反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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カテゴリ:UFC( 908 )

UFC214の感想

 メイン以外の感想を。今年に入ってから初めてと言っていい面白いナンバーシリーズだった。

ジミ・マヌワ×-○ヴォルカン・オズデミア(1R KO)
 マヌワがケージに詰めるが、オズデミアのクリンチアッパーがヒット。下がるマヌワにすぐさま追撃のパンチを入れ、パウンドでフィニッシュ。驚異の2試合連続秒殺KO。
 オズデミアは底が見えないというよりは「よく分からないけど毎回勝っちゃってる」という印象。ともあれ新陳代謝がなかなか起きないライトヘビー戦線にようやく新顔が浮上してきた。

ロビー・ローラー○-×ドナルド・セラーニ(判定)
 開始と同時にローラーが接近してクリンチアッパー、さらに顔面へヒザ。いきなり押し込まれたセラーニだが、ラウンド終盤にはテイクダウンから上をキープし盛り返す。
 2Rは一転してセラーニが逆襲。ハイキックや近距離でのヒジを繰り出し、さらにタックルで組み付き→ボディへヒザ→離れ際のヒジのコンビネーションで攻めていく。
 このままローラーが押しきられるか、と思いきや3Rはまたもローラーが攻勢。ガンガン圧力をかけ続けハイキックやアッパーを繰り出していく。シーソーゲームの展開で1,3Rを取ったローラーが判定勝利。期待通りの熱戦になったが、ローラーの組み立てが1枚上だった。

クリス・サイボーグ○-×トーニャ・エヴィンガー(3R KO)
 開始早々、サイボーグがローにパンチを合わせエヴィンガーいきなりダウン。この後もサイボーグがロー、ボディへのヒザ、右ストレートで攻め続ける。エヴィンガーは引き込みを狙うが、サイボーグは寝技に付き合わない。
 2R以降もサイボーグがスタンドで一方的に攻め続ける展開。エヴィンガーも強烈な右を繰り返しもらいながらもダウンせず凌ぎ続けるが、サイボーグも攻め急ぐことなくじっくり構える。迎えた3R早々、サイボーグがまたも右を打ちこみ、最後は顔面へヒザを入れたところで遂にフィニッシュ。なんかもう「火力」が違う、という以外に言葉が見つからない勝ち方。ランダミーのベルト剥奪はともかく、ベルトを巻くべき人間のところにベルトが来た感じはする。

タイロン・ウッドリー○-×デミアン・マイア(判定)
 1R、マイアが前に出ながらタックルを仕掛けていくが、ウッドリーはきっちりディフェンス。ウッドリーは手数が少なく、マイアが圧力と手数ではやや上回るが、狙いのテイクダウンは取れる気配が全くない。
 ラウンドが進めば進むほどマイアには厳しくなるか…と思ったが、2R以降はまさにその通りの展開に。完璧なタイミングでタックルに入る場面も何度かあったのだが、いずれもウッドリーがテイクダウンディフェンスの強さを見せ、グラウンドに持ち込ませない。2Rのフラッシュダウンをはじめウッドリーのパンチがマイアを捉える場面も出てくるが、ウッドリーは深追いする気配を見せず試合終了。
 こうなるんだろうなあ、と予想していた展開がそのまま現実になってしまった形。まあダナが気に入らない試合なのは確かで、そりゃ「コイツとGSPの試合を組んでたまるか」となるわな。

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by nugueira | 2017-08-01 23:53 | UFC | Comments(0)
 UFCもRIZINも見どころ沢山だったのだが、観戦記は随時消化。まずはUFC214のメイン、ダニエル・コーミエvsジョン・ジョーンズのライトヘビー級タイトルマッチ。
 
