反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

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[こだわり]バウト

 毎月恒例の企画、3月のMVP&ベストバウトと、4月のおすすめバウトを。

MVP:アンデウソン・シウバ(3/1 UFC82)
 やはり素直に「強ええ」と思える選手をMVPに選ぶべきだろう、ということで。ミドル級頂上決戦と見られたダンヘンとの一戦も、終わって見れば圧倒的な内容で完勝。かつてはマット・ヒューズのものだったMMAパウンド・フォー・パウンドの称号を継ぐべきは、やはりこの男か。

ベストバウト:ジョシュ・バーネットVS吉田秀彦(3/5 戦極)
 内容自体は「ジョシュの圧勝」の一言で片付けていい試合なのだが、自分のやりたいことを出し切り、吉田の持ち味もしっかり引き出したジョシュにプロの矜持を感じた。開始直後のバックドロップで一気に場内の空気をつかんだのは「お見事」という他ない。

[おすすめ]バウト:石川直生VS山本元気(4/26 全日本キック)
 全日本キックのスーパーフェザー級頂上対決が実現。再浮上を願う石川か、再起に賭ける元気か。両者のここ数年の歩みと思いの全てが詰まった、極上の一戦を期待。
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by nugueira | 2008-03-31 20:18 | 雑記 | Comments(0)
 知人から「面白いから見た方がいい」と言われてTHE OUTSIDERの公式HPを見たら本当に面白かった。大会を煽るための記事を書いておけばよかった、と少々後悔している。

 で、その知人が会場から随時速報メールを入れてくれたので、それに基づく旗上げ興行の概要(?)を。

○会場内に木刀らしきものを持っている人間が。木刀は金属探知機に引っかからなかったか。
○第1試合はジャーマンで決着。負けた選手の不良仲間がリングになだれ込み大混乱となるが、その混乱を止めたのがなぜか村上和成。
○「リアルサラリーマン」酒井、七三にメガネで入場。対戦相手のキックボクサーに腕十字で圧勝。
○「角川春樹賞」のプレゼンテーターに角川春樹本人が登場。

 ワハハハハ!すげえ!格闘技の速報を見てここまで笑ったのは初めてかも。いやー、DREAM・戦極に続く第3勢力の登場ですよ。

 スポナビの記事なんかを見ても、会場内は非常に盛り上がっていた模様。こうなったらどこかのチャンネルで放送してくれないかなあ。この際PPVでも可。

 結局、前田にとってHERO’Sの3年間は何だったのか。人気ブログランキングへ
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by nugueira | 2008-03-30 22:23 | その他(総合・寝技系) | Comments(2)

全日本キック観戦記③

前田尚紀△-△ルンラウィー・サシプラパージム(ドロー)
 1R、パンチで出ていく前田に対してルンラウィーはミドルで対抗。ルンラウィーのミドルはスピード・威力ともに申し分なく、場内騒然。
 2Rに前田のパンチがルンラウィーを捕らえるが、逆にルンラウィーはこれで火がついたか、ミドルとヒザ、ヒジで逆襲に転じる。3Rは完全にルンラウィーが主導権を握り、スピードと手数で前田を圧倒。前田は下りながら防戦一方になる。
 後半はルンラウィーは流しに入ったか、自分からはあまり手を出さず様子見の感じ。前田はこれまでと変わらずパンチを振るい続けるが、決定打は奪えずに5Rが終了。
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 全体としてはルンラウィーのペースだったが、判定はルンラウィー1-0のドロー。前田は「自分の負け」と言っていたしルンラウィーも判定に不服があったようだけど、2Rが前田、3Rがルンラウィーということでまあ妥当ではないかと。ルンラウィーは後半もはっきりと攻勢を見せておかないとダメでしょ。
 とはいえ、てっきり噛ませ犬かと思っていたルンラウィーの予想外の強さにびっくり。やはりタイには探せばいくらでも強い選手がいるということか。

