反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

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今日の格闘家出演情報

 一時期「格闘家がチョイ役で出ている映画をみつけてはブログで報告する」というのがちょっとした定番ネタになっていたのだが、久しぶりのその番外編を。

 日曜朝に放送中の『仮面ライダーウィザード』に先週・今週とベルナール・アッカが出演。敵の怪人役を演じてました。
 
 最初は「このガタイが良くて流暢な日本語を話す黒人、アッカに似てるなあ」と思いながら見ていたら本人だった。まあよく考えたら前述の条件を全て満たしている時点でアッカである蓋然性は高いわけだが(そうなの?)。

 戦闘シーンは怪物の姿になった後のスーツアクターが演じているのでアッカ本人の格闘シーンがなかったのが残念といえば残念なのだが、「終始ぼやきながら戦い続ける」という珍しいキャラクターで存分に存在感を発揮。本日の放送で敢え無くライダーに倒されてしまったが、これ劇場版での再登場も十分あり得ますよ。よく分かんないけど。

 ちなみに今回の仮面ライダーに登場する敵は「ファントム」という名称で、「魔力を持った人間が絶望して化け物に姿を変えた存在」という設定になっている。

 あー、はいはいなるほど。「デビュー3試合目でメルヴィン・マヌーフを当てられたことに絶望してファントムになった」という設定なわけね。いやー、東映もイキなストーリーを考えてくれるよね。
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by nugueira | 2012-09-30 23:55 | 雑記 | Comments(2)

大会中止の謎

 ギルバート・メレンデスの負傷によりStrikeforceが大会中止という事態に。UFC151に続き、今月だけでズッファの大会が2つ中止という異常事態に。
 負傷者の頻発が補償制度の充実によるものなのか、といった議論は今回はひとまず置いといて、「大会中止」に関して疑問に思っていることを何点か整理してみたい。自分の中でもきちんと答えが整理できているわけではないので、本当に疑問の提示だけになっちゃいますが。

①そもそもなんで大会を中止にするのか?

 大会のキャンセルによってチケットの払い戻し、会場のキャンセル料など諸々のコストが丸ごと損失になってしまう。今回のStrikeforceは出場予定選手のファイトマネーも補償したとかいう話だし。ここまで大赤字になるぐらいなら、メインが消えてスカスカのカード編成でもとりあえず強行開催した方が赤字幅は多少なりとも小さくなりそうな気がするのだが。
 Strikeforceの場合はShowtimeが放送を見送ったからというのが最大の理由のようなので、テレビ局側が「うわー、メレンデス出ないの?じゃあ今回はなしなし、放送しても数字取れないもん。今から代替番組探すよ」という判断をして、団体側も放映権料なしで大会を強行するだけの勝算がなかった、ということなんだろうけど。
 そうなるとUFC151の場合は?表だって明らかになってはいないけどPPVのテレビ局が難色を示した、という事情が実はあったりするのだろうか。

②何日前までなら中止にできるのか?

 先日のDEEP浜松大会では当日の負傷によりメイン消滅という事態が生じたらしいが、当然ながら大会自体は開催(まあメイン消滅が1週間前でも、こちらの場合は大会キャンセルにはならないだろうけど)。ダンヘンの怪我も大会当日の朝なら、メインが消えるだけで済んだんだろうに。
 じゃあ何日前までなら大会キャンセルは可能なのだろうか?UFC151の8日前がギリギリのタイミングかと思っていたけど、Strikeforceは1週間を切ってから中止にしてるしなあ。アフリクションのときは何日前だったっけ?実際のところ「中止できる権限を持った人が中止と判断する限り、何日前であっても可能」ということになってしまうのかな。

③大会中止による補償はどこまで及ぶのか?

