反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

カテゴリ:全日本キック( 155 )

山本優弥、引退

 元全日本キック・ウェルター級王者の山本優弥が引退を表明。全日本キックの風景が、これでまた「過去」の中に埋もれていくなあ。

 自分が全日本キックを見始めた頃からすぐ印象に残った選手で、高谷裕之を圧倒的な技術差で翻弄した試合にはしびれた(クリーンヒットが入るたびに一度ガッツポーズを取ってから次のパンチを出してた映像が頭にこびりついている)。佐藤嘉洋相手に、ダウンを重ねながらも最後まで食らいつき続けた試合も良かった。いずれも10年以上前でこのブログも開設していない時代、ということに気づいて愕然としてしまうのだが。

 全日本キック時代のテクニシャンぶりが個人的には好きだったのだが、K-1参戦後は「激闘型」のファイトスタイルになってしまい、これが選手生命を縮めてしまったか。とはいえ今回の引退会見を読むと、目の問題でアゴを引いて戦うことができず頸椎へのダメージが蓄積していたようなので、そういう戦い方を選ばざるを得なかった面もあるんだろうけれど。

 新生K-1が盛り上がりを見せている今、もう一度あの面子の中で鎬を削ってほしかった選手ではあるが、安全への配慮を最優先するのは格闘技が守らなければならない大原則。今はただ、長年の激闘に対する感謝の気持ちを述べたい。数々の名勝負、本当にありがとうございました。

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by nugueira | 2016-02-11 17:47 | 全日本キック | Comments(0)

さらばナオキック

 石川直生が現役引退を表明。映像は見れていないのだが直近の試合は3連敗でダメージの蓄積が顕著になっており、しかも私生活では結婚したとのこと。その姿を見る観客はいなくとも、格闘家にとってはリングを降りてからの人生の方が長いわけで、妥当な決断という他ない。

 かつての全日本キックフェザー級四天王の中でも石川はアピール過剰というかビッグマウス先行なイメージが強くて、正直最初はあまり好きな選手ではなかった。いつだかの試合後のマイクで「5000円あるならラブホで一発やるより俺の試合見た方が気持ちいいから」と言い放っていたのが決定的に心象を悪くした瞬間だったかな。全日本キックのタイトルを獲得した前田尚紀戦でも、自分は全力で「前田、殴れ!石川の顔を殴れ!」と叫んでいたっけ。

 石川に対する印象が変わり始めたのは、Kick Returnトーナメントで真弘に敗れた後、「試練の七番勝負」と称した再起戦を始めた2008年辺りから。インパクトのある勝利を重ねているのに要所要所でことごとくつまづいてしまい、それでもなおそこから這い上がり続ける・・・という姿に、月並みな表現なのだが「不器用な男の生き様」を感じてしまい、ここから先は気がつけば石川の紡いでいくストーリーに魅入ってしまっていた。2009年のKrushライト級グランプリでは2試合連続のハイキック逆転KOを見せた後、準決勝では狂拳を跳びヒザでKOしたものの、まぶたをカットし決勝進出はならず・・・というあまりに劇的すぎる展開。詰めの場面での勝負運のなさも含め、石川のキックボクサー人生が集約されたような大会だった。

 この後は3連敗を喫しキャリアの危機を迎えつつも、山田武士トレーナーのもとで復活を遂げKrush王座にあと一歩のところまで肉薄。本来ヒジが得意なタイプにも関わらず、所属団体である全日本キックが消滅しヒジなしルールへ移行してしまったこと自体が大きな悲劇だったわけだが、「起伏に富んだ」という表現では物足りないぐらいのキックボクサー人生を走り抜けた。

