反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

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ニエテス&サビーリョ

 エキサイトマッチの感想を。今回は軽量級フィリピン勢の防衛戦。

 まずWBO世界ライトフライ級タイトルマッチ、ドニー・ニエテスvsサミー・グティエレス。序盤から左がよく伸びるニエテス、1R後半にワンツーでダウンを奪うと、さらに右アッパーからの左フックで2度目のダウンを奪取。1Rにいきなり主導権を握る。
 ニエテスのパンチは伸びるだけでなく軌道に無駄がなく、2Rもグティエレスの打ち終わりをきれいに打ち抜いていく。見事な右カウンターも入れ、ダウンは奪えなかったが引き続き圧倒。3Rに入ると飛び込んでの左フックや右ストレートを次々と打ち込み、最後は打ちおろしの右でグティエレスをダウンさせフィニッシュ。本当にいいものを見せてもらった、という感じのきれいなボクシングだった。

 続いてWBO世界ミニマム級タイトルマッチ、メルリト・サビーリョvsカルロス・ブイトラゴ。
 1Rはサビーリョが返しの右をヒットさせやや優勢。しかしブイトラゴもいいパンチを出しており、2Rには手数で攻勢をかけて反撃。序盤からシーソーゲームになりそうな雰囲気。
 3Rにはサビーリョが間合いをコントロールし始めたようにも見えたが、4Rはブイトラゴがクリーンヒットはないものの手数で押している印象。うかつに飛び込めないサビーリョだが、5Rには先手を取り続けて優勢・・・と本当に交互にラウンドを取り合う展開。
 しかし中盤戦に入った辺りからサビーリョが圧力と手数で前に出るようになり、ブイトラゴが下がる場面が目だってくる。サビーリョもクリーンヒットを入れているわけではなくお互い決め手がないのだが、そうなると前に出ている分サビーリョがポイントを取っているか。迎えた8R、サビーリョが更に圧力を強めると、打ち合いでもブイトラゴを押し込むようになる。サビーリョのパワープレーで遂に流れが傾いてきたか?
 しかし次の9R開始早々、サビーリョが突っ込んだところにブイトラゴの右のカウンターがヒット!サビーリョはガクリと腰を落とすが、なぜかブイトラゴは無理に攻めにいかずサビーリョに回復の時間を与えてしまう。10Rにはサビーリョがボディストレートを効かせて再び攻勢を強め、ブイトラゴは最大のチャンスを逃す形に。
 11Rはブイトラゴ、12Rはサビーリョが押し気味の印象で試合終了。ホームタウンデシジョン込みでサビーリョ勝利かと思ったが、ジャッジは1-1の三者三様のドロー判定となりサビーリョが防衛。まあジャッジにとっても非常に難しい試合だったので納得。ブイトラゴは中盤以降手数が増えなかったのと、9Rのチャンスに攻めきれなかったのが痛かった。全体としてアウェーでベルトを奪う試合ができていなかったか。

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by nugueira | 2014-01-31 23:23 | ボクシング | Comments(0)

UFC169の予想

 ナンバーシリーズとしては今年1発目となる2日のUFCの予想を。

クリス・カリアソ○-×ダニー・マルティネス
 期待の堀口は残念ながら負傷欠場。代打のマルティネスはUFC初出場だし、ここはカリアソが格の違いを見せるか。正直堀口なら勝てない相手ではないと思っていただけに残念。

ジェイミー・ヴァーナー○-×アベル・トルジーロ
 バルボーザを破った後は黒星と白星が交互に続いているヴァーナー。トルジーロは名のある相手に勝っているわけではないし、ここでの連敗は避けたいところ。

ジョン・リネカー○-×アリ・バガウティノフ
 3戦連続KO勝利中だが2戦連続計量オーバー中のリネカー。今回は大丈夫だろうな。バガウディノフもUFC2連勝中で、最近のロシア勢の勢いからすると油断ならないかも。

