反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

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 S-CUPに続いて、武士道の勝敗予想を。相変わらず試合数多いので、まずはメインのウェルター級GP及びライト級タイトルマッチから。

三崎和雄×-○パウロ・フィリオ
郷野聡寛×-○デニス・カーン

 まずGPの準決勝2試合。まあ大方の人の予想はこうなんでしょうが、私も「二強」が順当に決勝へコマを進めると思います。
 三崎はここまでゴツゴツした殴り合いの展開に持ち込んで勝ち上がっているけど、フィリオはそれをさせてくれないでしょう。テイクダウンを取られたら、後は防戦一方の展開にしかならないと思う。
 一方の郷野、相手に攻めさせ続けた後で後半にひっくり返すスタイルが2回戦まではうまくハマったけど、カーン相手にこれが通じるか。カーンの場合、パワーとも打撃テクニックとも違う「突進力」がものすごいので、凌ぎ切れずにどこかでつかまってしまうのではないかと。寝技に持ち込めばどうにかなるという相手でもないし。
 どちらの試合も判定までもつれこむ可能性は十分にあると思うので、その辺の展開も決勝の行方に影響するでしょうね。

 で、決勝の予想。

カーン○-×フィリオ
 超一級の実力者同士の激突だし、前述のとおり準決勝の消耗度合にもよってくるので、非常に予想が難しい試合。半分願望込みですが、今年に入ってから爆発的な強さを見せているカーンが、この勢いのままフィリオに初の黒星をつけてしまうのではないかと。ただ雑誌に載っていたアウレリオのインタビューによると、カーンは最近恋人が亡くなったばかりなのだとか。これがメンタル面にどう影響するか。
 まあ一方で、いい加減BTTにGPのベルトを持ち帰らせてやりたいなあという思いもあるんですけどね・・・。

 続いてライト級タイトルマッチ。

五味隆典○-×マーカス・アウレリオ
 石田に敗れてアウレリオの株が下ったとはいえ、相性的にこの対戦だとアウレリオの方が有利、という事実には何ら変わりはないわけで。しかも五味は復帰戦でも全盛期の勢いが感じられないまま。うーん、いやな展開としか思えない・・・。
 とはいえ王者の存在証明であるベルトが懸かったリベンジマッチ。インタビューを見る限り、出稽古も再開して完全にスイッチは入っているようだし、五味のベルト死守を予想します、いや、信じます。

 ワンマッチはまた明日。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-10-31 01:03 | PRIDE武士道 | Comments(0)

S-CUPの優勝予想

 いよいよ開催が迫ってきた2年ぶりのS-CUP。

 今回の出場メンバーを見た素直な感想としては、K-1MAXの子会社化がだいぶ著しくなってきたなあという感じ。しかもSBサイドがクラウス・ドラゴ・ザンビディスを要求したのに、出てきたメンバーがタイ・ジョーダンとメンジヴァー。「負けてもK-1的に痛くもかゆくもない面子」というコンセプトがハッキリしすぎていて、むしろ清々しいぐらい。「立ち技最強」を掲げるなら、K-1にこだわらずにムエタイや散打を引っ張ってくる手もあると思うんだけど。

 まあでも、中量級戦線を占う上で注目のメンバーが集まっていることに変わりないわけで、とりあえず優勝予想に行ってみます。

宍戸大樹×-○タイ・ジョーダン
 SBの新エース・宍戸が初戦敗退と、いきなり大胆予想。
 やっぱり前回のブアカーオ戦の負けは尾を引くと思うんですよ。ダメージ以上にメンタル的な意味で。リザーバーから勝ち上がった前回と違い、SBの看板を背負ってもの凄いプレッシャーがかかっている状態だし、出番がトーナメントの第1試合。相手のジョーダンに関してはほとんど知らないけど、SHINOBUに勝っていることから考えても、決してイージーな相手ではないだろうし。この予想は意外と見当違いではない気がする。宍戸が覆してくれるに越したことはないけど。

緒形健一○-×イヴァン・メンジヴァー
 緒形の緒戦の相手はHERO’Sから電撃参戦のメンジヴァー。パンクラスでのスープレックスが印象強かったから抜擢されたんだろうけど、立ち技ルールでどこまでできるのかなあ。宇野との試合でもミドルをほとんどガードできてなかったし。緒形もここ最近は気合の乗ってる試合を見せてくれているし、ここは2004年の悪夢を払拭してくれそう。