 開始からジョーンズが関節蹴り、パンチ、ローで攻勢。コーミエが組み付いたところでジョーンズがテイクダウンするが、コーミエすぐ立ち上がる。この後もジョーンズはパンチ・ロー・前蹴りと上下左右全方向から打撃を繰り出していく。コーミエは距離を詰めながら右のロングフック。時おりジョーンズを捉えはするものの、当たりが浅いか。
 2Rもジョーンズがスタンドで主導権を握り、前蹴りに加え左右のボディもヒット。それでもコーミエは前に出続け、効いていないというジェスチャーを交えながら右フックを狙っていく。
 迎えた3R、尚も前に出るコーミエにジョーンズが打撃を入れ続けると、左ハイをヒット!フラつきながら下がるコーミエを追撃のラッシュで押し倒すと、うつ伏せになったコーミエにパウンド連打。レフェリーがストップし、ジョーンズが王座奪還に成功。

 度重なる不祥事でファンの期待を裏切り続けたジョーンズを支持する気にはなれず、ブランクの影響も考えればコーミエが制裁を加えてくれる可能性はあるのでは…と思っていたのだが、残念ながらオクタゴンの中でものを言うのは強さのみ。ジョーンズがMMA史上類を見ない才能の持ち主であるという事実を忘れていた、というより無理やり目を背けていた。
 コーミエのパンチも単発で当たってはいたがジョーンズが焦っている雰囲気は全くなく、かつての絶対王者時代の戦いぶりそのもの。招かれざる王ではあるかもしれないが、チャンピオンベルトは本来の持ち主の腰に戻ってきた…と言うしかないぐらい、今回の勝ち方は説得力十分だった。

 王者のマネーファイト優先の姿勢が最近のUFCをおかしくしていると思うのだが、AJも引退してライトヘビー級に明確な対抗馬がいない中、ジョーンズvsレスナーは組めるなら組んじゃっても仕方ないのかな、というのが率直な感想。レスナーがそこから継続参戦するとは思えず、このメガファイトの先に生まれるものは何もないんだろうけど。

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by nugueira | 2017-07-31 23:01 | UFC | Comments(2)

UFC214の予想

 日本時間30日のUFCの予想。3大タイトルマッチの大盤振舞だが、一方で8月のPPVイベントはキャンセル。なんだかなあ。

エリック・シェルトン×-○ジャレッド・ブルックス
 かつてパンクラスに上がったブルックスがUFCデビュー。パンクラスではストロー級だったのでフライ級でどこまで戦えるかだが、軽量級戦線を荒らしまわることを期待。

ブライアン・オルテガ○-×ヘナート・モイカノ
 グイダにはKO勝ちした柔術家オルテガが久しぶりに登場。個人的に好きなタイプの選手なので推しておきます。

アルジャメイン・スターリング○-×ヘナン・バラォン
 バラォンは結局バンタムに戻せないのかキャッチウェイト。スターリングは一時期負けは込んだがバンタム級のホープと目されていたし、下降線に入っているバラォンには厳しい相手になりそう。

ジミー・マヌワ○-×ヴォルカン・オズデミア
 ライトヘビー戦線でじわりと存在感を増しているマヌワ。格上相手に連勝を続けているオズデミアだが、マヌワとしてはしっかり仕留めてタイトル戦線に近づきたい。

ロビー・ローラー×-○ドナルド・セラーニ
 今大会の裏メイン。問答無用の殴り合いになりそうだし、どっちに転ぶかも全く見当がつかない。前戦でウェルター級初黒星を喫したセラーニだが、ダメージの蓄積という点ではローラーも辛そう。

クリス・サイボーグ○-×トーニャ・エヴィンガー
 初代王者ランデミーの不可解な王座返上(剥奪?)に伴う女子フェザー級王者決定戦。サイボーグにベルトを獲らせるために組んだとして思えないなあ。

タイロン・ウッドリー○-×デミアン・マイア
 マイアが悲願のウェルター級タイトルマッチに挑戦。とはいえ試合ではガス欠の場面も目立つし、短期決着で一本を取らないと厳しくなりそう。レスリングベースのウッドリーがテイクダウンを凌いで、後半KOか判定で防衛と予想。

ダニエル・コーミエ○-×ジョン・ジョーンズ
 メインは因縁のライトヘビー級タイトルマッチ。オッズではジョーンズ優位だが、度重なるトラブルで2015年以降今回が3試合目。コーミエも最近の試合ではピリッとしないが、ジョーンズが復帰早々あっさり頂点に返り咲くのも違和感がある。かなりのヤマッ気込みでコーミエ勝利を予想。

