反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

<   2014年 05月 ( 31 )   > この月の画像一覧

 K-1 WORLD LEAGUEが発足。K-1グローバルとは別組織のようだが、登録商標とかの関係はクリアできてるのか?K-1 WORLD LEAGUEは国内限定ということで活動範囲のバッティングは当面なさそうだけど。

 とりあえずの率直な感想としては、K-1の看板で商売をやりたがる人が未だにいるのか、というのが軽い驚き。もっとも「キックボクシング」「Krush」と言われてもピンと来ないが「K-1」なら分かるという一般の人は山ほどいるだろうから、ビジネスチャンスになる残り火は今ならギリギリ残っている、とも言えるか。

 グッドルーザーが運営にタッチするのはKrushが元々軽量級K-1ルールの受け皿として発足した経緯を考えれば理解はできるのだが、Krushが非常にいい流れに乗っているこのタイミングでどうして?という疑問がどうしても浮かんでくる。
 これも見方を変えれば、Krushとしては後楽園ホールのフルハウス興業を連発してある意味「飽和状態」に達しつつあるとも言えるので、ここから更に上のステップへ進むために別ブランドを立ち上げる、というのは経営判断として分からなくもない。
 ただ出場選手が重複する時点でKrushタイトル戦線が今までのサイクルで回らなくなるのは確実だから、「Krush王者は毎回タイトルマッチ」「防衛期限6カ月」という現行のシステムは事実上破綻しそう。前田憲作がプロデューサーに就任することでチームドラゴン勢のパフォーマンス低下も心配されるし、やっぱり2ブランドの並立はKrushの世界観にはマイナスの影響の方が大きいのでは。

 もともとKrushの大会が組まれていた日程を差し替えている辺りからも、どうも唐突な感じが否めない今回の発表。中長期的な人材育成につながるK-1甲子園の復活なんかはプラス材料だけど、正直1年ぐらい動向を見てみないと評価できなさそう、というのが今の正直な感想。

 ヘビー級は選手集まるの?人気ブログランキングへ
[PR]
by nugueira | 2014-05-31 23:21 | K-1 | Comments(0)
 エキサイトマッチの感想を。

 まずWBO世界ミドル級タイトルマッチ、ピーター・クィリン vs ルーカス・コネチニー。がっちりガードを固めて圧力をかけていくコネチニーに、クィリンは軽快なリズムで連打を打ち込む。手数で先手を取られたコネチニーだが、2Rはアッパーを起点に手数を増やしてなかなかいい攻めを披露。対するクィリンも3Rから回転を上げ、コネチニーのガードの隙間を狙っていく。
 コネチニーも手数を返してワンサイドの展開にはさせないのだが、やはりペースを握ったのはクィリン。最後にボディにつなげる嫌らしいコンビネーションで攻め込むと、5Rにはアッパーも繰り出し多彩な攻めを見せる。6R辺りからクィリンの有効打が目に見えて増えるようになり、コネチニーは苦しい展開に。
 コネチニーは下の階級から上げてきたこともありKO負けは時間の問題かとも思えたが、コネチニーはパワー負けすることなくタフネスを披露。8Rには倒れてもおかしくないアッパーを食らうのだがそれでも立ち続け、クィリンも攻めあぐねた様子を見せてくる。
 結局コネチニーは最後までダウンすることなく試合終了。フルマークが2名、119-109が1名という圧倒的大差でクィリンが防衛に成功したが、コネチニーの圧力とタフさに手を焼いた印象の方が強く、やや物足りない試合内容。解説が言っていたとおり、ゴロフキンと対戦したらあっさりKOされそう。

