反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

カテゴリ:K-1( 254 )

 今年のK-1トーナメントにハズレなし、を継続する素晴らしい試合の連続だった。

城戸康裕○-×ルーク・ウィーラン(3R KO)
 序盤はウィーランの伸びる左に押され気味だった城戸だが、奥足へのローで徐々にリズムをつかむと、2Rにボディへのテンカオをクリーンヒット。下がるウィーランにテンカオとボディの連打を入れダウンを奪う。3Rに城戸はなおもローを効かせると、最後は左ミドルをグサリ。紹介Vを見た時点で「ダメだこりゃ」と思ったが、城戸が落ち着いた試合運びでKO発進。

廣野祐×-○サニー・ダルベック(2R TKO)
 廣野がイギリスでのボクシング修行の成果を見せ左ボディからのパンチ連打で攻め込むが、ヒザ狙いに切り替えたダルベックが跳びヒザで額を切り裂き流血。2Rも廣野は左右のパンチを入れ互角以上の攻防を繰り広げるが、3度目のドクターチェックが入ったところで無念のストップ。非常にいい動きを見せていただけに本当に残念。

中島弘貴×-○チンギス・アラゾフ(2R KO)
 アラゾフが序盤からキレのある左アッパー・左フックを連打。さらに左ミドルやハイも繰り出す。迎えた2R、パンチで前に出た中島に跳びヒザ一閃でダウンを奪うと、最後は左のショートアッパーでフィニッシュ。前評判通り…どころか前評判以上のインパクトを観客に植え付けるKO劇で日本デビューを飾った。

日菜太×-○ジョーダン・ピケオー(判定)
 1R終盤から圧力を強めたピケオーが、日菜太の蹴りの距離を潰す。2Rも圧力を強めるピケオーに対し日菜太はミドルを出すが、それでもピケオーは止まらない。3Rに入ると日菜太のローが効いた様子を見せ流れが変わりかけるが、ピケオーはなおも前進すると終盤に跳びヒザ!痛恨のダウンを喫した日菜太が初戦敗退。最後の最後でやはり外国勢の圧力を捌ききれなかった。

城戸○-×ダルベック(1R KO)
 落ち着いてローとミドルを蹴る城戸に対し、ダルベックはなかなか前に出られない。そうこうしているうちに城戸の関節蹴りをくらったダルベックが足をひきずり後退!城戸の追撃のローが決まりダルベック立ち上がれず。関節蹴りがあそこまできれいに入った場面はMMAでも見たことがないかも。

アラゾフ○-×ピケオー(1R KO)
 開始と同時い前に出るピケオー。一旦距離を置き両者のパンチが交錯するが、アラゾフのカウンター右フックが直撃しピケオー大の字!レフェリーがカウントをする素振りすら見せずストップ!「城戸いけるか?」という空気を一瞬でひっくり返す衝撃のKO。

城戸×-○アラゾフ(判定)
 距離を取る城戸に、アラゾフもここまでの2戦と違いなかなか攻めこまないが、1R終盤に左フックを打ち込みダウンを奪う!攻勢を強めるアラゾフだが、2Rに城戸がローに合わせたカウンターの右でダウンを奪い返す!やはり今日の城戸は持ってる。
 しかしすぐに立て直したアラゾフは3R、左ストレートでダウンを奪うと、またも左でダメ押しのダウンを奪い勝利。3戦連続KOはならなかったものの、圧勝というしかない内容でトーナメントを制した。

 MVPは城戸。外国勢の決勝だったら空気がまた違ったと思うが、今年のK-1は毎回日本人がトーナメントを盛り上げてくれる。煽りVを見た時点で馬鹿にしてつくづくすいませんでした。
 そんな城戸をも寄せ付けなかったアラゾフは「強すぎる」の一言。これが欧州トップランナーの実力か…。一回戦も準決勝も、KOの瞬間に湧きかえるのを通り越して会場が引いてたからなあ。停滞していた70キロ戦線がこれからどう動き出すのか楽しみ。

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by nugueira | 2017-06-19 22:44 | K-1 | Comments(0)
 18日のK-1、ワンマッチの方の予想を。たまアリ初進出とあって豪華メンバー勢揃い。

平本蓮○-×ウマル・パスハエフ
 ライト級トーナメントで大躍進を遂げた平本。スーパーライトに上げて減量苦から解放される一方、外国人とのパワーの差も出やすくなる階級だけにどうなるか。キシェンコの刺客を返り討ちにしてほしい。

