反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

<   2011年 03月 ( 28 )   > この月の画像一覧

復興の春。希望の春。

 なかなか発表されずやきもきしていたストライクフォースのPPV中継がようやく正式決定。川尻の戦い様、しかと見届けさせていただきます。

 時を同じくして、シュートボクシングではサワーvs佐藤の大一番が決定。「サワーって誰と試合するんだろう?梅野あたりを抜擢?それとももっと格下でお茶を濁すのかな」と思っていただけにこれは正真正銘のサプライズ。まあMAXが活動停止中だったから、というのも一因ではあるだろうけれど。

 4月には延期されていたKrushの王者決定トーナメントも開催。3月は震災により都内の格闘技興業は全休状態だったが、少しずつ活気が戻りつつある。

 奇しくも、明日から4月。今年は春先が冷え込んだこともあり開花が遅れていた桜も、徐々に見頃を迎えてきた。

 「自粛」を巡る論争は続いているし、「格闘技をやったところで被災地の人が元気になるのか」という問いに説得力のある答えを返すことはできない。
 それでも、生き残った人間は普通の生活を取り戻し、元気を取り戻すことが「務め」なのだろうと思う。

 春は新しい始まりの季節。生命の息吹の季節。悲劇を越えて、人生は続く。格闘技も続いていく。
[PR]
by nugueira | 2011-03-31 23:07 | 雑記 | Comments(0)
 石井慧がわずか9か月で離婚していたことが明らかに。

 ちょうどストライクフォースの欠場が明らかになっていたタイミングなわけだけど、ひょっとして離婚も試合キャンセルの一因?という疑念も。まあでも1月には離婚成立していたようなので関係ないか。

 しかしまあ、試合に関しては煮え切らない内容を繰り返していた石井が結婚生活では鮮やかな短期決着。これは今後MMA選手としても化けるきっかけになるのでは!?

 以上、今回の離婚劇を無理やり前向きに解釈してみました。いや、別に石井をフォローする義理はないんだけど。
[PR]
by nugueira | 2011-03-30 23:38 | 雑記 | Comments(0)

[こだわり]バウト

 3月の各賞と4月のおすすめバウトを。

MVP:ジョン・ジョーンズ(3/19 UFC128)
 23歳の新鋭があまりに圧倒的、あまりに衝撃的な内容で王座を奪取。何年か後に振り返ったとき、この試合はMMAの歴史における一つの転換点として刻まれるのでは、とすら思わせる試合だった。敗れたショーグンがかつてPRIDEミドル級GPを制したのも23歳の時、というのは歴史の因縁か。

ベストバウト:ユライア・フェイバーvsエディ・ワインランド(3/19 UFC128)
 ポイントゲームの要素が強い今のUFCに対する好き嫌いはさておき(個人的には嫌いなんだけど)、序盤はワインランドのリーチと腰の重さに手を焼いていたフェイバーが徐々にペースをつかんでいく様は見ていて感心するしかなかった。今のMMAの教科書、と呼んで差支えないのでは。

ベストKO:ダン・ヘンダーソン(3/6 ストライクフォース)
 40歳にしてこれだけの戦いぶりを見せてくれたダンヘンに敬意を表して選出。かつてのPRIDEトップ選手が相次いで黄昏の時期を迎えつつある中、この男に「衰え」「老い」という言葉は存在しないのか?

ベストサブミッション:ジョン・チャンソン(3/26 UFN24)
 この技が極まる場面を見ることができた、というだけで大満足。ボクシング+レスリングに行き着いたかに思えるMMAだが、こういうのを見るとグラップラーを応援するのはやめられない。

[おすすめ]バウト:ギルバート・メレンデスvs川尻達也(4/9 ストライクフォース)
 この試合をこのタイミングで迎えるのは運命の皮肉か、それとも何かの「導き」なのか。かつて、日本人選手の試合をこれだけの「思い」を抱えながら見たことが一度でもあっただろうか。様々な意味合いで日本MMAにとっての大一番となる試合。未曾有の災害の前に、我々ができることはあまりにも小さいのかもしれない。それでも、祈る。生きる。戦う。
[PR]
by nugueira | 2011-03-29 23:21 | 雑記 | Comments(0)

勝敗予想(3月の決算)

 3月の勝敗予想の決算を。

3/5 IT'S SHOWTIME(1/2)
3/6 UFC Live(3/3)
3/6 ストライクフォース(2/2)
3/12 OCTAGON(1/2)
3/19 UFC128(6/6)
3/26 UFN24(1/1)