 チケットの払い戻しや会場のキャンセル料、Strikeforceのような出場予定選手のファイトマネーまではまあ何となく想像がつくが、それ以外の費用はどうなるのか?それこそUFCの場合「海外から取材に行く(あるいは見に行く)予定で飛行機のチケットも押さえていた」というケースは実際に生じていたと思うのだが。この辺はどこまで面倒を見てもらえるのだろうか?
 ①②と違ってこの疑問については「ズッファに請求したら○○の費用が返ってきた(あるいはダメだった)」という実例報告があれば解決できるのだが。高島学かシュウ・ヒラタあたりがポロッと書いたりしてくれないかな。

 何かご存じの方、ぜひ情報提供を。人気ブログランキングへ
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by nugueira | 2012-09-29 21:53 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

格闘技の「言語化」

 ゴン格最新号は先月号に引き続き柔道特集(ボクシングの村田諒太のインタビューもあったけど。)。松原隆一郎とeJudo編集長・古田英毅の対談が特に興味深い内容だった。

 今回の記事で存在自体初めて知ったのだが、eJudo(こちらのサイト)は試合レポートを中心にした柔道情報サイトで、データを基にした冷静な批評・分析に定評があるみたい。

 で、古田氏がeJudoを始めた経緯についても対談の中で触れているのだが、個人的にはその辺のくだりが一番面白かった。以下、興味をひかれた古田氏の発言を抜粋。

 「柔道の魅力がこれまで伝わらなかった一つの要因に、柔道家に言葉が足りないことが挙げられます。(中略)そもそも柔道という物の魅力の言語化は十分になされていませんでした。」

 「松原先生が柔道のことをきちんと伝えるメディアが少ないと感じられるのは、柔道界がやってきた言語化をしない、議論をしないということの行きついた果てなんだと思います。」

 「(ブラジリアン柔術は)細部まで言語化されているので大人がやるにあたっても敷居が低いし理解しやすい。いずれ柔道はBJJに呑みこまれる可能性があるのではないかと危惧しています。」

 eJudoのサイトをちょっと覗いてみたら確かに五輪のレポートなんかで突っ込んだ分析を書いているんだけど、「既存の専門誌でこういうことを書く人は今までどこにもいなかったのか?」ということの方がむしろ驚き。
 それこそ在野のブロガーでこういうのを書く人がいたっておかしくない気もするのだが、そういうのを書けるだけの知見がある人は柔道界に何らかのしがらみがあるから結局表だっては発言できない、ということなのかしら。専門誌の分析の浅さを指摘する意見は五輪直後にツイッター上でも見かけた記憶があるけど、柔道界にこういう「議論の土壌」がないのだとすると、復活への道はますます遠のきそうだなあ。

 一方で「競技の言語化」というのはそれこそ柔道に限らずファンがブログ等のツールを通して取り組める、あるいは取り組むべき課題なわけで、その意味でも古田氏の発言には色々と考えさせられた。
 自分自身も格闘技ブロガーのはしくれとして「格闘技の言語化」に挑戦し続けているわけだが、ここ数年は「言語化」と言えるだけの熱意を持って取り組めているか?という自己反省も少なからず感じる。まあまずは会場観戦のペースを上げるだけの時間的余裕を取り戻すのが最大の課題で、ここをクリアするのにあと数年はかかりそうなわけですが。
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by nugueira | 2012-09-28 16:29 | 雑記 | Comments(2)
 録画していたエキサイトマッチを視聴。

 まずはWBCフェザー級タイトルマッチ、ジョニー・ゴンサレスvsポンセ・デ・レオン。1Rからレオンが伸びのある左ストレート・左フックを打ち込んでいきペースを握る。ゴンサレスはクリーンヒットは許さず手数も出してはいるものの後手に回ってしまい、序盤はレオンが主導権を握ったまま終了。
 ゴンサレスは思い切って前に出るなりして展開を変えないといけないところだが、ガンガン行くのか距離を取るのか狙いが定まりきっていない感じ。それでも5R辺りにゴンサレスが盛り返す気配もあったのだが、6R終盤にレオンの左フックがゴンサレスのアゴを打ち抜き痛恨のダウン。7Rに入ると遂にレオンが懐に入って連打を繰り出すようになり、完全に勢いに乗ってくる。
 迎えた8R、打ち合いの最中にバッティングによりゴンサレスが負傷。試合続行不可能となったためここまでの採点によりレオンが勝利し、2階級制覇を達成。

