反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

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 エキサイトマッチを視聴。まずはゾウ・シミンvsヘスス・オルテガ。
 プロ2戦目となるシミン、1Rから出入りの速さと回転力で優勢。プロデビュー戦で見せていたハメドスタイルはさすがにやめたか。3Rに入るとシミンが回転を上げて一気に押し込むが、シミンもそれなりに被弾しているし空振りも多いのが気になる。
 相手のオルテガもそれなりに頑張っているのだがさすがにシミンの回転力に対抗できず、4Rにはクリーンヒットをもらう回数が増えてくる。一方のシミンも力任せというか手数任せというか、金メダリストにしては荒っぽい試合運び。
 5R以降はシミンの手数もやや落ち始めたものの、大差の判定でシミンが勝利。ただアグレッシブに押しまくったもののダウンは奪うことができず、この前の井上と同じで相手の健闘の方が目だってしまった感じ。この辺りは軽量級であることも考慮しないといけないのかもしれないけど。

 続いてWBA・WBO世界フライ級タイトルマッチ、ファン・フランシスコ・エストラーダvsミラン・メリンド。
 1Rは途中までエストラーダが先手を取り続けるものの、終盤にメリンドの左フックが入りエストラーダが一瞬腰を落とす。エストラーダも2Rはボディから上へのコンビネーションで反撃、といい試合になってくる。3Rに入るとエストラーダがメリンドの距離を上手く外していなし始めるが、それでもメリンドが所々で印象の強いパンチを入れてくる。全体としてペースを作っているのはエストラーダなのだが、手数のエストラーダ、一発のメリンドという競った展開で前半戦が終了。
 しかし8Rに近距離での打ち合いになると、最初はロープを背負っていたエストラーダが手数でメリンドを押し返す。これで流れが一気に傾いたか、完全にエストラーダのペースに。こうなるとKO狙いでガムシャラに攻めるしかないメリンドだがエストラーダを崩すことはできず、逆に終盤はミランドがガス欠の状態に。11Rにはエストラーダがカウンターの左でダウンを奪うと、12Rもダウン寸前までメリンドを追い込む一方的な展開となり、大差の判定でエストラーダが勝利。
 両者ともに積極的に打っていくスタイルだったが、丁寧に左を突くところといい間合いの取り方といい、試合の組み立て方でエストラーダが完全に上回っていた感じ。この階級だと今後日本勢との絡みもありうるだろうけど、エストラーダを切り崩すのは簡単じゃなさそう。
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by nugueira | 2013-08-31 23:55 | ボクシング | Comments(2)

[こだわり]バウト

 8月の各賞及び9月のおすすめバウトを。

MVP:村田諒太(8/25 73キロ契約6回戦)
 それなりに苦戦するのではと予想する向きもあったプロデビュー戦で、東洋太平洋王者に何もさせずKO勝利。この階級で世界のベルトを狙うのは相当無謀な挑戦なのだが、ひょっとしたら・・・と思わせるほどのインパクトがあった。

ベストバウト:三浦隆司vsセルヒオ・トンプソン(8/18 WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ)
 大苦戦が予想された敵地での初防衛戦で、倒し倒されの激闘の末に防衛を果たした三浦がお見事。トンプソンはレフェリングに助けられている面も相当あったが、最後までハラハラしっぱなしの好勝負だった。

ベストKO:長谷川穂積(8/12 56・7キロ契約10回戦)
 対戦相手のレベルを考慮する必要はあるが、長谷川にとって久しぶりのスカ勝ち。道は限りなく細く険しいが、最後の大勝負を実現させてほしい。

ベストサブミッション:チェール・ソネン(8/18 UFC26)
 一本を取るまでの試合運びも含めて、まさに圧倒的な試合内容。正直最近のソネンはトーク先行・キャラクター先行のイメージが強かったのだが、ここ一番で存在感を示すのがさすが。

[おすすめ]バウト:岡見勇信vsホナウド・ジャカレイ・ソウザ(9/4 UFC Fight Night)
 3連勝中と好調の岡見が迎える大一番。敵地でジャカレイを相手にするのは正直厳しい状況だが、勝ってトップ戦線に踏みとどまりたいところ。

 メイウェザーvsアルバレスも注目。人気ブログランキングへ
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by nugueira | 2013-08-30 23:49 | 雑記 | Comments(5)

UFC164の予想

 日曜のUFCの予想を。

チコ・カムス○-×カン・ギョンホ
パスカル・クラウス○-×イム・ヒョンギュ

 3月のUFC日本大会に出場した韓国人選手が揃って出陣。前回KO勝ちしたヒョンギュには期待したいのだが、アジア枠で出た選手が次の試合で苦戦、というのは日本勢も散々通っている道だからなあ。厳しめの予想にしておきます。