 通算は14/16で的中率87.5%。歴史的惨敗だった2月から一転、8割越えの高的中率を達成。
 まあ試合数自体少なかったんですが、8月まで7割越えが出なかった昨年に比べれば上々の展開。何よりここ最近鬼門だったUFCで10試合全て的中というのが個人的に溜飲の下がる思いです。できれば4月以降もこのペースを維持したいところ。
[PR]
by nugueira | 2011-03-28 23:11 | 雑記 | Comments(0)
 本日開催されたUFN、まさかの決まり手が実現したという話を聞き、ネットで動画を確認。

レオナルド・ガルシア×-○ジョン・チャンソン(2R ツイスター)
 これはもう、フィニッシュシーンに感動!の一言。まさかこの技が極まるシーンを実際に見ることになるとは。
 振り返ってみればチャンソンって戦極でも三角絞めで一本勝ちしていたり、韓国人特有の打たれ強さだけでなくテクニカルな面も持ち合わせている選手ではあったけれど。しかしまあ、これで本当に一本取っちゃうとはなあ。
 冗談抜きで次戦はナンバーシリーズに抜擢されてもおかしくない、衝撃度満点の勝ち方。いやあ、返す返すいい映像を見た。
[PR]
by nugueira | 2011-03-27 23:55 | UFC | Comments(0)
 前回久しぶりに連載再開したところ反応をいただいたので、今度はショートスパンで。

 PRIDE.18(2001年12月23日 マリンメッセ福岡)

 福岡初進出(たしか)となる大会だったが、桜庭は前戦の負傷で長期欠場が確定、さらに大晦日に猪木祭りが控えていたこともあり、正直何に軸を置くのかが見えにくい大会に。当時ノゲイラは猪木祭りに出場する気満々だった記憶があるが、結局実現せず。

 そんな中メインに起用されたのはセーム・シュルトvs高山善廣による巨人対決。「シュルトは手心加えて見せ場を作るという発想もないだろうし、高山きついだろうなあ」と思いながら見ていたが、案の定シュルトが3分そこそこで高山を殴り倒すという身も蓋もない結果に。
 何年か後の雑誌記事で高山本人のコメントか何かが紹介されていたが、この敗戦には本当にヘコんだらしい。もっとも翌年に高山はこの敗戦を払拭してお釣りが来る大仕事をするわけだけど。

 この他にミドル級チャンピオンとして登場したシウバがアレクサンダー大塚を一蹴したり、改めて振り返ると出ている面子・試合内容は決して悪くはないのだが、前述のとおり大晦日の方に話題を持っていかれたこともあり、興行全体としては中途半端な印象は拭えなかった形。

 そんな中で一人気を吐いた(?)のが山本宜久。ヤン・ザ・ジャイアント・ノルキヤを腕十字で破りPRIDE初勝利を上げると、試合後のマイクで
 「これから心機一転、頑張ります!」
と言いたかったところを
 「これからはイッキシンテン、頑張ります!」
 という空前のミス。これは「ヒクソン相手に善戦」と並ぶ山本の格闘家人生における代表的業績、と言ってしまって差し支えないだろう。

 次からやっと2002年。人気ブログランキングへ
[PR]
by nugueira | 2011-03-26 23:01 | PRIDE | Comments(0)
 ジョーンズの王座奪取の興奮さめやらぬ状況ではあるものの、次回のUFCは4月30日。日本時間では5月1日なので、4月はまるまるUFCがないことに。

 でも去年とかは2大会開催してる月がもっとあったような気がするのだが。と思って確認したところ、2010年のナンバーシリーズは計17大会開催。2月・5月・8月・10月・11月が2大会開催でした。

 で、翻って今年は4月末(現地時間)までの時点で計5大会。明らかになっているスケジュールを見ると5月~7月も1大会ずつ。大会数のペースはやはり昨年に比べて落ちてる。

 4月に開催予定だったアブダビ大会が流れているし、去年みたいに下半期でペースアップすれば最終的にだいたい同程度の大会数になる可能性はありそう。
 とはいえ、WECを吸収したことを考えると実質大会数はやっぱり減ってるのかなあ。UFNとかLiveも含めた興行数はちゃんと把握していないので、この辺は感覚論になっちゃうけど。

