反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

<   2013年 12月 ( 31 )   > この月の画像一覧

井岡vsアルバラード

 今年最後の更新はTBSのボクシング中継。
 
 まずライトフライ級10回戦、宮崎亮vsファーラン・サックリリン Jr.。前日の計量での憔悴ぶりが報じられていた宮崎だが、顔は真っ白で出だしから動きが悪い、というよりフットワークが全く使えていない状態。1R終盤にはサックリリンの左フックでいきなりグラついてしまう。
 リーチ差がある相手なので懐に入って距離を潰さなければいけない宮崎だが、持ち味のアグレッシブさや出入りの速さは全く見られず、2Rも踏み込むことができない。迎えた3R、ここまでもたびたび宮崎を捉えていたサックリリンの左が一気に当たりだし、最後は宮崎の右に合わせて左フックが入り宮崎ダウン。立ち上がった宮崎は足元がおぼつかず、レフェリーが試合をストップ。
 サックリリンもいい選手だったのだろうけど、試合はそれ以前の段階で決まってしまっていた。元世界王者がここまでハッキリと調整ミスが原因で負けるのを見るのは初めてかも。じゃあフライ級に上げるかといったらそう簡単な問題じゃないだろうし、宮崎の再起の道筋が全く見えなくなってしまった。

 続いてWBA世界ライトフライ級タイトルマッチ、井岡一翔vsフェリックス・アルバラード。1Rからアルバラードが手数を出していくが、井岡も左ボディでアルバラードをのけぞらせ反撃。これ以降も手数はアルバラード、井岡は要所要所の右ストレートや左右のボディで攻勢、という展開になるが、2Rから早くもアルバラードの空振りが目立ってくる。
 アルバラードは連打は出すのだが、井岡がバックステップやダッキングで全くヒットを許さず、ディフェンスで試合を支配してしまっている形に。一方のアルバラードは井岡のパンチで左目が塞がりはじめ、4Rには早くもドクターチェックが入る。後がなくなったアルバラードは圧力を強めるが井岡は依然として有効打を許さず、5Rには目に見えてパンチが粗くなったアルバラードに対し攻防一体の緻密なボクシングで試合をコントロール。気づけばいつも通りの井岡のゲームになっている。
 こうなると焦点は井岡がいつKOで終わらせるかになってくるが、アルバラードは劣勢になりながらも前進と連打を止めず、井岡に攻撃の暇を与えない。井岡は上下に散らした攻めを続け、10Rには2度目のドクターチェック。さらにはカウンターの左フックでアルバラードのマウスピースを吹き飛ばすが、これでもアルバラードは倒れない。
 井岡は最終ラウンドまで左フックを叩き込むもののタフなアルバラードを崩せず、3年連続の大晦日KO防衛はならず。それでもピンチらしいピンチの全くない完璧な内容で3度目の防衛に成功。前半のアルバラードの連打を捌き続けた場面なんかはディフェンスだけで銭の取れる内容で、KOできなかったのもアルバラードのタフさを讃えるしかない感じ。
 来年の井岡は3階級制覇が最大の目標になるはずだが、これだけのパフォーマンスを見せてきた後だけに、もはや問われるのは結果・内容だけではなく対戦相手。それこそ先にフライ級王者となっている八重樫との再戦や、フライ級ではスルーし続けたロマゴンとの対戦という話は浮上して何らおかしくないし、ファンもそれを要求してくる。当然ながらリスクも大きいそういった選択肢から逃げずに立ち向かってくれるのか。井岡本人というより、TBSを含めた井岡陣営の決断が問われることになる。

 テレ東の方の感想はまた明日。人気ブログランキングへ
[PR]
by nugueira | 2013-12-31 22:50 | ボクシング | Comments(5)
 フジで放送していた『ジャイアント・キリング』を視聴。期待通りというか期待以上の面白さで、ついつい最後まで見ちゃった。序盤は一部見逃しているので後で録画で確認するのと、明日は朝から外出予定であまり時間もないので、とりあえず1回戦を中心にザザッと感想を。

