反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

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ボクシング3大世界戦

 今日のDREAM&GLORYは秘かに会場行く気満々だったのだが、大晦日に仕事が入ってしまい敢え無く断念。というわけで今年最後の更新は、テレ東のボクシング3大世界戦の感想です。(井岡の試合は録画してまだ見ていないので明日以降改めて。)

 まずはWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ、テーパリット・ゴーキャットジムvs河野公平。序盤から両者ガンガン手数を出していく打撃戦。河野もいいパンチを入れるもののテーパリットの方が落ち着いて戦っている印象で、2Rは攻めが雑になった河野の空振りが目立つようになる。
 河野はこのままズルズル劣勢になる流れかなあ・・・と思える展開だったが、3Rから河野が足を使って距離を取りリズムを取り戻す。そして迎えた4R、打ち合いから河野が左のショートを打ち込みテーパリットがダウン!ダメージの残るテーパリットに河野は一気にラッシュを仕掛け2度目のダウンを奪うと、最後はズルズル後退するテーパリットをロープ際に詰めての連打で沈めTKO勝利。3度目の挑戦にして念願の世界王座を奪取。
 河野は序盤の劣勢から瞬時に試合を組み立てなおしたのも凄ければ、最初のダウンを奪った後にきっちり攻めきってTKOまで持っていったのも凄い。つくづくいい勝ち方だわ。

 続いてWBCスーパーフライ級タイトルマッチ、佐藤洋太vs赤穂亮。試合前は舌戦を繰り広げた両者だが、試合の方は序盤から佐藤が完全に距離を支配。リーチ差を活かして左ジャブ一本で赤穂をコントロールし続け、4R終了時で三者40-36というパーフェクトゲーム。
 5R以降は赤穂が距離を詰めてパンチを入れる場面も増えたものの、佐藤は落ち着いて対処し連打を許さない。何度かコーナーに詰められても赤穂のパンチを見切り続け、逆にカウンターのプレッシャーで赤穂をコントロールするという芸当を見せた佐藤が大差の判定で完勝し2度目の防衛。佐藤の試合をこれまで見ていなかったのだが、それが勿体なく思えるほどの試合巧者ぶり。河野とは違う意味でいい試合だった。

 トリはWBAスーパーフェザー級王座統一戦、内山高志vsブライアン・バスケス。序盤から手数を振るっていく暫定王者のバスケスだが、内山は落ち着いて対処し右を入れ、バスケスが頭をのけぞらせると左を打ち込み、と着実に有効打を入れて主導権を握る。
 バスケスはパンチのスピードは鈍りつつもタフさを見せ粘るが、8R終盤に内山の左を食らったバスケスの動きが止まると、内山は勝機を見逃さず怒涛のラッシュ。バスケスは最後まで倒れはしなかったものの最後は一方的に殴られるままの状態となり、ラウンド終了のゴングと同時にレフェリーがストップ。またもKOダイナマイトが爆発し、貫録の6度目の防衛。
 WOWOWでバスケスの試合を見た時は「こりゃ面倒な相手。内山は負けるかもとは言わないが苦戦しそう」と思ったものだが、終わってみれば全く危なげない内容でTKO。防衛戦を重ねるごとに安定度が増している感じで、1年の締めくくりにふさわしいいい防衛戦を見せてもらいました。内山には次なるステップに進んでほしいけど、ラスベガス進出とかはジムの政治力も絡んでくるだろうし、そうそう簡単にはいかないのかな。

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by nugueira | 2012-12-31 23:55 | ボクシング | Comments(4)

UFC155の感想

 WOWOWで見た感想を。

クリス・リーベン×-○デレック・ブランソン(判定)
 1Rは体格とレスリング力に勝るブランソンが早々にテイクダウンを奪い、パウンド・肘で猛攻。リーベンはいきなり苦しい展開。
 2R以降はブランソンがガス欠気味になり、リーチに勝るブランソンがパンチを当てるものの前に出るのはリーベンという妙な展開に。ブランソンは終盤は完全に逃げ切りモードだったがリーベンも逆転の一発を入れることはできず、判定でブランソン勝利。リーベンはドーピングによる1年のブランクはやはり大きかったか。ブランソンも勝つには勝ったがあまり評価は上がらない試合内容。