 前田や元気が引退した時にも同じ感想を書いた気もするのだが、自分にとって旧全日本キック四天王は「全日本キック」という豊饒な季節を思いださせてくれる「残り香」のような存在で、彼らの引退の報に接するたびに、「残り香」がまた薄くなり、全日本キックという時代がまた遠くへ行ってしまう、懐かしさなのか寂しさなのかよく分からない感情に囚われる。
 そしてこれもいつも同じなのだが、豊饒な季節を作り出し、濃密な時間を過ごさせてくれた選手がリングを去るに当たって、我々ファンが贈る言葉は、結局のところそれほど多くない。言葉を多くしても全ては伝えきれないんだから、無理やり飾り立てる必要はない、というべきか。

 おつかれさまでした。本当に、ありがとう。
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by nugueira | 2015-06-26 23:19 | 全日本キック | Comments(2)

さらば「右の殺し屋」

 山本元気が現役引退を表明。

 ゴン格最新号にも囲み記事で紹介されていたけど、それを読む前に先週ツイッター上で引退の事実を知った。
 旧全日本キックファンだった自分にとっては全日本キック黄金期を象徴する存在で、衝撃の度合いでいうと魔娑斗引退に匹敵するかも。(魔娑斗と違い、最近の戦績を考えれば「想定の範囲内」という面もあり、「まさか」という意味での驚きは少ないけど。)

 元気の試合を初めて見たのがこのブログ開設後で、ファンとして試合を見てきた時間の流れが全てブログに記録として残っていることになる。というわけで、当時の観戦記の記事も振り返りつつ、思い出の試合を取り上げていきたい。

2005年5月15日 チンチャイ・マイムアンコーン戦(1R KO)

 観戦記の記事はこちら。雑誌で名前は聞いていた元気の試合を初めて見たのがこの試合だったが、右フック一発で相手を失神させてのKO勝利。ここまで鮮烈な勝ち方を見せられていなかったら、この後熱心なファンになっていたかどうか。そういう意味では自分にとって最高のめぐり合わせだった。時を同じくして開催されていたIKUSA-GPでは、真弘と石川が大躍進。全日本キック軽量級はまさに豊饒な時代を迎えていた。

2006年1月4日 山本真弘戦(判定負け)
 
 観戦記はこちら。IKUSA-GPを制した真弘を相手に迎えての全日本キックフェザー級王座防衛戦。1度目の対戦はドローに終わっており(この試合は残念ながら見ていない)再戦となったわけだが、5R15分間を「まだ見足りない」と感じさせるほどの激戦。「死闘」「名勝負」といった表現でも言い足りないこの試合は、キックボクシングという競技が提供できる最高傑作だったと思う。
 元気・真弘はこの後Krush-GP準決勝で3度目の対戦を迎えるが、これも延長の末に真弘が競り勝つ好勝負。これだけの選手が同じ時代・同じ階級・同じ団体で最盛期を迎えたのはファンにとって、そしておそらく本人たちにとっても何物にも変え難い幸運だった。

2006年6月11日 ワンロップ・ウィラサクレック戦(判定ドロー)

 観戦記はこちら。全日本フェザー級のベルトを失った時期は対タイ人との戦績も振るわず低迷状態にあった元気が、当時各団体の軽量級選手を総ナメにしつつあった「切り裂き魔」ワンロップと激突した一戦。元気のパンチとワンロップの肘。ともに一発で試合を終わらせる武器を持つ者同士が対峙することで生まれる、ケタ外れの緊張感。当時雑誌でとあるライターが「緊張のあまり吐きそうになった」と書いていたが、この感想に同意してしまうほどの空気がこの日の後楽園ホールには充満していた。