 大会数減の理由はよく分からないけど、興行数増加による1大会あたりのPPV売上減少を抑えるために「供給規制」をしている可能性もあるのかしら。
 以前も「毎大会50ドル払うんじゃアメリカのMMAファンは出費が大変だよな」みたいなことを書いた覚えがあるが、飽和点に近づいてるのかも。(ダナは以前「毎週大会を開くのが理想」みたいな発言をしていた記憶もあるので、長期的にはまた別のプランがあるのかもしれないが。)

 しかし4月のWOWOWは久しぶりにUFCゼロか。まあWOWOWでは映画の方も月10本近いペースで消化してるので、レンタルビデオ代と考えれば元は十分取れてるんだけど。
 4月は映画何やるんだっけ。あー、『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』か。おっ、『シャッターアイランド』も。というわけで来月もWOWOWをお楽しみに!何の話してたんだっけ?
[PR]
by nugueira | 2011-03-25 23:55 | UFC | Comments(2)

PRIDE回顧録~PRIDE.17~

 連載企画と銘打ちながらだいぶ間隔の空いてしまったこの企画、久々の掲載です。

PRIDE.17(2001年11月13日 東京ドーム)

 PRIDE GP決勝大会以来となる東京ドーム興行。前座の見所をザッと振り返ると

・バトラーツの石川雄規がまさかの参戦を実現させるも、ランペイジに完敗。それでも当時見ていたときは「石川は負けっぷりがいい」と肯定的に捉えていたような記憶が。やはりある種の「牧歌的」雰囲気がまだ残っている時代だったということか。

・セーム・シュルトが佐竹を1ラウンドKOで難なく下しPRIDE2連勝。

・マリオ・スペーヒーがPRIDE初参戦。ノゲイラの台頭でやや影が薄くなっていたとはいえ外国人エースとしての地位を確立していたボブチャンチンに1ラウンド肩固めで圧勝。ちなみにこの試合のリングアナはなぜか立川談志。

 といったところなのだが、この興行の後半3試合は色々な意味で議論を呼んだり、PRIDEの転換期となった試合の連続。

 まず第7試合では高田延彦対ミルコ・クロコップの一戦が実現。
 この年の夏に開戦したK-1対猪木軍で藤田和之にまさかのヒザ蹴りKO勝利を収めたミルコに高田が対戦要求。高田はこの時期ほぼ実現ムードになっていたはずの小川直也戦をご破算にしてまでこの試合を選んだわけだが、いざ試合が始まると序盤に自らのローキックで足を痛めた高田がひたすら猪木・アリポジションを取り続け、時間切れ引き分けという世紀の大凡戦に。
 当時のファンとしては高田に大したパフォーマンスは期待できないだろうと思いつつも「総合素人のミルコは寝かせればどうにかなるはず」という読みに加え「プロレスラーの誇りにかけてミルコと戦う」という高田のムード作りに乗せられてしまい、試合開始時の空気は高田応援ムード一色。
 そんな中でこの凡戦を見せられたわけだから、いやー会場の空気は荒れた荒れた。PRIDEでプロレスラー幻想を破壊し続けてきた高田だが、ここでもまた悪い形での「大仕事」をやってのけてしまった。

 この大会でPRIDEが迎えた大きな転換点は、ヘビー級・ミドル級のベルトが新設されたこと。これまではGPが1回開催されたのみで「強さの序列はなんとなく見えていても、はっきり形になりにくい」「マッチメイクのストーリーが見えにくい」という難点があったが、タイトルマッチの新設により興行の軸が作りやすくなった。(もっとも、チャンピオンの試合が毎回タイトルマッチとはならないこと、GPの開催が定期化したことで、タイトルマッチの位置づけがぼやけてしまうという別の問題もこの後出てくるのだが。)

 セミではヘビー級タイトルマッチとしてアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ対ヒース・ヒーリングが激突。ノゲイラが序盤にヒザかどこかを痛めたせいもあり一本は取れなかったものの、終始グラウンドで圧倒し続け判定で完勝。名実ともにヘビー級エースとしての座を不動のものとした。