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by nugueira | 2017-07-27 23:22 | UFC | Comments(3)

UFC on FOXの感想

ジミー・リベラ○-×トーマス・アルメイダ(判定)
 両者ローからパンチへつなげる。圧力を強めたリベラが、ボディショットから相打ち気味の右を打ちこみアルメイダダウン!。アルメイダはすぐさま立て直すが、ショートの右をリベラが入れ2度目のダウンを奪う。
 いきなりピンチに追い込まれたアルメイダだが、2Rは跳びヒザを交えながら圧力をかけていく。パンチがリベラの顔面を捉えるが、リベラが右を入れアルメイダ一瞬棒立ちに。しかし圧力をかけ続けるアルメイダは右を入れ、今度はリベラが腰を落とす。この後もアルメイダの有効打数が増え、流れを引き戻し最終ラウンドへ。
 3R早々、リベラがリフトからテイクダウン。立ち上がり際に膝を入れる。アルメイダはミドルから左をヒット。この後もクリーンテイクダウンは許さず、アルメイダのパンチがリベラを捉える回数がやや多い印象で試合終了。
 2・3Rをアルメイダが取ってもおかしくないか?と思ったが、判定は3-0、二者はフルマークでリベラ。2Rもアルメイダに効かせる場面はあったし、まあ許容範囲か。

デニス・バミューデス×-○ダレン・エルキンス(判定)
 バミューデスが圧力をかけ、ローからパンチ。しかしハイで体勢を崩したところにエルキンスが組み付き、そのままバックをキープ。バミューデスは単発でローやヒザを入れるものの、エルキンスはしつこく組み付きテイクダウンを奪っていく。
 2Rはバミューデスが圧力をかけ、ジャブから返しの右をヒット。さらにタックルでテイクダウン。だがエルキンスはまたも組み付いてペースを握らせない。終了間際にバミューデスがヒザを突き上げるが、当たりが浅いか。
 3Rもバミューデスが攻勢。パンチがエルキンスの顔面を捉え、エルキンス下がる場面が増える。
 これまた2・3Rをバミューデスが取ったか、と思ったがスプリットでエルキンスの勝利。競った展開だったが、バミューデス的には痛い黒星。

クリス・ワイドマン○-×ケルヴィン・ガステラム(3R 肩固め)
 ジリジリ間合いを測る両者。ワイドマンがシングルレッグからテイクダウンを奪う。バックをキープし続け、さらにトップポジションを取るとアームロック狙いへ。しかし力ずくで堪えたガステラムが立ち上がると、スタンドに戻した後は圧力を賭けながら左狙い。ラウンド終盤に飛び込んでの左ストレートがヒットしワイドマンダウン!ガステラムが追撃に行くが、ホーンに救われる。
 2Rはワイドマンがケージに押し込み、足をすくうようにテイクダウン。バックをキープし、パウンドで削り続けてラウンドを終える。
 3Rは開始早々近い距離で打ち合い、お互いのパンチが入る危なっかしい展開に。ワイドマンの右がヒットするが、ガステラムはヘッドスリップで追撃をかわすと再び圧力をかける。しかし再度右を打ちこんだワイドマンがタックルからテイクダウン。しつこく上をキープし続けると、最後は肩固めで一本。
 ワイドマンはなんとか連敗脱出。「一発病」は相変わらずだが、レスリング力の差で逆転勝利を引き寄せた。

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by nugueira | 2017-07-23 23:06 | UFC | Comments(0)

UFC on Fox 25の予想

 23日のUFCの予想を。

ジミー・リベラ×-○トーマス・アルメイダ
 バンタム級のホープ対決。リベラはUFC4戦全勝でフェイバーも破っているが、アルメイダも敗戦は現王者ガーブランドにKOされた一戦のみ。アルメイダの決定力に期待。

デニス・バミューデス○-×ダレン・エルキンス
 最近5戦で2勝3敗のバミューデスと4勝1敗のエルキンスが対戦。とはいえバミューデスはコリアンゾンビやラマスなど相手が悪かったという印象。前回のKO負けの影響が心配ではあるが、バミューデス勝利を予想。