フランク・ミア×-○アリスター・オーフレイム
 気づけばWOWOWが「負ければ即リリースマッチ」的な煽りをしている崖っぷち同士の対戦。アリスターはここ2戦序盤は押しまくって最後にひっくり返される展開が続いているが、ミア相手ならひっくり返される前にKOできるんじゃないかという気がする。まあミアにステロイド補充療法が認められたこと、アリスターが試合1ヶ月前に日本で腕相撲をやっていたことなど、不安材料も挙げていくときりがないのだが。

ジョゼ・アルド○-×リカルド・ラマス
 アルドの相手は4連勝中のラマス。これまでのアルドの防衛劇を見ている限り、相手のタイプや調子どうこうに関係なく最後は勝つんだろうな、というのが順当な予想か。アルドはこれに勝ったらペティスと対戦という話が出ているけど、その前にメンデスとのリマッチは組んでほしいなあ。

ヘナン・バラォン×-○ユライア・フェイバー
 クルーズの王座剥奪に伴い正王者となったバラォンが迎えるフェイバーとの大一番。バラォンのここ2戦の暫定王座防衛戦は文句のつけようが無い勝ち方だし、普通に考えたら1年半前に破った相手にリベンジを許すとは思いにくい。とはいえ一方のフェイバーも、バラォンに敗れた後は4連勝、うち3つが一本勝ち。この前のマクドナルド戦は鬼気迫る圧倒的な勝利だったし、今回の緊急出場もモチベーション的にはプラスになっていそう。
 UFCタイトルマッチで現役王者の敗北を予想するのはギャンブル的にはリスクが大きいんだけど、フェイバーがタイトルを獲るとしたら今回が最後にして最大のチャンスのはず。バラォンにリベンジし悲願の戴冠、というやや大胆な予想をさせてもらいます。
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by nugueira | 2014-01-30 21:47 | UFC | Comments(0)
 マニー・パッキャオとティモシー・ブラッドリーの再戦が4月12日にラスベガスで行われることが決定。噂されていたプロポドニコフとの試合ではなかったのが驚き。

 このニュースを聞いた瞬間「遂にやってくれるか!」という風に受け止めたかというと、正直そうでもない感じ。負けた後にダイレクトリマッチをしていたならともかく、間に2試合挟んでるので「どうして今さら?」というのが率直な感想。

 これで「次は間違いなくパッキャオが勝つよね」という流れならまだいいのだが、個人的にはそこも怪しいんじゃないのかなあ・・・という気がしている。ブラッドリーはプロポドニコフ戦での苦戦はともかく、マルケス戦ではマルケスのカウンターを封じてスピードで圧倒し、スプリット判定とはいえ内容的には完勝と言っていい勝ち方。格闘技に三段論法が禁物なのは分かっているけど、マルケスを媒介にして比べる限り、1年半の時を経た今ではブラッドリーの方が上なんじゃないのかと思えてならない。
 前回は大いに議論を呼んだ判定だったが、今回は明確な差をつけてブラッドリーがパッキャオを返り討ちにするのでは、というのが現時点の予想。もっともブラッドリーの手数の少ないスタイルがジャッジ受けしないのも確かだろうし、また当日が近づいたら改めて勝敗予想をしようと思うけど。

 パッキャオ的には順当にプロポドニコフを選んでいた方が噛み合う試合ができて、かつ与しやすかったんじゃないのかなあ。かつてのパッキャオは試合前のこういう不安をあっさり覆し続けてきたわけだが、その神通力は今回は通じるのか。
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by nugueira | 2014-01-29 22:13 | ボクシング | Comments(4)

〔こだわり〕バウト

 1月の各賞と2月のおすすめバウトを。

MVP&ベストサブミッション:川尻達也(1/4 UFC Fight Night)
 課題も見えたが、UFC初戦を一本勝ちでクリア。勝てば日本の格闘技ファンが盛り上がる状況で、きっちり結果を出してくれたのは大きい。ゴン格のインタビューによると次戦は4月カナダとのこと。相手はいったい誰だ?