小澤海斗○-×西京春馬
 Krushでは難敵ユン・チーを下した小澤、何となくこのまま武尊との再戦まで突っ走りそうな気もしてきた。

大雅○-×皇治
 記者会見では新生K-1名物(?)の乱闘騒ぎになった両者。この手の安いパフォーマンスはあんまり繰り返されると萎えるなあ。大雅がタイトルマッチで見せた勝負強さを考えると、ここでの取りこぼしはなさそう。

武尊○-×ブバイサ・パスハエフ
 前回はローブローの中断から気迫のKO勝利を見せてくれた武尊。来年3月大会のメインに向けて、今回も勝利以上に中身も求められる。

ウェイ・ルイ○-×ゴンナパー・ウィラサクレック
 日本人王者にはノンタイトルでほどほどの相手をぶつける一方で、外国人王者にはいきなり最強挑戦者をあてがってのタイトルマッチ。K-1の運営は分かりやすいぜ。ゴンナパーがどれだけ距離を潰せるかが焦点だが、ウェイ・ルイが間合いをコントロールし続けて完封しそう。

ゲーオ・ウィラサクレック○-×野杁正明
 ゲーオが連チャンのタイトルマッチに出陣。挑むのは日本人最後の砦の野杁…と言いつつ一回負けてるからなあ。ゲーオはいよいよ相手がいなくなってきそう。

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by nugueira | 2017-06-16 23:28 | K-1 | Comments(0)
 18日のK-1、まずはスーパーウェルター級王座決定トーナメントの予想を。

城戸康裕○-×ルーク・ウィーラン
廣野祐×-○サニー・ダルベック
中島弘貴×-○チンギス・アラゾフ
日菜太×-○ジョーダン・ピケオー


 初見の外国人もいるので、この階級の日本と世界の力関係をもとに予想。城戸の相手は代打出場なのでまだつけ入る隙がありそうだが、他は厳しい展開になるのでは。日菜太にも頑張ってほしいものの、ピケオーはピークを過ぎたベテランではなくガンガン攻めてくるタイプなので、リスティ戦と同様苦しい戦いになりそう。

城戸×-○ダルベック
アラゾフ○-×ピケオー
ダルベック×-○アラゾフ


 ダルベックにKO負けを喫している城戸は短期間でのリベンジは難しいか。アラゾフとピケオーが事実上の決勝になりそう。日本での試合に慣れているピケオーにアドバンテージがありそうな気もするが、前評判のいいアラゾフを推させてもらいます。

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by nugueira | 2017-06-14 22:44 | K-1 | Comments(0)
 続いてワンマッチの予想を。

HIROYA×-○大和哲也
 日菜太に続き大物日本人・大和哲也がK-1参戦。ゲーオの一強状態が長く続くスーパーライト級戦線を盛り上げるためにも、インパクトのある勝ち方を期待。ここで差し出されるのがHIROYAなのも可哀想っちゃ可哀想だが。

武尊○-×ビクトー・サラビア
 武尊の2017年初戦。地上波の試合の露出では那須川に遅れを取りつつあるが、正直この二人の対戦はもう実現させなくてもいいかな…と思っているので、K-1エースとしての仕事をきっちり果たして欲しい。

ゲーオ・ウィラサクレック○-×山崎秀晃
 山崎がゴンナパーに負けた時点でタイトルマッチも立ち消えかと思ったが、きっちりと実現。ゲーオの負傷が原因だったとはいえ、K-1も律儀だね。まあ他にゲーオに当てるべき選手が特段見つからない、という事情もあるんだろうけど。

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by nugueira | 2017-04-19 22:42 | K-1 | Comments(0)
 22日のK-1の予想。バンタム級王者決定トーナメントから。

石田圭祐×-○チャールズ・ボンジョバーニ
 常連外国人のボンジョバーニは毎回タイトルにはもう一息手が届かないので、モチベーションは高いはず。初戦は順当にクリアするか。

武居由樹×-○アントニオ・オルデン
 「足立区悪ガキ伝説」で一躍注目度の上がった武居。とはいえ55キロに上げての挑戦となるし、外国人との対戦経験もあまりないのでは。厳しい戦いになりそう。

寺戸伸近○-×ジェイミー・ウィーラン
 Krush王者の寺戸、K-1戴冠へ向けて突き進んでほしい。年齢を考えると初戦でつまづくリスクも決して小さくはないとは思うのだが。

久保賢司×-○ソン・ダーチェン
 ボクシング転向を経て引退していた久保弟が電撃復帰。これ、日本人の若手は面白くないだろうな。さすがにこれだけのブランクを経ていると期待できる要素が見当たらなくなってしまう。

