反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

カテゴリ:その他(立ち技系)( 254 )

那須川vsアムナット

 KNOCK OUTで行われた那須川天心vsアムナット・ルエンロンの映像をテレ東で視聴。

 開始早々那須川がボディから鋭いロー、さらにワンツーでアムナットの顔面をのけぞらせる。懐の深さが持ち味のアムナットを難なく捉えてみせると、2Rも着実にローとパンチをヒット。間合いが空いたところでトリケラトプス拳の構えを取り、アムナットを挑発する。
 飛び込みながらのヒジやパンチを繰り出すアムナットだが、ペースが握れない展開に焦れたのか3R辺りからは組んでからの倒れ際などにラフプレーが目立つようになり、転倒した那須川を蹴ろうとしたところでイエローカードが出される。
 迎えた4R、後がないアムナットは序盤は前に出てくるが、逆に那須川のボディをもらい後退。那須川はすかさずロープに詰めると、左右のボディを連打!崩れ落ちたアムナットはそのまま10カウントを聞き、ノックアウト。

 曲者アムナットを那須川がどこで捕まえられるか、というのが焦点の一つだったはずだが、開始早々ワンツーが入った時点で実質勝負あり。アムナットは所々で老獪な動きは見せたものの、那須川のペースを崩すまでは至らず。戦前に煽っておいて何だが、終わってみればアムナットは神童の相手をするには歳を取り過ぎていた。
 那須川は2017年初戦をKO勝利で飾る満点スタート。予告通りパンチで仕留めてしまったのは恐れ入るが、もはや那須川なら何をやっても受け入れてしまう自分がいるから怖い。今年はどれだけ試合を重ねて、どこまで強くなってくれるのか。

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by nugueira | 2017-02-23 23:19 | その他(立ち技系) | Comments(2)

KNOCK OUT Vol.1の予想

 神興業となった旗揚げ戦に続くKNOCK OUTの第2弾興業。前回大会で見たメンバーを中心に予想を。

小笠原瑛作○-×波賀宙也
 旗揚げ戦では肘を駆使してのKO劇を見せた小笠原。大会を重ねるにつれKNOCK OUT内での序列が出来上がっていくと思うのだが、那須川の対抗軸を目指して白星を重ねてほしい。ビジュアル的にも人気が出ておかしくなさそうだし。

森井洋介○-×村田裕俊
 これまた旗揚げ戦では劇的な肘KOを披露している森井。発足記者会見を含めた「KNOCK OUT3連勝」を期待。

那須川天心○-×アムナット・ルエンロン
 今大会の最注目カード。ここで元ボクシング世界王者という飛び道具を出してくるとは。
 アムナットはボクシングでも懐の深さを活かした戦い方をしていたので、那須川としては長丁場は避けたいところ。「パンチで戦う」という発言は話半分に聞くとして、やはり序盤から回転力のある攻撃で押し続けていきたい。と言いつつ那須川なら本当にパンチで勝ちかねないのが怖いが。

梅野源治○-×ワンマリオ・ゲオサムリット
 メインは旗揚げ戦に続き梅野が登場。この階級のヨーロッパの選手というのがボクシングを含めあまりピンと来ないのだが、ラジャ王者の格を見せつけてほしいところ。

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by nugueira | 2017-02-10 23:03 | その他(立ち技系) | Comments(0)

魔裟斗vs五味

 一昨年末の魔裟斗vsKIDと同様、年が明けてこの話題で盛り上がっている人がいるとも思えないのだが、とりあえず見ちゃったので感想を。

 もう最初から予想がついていた話ではあるんだけど、「多少気合の入ったガチスパー」以上のものではなかったな、と。判定なしのルールなんだから最終ラウンドは魔裟斗は倒しにいって欲しかったし、終盤タックルでごまかし続ける五味の姿は見ていてしんどかった。

 試合後の五味が口にしていた「大晦日に判定、今日はOKにしてください」「来年は総合ルールで」というマイクも、かつての全盛期を目にしてきたファンはどう受け止めていいのやら。いや、受け止める気はないんだけど。五味の中ではこの試合は「エキシビジョンマッチ」という位置づけだっただろうし、実際それは間違いではないんだけど、五味は自分が格好悪いことを口にしているという自覚があるのかなあ。

 大晦日にクロンと激突し壮絶に散った川尻と、魔裟斗とのエキシビジョンでお茶を濁した五味。結果はさておき、ファイターの立ち位置としては相当差が開いちゃったなあ。

 視聴率も伸び悩んだようなので今年「三匹目のドジョウ」があるのかは微妙だけど、解説をしていた小比類巻が妙に魔裟斗戦への色気を出していたのが怖い…。

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by nugueira | 2017-01-04 23:41 | その他(立ち技系) | Comments(2)