ベストバウト:瀧谷渉太vs匠(1/4 Krush.37)
 両者一歩も退かない打ち合いの末、瀧谷が再びベルトを手中に。瀧谷の魅力を再確認させられた一戦だし、それを引き出した匠も見事。久しぶりの会場観戦だったが、やっぱりKrush最高。

ベストKO:ドナルド・セラーニ(1/26 UFC on FOX)
 右ハイを出す前の左ロー連打、直前のパンチのフェイントと、教科書のようなコンビネーションを久しぶりに見せてもらった。KON受賞もただ納得の一撃。

〔おすすめ〕バウト:ロンダ・ラウジーvsサラ・マクマン(2/22 UFC170)
 アスリートとしての優れた身体能力で腕十字の山を築いてきたラウジーだが、五輪レスラーのマクマンから果たしてテイクダウンを奪えるのか。ラウジーが勝ってさらなる高みへたどり着くのか、女子バンタム級が新しいステージへと移るのか。大きな分水嶺になりそうな一戦。
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by nugueira | 2014-01-28 21:12 | 雑記 | Comments(2)

勝敗予想(1月の決算)

 1月の勝敗予想の集計を。

1/4 UFC FIGHT NIGHT(2/5)
1/4 Krush.37(3/6)
1/16 UFC Fight Night(5/5)
1/26 UFC on Fox(3/6)
1/26 REBELS.23(1/1)


 合計は14/23で的中率60.9%。1月4日で大きく出遅れ、結局挽回できず。2014年は苦難のスタートに。
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by nugueira | 2014-01-27 23:36 | 雑記 | Comments(0)

UFC on FOXの感想

 WOWOWで見た感想を。

ダレン・エルキンス×-○ジェレミー・スティーブンス(判定)
 パンチとローで前に出ていくスティーブンス。エルキンスはタックルからテイクダウンを狙っていくが決まらない。ラウンド中盤にエルキンスが左ミドルを入れたものの、そこから先は蹴りが出ず、動きもおかしくなった感じ。蹴りで足を痛めたか?
 2Rに入ってもスティーブンスが打撃で押し続け、エルキンスはタックルに行くがテイクダウンは取れない、という展開。エルキンスはやはりフットワークが使えておらず、足に異常がありそう。
 3Rにはエルキンスがスピニングチョークへ行くもののスティーブンスが脱出。終盤にはエルキンスの左をもらったスティーブンスが後退し、エルキンスが再びスピニングチョークを狙うが極まらず。追い上げも時すでに遅く、スティーブンスが判定勝利。前回日沖に勝ったエルキンスが完敗。日沖の相対的商品価値が・・・。

ドナルド・セラーニ○-×アドリアーノ・マルチンス(1R KO)
 セラーニが左ローを細かく入れていくが、マルチンスはパンチで応戦。柔術ベースの選手らしいが、パンチも伸びがあって油断できない。セラーニがテイクダウンからマウントを奪うものの、ここはマルチンスがすぐに立ち上がる。セラーニはしばらく打撃で削っていくしかないか・・・というところで右ハイ一閃!食らった瞬間マルチンスが崩れ落ちる完璧な一撃でセラーニがKO勝利。スローで見たらパンチのフェイントで相手の視線をそらしてからのハイ、という昔ミルコがよく見せていたコンビネーション。それまで左ローに相手の意識を集中させた組み立ても含め、お見事なKO。
 大会前に預金がほとんどないことをカミングアウトしたセラーニ。今回はKONの賞金も入ったが、ファイトマネーのご利用は計画的に。

スティペ・ミオシッチ○-×ガブリエル・ゴンザガ(判定)
 前に出て圧力をかけていくのはミオシッチ。パンチの精度ではミオシッチが上回るが、ゴンザガも右クロスを返し、さらにタックルからのテイクダウンも織り交ぜてくるのでやりにくそう。
 しかし2Rに入るとミオシッチがタックルを切るようになり、ゴンザガは下がり続けてパンチをもらう防戦一方の展開に。タックルも完全に苦し紛れで、ジリ貧になってくる。
 3Rにはミオシッチが逆にテイクダウンを奪い、鉄槌の連打で猛攻。KOは奪えなかったものの危なげなく完勝したミオシッチ、これでヴェウドゥム・ブラウンに次ぐ3番手辺りにつけてきたか。

