反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

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[こだわり]バウト

 新生ゴン格の後ろの方に、各ライターが「月間MVP」「月間ベストバウト」「おすすめバウト」を列挙する「[こだわり]バウト」というコーナーがあり、ちゃんと読むと意外と面白い。というわけでさっそく真似してみました。「月間MVP」「月間ベストバウト」は5月、「おすすめバウト」は6月の試合が対象です。

月間MVP:藤田和之(5・5 PRIDE GP)
 「今さらなんで藤田に乗せられてんだよ」という冷静なツッコミは甘受するしかないが、この日の藤田は入場・試合内容ともに「色気」がある存在だった。会場観戦していた知人が言っていた「藤田の入場の瞬間、昇天しそうになった」という感想はあながち大袈裟ではないと思う。

月間ベストバウト:ジョシュ・バーネットVSエメリヤーエンコ・アレキサンダー(5・5 PRIDE GP)
 KID対宮田、ヒューズVSホイスといった試合も「記録」「歴史」としては意味があるんだろうけれど、「鑑賞に堪える名勝負」という観点で選ぶなら迷わずこれ。見違えるほど絞り込んだ両者による、スーパーヘビー級の範疇を超えたハイスピードの攻防。そしてシーソーゲームの末のジョシュの逆転勝利。UFC離脱後はイージーファイトと不完全燃焼の印象しかなかったジョシュだが、未だに世界トップクラスの実力者であることをこの一戦で証明してみせた。

おすすめバウト:山本元気VSワンロップ・ウィラサクレック(6・11 全日本キック)
 「出し惜しみなし」の全日本キックが早くも切ってみせた立ち技ファン垂涎のカード。元気の剛腕が当たるのが先か、ワンロップのヒジが切り裂くのが先か。正直スピードに勝るワンロップが有利だと思うが、元気の勝利を、大爆発する後楽園ホールを何としてもこの目で見たい。

 来月は武士道もMAXもある。あとハッスルも。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-05-31 00:24 | 雑記 | Comments(2)

ヒューズVSホイス

 UFC60、とりあえずマット・ヒューズVSホイス・グレイシーをビデオ観戦。

 まず結論めいた話から。今回の対戦は、勝負論の観点からは何の意味もない試合だった。だが、このマッチメイクが失敗だったとは思わない。格闘技の世界には時々、勝敗の行方は分かりきっていても、組むこと自体に意義がある試合というものが存在する。今回もそういう試合だった、ということだろう。

 UFC草創期を支えた、というよりもヴァーリ・トゥードというジャンル自体を生み出したホイス。そこから進化を続けた現在の総合格闘技の世界で、ひとつの完成形として君臨するヒューズ。この2人の激突はストーリーとして刺激的であっても、競技としての観点からは王者ヒューズにとってのイージーファイトでしかない。

 試合内容は下馬評どおり。序盤はホイスのリーチの長さに様子を見ていたヒューズだが、あっという間に間合いを詰めると、テイクダウンからサイドポジション。後はホイスに一度も有利な体勢を取らせないまま、アームバー、バックマウント、そして強烈なパウンドの連打。
 かつて金網の中で無敗を誇ったホイスが、何もできずにレフェリーストップの瞬間を迎える。時間の流れは正直で、率直で、そしてあまりにも残酷だった。

 「グレイシー最強説」なんていう寝言を未だに本気で信じているファンはほとんどいやしない。それでもこの日は、格闘技にとっては歴史的な一日になったと思う。金網の中の「伝説」が、総合格闘技のリアルな「現実」によって完膚なきまでに破壊された日として。

 この試合を受けたホイスの勇気に感謝。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-05-30 02:15 | UFC | Comments(3)

中井祐樹の話

 「ゴン格」最新号に、特別企画として95年のVTJ・中井祐樹VSジェラルド・ゴルドー戦のルポ(99年の記事の再録)+中井祐樹のインタビューが掲載されていた。

 恥ずかしながら中井VSゴルドー戦は話として知っているだけで、映像で見たことはない。とはいえ「日本の格闘技を『救った』試合」としての評価は以前から聞き及んでいたので、興味深く読ませてもらう。

 もう、言葉が見つからないぐらい感動。というか圧倒された。
 ゴルドー戦(及びVTJ95)における中井の悲壮な覚悟も凄ければ、「後日談」にあたる今回のインタビューも長くはないけれど密度の濃い内容。
 この試合で中井が払った犠牲はとてつもなく大きいわけだが、インタビューからは怒りややるせなさは感じられず(11年の時間の流れがそうさせているのかもしれないけれど)、今も変わらない格闘技への愛情だけがあった。自暴自棄になっても何らおかしくない状況なのに。

 ここまでブレずに真っ直ぐに、自分の信念に従って生きることができるか?考えさせられることの多い内容なので、未読の方はぜひ御一読を。

 試合の映像を見てみたい。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-05-29 07:58 | 雑記 | Comments(2)