クリス・ワイドマン○-×ケルヴィン・ガステラム
 元王者ワイドマンも気づけば3連敗。前回のムサシ戦は(マットに手をつく姿勢がどうなのかはさておき)不運な面もあった。ガステラムはミドルに上げてからKOは続けているが、上位陣にどこまで通用するか。ワイドマンがここらで踏みとどまると信じたいなあ。

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by nugueira | 2017-07-20 23:31 | UFC | Comments(2)

UFN113

 メインだけ見たので感想を。

グンナー・ネルソン×-○サンチアゴ・ポンジニッビオ(1R KO)
 じりじり前に出るポンジニッビオ。距離が詰まったところでネルソンがパンチ連打を繰り出し、ポンジニッビオ下がる。今度はネルソンが圧をかけていくが、相打ち気味のパンチが入りネルソンぐらつく!ケージ際に下がるネルソンを追いかけたポンジニッビオ、パンチを打ち抜いてダウンしたネルソンにパウンド!レフェリーすぐまさストップ!
 ネルソンはここで勝ったらタイトル戦線に近づくわけでもなかったが、この相手に取りこぼしてしまったのは痛い。ヨーロッパの客も盛り下がっただろうな。

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by nugueira | 2017-07-17 13:45 | UFC | Comments(0)

2016上半期のUFC

 早いもので2016年も半分が終了。ここらで上半期のUFCを総括してみたい。

 結論から言うと今までのところ、今年のUFCは「何かつまんない」の一言。だからこうして記事を書こうと思ったわけだけど。
 タイトルマッチという切り口で比べると、昨年は正規王者の敗北による王座移動が都合9回あったのに対し、今年は現時点でフェザー級の1回のみ。数字だけ見るとかつての全階級鉄板王者時代の再来のように思えるが、そもそも防衛戦をできない(しない?)王者が増え、タイトルマッチの頻度自体が減ってしまっている。マクレガーの悪影響なのか、階級を問わずマネーファイト志向が高まっている印象。
 王座戦線の停滞はイベントにも影響しており、2月に続いて8月もナンバーシリーズがキャンセルされる事態に(2月の中止については昨年後半にタイトルマッチを大盤振る舞いした影響もあるけど)。タイトルマッチをメインに据えたナンバーシリーズ、というUFCビジネスの根幹が崩壊しかけているように思える。

 話題性や知名度はどうでもいいから、実力と戦績のあるトップコンテンダーを常にタイトルマッチへ…というのも格闘技ファンのある種の我がままであることは否定しないが、やっぱりUFCをUFCたらしめていたのは「今この瞬間強い選手が集い、最強を決める」という価値観のはず。暫定王座戦でお茶を濁すナンバーシリーズと、ローカル選手中心で編成されるUFNには食傷気味で、正直最近は半ば義務感でファイトパスやDAZNを開いている自分がいる。

 経営母体の変更で選手の報酬にも変化が出てきたのか、最近は峠を越したわけでもないランカークラスがベラトールに移籍するケースも目についてきた。依然として選手層の厚さ・レベルともにUFCがトップを走っていることに変わりはないが、「UFCだけ見ていれば世界の頂点が見れる」という時代は終わりを告げつつあるのだろうか。

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by nugueira | 2017-07-14 23:02 | UFC | Comments(2)

UFN113の予想

 日本時間17日のUFCの予想。とはいえメイン以外は名前を見てもピンとこない、最近のローカル大会にありがちなカード編成。

グンナー・ネルソン○-×サンティアゴ・ポンジニビオ
 メインイベンターはヨーロッパ大会の常連になってきているネルソン。そうなると上位陣との対戦から遠ざかるのでタイトル戦線に絡みにくくなるのだが。ポンジニビオは4連勝中ではあるが名のある選手との対戦は少ないし、ネルソンがいつもの極めの強さを見せてくれることを期待。

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by nugueira | 2017-07-12 23:22 | UFC | Comments(0)

