのでまあ妥当な判定。ファーガソンは菊野戦ではボクシングの印象が強かったが、蹴りやサブミッションなど引き出しが多く、北米MMA的には無駄な動きも多いものの面白い選手。

T.J.ディラショー○-×ジョー・ソト(5R KO)
 ディラショーはおなじみの変則ステップでプレッシャーをかけていく。ソトは序盤こそ動きが固かったが、ラウンド終盤には打ち合う場面も見せ、意外と頑張っている印象。とはいえラウンドを取ったのはディラショーか。
 2Rに入ると固さの取れたソトのパンチがディラショーの顔面を捉える場面が増えるが、それ以上にディラショーが手数で攻勢。強烈な一発はないが、ソトが一発打つ間に三発ぐらい返している感じ。
 3Rにはディラショーのギアが更に上がり、上下を打ち分けながらのノンストップ連打でソトを圧倒。ソトは終盤に自ら前に出て強いパンチを返していくようになるが、粘りもここまでか。
 4Rはソトの手数がこれまで以上に減ってしまいほぼ防戦一方。ラウンド後半に反撃に転じようとするものの、ここでディラショーがテイクダウンを取ってペースをつかませない。とはいえディラショーも決定打は入れておらず、このまま判定か・・・と思った5R、ディラショーの右ハイがヒット!ふらふらと横を向いたソトにディラショーが追撃の左ストレートを入れて勝負あり。終わってみればディラショーが盤石のKO防衛。

 ポイントはともかく「ソトが予想外の健闘」というのが4R終了時までの印象で、ディラショーはKOでもしない限り評価を下げちゃうなあ、と思っていたら最後にきっちりKO。お見それしました。とはいえ手数が多い反面強い一発がないのは今回の試合で何となく見えてきた。ガンガン圧力をかけ続けて大きい一発なりテイクダウンでペースを崩せば攻略の糸口は見えてくるのでは?という気も。まあ言うほど簡単ではないだろうし、直前の対戦相手変更でディラショーもやりにくかったであろうことも確か。次の挑戦者はアスンサオか、それとも水垣vsクルーズの勝者か?

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by nugueira | 2014-08-31 22:10 | UFC | Comments(0)
 ヘナン・バラォンが減量ミスによる体調不良で入院。明日はUFCデビュー戦のジョー・ソトがバンタム級タイトルマッチに挑戦することに。

 バラォンは前回の試合も減量に失敗し前日夜まで点滴を打ち続けていたという話だし、これはもう「バンタム級で戦うのが無理になった」と受け止めるしかないなあ。フェザー級王者が同門のアルドなのが事態をややこしくしているのだが。
 それにしても8月はナンバーシリーズ2大会だったはずが176はアルドの負傷で大会自体がキャンセル、そして177は元から「ナンバーシリーズにしては近年ないカードの薄さ」だったところにとどめを刺すバラォンの欠場。こりゃズッファはノヴァウニオンに損害賠償請求を検討した方がいいな。

 ただ、UFC151や176がキャンセルになった際「これ、どのくらい直前だったらキャンセルは間に合わないんだろう」という疑問があったのだが、とりあえず今回一つの答えが出た。さすがに前日ドタキャンは無理なのね。

 それでは明日のメインカード5試合を改めて紹介だ!

 T.J.ディラショーvs.ジョー・ソト
 トニー・ファーガソンvs.ダニー・カスティーロ
 ベチ・コヘイアvs.シャイナ・ベイズラー
 ラムジー・ニジェムvs.カルロス・ディエゴ・フェレイラ
 ヤンシー・メデイロスvs.デイモン・ジャクソン

 うわっ・・・出場選手中、試合映像見たことがあるのはディラショーとファーガソンだけかも・・・。これはもう「UFCナンバーシリーズ史上最小の大会」と言ってしまっておそらく語弊はないのでは。176がキャンセルになったとき「楽しみにしてチケット買っていたファンは可哀想」と思ったもんだが、今回チケットを買った人は払い戻しを受けることもできずこのカードを見せられるのか。ある意味こっちの方が可哀想かも。

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by nugueira | 2014-08-30 17:48 | UFC | Comments(2)
 『アメトーク!』の格闘技やってる芸人を視聴。この番組はちょいちょいこの手の企画をやってくれるのが嬉しいね。