山本真弘×-○F16・PKPラチャノン(4R TKO)
 F16は16歳なのにキャリアが60戦だか70戦だかで、ルンピニーのランカー。児童の人権にうるさい欧米のNGOとかが見たら騒ぎ出しそう。
 1R、真弘は間合いを測りながら素早い出入りでパンチを出していくいつものスタイルだが、クリーンヒットはなし。対するF16もミドルの早さが尋常でなく、さすがルンピニーの現役ランカーという感じ。 
 2Rに入ると真弘のパンチが徐々に当たりだすが、F16のスピードも落ちず、跳びヒザを見せる場面も。
 ほぼ五分の展開ながら、有効打の数で上回りつつある真弘がやや優勢か、と思われた4R開始直後、真弘のパンチと交錯するようにF16のヒジがヒット。この一発で山本はカットしてしまい、無念のレフェリーストップ。
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 一階級下の相手にスピードで五分以上に渡りあった真弘だが、最後はヒジ一発に沈んだ。こういう際の場面での強さがやはりムエタイの真髄か。
 トーナメント制覇・タイトル防衛という流れで来て、K-1トライアウト合格後の初戦というテーマも抱えて挑んだ真弘は、またもやムエタイの壁に阻まれた格好に。どうしても2年前のワンロップ戦がフラッシュバックしてしまうが、あの時のように長いトンネルに入ってしまわなければいいのだけど。
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by nugueira | 2008-03-29 23:24 | 全日本キック | Comments(0)

戦極やらDREAMやら

 国内2大メジャー(どんぐりの背比べ状態の現状でこの表現も違和感があるが)が相次いで次回興行の一部カードを発表。

 まずはDREAMミドル級GP。桜庭をトーナメントに引っ張り出した努力は素直に評価したいけど、代償に相手がアンドリュース・ナカハラ・・・。まあこうでもしないと了解がもらえなかったんだろうけど。昔のユン・ドンシクと一緒だと思えばいいのか。
 船木VS田村も、内容よりもテーマ性を楽しむカードと思っておけばいいんでしょうね。これで2回戦で桜庭VS田村を実現させてくれれば最高なんだけど。まあ「トーナメントと別枠でやっとけ」と言われたらあまり反論できませんが。
 ヌルいカード2つが並んだ一方で、いきなりカーンVSムサシ。「カーンは契約の残り2試合が終わったらUFCに行く」という噂はやはり本当なのか。聞こえてくる噂では地味強の外国人が多くエントリーしそうなので、残りカードでどれだけシビアな空気を作り出せるかが楽しみなところ。「ミノワマン」という不確定要素が残っているが。

 もう一方の戦極については、大会50日前からちゃんとカード発表していく姿勢をとりあえず評価。結果的に「チケット販売に影響のなさそうなアンダーカードが真っ先に発表される」という事態になっているのがややズンドコ感がありますが。
 カード内容についても、日本人にしろ外国人にしろ、ちゃんと実績なり実力のある選手を引っ張ってくる戦極のスタンスは評価しておくべきだろうと思う。地味なのは如何ともしがたいけど、大舞台で化ける選手が出てくる可能性もあるでしょう。所がHERO’Sに出たときだって「どうしてこいつが?」という印象は少なからずあったわけだし。
 メインのホジャーも含めて、二の陣は通好みのカード編成になりそうな雰囲気。有コロというハコとのミスマッチがどうしても不安になってくるが。
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by nugueira | 2008-03-28 23:55 | DREAM | Comments(0)

全日本キック観戦記②

湟川満正○-×クリストフ・プルボー(延長判定)
 序盤からパンチ・ヒザ・ヒジと多彩な攻撃を打ち分けていくプルボー。湟川はディフェンスの狙いが絞りにくいのか先手は取られるが、きっちりとローを打ち返して手数はほぼ五分。
 2Rにプルボーのヒジで湟川が一瞬グラつくが、プルボーの太腿も真っ赤になっておりローは効いている様子。3Rはやや失速したプルボーに湟川が盛り返したところで試合終了。3R全体で優勢だったのはプルボーだったと思うが、決定打がなかったためか判定はプルボー1-0のドローで延長ラウンドへ。
 この展開だと根性勝負になってくるが、延長ラウンドは湟川のパンチでプルボーが一瞬腰を落とす場面があり、判定2-1で湟川。接戦をものにし、これでウェルター級ベルト再挑戦に王手か。昨年の渡辺戦といい、湟川はこういう泥試合の展開に強い。
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中村高明○-×ランボー・C.M.A.(3R TKO)
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 同じ階級にしてはえらい身長差のある対戦。試合が成立するのか不安になってくる。
 いざ始まってみると、ランボーが懐に入り込んで上へ振り抜くヒジやフックがたびたび中村を捕らえる。中村も序盤は首相撲に付き合っていたが、カットしたあたりで「こりゃヤバイ」と思ったか、1R後半から距離を取ってパンチで応戦するスタイルに変更。これがうまくハマり、2Rからは離れてのパンチ連打と、距離が詰まってからのヒザというコンビネーションで中村が完全にペースを掌握。最初からこうしとけば良かったのに。
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 結局、3Rに中村がパンチ連打を入れたところで流血によりレフェリーストップ。これで中村は戴冠後は防衛戦を含めて3連勝。「地位が人を作る」というパターンにハマってきたか?

