反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

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 結論から先に書くと、私にとって「DEEP=謙吾VSドスカラスJr(1回目)」である。同じ認識を持っている人は意外に多いのではないかと勝手に思っている。

 カード発表時点では「新興団体が話題作りのために組んだイロモノカード」という認識で見に行ったのだが、始まってみればドスJrが裏投げ一閃で謙吾の腕を破壊。「キャラクター枠」から「プロレスファンの救世主」という華麗かつ予想外の転身を遂げてしまった。(なおこの時に私と友人が座っていた席はパンクラスファンが固まっているブロック。決着時に静まりかえる周囲の客を無視して歓喜の声を上げ続けた結果、以後の試合を周りからの微妙なプレッシャーの中で見続けることとなった。)

 確率は低くとも「何が起こるか分からない」のが格闘技の醍醐味であり、この一戦はその醍醐味を最大限に発揮してくれていたと思う。

 このように以前は「総合格闘技のビックリ箱」としての魅力を提供してくれていたDEEPだが、02年の有明コロシアム大会が失敗に終わって以降は規模縮小・そしてPRIDEの下部組織化の道をたどっていったことは周知のとおり。PRIDEとの提携を発表したときに佐伯代表が発した「まあ長いものには巻かれろということです」というコメントは、日本がアメリカ並の弱肉強食社会に突入したひとつの証と言えるだろう。言えないか。

 最近はそれなりに安定した気配が見え、今やっているフェザー級王者決定トーナメントなんかも非常にいい面子を揃えているとは思う。それでもなお、以前のDEEPを知るファンとしては、日本VSルチャ、日本VSムエタイという企画を平気で組んでいた旗揚げ当時の「何でもあり感」を再現して欲しいと思ってしまう。一部マニアのわがままかもしれないが。

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by nugueira | 2005-11-30 08:49 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

格闘グルメ紀行

 桜庭が「シュラスコ食って体重増えた」という発言を連呼しており、ここ1ヶ月ほどシュラスコが急に気になる存在に。ていうかまだ食べたことがない。

 というわけでU-STYLE観戦の帰り、表参道のBARBACOA GRILLで食事。満席のため30分待ち。

 切り取る時には「あれこんなもん?」と思う分量でも、肉汁たっぷりの濃厚な味は食べ応え十分。このところ食生活が貧しいので、久しぶりに肉の味を堪能した感じ。
 とはいえ裏返すと味が濃くて脂っこいので、最初思っていたほどには量が食えない。肉食べ放題・サラダバー付きで4000円だけど、元本回収は難しそう。これで本当に体重増えるのかね?1週間ぐらい通い詰めれば違ってくるんだろうか。やらないけど。
 あと、桜庭が「肉にかける粉が美味しい」と絶賛していたキャッサバの粉を試してみたが、これはイマイチ。

 ちなみにこの店、入り口近くの壁には有名人のサイン入りの皿が飾ってあるんだけど、「アントニオ猪木」「レイ・セフォー」に混じって「マーク・コールマン」「ダン・ボビッシュ」「ジャイアント・シルバ」といった名前が。ハッスルの打ち上げに使ったということか。

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by nugueira | 2005-11-29 01:57 | 雑記 | Comments(0)

UFCの逆襲

 BJペンがUFCに電撃復帰
 まあこのままK-1と付き会い続けて、年2試合程度(しかもヌルイ相手と)しかやってくれない状態が続くよりは、UFCにカムバックしてくれる方が格闘技ファン的にも大歓迎。
 それにしても訴訟まで行ってたのにこんなあっさり和解できちゃうんだ。ということは日テレもいずれは態度を軟化させてまた大晦日に(以下略)。

 そうこうしている内に、移籍確実と見られていたティト・オーティズが「TUF」のコーチとして事実上これまたUFCと復縁。つい先月ぐらいまで「K-1とPRIDEを両天秤にかけているらしい」とかいう話だったのに。

 選手とプロモーターが離縁する原因なんて突き詰めればギャラの話に尽きるわけだから、今回の相次ぐ復帰劇はUFCがテレビマネーをバックに急速に財政力を上げている証明なんだろうね。やっぱり日米を問わず地上波の力ってすごいんだな。

 この分だとじきにPRIDE・K-1からUFCに移籍するこれまでと逆パターンも出てくるかも。現にランペイジにはオファーあったらしいし。PRIDEも全米進出は諦めて国内の市場固めに徹した方がいいかもね。