 Krushの桜井洋平戦もいい試合だったが、残念ながら会場観戦はしなかったので今回はカット。元気の試合はとにかくハズレがなかったが、ワンロップ戦のようにやるかやられるかの名勝負を演じながらも「特攻隊的な面白さ」には収斂させず、キックボクシングの魅力を十二分に引き出して見せたのが特筆すべき点だと思う。
 Krush-GP準決勝で真弘に敗れて以降は勝ち星に恵まれず、先月の板橋寛戦を最後にリングを降りることを決意。板橋戦も接戦だったようなので惜しむ声は出そうだが、ここで潔く決断するのも、また選手としての美学か。
 かつての「全日本キック四天王」が結果を出せなくなっていることは昨年来このブログでも何度となく触れてはきたが、ここにきて前田・元気が相次いで引退。やはり、自分がリアルタイムで体感してきた「一つの時代」は、着実に終点へと近づいている。
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by nugueira | 2011-08-29 15:31 | 全日本キック | Comments(0)

さらば修行僧

 前田尚紀引退、というニュースを聞き、頭の中が真っ白になる。(AKB総選挙の日に「前田」のニュースで呆然、というのも妙なめぐり合わせだけど。)

 「名勝負製造機」として数々の激闘を生んできた前田だが、なんと言っても思い出深いのは07年8月のKick Returnトーナメント1回戦での梶原龍児との試合。(当時の観戦記はこちら。)
 死力を尽くした殴り合いの末の、大逆転KO勝利。観戦中も試合後も感動のあまり涙が止まらない、あまりに凄い内容だった。

 一撃の破壊力で観客の度肝を抜く選手は、時々目にすることができる。華麗なコンビネーションで観客を魅了する選手も、世界に数多い。だけど、試合を通じて「生き様」を示し、それによって観客の心を打つことができる選手はめったに出てこない。前田はその数少ない選手の中の一人だった、と思う。

 めぐり合わせなのか本人の意向なのか、K-1のリングとは縁がなく、戦績も最近は負けが込んでいた。知名度としてはキックボクシング好きでないと認識していないレベルの選手、というカテゴリーに入るのだろう。だからこそ、キックボクシングファンをやっていて、前田にめぐり合えた幸運に感謝しているのだけれど。

 ブログでも繰り返し書いているが、昨年あたりから旧全日本キックのフェザー級四天王が結果を出せなくなり、時代の潮目は確実に変わり始めている、と感じさせられることが多くなった。時間の流れは止まってくれないし、永遠にリング上に立ち続ける選手というのは存在しない。格闘技ファンを長くやっていくということは、こういう「別れ」を経験し続けるということでもある。
 
 それでも今は涙をこらえて、前田が見せてくれた数々の激闘の思い出に、ただひたすら感謝したい。
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by nugueira | 2011-06-09 23:36 | 全日本キック | Comments(2)

全日本キック、解散へ

 全日本キックの解散が正式に発表。宮田代表代行が連盟離脱・新会社設立を発表した時点で、ある程度見えていた流れではありますが。

 当ブログを開設する直前の04年ぐらいから全日本キックは私のお気に入り団体だったんですが、その団体がなくなるということにはやはり少々寂しい思いが。団体の本業とは全く関係ない不祥事が原因、という辺りも含めてPRIDE消滅とどうしてもダブってきます。

 とはいうものの、PRIDE消滅時に比べると今回の動きは割合冷静に受け止めています。PRIDEの場合は「PRIDEという場が放つオーラ」自体が一つの魅力になっていて、その分PRIDEという看板がなくなった時の反動も大きかったわけですが、全日本キックは魅力の主軸は選手(及びそれを活かしてくれる宮田部長や小林GM)なわけで、後継の受け皿が早めにはっきりしてくれれば傷は小さく抑えられるのかな、という気が。私よりも長い期間全日本キックを見続けてきたファンの方は、また違う思いがあるのかもしれませんが。

 当然、受け皿が決まったからといってこれからの道のりが楽なわけではなく、選手・ジムとの関係の持続、GAORAでの中継再開、スポンサー対応など、宮田社長(と呼べばいいの?)にとっては片付けなければならない課題が山積みの状況だろうとは思います。

 とはいえ、ここまで来たら我々ファンも宮田社長の決断を受け止めて、これまで同様全力で応援する以外にすることはないでしょう。PRIDEがUFCに売却されたときも同じようなことを書いた気もしますが。

