反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

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UFC127の感想①

 WOWOWで見た感想を。今回は放送まで間隔が長いので情報をシャットアウトするのが大変だった。

ニック・リング×-○福田力(判定)
 福田が最初にテイクダウンを奪うが、リングも下から三角絞めで応戦。その後は打撃戦の展開が続くものの、1R終了間際に福田がテイクダウンに成功。印象を良くする。
 2R以降も福田は自分のペースで試合を進め、打撃戦でも五分以上に渡り合い、要所要所でテイクダウンに成功。完璧な「UFC仕様」の試合運びを見せる。
 結局福田ペースのまま試合が終了し「うわー、UFCにアジャストした試合をやってのけたのが小見川でもKIDでも五味でもなく福田かー。なんか微妙な気持ちだなー」などと思いながらテレビを見ていたら、ジャッジは3-0でリング。
 いやいやいや、これおかしいでしょ。リングにポイント入る要素あったか?強いていえば1Rの下からの攻めぐらいだけど、なんでこういうジャッジになってしまうのか・・・。最近のUFCは判定を巡る不可解な試合がやや多い気がする。

マーク・ハント○-×クリス・トゥクシャー(2R TKO)
 ハントには期待できないだろう、と思って見始めたらトゥクシャーの腹のダルダルさ加減にびっくり。試合の方もハントが序盤にパンチを入れて優勢に試合を進めるとトゥクシャーの寝技も何とか凌ぎ、最後は突っ込んできた相手にアッパーを合わせてKO勝利。勝ち名乗りを受けるハントの姿を見るのは本当にいつ以来なんだろう。

ヂャン・ティェカン○-×ジェイソン・ラインハルト(1R ギロチンチョーク)
 思い切りのいい打撃を振るったヂャン、ラインハルトをギロチンに捕らえるとそのまま締め上げて秒殺一本。UFCアジア戦略のキーパーソンとなるか。

カイル・ノーク○-×クリス・カモッジ(1R 裸絞め)
 テイクダウンを取ったノークがマウント→バックから裸絞めであっという間に一本。地元オーストラリアの大歓声に後押しされるかのような快勝劇。
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by nugueira | 2011-02-28 23:29 | UFC | Comments(0)

今月の映画評

 ジョニー・デップ主演の『パブリック・エネミーズ』を見た。

 1930年代の実在のギャング、ジョン・デリンジャーの生涯を描いた映画で、デリンジャーが偶然出会った女性と激しい恋に落ちながらも次第にFBIに追い詰められていき、壮絶な最期を遂げる・・・という内容。(まあこれぐらいならネタバレの範囲には入らないかな。)

 銀行強盗が時代の流れに合わなくなり、犯罪組織からもデリンジャーが疎外されていく下りは面白かったものの、全体的にやや冗長な感じ。『ヒート』なんかもそうだったけど、マイケル・マン監督は長丁場の作品を時間どおり長く感じさせてしまうのが個人的には難点。

 とまあここまでは「なんで格闘技ブログに書く話なの?」と思われてしまう内容なのだが、なんと!

 FBI捜査官役でドン・フライが出演していた!

 恥ずかしながら見ているときは全く気づかず完全にスルーしてしまい、見終わった後にネットで初めて知りました。
 格闘家にあてがう必然性は全くない役柄で、どうも格闘家を引退したフライに俳優としてのオファーがあった、ということみたい。B級アクション映画への出演ならいざしらず、曲がりなりにもハリウッドメジャーの作品に出演。フライはいい役者人生送ってるなあ。
 去年『プレデターズ』にタクタロフが出演してるのを知ったとき「UFCブームのアメリカでは元UFC選手へのニーズも高まっているのでは」という少々強引な仮説を立てたことがあるのだが、あながち的外れでもなかったということなのかしら。フライのその後の出演作など、情報お持ちの方はぜひご提供をお願いします。

 昔『ゴジラ』にも出てたっけ。人気ブログランキングへ
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by nugueira | 2011-02-26 23:33 | 雑記 | Comments(0)