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by nugueira | 2008-03-27 23:22 | 全日本キック | Comments(0)

全日本キック観戦記①

3月20日(木) 後楽園ホール

 前座で目についた試合もちょこちょこと。

白濱卓哉○-×那須儀治(3R KO)
 那須の方が明らかに体が一回り小さく、アナウンスされた体重もフェザー級。確か直前に怪我で選手が変更になったんだっけ。
 結局この体格差は如何ともしがたく、3Rまでもつれこんだものの白濱が最後はヒザ蹴りでKO勝利。マッチメイク自体にやや問題があったように思う。
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藤牧孝仁○-×翔太(判定)
 3連勝中と勢いに乗っていた翔太だが、藤牧が2Rにパンチでダウンを奪うとそのまま翔太にペースを握らせず判定で完勝。終わってみればランキング通りの結果に。

吉本光志○-×三上洋一郎(3R KO) 
 1R早々、吉本のボディストレートをもらった三上がいきなりダウン。「パンクラス帰りの吉本、キック復帰戦も秒殺?」というフレーズが頭をよぎるが、ここは三上がなんとか立ち上がって最悪の事態を回避。その後も吉本の一方的な攻勢が続くが、1R終了間際に三上のバックブローがヒットして今度は吉本がダウン。よく分からないが面白い展開になってくる。
 とはいえ2R以降も三上の動きは目に見えて、というか目に余るほど悪く、ボディーに狙いを定めた吉本がヒザ蹴りを打ち込み続け、3Rで合計5度のダウンを奪ってのKO勝利。ライト級時代の実績を考えれば、今後のウェルター級戦線でも注目しておいた方がよさそう。
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by nugueira | 2008-03-26 23:45 | 全日本キック | Comments(0)

ヒョードル問題に思う

 ヒョードルのM-1グローバル離脱がほぼ確実な状況になっている。UFC以外にもエリートXCやデラホーヤの新団体がオファーしてるのだとか。

 ヒョードルを巡るここ1~2年の動きを見ていると、団体側にとってヒョードルはもはや「選手」というより「投機の対象」なんだなあ、と思えてくる。「とりあえずこいつを囲っておけば後でものすごい金を生むんだろ?」と考えて手元に置いておこうとするんだけど、「維持費」がまかなえずに結局手放しちゃう、みたいな。

 よりよい条件を求めるのはプロの選手としては当然で、その論理でかつてPRIDEに選手が集まり、今はUFCへ選手が集まっているのは当たり前の流れだと思う。でも、「試合をしないこと」でファイトマネーを吊り上げ続けている今のヒョードル(というかその取り巻き?)のスタンスは完全に本末転倒になってしまっている気がする。

 ヒョードルが今のポジションを築いたのはノゲイラ・ミルコをはじめとする強敵を倒し続けてきたからこそで、二線級のイージーな選手だけを相手にいくら白星を重ねても、そこからは何も生まれてこなかったはずだ。今のヒョードルの姿勢は、かつての自分が辿ってきた道のりを完全に否定してしまっていると思う。

 何よりも、決して長くはないはずの格闘家としてのピークの時期を、こういう形で浪費してしまっていることが残念でならない。今から10年後、20年後に格闘技という競技の歴史を振り返るとき、この時期のヒョードルはどういった位置づけになっているのだろうか。「60億分の1」のはずだった男が「バブル期を象徴する時代の徒花」になってしまわないのか、不安でならない。
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by nugueira | 2008-03-25 23:12 | その他(総合・寝技系) | Comments(3)