・世界予選が想像以上にガチ。ボビーやアーツを勝たせるための仕込みかと思ってたら、この辺のメンバーが根こそぎ負けちゃってんの。マイティー・モーなんて2秒ぐらいしか映ってなかったぞ。

・しかも予選勝ち上がり組の強いこと。あのズールー族とかストロングマンなんて、世が世なら谷川さんがオファー出してますよ。まあそういう世じゃないからこういう番組が作られてるんだけど。

・アリスターまさかの初戦敗退。やはり2月に試合を控えている身ではステロイドは控えざるを得なかったか。

・朝青竜まさかまさかのドタキャン。でもここまで来ると逆に面白かった。リアル「一寸先はハプニング」ですよ。フジもこういう事態を見越して「最強のリザーバー」としてカレリン辺りを用意しておけばよかったのに。

・ヒョードルvs白鵬、ヒョードル勝利の瞬間に昨日のアンデウソンKO負けの瞬間と同じぐらいの声量で叫んじゃいました。いやー、本当に鳥肌立ったわ。まあ白鵬含め、現役力士勢は初場所を控えているからあまり無理できないという事情はあったのかもしれないけど。

・バンナvsハント、紹介Vでハントvsビッグフットの試合映像。しかもBGMが『パシフィック・リム』のテーマ曲。なんかもう、佐藤大輔が我々のやってほしいことを根こそぎやってくれたという感じ。

・桜庭の紹介V、グレイシーとの試合はやっぱり動画を使ってほしかった。権利上の問題はなかったけど、フジサイドがPRIDEの映像使用に難色を示したみたいね。つまらないことにこだわりやがって。

・Dブロック後半がいきなりダイジェスト。煽りVは作っていたはずだが、放送時間が足りなくなったのかな。後日YouTubeにでもアップしてくれないもんだろうか。

 全体の感想はまた改めて。人気ブログランキングへ
[PR]
by nugueira | 2013-12-30 23:49 | 雑記 | Comments(2)
 メイン以外の試合の感想を。

ダスティン・ポイエー○-×ディエゴ・ブランダオン(1R TKO)
 序盤から両者の打撃が交錯。ポイエーは右のパンチを効かされ危ない場面もあったが、1R終盤にケージ際でのパンチ連打から引っこ抜くようにテイクダウン、パウンド連打で一気に勝負を決め逆転勝利。ブランダオンが大幅に計量オーバーした中での試合だったが、ポワリエが勝ってくれて一安心。やっぱりあれだな、契約が守れない奴は仕事でも出世しないんだな。

ジム・ミラー○-×ファブリシオ・カモエス(1R アームバー)
 序盤の打撃戦ではカモエスがやや優勢だったが、蹴り足をつかんだミラーがそのままテイクダウン。カモエスに上を奪い返されるものの、下からアームバーを狙うと相手の足を一緒にクラッチしたまま極めてしまい一本。あの体勢からよく極めきったな。SONはロンダよりこっちの方が相応しかったと思う。

グレイソン・チバウ×-○マイケル・ジョンソン(2R KO)
 1Rはパンチの応酬。組み付きからケージに押し込む動きも交えたチバウがやや優勢に進めているが、ジョンソンもラウンド中盤からボディを中心に反撃。
 しかし2Rに入った途端チバウのパンチがさっぱり当たらなくなり、逆にジョンソンが左フックでテンプルを打ち抜きチバウがダウン。ジョンソンが逆転KOで勝利。解説の高阪が言っていたようにジョンソンは途中で距離の設定を変えたんだろうけど、実にお見事。ローゾン戦の勝利がフロックでないことを証明した形で、じわりと存在感を増してきた。

ジョシュ・バーネット×-○トラヴィス・ブラウン(1R KO)
 開始早々ブラウンのパンチがヒット。ジョシュは間合いを詰めてクリンチに行くもののテイクダウンは奪えず、突き放されてしまう。ジョシュがブラウンのヒザを食らいながらもタックルに行くがテイクダウンはできず、両膝を着いた状態でブラウンのヒジをもらい続け、崩れ落ちたところでレフェリーがストップ。UFC復帰2戦目はあまりに呆気ないKO負けに終わってしまった。
 結果論として入場時からジョシュの動きが悪そうな印象はあったのだが、この負け方はさすがにショック。これでブラウンはゴンザガ、アリスター、ジョシュ相手に3連続KO。ヴェラスケスの復帰までもう少し時間がかかるが、果たしてヴェウドゥムはブラウンとの試合を受けてくれるのか。