どうでもいい話ですが

 山本宣久って以前は山本憲尚っていうリングネームで、通称「ヤマノリ」って呼ばれてましたよね。

 山本KID徳郁・・・略すと「ヤマノリ」か・・・。
 何か演技悪いな。

 あまりに適当な記事で失礼。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-05-28 00:55 | 雑記 | Comments(4)
 見に行く意欲はあったが暇はなかった、シュートボクシング後楽園大会

 メインはアンディ・サワーが大野崇相手に3ラウンドKO勝利。サワーは負けたら論外、判定勝利でも大問題だろうと思っていたが、一応ノルマはクリアしてくれた感じ。でもコンディションは映像を見ないと判断できないなあ。

 安廣が怪我したらすぐさまイアン・シャファーを用意するあたり、K-1はSBと本当に仲良くしたがっているということか。で、宍戸大樹はそのシャファーに判定勝利。序盤苦戦→やがて盛り返す→でも仕留め切れずに判定、といういつものパターンに収まってしまった感じ。
 ゴン格の最新号でシーザー会長が宍戸にダメ出しをしてるのだが(ていうかいつもダメ出ししてるけど)、その指摘内容が見事に当てはまってる。真のメインイベンターへはもう一皮むけなければダメか。

 でも今回最大のサプライズはリングアナとしてケロちゃんが登場したこと。うわー、やっぱり行けばよかった!
また、休憩明けから“ケロちゃん”こと田中秀和がリングアナに登場し、「K-1、PRIDEなにするものぞ、これがシュートボクシングだ」「シーザーの留守はオレが守る」といった独特のセリフ回しで大いに喝采を集めた。

 もう、お前がなんで出てきていきなりシュートボクシング背負ってるんだって話ですよ。シーザーの留守を守る前に自分の店の留守番をしておけっちゅう話ですよ。最高。次は絶対見に行く。(いったいどっちなんだ。)

 シーザー会長は体調不良で欠席。飲みすぎか?人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-05-27 01:52 | その他(立ち技系) | Comments(4)

王者迷走

 このところ急にボクシングづいてきていますが、今日もこういう話題を。

 徳山昌守が現役を続行、亀田興毅か長谷川穂積に絞って対戦交渉を行っていくことに。↓
 http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/etc/20060525-00000111-jij-spo.html

 なんで?というのが率直な感想。

 「現役にしがみつく姿が見苦しい」とは思わないんですよ。ただ、長期政権の王者として君臨→陥落→不利と見られた下馬評をひっくり返して返り咲き という徳山が積み上げてきた戦歴は十分すぎるほどのものなんだから、このまま王者としてリングを降りた方が去り際としては見事なのではないかと。

 本人もこういう展開は望んでいないんじゃないのかなあ、というムードが流れているのも不安材料。「あと2戦やって引退」と宣言して万全の状態でビッグマッチを仕掛けたデラホーヤと違って、どうも見切り発車で動いてる感じが否めないんですよね。

 で、3点目にして最大の問題が、対戦候補に亀田の名前が挙がっちゃってること。下の階級の、まだベルトを巻いたことすらない選手ですよ?戦う必然性がないじゃん。冷静に考えて、王者の側からラブコールを送っちゃ駄目でしょう。
 先日はイーグル京和も将来の亀田戦を熱望する発言をしていたけど、あれも後援者が勝手にチラシを撒いたところから始まってるんでしょ?「言わされてる感」がどうしても見え隠れしちゃうし、本心から言ってるんだとしたら自分でベルトの価値を下げちゃってるよね。

 亀田がここ最近では例を見ないスター選手であるのは紛れもない事実なんだろうけど、ベルトを持っている側(しかも同じ階級でもないのに)がそれに流されちゃうのが情けない。
 仮にK-1やPRIDEでポッと出のスター選手が登場しても、シュルトやヒョードルが「ぜひ僕と戦って!」と自分からアピールするか?王者はドンと構えてればいいんですよ。

 こういう必然性のないアピールをするだけの魅力が亀田という「金脈」にはある、というのは理解しますけどね。なんかボクシング業界全体が歪んじゃってるなあ。今回の件に至っては、亀田本人には何の責任もないけど。

 で、亀田は8月に世界戦なの?人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-05-26 01:36 | その他(立ち技系) | Comments(4)
 ミルコ戦からわずか19日の間隔でCMAフェスティバルに出場した美濃輪育久、復帰戦は17秒の秒殺勝利

 で、主催者側のコメント
 美濃輪は前の試合から頭痛が続いていて、ドクターストップもかかっていたんですけど、それでも、「オレが出なければCMAはどうなってしまうんだ」という気持ちで出てくれたので感謝しています。

 格闘技興行の主催者として取るべき行動は、美濃輪の男気に感謝することではなくて、危険な可能性のある選手の出場に断固ストップをかけることだと思う。美濃輪抜きでは興行が成り立たない状況は理解した上で言わせてもらいますが。
 幸い試合は短時間で終わってくれたけど、こういう状況での「結果オーライ」の議論はあまり意味がない。

 格闘技を健全な娯楽たらしめているのは、厳正なルールと安全管理のための万全のサポートの存在ではないのか?ドクターストップがストップの機能を果たさないのであれば、万一の場合は誰が責任を取るのか?