KNOCK OUT Vol.0観戦記②

T-98○-×長島☆自演乙☆雄一郎(2R KO)
 序盤からゴリゴリと圧力をかけるT-98が強烈な左ボディ。長島の身体がくの字に折れ曲がる。この後もT-98が圧力をかけ続けるが、長島はヒジを立て続けに放ちT-98が顔面から出血。長島が思いのほかキックルールに対応している。まあ元をたどればNJKF王者なんだけど。
 しかし2Rに入ってもT-98優位の流れは変わらず、組みながらのヒザ連打で削り続けると、右ストレートでダウンを奪取。なんとか立ち上がるがダメージの色が濃い長島を最後は右フックで沈め、現役ラジャ王者の強さを見せつけた。

那須川天心○-×ワンチャローン・PKセンチャイジム (1R KO)
 開始と同時に仕掛けた那須川がヒザ、ミドルで猛攻。ワンチャローンはやや面食らったか。それでも那須川のラッシュを凌いだワンチャローンが鋭い蹴りを返し、試合はやや落ち着いたリズムに。長丁場になるとまだまだ分からないか…と思った1R終盤、那須川のバックスピンキックがワンチャローンのアゴを捉え、衝撃のKO勝利!
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 KOの瞬間「マジかああ!!!」と絶叫するしかない、あまりに凄すぎるフィニッシュ。下の階級とはいえ現役ルンピニー王者相手に肘ありルール初挑戦。正直、那須川の初敗北を見てしまうのでは?という思いも抱きながら見ていたのだが、怪物はどこまでも怪物だった。年末はボクシングも含め興業ラッシュを迎えるが、正直この日の那須川を超えるインパクトの試合は年内はもう出てこないのでは。

梅野源治○-×シリモンコン・PKセンチャイジム(判定)
 プロフィールではほぼ同身長のはずだが、向いあうと梅野の大きさが目立つ。序盤からこつこつローを入れる梅野だが、シリモンコンがローに左ストレートを合わせ梅野がダウン!しかしここはスリップと裁定される。両者細かいフェイントをおりまぜながら攻撃を繰り出す、派手さはないが濃密な攻防。
 続く2R、今度は梅野の右が入りシリモンコンがダウン!のはずがここもスリップの裁定。これで帳尻は合ったか(?)。シリモンコンはローも効かされたか、このラウンドから一気に動きが落ちてくる。
 3R以降は主導権を握った梅野がロー、ミドル、ボディ、ヒザで攻め続けるが、シリモンコンもタフさを見せなかなか倒れない。最終Rも梅野は逃げ切りを狙うことなく逆に手数を増やすが、シリモンコンを倒すことはできず試合終了。相手のレベルを考えれば十分なパフォーマンスだったが、いかんせん前の5試合が凄すぎた。

 大会全体としては100点満点で1000点をつけてもまだ足りないか、と思えるぐらいの神興業。後楽園ホールに足しげく通っていた時期でさえ年に1~2度巡り会えるか、というレベルのKOをこの日だけで3~4つ見てしまった。チケット代3000円でここまで楽しんでしまっていいのか、と申し訳なくなってくるレベル。
 とにかく出場選手、特に日本勢の入れ込み具合が半端ではなく、この新しい場を盛り上げてみせる、という気合がそのまま試合内容と結果に直結していた印象。大袈裟ではなくK-1MAX旗揚げ戦と同レベルの衝撃を格闘技ファンに与えたと思う。
 この興業でハードルが上がり過ぎてしまった可能性はあるし、今後大会を重ねていけば全試合判定といった地味な意味での「キックらしさ」が出てしまう場面もあるのだろうけど、とにかくKNOCK OUT が最高のスタートを切ったことは間違いない。格闘技ファンを名乗るのであれば、この団体から目を離しちゃいけませんよ。

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by nugueira | 2016-12-06 23:37 | その他(立ち技系) | Comments(3)