 実は今でこそ観戦専門の自分も10年ほど前までキックボクシングをかじっており、そういう意味でも非常に共感できる内容。フルーツポンチの村上がミット打ちを見て「たった3分でしょ?」と言っていたが、グローブ着けて3分構え続けることが最初はできないんですよ。あと今田耕司が「格闘技を始めて変わった部分」として挙げていた「こいつらいつでも殺せると思うと心にゆとりが生まれる」というのも非常に理解できる感覚。

 それにしてもゲスト8名中4人がシュートボクシング。確か富永愛もシュートボクシングジムに通っていたと思うのだが、SBの芸能界への異常な浸透力の強さは何なんだ。今田や品川の練習風景が流されていたが、「途中で『シ~ザ~』の音楽が流れるのではないか」「『練習生たち!』という台詞はいつ出てくるのか」とドキドキしてしまった。結局シーザー会長は1秒たりとも映らなかったけど。

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by nugueira | 2014-08-29 13:12 | 雑記 | Comments(0)
 「ゴン格」最新号はフロントチョークの技術体系を特集。とりあえずダースチョークとアナコンダチョークの違いを教えてくれただけでも私には価値ある特集だった(相手の脇の下から腕を差し入れるのがダース、首側から腕を差し入れるのがアナコンダ)。まあこれで次に試合を見たとき「おっ、これはダースか!」とすぐさま見分けられるかはまた別問題なのだが。

 あと今回の特集が良かったのは、MMAの歴史におけるフロントチョークの位置づけも意識していて、ペケーニョにもしっかり2ページを割いてくれていること。
 自分が初めて修斗の興業を生観戦したときのメインがペケーニョvs勝田哲夫のタイトルマッチで、この試合でもペケーニョはギロチンで一本勝ち。ペケーニョの噂は散々耳にしていたものの、実際目にして「なんでこんなクセのある技が必殺技として成立するんだ?」と度胆を抜かれたのをよく覚えている。
 記事の中ではこのペケーニョのギロチンを「際の動き」という切り口で捉え、「スクランブルの攻防のなかでギロチンを極めている」「ペケーニョは、見事なMMAを当時から見せていたことになる」と分析。確かに自分が見た勝田戦も、起き上がり際に勝田のタックルを誘い込んでギロチンを極めていたっけ。こういう風に自分の観戦経験を技術論から振り返るというのも何か新鮮。

 ゴン格の技術分析は実際にやらない人間からするとどうしても敷居が高いというかピンと来ない部分が出てしまうのだが、こうやって実際の試合の変遷と重ねながら分析をするのは観戦専門のファンにとっても馴染みやすい切り口。今後もこういう特集をぜひお願いしたい。
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by nugueira | 2014-08-28 23:40 | 雑記 | Comments(0)

ゴロフキンvsゲール

 エキサイトマッチの感想を。

 まずライト級8回戦、ホルヘ・リナレスvsアイラ・テリー。リナレスが初回からきれいに上下を打ち分け攻勢。そして2Rにカウンターの右クロス一発でテリーをマットに沈めKO。という身もふたもない圧勝劇。正直実力に差がありすぎるマッチメイクだった。リナレスは昨年の世界戦が流れてしまったのがつくづく残念。さっさと挑戦させてやれよ。

 そしてWBA世界ミドル級タイトルマッチ、ゲンナディ・ゴロフキンvsダニエル・ギール。1Rはジャブの差し合いからスタート。ギールは軽快なフットワークでゴロフキンの真正面に立たないようにするのだが、それでも気づくとコーナーに詰められてしまう。ギールも手数は出したが、やはりゴロフキンのペース。
 2R開始と同時にゴロフキンが右を入れると、ロープ際に下がったギールに猛攻。ギールは堪らずダウンし、早くも勝負の行方が見えてくる。3Rはギールが上体の動きでパンチをかわし続け再びいい動きを見せるのだが、ラウンド終盤にゴロフキンの右を打ち抜かれダウンすると、そのまま戦意喪失し試合終了。スローで見ると最後はギールが先にパンチを入れているのに、ゴロフキンがそれをものともせずフィニッシュの右を出してる。両者のパンチ力に差がありすぎた。
 元世界王者のギールが相手ということで今回ばかりは競った試合になる可能性もあるのでは、と思っていたが、結局2R以降はいつものゴロフキンの試合。毎度のことだが、ゴロフキンはパンチ力に頼るのではなく落ち着いた試合運びの末にKOまでしっかりたどり着くのが凄い。「KOは狙って取るものじゃない」というバレロの台詞を思いだした。日本人はカザフスタンの美人バレー選手に騒ぐんなら、もっとゴロフキンにも騒がなきゃ駄目だよね。