SRC対ゴン格

 高島学の記事に端を発するSRCの大会中止騒動について、ゴン格・松山編集長が「編集後記」の中で見解を表明。

 発売直前の時期に「謝罪文が載るらしい」という情報を聞き、「謝罪って言ったって何を謝るんだろう。『当日契約書にサインという事実はありませんでした』とかいう展開か?」と色々気を揉んだものの、結局謝罪ではなく、ゴン格が自らの主張を・スタンスを述べた形に。細かい内容は雑誌本体を読んでいただければと思うのですが、ゴン格がSRCの圧力(?)に屈しなかったことにまずは一安心。

 今回の件が「団体と専門誌の関係に一石を投じる」という無理矢理プラスな見方もできなくはないんだろうけど、SRC側がイベントの開催を「人質」に取っていることにどうしても納得が行かないんですよね。今回の場合「イベント中止の原因が本当にゴン格の記事なのか?」という根本的に怪しい部分もあるし。
 どうせならSRCサイドにインタビューして誌上で討論してもらうというのも面白かった気がするけど、まあそこまでは無理か。今のSRCのスポークスマンが誰なのかもよく分からないし。

 これで現状お互いの主張は平行線となったわけだけど、SRCはどういうアクションを起こすのか。イベント無期延期という既成事実だけが積み上げられていくのは、選手にとってもファンにとっても不幸だし、いい迷惑でしかないのだけど。
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by nugueira | 2011-02-25 23:20 | SRC(戦極) | Comments(0)

UFC127の予想

 日曜のUFCの予想を。今回WOWOWは1日遅れの放送。情報遮断がしんどくなりそうだなあ・・・。

マーク・ハント×-○クリス・トゥクシャー
 地元オセアニア凱旋のハント。相手の選手のことは全く存じ上げないのだが、ハントの信用が低すぎるのでこういう予想に。

ニック・リング○-×福田力
 WJ戦士・福田が遂にオクタゴンに登場!すいません、とりあえず言ってみたかったので。
 福田に頑張ってほしいところではあるのだけど、五味・小見川・KIDが立て続けに討ち死にしている流れを見ちゃうとなあ。相手のリングもなかなかの戦績のようなので、やはり福田が競り負けそうな予感。

クリス・ライトル○-×ブライアン・エバーソール
 地味に4連勝中のライトル。相手のエバーソールはコンディットの負傷欠場による代打だし、ここは連勝を伸ばすか。

ジョージ・ソソティロポロス○-×デニス・シヴァー
 昨年からライト級戦線で急激に存在感を高めているソティロポロス。地元での試合できっちり結果を出してタイトル挑戦を確定させたいところ。ライト級も上が詰まってきているので大変そうだが。

マイケル・ビスピン○-×ホルヘ・リベラ
 勝ったり負けたりを繰り返しながら中位グループに踏みとどまり続けているビスピン。今回は落としていい相手ではないでしょ。

BJペン×-○ジョン・フィッチ
 ペンのウェルター級転向第2戦。これで勝てば一気にGSPとの再戦か!という機運になるし、そう願いたいところではあるのだけど、そういう「幻想」に乗っかってしまったらUFC、引いてはアメリカ型資本主義の思う壷なのではないかと。何の話なんだ。
 UFCタイトルマッチ挑戦者ってベルト獲りに失敗した後はズルズルと黒星を重ねてトップグループから脱落する展開が多いけど、そんな中でフィッチは数少ない例外。それなりに厳しい相手を当てられつつも、GSP戦以降は無敗を続けているのはさすが、の一言。塩漬けが多くつまらないのは確かなんだけど、ずっとウェルターでやってきているというフィジカル面でのアドバンテージを考えれば、ペンをも塩漬けにしてしまう可能性は十分高いんじゃないかと。少々シビアにフィッチ判定勝ちという予想にしておきます。
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by nugueira | 2011-02-24 23:21 | UFC | Comments(0)

RISE74の予想

 日曜のRISEの予想を。

巨輝○-×麻原将平
渡辺理想○-×水町浩

 ライト級戦線は上位ランカーの順当勝ちという予想で。渡辺はこれで勝ったらタイトルマッチが見えてくるかな。

上原誠○-×イ・ギファン
 上原ってK-1トライアウト出身の選手だっけ。正直どこまで信頼していいかは微妙だが、相手も「大韓ムエタイ協会ヘビー級3位」という微妙な肩書きだし、ここはクリアしてほしい。