KNOCK OUT Vol.0観戦記

 KNOCK OUT旗揚げ戦を会場観戦。TDCホールは今回初めて足を運んだが、3階席からも見やすいいい会場。

大月晴明○-×スターボーイ・クワイトーンジム(1R KO)
 大月はいつもの構えからローを入れると、左ボディ、左右のフックを次々とヒット。空振りも多いがそのまま猛ラッシュを入れると、勢いに呑まれたスターボーイをなぎ倒すようにダウンさせ、そのままKO。旗揚げ第1試合は衝撃の45秒KO決着。だが結果的に、これは紙興業の始まりにすぎなかった。
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宮元啓介×-〇小笠原瑛作(3R KO)
 小笠原は名前は見たことあるものの試合は初見。多摩美在学中で俳優志望なのね。
 1Rから小笠原が圧力をかけ、インローやミドル、ハイをヒット。2Rに入る時点で宮元の右肩は真っ赤に。さらに小笠原はねじ込むような縦ヒジを次々とヒットさせる。
 迎えた3R、小笠原がヒジで宮元を流血させると、バックブローの肘でダウンを奪取!さらにカウンターの肘で2度目のダウンを奪うと、最後は左ハイを叩き込みフィニッシュ!がっつりとしたヒジの攻防が繰り広げられ、久々にキックの試合を見た、という感じ。いや、小笠原強いわ。
 
森井洋介○-×ヨードワンディ・ソーチャナティップ(3R KO)
 森井が序盤から積極的に仕掛け、ローから左ボディ、左フックをヒット。しかしヨードワンディも森井の入り際にヒジを入れ、森井が出血。やはりタイ人の肘は怖い。
 森井もうかつに踏み込めなくなったか、2Rは圧力はかけるもののそこから攻め込めず見合う場面が多くなる。しかし森井が細かく入れたローが効き始めた様子。
 森井ペースだがヨードワンディのヒジが入ったら分からない、という雰囲気で迎えた3R、ヨードワンディが飛び込んでヒジを出したところに、森井がカウンターの右肘!客席からは見えにくい位置だったが、きれいにアゴを打ち抜かれたヨードワンディが一瞬の間を置いてガクリと崩れ落ち、そのまま立ち上がれない衝撃的なKO。後楽園ホールに足しげく通った時期でさえ、この倒れ方は記憶にないなあ。
 前半3試合を終え、「この興業、神ってます」としか言いようがない展開になってきた。
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by nugueira | 2016-12-05 23:16 | その他(立ち技系) | Comments(0)

那須川vsリン・ビン

 7日のKunlun Fightで行われた那須川の試合映像をチェックしたので感想を。

那須川天心○-×リン・ビン(1R KO)
 那須川がローから左を叩き込む。左右のフックを振り回すリン・ビンだが、那須川は組んでからのヒザを入れると、三日月蹴り一閃。うずくまるようにダウンしたリン・ビンは何とか立ち上がるが、再開後に那須川がすぐさまボディへヒザを突き刺して勝負あり。

 那須川は相変わらずの強さ・・・というかこれまで以上に凄味を増した感じ。最初のダウンを奪った際、うずくまる相手を仁王立ちで見下ろしながらポーズを決める様は絵になり過ぎていた。前も書いたように武尊vs那須川については「当面実現しない夢のカードが一つくらいあってもいいか」ぐらいの認識でいるのだが、仮に戦ったら那須川があっさり勝っちゃうかなあ・・・とさえ思えてきた。
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by nugueira | 2016-08-09 23:22 | その他(立ち技系) | Comments(0)
 恥ずかしながら那須川天心の試合映像をまだ見たことがなく、不見識を疑われてもおかしくない状況なのでYouTubeでBLADE.2の3試合の映像をチェック。

 いや、周回遅れどころか2周遅れぐらいの感想でお恥ずかしいのだが、本当に凄いのね。デビュー当時の瀧谷とか武尊とかにも共通するのだが、「1秒でも早く相手をKOしたい」という殺傷本能と、それを可能にする技術的な裏打ちがもの凄い高いレベルで噛み合っている感じ。
 このタイプは得てして「倒すか倒されるか」の展開に入り込んでしまう危険性もあって、武尊なんかもボンジョバーニ戦では先にダウンを喫してしまったわけだが、那須川は(少なくともこの3試合を見る限りは)そういった危ない場面は皆無。動体視力や反応速度がズバ抜けているから可能な業だと思う。一回戦の鈴木戦では相手の打ち終わりに根こそぎパンチを叩き込んでいたし、準決勝の小笠原戦のフィニッシュはロープ際まで下がってから相手が飛び込んできたところにカウンターの左一発だもんな。これで当時16歳なんだから、月並みだが今後どこまで強くなってしまうのか。