 先日のライト級GPのオープニング映像で流れたフレーズは宮田社長の今の心境だと思うので、最後にそれを紹介させてもらいます。

 「壊したら、前に進むだけ」

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by nugueira | 2009-08-21 20:22 | 全日本キック | Comments(3)

Krush!3の感想

 録画していたGAORAをやっと見たので感想を。

ファイヤー原田○-×正巳(1R KO)
 開始早々猛然とパンチラッシュを仕掛けたファイヤーが、またたく間に3度のダウンを奪いKO勝利。この映像を見るとGPへのエントリーも納得せざるを得ないか。正巳は体格差もさることながら、ファイヤーの勢いに完全に呑まれてしまった感じ。

瀧谷渉太×-○卜部功也(判定)
 両者とも回転力のあるコンビネーションで攻めるが、瀧谷は体格差が苦しいか。2Rから卜部がコーナーに押し込む展開が目立ち、ヒザ蹴りを食らい続けた瀧谷はグロッキー気味。最後まで劣勢を挽回できず、瀧谷は判定ながら完敗と言っていい負け方。60キロでの試合は少し無理があるか。

大高一郎×-○AKIRA(判定)
 2Rに大高が飛び込んできたところへパンチ連打を入れてダウンを奪ったAKIRAが、そのまま逃げ切って判定勝利。大高はこの試合内容でGPにエントリーされているのが不思議。

白濱卓哉×-○TSUYOSHI(3R TKO)
 TSUYOSHIが持ち味の強烈なパンチで攻勢を仕掛け、3Rにパンチ連打を叩き込んだところで白濱の負傷によりドクターストップ。TSUYOSHIは全日本のリングに上がるときはいい試合するね。

喜入衆×-○中島弘貴(3R TKO)
 1Rに中島が飛び込み様のパンチを入れてダウンを奪取。喜入も2Rにパンチで中島をグラつかせる場面は作ったものの、最後は中島が計3度のダウンを奪いタオル投入を呼び込んでの勝利。中島はスピードがものすごく早いわけではないが、一発のパンチ力が強いタイプなのか。70キロ戦線で注目の存在になりそう。

廣野祐×-○スコット・シャファー(判定)
 スコット・シャファーはてっきりイアン・シャファーの身内かと思っていたが、そういう解説は全くなかったので何も関係ないみたいね。
 開始早々にシャファーがパンチ連打でダウンを奪うものの、ラウンド後半から攻め疲れを見せたシャファーに廣野がボディー攻めを繰り返し一気に主導権を奪う。2R以降はシャファーは防戦一方だったが、廣野も攻めきることができずスプリット判定で惜敗。開始30秒だけで逃げ切られてしまった形で非常にもったいない負け方だったが、形勢逆転してから明確なポイントを奪えなかった廣野が悪いか。

石川直生○-×上松大輔(延長判定)
 ローとミドルで攻める石川に対して、上松はパンチで応戦。石川は大月戦に比べて動きはいい印象。
 2R以降は石川がパンチで下がる場面が目立ったものの、両者とも決定打がなく本戦はドロー。延長ラウンドは左目が塞がった上松に対して石川が着実に有効打を入れて判定勝利。
 石川は持ち味を活かせないK-1ルールでよく頑張ったとは思うが、やっぱり物足りない感じも。K-1ルールへの挑戦という選択肢は不可避のものであったかもしれないが、果たして妥当だったのか。