吉本光志○-×菅原勇介
 スーパーライト級タイトルマッチ。2階級制覇には失敗した吉本だが、最近のキャリアからすればこちらが適正階級のはずなので踏ん張ってほしい。

板橋寛○-×小宮山工介
 スーパーフェザー級タイトルマッチ。小宮山としては満を持しての挑戦だけど、去年カノンスック・アヌワットをなで斬りにした板橋の敵ではないかなあ。板橋はインタビューでもショータイムへの挑戦を口にしていたので、きっちり防衛して次のステップへ進みたいところか。
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by nugueira | 2011-02-23 23:12 | RIZE | Comments(0)

DEEP52の予想

 金曜に行われるDEEPの予想を。

昇侍○―×加藤友弥
 松本に敗れてるとはいえ、DEEP50の勝ちぶりが好印象の昇侍を支持。

今成正和○―×中村“アイアン”浩士
 今成がDJ戦と同様、のらりくらりと自分のペースで進めるのかなあ。いい加減ポコッと一発食らう場面が出てきてもおかしくない気はするが。

桜井隆多×―○中西良行
 ライトヘビー級王者の中西がミドル級へ。予想しづらいけど、桜井もピークは過ぎちゃってる感があるし。

桜木裕司○―×田澤和久
 幻のマカオ大会のメインがこちらへスライド。田澤の試合を見たことないのだが、川村と1勝1分の戦績を残している桜木に期待。
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by nugueira | 2011-02-22 23:29 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

BAMMA 5の予想

 週末はいくつか注目の興業が。まずはイギリスで開催のBAMMA5(存在自体、今回初めて知ったけど)。

ポール・デイリー○―×白井祐矢
 ニック・ディアスへの挑戦が確実視されつつあるデイリーに白井が挑む一戦。白井としてはここで大物食いを、という図式だけど、やっぱり厳しいかなあ。
 DEEPでチャンピオンになって以降の白井の試合内容は完全に一皮むけた感じなんだけど、それでも相手がデイリーとなると。コスチェックみたいに塩漬けにしてデイリーの打撃を封じたいところだけど、やっぱりその前に一発もらっちゃいそうな気がする。
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by nugueira | 2011-02-21 23:23 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

優弥vs郷野

 3/19のKrushで山本優弥vs郷野聡寛のスーパーファイトが決定。

 優弥の相手については宮田プロデューサーがツイッター上で「Krush初参戦の選手」というヒントだけ出してやたら思わせぶりに引っ張っていたので「梅野や自演乙、ひょっとしてキシェンコ?」といった想像をしていたのだけど、郷野は完全に予想外。しかも結果として肩透かしでも何でもない注目カードだし、これは正真正銘のビッグサプライズと言っていいでしょう。

 郷野は本業であるMMAの戦績も最近パッとしない上、立ち技での試合は相当ブランクが開いているのでどこまで戦えるか少々不安なのは事実。
 とはいえかつて全日本キックのリングで本業のキックボクサーを軽くいなしてベルトまで巻いてしまったのも事実なわけで、得意の「ライツアウト」で優弥に自分の試合をさせないという展開も十分想像し得るところ。元々の階級差も考慮すれば、優弥にとって決して油断できる相手ではないでしょ。

 一方の優弥は70キロ(あるいはK-1ルール)にアジャストして以降は「打ち合い上等」のガンガン攻めるスタイルが定着しているように感じるけど、本来はスピードを活かした「打たせずに打つ」展開も得意なはず。郷野相手にはこのスタイルに切り替えた方が噛み合う気もする。
 優弥の対MMA選手との他流試合といえば04年に全日本キックで高谷裕之と対戦しており(これも今になって振り返るとすごい組み合わせだが)、このときは優弥がスピードとテクニックで高谷を完封。やはり旧全日本キックファンとしてはこの一戦、優弥の貫禄勝ちを期待したいところ。