岡見勇信○-×アラン・ベルチャー(判定)
 UFCデビュー戦で戦っている両者だが、実に6年前の話。岡見はこれだけ生存競争の激しいUFCで6年間参戦を続けていること自体が一つの偉業と言っていいのでは。
 試合はスタンドで勝負したいベルチャーに岡見が組み付き、ベルチャーが崩されながらも上を取るものの岡見がすぐさま上を取り返しそのままポジションをキープ、という展開の繰り返し。要所要所でフロントチョークを仕掛けてくるベルチャーに対し岡見はポジションを取ってもなかなか攻撃につなげることができなかったが、3R終盤にようやくマウントからのパンチをまとめ攻勢の場面を作って試合終了。最近のUFCは上で固めているだけではポイントが入らないケースがままあるので少々ヒヤッとしたが、判定3-0で岡見が完勝。
 目立った攻撃の少ない展開に場内からはブーイングも飛んだが、今の岡見に何より必要なのは勝利という結果。ブーイング上等、ここで生き残ったのは本当に大きい。2連敗から2連勝に持ち直した岡見、次はまた勝負の一戦になりそう。

ティム・ボッシュ×-○コンスタンティノス・フィリッポウ(3R TKO)
 ボッシュはパンチの距離には付き合わず、カウンターのタックルでテイクダウンを奪う。1R終盤にフィリッポウがようやく金網に詰めてラッシュを叩き込むが、ボッシュは逆にアゴへの前蹴りでフィリッポウをグラつかせる。
 1Rはほぼボッシュのペースでフィリッポウにとって厳しい展開になるかと思ったが、ボッシュが拳かどこかを痛めたのか、2Rからいきなり動きが悪くなる。パンチの手数が減りタックル一辺倒になったボッシュに対し、フィリッポウはタックルを切り続け逆に上から鉄槌を連打。3Rにボッシュが防戦一方となったところでレフェリーがストップし、フィリッポウはこれでUFC5連勝。ミドル級のタイトル戦線はグチャグチャになってきたな。

ジム・ミラー○-×ジョー・ローゾン(判定)
 1Rから両者真っ向勝負の打撃戦。ミラーがクリンチエルボー、さらにスタンディング肩固めとローゾンを徐々に追い込んでいく。ローゾンは額をカットし尋常でない量の出血をするが、構わず打撃戦に応じていく。やはりローゾンの試合にハズレなし。
 2Rはミラーが序盤にタックルからテイクダウン。しかしローゾンは上を取り返すとラウンド終盤にヒザ十字へ移行!ここはミラーに凌がれるが、まだまだ試合を諦めていない。この時点でファイト・オブ・ザ・ナイトはほぼ確実な情勢に。
 最終3Rは再びスタンドでバチバチの打ち合い。勝つにはKO・一本しかないローゾンだが、圧力で上回るのはミラー。両者フラフラの状態で打撃戦を続けるが、終了間際にローゾンがカニ挟みからアキレス固め!さらにそれを逃れたミラーにフロントチョーク!しかし無常にもここで試合終了になりミラーが逃げ切りの判定勝利。もう「何ちゅう試合だ」という以外に感想が浮かんでこないぐらいの名勝負。年の瀬にいいもの見させてもらいました。

ジュニオール・ドス・サントス×-○ケイン・ヴェラスケス(判定)
 パンチを振るって前に出ていくヴェラスケス。一度はテイクダウンに成功するものの、ここはドス・サントスがすぐに立ち上がる。これ以降ドス・サントスは下がりながら細かいパンチを入れ、ヴェラスケスのタックルもことごとく切っていく。テイクダウンが奪えず苦しい展開かと思えたヴェラスケスだが、前進を止めずにパンチを振るい続けると右ストレートが遂にドス・サントスにヒット!フラついたドス・サントスは簡単にテイクダウンを許し防戦一方の展開に。止められてもおかしくない状況だったが、ラウンド終了のホーンに助けられる。
 しかしダメージが抜けないドス・サントスは2R以降も動きに精彩を欠き、ガードすら上げられない状態。ヴェラスケスに次々とテイクダウンを許し、一方的に攻められてしまう。
 ヴェラスケスはペース配分を考えているのか攻め疲れなのかフィニッシュまで持っていくことができずラウンド数を重ねていくが、ドス・サントスの圧倒的不利は変わらず。4Rあたりからようやく動きに回復の兆しは見えてきたが逆転の一発を入れるだけの余力は残っておらず、このまま5Rが終了。三者フルマークの判定勝利でヴェラスケスが王座奪還に成功した。
 結果こそ判定だったものの、実質的に1Rのパンチが全て。そういう意味では前回同様「どちらが先に一撃を入れるか」の勝負だったとも言える。ドス・サントスに油断の気持ちは微塵もなかったと思うが、前回の鮮やかすぎるカウンターが頭に残ってしまい、知らず知らずのうちに待ちの姿勢になってしまったのは否めないか。
 ヘビー級でこの2人が図抜けているのは間違いないので、3度目の対戦もぜひ実現してほしいところ。ドス・サントスはこれまでUFCで敗北どころかピンチらしいピンチも皆無だっただけに、今回のダメージがどう影響するかが心配だが。