 続いてWBC世界ヘビー級挑戦者決定戦、デオンテイ・ワイルダーvsマリク・スコット。スコットがフットワークを使ってワイルダーの周りをグルグルと回り続け、しばらくはこの展開が続くか・・・と思ったらワイルダーの左がスコットのテンプルを捉え、返しの右も食らってダウン。スコットはそのまま立ち上がれず、ワイルダーが1ラウンドKO勝利。
 挑戦者決定戦といいつつ世界ランク3位vs23位で、実際はワイルダーの査定試合の印象が強かったが、ワイルダーがこれ以上望めない内容でクリア。時間が短すぎて本当に強いのかも分からないが、あっさり王座を獲得してもおかしくない感じ。鬼(クリチコ)のいぬ間にWBCは北米勢同士の戦いでしばらく回していくか。

 トリは3団体統一世界ヘビー級タイトルマッチ、ウラディミール・クリチコvsアレックス・リーパイ。並んでみると相当身長差があり、リーパイとしてはとにかく懐に飛び込みたいところ。なのだが、1Rにクリチコの左ジャブを食らってあっさりダウン。こりゃダメだ。
 クリチコは2R以降もジャブと打ちおろしの右で一方的に攻め続け、リーパイは懐に入れる気配すらない。4Rにようやくリーパイのアッパーがかすめ、5Rには懐に入られかけたクリチコがバランスを崩す場面もあったが、リーパイにできたのはここまで。倍返しどころか10倍返しぐらいの勢いでクリチコの右ストレートをもらい続け、このラウンドにあえなくKO負け。指名挑戦者がこの負け方をしてしまうのか・・・。
 毎度のことながらクリチコ強かった、という以外に感想が浮かんでこない試合内容。クリチコがいるのにウクライナに攻め込んでくるんだから、ロシア軍っていうのは相当強いんだろうな。

 解説がジョーさんじゃなかった。人気ブログランキングへ
[PR]
by nugueira | 2014-05-30 23:27 | ボクシング | Comments(2)

ONE FC16の予想

 30日に開催されるOFCシンガポール大会、メインの予想を。

ベン・アスクレン○-×バクティヤール・アバソフ
 アスクレンの試合映像を見たことがなかったので少しチェックしてみたのだが、本当にテイクダウンだけで勝ち続けてるのね。(ハイライト映像しか見なかったので、意図的にそういう場面が集められてはいるんだろうけど。)
 関節を取られかけたりそれなりに危ない場面も見受けられるのだが、石を投げればオールラウンダーに当たるこのご時世に一芸だけで無敗をキープしているのはお見事。
 しかしOFCじゃ実力に見合う相手に巡り合えないうえに、単価が高いから出場頻度も限られるだろうに。こういう独特のスタイルの選手が「ウェルター級の青木真也化」してしまうのは何とも残念。
[PR]
by nugueira | 2014-05-29 23:32 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

TUF Brazil 3 Finaleの予想

 こちらも日本時間6月1日開催のTUFブラジルの予想を。

デミアン・マイア○-×アレクサンダー・ヤコブレフ
 2連敗中のマイア、ホームでの試合でもありさすがに連敗を脱出したいところ。相手のロシア人が無名だけど無闇につよい、というかつてのリングスのようなことがなければいいが。

スタイプ・ミオシッチ○-×ファビオ・マルドナド
 ドス・サントスvsミオシッチは競った展開になっておかしくない組み合わせだっただけに、流れてしまったのは残念。スクランブル出場のうえに本来ライトヘビー級のマルドナドはさすがに厳しいか。ヴェラスケスvsヴェウドゥム後の挑戦権獲得レースはミオシッチがスルスルと抜け出してもおかしくなさそう。
[PR]
by nugueira | 2014-05-28 22:59 | UFC | Comments(0)

UFC Fight Nightの予想

 日本時間6月1日のUFCベルリン大会の予想を。

フランシス・カーモント○-×C.B.ダラウェー
 前戦は黒星のカーモントだが、ブラジル大会でのジャカレイ相手の敗戦を星勘定に入れるのは酷か(岡見はそれでリリースされたけど)。ダラウェーもここ2年ほど安定した戦績を残しているが、フィリッポウを漬け込み地獄にしてみせたカーモントのレスリング力を支持。