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by nugueira | 2011-02-18 23:46 | Krush | Comments(2)
 土曜のシュートボクシングの予想を。

鈴木博昭○-×大澤茂樹
鈴木悟○-×弘中邦佳
 S-CUPに続き立ち技VS総合のマッチメイク。とりあえず立ち技勢が2つ落とすことはないかなあ、という感じでこんな予想に。鈴木悟は危なっかしい気もするけど、去年は宍戸といい勝負したみたいだし。

ボーウィー・ソーウドムソン○-×宍戸大樹
 メインは宍戸がボーウィーに挑むリベンジマッチ。SBも年明け一発目からシビアなカード組んでくるなあ。とはいえ宍戸のここ最近の戦績を考えるとリベンジ達成は相当難しい気がする。
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by nugueira | 2011-02-17 23:39 | その他(立ち技系) | Comments(0)

皇帝陥落。歴史の終焉。

エメリヤーエンコ・ヒョードル×-○アントニオ・ペイザォン・シウバ(2R 終了TKO)
 開始から前に出てパンチを振るっていくヒョードル。だが体格差もあってかなかなか距離が合わない。シウバの懐でフックを出す場面もあるが、ここはシウバがスウェーバックで回避。シウバは落ち着いてヒョードルの動きがよく見えている感じ。
 1R後半には打ち合いからシウバの右がヒョードルを捉える。シウバはパンチからタックル狙い、さらにまたパンチ、と攻撃の切り替えが上手く、ラウンド終盤にはテイクダウンに成功。ダメージはさほどではないものの、徐々にシウバのペースになる嫌なムードで1R終了。
 2R開始早々、パンチを振るうヒョードルにシウバがドンピシャのタイミングでタックルを入れテイクダウンに成功。そこからマウントを奪ったシウバは、トップをキープし続けパウンドの猛攻。ヒョードルが背中を向けると裸絞めを狙っていく。ヒョードルは打開策を見出せないまま防戦一方。これが規格外の体格と柔術の技術が融合した結果なのか。
 シウバはここから更に肩固め、さらにはヒザ十字を狙っていく。終盤にヒョードルは起死回生のアキレス腱固めを仕掛けるが、これはシウバが効いていないとアピール。残り時間の少なさを計算した上での動きだったか。
 2Rは何とか持ちこたえたものの、右目を大きく腫らしたヒョードル。もう続行は無理では・・・という空気が流れる中、無常のゴング。捲土重来を期すはずのトーナメント。皇帝は初戦で姿を消した。

 今回の敗戦は出会い頭の一発でもなければ、ヒョードルに油断があったわけでもない。シウバが強く、自分のゲームプランを完璧に遂行したからヒョードルが負けた。その点でファブリシオ戦とは敗北の重みが全く違う。
 ただ、今回のヒョードルの敗戦が完全に予想外かといえばそうではない。おそらく多くの人が「今回はひょっとしたら・・・」という不安を抱えつつ、「それでもヒョードルなら何とかするはず」という半ば祈りに似た思いを抱えていたのでは。ここにヒョードルの神話性というか絶対性がよく表れていると思うのだけど。
 とはいえ、皇帝はパワーと技術の前に、言い訳のできない内容で敗北を喫した。思えばミルコ・ノゲイラ・シウバ・五味といったPRIDE出身の選手が敗北を重ねる中、ひとりだけ勝利を重ね続けるヒョードルは一人で「PRIDEの歴史」を背負い続けている状態だったのかもしれない。単なるセンチメンタリズムかもしれないが、ヒョードルが完敗を喫したこの日は、本当の意味で「PRIDEが終わった日」なのではないだろうか。

 試合後のマイクでは引退も示唆したヒョードル。今後の去就はプロモーターの思惑なども絡んで簡単にはいかないかもしれないが、今はもう、ヒョードルにもう一度戦ってほしいというわがままを言う気にはなれない。
 ただひたすら、ヒョードルという存在と同じ時代に生まれた幸運に感謝する他ない。
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by nugueira | 2011-02-15 23:20 | Strikeforce | Comments(0)