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by nugueira | 2012-12-30 23:32 | UFC | Comments(3)
 トーナメントに続いてワンマッチの予想を。

ジェロム・レ・バンナ○-×KOICHI
 アーツより先に引退した方がいいんじゃないかという気すらしてくるバンナだが、日本人相手ならまだ勝てちゃったりするのかな。

松本哉朗×-○ジェイソン・ウェルニス
 松本って今85キロで試合しているのか。昔はMAXに出ていたのに。戦績を見ると海外勢との試合経験はそれほど豊富ではないし、相手はSHOWTIME王者。厳しい試合になるか。

長島☆自演乙☆雄一郎×-○ ロビン・ファン・ロスマレン
 ショータイムの70キロトーナメント覇者であるロスマレンが来日するのは嬉しい驚き。オプスタルと接戦を演じた自演乙だが、さすがに勝ち目は薄そうな感じ。
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by nugueira | 2012-12-29 01:48 | その他(立ち技系) | Comments(0)
 DREAMに続き、GLORYのトーナメントの予想を。16人のワンデートーナメントということで大崩れのリスクもなくはないんですが、ここは恐れず大勝負を。

セミー・シュルト○-×ブライス・ギドン
 年齢的にもピークは過ぎているはずのシュルトだが、初戦は無難にクリアしてくれるか。

セルゲイ・ハリトーノフ×-○リコ・ベホーベン
 ハリトーノフは立ち技ルールでは厳しい試合になりそう。勝てばシュルトとの再戦ということで面白くはなるんだけど。

グーカン・サキ○-×羅王丸
 サキに日本人が勝つ場面はちょっと想像できない。

アンデウソン・“ブラドック”・シウバ×-○イゴール・ユルコビッチ
 両者イマイチよく分からない選手だが、シウバはバダ・ハリやレミーに負けた選手、ということで印象が悪いので×を付けさせてもらいます。

レミー・ボンヤスキー○-×フィリップ・ヴェルリンデン
 ブランクにも関らず復帰戦を白星で飾ったレミー。1試合ぐらいなら凌げるのではないかという気がする。

エロール・ジマーマン○-×ジャマール・ベン・サディック
 この辺はとりあえず馴染みのある選手に印を付ける。

ピーター・アーツ×-○ムラッド・ボウジディ
 アーツはこの前のベネルクス引退試合でもいいところなく負けていたし、期待薄か。相手が同門なので辺に手心加えないかが心配だが。

ダニエル・ギタ○-×ジョナタ・ディニス
 優勝候補最右翼として推しているギタ、KOを期待してます。

シュルト○-×ベホーベン
 比較的楽な山に入っているシュルト、この辺の相手なら難なくクリアしそう。

サキ○-×ユルコビッチ
 ユルコビッチをよく知らないので、ベスト4に名前を入れておくのはどうも抵抗がある。

レミー×-○ジマーマン
 レミーはブランクを考えると、イキのいい若手に2回勝つのはしんどいんじゃないかという気が。

ボウジディ×-○ギタ
 引き続きギタ推し。

シュルト○-×サキ
 シュルト攻略法である「懐に入ってパンチ」をサキが実行できるかと言ったら、なんか微妙な気がする。シュルトが懐に入らせず押し切るか。

ジマーマン×-○ギタ
 ギタの今年の戦いぶりを見る限り、相手が誰でも最終的にはKOを奪っちゃいそうに思えてくる。ただこうして見てみるとシュルトに比べ厳しい山に入っている感じがするので、途中でコケる可能性もゼロではない気がしてきたが。