 7Rがいい打ち合いになっていただけにやや消化不良ではあるものの、残り4Rをやっても結果は変わらなかったかなあ、という気がする。ゴンサレスは前回の防衛戦が安定感のある戦いぶりだったのでしばらく王座交代はないかと思っていたが、あっさり予想を覆される展開に。レオンは下の階級から上げてきて上背では劣っていたのに、中間距離のパンチで主導権を握ってしまったのが凄い。あのパンチのリズムは相手からすると相当厄介なんだろうな。

 続いてはサウル・アルバレスvsホセシト・ロペスによるWBCスーパーウェルター級タイトルマッチ。アルバレスはこの前パッキャオ戦か何かの前座でモズリーに勝った選手、という覚え方しかしていなかったのだが、今回は序盤から圧倒。どっしりとした構えからスピードのある的確なコンビネーションを打ち込んでいき、2Rに左ボディを打ち込んでダウンを奪取。この後も3Rに再びボディ、4Rにロープ際の高速の連打(スローで見るとちゃんと上下に打ち分けてる)でダウンを重ねていく。相手のロペスも根性は見せたが、5Rにロープ際でアルバレスが連打を入れたところでレフェリーストップ。圧巻の内容でアルバレスが防衛に成功。

 アルバレスが次世代スター候補として扱われるのもただただ納得、という見事な試合内容。解説が指摘していたように時折不用意にパンチをもらう場面もあり、まだまだ埋めなければいけない穴もあるんだろうけど、今後の試合が非常に楽しみ。試合後のインタビューでメイウェザーの名前も挙がっていたけど、そういうリスクの高い大勝負はもうちょっと後まで避けておいた方がいい気がする。

 ドネアvs西岡は香川照之がゲスト解説。人気ブログランキングへ
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by nugueira | 2012-09-27 14:31 | ボクシング | Comments(0)
 昨日は職場の知人と後楽園ホールで大日本プロレスを観戦。後楽園ホール自体久しぶりなのだが、大日本を観戦するのいつ以来だろう?このブログで取り上げるのは初めてか?

 最侠タッグリーグには西村修や橋本大地なんかも出ていたようだが仕事が長引いてしまい間に合わず、メインのアブドーラ・小林vs木高イサミ によるデスマッチヘビー級選手権試合にぎりぎりセーフ。
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 ロープのうち2面には有刺鉄線、残り2面には蛍光灯、そしてラダー。開始早々砕け散る蛍光灯。リングの上にもうもうと立ち込める煙(昔理系の知り合いに聞いたのだが、人体にはさほど有害ではないらしい)。いやあ、日本の晩夏の風物詩だよね。ゴメン、嘘。
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 試合はデスマッチ経験に勝るアブドーラが終始試合をリードし、終盤には蛍光灯の破片を撒いたラダーの上にパイルドライバーを敢行。日本よ、これがデスマッチだ。
 イサミも粘りはしたものの、最後はアブドーラがダイビングエルボーで3カウントを取って防衛に成功。いやあ、ジョン・ジョーンズやGSPとは違う頂が間違いなくここには存在するよね。

 前述のとおり久々の観戦かつメイン1試合だけだったものの、蛍光灯デスマッチの分かりやすさ・説得力は健在。すぐに会場のテンションに追いついてしまった。平日興業だったものの客入りは悪くなかったし、大日本は堅実な団体運営をしているねえ。
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by nugueira | 2012-09-26 13:55 | プロレス | Comments(0)

UFC on Fuel TVの予想

 UFCは再び大会ラッシュ期に。29日(現地時間)のノッティンガム大会の予想を。

ダン・ハーディ×-○アミール・サドラー
 ラドウィック戦で連敗を4でストップしたハーディだが、試合内容自体は「ヨーイドンで先に当てた」という感じだったからなあ。これで復調とは言い難いか。

ステファン・ストルーブ○-×スタイプ・ミオシック
 メインはヘビー級対決。デル・ロサリオを破って一躍注目のミオシックが勢いに乗ってストルーブまで食ってしまうか。とはいえストルーブの方も3連勝中で勢いでは負けていない感じ。おなじみ引き込んでからのサブミッションでミオシックも絡めとりそうな気がする。