パンクラスの予想

 水曜に行われるパンクラスの予想を。いや、この前の全日本キックの予想が全滅しちゃって、的中率7割にギリギリ届かない状態なので。

竹内出○-×金原弘光
 というわけで鉄板狙いの予想。いやー、竹内がガチガチに押さえ込んで勝つでしょ。金原がミドル級にどれだけアジャストできるか分からないけど、ちょっと厳しいでしょ。ここ最近の金原に対する放置状態はさすがに可哀想なので、何かちゃんとした節目になる試合を組んでほしい。竹内に塩固めにされて引退というんじゃ可哀想だし。

 他の試合は傷口を広げそうなので手を出さない。ガジエフ・アワウディン勝つんじゃないかと思うけど、試合見たことないのであまり根拠もないし。
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by nugueira | 2008-03-24 23:37 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

シュートボクシング

 この前スカパーを見てたら、シュートボクシングの2月大会を放送していた。SBの映像を見るのって06年のS-CUP以来か。せっかくなのでざざっと感想を。

 アレックス・ロバーツはチームドラゴンの西脇をローキックだけであっさりと粉砕。やっぱり一昨年のG-BAZOOKA制覇後にK-1に参戦しなかったのは何かの手違いだったとしか思えない。てなことを考えていたらあっさり4月のK-1に参戦が決定。でもいきなりグラウベ相手はきついな。どうせならペタス相手に「日本語のうまい外国人最強決定戦」をやってほしい。

 石川剛司は及川を破った韓国人相手に判定勝利。両者ガンガン打ち合う面白い試合だったけど、石川は攻めが少々雑か。終盤はスタミナ切れを起こしている感じもしたし、やっぱりタイトルマッチでは及川の堅実な試合運びの方が上回りそう。

 菊地浩一VS金井健治はサプライズと言っていい結果に。地力から言えば菊地が勝つべき試合なんだけど、金井が序盤に予想外にいい動きを見せて、そのままペースを握ってしまった感じ。菊地は3Rにローで金井の動きを止めたのに、そこから先が攻め切れなかったのも痛かった。
 こういう泥試合では最後は根性比べになるけど、そこでも競り負けてしまうのが菊地の詰めの甘さなのか。延長ラウンドは菊地のローを取ってもよさそうにも思えたけど。

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by nugueira | 2008-03-23 23:31 | その他(立ち技系) | Comments(0)

DREAM観戦記④

青木真也△-△J.Z.カルバン(ノーコンテスト)
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 全ての迷いを振り切って、自分の全てを信じて、青木入場。
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 21世紀の闘神、さいたまアリーナへ降臨。カルバン入場。

 組み付きを狙っていくかと思われた青木だが、ミドルを中心にスタンドで対峙し、隙を見て引き込みを仕掛けていく。対するカルバンも青木の寝技を警戒し、グラウンドになっても必要以上には攻め込まずスタンドへ戻していく。お互い、ペースを奪うための我慢比べか。
 3分過ぎ、青木がコーナーへ詰めてタックルを仕掛けたところで、カルバンのヒジが首筋に当たってしまい試合がストップ。青木の回復を待つため試合が中断される。
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 青木が試合を再開できる様子も見られず重苦しい空気が流れる中、遂にドクターから試合再開が無理であることがアナウンス。ノーコンテスト、トーナメントの勝ち上がりは主催者預かりとなることに。ファン期待の一戦は最悪の結末を迎えることになった。
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 格闘技の試合である以上こういったアクシデントは一定の確率で起こりうることであり、「仕方ない」という以外にコメントのしようがないのだが、旗上げ戦のメインというこれ以上ない大事な試合でこういう事態が起きてしまうことは、どうしても残念を通り越して不安を感じてしまう。青木は大晦日に続く不測のアクシデント。カルバンとは縁がないのか、地上波との相性が悪いのか。
 ノーコンテストの裁定後、泣きながらマイクを持つ青木に「やめちまえ」という罵声を浴びせる客がいたが、「チケットを買う金を持っていたとしても、選手をリスペクトする気持ちを持ち合わせていない人間に会場観戦をする資格はない」ということはこの場ではっきり申し上げておきたい。
 この一戦だけで格闘技人生が終わるわけじゃない。やめる必要なんかねえよ。泣くな、青木。

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by nugueira | 2008-03-22 23:27 | DREAM | Comments(0)