クリス・リーベン×-○ユライア・ホール(1R TKO)
 ここでまた前座試合挿入。開始早々ホールが跳びヒザ。この後はリーベンが前に出ていくが、ホールはサークリングから遠い間合いのパンチ、さらにヒザを入れてリーベンを削ると、ラウンド終盤に右フックでダウンを奪う。リーベンはラウンド終了のホーンに救われるものの、続行はできずホールがKO勝利。ホールは「期待倒れ」というツイッター上の感想しか見たことがなく試合映像を見るのはこれが初めてだが、今回はお見事な内容。

ロンダ・ラウジー○-×ミーシャ・テイト(3R 腕十字)
 ロンダが鬼のような形相で入場。昔雑誌で見た、ドン・中矢・ニールセン戦直前の前田日明のような眼をしてる。
 ロンダが先にテイクダウンを奪うと、起き上がったミーシャが上を奪い返す。ロンダは下から三角を狙い、スタンドに戻った後は腰投げや内股で立て続けにテイクダウン。しかしミーシャも一本は許さず1R終了のホーン。ロンダはMMA人生初の2Rを迎えることに。
 2Rもロンダが払い腰から次々とテイクダウンに成功。マウントから必殺の腕十字を狙うが、ここはミーシャがディフェンス。ロンダはならばと横三角へ移行するが、ここもミーシャは何とか凌いで2Rが終了。
 ここまでロンダの寝技を凌ぎ続けてきたミーシャだが消耗は激しい様子で、3R開始早々にロンダがまたもテイクダウン。バックから腕十字に行くとミーシャにこれを防ぐ余力はなく、遂にタップ。
 ミーシャが粘りはしたものの内容的にはロンダのワンサイドゲームだし、試合レベルに議論の余地があるのは確か。ただこの試合はそういう技術論を超えた「殺し」の空気がビンビン漂っていて、FONに選ばれたのも納得するしかない一戦だった。試合後の握手拒否も含めて、ロンダはやっぱり凄いわ。
 ロンダの次戦は2月にサラ・マクマン相手の防衛戦が決定。今回の試合でも「腕十字のディフェンスに徹すればある程度凌げる」ことは明らかになったわけで、五輪メダリストという点でロンダと同等、あるいはそれ以上のフィジカルを持つであろうマクマンとの試合は真価が問われる一戦になりそう。

 一本・KOの多いいい興業だった。人気ブログランキングへ
[PR]
by nugueira | 2013-12-30 17:45 | UFC | Comments(2)
 余りに、余りに衝撃的すぎたUFC168のメイン。とにかく感想を。

クリス・ワイドマン○-×アンデウソン・シウバ(2R TKO)
 アンデウソンはしゃがみこんだ姿勢で精神統一するようにじっと固まった後、入場の花道へ。表情は落ち着いているとも取れるし、覇気がないようにも見える。対するワイドマンは自信をうかがわせる表情を見せながら堂々の入場。やはりアンデウソンは雰囲気に呑まれてしまっている感じがするか。

 1R、ガードを上げたアンデウソンにワイドマンがタックルからテイクダウン。アンデウソンは尻餅をついただけですぐに立ち上がると、ケージ際でワイドマンのタックルを堪えながら首相撲の体勢へ。アンデウソンが首相撲からのヒザを入れていくが、ワイドマンがその体勢のまま右フックを入れるとアンデウソンがダウン。そのまま上を取ったワイドマンは鋭いパウンド、さらにヒザを連打。アンデウソンは体を密着させながら三角を狙うが、ワイドマンはそれをディフェンスしながらなおもパウンド。後半はアンデウソンが上手くパウンドをかわしたが、1Rは完全にワイドマンが取った。
 2R早々にアンデウソンのインローがヒット。ここからは打撃戦の展開が続き、クリーンヒットはないがアンデウソンがリズムをつかんできたか・・・と思った瞬間、ワイドマンにローをカットされたアンデウソンが吹き飛ぶように自らマットに背をつけダウン。誰も想像だにしなかった結末で、ワイドマンがアンデウソンを返り討ちにしベルトを防衛。