 日本大会、非ナンバーシリーズという噂があるが・・・。人気ブログランキングへ
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by nugueira | 2012-09-25 23:55 | UFC | Comments(0)
 久しぶりのランキング更新(ていうか大会がなかったんだけど)。王座新設に伴いフライ級もランキングを制定します。

○ヘビー級
王者:ジュニオール・ドス・サントス
1位:ケイン・ヴェラスケス
2位:フランク・ミア
3位:アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ
4位:シェーン・カーウィン
5位:ファブリシオ・ヴェウドゥム
6位:ロイ・ネルソン
7位:マーク・ハント
8位:ベン・ロズウェル
9位:シーク・コンゴ
10位:ブレンダン・シャウブ
11位:トラヴィス・ブラウン
12位:ステファン・ストルーブ
※変動なし。

○ライトヘビー級
王者:ジョン・ジョーンズ
1位:マウリシオ・ショーグン
2位:ダン・ヘンダーソン
3位:ラシャド・エヴァンス
4位:リョート・マチダ
5位:フォレスト・グリフィン
6位:ライアン・ベイダー
7位:クイントン・ランペイジ・ジャクソン
8位:アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ
9位:アレクサンダー・グスタフソン
10位:フィル・デイビス
※変動なし。

○ミドル級
王者:アンデウソン・シウバ
1位:マイケル・ビスピン(↑)
2位:クリス・ワイドマン(↓)
3位:マーク・ムニョス
4位:ティム・ボーシュ
5位:岡見勇信
6位:チェール・ソネン
7位:ヴィトー・ベウフォート
8位:リッチ・フランクリン
9位:ヴァンダレイ・シウバ(↑)
10位:ブライアン・スタン(↓)
11位:クリス・レーベン
12位:アラン・ベルチャー
13位:ホウジマール・トキーニョ・パリャレス
14位:ジェイク・シールズ
※スタンに勝利したビスピンがランクアップ。ベウフォートはライトヘビー級に継続参戦するかどうか不明なのでミドル級のランキングは据え置きとしました。

○ウェルター級
王者:ジョルジュ・サンピエール
暫定王者:カーロス・コンディット
1位:ジョニー・ヘンドリックス
2位:マーティン・カンプマン
3位:ジョシュ・コスチェック
4位:ジェイク・エレンバーガー
5位:ジョン・フィッチ
6位:リック・ストーリー
7位:エリック・シウバ
8位:チアゴ・アウベス(↑)
9位:ローリー・マクドナルド(↑)
10位:チャーリー・ブレネマン(↓)
11位:デミアン・マイア
12位:BJペン
13位:カイル・ノーク(↑)
※ブレネマンに勝利したノークがランクイン。ミドル級時代の2勝2敗という戦績を考慮しランキングは13位。

○ライト級
王者:ベン・ヘンダーソン
1位:ドナルド・セラーニ
2位:ハファエル・ドス・アンジョス
3位:フランク・エドガー
4位:グレイ・メイナード
5位:ネイト・ディアズ
6位:アンソニー・ペティス
7位:グレイソン・チバウ
8位:クレイ・グイダ(↑)
9位:ジョー・ローゾン(↑)
10位:ジョージ・ソティロポロス(↓)
11位:ジム・ミラー
12位:ジェイミー・ヴァーナー
13位:メルヴィン・ギラード
14位:エジソン・バルボーザ
15位:ハビブ・ヌルマゴメドフ
※欠場期間が1年を超えたソティロポロスがランクダウン。

○フェザー級
王者:ジョゼ・アルド
1位:ジョン・チャンソン
2位:ヒカルド・ラマス
3位:日沖発
4位:ダスティン・ポワリエ
5位:ジョシュ・グリスピ
6位:ジョージ・ループ
7位:デニス・シヴァー
8位:ハニ・ヤヒーラ
9位:ディエゴ・ヌネス
10位:バート・パラジェンスキー
11位:カブ・スワンソン(↑)
12位:チャド・メンデス(↓)
13位:エディ・ヤギン
※オリベイラに勝利したスワンソンがランクアップ。

○バンタム級
王者:ドミニク・クルーズ
暫定王者:ヘナン・バラォン
1位:ブライアン・ボウルズ
2位:マイク・イーストン
3位:ユライア・フェイバー
4位:エディ・ワインランド
5位:アイヴァン・メンジバー
6位:マイケル・マクドナルド
7位:スコット・ヨルゲンセン
※変動なし