ジェイミー・ヴァーナー○-×グレイソン・チバウ
 ともに白星と黒星が交互に続いている両者。これまでの対戦相手のレベルなんかも加味すると、ヴァーナーがここで踏みとどまりそう。

エリック・コク×-○ダスティン・ポワリエ
 タイトルマッチ直前で躓いてしまった者同士のサバイバルマッチ。コクは前回ラマスにボコボコにされた印象しかないので、ポワリエ支持で。

ベン・ロズウェル○-×ブランドン・ヴェラ
 これまた勝ったり負けたりの選手同士のサバイバルマッチ。今回はこういうカードが多いな。ロズウェルを信用する材料もあまりないのだが、ヴェラはショーグン戦の負け方なんかを見ても期待薄。相対評価でロズウェル勝利を予想。

チャド・メンデス○-×クレイ・グイダ
 アルドに敗れた後はKOの山を築いているメンデス。グイダは一頃の「バチバチファイター」のイメージを脱却して最近はクレバーな試合運びが目だっているけど、そうなると逆にメンデスのペースに呑み込まれちゃいそうな気がする。

フランク・ミア×-○ジョシュ・バーネット
 紆余曲折はありながらもジョシュがUFC復帰。ヘビー級を多少なりとも面白くするためにも、初陣を白星で飾ってほしいところ。ジョシュのスタイル的にミアの寝技に必要以上に付きあっちゃいそうなのが不安材料ではあるが。

ベンソン・ヘンダーソン○-×アンソニー・ペティス
 WEC最後のライト級タイトルマッチを争った二人が、UFC王座を賭けて再戦。ペティスにとっては回り道に回り道を重ねた末の王座挑戦という形に。
 ペティスが勝った前回の試合は映像を見ていないのだが、ベンヘンはここ2年で面白いかどうかはともかくキッチリ勝ちきるスタイルを固めている感じ。一度はフェザー級転向を表明した後のスクランブル出場となるペティスにコンディション面の不安材料があることも考えれば、ベンヘンがリベンジ&王座防衛を果たすとみておくのが妥当なのでは。

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by nugueira | 2013-08-29 23:35 | UFC | Comments(2)

Krush.32 の予想

 日曜日のKrush名古屋大会、主要カードの予想を。

塚越仁志○-×大和侑也
 塚越はYouTubeで見た前戦のKO勝ちが印象強いので、今回も激勝を期待。

戸邊隆馬×-○瀧谷渉太
 ジム移籍初戦でまさかの判定負けを喫した瀧谷。ここで連敗するようだと規定路線のはずの-55kg王座決定戦すら怪しくなってくるので、なんとしても踏みとどまってもらうしかない。

松倉信太郎×-○佐藤嘉洋
 崖っぷちからの3連勝で完全に息を吹き返した感じの佐藤。首相撲制限の厳しいKrushルールでどこまで持ち味を発揮できるかが焦点だが、若手の松倉をきっちり下して10月のブアカーオ戦につなげてほしいところ。

久保優太○-×野杁正明
 メインは-67kgタイトルマッチとして行われる、因縁の両者による3度目の対戦。この前久保の最近の試合映像をようやくチェックしたのだが、以前より決定力が段違いに向上していて「強すぎる」という以外に感想が見つからない状態。前回のGloryでの対戦はワンデートーナメントの決勝、ローブローによる野杁のダメージなど議論をよぶ条件が色々あったが、ワンマッチになったところでそれほど野杁有利にならないんじゃないかという気が。今回の体重は久保に有利だろうし、問題なく返り討ちにするという予想で。
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by nugueira | 2013-08-28 23:39 | Krush | Comments(2)

ビッグバンの予想

 9月1日に興業が立て込んでいるので順次予想を。まずはビッグバン。

卜部功也○-× 木村允
 ISKA戴冠後の初戦となる功也、きっちり勝っておきたい試合。弘嵩がKrushのベルトを失ってある意味縛りもなくなったので、板橋相手に敵討ちに挑む構図がいずれ浮かんでくると思うのだが。

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by nugueira | 2013-08-27 23:55 | その他(立ち技系) | Comments(0)
 村田・井上の二元中継を行ったフジテレビのボクシング中継、視聴率は平均6.6%、瞬間最高は12.0%。うーん、世間の人はやっぱり24時間マラソンのゴールを見たがるものなの?