 決着の瞬間「昔のニコラス・ペタスと同じやつか?」と思ったが、スロー映像を見るとまさにかつてのペタスと同様、ローをカットされたアンデウソンの左スネが曲がってはいけない方向に曲がっていた。回復に要する期間と年齢を考えると、アンデウソンの選手生命はこれで絶たれたと考えるのが妥当か。もとからこの試合限りでの引退を匂わせていたアンデウソンだが、こういう形でリタイアが決定づけられることは本人も予想すらしていなかったはず。

 一方のワイドマンの表情にも、勝者が浮かべるべき充実感や清々しさは見られず。1Rはアンデウソンを完全に圧倒していたし、2Rもアクシデントというよりはカットしたワイドマンを褒めるべき。前回の勝利が偶然ではないことを証明したのは間違いないのだが、それでも今後「あの時アンデウソンが骨折していなければ」という議論が付きまとってしまうであろうことも事実。「アンデウソンに2度勝った男」をそのまますんなりと「アンデウソンを超えた男」に位置づけることができないのは、歴史の皮肉か。

 事前の予想でも書いたように今年のUFCは「絶対王者神話の崩壊」が一つの大きな流れになっていたが、そんな激動の1年のフィナーレを飾る試合はやはり、というより想像を遥かに超えるショッキングな結末だった。ただ、本人もファンも現役続行に未練の出しようがないこのエンディングは、不謹慎ながら「神話」の終焉には相応しいのではないか、とすら思えてくる。2013年という年とともに、MMAにおける一つの歴史が完全なる終幕を迎えた。

 残りの試合の感想は改めて。人気ブログランキングへ
[PR]
by nugueira | 2013-12-29 17:26 | UFC | Comments(4)
 明日からはUFCや大晦日ボクシングの観戦記、年明けの大会の勝敗予想と色々立て込みそうなので、恒例の[こだわり]バウトを早めに。とはいえMVP・ベストバウト等は大晦日が終わるまで待ちたいので、1月のおすすめバウトを先行して書かせてもらいます。

[おすすめ]バウト:大月晴明vs青津潤平(1/4 Krush.37)
 UFCのベンヘンvsトムソン辺りも気になるのだが、今回久しぶりにKrushを会場観戦することもありこのカードを選出。復帰戦では1ラウンドKO、先日も及川相手に7Rに及ぶ激戦を制した大月。ショートスパンでの連戦となりコンディション面が心配だが、「爆腕」の炸裂を久しぶりに生で見せてほしい。

 久しぶりにブログ速報やるか。人気ブログランキングへ
[PR]
by nugueira | 2013-12-28 12:13 | 雑記 | Comments(0)

UFC168の予想

 今年のUFCのトリを飾る恒例の年末ラスベガス大会。主要カードの予想を。

デニス・シバー○-×マンヴェル・ガンバリャン
 スワンソンにKO負けを喫して出直しとなるシバー。フェザー転向後2連勝の実績を考えれば、今回のガンバリャンはまあどうにかなる相手か。

グレイソン・チバウ○-×マイケル・ジョンソン
 勝ったり負けたりが続いていたが、ヴァーナーを破って多少存在感を増してきたチバウ。相手のジョンソンは前回ローゾンを破っている選手だが、チバウが手堅く勝ちそう。

ダスティン・ポワリエ○-×ディエゴ・ブランダオ
 コクを破って上位グループに踏みとどまったポワリエ。相手のブランダオは3連勝中だが上位陣との対戦経験はないし、ポワリエが普通に勝ちそう。

ジム・ミラー○-×ファブリシオ・カモエス
 一時期タイトル挑戦者候補の最右翼にもいたものの、このところパッとしない戦績が続くミラー。相手のカモエスは出戻り組かつ前回黒星の選手だし、ここで負けると本当にどうしようもなくなってくる。何とか踏みとどまってほしい。