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by nugueira | 2005-11-28 01:29 | その他(総合・寝技系) | Comments(2)
第7試合 田村潔司○-×ジョシュ・バーネット
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 最初にテイクダウンを取ったジョシュ、すぐさま足関節へ移行。この外人はやはりUの精神をよく理解している。
 序盤は流れるようなグラウンドの攻防から、ジョシュが関節技でエスケープを奪う。一方の田村はジョシュの片足タックルを踏ん張ったまま、つかまれていない方のヒザをジョシュのアゴに打ち込む荒業を披露。ダウンを奪ってポイントを取り返す。
 ジョシュは試合前の予告どおり、中盤以降はスープレックス狙い。田村も必死にこらえるが、何度目かのトライで遂にゲーリー・オブライト式のバックドロップが炸裂!ダウンする田村の前で、全身全霊を込めたガッツポーズを取るジョシュ。その姿は「試合を優位に進めているプロレスラー」というより「あこがれの選手に大好きな技をかけることができ御満悦のプロレスファン」という方がしっくりくる。
 田村はミドルキックで反撃し、腕十字でエスケープを奪い返す。しかし今度は田村のミドルをキャッチしたジョシュがそのままキャプチュードへ!再度全力でガッツポーズのジョシュ。これで今日やりたかったことは全部やった、というところか。
 何とか起き上がった田村に、ジョシュは2発目のキャプチュードへ。しかし投げられる途中で浴びせ倒しのようにジョシュを潰した田村、そのままリング中央で腕十字へ。ジョシュはたまらずタップアウト。初顔合わせゆえか途中テンポがもたつく場面もあったが、期待以上の好勝負を提供してくれた。

 興行の総括。酷な意見だが、第2弾以降はもう断念した方がいい(田村自身もそれほどこだわりはないかもしれないが。)。
 モラエス対トンプソンは極端な例としても、今回「外部」から出場したシャムロックにせよ川田にせよ、試合で見せていたのは日頃の自分のスタイルの延長であって、「U」という枠組みの中で何を見せるか、という点は消化しきれていなかったと思う。今回の出場選手でこの課題をクリアできていたのはメインで対戦した2人だけではないだろうか(そのうちの一人が本来プロレス業界と関係がない一ファンだった外国人、というのも凄い話だが。)。
 旧W-1や初期ハッスルのような「選手が無理やり舞台に上げられている感」を見ていて感じたのだが、この溝は今後回数を重ねて埋まっていく問題ではないと思う。

 今回のオープニング映像の中で次のようなフレーズが使われていた。
 「Uは止まった時計。1日に1度、止まった時計に時代が追いつく瞬間がやってくる。」
 田村VSバーネットは「時代が追いつく瞬間」だったのかもしれないが、結局のところ、Uの時計の針自体が動く可能性は極めて低い。皮肉にもそれを提示した興行になっていたと思う。

大晦日、田村の選択は如何に。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2005-11-27 12:30 | プロレス | Comments(0)
11月23日(水・祝) 有明コロシアム

 今月はこれで4興行目。オレ頑張り過ぎ(別に苦痛に感じてはいないが。)。まあこの後は大晦日まで観戦予定は入っていないからいいか。

 まず何よりも客入りについて。もう燦々たる有様。どうひいき目に見積もっても5割入っていない。完全にハコの選択を間違えた感じ。後楽園ホールでガマンしとけばよかったのに。
 あとこの時期の有コロに入るの初めてだったんだけど、暖房ないからめちゃくちゃ寒い。今後足を運ぶ機会のある方はご注意を。


第1試合 藤井軍鶏侍○-×佐々木恭介
 そういえば旧U-STYLE旗上げの年は藤井が破竹の連勝を続けて田村戦にこぎつけたんだよなあ。ということを急に思い出す。もはや感慨の対象か。
 開始早々、藤井の強烈なバックドロップで佐々木が一回転するようにダウン。場内騒然。この後は佐々木が盛り返して立て続けにエスケープを奪うものの、最後は藤井がバックドロップ連発でポイントアウト勝ち。敗れたとはいえ佐々木の動きのよさが好印象。第1試合の役割を無事に果たした感じ。

第2試合 坂田亘○-×伊藤博之
 開始5分を過ぎてもダウン・エスケープのないやたらねっとりした展開。食い下がる伊藤に坂田が終始格上感を出し続ける、という展開で、最後も坂田の逆エビに伊藤がタップという新日ヤングライオンのようなフィニッシュで終了。「リングス最後の生え抜き」伊藤は最近姿を見る機会すら少ないけど、ちゃんと生活できてるのか?