○フライ級
王者:デメトリウス・ジョンソン
1位:ジョゼフ・ベナビデス
2位:イアン・マッコール
※とりあえず2位まで制定。今後は連勝した選手は積極的にランクインさせ、早めの活性化を目指します。
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by nugueira | 2012-09-24 23:35 | UFC | Comments(0)

UFC152の感想

 WOWOWで見た感想を。

カブ・スワンソン○-×チャールズ・オリベイラ(1R KO)
 身長に勝るオリベイラに対しスワンソンはパンチを振るうものの空振りが多く、逆にオリベイラにテイクダウンを許してしまう。この展開が続くと厳しいなあ…と思っていたら、スワンソンが左ボディを効かせてオリベイラを下がらせると、飛び込みながら右フック一閃。スワンソンが勝ち名乗りを受ける間もオリベイラは起き上がれない衝撃のKO葬。これでスワンソンは3連続KO勝利。いよいよ上位戦線に食い込んでくるか。

マット・ハミル○-×ロジャー・ホレット(判定)
 1Rにハミルがテイクダウンを取ると、バックに回ってパウンドで猛攻。しかし2Rになるとホレットがハミルのタックルを切るようになり、手数で優勢に。
 3Rを取った方が勝ちという展開で流れはホレットに傾いているように見えたが、3Rに入るとハミルが繰り返しテイクダウンを奪ってパウンドで攻め込み判定勝利。復帰戦を白星で飾った。ホレットは終盤テイクダウンをディフェンスするだけのスタミナが残ってなかったね。

マイケル・ビスピン○-×ブライアン・スタン(判定)
 タックルからの組み付きを織り交ぜて打撃を出していくビスピンに対し、スタンは徹底してスタンド勝負。1R終盤にはスタンの右フックでビスピンがグラつく。ラウンド全般ではビスピンのペースだったが、この一発でスタンがポイントを持っていったか。
 とはいえビスピンが危なっかしかったのはこの場面くらいで、2R以降は繰り返しテイクダウンを奪い、スタンドの打撃戦でも着実に有効打を入れて試合のペースを掌握。対するスタンは打撃一本やりの戦い方で局面を打開できず、判定3-0でビスピン勝利。
 ビスピンがテイクダウン狙いに行くのは予想通りだったけど、スタンドの打撃戦でも五分どころか押し気味に試合を進めていて、全局面で優勢勝ちを収めたのは少々意外。やっぱりミドル級のトップ戦線に食い込めるかどうかはビスピンが試金石なんだな、というのを再確認させられた一戦だった。

ジェセフ・ベナビデス×-○デメトリウス・ジョンソン(判定)
 前に出て圧力をかけ続けるベナビデスに対しジョンソンはサークリングで動き続け、合間合間に両者の打撃が交錯する展開。手数ではベナビデスが優勢な印象で、2Rにはベナビデスのパンチがジョンソンを捕える場面が目立ち始める。しかしスピード・スタミナが桁外れのジョンソンは一向に動きが衰えず、3Rは再び五分の展開。試合の行方はまだまだ分からないまま終盤戦へ突入。
 迎えた4R、ベナビデスのフックが当たり、ジョンソンが尻もちを着くようにダウン。ベナビデスはそのままギロチンチョークに行くが、ここを凌いだジョンソンはラウンド終盤は逆にテイクダウンを奪っていき一方的な展開にはさせない。
 5Rに入っても一向にスタミナ切れの気配を見せないジョンソンはベナビデスを抱え上げるようにしてテイクダウン。最終ラウンドはジョンソンが明確に差をつけて試合終了。印象としてはベナビデス優勢だったと思ったが、判定はスプリットでジョンソン。接戦を制して初代フライ級王座を獲得した。
 個人的な採点では1・2・4Rがベナビデス。とはいえ1Rも両者明確な差はなかったので、この判定も納得のいく範囲。ベナビデスがパンチを当てまくっている印象があったのだが、試合後に出たスタッツではジョンソンの方が上回っていたのには驚いた。
 終盤までノンストップの攻防が見られた一方、一発ではフィニッシュできない軽量級故の我慢比べの様相になってしまったのも確か。残念ながらメインを食うまでには至らなかったが、他にも活きのいい選手が多数出てきているフライ級はどんどん活性化していきそう。ジョンソンの牙城を崩すのは容易じゃないだろうけど。