ジョシュ・バーネット○-×トラヴィス・ブラウン
 ジョシュのUFC出戻り2戦目の相手はブラウン。印象としては中堅グループの選手だが、ここ2戦はゴンザガ、アリスターをKOしており油断はできなさそう。ミア戦と同じような感じで突っ込むと少々危ないか。とはいえクリアできない相手ではないはずなので、勝ってタイトル戦線へ突き進んで欲しい。これでブラウンが勝てばそのままタイトルに挑戦させても文句はないので、どっちに転んでもUFCは損しないのかもしれないが。

ロンダ・ラウジー○-×ミーシャ・テイト
 セミは女子バンタム級タイトルマッチ。TUFはこの2人の仲の悪さで相当盛り上がったという話も聞いたが、試合に関してはあまり盛り上がる余地はなさそう。ラウジーが必殺の腕十字で一本か。

クリス・ワイドマン○-×アンデウソン・シウバ
 今年のUFCを一言で表すと「絶対王者時代の終焉」。ミドル級・ライト級で王座交代が起き、ウェルター級もGSPが王座返上。JJもグスタフソン相手にあわや王座陥落の大苦戦を強いられた。この流れの口火を切ったのが7月のアンデウソンvsワイドマンなわけで、その再戦が2013年の大トリを飾るのはある意味当然の流れか。
 焦点は「前回のアンデウソンのKO負けは単なるポカだったのか」という点になってくるのだが、多少の油断はあったにせよワイドマンがアンデウソンのペースに巻き込まれず、最後までスタンドで押し切って勝ったのは事実。仮にアンデウソンが慎重に戦ったとしても、ワイドマンには高いテイクダウン能力というもう一つの武器がある。リマッチは前回勝っている方が精神的に優位という定説も踏まえれば、ワイドマンがアンデウソンを返り討ちにすると見ておくのが妥当では。せっかく進んだ時計の針をここで巻き戻されてもなあ、という思いも正直あるし。

 ただオッズはアンデウソンが有利。人気ブログランキングへ
[PR]
by nugueira | 2013-12-27 15:10 | UFC | Comments(2)

INOKI BOM-BA-YE 2013の予想

 たまアリ興業の消滅は先日触れたが、「大晦日興業」という意味では微妙ながらも伝統を守り続けているIGF。MMAマッチの予想を。

北岡悟○-×ラマザン・エセンバエフ
 DEEPとパンクラスの間で揺れていたはずの北岡が参戦。相手のエセンバエフについて情報がないが、ここで負けるとDEEPもパンクラスも立場がないと思うのできっちり結果を出してほしい。でも北岡にとって大晦日って鬼門なんだよなあ。

青木真也○-×TOSHI
 青木の相手はマッハ道場のTOSHI・・・誰?「UFC中心の格闘技界へのアンチテーゼ」という題目を唱えられても、こういう相手と戦ってる時点で「何やってんだか」という話になっちゃうよなあ。青木が今の時点でUFCに行かないのはこれまでの言動からすれば理解のできるところなのだが、さすがにフォローし辛くなってきた。

藤田和之×-○石井慧
 MMAルールといいつつ「IGFチャンピオンシップ防衛戦」なのが不安になるところなのだが、これガチだよね?ヒョードルに負けた後は外国人相手に6連勝の石井。そろそろUFCも視野に入ってくる位置にいるはずなので、ここは手加減なしで藤田を仕留めてほしい。
[PR]
by nugueira | 2013-12-26 23:18 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

UFCのデジタル配信

 UFCが新デジタルネットワークUFC Fight Passを開始。1月のシンガポール大会から生配信が開始されることに。

 これまでの「アメリカ国内ではPPVなり無料ケーブル中継なりでライブ放送」というスタイルから舵を切ることが正式に決定。まあ「年間50大会」を掲げた時点で全大会アメリカでの中継は前提にしていなかっただろうし、ビジネスとして次のステップに進んだということか。よく分からないけどF1グランプリだってヨーロッパの中継時間に合わせてレースをしているわけではないだろうから、それと同じ世界になった、ということなのでは。