ボンジョバーニ○-×オルデン
寺戸○-×ダーチェン

 準決勝は試合映像を見たことある選手にベット。こういう時に限ってノーマークの選手が快進撃を見せたりするのだろうか。

ボンジョバーニ×-○寺戸
 決勝はKrushタイトルマッチの再戦。微妙な判定になったら日本人有利というのも込みで寺戸の方が分がいいかなと。とはいえ、今回のトーナメントは悪い意味で本命不在。「この日この時、一番強い奴が勝つ」トーナメントになりそう。

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by nugueira | 2017-04-18 22:08 | K-1 | Comments(0)
 ワンマッチ+リザーブマッチの方で目についた試合の感想を。

瑠輝也○-×水町浩(2R KO)
 瑠輝也が1Rからガンガン攻めてダウンを奪うと、2R開始直後に右ローから左ハイへの二段蹴りをクリーンヒットさせ一撃KO。これは年間ベストKO級のインパクトだわ。

松倉信太郎×-○日菜太(判定)
 日菜太の試合を見るのは久しぶりで、映像では旧K-1末期のミドル主体のスタイルでイメージが止まっていたんだけど、まあ引き出しの多い選手になっていたこと。ノンストップでミドル、ロー、パンチを出し続ける戦いぶりはMAX参戦当初の佐藤、あるいはそれ以上かな…という印象。KOはできなかったが、秋のトーナメントに向け期待はできそう。

卜部弘嵩×-○大雅(判定)
 弘嵩は序盤から距離を詰めて打ち合いに持ち込むと、右のパンチで先手を取る。1R終了間際(ゴング直後?)に入った右フックは効いたか。
 だが大雅は2Rから手数を徐々に盛り返していくと、3Rは疲れの見える弘嵩にラッシュ。ヒザ蹴りからの連打でスタンディングダウンを奪うと、終了間際に右フックで2度目のダウンを奪い、文句なしの勝利でベルトを奪取。
 正直なところもっとワンサイドでの大雅勝利を予想していたので、弘嵩が前回の敗戦から対策を練って仕上げてきたという印象。それでも大雅の勢いは止めきれなかった。

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by nugueira | 2017-02-26 23:39 | K-1 | Comments(0)
 K-1のライト級王者決定トーナメント、ダイジェスト的に感想を。

卜部功也×-○ゴンナパー・ウィラサクレック(判定)
 ゴンナパーがスイッチを繰り返しながらローと右フックを入れるが、功也もラウンド終盤にはパンチ連打をまとめて追い込む。様子見なしでお互い倒しに行っている、期待通りのヒリヒリする好勝負。
 それでも流れは功也に傾いてきたか…と思えた2R後半、功也のパンチにゴンナパーがどんぴしゃの左ハイを合わせダウン奪取!ダメージの残る功也はそれでも3Rに追い上げを見せるが届かず、初戦敗退。
 勝敗を決定づけたダウンは「あそこでハイが飛んでくるかあ…」と唸るしかない一撃。功也としては1R後半のチャンスに攻め切れなかったのも痛かった。やはり体重も含めてゴンナパーに分があったか。

佐々木大蔵×-○ウェイ・ルイ(2R KO)
 ウェイはゴンナパーとも、この後に出てきたスペトゥクとも違うコメントしづらい強さ。圧力はかけているのだが強引さは感じさせず、佐々木の攻撃をいなし続けながら左フックでダウンを奪う。戦歴豊富なムエタイファイターに近いのかなあ、と思いながら見ていたのだが、2Rの相打ちのフックでダウン→すぐさま右ストレートでフィニッシュという流れはそれとも違う感じ。目覚めつつある格闘大国から凄いのが来ちゃった。

平本蓮○-×ゴンナパー・ウィラサクレック(1R KO)
 戦前は功也vsゴンナパーを事実上の決勝と見立てていて、ゴンナパーが勝った瞬間「はい、優勝決定!」と思ったのだが、これで終わってくれないからK-1は怖い。開始からロープ際に詰めてパンチの打ち合いに持ち込んだ平本が瞬く間に2度のダウンを奪い、まさかの決勝進出。
 一回戦での消耗が激しかったゴンナパーにつけ込んだ形だが、18歳がその戦略を選んで本当に勝つなんてそうそう起きることじゃない。いやもう、神ってた。

平本蓮×-○ウェイ・ルイ(判定)
 準決勝のスペトゥク戦では正真正銘の「アンタッチャブル」ぶりを見せたウェイだが、さすがに疲れもあるのか決勝では平本のローを繰り返し被弾。2R終盤にはかなり効かされた様子も見せていたが、それでもパンチを着実に入れていく。かなり競った展開だったが、判定はスプリットでウェイ。大混戦のトーナメントは中国人初のK-1王者誕生というエンディングで幕を閉じた。
 優勝候補筆頭の功也が初戦敗退という、テンションや勝負論的な興味がガタ落ちしてもおかしくない展開だったのに、そこから予想外の方向へ盛り上がり続けていったのが凄い。階級変更を示唆している平本はおくとしても、功也vsウェイ、功也vsゴンナパーⅡ、ゴンナパーvsスペトゥクと、これから見たいカードがこの一日だけで続々と生まれてきた。さっき平本に「神ってる」という表現を使ったが、K-1の興業自体が神ってるな。