 しかしこの数字だとなあ。フジの担当プロデューサーが井上に電話して

フジ「井上さん、昨日はおつかれさまでした。」

井上「ああどうも、わざわざ電話ありがとうございます。」

フジ「ところで井上さん、数字があまり伸びなくてですね・・・。申し上げにくいんですが、その、『負けられない理由』を見つけていただけないかと・・・」

井上「ハッ?何スかそれ?」

フジ「身の周りにいませんかね、進学を希望してるけど学費がない妹とか」

井上「いや、いないっスね。」

フジ「じゃあ身体が不自由なお父さんなんかは?」

井上「俺の親父トレーナーやってますよ。昨日も映ってたでしょ。」

フジ「うーん、分かりました。じゃあすぐ手が打てるところで、風呂なしの安アパートに住んでもらえますかね?」

 とかいうやりとりが始まっちゃうよ。(冗談はさておき、フジが番組構成に何らかの方針転換を図ってくる可能性が否定できないのが怖い。)

 まあフジが電通と組んでここまで大がかりなビジネスを仕込んでいる以上、すぐにハシゴを外すことはないんだろうけど。一方で今のフジに根気強く待つだけの余裕があるか疑問だしなあ。試合内容では文句なしのパフォーマンスをやってのけた村田、最大の敵はテレビの前の移り気な視聴者だったか。

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by nugueira | 2013-08-26 23:53 | ボクシング | Comments(2)

村田劇勝!井上は・・・

 フジテレビのボクシング中継を視聴。まずは日本ライトフライ級タイトルマッチ、田口良一vs井上尚弥。

 序盤から積極的に打って出る井上。左が冴えており、常に先手を取ってリズムに乗ってくる。対する田口も2R終盤に連打を見せ、一方的な展開にはさせない。
 3Rになると井上が強いパンチを増やして攻勢を強める。田口も4Rには手数を増やしていいリズムを作りかけるが、井上が左アッパー一発で流れを引き戻してしまう。5Rになると井上がボディブローを軸にしたエグい攻め。田口はややジリ貧な感じになってきたか。
 それでも田口は後半戦もしぶとい戦いぶりを見せ、アッパーを軸に手数を増やしていく。井上は要所要所でいいパンチを入れてペースはしっかり握っているのだが、どうも攻めあぐねてしまっている印象。前半に比べると田口が追い上げているか。
 それでも井上は9R終盤にきっちり手数を増やして攻勢を印象づけると、ポイントで大幅リードしているであろう最終ラウンドも正面からの打ち合いに応じて田口を下がらせる。判定は三者とも井上で、辰吉に並ぶデビュー4戦目での日本タイトルを獲得。
 スコアでは井上の圧勝だが、どちらかというと株を挙げたのは田口。文句なしのいい試合だったけど、井上は国内で相手に「いい試合」をさせちゃダメなはずなんだよなあ。ただ前回といい今回といい、国内の選手相手にきっちり勝ってステップアップしているのはいい流れ。課題もそれなりにあるが、いいキャリアを積んでいるとも言えるか。

 続いて村田諒太が東洋太平洋ミドル級王者・柴田明雄を相手に迎えたプロデビュー戦。
 開始早々右ストレートを打ち込んだ村田が、この後もワンツー、左右のボディで攻勢。村田の圧力が強すぎるのか柴田は下がり続ける展開が続き、1R後半に村田が右ストレートを打ち込むと吹き飛ばされるようにダウン。
 2Rに入っても村田の攻勢は変わらず、柴田は下がり続けるワンサイドの展開に。村田が着実にパンチを入れ続け、最後はロープ際で村田のワンツーが入ったところでレフェリーがたまりかねたようにストップ。現役東洋太平洋王者に何もさせず一蹴、という圧倒的内容で村田がデビュー戦を飾った。
 いやもう、「村田は意外と苦戦するんじゃないの?とりあえず判定までいっちゃうでしょ」とか言っていた奴、謝れ!というわけで謝ります、すいませんでした!
 今回の試合に関しては完全に予想を上回られてしまい、もう驚くばかり。初歩的な質問で恐縮ですが、東洋太平洋王者って強いんだよね?長丁場の試合をしたらどうなるか、とか課題は無理やり見つけられなくはないけど、今日の試合はそういう粗を探すだけ野暮でしょう。
 前からかねがね「化け物揃いのミドル級で世界なんて単語を軽々しく口にしちゃいかんよ」と思っていたのだが、この勝ち方を見せられてしまうと・・・。村田が一気に目の離せない存在になってしまった。

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by nugueira | 2013-08-25 21:39 | ボクシング | Comments(3)