 「格闘技ブーム」の上にあぐらをかいた選手の酷使は、いつか大事故につながってしまわないか。この状態は今に始まったことではないけれど、時々ものすごい不安を感じることがある。

 美濃輪にはとりあえずじっくり休んでほしい。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-05-25 02:50 | その他(総合・寝技系) | Comments(5)

新PRIDEガール

 女子格・女子プロはどうも守備範囲外なのだが、同様にラウンドガールというのもあまり興味の沸かない存在である。いなきゃいないで物足りないのかもしれないけど。

 以前、格闘技を会場観戦しながら友人と喋っているときに

 「ああいうラウンドガールと飲み会とかできないかな」
 「何喋るの?共通の話題ないぜ」
 「いや、だから今日の試合の話とか」
 「あの娘たち、それすら興味なさそうじゃん」

 という話の流れになったことがある。
 「こいつら仕事と割り切ってここにいるんだろうなあ」という微妙な距離感も興味が削がれる一因だろうか。

 でまあ本題に入りますと(と物々しく入るほどの話題でもないけど)、先日のGP開幕戦でPRIDEガールが交代。さっきホームページを見たら新PRIDEガールの紹介が。

 うわぁ、なんか全員顔の傾向が一緒。開幕戦で見たときにも思ったけど。
 こりゃ選考スタッフの中によほど強権発動した奴がいそうだなあ。高田?島田にはそこまでの権限ないだろうし。
 
 ・・・榊原社長か?
 という無駄な想像をしているうちに夜は更けていくのでしたとさ。

 インリンって昔K-1のラウンドガールやってなかったっけ?人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-05-24 00:27 | PRIDE | Comments(6)
 先日ウェルター級GPのチケットを買いに行ったのだが、S席を購入したら前から2列目が普通に手に入った。
 この売れ行きはヤバくないか?まあこの面子だと苦戦して当然かもしれないけど。

 だからというわけでもないけど、今回のGP出場選手を勝手に紹介。「地味強」な彼らにもっと光を!(以下、名前をクリックすると戦績に飛びます。困ったときのsherdog頼み。)

 まずは陰の優勝候補との呼び声高いデニス・カーン
 現在引き分けを挟んで16連勝中。最後の敗戦が2003年2月なので、総合ではもう3年以上負け知らず。我々が五味の10連勝に狂気している裏で、こういう地味な白星を積み重ねている選手もいるわけですよ。ていうか最近も韓国で秒殺勝利してるのね。仕事しすぎ。

 続いてはDEEPからの刺客ゲガール・ムサシ
 通算戦績12勝1敗で12勝はいずれもKO・一本勝ち。しかも秒単位で終わってる試合がチラホラ。要は目方が10キロばかし重いレミーガか?なんか瀧本はやばいんじゃないかという気がしてきた。

 3人目は郷野に喧嘩を売ってきた「キューバの柔道王」ヘクター・ロンバード
 昨日今日いきなり総合に飛び込んできたわけじゃないのね。ていうか瀧本よりよほど地道に場数踏んでるじゃん。特筆すべきは今年の3月~4月にひと月で3試合こなしてすべて1R勝利していること。ムエタイかよ。

 とまあ、ざっと見ただけでも「知名度は低いがむやみに強い外人」が目白押しなわけですよ。一時期のリングスみたい。
 誰もが知ってる選手の試合ばかりじゃつまらなくなってきたコア層の入り口にいる方、ぜひ今度の武士道を会場観戦されては?

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by nugueira | 2006-05-23 01:24 | PRIDE武士道 | Comments(4)

稲田VSサンタクルス

 WBCライト級暫定王座決定戦、稲田千賢VSホセ・アルマンド・サンタクルスをテレビ観戦。

 稲田は序盤のアウトボクシングの展開でペースを握れず、状況打破のために接近戦の打ち合いを挑んだら余計相手のペースになってしまうという最悪の展開。
 あのまま同じペースで続けていてもジリ貧だったし、あそこは打ち合いに行くしかなかったのかなあ。解説のジョー小泉が言ってたように、打ち合いで分が悪ければラウンド途中からアウトボクシングに切り替える柔軟性があれば良かったと思う。

 サンタクルスは前に出続ける圧力の強さはあったけど、攻め自体はあまり印象に残るような特徴はない選手。稲田のこれまでの試合は知らないんですが、相手が強かったというよりは雰囲気に呑まれたままズルズルといってしまった感じ。
 やっぱり調整の仕方にしろ会場の空気にしろ、海外での試合って難しいんでしょうね。試合開始段階で稲田に軽くブーイング飛んでたし。

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by nugueira | 2006-05-22 01:11 | その他(立ち技系) | Comments(0)