UFC213の感想

ロブ・フォント○-×ダグラス・シウバ・デ・アンドラジ(2R ギロチンチョーク)
 1R、フォントがタックルからテイクダウンを奪うと立ち上がり際にギロチン。スタンドに戻った後もパンチと組んでのヒザで先手を取り続ける。
 2Rもフォントが前に出ながら左ジャブを突きさし、距離が詰まるとボディへヒザ。ケージに詰まったアンドラーデをテイクダウンすると、抱え上げられながらもギロチンチョークを離さずに締め上げ続け、一本勝ち。

アンソニー・ペティス○-×ジム・ミラー(判定)
 1R、ミラーが左をヒットさせ、さらにロー。足が流れるペティスだが、ミドルを効かせてミラーを下がらせると跳びヒザからパンチ連打。ペースを引き戻す。
 2R序盤から前に出るミラー。ペティスがバランスを崩したところでテイクダンしパウンド。さらにバックを奪うが、脱出したペティスがトップを奪い返し、さらにバックへ。めまぐるしいポジションの奪い合いが続きこのラウンドは終了。3Rに入るとお互い消耗してきた様子。ミラーが前に出ながらタックルに行くがペティス凌ぐ。終盤はお互いカポエラキックの応酬。
 各ラウンドとも押しつ押されつの展開だったが、判定は三者ともフルマークでペティス。1Rの鋭いミドルはベンヘン戦を思い起こさせたが、そこで一気にフィニッシュできない辺りにやはり衰えは否めないか。

ダニエル・オミランチェク×-○カーティス・ブレイズ(判定)
 ブレイズのタックルを受け止めるオミランチェク。ケージに押し込むブレイズだが、そこから先へつなげられない。オミランチェクは単発のミドルを入れる。
 2Rもタックルに行くがテイクダウンが取れないブレイズ。徐々に動きが落ちてくる。一方でオミランチェクも手数が出ない。ブレイズはスタンドでは細かいジャブをヒットさせており、むしろこっちの方がポイントになっているか。
 3Rにようやく圧力をかけるオミランチェク。左のオーバーハンドを入れるが、再びブレイズに組み付かれケージへ押し込まれる。終盤になぜかオミランチェクの方からタックルにいくが、これはブレイズが潰す。見ていてもやもやしか残らないような試合内容だったが、判定は三者フルマークでブレイズ。

ファブリシオ・ヴェウドゥム×-○アリスター・オーフレイム(判定)
 じりじり間合いを詰める両者だが、なかなか手が出ない。アリスターのフックでヴェウドゥムが転倒するが、アリスターは深追いしない。ヴェウドゥムがミドルからパンチ。アリスターはカウンター狙いか。
 2R序盤に組み付いたヴェウドゥムが引き込むが、アリスターはすぐ立ち上がる。アリスターの左がヒットし、さらにボディへヒザ。ヴェウドゥムたまらず引き込む。この後はノーガードのアリスターにヴェウドゥムの右が単発で入るが、アリスターの左も繰り返しヒット。
 3Rも前に出てしつこくパンチからヒザを狙うヴェウドゥム。遂に頭部へヒザを入れアリスターがダウン!ギロチンはすっぽ抜けて立たれてしまうが、ヴェウドゥムはケージ際に詰めなおもパンチを入れてからテイクダウン。トップキープで削り続け試合終了。
 ヴェウドゥムの粘り勝ちか…と思いきや判定は2-0でアリスター。確かに3Rは10-8がつくほどの内容ではなかったし、1・2Rをアリスターが取っているという判断もそこまで違和感はないのだが。ラウンドマストシステムの悪い面が出ちゃったな。アリスターはペース配分を覚えてきたのは認めるが、長丁場を戦いきるスタミナと集中力はないのでタイトルに再挑戦しても厳しい結果になりそう。