DEEP 63 IMPACTの予想

 日曜のDEEP、つまみ食いで予想。

菊野克紀○-×イ・ヨンジェ
 秒殺KO連発中の菊野。繰り返し書いているようにDEEPのベルト返り咲きを狙うという雰囲気でもなく、北米進出という感じでもなく、今後の展開が見えづらい状況ではあるが、今回もスカ勝ちを見せてくれることを期待。

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by nugueira | 2013-08-24 23:55 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

村田vs柴田

 村田諒太のプロデビュー戦となる柴田明雄戦が日曜に迫った。世間一般の関心が高そうなトピックを取り上げてアクセス数を稼ぎたいのでそろそろこの話題を。

 勝敗予想について言うと、プロテストのスパーリングで全日本王者を圧倒したあたりからしても村田勝利は固いんではないかと。フジのビジネスプランがいきなり崩壊、という予想も酷だし。グローブの違いやヘッドギアの有無に村田が戸惑う部分はあるだろうし、相手もさすがに東洋太平洋王者だから判定までいく可能性は高そうだけど、視聴率的には判定まで引っ張ってくれた方が逆に好都合か。

 当日のテレビ中継についてはこんな情報も。

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130819-00000201-sph-fight
 フジテレビは、世界的に人気が高い中量級の勢力図を知ってもらうために現在、人気選手たちの映像を急ピッチで収集中という。世界王者が軽量級に集中する日本の“お家事情”があり、同局の竹内太郎ゼネラルプロデューサーは「村田君は『こんな階級の中で戦うんですよ』と広く伝えていきたい」と語った。

 これは非常にいい流れ。フジテレビもちゃんと考えてるじゃない。
 村田のプロ転向以降ミドル級の近辺を念入りに見るようになったのだが、とにかくこの階級は人材の宝庫というより化け物の集まり。村田のプロ転向に興味を持っている人は、これを機に中量級自体に関心を持たなきゃ損ですよ。

 今回紹介される選手にはゴロフキンも当然含まれるんだろうけど、ゴロフキンの映像が地上波で流れるという時点で軽く感動。初見の方はこれを機にぜひ名前を覚えてください。
 でもフジの格闘技中継はPRIDEが成功体験だから、わけ分かんないキャッチフレーズを付けたりするのかなあ。「北の最終兵器」とか「氷の拳」とか「拳闘皇帝」とか「ウクライナの殺人マトリョーシカ」とか「戦慄の膝小僧」とか。いや、最後のはルール上明らかに反則なんだけど。
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by nugueira | 2013-08-23 23:57 | ボクシング | Comments(3)

UFC Fight Nightの予想

 3週間弱で4大会という興業ラッシュ真っ盛りのUFC。28日のUFNの予想を。

ダレン・エルキンス×-○日沖発
 2連敗で後がない日沖。対するエルキンスは前戦でメンデスに敗れるまでは5連勝と、これまた楽ではない相手。ここ2試合は動きは悪くないのだがどうも相手の土俵に乗ってしまうというか乗せられてしまう展開が続いている日沖。今回こそは競り勝って欲しいが・・・。

ブラッド・タヴァレス○-×ロバート・マクダニエル
 日本大会で福田を破ったタヴァレス登場。我らが福田をリリースに追い込んだからには(実際は敗戦以外の要因だけど)、きっちり上位グループに行くまで勝ち上がってもらいましょうか。

水垣偉弥○-×エリック・ペレス
 これまた日本大会以来となる水垣。相手のペレスは現在8連勝中、UFCでも3戦3勝で全てKO・一本と知名度はないがキツそうな相手。ようやくUFCでの連勝を果たした水垣にはこのまま勢いに乗ってほしいところだが、さてどうなるか。

ドナルド・セローニ×-○ハファエル・ドス・アンジョス
 タイトルマッチの懸かったここ一番での負けが続いてしまうセローニ。対するドス・アンジョスは上位陣との対戦こそないものの4連勝中。レスリングと柔術と打撃のバランスが上手く取れている感じで、セローニを食ってもおかしくなさそう。私制定のランキングで1位になっているドス・アンジョスを推させてもらいます。

カーロス・コンディット○-×マーティン・カンプマン
 メインはともに前戦でジョニヘンに敗れた者同士によるウェルター級サバイバルマッチ。相性的に打撃戦の展開になりそうだけど、コンディットの方が引き出しの多さでやや優勢か。GSP・ジョニヘンが相手だったので仕方ないとはいえ、さすがに3連敗は避けたいところ。

 映像はまたネットで探させてもらいます・・・。人気ブログランキングへ
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by nugueira | 2013-08-22 23:27 | UFC | Comments(4)