 これでナンバーシリーズ以外は「アメリカ中継に合わせて変な時間に大会が始まる」という縛りがなくなるわけで、アメリカ以外のファンにとってはある意味朗報なのでは。いつか来る(はずの)次回日本大会では9時半にたまアリに座っている必要はなくなるわけですよ(個人的には「メインが終わって日の高い中、飲み屋へ向かう」というシチュエーションが嫌いではなかったので、やや微妙な気分ではあるが)。

 次なる問題はこの新サービスに加入するか否か、という点。日本語解説がないことをネガティブに評価する向きもあるけど、月1000円ちょっとで見れるなら安い買い物かな、という気がする。家族とのテレビ争奪戦にもならずに済むし、少なくともFOXbsよりはハードルが低いか。
 とはいえ実際に大会開催ペースがどうなるのかイマイチ見えてこない部分もあるので、しばらくは様子見をさせてもらいます。1月4日はもともとKrush観戦を組んでいるのでシンガポール大会をライブで見る気はなかったし。
[PR]
by nugueira | 2013-12-24 23:40 | UFC | Comments(2)

GLORY 13の感想

 BSフジで見たアーツ引退興行の感想を。

ジェロム・レ・バンナ×-○セルゲイ・ハリトーノフ(判定)
 ハリトーノフはえらい増量した印象。ストライクフォースに出てる頃より明らかに身体が大きくなってる、というか無理やりデカくしている。
 1Rはそのハリトーノフが圧力をかけ続けるが、バンナも左ミドルを着実に入れて落ち着いて対処している感じ。2Rに入ってもバンナは圧力をかけられつつ有効打の数では五分の展開を続けるのだが、ハリトーノフが一発一発の重さで上回ったのか、左フックをもらったバンナがヒザをつくようにダウン。再開後も右ストレートで2度目のダウンを奪われ、試合をほぼ決定づけられてしまう。
 バンナは3Rにもダウンを奪われ、KOは免れたものの完敗。動き自体は決して悪くなかったし、K-1末期の頃よりは断然よかったと思うのだが。ハリトーノフもパワープレーで勝利をものにしたが、これ以上の伸びしろがあるかというと微妙な印象。

ダニエル・ギタ○-×エロール・ジマーマン(1R KO)
 開始と同時にギタが左ロー・左ミドルの連打でジマーマンを押し込むと、最後はカウンターの左フック一発。ジマーマンは足元から崩れ落ちそのまま立ち上がれず、ギタがわずか35秒での衝撃KO勝利。昨年の大晦日にシュルトに敗れて以降負けが込んでいたが、久々にKO製造機の本領発揮となる快勝劇。いやー、鳥肌立った。

ニキー・ホルツケン○-×カラペット・カラペティアン(判定)
ジョセフ・バルテリーニ○-×レイモンド・ダニエルス(3R KO)

 ウェルター級トーナメントの準決勝。まずホルツケンはドンピシャのタイミングで打ち込む左フックでダウンを重ね大差の判定勝利。もう一方の試合はバルテリーニがローを効かせてからの右ハイ一発というお手本のような組み立てでKO。どちらも説得力十分の勝ち方で決勝へ。

ニキー・ホルツケン○-×ジョセフ・バルテリーニ(3R TKO)
 決勝は互いに手数を出し続ける打ち合いとなったものの、ホルツケンが準決勝同様に左フックを要所で入れ続けペースを握る。最後は試合終了間際の乱打戦で右を打ち抜きフィニッシュ。文句なしのKOでトーナメントを制覇した。
 ホルツケンはMAXで何度か試合を見ているはずだが、こんなに強い選手だったっけ?適正体重で試合をしてポテンシャルが全開になったのかもしれないが、大化けしたなあ。

レミー・ボンヤスキー×-○アンデウソン・“ブラドック”・シウバ(判定)
 ブラドックの試合を初めて見たが、一発の重さも連打のキレもあり、確かにいい選手。対するレミーも動きは悪くなく、蹴りを中心に手数を出し続けて簡単にはブラドックのペースにさせない。
 1Rはシウバが手数で優勢だったが、2Rに入った途端レミーがミドルの連打で反撃。シウバのパンチをもらった中盤に一度動きが落ちるが、ラウンド後半には再び持ち直す。3Rに入るとスタミナ切れか手数がガクッと落ちたブラドックをほぼ一方的に攻め立てて試合終了。
 2・3Rをレミーが取ったか・・・と思ったものの判定は三者ともブラドック。確かに2Rは微妙な内容でパンチを効かせたブラドックに入ってもおかしくはないのだが。レミーが非常にいいパフォーマンスを見せてくれていただけに残念。