シュルト×-○ギタ
 というわけで決勝は順当にいけばこういう組み合わせ。さっき書いたようにギタの方が準決勝までの当たりが厳しいので消耗度合いが激しいおそれもあるが、やはりここ1年の勢いを重視。かつての絶対王者を破り新王者が日本の地で誕生、という結果を予想しておきます。ちょっと都合の良すぎる展開だろうか。
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by nugueira | 2012-12-28 23:23 | その他(立ち技系) | Comments(0)

DREAM.18の予想

 大晦日興業、まずはDREAMの方から予想を。

北岡悟○-×ウィル・ブルックス
 北岡がこの手の北米系選手とどこまで相性がいいのか正直不安もあるが、きっちり勝って来年につなげてほしい。

メルヴィン・マヌーフ○-×デニス・カーン
 5年前に組んでくれていればなあ・・・というカード。カーンって最近試合していたんだっけ?マヌーフはこの前の川村戦なんかを見ても一発の威力・当てる能力は健在のようなので、KO勝利を予想。

桜井“マッハ”速人×-○フィル・バローニ
 ここ何年かの大晦日の戦績を見るに、マッハが(バローニとはいえ)外国人相手に勝つのは厳しい気が。ドタキャンを食らったパンクラス王者の佐藤が可哀想。

川尻達也○-×小見川道大
 フェザー級注目の大一番。転向後無敗の川尻に、UFCをリリースされ戻ってきた小見川。小見川はUFCでは散々な戦績だったとはいえその前は「国内最強」の位置づけだったわけで、競った展開になっても何らおかしくない。とはいえここで「出戻り組」に勝たれちゃうのもなあ・・・。川尻に勝って、高谷とのタイトルマッチへの道筋をつけてほしい。

青木真也○-×アントニオ・マッキー
 電撃参戦となった青木、相手のマッキーは元UFCファイターではあるけどまあ普通に戦えば勝てる相手か。今回青木とビビアーノを送り込むあたり、OFCも高額ファイトマネーの選手の扱いに苦しんできているのかな?という気がしなくもない。

高谷裕之×-○ジョージ・カラカニヤン
 1年ぶりの試合となる高谷。昨年はタイトルマッチで国内の強敵を退け続けてきたが、ストライクフォースでポコッと負けているように北米系選手との相性はあまり良くないのでは。ここは厳しめに予想しておきます。

ビビアーノ・フェルナンデス○-×前田吉朗
 DREAM王者vsDEEP王者による注目の大一番。円熟期を迎えつつある前田だが、去年の大晦日の戦いぶりを見る限りビビアーノの強さは盤石といっていい感じ。苦しい戦いになりそう。

 クーネンは試合見たことないので予想パス。人気ブログランキングへ
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by nugueira | 2012-12-27 11:54 | DREAM | Comments(0)
 ゴン格最新号、元UFCファイターである吉田善行のインタビューが興味深かった。概要は以下のような感じ。

・(最近はフィンランドで試合を行ったが)あのレベルのイベントで試合を続けるのは収入でも厳しい面がある。12月にもスペインからオファーがあったのだが断った。条件面もそうだが、次につながる試合がしたい。

・最近の傾向を見ると、UFCは負傷者の代役とかでないとあまりチャンスがない。層の薄いフライ級やバンタム級と違い、ライト級やウェルター級は米国人やブラジル人でも、本当の意味の新顔はほとんどいない。

 うーん、言われてみれば確かに。同じくゴン格最新号に今年海外団体で試合をした日本人の戦績一覧が載っていたが、今年UFCにデビューした日本人は田村一聖・光岡・漆谷・手塚の4名。漆谷以外の3名は負傷者の代役で、確かに吉田が言っているとおり「軽量級とアジア地区の大会での代打出場」しかチャンスがない状態。かくいう吉田自身、海外のケージで4連勝してもお呼びがかからないわけだし。