ダニエル・ドーソン○-×ヴァージル・カラコダ
 SBのリングでは長らくご無沙汰だったドーソン、最近はボクシングに専念していたのね。確かにWBOではジュニアミドル級に堂々のランクイン。
 事前報道ではボクシング出身のカラコダとの殴り合いが煽られているけど、ドーソンの持ち味はむしろ足技。ジャンプしながらの二段蹴り・三段蹴りをここまで綺麗に放てる選手は記憶にない。カラコダが正面からゴツゴツ殴り合う得意の展開に持ち込めば分からないけど、キックの実績の差でドーソンがけっこう簡単に勝つと思う。

アンディ・サワー○-×イアン・シャファー
 サワーと激突するのは、このところ完全に立ち技の選手になってしまっているシャファー。まあ問題なくサワーの勝利でしょうね。魔娑斗戦や宍戸戦の結果から考えても、シャファーに立ち技のトップどころと互角に渡り合う実力があるとは考えにくい。

 では準決勝以降の予想。

ジョーダン×-○緒形
 SBの看板に懸けて負けられない緒形が気迫でジョーダンを撃破。

サワー○-×ドーソン
 2003年に一度対戦が決定したものの、サワーの怪我で流れてしまった幻のカード。これが事実上の決勝でしょう。
 両者とも殴ってよし・蹴ってよしなだけにハイレベルな接戦になるだろうけど、ドーソンはキックのリングから離れていることが不利に働きそう。ここ数年の場数の差で、サワーが勝利か。

サワー○-×緒形
 決勝はめでたく(?)SB勢同士による対決。ワンデートーナメントなのでここまでの消耗具合にもよってくるけど、緒形が連続KOで勝ちあがってくるというのも考えにくいしなあ。やはり地力の差でサワー勝利。

 というわけで「絶対王者」サワーの3連覇を予想。最近のMAXでの充実ぶりから考えても、サワーに追いつける選手が出てくるというのはちょっと考えづらい。緒形と宍戸が入れ替わっても、サワー優勝という結末は動かないと思う。

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by nugueira | 2006-10-30 07:27 | その他(立ち技系) | Comments(5)

[こだわり]バウト

 今月は会場・テレビ観戦の予定はもうないので、少し早いけど10月のMVP・ベストバウトおよび11月のこだわりバウトを。

[MVP] 秋山成勲(10/9 HERO’S)
 スミルノヴァス戦では柔道出身とは思えない打撃を披露してのKO勝利。さらに戦前の予想では圧倒的不利と見られていたマヌーフにも完勝し、総合転向から2年にして遂にタイトルを獲得。2試合の内容は「柔道家・秋山」ではなく「総合格闘家・秋山」の完成を窺わせる、説得力十分なものだった。
 今回の優勝は、イージーファイトとも取れる相手との対戦をこなして少しずつ総合慣れしてきた成果とも取れるわけで、その意味ではK-1サイドの育成方法が間違っていなかった、ということが証明されたのではないかと思う。

[ベストバウト] 宇野薫 VS J.Z.カルバン(10/9 HERO’S)
 今月は「文句なしにこの一戦」というものはなかったけど、1試合を選ぶとすればやはりこの勝負。出会い頭の一発でなくフルラウンド戦い抜いた上で宇野を退けたことで、カルバンはその実力を証明してみせた。
 一方で、カルバン相手に最後まで決定打を許さなかった宇野のテクニックと判断力もさすが。宇野の試合は派手さこそないが、高い技術に基づく確実さがある、ということを再認識させられた。

[おすすめバウト] 青木真也 VS ギルバート・メレンデス(11/5 PRIDE武士道)
 S-CUPも楽しみだし真王杯決勝も楽しみだし、武士道の中にはウェルター級GP決勝もライト級タイトルマッチもあるけど、それでも1試合を選べと言われたらやはりコレ。
 現在の総合格闘技のトレンドを象徴するような「打撃の壊し屋」と、その時流に逆らうスタイルを貫きながら結果を出し続ける「寝技の壊し屋」。勝負はファーストコンタクトで決まりそうな気もするし、最後の最後までもつれそうな気もする。いずれにせよ、この試合の勝者がライト級戦線の新たなるキーマンとなる。

 11月は4興行観戦になりそう。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-10-29 21:37 | 雑記 | Comments(0)