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by nugueira | 2014-08-27 23:43 | ボクシング | Comments(4)

UFC177の予想

 30日のUFCの予想を。当初予定されていたダブルタイトルマッチのうちフライ級が移動したこともあり、ナンバーシリーズとは思えない地味なラインナップ。

ロレンツ・ラーキン×-○デレク・ブランソン
 ミドル級下位グループの対決。ブランソンの方が一時期いい勝ち方をした記憶が残っているので、印をつけておく。

トニー・ファーガソン○-×ダニー・カスティーリョ
 菊野に勝った選手、という認識しかしていなかったファーガソンだが、よく見るとUFC戦績5勝1敗。セミに抜擢され、また勝ち星を伸ばすか。

T.J.ディラショー○-×ヘナン・バラォン
 UFC史上に残る大番狂わせとなった王座交代劇からのダイレクトリマッチとなるバンタム級タイトルマッチ。バラォンは前回減量失敗によるコンディション不良もあったようなので、今回しっかり仕上げてくればまた違った展開になるか。とはいえディラショーは前回の勝利で自信をつけているし、あの変則的なフットワークからの攻撃は分かっていても捌くのは至難の業。以前記事で紹介したダイレクトマッチにおける返り討ち率の高さから考えても、ディラショーが防衛するのではないかと予想。

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by nugueira | 2014-08-26 23:52 | UFC | Comments(4)

ONE FCの予想

 日本人王者3人がそろい踏みとなる29日(現地時間)のONE FCドバイ大会の予想を。大石vsナラントンガラグは最近のナラントンガラグの試合をチェックしていないのでパス。

鈴木信達×-○ベン・アスクレン
 ウェルター級王者鈴木が迎え撃つは元ベラトール王者アスクレン。ゴン格で鈴木本人が語っていたとおり王者でありながらアンダードッグという妙な位置づけで、おそらくは団体側もアスクレンの王座獲得を前提としているはず。ここで何としても鈴木に意地を見せてほしい・・・と言いたいのだが、アスクレンの試合映像を見る限りやはり苦しいか。指一本引っかかったらテイクダウンが可能で、そこから上を取りっぱなしにできるんだもんなあ。

青木真也○-×カマル・シャロルス
 ライト級王者・青木に挑戦するのはイラン出身のシャロルス。かつて鎬を削ったメレンデスやアルバレズがUFCに上がる中、青木がこういう相手と試合をしているのはやはり微妙な感じ。ここで取りこぼしている場合じゃないしその心配はないとは思うが、勝っても先の展開が見えてこないのが辛い。

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by nugueira | 2014-08-25 23:33 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)
 衝撃の結果に終わったUFNのメイン、動画を見た感想を。

ベンソン・ヘンダーソン×-○ハファエル・ドス・アンジョス(1R KO)
 ミドル・ローを繰り出すドス・アンジョスにベンヘンは前に出ながらパンチで応戦。ベンヘンがボディブローからのミドルをヒットさせるが、ドス・アンジョスもすぐさまミドルで反撃。ベンヘンの前蹴りでドス・アンジョスがスリップ気味に倒れた後、パンチが交錯。ケージ際に下がったベンヘンにドス・アンジョスの跳びヒザがヒット!タックルでごまかそうとするベンヘンだが、離れ際に今度はドス・アンジョスの左フック!ベンヘンが仰向けにダウンしたところでレフェリーがストップ。

 いやまさか、ベンヘンがこの相手にこの負け方をするとは。両者とも手堅く面白みに欠ける試合をするタイプの選手なので、強豪相手の競り合いの経験が豊富な分ベンヘン優位と思っていたのだが。序盤の打撃の攻防が比較的好調だったので、変に勢いに乗ってしまったか。とはいえ勝ったドス・アンジョスを褒めるしかないか。
 正直ベンヘンが勝ってもタイトルマッチ挑戦はまだまだ先だと思っていたが、こういう結果になるとライト級の王座戦線がますます面白くなってきた。とはいえバンタム級でアスンサオにタイトルマッチ挑戦をさせたくないのと同様、ドス・アンジョスにタイトルマッチをやらせたくないという考えは未だにズッファ内部に根強いのでは。スケジュール的に考えるとスムーズに行ってもアルバレスvsセローニの勝者と挑戦者決定戦。下手したらアルバレスvsセローニの勝者がそのままタイトルマッチ、という展開もありえそう。
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by nugueira | 2014-08-24 23:33 | UFC | Comments(4)
 ベン・アスクレンのONE FCデビュー戦の試合映像をようやくチェックしたので感想を。