 UFCの頂の高さ、日本とのレベルの差は折に触れ痛感させられているわけだが、下手するとじきに「世界との差を実感する機会すらなくなってくる」という状況になっちゃうのかなあ。そういう意味でも、緊急出場でもなんでも選手側のチャンスが広がる日本大会の継続開催は重要になってくるんだろうけど。
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by nugueira | 2012-12-26 23:11 | UFC | Comments(2)
 これまで特に触れてこなかった、というか実際問題あまり意識していなかったのだが、大晦日にIGFが開催するINOKI BOM-BA-YE2012ではIGF MMAルールマッチとして石井慧vsティム・シルビア、鈴川真一vsミルコ・クロコップなどが組まれている。

 当初は「MMAルールマッチとはいえ鈴川だろ?シルビアだってこれまでIGFでなんちゃって格闘技のプロレスマッチやってるわけだしなあ」という疑惑満載の目で見ていたのだが、ここに来て追加発表されたのが川口雄介vsホーレス・グレイシー。うーん、これは・・・。

 この2人の経歴的にプロレスの試合ができるとは思えず、これはもうガチと受け止めておくしかないのだろうか。そうすると他の「MMAルールマッチ」もガチ?いやでも、ガチを一部だけ混ぜて他の「MMAルールマッチ」の信憑性を高める陽動作戦か・・・と妄想はいくらでも膨らんできてしまう。このご時勢に「ガチかプロレスか」という切り口で興味を持たせる猪木、ある意味すごいな。

 あと気になるのは格闘技専門マスコミの反応。ゴン格なんかを見ていても取り上げている気配はないけど、主催がプロレス団体という疑惑の要素がある以上、来月号もこのまま黙殺するのかな。新日本がアルティメット・クラッシュをやったときは格闘技専門誌はどういう対応だったんだっけ?

 INOKI BOM-BA-YE2012は年明けに地上波での放送が決まっているので、この辺の試合の「見定め」のためにも拝見しておこうかと思います。うーん、ますます猪木の術中にはまってしまっているか。
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by nugueira | 2012-12-25 23:55 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

UFC155の予想

 今年1年のUFCを締めくくる30日のラスベガス大会。負傷者続出でややカードの格が落ちた感はあるものの、メインをはじめ注目カード多数。

クリス・カリアソ○-×ジョン・モラガ
 日本大会で水垣を下したのを含めUFC3連勝のカリアソ。これに勝てばフライ級でじわりと存在感を増してきそう。

メルヴィン・ギラード○-×ジェイミー・ヴァーナー
 TUF Finaleで予定されていたもののヴァーナーの体調不良で当日キャンセルされたカードがスライド。怪我でないとはいえ、キャンセルから2週間後に組むって結構無茶やるよな。
 やはりヴァーナーのコンディショニングがどこまで戻っているのか不安。ギラードが勢いで殴り倒しそうな気がする。ヴァーナーも逆に短期決着狙いでKO・一本を狙わないと厳しいか。

岡見勇信○-×アラン・ベルチャー
 カムバック戦でいきなりトキーニョを粉砕したベルチャー。ここで勝てばタイトル戦線にも一気に浮上してくるか。岡見にとっては厳しい試合になりそうだが、連敗を脱出して精神的にも上向いている状態のはず。泥臭くて構わないので勝ちを拾ってほしい。

ティム・ボーシュ×-○コンスタンティノス・フィリッポウ
 ワイドマンとボーシュによる次期挑戦者決定戦の予定がワイドマンが負傷欠場。岡見・ロンバードを立て続けに破ってきたボーシュだが、両方とも「なぜかうっかり勝っちゃった」という印象の方が強い内容。ボクシング技術では上回る(はずの)フィリッポウにこの際ボコボコにしてほしい。

ジム・ミラー×-○ジョー・ローゾン
 これも当初組まれていたメイナードvsローゾンの方が面白そうだったのに。このところ負けが込んでいてタイトル戦線からは脱落しつつある選手同士のサバイバルマッチ。どっちに転んでもおかしくないが、前戦で逆転勝利を見せて勢いに乗っているはずのローゾンに賭けてみます。

ジュニオール・ドス・サントス○-×ケイン・ヴェラスケス
 メインは昨年の再戦となるヘビー級タイトルマッチ。現在のUFCヘビー級ではこの2人が図抜けているのは間違いなく、正真正銘の頂上決戦となる一戦。
 前回同様瞬殺のKO劇となってもおかしくないし、両者せめぎ合ったまま判定までいく展開もありえそう。超弩級の実力者同士のぶつかり合いに野暮な予想は無用なので、「前回勝っているドス・サントスの方が精神的に有利」という簡単な予想だけにして当日を楽しみに待ちたいと思います。