 昨年末しきりにアピールしていた武尊との対戦は当面なさそうな雰囲気だが、これについてはそもそも本人以外のジムや団体側がどこまで前向きだったのか判然としない部分もある。団体乱立の国内立ち技では夢の対決が本当に夢のまま終わってしまうリスクもゼロではないのだが、逆に今実現してしまったらその後の那須川に何を求めればいいの?ともなりそうな気も。しばらくの間は那須川の無双ぶりを堪能させてもらう、ということで問題ないのではないかと思えてきた。
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by nugueira | 2016-03-14 23:02 | その他(立ち技系) | Comments(2)
 大晦日の魔裟斗の現役復帰、山本“KID”徳郁との11年ぶりの再戦が正式発表。

 かねてから噂が出ていたカードだが、「エキシビジョンではないか」という専らの話だったので、「現役復帰」という発表になったのは驚き。これ、ガチということでいいんだよね?

 UFCがプロレスやグラップリングではなく、負傷の可能性も高いキックルールでの他団体出場にゴーサインを出すというのは相当異例なのでは。ただ、ツイッター上で複数の方が言っていたように「KIDを貸し出して裏番組のRIZINの足を引っ張れるならUFCにとって安い話」と考えれば納得いく面も。知名度はさておき、UFCでは未勝利で長期欠場が続いている選手なわけだし。

 RIZINの「地上波全盛期のオールドネーム復活路線」については必要悪だよなあ・・・と割り切りつつももやもやを感じ続けており、このカードも同じ流れに位置づけられることは間違いないのだが、それでもやっぱりテンション上がるなあ。ぶつくさ言いつつも「大晦日のカード発表で11~12月が騒がしくなる」という状況に懐かしいワクワク感を覚えている人はけっこう多いのでは。

 前にも書いたがテレ東のボクシング世界戦を含め、今年の大晦日は「12年ぶりの3局格闘技中継」。こりゃ除夜の鐘がなる直前まで大忙しになりそう。
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by nugueira | 2015-11-06 23:15 | その他(立ち技系) | Comments(5)
 Fighting Globeの旗揚げ大会がBSフジで放送されることが決定。

 http://www.boutreview.com/2/news/fg/item_16768.html

 大変申し訳ないのだが、このニュースを見るまで「こういう名前の団体が旗揚げする」という事実自体をきれいさっぱり忘れ去っていた。

 この前放送したREALに資金難の噂が流れたと思ったら(結局第2回大会は開くようだけど)、今度はこれまた氏素性のよく分からない団体の旗揚げ大会を放送。巌流島(映像は1秒も見ていないのだが)といい、フジのBS・CS部門における「ピントの外れた格闘技推し路線」はいったい何なんだ。

 考えられるのは「K-1・PRIDE全盛期の縁もあり、格闘技団体から枠買いの打診があった場合、比較的話が通りやすい」というところなんだろうけど、それにしたって団体のラインナップがなあ。どうしてこうも「第2弾を放送する確証が全く得られない」ところばっかり放送するのか。そういう団体に限って旗揚げ時には威勢のいい商売をやりたくなっちゃう、ということなんだろうか。

 一昨年はシュートボクシングを放送してくれて大変ありがたかったのだが、あれは復活してくれないのだろうか。
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by nugueira | 2015-03-19 23:30 | その他(立ち技系) | Comments(2)

意見募集

 UFC日本大会から一月以上経ち、そろそろ次の観戦欲が湧いてくる頃合い。11月は立ち技系の注目興業が多く、気になっているのは以下の大会。

11/3 K-1
11/9 Krush
11/16 世界空道選手権
11/30 S-CUP

 当初の関心度合いは Krush>空道>S-CUP>K-1 という感じだったのだが、Krushは大月が欠場したのでテンションダウン。一方でS-CUPは相当面白そうな面子になってきている。

 いわゆる「立ち技ファン」のカテゴリーに属する方がどの程度当ブログをご覧になっているのかはよく分からないのだが、上記4大会で特にこれがお勧め、というのがあればコメントをお願いします。実際の所は「家庭との兼ね合いで行けるチャンスの日に行く」となる可能性も十二分にあるんですが、いただいたご意見は参考にさせていただきます。

 あとこの際なので、各団体の関係者の方のコメントも可。シーザー会長からコメントが来たら即刻S-CUPのチケットを買います。いや、実際問題「シーザーです」と言われてコメント書き込まれても本人か確かめようがないので困っちゃうんだけど。

 空道世界選手権も第1回以来ごぶさた。人気ブログランキングへ
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by nugueira | 2014-10-24 23:26 | その他(立ち技系) | Comments(7)