谷川Pの問題発言

 『ゴン格』最新号に谷川プロデューサーのインタビューが載っており、主なテーマは8月の桜庭戦に端を発するレフェリングのルール問題。

 とりあえず気になった発言を抜粋すると以下のような感じ。

「そこ(注:ルール問題)にしか目が行かないマスコミはダメ、(中略)そこにしかスポットを当てないマスコミはいかがなものかと思ったし、マスコミにとってルール問題はどうだっていいと思うんだよね。」

「(桜庭戦について)でも、ファンは喜んでましたよ」

「レフェリングとかジャッジを問題にするのもいいんだけれど、格闘技でそれしか語らないっていうのはネットレベルですよ。ネットのファンがやること」


 発言内容を活字にすると細かいニュアンスが伝わらなくて極論に見えてしまう、というのはままあることだとは思うんですが、それを理由に受け流せるレベルではないと思うので、とりあえず感想を。

 要するに「専門誌の在り方論」というところに行き着いちゃうんだけど、歴史が浅くて未成熟な格闘技という分野で、専門マスコミの側が批評性や批判性を二の次にしちゃったら、もうお終いだと思うんですよね。冗談抜きで命のやり取りをしている競技なわけだし。

 谷川の「ネットレベル」という発言には「専門誌>ネット」という前提があるわけで、まあこれは当然ですよね。プロとしてこの仕事で飯を食ってる人と、趣味で書いてる連中を比べるのは失礼だろうし。
 でもそうなると、安全性のテーマを第一に議論している人間は素人レベルで、プロのマスコミならそこは二の次にしてファンを煽ることを優先してくれ、と言っているようにしか読み取れない。それって健全なんですかね。(この発言をしている本人自身が元専門誌編集者、というのも信じられないが。)

 谷川の考えるプロの格闘マスコミ像がそうであるならば、こっちは「ネットレベル」で結構。喜んで、ネットのファンの目線からレフェリングやジャッジの議論をさせてもらいますよ。

 実質ひとりでこれだけの興行数を支える手腕には感心するけど、やっぱりこの人のことは一生評価できませんわ、というのを改めて確認。

 なお、同じく今月のゴン格にはネットユーザーによる座談会が掲載されており、こちらでもレフェリング問題を巡る専門誌の在り方が話題になっているので、是非あわせて読んでいただきたい。

 最近、格通を買ってないな。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-10-28 10:38 | 雑記 | Comments(5)

私の頭の中の雑音

 電車に乗っているときとか仕事中とかに突然、昔目にした映像なり耳にした音楽なりが頭の中でリフレインしてしまい「あれ?これって何だっけ?」となることはないだろうか。

 先日も仕事の最中(しかもけっこう大事な打ち合わせ中)にどっかで聞き覚えのある、でも出典が思い出せないBGMが頭の中で流れ出してしまい、もう気になって気になって。

 なんだろう、このやたら勇ましい音楽は。何かのテーマ曲っぽいんだよなあ。でも俺、最近ろくに映画見てないしなあ。じゃあ格闘技の会場で聞いたのか?うーん、何だっけ・・・

 ようやく思い出した。

 『少林サッカー』のテーマ曲(=宍戸大樹の入場テーマ曲)だった。

 とりあえず真面目に仕事しとけ、っちゅう話ですよ。

 まあS-CUPも近いということで・・・。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-10-27 03:14 | 雑記 | Comments(0)

働き過ぎにご注意

 10/9にHERO’Sが終わった後は、12月のK-1WORLD GPまでMAXもHERO’Sもなし。この間に大晦日に向けて色々と仕込んでいくということだろうか。

 それにしても、2ヶ月近くFEGの興行がないっていうのも何か違和感あるなあ。と思って今年のスケジュールを振り返ってみたところ・・・

06.02.04 K-1MAX 日本代表決定トーナメント
06.03.05 K-1ワールドGPオークランド
06.03.15 HERO'S 2006
06.04.05 K-1MAX 世界一決定トーナメント開幕戦
06.04.29 K-1ワールドGPラスベガス
06.05.03 HERO’Sミドル級トーナメント開幕戦
06.06.03 K-1ワールドGPソウル
06.06.30 K-1MAX 世界一決定トーナメント決勝戦
06.07.30 K-1 REVENGE
06.08.05 HERO’Sミドル&ライトヘビー級トーナメント準々決勝
06.08.13 K-1ラスベガスII 世界最終予選
06.09.04 K-1MAX 世界王者対抗戦
06.09.30 K-1ワールドGP開幕戦
06.10.09 HERO’Sミドル&ライトヘビー級トーナメント決勝戦