第3試合 滑川康仁○、ルイス・アゼレード-大久保一樹、×松田英久
 入場時に思い切り握りこぶしでシャドーをしてみせるアゼレード。ルールがちゃんと伝わっているのか不安になる。
 いざ始まってみると、アゼレードは飛び蹴りをベースにした打撃の他にグラウンドの攻防も披露し、意外と器用にこなしている印象。やたらすぐタッチしちゃったり、試合の流れを読めてない場面も多かったけど。
 試合は滑川・アゼレード組が終始優位に進め、最後は滑川の腕十字でフィニッシュ。U-FILE勢の2人が「いちげんさん」込みの相手チームに大人の対応をしたと見るべきか。

第4試合 ジェームス・トンプソン○-×ヒカルド・モラエス
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 「この2人にU系の動きできるのか?」という根本的な疑問があったが、図らずも的中。組んでからのヒザ蹴りしか攻撃のないトンプソン、グラウンドに持ち込むものの派手な攻め手に欠けるヒカルドン、じゃなくてモラエス。プロレスの試合なのにPRIDE以上の膠着感を醸しだす最悪の展開に。
 それでもグラウンドには一日の長があるモラエスがじりじりとロープエスケープを奪いトンプソン劣勢。そんな中、猪木-アリ状態から起き上がりかけたモラエスの顔面にトンプソンのヒザがクリーンヒット。モラエスはこの一撃で立ち上がれず、トンプソンが逆転勝利。
 レフェリーストップの後、本気で心配そうな表情を見せたトンプソン。「話が違う」と言いたげな表情で起き上がるモラエス。リング上には何かしらの手違いの空気が充満していた。

第5試合 フランク・シャムロック○-×中村大輔
 なぜかレガースをつけていないシャムロック、キック禁止で試合をすることに。(ニーパッドはつけていたのでヒザはOK。)
 始まってみると、先月の兄貴同様、シャムロックがブランクを感じさせない動きのよさを披露。掌底・ヒザ蹴りのコンビネーションから、グラウンドでは派手さはないが堅実な動きで立て続けにエスケープを奪取。結局中村は1ポイントも奪えないまま、シャムロックがポイントアウトで勝利。でもU系らしい動きを見せたわけでもなく、単なるスパーリングを見せられたような気も。今後のPRIDE参戦はあるのかね。

第6試合 川田利明○-×イリューヒン・ミーシャ
 川田がこのスタイルにどれだけ適応できるか不安があったが、序盤にいきなり高速タックルを披露。「さすが足利工大付属レスリング部出身」とつぶやいたら、後ろの客が全く同じコメントをしており微妙にへこむ。
 近距離からの掌底を連打する川田。しかし最後にヒジを出してしまい減点1。ああっ、ついいつもの癖が!この後はミーシャの関節技に川田が次々とポイントを奪われ一気に劣勢に。しかし最後は川田がバックドロップからのフロントチョークを極め(場内に一瞬「ストレッチプラム?」という不穏な空気が。)、大逆転勝利。まあボロが出ないうちにまとめたなあ、という印象も。
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 試合後、マイクを持った川田が「ミーシャは『Everything』のMISIAの方がいいです!」とコメント。場内沈黙。

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by nugueira | 2005-11-26 23:50 | プロレス | Comments(2)

『バキ』最終回

 チャンピオンに連載中の『バキ』が最終回と告知されていたのでここ数日落ち着かなかったのだが(はい、社会人です。)、いざ読んでみたら今後もタイトルを変えて連載続行。半ば予想していた事態だが、ホッとしたようなゲンナリしたような。

 主人公や敵の強さが際限なくレベルアップを続けるという、格闘技マンガにありがちな「強さのバブル現象」がこの作品にも見受けられるだけに、バブル崩壊を迎える前にきれいな終わり方をして欲しい。
 「名勝負必至の好カード、蓋を開けたら大凡戦」というのが現実には多いからね。マンガぐらいはスカッとさせてくれないと。

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by nugueira | 2005-11-25 08:51 | 雑記 | Comments(2)

男祭りのカード

 ゴン格最新号で榊原社長が男祭りのカードについて以下のとおり言及。

①桜庭-田村戦の実現の可能性は50%。
②シウバvsアローナのタイトルマッチはほぼ確定。
③ミルコの相手はノゲイラかハントで調整中。
④ヒョードルの試合はタイトルマッチにはならない。
⑤ショーグンの相手はヘビー級の外国人を予定。

 という状況らしい。

 ミルコvsノゲイラ、ヒョードルvsハントが組み合わせとしては盛り上がりそうな気がするけど。ただヒョードルは少し前まではガードナー、最近ではナツラとの対戦を希望してる。アマチュアトップアスリートへのコンプレックスがあるのか?