ヨエル・ロメロ×-○ロバート・ウィテカー(判定)
 ロメロは関節蹴りを連発。一方のウィテカーは飛び込んでパンチを狙う。ロメロがシングルからテイクダウンするが、ウィテカーすぐに立つ。ロメロの強烈なローがヒット。ウィテカーのハイは当たりが浅い。
 2R、ロメロは跳び膝を繰り出した後、どんぴしゃのタックルでテイクダウン。立ち上がるウィテカーだがロメロはしつこくバックをキープし、ラウンド終盤に再度テイクダウン。
 ここまではロメロのペースだったが、3Rにウィテカーの前蹴りからのパンチがヒット。ロメロ少し効いたか。手数の出なくなったロメロにウィテカーが一転して攻勢。ロメロのタックルにフックを合わせる。
 4R、ウィテカーのハイがヒット。ロメロがバックを取るが、ウィテカーはテイクダウンを取らせない。ロメロは跳びヒザを出すものの攻めが単発で、低空タックルも切られてしまう。逆にウィテカーは前蹴りからパンチを繰り返しヒット。
 5R、ロメロは身体ごとぶつけるようなパンチや跳びヒザ。左のオーバーハンドがヒットし、ウィテカー効いたか。しかしロメロも消耗が激しく前に出れない。ウィテカーがボディへ細かい前蹴りを入れ続けると、終盤にバランスを崩したロメロに覆いかぶさりトップポジションからヒジを入れ続け試合終了。三者とも48-47でウィテカーがロメロを下し、ニュージーランド初のUFC王者に。
 ロメロは危惧されたとおり中盤から失速。とはいえウィテカーは2Rを除いてクリーンテイクダウンは許しておらず、試合全体を通じてテイクダウンディフェンスの高さが目立っていた。ロメロ・ジャカレイと不条理なタイトルマッチ待機組が列をなしていたミドル級戦線だが、結局その面々をなぎ倒したウィテカーが暫定王座を獲得。もうGSPはどうでもいいから、早くビスピンと戦って白黒つけてほしい。

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by nugueira | 2017-07-09 22:03 | UFC | Comments(2)

やりすぎゲイジー!

 TUF25フィナーレの感想を。

グレイ・メイナード○-×石原夜叉坊(判定)
 ジリジリ前に出る夜叉坊だが、メイナードにタックルを入れられテイクダウン。何度か立ちあがりかけるものの、そのたびにメイナードにしつこくタックルに入られ、トップポジションを許し続けたまま1ラウンド終了。
 スタンドの展開に持ち込みたい夜叉坊だが、2R以降もメイナードにいいようにタックルを決められ、簡単にテイクダウンされてしまう。ヒザやボディを単発では入れるもののこれでは流れは変わらず、最後まで何もできないまま試合終了。
 ビッグネームとはいえどうにかならない相手ではないと思っていただけに、この負け方はショック。初回にテイクダウンを取られたのにその後もタックルにヒザやパンチを合わせようとするだけで、試合中に修正しようという意図も見られなかった。ピークを過ぎたメイナード相手にこの内容だと、今後も期待できそうにない。

マイケル・ジョンソン×-○ジャスティン・ゲイジー(2R KO)
 開始早々、ジョンソンの左が立て続けにヒット。しかしゲイジーは臆することなく前に出ると、ローとパンチで先手を取る。ジョンソンも打ち返し、近距離でパンチが交錯する展開に。ゲイジーのパンチも入るが、ラウンド終盤にジョンソンの右フックがヒット!ガクリと腰を落とし後退したゲイジーにジョンソンが追撃を入れるが、ゲイジーはホーンに救われる。
 2R、さすがにダメージが残る様子のゲイジーにジョンソンの左がヒット!効かされて棒立ちになるゲイジーにジョンソンが攻勢を仕掛けるが、驚異的なタフネスを見せるゲイジーが再び前に出て応戦。ジョンソンを下がらせると、今度はゲイジーの右アッパーがヒット!効かされたジョンソンにゲイジーがアッパーを連打し一気に形勢逆転。ジョンソンのタックルを切ると、最後はヒザを叩き込んでKO!
 WSOF時代に散々見せられてきたゲイジー劇場だが、UFCで、しかもランカー相手に同じスタイルで勝ってしまうとは…。普通の選手なら2回KOされてる状態から試合をひっくり返してしまったわけで、「そんな馬鹿な」という感想しか出てこない。会場も大盛り上がりだったし、ゲイジーは一気に評価を上げたなあ。このスタイルで勝ち続けるとも思いにくいけど。

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by nugueira | 2017-07-08 21:34 | UFC | Comments(2)