マーク・ムニョス○-×ゲガール・ムサシ
 こちらも再起戦となるムニョスだが、ここ3年で敗れているのはワイドマンとリョートの2戦のみ。ミドル級におけるタイトル戦線のリトマス試験紙的存在になっている。日本に馴染みのムサシに頑張ってほしい気はするが、レスリングの競り合いになった場合ムサシが遅れを取りそうなので、こういう予想に。

 同日にブラジル大会も。人気ブログランキングへ
[PR]
by nugueira | 2014-05-27 23:35 | UFC | Comments(2)
 メイン以外の感想を。

トニー・ファーガソン○-×菊野克紀(1R KO)
 菊野は序盤こそ空手の構えから飛び込んでの左右のフックや前蹴りをヒットさせるものの、ファーガソンが徐々に左ジャブを当てペースを奪っていく。パンチを被弾し続けた菊野は有効な反撃を出せないまま下がり続けるだけの展開に。テイクダウンされた後の腕十字やスピニングチョークはなんとか凌いだものの、スタンドでの再開後、菊野の打ち終わりにファーガソンの右がクリーンヒットし菊野が大の字にダウンしたところで試合終了。
 菊野のスタイルはさすがに北米で戦うには無理がある、とはかねてから言い続けてきたことなので結果は予想通りではあるのだが、なす術なくパンチをもらい続けて敗れる菊野の姿を見るのはやはり微妙にショック。智将・高阪も含めた菊野陣営は、果たしてここからの巻き返しなるか。

ジェイミー・ヴァーナー×-○ジェームス・クラウス(1R終了 TKO)
 クラウスがローや前蹴りで攻勢。ヴァーナーは距離を詰めてパンチ・・・といきたいはずだが、ローを受けてスリップした後は明らかにヒザの踏ん張りが効いておらず、動きがままならない。一度はタックルからテイクダウンに成功するものの、その後は踏み込んでパンチを打つだけで転倒を繰り返す明らかな異常事態。結局1R終了後のドクターチェックでストップがかかり、クラウスが勝利。
 確かネバダ州ルールではセコンドのタオル投入が認められていないのだが(タオルの方を見た選手が無防備の状態で攻撃をもらったら危険、とかいう理由だっけ)、このルールだとこういう状況で面倒くさいことになってしまう。タオル投入がないのならレフェリーや運営が早めにストップをかけなきゃいけないはずだが、ラウンド終了まで全員様子を見てしまうのはまずいよなあ。

水垣偉弥○-×フランシスコ・リベラ(判定)
 1Rからリベラが鋭いパンチを見せるが、打ち合いの展開から逆に水垣が左フックをヒットさせ、リベラがよろけるようにダウン!いきなりチャンスを迎えた水垣だがここからは決定的な追撃を入れられず。リベラはラウンド終盤にテイクダウンも奪いかけ、まだまだ死んでいない感じ。
 2Rは序盤にリベラのハイキックが浅く入り、水垣がタックルに来たところをギロチンに捕える。しかし水垣はここから上のポジションをキープすると、ラウンド後半はバックを奪ってチョークを狙い続ける。最終ラウンドも右を打ち込んでリベラをダウンさせると、そのまま上を取り続けて試合終了。水垣が完勝といっていい内容でUFC5連勝。
 水垣は打撃戦では厄介な相手、という評価だったリベラに最後まで打ち負けることがなかったのがお見事。ボクシング技術に相当自信を持っているのが見てとれた。フィニッシュするチャンスで攻め切れなかったところをはじめ反省点もあるが、また一歩上のステップへと進んでみせた。
 日本の格闘ファンとしては「今回流れたディラショー戦を9月の日本大会で是非!」という希望が嫌でも頭に浮かんでくるが、果たして今後のマッチメイクの行く末や如何に。