ベン・アスクレン○-×バフチヤル・アバソフ(1R 肩固め)
 絶対的なテイクダウン能力が売りのアスクレンだったが、開始早々アバソフが抱え上げるようにテイクダウンを奪いバックに回るというまさかの展開。しかしアスクレンはネックロックのように首を抱えられながらもすぐさまバックを奪い返すと、パウンドで反撃。さらに肩固め、マット・ヒューズ・ポジションからのパウンドと一方的な猛攻でアバソフを削り続ける。
 何とか立ち上がりたいアバソフは途中で強引に足関節を狙いにいくも、アスクレンはサイド・バックとポジションを変え続けながらポジションをキープし反撃の隙を与えない。最後はアスクレンが肩固めを極めアバソフがタップ。
 最初いきなりアスクレンがテイクダウンを奪われたときは「大丈夫か?」と思ったが、結局上を奪い返した後はアバソフを一度も立ち上がらせることなく圧倒。レスリング力だけでMMA無敗をキープする男の看板に偽りはなかったか。今月末にはウェルター級王者の鈴木信達がアスクレンを迎え撃つわけだが、やはり一筋縄ではいかなさそう。

 今回は3大タイトルマッチの大盤振る舞い。人気ブログランキングへ
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by nugueira | 2014-08-23 23:21 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)
 エキサイトマッチの感想を。

 まずフライ級10回戦、ブライアン・ビロリアvsホセ・アルフレド・スニガ。スニガがフットワークで回りつつ、距離が詰まるとゴツゴツした打ち合い、という展開でスタート。手数ではスニガがリードしているのだが、ビロリアは一発があるから怖い。
 案の定というべきか、3R辺りからスニガはビロリアのパンチで吹き飛ばされるように後退するようになり、4Rにはビロリアが執拗な右の連打で猛攻。スニガは手数が減ってしまい苦しくなってくる。迎えた5R、ビロリアが右のダブルから左ボディ!うずくまったスニガはそのまま立ち上がれず10カウントを聞き、ビロリアが圧勝。

 続いてWBA・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、ギジェルモ・リゴンドーvsソッド・ゴーキャットジム。開始と同時にリゴンドーが鋭いワンツー。その後もリゴンドーがキレのあるパンチを繰り出すが、頭から突っ込んでいったゴーキャットジムがバッティングとなり試合中断。かなりダメージがある様子のゴーキャットジムだが、なんとか試合再開・・・と思ったところで、リゴンドーがグローブタッチからすぐさまワンツー!ダウンしたゴーキャットジムはそのまま立ち上がれず、リゴンドーが1ラウンドKO勝利。
 ゴーキャットジムが怒る気持ちも理解はできるのだが、まあルールの範囲内なのは間違いないところ。以前メイウェザーの試合でも同じような場面があって、解説のジョー小泉も言っていたがこういう場合はレフェリーの仕切りが悪い、という見方が妥当か。

 最後はWBOインターナショナル・フライ級王座決定戦、ゾウ・シミンvsルイス・デラ・ローサ。
 シミンのパンチを打ち込むタイミングの良さは相変わらず。デラ・ローサも圧力をかけてはいるのだが、シミンはディフェンスも巧みでクリーンヒットを許さない。3Rには近距離での打ち合いになり多少の被弾はするものの、シミン優位の流れは変わらず。
 4Rにはシミンのワンツースリーがヒットしデラ・ローサがグラつく。デラ・ローサは手数を出してもヒットせず、かなり苦しい展開になってくる。7Rにはデラ・ローサの右フックがシミンのテンプルを捕えシミンが初めてピンチらしいピンチを迎えるものの、すぐさまリカバリー。8R以降は距離をキープしながらガードの隙間を縫って連打を叩き込むと、9Rには飛び込みながらの強烈なボディストレートを連打。終わってみれば大差の判定で、世界戦経験のあるデラ・ローサを退けた。
 連打を嫌というほど叩き込みつつダウンが取れない点も含めてシミンらしい試合内容だったが、世界ランカー相手にこのスタイルで10R圧倒してみせたのは正直驚き。シミンが敗れるとしたらしつこく圧力をかけられ続け一発もらうパターンだろうけど、それができる相手はなかなか出てこないのでは。このまま世界戦までたどり着いてもおかしくない気がしてきた。

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by nugueira | 2014-08-22 23:11 | ボクシング | Comments(0)