ピーター・アーツ×-○リコ・ベホーベン(判定)
 開始と同時に前に出たアーツが右のパンチとハイキックで攻勢。相変わらずの年齢を感じさせない動きを見せる。対するベホーベンもロー中心の組み立てで、丁寧に戦っている印象。
 2Rも圧力をかけ続けるアーツだが、徐々にベホーベンのローを効かされ動きが落ちてくる。アーツはひるむことなく最後まで前に出て攻め続けるが、決定打を入れることはできず3Rが終了。
 なぜか一人がアーツに入れる不可解ジャッジがあったが、ベホーベンが判定で勝利。アーツは引退試合を勝利で飾ることはできなかったが、お茶を濁すことなく20歳近く歳の離れたバリバリの若手と戦ってくれたこと自体が賞賛に値する。
 自分が格闘技観戦にハマったのは2000年のPRIDE.10からなのだが、それ以前からK-1だけは見ていて、98年のアーツの3試合連続1ラウンドKOによるGP制覇は鮮烈に印象に残っている。格闘技ファン以外の層にも届く「遠心力」をもち、それを40代まで維持し続けたという点においては間違いなく空前絶後の存在。
 ありきたりな表現だが、リングを去る選手に格闘技ファンからかける言葉はやはりこれ以外に思いつかない。本当におつかれさまでした。

 久保は負けたか。人気ブログランキングへ
[PR]
by nugueira | 2013-12-23 23:35 | その他(立ち技系) | Comments(2)
 今さら触れるのも何だが、今年は大晦日のさいたまスーパーアリーナ興業が行われないことが確定。2001年のINOKI BOM-BA-YE に始まる年の瀬風物詩の歴史は12年で幕を閉じた。

 史上初の大晦日格闘技中継に始まり、3局競合となった2003年、PRIDE地上波が打ち切られた2006年、最後の地上波中継となった2010年・・・と、この間の格闘技業界を巡る栄枯盛衰をそのまま反映したかのような12年。ここ2年はIGF、Gloryとパートナーを替えながらイベントの存続を図ってきたが、遂に力尽きた。
 個人的には大晦日一発だけの興業というここ2年の形態があまりにいびつだったと思っており、たまアリ興業の消滅も比較的冷静に受け止めているのが正直なところ。大晦日興業の功績は評価しつつ、日本の格闘技が呪縛から逃れてリセットする一つの区切り、と無理やりでも前向きに捉えるしかないでしょう。

 それにしてもここ12年、自分の大晦日は格闘技中心に回っていたよなあ・・・と思いながら、過去の大晦日興業を自分がどこで見ていたかを改めて整理。

2001年…INOKI BOM-BA-YE 2001を会場観戦
2002年…INOKI BOM-BA-YE 2002を会場観戦
2003年…PRIDE男祭り2003を会場観戦
2004年…PRIDE男祭り2004を会場観戦
2005年…PRIDE男祭り2005を会場観戦
2006年…PRIDE男祭り2006を会場観戦
2007年…やれんのか!大晦日2007をパブリックビューイング観戦
2008年…Dynamite!!を地上波観戦
2009年…Dynamite!!を会場観戦
2010年…Dynamite!!を地上波観戦
2011年…元気ですか!大晦日2011を会場観戦
2012年…仕事のためDREAM.18 & GLORY 4は観戦できず

 12回中8回を会場観戦。結婚後も会場観戦2回・パブリックビューイング1回だから最大限頑張ったというところか。
 こうして大晦日たまアリ興業の歴史が終わってみると、「皆勤賞」の人がどのくらいいたのかも気になるところ。「自分は大晦日のたまアリを○回見に行った」というコメント、バシバシお待ちしております。

 IGFはさすがに見に行かない。人気ブログランキングへ
[PR]
by nugueira | 2013-12-22 22:03 | 雑記 | Comments(4)