ロビー・ローラー○-×ジェイク・エレンバーガー(3R TKO)
 1Rはローラーが左ミドル・左ハイを繰り出し主導権を握る。エレンバーガーはなかなか自分の間合いを作ることができなかったが、ラウンド終盤にようやく懐に入ってパンチが当たるようになった。
 しかし2Rに入るとローラーが圧力を強めパンチ・キック・ヒザと多彩な打撃で先手を取り続ける。エレンバーガーは何度か立ったままバックに回るもののそこから先のテイクダウンにつなげられず、逆にローラーがボディへのヒザを突き刺す。
 最終ラウンド、後がないエレンバーガーは左右のフックを強振。これで一度はローラーを下がらせるものの、ローラーはここから再度反撃。ワンツーでエレンバーガーを追い込んでいくと、最後はケージ際で跳びヒザをヒット。ダウンしたエレンバーガーに追撃を入れたところでレフェリーがストップし、ローラーが再起戦を白星で飾った。
 ローラー勝利を予想しつつもどちらに転ぶか分からない一戦だと思っていたのだが、ここまでワンサイドの展開になるとは。ローラーは力ずくの打撃戦というよりは冷静な組み立てでペースを握り続けていたのが印象的。王座決定戦の惜敗を経て逆に強くなっている感じで、ジョニヘンと再戦するまで負けないんじゃないか、という気すらしてきた。

ダニエル・コーミエ○-×ダン・ヘンダーソン(3R 裸絞め)
 90.3キロとだいぶ絞り込んだようすのダンヘン。やはりTRTを使っていない影響か?
 1R開始早々、ダンヘンに組み付いたコーミエが投げ飛ばすようにテイクダウン!コーミエはここからサイド、ハーフガード、マウントと巧みにポジションを変えながらダンヘンを抑え込み続け1Rが終了。ダンヘンはダメージはともかく、体力を相当削られたか。
 2Rはダンヘンがパンチを振るうも、コーミエがタックルからテイクダウン。ここから先はコーミエが再びレスリング力で圧倒し、脱出するダンヘンの動きを先回りするようにポジションをキープ。とにかく体型に似合わぬスピーディーな動きで、ダンヘンは何もさせてもらえない。
 勝負の大勢は決した最終ラウンド、動きの衰えないコーミエは飛び込んでの右をヒットさせると、ダンヘンを抱え上げボディスラム!この後は1・2Rと同様ポジションを変えつつダンヘンを起き上がらせず、パウンドで削り続ける。最後はバックに回りこんでチョークスリーパーに捕えると、そのままダンヘンを絞め落として一本。
 五輪レスラー同士の対戦だったわけだが、コーミエがまるで稽古をつけてやっているかのようにダンヘンを圧倒。もともとヘビー級に似合わぬスピードが持ち味だったが、それがライトヘビーでもそのまま通用している。エヴァンスは怪我で対戦が流れて命拾いしたな。
 レスリングとポジショニングのスキルに関してはジョン・ジョーンズを軽く凌駕しているのは間違いなく、試合後の「ジョン・ジョーンズ!逃げることはできないぞ!」というマイクが虚勢でもなんでもなく、真実味を帯びて聞こえてくる。ジョーンズはグスタフソンとの再戦をクリアしても待ち受けているのはコーミエ。地獄の防衛ロードだな。
[PR]
by nugueira | 2014-05-26 23:50 | UFC | Comments(4)
 UFC173、メインのインパクトが凄すぎたときの常で、まずはメインの感想から先に。