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by nugueira | 2017-02-25 23:19 | K-1 | Comments(0)
 続いてワンマッチの方の予想を。

野杁正明○-×ユネス・スマイリ
 海外でベルトを獲得した野杁の凱旋試合。スーパーライト級も停滞感がなくはないが、巻き返しに期待。

松倉信太郎×-○日菜太
 日菜太が遂に新生K-1参戦。大和哲也もそうだが、強い奴が自然とこのリングに集まる、という流れが作れたのは非常に大きいと思う。非K-1だの手売りだの議論を呼ぶ発言は多いが、70キロの国内トップクラスに位置することは確か。トーナメントに向けアピールできるか。

卜部弘嵩×-○大雅
 昨年のトーナメントで大雅に敗れた弘嵩がけじめのタイトルマッチ。とはいえ前回の試合内容からすると、この差をひっくり返すのは容易ではなさそう。功也が決勝に進出すればその直前の試合になるだけに、勢いをつなげたいところではあるが。

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by nugueira | 2017-02-22 23:16 | K-1 | Comments(0)
 25日のK-1、まずは初代ライト級王座決定トーナメントの予想を。

平本蓮○-×ブリース・デルバール
 K-1甲子園出身の平本。外国人相手にどこまでできるかなあ…と思ったらデルバールもまだ17歳なのね。とりあえず平本を推しておく。

卜部功也○-×ゴンナパー・ウィラサクレック
 功也がトーナメント初戦にしてクライマックス!K-1は手抜きをしないぜ!
 階級を上げて初戦でいきなりハードパンチャーと当たるのはリスクも大きいが、万全のコンディションで戦える利点もある。スーパーフェザー級トーナメントを制したときの充実度合いからすれば、功也には十分クリアできるハードルなのでは。

佐々木大蔵×-○ウェイ・ルイ
 成長著しい中国から武林風王者が参戦。このトーナメントの台風の目はウェイ・ルイとみておくのが妥当か。

谷山俊樹○-×クリスチャン・スペトゥク
 K-1初参戦の谷山。ベテランの味をみせて(と言いつつ20代だけど)初戦はクリアしてほしい。

平本×-○功也
ウェイ○-×谷山
功也○-×ウェイ
 準決勝以降はこんな予想で。功也が頭一つ抜け出ているはずだが、やはり2階級制覇へ最大の関門は初戦か。


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by nugueira | 2017-02-21 23:59 | K-1 | Comments(0)

新生K-1、聖地進出

 K-1が今年6月の大会からさいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナに進出。さらに来年3月のメインアリーナ進出も決定。

 「超重大発表」と銘打たれていたので地上波進出かな?とも思ったのだが、さすがにそこまで景気のいい話ではなかった。とはいえ、「聖地」たまアリで興業を打つ格闘技団体が増えるのは大歓迎。
 新生K-1が毎回代々木第二をソールドアウトにしているのを見るにつけ「キャパの大きい会場ならもっとチケットが売れたのにもったいない」と思っていたので、今回のたまアリ進出は自然な流れ、という印象。1万8000人のメインアリーナで興業を打つのは挑戦であるのは間違いないけど、成算のないギャンブルではない、というのが妥当な評価では。

 地上波については「いくつかのお話をいただいている」という前向きな発言があったものの、戦極も旗揚げ当初は同じ台詞を言っていたからなあ(最悪の事例を引き合いに出してしまいスマン)。
 あと個人的には地上波ゴールデンにこだわることなく、新日本のようにかつてのブランド知名度を活かして観客動員を増やす路線を目指す、というのもアリだと思っているのだけど。地上波ゴールデンが本当に実現したら後は落ちていくだけ、という危惧がなくもないので。

 とはいえ、少し前のゴン格に載っていた魔裟斗×武尊の対談記事で「魔裟斗の全盛期の年収は手取りで2億」「武尊は未だに手売りをやっている」といった発言があって、こういうのを見ると「一刻も早く上のステージへ行きたい」という選手の気持ちももっともだよなあ…と思えてくる。メインアリーナ進出まであと1年強、K-1の「対世間」の戦いはどう実を結んでいくか。

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by nugueira | 2017-02-09 23:13 | K-1 | Comments(0)