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by nugueira | 2012-12-24 13:48 | UFC | Comments(0)
 夜中にやっていた長谷川穂積vsアルツロ・サントスを録画視聴。

 両者やや様子見の1Rから、2Rにはサントスが手数を増やしていく。長谷川の動きは悪くなくサントスに有効打を許さないが、逆に自身もクリーンヒットを入れることができず、以前に比べ迫力に欠ける試合運び。
 4R辺りからサントスのパンチを見切ってきた長谷川が徐々にリズムをつかんで押し気味に進めていくが、依然としてディフェンスがいい一方で左がなかなか入らない。8Rにはロープ際に詰められての打ち合いで一瞬グラつく場面も見せてしまう。
 9Rにサントスがようやく後ろに下がり始め、大差の判定で長谷川勝利。とはいえディフェンスはともかくクリーンヒットらしいクリーンヒットは一発もなく、満足のいく試合内容とは程遠い出来栄え。

 フェザー級時代は「バンタム級時代なら今のパンチでダウンが奪えていたんだけどなあ」という場面が多々あったのだが、今回はそもそも「いいパンチが入った」と思える場面自体がほぼゼロ。最初からディフェンス面に重点を置いていたというのはあるんだろうけど、それこそバンタム級時代はこういうディフェンスを見せつつKOを連発していたわけだしなあ。
 試合間隔が空いたことや、スーパーバンタムへのアジャストがまだできていないことは差し引く必要があるにせよ(実況が言っていた足の肉離れはあえて無視。そもそもそういう情報が流れてくること自体、陣営が言い訳を用意しているように思えてしまうので。)、今後の世界タイトル再挑戦は厳しい道のりになりそう。ドネアが階級を上げて後が空くことを織り込んでいるのかもしれないけど、今日の試合内容を見る限り相手のレベルがどうこういう以前の問題があるように思えてならない。

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by nugueira | 2012-12-23 16:36 | ボクシング | Comments(2)

三崎引退

 本日のDEEPで三崎和雄が引退。ツイッターのTLで追いかけただけだったが、郷野との引退試合(公開スパーリングという形になったのはSFとの契約があるから?)、長淵剛の熱唱、秋山の登場・・・と見どころ盛りだくさんの内容だったようで。

 いきなり水を差すような発言になってしまうが、三崎の印象について言うと「あまり好きではない選手」というのが正直なところ。インタビューなんかでは精神論的な発言が多く、試合内容もゴツゴツとした戦いで、全体的に無骨というか泥臭いイメージが強かったのが個人的に肌に合わなかったのだと思う。

 一方で三崎の試合の方に目を向けてみると、これがもう文句のつけようがないから困ってしまう。かつて三崎について「一生に一度できるかどうかの試合を1年に1度のペースでやってしまう男」と評したことがあるのだが、改めて振り返ってみても他に適切な表現がみつからない。
 「試合に負けて喧嘩に勝った」PRIDEウェルター級GP制覇、当時化け物としか思えなかった秋山相手の劇的な逆転KO勝利(裁定は後にノーコンテストに変更)、SRCでの2度にわたるサンチアゴとの死闘、そして結果的に最後の公式戦となったデイリー戦では血みどろになりながらも逆にデイリーを下がらせての勝利…といずれも勝敗という結果を抜きに強く印象に残る試合ばかり。
 「○戦無敗」だとか「鮮やかなKO・一本勝利を連発」だとか、圧倒的な強さを示すことのできる選手は数多くいるが、見る側の記憶に残る試合をここまで連発した選手というのは空前絶後なのではないだろうか。

 最初に言った「三崎をあまり好きになれない」というのはこれと表裏一体のところがあって、分析不能な強さを発揮して奇跡的な試合を連発してしまう「理屈を排除してしまう存在」であるところに違和感を感じていたせいなのかな、と今になって思っていたりもする。

 ミルコがMMAから徹底しヒョードルも引退し、時代は確実に次のステップへと向かっている。今回の三崎の引退も、間違いなくそうした「時代の区切り」の一つなのだろう。

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by nugueira | 2012-12-22 23:09 | その他(総合・寝技系) | Comments(2)