ヘナン・バラォン×-○TJ・ディラショー(5R TKO)
 1R、ディラショーの右アッパーがヒット。アリ・シャッフルのような動きを混ぜる軽快なフットワークでスイッチを繰り返すディラショーにバラォンはやりにくそう・・・と思っていた矢先、ディラショーの右オーバーハンドが入りバラォン吹き飛ばされるようにダウン!下から足関節を仕掛けつつ凌いでいくバラォンだが、バックを奪われスリーパーを取られそうになり、大ピンチのままなんとか1Rを終了。のっけから予想外の展開で試合がスタートする。
 比較的ダメージの色は薄そうなバラォンは2R序盤こそテンカオをカウンターで入れるが、それ以上にディラショーの動きが良すぎる。フットワークとスイッチでバラォンに狙いを定めさせず、逆に要所要所でバラォンの顔面にパンチを打ち込んでいく。スタンドでここまで一方的にやられるバラォンの姿を見る日が来ようとは。
 ディラショーは初の5Rマッチなので後半戦でペースダウンしてくれば・・・とわずかな望みをかけるものの、4Rに入ってもディラショーの動きは落ちず、バラォンは後手に回り続ける展開。やはり自分のリズムで戦い続けているとスタミナの消耗も少ないか。ディラショーはパンチだけでなく左ハイも効かせるようになってくる。
 もはや王座交代は確実な情勢となった最終ラウンドだが、ディラショーは逃げ切りを狙うことなく攻め続ける。左ハイを入れ動きの止まったバラォンに左右の連打を叩き込み2度目のダウンを奪うと、追撃のパウンドを入れたところでレフェリーストップ。絶対王者・バラォンを完膚なきまでに圧倒し、ディラショーがバンタム級王座を奪取した。

 バラォンが今日敗れることを予想していた人間も、チーム・アルファメールのUFC初タイトル獲得がディラショーになることを予測していた人間もほとんどいなかったのでは。ラスベガスでディラショーにベットした人間はひと財産築いていたはずで、何もかもが予想外の結果となったタイトルマッチだった。
 バラォンが敗れた以上に、スタンドの打撃戦でここまで一方的に負けたことが衝撃的。ただ歴史を振り返ってみればリデルにせよリョートにせよ、スタンドの打撃で完成形を築き上げた王者ほどKO負けで王座を失っている。打の極致を破ることができるのはそれ以上の打の極致、ということなのか。スイッチを多用するディラショーのスタイルはかつてのバンタム級王者ドミニク・クルーズを彷彿させるものがあり、全盛期のクルーズとバラォンの対戦が実現していればこういう結果になっていたのか・・・と思わせる点でも感慨深い試合だった。

 王座交代が起きるたびに気になるのが「今後のタイトル戦線がどう動いていくか」という点だが、今回は日本人選手がそこに絡んでくるだけに尚更。本来予定されていたディラショーvs水垣を是非9月の日本大会で・・・という期待が沸いてくるが、さすがに無茶な要求なのか。ディラショーが以前敗れているアスンサオが挑戦、というのが自然な流れだろうか。

 その他の試合の感想は後日。人気ブログランキングへ
[PR]
by nugueira | 2014-05-25 21:39 | UFC | Comments(6)
 総合に限らないが、微妙な試合でスプリット判定となり「うーん、これ本当に妥当か?」と思わされる場面がしばしば、どころかしょっちゅうある。
 ジャッジ3人だとたまたま偏った見方をしちゃう可能性だって否定しきれないよなあ・・・と考えていったところで「そういえばDEEPのタイトルマッチって5人でジャッジしていたっけ」という事実を思い出した。
 
 というわけで、5人ジャッジ制導入以降のDEEPタイトルマッチでジャッジの判定はどういう分布になっているのか、を調べてみました。DEEPタイトルマッチの結果を一覧にしたページがなかったので確認作業も意外とひと苦労。若干漏れがある可能性も否定できませんが、下記のような結果になりました。

 5-0・・・22試合
 4-1・・・3試合
 3-2・・・1試合

 タイトルマッチで判定かつジャッジが割れるケース自体限られてくるのでサンプル数が十分とは言いにくいのだが、どちらかというと意外な結果。個人的にはジャッジ5人制導入時に「こんなのこれまで2-1だったジャッジが3-2になるだけだよ」と思っていたのだが、結果はさにあらず。ジャッジの人数を増やすことで旗色が鮮明になるケースの方が多いという結果になった。