 ショーグンの相手をするヘビーの外人って誰だろう。へたにトップクラスをぶつけて負けられても困ると思うんだけど。こういう時にヒーリングがいないのが辛い。ジョシュ?体重差ありすぎか。トンプソン?これなら手頃かも。

 田村戦が流れた場合の桜庭の相手はフラシャムと予想してるんですがどうでしょう。体重手頃だし勝てそうだし兄貴が負けてる因縁があるしアメリカの視聴者向けカードになるし。国内地上波向けとしては地味だけど。あっ、それは田村でも同じか。

 全11試合を予定しているので、上の①~⑤が上手く収まってもあと1試合残ってる。会場人気が高い美濃輪を使わない手はないと思うのだが、対戦相手をどうするか。ネット上ではここで西島洋介投入、と騒がれてるけど。もういいよ、日本人対決は。

 すんません、U-STYLEの観戦記は週末にアップします。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2005-11-24 07:31 | PRIDE | Comments(4)
客席閑散。この客入りはやばい。

藤井軍鶏侍〇―×佐々木恭介
佐々木が健闘するも、藤井がスープレックス連発で激勝。

坂田亘〇―×伊藤博之
坂田がドラゴンスープレックスから逆エビで勝利。

滑川康仁○、ルイス・アゼレード―大久保一樹、×松田英久
アゼレードは意外と無難に試合をこなした感じ。

ジェームス・トンプソン〇―×ヒカルド・モラエス
グラウンドから起きようとしたモラエスの顔面にトンプソンのヒザがヒット。ブックミス?

フランク・シャムロック〇―×中村大介
予想外にいい動きのフラシャムが貫禄勝ち。腐っても鯛。

川田利明〇―×イリューヒン・ミーシャ
大苦戦の川田、フロントネックロックで逆転勝利。

田村潔司〇―×ジョシュ・バーネット
ジョシュのキャプチュードを潰した田村が腕十字で勝利。

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by nugueira | 2005-11-23 23:03 | プロレス | Comments(0)

11/23の速報

 「U-STYLE Axis」旗揚げ興業を会場から速報。

 田村VSバーネットの向こうに見えるのは新しい歴史への道標か、Uの墓標か。

 フランク・シャムロックがどれだけ動けるか、楽しみなような怖いような。
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by nugueira | 2005-11-23 01:48 | プロレス | Comments(0)

GP後日談

 20日は1日最多アクセス記録を大幅更新。ありがとうございます。やはりGPへの注目度は高い。これが12年の歴史の重みか。
 地上波中継も歴代2位の高視聴率だったそうで。後半に行くほどKOが連続する盛り上がる展開だったしね。

 で、GP明けの動きがいくつかあったのでフォローを。

 まずは大晦日のセーム・シュルトVSアーネスト・ホーストがもはや決定事項のような扱いに。今年のチャンピオンとホーストが対戦という噂は前からあったけどね。
 この2人は2002年のDynamite!で対戦しており、このときは5R戦ってドロー。でも印象としてはシュルトの方が押し気味だったんだよなあ。あれから3年が経って勝ちパターンを固めたシュルトに対してセミリタイア状態のホースト。再戦は意外にワンサイドの展開になるかも。まあシュルトが「絶対王者」の地盤を固めるための儀式と考えればいいのか。GPを軽視されたフジ側は怒りそうだけど。

 また、バンナが試合後の会見で「トーナメントは自分に向いていない」と今後のGP撤退を示唆する発言を。
 バンナに1日3試合を戦う集中力がないのは02年で分かっているし、そもそも1日3試合を戦う現行のトーナメントシステムがどうなのかという議論はあるけど、やっぱりバンナの姿が見れなくなるのは寂しいなあ。というか今後、ある程度年齢がいっちゃったトップ選手は「GPから撤退してもワンマッチでしばらく現役続行」というスタイルが横行しそうで怖い。ホーストが悪しき前例になっちゃった感じ。

 あとルスラン・カラエフが試合後に「武蔵からはダウンかKOを奪わなくては勝てないというのは分かっていた」と言ってたんだけど、よく考えるとこの発言すごいよな。ジャッジの武蔵びいきをもの凄く薄いオブラートで包んで指摘してるもの。

バド・ハリはキャラクター先行っぽくて好きになれない。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2005-11-22 01:41 | K-1 | Comments(3)