ベンソン・ヘンダーソン○-×ジョシュ・トムソン(判定)
 1R、スタンドで圧力をかけていくベンヘン。トムソンは後ろに組み付くと抱え上げるようにテイクダウンし、そのままバックをキープするとチョーク狙い。いきなり大ピンチを迎えるベンヘンだが、ここを凌ぐとテイクダウンを奪い返し、さらにスタンディング肩固めで反撃。一進一退の攻防が繰り広げられる。
 2Rもベンヘンはスタンドで前に出ていき、組み付くと金網に押し込んでいく。しかしトムソンは再びテイクダウンを奪うとバックをキープ。かなり微妙なラウンドだが、要所要所でいい場面を作ったトムソンの方が印象がいいか。
 3Rは開始早々にパンチを入れたベンヘンがそのままテイクダウンすると、これまでのお返しのようにバックを奪い攻勢。ここで放送席からトムソンが親指を骨折、という情報が。こういう情報が試合中に流れてくるのも結構すごい気がするのだが、とにかく初めてベンヘンが明確にラウンドを取る。これで流れが変わってしまうか。
 しかし4R、手負いのトムソンが蹴り足をつかんでテイクダウン。スタンドに戻った後はバックを奪ったベンヘンがコツコツふくらはぎに蹴りを入れる得意の嫌らしい攻撃。ラウンド終盤にトムソンが再びテイクダウンを奪いバックをキープ。トムソンをおぶって立ち上がったベンヘンが髪をセットし直すと、トムソンは客席を煽ってアピール。最後のパフォーマンス合戦はともかく、これまた微妙なラウンド。
 5Rはベンヘンが飛び込んでのボディブロー、ハイキックで攻勢。トムソンがテイクダウンを取りかける場面もあったが、このラウンドはベンヘンか。
 個人的採点では1・2・4Rがトムソンで3・5Rがベンヘン。ただ2・4Rは微妙な差なので判定割れるだろうなあ・・・と思ったら、やはりスプリットの末にベンヘンが勝利。ベンヘンの圧力と細かい打撃を取るか、トムソンのテイクダウンを取るかは本当に難しいところなので、49-46でベンヘンにつけているジャッジがいたことも含めて納得するしかない判定。ある意味ベンヘンが復帰戦で本領をいかんなく発揮したと言えるか。
 一方のトムソンは試合後に引退を示唆する発言も。この敗戦でタイトル戦線から大きく後退したのは確かだけど、完敗ではないのでもうひと頑張りしてほしかったなあ。こうなると12月のタイトルマッチがペティスの怪我で流れてしまったのが可哀想になってくる。

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by nugueira | 2014-01-26 20:19 | UFC | Comments(0)

REBELS.23の予想

 明日のREBELS、1試合つまみ食いで予想を。

日菜太○-×ジン・シジュン
 GLORYでのランキングも着実に上がっている日菜太。ここで取りこぼしている場合じゃないだろう、ということで快勝を予想。日菜太を的中率稼ぎに利用させてもらっていることに良心の呵責がなくもないのだが。
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by nugueira | 2014-01-25 17:12 | その他(立ち技系) | Comments(0)
 2012年に引き続き、2013年のボクシング名勝負を振り返ります。ベスト10とか区切りのいい数にはこだわらず、個人的に強いインパクトが残った試合を選びました。

ゲンナディ・ゴロフキンvs石田順裕(WBA世界ミドル級タイトルマッチ)
 試合内容からと言うと残念ながら名勝負とは言い難いのだが、昨年ゴロフキンの試合を初めて見て度胆を抜かれたので。類まれなパンチ力と高度な技術という「二物」を与えてしまったボクシングの神に苦情を言いたくなるような存在。個人的に今最も次の試合を見たいボクサーです。