 ただこの結果を逆から見ると、「ジャッジが3人だった場合勝敗が入れ替わっていた可能性のあるケースは一度しかなかった」ということにもなる。してみると、3人制ジャッジで「うーん・・・」と思う結果が出ても大概は妥当な判断がされていると言えるわけで、コストパフォーマンスなんかを考えると3人制をいじる必要はない、という結論にもなってくる。やっぱり「三人寄れば文殊の知恵」は統計的事実なのか。
[PR]
by nugueira | 2014-05-24 20:22 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)
 31日にマカオで行われるWBA世界フェザー級スーパー王座タイトルマッチの予想を。少々早いが、最近ネタ枯れ気味なもので。

シンピウェ・ベチェカ×-○ノニト・ドネア
 ドネアが5階級制覇を懸け、絶対王者クリス・ジョンを破ったベチェカに挑戦。
 やはり最大の焦点はドネアがフェザー級にどこまでアジャストできているか。満を持してのタイトルマッチ挑戦・・・とは言い難いのが正直なところで、フェザー級転向初戦となる前戦では相手が同じくフェザー級初戦となるダルチニアンで、KO勝利したとはいえそれまでの判定では負けていた大苦戦。事実上フェザー級での実績らしい実績はないわけで、このタイミングでのタイトルマッチは少し急ぎ過ぎたかなあ、という気も。王者のベチェカも元をたどればバンタム級から上げてきた選手なので(といっても相当前だが)、体格面でのハンデは相対的には少ない相手なのかもしれないが。ベチェカはジョンに続いてドネアまで破ったら一気に商品価値が跳ね上がりそう。
 とはいえ、どちらに賭けるかと問われたらやっぱりドネア。「引き出しは多いが追い込まれないとその引き出しが開かない」という悪い癖が出るかどうかで展開は相当変わってきそうだが、最後は決定力の強さでベチェカをなぎ倒してしまうのではないか、と予想。

 ライブ配信は何としても見なくては。人気ブログランキングへ
[PR]
by nugueira | 2014-05-23 23:31 | ボクシング | Comments(2)

村田vsネリオ

 村田諒太vsヘスス・ネリオのミドル級10回戦をテレビ観戦。

 1Rから圧力をかけていく村田は左ボディをヒット。ローブローっぽいパンチも見受けられたが、ボディ連打でネリオを下がらせまずはペースを握る。
 続く2Rはネリオが序盤からギアを上げてパンチを連打。村田はがっちりガードすると、左ボディから打ちおろしの右というコンビネーションで応戦。引き続きペースはつかんでいるが、攻めのリズムにもう一工夫欲しいか。
 するとこちらの指示通り(?)村田は3Rに入ると右アッパー、さらにボディストレートを多用。上下の打ち分けをすることで、ネリオの顔面を捉える場面も増えてくる。ネリオは強引に前に出ていこうとするが村田は要所要所でジャブを突き刺して丁寧に攻め続けると、5R終盤には右ストレートがヒット!ネリオの顔面がのけぞり、フィニッシュも近いか、という雰囲気になってくる。
 迎えた6R、接近しようとするネリオに村田の右がヒットし、ネリオはひざまずくようにダウン。立ち上がるもののダメージの残るネリオに、村田は距離を詰めていくとまたも狙いすました右ストレートがヒット!うずくまるように倒れたネリオは完全に心が折れた様子で、そのまま10カウント。村田が圧勝と言っていい内容でデビュー以来の連続KOを4に伸ばした。

 とにかく村田強い、の一言。年齢とキャリアを総合的に見ると過去最強の相手のはずで、現にところどころでメキシコ人らしいしつこさを見せていたが、全く寄せ付けずに料理してしまった。
 攻撃の組み立てをもう少し増やしてほしいとか、攻めの時間帯と守りの時間帯が比較的ハッキリ分かれてしまうとか、課題はいくらでも指摘できるのだが、こういう贅沢な注文をつけたくなるのもデビュー以来着実にステップアップしているからこそ。番組内でぶち上げていた10戦目・来年末での世界王座挑戦は今のところ話半分に聞いておくとして、早く次の試合・次のステップが見たくなってくる。

 次戦はシンガポール。人気ブログランキングへ
[PR]
by nugueira | 2014-05-22 23:55 | ボクシング | Comments(0)