ジョン・ジョーンズ○-×ヴィトー・ベウフォート(4R アームロック)
 ジョーンズは全く似合っていないアゴひげを生やして登場。これもダナへの反発心か?
 1Rにいきなりテイクダウンに成功したジョーンズ、上からパウンドを狙っていく。するとここでベウフォートが下からの腕十字!ガッチリ極まっておりあわやタップか、とも思ったが、なんとか外したジョーンズはヒジでベウフォートを出血させ、再び主導権を握る。
 結局ベウフォートのチャンスらしいチャンスはこの一度きりで、2R以降はジョーンズが関節蹴りをまじえながらスタンドで圧倒。3Rにはサイドキックをボディに叩き込み、ベウフォートをダウンさせる。完全に公開処刑モードに入ったジョーンズ、最後はマット・ヒューズポジションからベウフォートの腕を捻り上げて一本。カーウソン・・グレイシー柔術黒帯からタップを奪う化け物ぶりを見せつけて4度目の防衛に成功。
 終わってみればジョーンズの圧勝だったものの、それでもこの試合ではベウフォートが株を上げた感じ。1Rの腕十字はジョーンズにとって過去最大のピンチと言っていいはずで、テレビの前で思わず「まさか!?」と身を乗り出してしまった。前にも書いたように一連のジョーンズ・バッシングには全く同意できないのだが、この際ジョーンズもこれを機にヒールチェンジしちゃっていいのかも、といういい加減なアイデアまで頭に浮かんでしまった。
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by nugueira | 2012-09-23 23:55 | UFC | Comments(0)
 ボクシングのニュースを定期的に押さえていないので最近知ったのだが(チェックしておいた方がいいサイトってありますかね?)、パッキャオの次戦が12月8日、ファン・マヌエル・マルケスとのWBO世界スーパーライト級タイトルマッチに決定したそうで。

 てっきりブラッドリーとの再戦でリベンジを狙うものとばかり思っていたが、7階級制覇に目標を切り替えてきたか。単にブラッドリーとマルケスのどっちがビッグビジネスになるかを天秤にかけた結果かもしれないけど。

 うーん、しかしこの選択はどういう目が出るのかなあ。ここ2試合のパッキャオは突進力の衰えが顕著で、
ブラッドリー戦のインチキ判定はさておきスピードのある相手を捕えられなくなっているのは事実。昨年の試合でも「苦戦」と言っていい内容だったマルケス相手に、階級を下げて挑むのはかなりリスクが大きいのでは。

 名ボクサーが辞め時を見誤るのはよくある話で、パッキャオが引導を渡したデラホーヤもその代表例なわけだけど、当のパッキャオ自身が同じ道を歩もうとしているのは何か複雑な気持ちになってくる。

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by nugueira | 2012-09-22 17:21 | ボクシング | Comments(3)

Krush YOUTH GP 2012②

 先日に続き、YouTubeのKrushチャンネルで見たKrush YOUTH GP、-63kg級準決勝の感想を。

卜部功也○-×山口裕人(判定)
 1Rからジャブと前蹴りを的確に入れていく功也が試合をリード。山口も最後まで前に出続ける根性は見せたものの、パンチ・テンカオで終始攻め続けた功也がピンチらしいピンチもなく判定で完勝。

東本央貴○-×佐々木大蔵(延長判定)
 ジリジリと間合いを測る東本が、ハイからのパンチ連打で攻勢。3R通じて東本が押し気味に試合を進めていたと思うが決定打はなく、試合は延長へ。延長R後半には佐々木のローを効かされた東本が足をひきずるようになり本戦以上に微妙な印象だったが、前に出続けた東本がスプリット判定を制し決勝へコマを進めた。

 決勝はやはり功也優勢か。人気ブログランキングへ
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by nugueira | 2012-09-21 23:41 | Krush | Comments(2)