山中慎介vsマルコム・ツニャカオ(WBC世界バンタム級タイトルマッチ)
 3戦3KOと2013年も強さを見せつけた山中だが、ベストは迷うことなくこの試合。劣勢になってもひるむことなく前に出続けたツニャカオも良かったし、逃げ切りを狙わず最終ラウンドにツニャカオを仕留めた山中にも王者のプライドが見てとれた。名勝負はチャンピオンが強いだけでは生まれない、ということを再確認させられた一戦。

ノニト・ドネアvsギジェルモ・リゴンドー(WBA・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦)
 2012年の年末頃から実現を心待ちにしていたカード。同じ時代の同じ階級に強い選手が2人いても対戦するとは限らないボクシングの世界で、この試合が実現してくれたことにまず感謝。試合内容も期待に違わず、派手さはないが緊張感がみなぎる、真剣での斬り合いを見るような一戦。年間ベストバウトを1試合選ぶとしたらやっぱりこれになると思う。

三浦隆司vsセルヒオ・トンプソン(WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ)
 初防衛戦がアウェーで地元のホープと対戦、という時点で三浦劣勢の展開しか思い浮かばなかったのだが、計3度のダウンを奪い合う熱戦の末に見事防衛。三浦は粗さも目立つが、毎回きっちり面白い試合を見せて、しかも勝利を重ねている。内山との統一戦は何としても実現させてほしい。

村田諒太vs柴田明雄(73キロ契約6回戦)
 村田のプロ転向は正直冷やかに捉えていたのだが、そういうシニカルな見方を吹き飛ばすデビュー戦での圧勝劇。ゲスト解説時に見せる海外ボクシングの豊富な知識やクレバーの語り口も合わせて、昨年夏以降は完全に村田シンパになってしまった。ミドル級で対世界の戦いをしていくのは楽ではないし課題もまだまだ多いが、今年も着実なステップアップを続けてほしい。

ダニー・ガルシアvsルーカス・マティセ(WBC世界スーパーライト級王座統一戦)
 ドネアvsリゴンドーと同様、この2人が遂に戦うのか!とカード決定時から興奮させられた試合。マティセの一撃KOシーンには度胆を抜かれ続けたが、この試合ではガルシアが激戦を制した。敗れたマティセもあわや、という場面を作り、非常に見応えのある名勝負。

ノニト・ドネアvsビック・ダルチニャン(フェザー級10回戦)
 ドネアのフェザー級初戦の試し斬り、としか見えなかった試合でダルチニャンがあわや大番狂わせ、という激戦を演じてみせるのだからボクシングは分からない。勝負論的には「相手の土俵に乗っかりすぎ」とも言えるのだが、ドネアは毎回名勝負を生み出してくれてハズレがない。

八重樫東vsエドガル・ソーサ(WBC世界フライ級タイトルマッチ)
 実力派チャンピオン揃いの日本ボクシング界だが、八重樫は「強さ」というよりも「巧さ」「老獪さ」を感じさせる点で他の王者とは一線を画している印象。派手なKOはないのだが、見ていて唸らされることが多い。指名挑戦者ソーサを最後までスピードで翻弄し続けたこの試合は本当にシビれた。

内山高志vs金子大樹(WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ)
 強い王者がそのまま勝ってしまうと名勝負にはならず、そういう意味で井岡なんかは名勝負選から外れてしまうのだが、この一戦は金子の粘りによって文句なしの名勝負に。ダウンを奪われ追い込まれたことで、逆に内山の強さが際立った試合でもあった。

 UFC編は気が向いたら書こうと思います・・・。
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by nugueira | 2014-01-24 23:45 | ボクシング | Comments(2)
 エキサイトマッチの感想を。