 うわっ、詰め込みすぎ!約9ヶ月の間に合計14興行。そういえば、7月末から8月にかけてはやたら勝敗予想と観戦記に追われていた記憶があるのだが、あれは気のせいではなかったのか。

 しかし、このペースで興行打つとなるとマッチメイクする方も大変だよなあ。

 過密スケジュール・伸び悩む視聴率・サップとの法廷闘争・そして迫り来る石井館長の収監。私は谷川プロデューサーの体が心配でならない。

 最近ジムで減量してるみたい。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-10-26 01:42 | K-1 | Comments(2)

給料泥棒

 5年9ヶ月で8日しか出勤しなかった市役所職員が話題になっているようですね。この間の給与の合計額が約2700万円だとか。
 まあ一般常識から考えるとありえない待遇なわけですが、こういうケースって世の中にはままあるんですよ。

 「DSEと長期独占契約!」と言っておきながら、2004年の大晦日以来一度も試合をしていない金メダリストとかね。
 実質2年間で出勤1日ですよ(出勤?)。ギャラは2700万どころじゃ済んでないだろうし。こっちの方がはるかにタチ悪いですわ。

 来年のラスベガス大会に出るとかいう話が。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-10-25 01:24 | 雑記 | Comments(3)
 今のところ最初で最後の相撲観戦が2004年の初場所なのだが、このとき三段目に星誕期が登場。

 「へー、星誕期まだやってたんだ」
 そして取り組み終了。
 「あれ、なんか花束受け取ってない?」
 「・・・今日引退なんじゃねえのか?」

 といったように、私とは浅からぬ因縁がある(?)星誕期だが、このほどDDTでのプロレスデビューがほぼ確実な情勢に。これは是非取り上げねば!

 と思って書き始めてみたものの、特に書きたい話もないことが判明。相撲もDDTも守備範囲外だからな。やっぱり勢いだけで物事進めちゃダメですね。

 それにしてもなあ。角界出身者の燦々たる戦績を考えるに、総合格闘技という選択肢を外したのは正解なんだろうけど、業界全体の燦々たる状況を見るに、プロレスという選択肢は果たしてどうなのか。

 あと、あれですかね。必殺技はやっぱりアルゼンチンバックブリーカーになるんですかね。とりあえず当面の関心事項はこの一点のみ。

 ていうか、タレント活動やってたんだね。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-10-24 01:04 | プロレス | Comments(0)

夢のライト級グランプリ

 以下のメンツで-73キロぐらいのトーナメントできないかなあ、というのをこの前唐突に想像した。

五味隆典
川尻達也
桜井“マッハ”速人
石田光洋
青木真也
ヨアキム・ハンセン
ギルバート・メレンデス
マーカス・アウレリオ
山本“KID”徳郁
須藤元気
宇野薫
J.Z.カルバン
ショーン・シャーク
ヴィトー・“シャオリン”・ヒベイル
BJ・ペン
アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ


 来年武士道がライト級GPを開催すれば過半数は揃いそうなメンバーではあるけど。
 BJは昔ライト級だったし、減量は可能でしょう。16人目がけっこう難しいんだよなあ。とりあえず全盛期のペケーニョに対する幻想をいまだに引っ張っているので、入れさせてもらいました。

 UFCのライト級戦線が活発化してくると、今後は武士道・HERO’Sとの三極分裂。こういうトーナメントはますます夢の存在になってくる。

 他に推薦があればぜひコメントを。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-10-23 00:15 | 雑記 | Comments(2)

PRIDE32の感想

 先ほどPPVを見終わったので、さっそく感想をアップ。

 オープニングのスタッフ紹介ではネバダ州アスレチックコミッションの方々に客が大ブーイング。「踏みつけ禁止にしやがってコノヤロー!」ということか?

 オープニングの構成やレニー・ハートのアナウンスはいつもどおり。この辺りは「いつものPRIDEを持ち込む」という看板に偽りなしですね。

ジョーイ・ヴィラセニョール×-○ロビー・ローラー(1R KO)
 開始直後にローラーの飛びヒザ一撃で試合終了。PRIDEらしいといえばらしいが、ちょっとあっけなかった気も。
 ローラー参戦でウェルター級戦線異常アリ、となるか?