 そしてメインではミドル級タイトルマッチとして桜庭和志とヴァンダレイ・シウバの再戦が実現。前回の対戦のようにシウバのラッシュを食らわず、桜庭は何度かテイクダウンにも成功。途中ギロチンの体勢に入ったところをシウバにパワースラムのように叩きつけられる場面はあったものの、悪くないペースで進んでおりさあこれから・・・というところで、シウバのスラムにより桜庭が左肩を脱臼。1R終了時ドクターストップというまさかの結末で、シウバが桜庭を返り討ちにするとともに初代ミドル級王者となった。
 前回の試合が「出会い頭の打撃で負けた」という印象が強かったこともあり、再戦では桜庭が落ち着いてシウバにリベンジしてくれるだろう、というのが当時の一般的なファンの見方だったと思う。PRIDE側も大会の宣伝ポスターに「ヒーローは、2度負けない」というキャッチコピーを使って桜庭勝利という空気を煽っていたのだが、終わってみればファンや団体側の思惑があっさりと覆される結果に。
 以前も書いたように2000年のPRIDEはエース・桜庭の勝利という「予定調和」路線でブレイクの礎を築いてきたわけだが、2001年の初戦で桜庭がいきなりシウバに敗北。この日リベンジにも失敗したことで「予定調和」路線は完全に崩壊。今にして振り返れば、ベルトの創設により「強さを軸にした序列」を明確にしたことも相俟って、結果的にこの興行は後の「60億分の1」路線へとつながるターニングポイントとなったと言えるのでは。

 とはいえそういう「価値観の転換」にファンがついていけたかというと微妙なところで、メイン終了後の会場はまるで葬式のようなムードだった(完全に桜庭目線で見ていた自分が特にそう感じただけかもしれないが)。大会が終わってドームの外に出るとちょうど小降りの雨が降り始めていたのだが、「今の観客の気持ちが天気に反映されたんじゃないか」と思ったことをよく覚えている。
[PR]
by nugueira | 2011-03-24 23:15 | PRIDE | Comments(2)

UFC Fight Night24の予想

 週末にまたもUFCがあるので、メインカードだけ予想を。

アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ×-○フィル・デイヴィス
 ベイダーに敗れたホジェリオの相手はデイヴィス。レスリング出身でデビュー以来8戦全勝、となんとなくジョーンズやベイダーとかぶってくる経歴の選手。
 デイヴィスは去年見た試合でも「フィジカルでガンガン押してくるなあ」という印象。ベイダー戦を含めここ2試合は動きに精彩を欠いている印象のホジェリオ、苦戦は免れなさそう。
[PR]
by nugueira | 2011-03-23 23:58 | UFC | Comments(0)

ゴン格最新号

 連休中に神保町でゴン格最新号を入手したので、パラパラと読んでいるところ。

 今回の震災発生を受け、巻頭を初め震災に絡めたインタビューが多い構成。校了のリミットを考えるとかなりギリギリなタイミングでの作業だったと思うが、編集部の皆さんの努力には頭が下がる。

 この他には谷川・笹原両氏のインタビューも載っているが、あまり前向きになれるような新情報はなし。地震・SF買収と予想外すぎる事態が続いたのは同情すべきだけど、このままだと「やるやる詐欺」と受け止められても仕方がなくなってきてるよなあ・・・。あと北岡はDEEPに出るのね。

 とまあ読みどころは色々あるのだが、個人的に一番気になったというかガックリきたのは、日沖のインタビュー。「ところで、震災が起こった日に、SRCが事実上、活動停止ともとれるリリースを発表しました。」という質問に対する日沖の反応が
「えっ、そうなんですか?いや、生徒さんからドンキが離れるというのは聞きましたが・・・。活動停止ですか、それは解散ということですか」
「僕、パソコンとか立ち上げるのも週に一度ぐらいなんで、そういうことに疎いんですよね(苦笑)。(中略)2月の終わりに話し合いの場が持たれるので、その結果を伝えますと言われて以来、一切の連絡がなかったんです。」

 ちなみにインタビューが行われたのは3月16日。

 いやいやいや、あり得ないでしょ、この対応。現役王者に対してプレスリリース前もその後も一切接触なしってことでしょ?地震のドタバタがあったからって限界がある。というか地震のドタバタをいいことにSRCはこのままほっかむりするんじゃあるまいな?という疑念すら浮かんでくるのが怖い。

 この前SRC選手の再就職先一覧をまとめたときに「SRCサイドは今後の試合先とかをちゃんと手当てしてるんだろうな?」という疑問を書いたが、チャンピオンがこの状況じゃ他も推して知るべし。このままじゃ選手が最大の被害者だよなあ・・・。本当に暗澹たる気持ちになってくる。
[PR]
by nugueira | 2011-03-22 23:34 | 雑記 | Comments(0)