 まずWBA世界フェザー級タイトルマッチ、クリス・ジョン vs シンピウェ・ベチェカ。ベチュカって昔長谷川と対戦した選手か。
 1Rはジョンが独特の角度からのパンチで先手。この後もジョンは前に出て手数は出し続けるのだが、少々ぶん回し過ぎか。対するベチュカは上手く間合いを取ってジャブを突き刺していく。
 ジョンが前に出るものの攻めが一本調子になってしまい、いまいちペースに乗りきれないまま迎えた5R。ベチュカがジャブから追い打ちのパンチを入れる場面が増え、ジョンが突如としてめった打ちに。レフェリーがスリップの判定を繰り返したためダウンこそ奪われなかったものの、ジョンは一気に大ピンチへ追い込まれる。
 ジョンにダメージの色が濃い6R、ベチュカは前のラウンドの勢いそのままに連打を入れ続け、ジョンが遂にダウン。このラウンドは何とか耐えたもののインターバル中にギブアップし試合終了。18度にわたる防衛を重ねた絶対王者が遂に陥落の時を迎えた。
 海外ボクシングに対するアンテナが低く、恥ずかしながらこの結果はエキサイトマッチで初めて知った。まあその方が臨場感を持って試合を見れるのでアンテナ低いままでいいかな、と開きなおっているのだが。それにしても絶対王者が負ける瞬間というのはこんなにあっけないものなのか。

 続いてWBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、スコット・クィッグ vs ディエゴ・シルバ。序盤から両者ガンガン打って出ていく好勝負。ラウンド終盤はクィッグが押し気味だったか・・・と思った2R、クィッグの右アッパーがクリーンヒットしシルバがダウン!クィッグは追撃の手を緩めず、最後は打ちおろしの右フックを食らわせシルバが大の字にダウンし試合終了。クィッグは初めて見たけどいい選手だな。

 最後はWBA・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、ギジェルモ・リゴンドー vs ジョセフ・アグベコ。
 1R、リゴンドーはジャブを入れつつアグベコが射程距離に入ると鋭い左アッパー。こうなるとアグベコは飛び込めなくなる。3R辺りで既にアグベコは打つ手がなくなった様子で、リゴンドーが自分のやりたい試合の「型」に相手を上手くはめこんだ感じ。リゴンドーはこういうところが本当に上手い。
 リゴンドーはこの後も手数は決して多くないものの、一発一発正確なパンチでアグベコを攻め、6Rにはボディストレートを連発。まるでスパーリングをしているかのような余裕を漂わせる。
 こうなると後はKOシーンを見せてもらいたいところだが、後半に入ってもリゴンドーはペースが落ちない代わりに必要以上の攻撃は仕掛けず、無理をする気はなさそうな様子。悪い意味でメイウェザーの試合を見ているような気分になってくる。
 結局リゴンドーは最後までアグベコに有効打の一発も許さず、三者120-108という文句なしの判定勝利。ただ盤石の勝利ではあったけど、面白みという点では・・・。もっと倒しにいく姿勢を見せないとビジネス面での冷遇は続きそう。

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by nugueira | 2014-01-23 23:53 | ボクシング | Comments(0)
 先週のUFNのメインを見たので感想を。

ルーク・ロックホールド○-×コンスタンティノス・フィリッポウ(1R TKO)
 スタンドでの間合いの測り合い。基本的にロックホールドが圧力をかけ、フィリッポウがパンチで前に出るとスッとバックステップ。ロックホールドがパンチを入れて組み付くが、ここはフィリッポウが離れる。ロックホールドの左ハイ・ミドルの数が増えてきた・・・と思ったら何発目かの左ミドルが入ったところでフィリッポウがうずくまるようにダウンし、ロックホールドが追撃に入ったところでレフェリーストップ。
 
 ロックホールドはお釣りがくるとまでは言えないけど、ベウフォート戦の負けをある程度払拭するKO勝利。フィニッシュがやや唐突すぎて、今後どこまで期待していいのか微妙な感じもするが。
 一方のフィリッポウはテイクダウンから漬け込まれるならともかく、自分の土俵のスタンド勝負でなすすべなくKO負け。これはちょっと言い訳が効かないな。
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by nugueira | 2014-01-22 21:28 | UFC | Comments(0)