トラビイス・ガルブレイス×-○中村和裕(2R TKO)
 直前の対戦相手変更のせいか、煽りVなしでいきなり中村入場。やっぱり扱い悪いな。「ラスベガスにまでドンペンが登場したらどうしよう」と心配していたが、杞憂に終わってくれた。
 1Rに中村がフックでダウン取った時点で実質勝負ありでしたね。ガルブレイスはここからよく粘ったけど、1R後半から目に見えて動きが落ちてた。中村はこういう試合を前回もやってくれればよかったのに。

フィル・バローニ○-×西島洋介(1R アームロック)
 ゴングと同時にバローニが西島のパンチをかいくぐってタックル。お前、今までそんなスタイルじゃなかっただろ!まあ、今回の相手ならこういう戦い方になるか。
 西島は相変わらず寝かされてからは何もできず、起き上がれないまま最後はアームロックで一本。これで4連敗。未だ、光明見えず。

ダン・ヘンダーソン○-×ビクトー・ベウフォート(判定)
 ビクトーのKO勝利、判定に行くにしても大接戦だろうと思っていたんだけど、予想に反してダンヘンのワンサイドゲームに。ダンヘンは常にパンチで先手を取り続けていたし、そこからタックルや組み付きへの移行がバツグンに上手い。ここ最近の不調がウソのような動きのよさ。やっぱりまだまだ強いねえ。
 一方のビクトーは再浮上のきっかけをまたも逃してしまった形に。試合後、リングを降りてから座り込んでうなだれる姿が印象的だった。

バタービーン○-×ショーン・オヘア(1R KO)
 感想を書くのも面倒くさいが、バタービーンがオヘアに何もさせず殴り勝ち。この組み合わせなら下手に長引いても大味になるだけだし、この展開になってくれてよかったのでは。どうせ客が求めてるのもこういう結果だろうし。

 休憩明け、高田本部長が「プリーズ・ギブ・ミー・ミニット!(少し時間をください)」に始まる中学レベルの英単語を連ねたスピーチを披露。吉田・藤田・マッハをリングへ呼び込む。
 3人も順番にマイクを持ったが、藤田は「ハロー、U・S・A!ネクストタイム、マイタイム!(次は俺の番だぜ!の意か?)」というコメント。やはり英語教育には真面目に取り組むべきだろうか、と考えさせられた。

ジョシュ・バーネット○-×パウエル・ナツラ(2R アンクルホールド)
 両者が差し合いの状態で少し膠着すると、客席からすかさずブーイング。アメリカの客はこういう展開、本当に嫌いなのね。
 試合の方はジョシュが予想外の大苦戦。やはり連戦疲れか。このまま判定になるとやばいなあと思ったけど、最後はアンクルで大逆転勝利。凱旋試合でとりあえず結果は出してみせた。
 ナツラは総合格闘家としての完成度はどんどん高くなっているが、やっぱり最後が詰めきれない。せめて年齢があと5歳若ければなあ・・・。

ケビン・ランデルマン×-○マウリシオ・ショーグン(1R ヒザ十字)
 ゴングと同時にタックルからテイクダウンを取るランデルマン。しかしショーグンがここから次々と足関を仕掛ける。そういえばコールマン戦でも下からの足関節をやっていたっけ。踏みつけがなくても、戦い方の幅が広いな。
 最後はヒザ十字で極まったが、ランデルマンがヒールホールドをひたすらガマンし続けていたので、見ているこっちがイヤな汗をかいてしまった。

エメリヤーエンコ・ヒョードル○-×マーク・コールマン(2R 腕十字)
 まあ予想どおり、というのが一番手っ取り早い感想。ヒョードルがタックル切りまくり、パンチ入れまくり。コールマンが2Rにようやくテイクダウンに成功するものの、そこから先は前回対戦時の焼き直しのようにヒョードルが下から腕十字を取って一本。やっぱ強いわ。
 コールマンは根性は見せたが、パンチを食らい続けてボコボコになった顔は痛々しいの一言に尽きる。あと、解説の高阪の「ヒョードルのパンチもらうとこうなるんですよ」というコメントは体験者ならではの実感がこもっていてよかった。
 試合後、コールマンの2人の娘がリングに上がって泣きながらコールマンに抱きついていたが、この演出はどうかなあ、と思った。娘さんたちの涙が本物であるだけに、なお更ね。

 アメリカ初進出の今回、大会としては合格点をあげていいんじゃないかと思う。勝敗的には最初から結果が見えている試合が多かった中で、PRIDEの魅力はよく伝わったのでは。来年からは少なくともナンバーシリーズは、完全にアメリカに軸足を移しちゃうのかなあ。

 タイソン、結局来なかったな。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-10-22 14:15 | PRIDE | Comments(6)