山本真弘×-○“狂拳”竹内裕二(2R KO)
 1Rは真弘が手数を出し続けるものの、今までに比べると慎重な立ち上がりか。2Rにローとミドルで攻め続けた真弘がパンチで竹内をぐらつかせるものの、打ち合いになった途端に竹内が左右のパンチを叩き込み、まさかの逆転KO勝利。
 あの場面で勝負に行く真弘の選択は間違っていないし、ああいう場面できっちり仕留めにいけるのが真弘の持ち味でもあるが、今回はそれが完全に裏目に出てしまった形に。苦戦した裕樹戦の内容からしても、一発のあるパンチャー相手なら「まさか」が起こりうるのではと思っていたが、その「まさか」がこんなに早く起きてしまうとは。とにもかくにも、60キロ戦線はこれで一気に混迷の展開となった。

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by nugueira | 2009-07-11 17:59 | 全日本キック | Comments(0)
 遅ればせながら、4月大会をGAORAで観戦したので感想を。

板倉直人○-×吉川英明(1R KO)
 上背に勝る板倉がタイミングよくパンチを叩き込み1ラウンドKO勝利。地味に連勝を重ねてますね。

中向居尚輝△-△卜部弘嵩(判定ドロー)
 卜部は離れた距離ではいいパンチを入れるが中向居の首相撲を凌げず、両者決め手なしのドロー。最近ぱっとしない卜部、新空手出身者の弱点を克服できていない感じ。

藤牧孝仁×-○細野岳範(3R TKO)
 2Rからタイミングよくパンチが入るようになった藤牧がダウンを奪取。しかし細野がヒジで額をカットすることに成功。3Rに入ってから藤牧の出血がひどくなりTKO決着。藤牧はいい攻めを見せていただけに残念。

前田浩喜×-○寺戸伸近(2R KO)
 寺戸は最近パンチに頼り気味の試合が目立ったものの、この試合ではローにつなげる上下のコンビネーションが上手く使えていた感じ。最後はパンチ連打を叩き込んでのKO勝利で、1月のタイトルマッチに続き2冠を達成。

藤原あらし△-△アピラック・KTジム(判定ドロー)
 2Rにアピラックのジャンピングハイであらしがダウンするものの、あらしがここから落ち着いて立て直す。3Rにあらしが上下のコンビネーションでポイントを取り返すと、終盤はローが効いたアピラックが前に出られなくなり防戦一方。判定はドローだったが、あらしの逆転勝ちでもよかった気がする。

瀧谷渉太○-×一戸総太(延長判定)
 組んでからの攻防で劣勢の瀧谷はなかなかペースをつかめず、3R終盤にようやく連打を入れるもののドロー。延長ラウンドも微妙な感じだったが、手数を出した瀧谷が勝利。卜部同様、もう一段上へ行くためには首相撲への対応がカギか。

クリストフ・プルボー○-×クンタップ・ウィラサクレック
 中盤までクンタップが首相撲で削り合いの展開に持ち込むものの、プルボーはしっかり対応し五分の展開。4Rあたりからペースの落ちてきたクンタップに対し、決定打はなかったもののパンチとヒジで攻勢を続けたプルボーが接戦を制した。プルボーはK-1ルールとかに変な色気を出さず、ムエタイルールで強豪と戦い続けてほしい。
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by nugueira | 2009-07-03 22:37 | 全日本キック | Comments(0)

またもや暗い話題ですが

 ライト級GP開催前に、全日本キックの金田会長がKrush!!

 http://www.boutreview.com/2/news/aj-kick/item_2963.html

 金田会長の詳しい来歴は知らないし、格闘技団体とその筋の関係については騒ぐだけ野暮なので特に気にしていませんが(こういう見て見ぬふりがよくないのだろうか。)、さすがにこのニュースは気が滅入るなあ・・・。

 一般紙で報道されていた「借金苦のため150万円の報酬と引き替えに・・・」という小物感満点の経緯に至っては、見ていて腹立たしくなるやら悲しくなるやら・・・。いや、どうせやるならデカい悪事を働いてくれ、というわけじゃありませんけど。

 真面目に試合や大会運営に取り組んでいる選手及びスタッフには何の非もない話なので、全日本キックの皆さんにはこれに気落ちすることなく頑張ってほしいところ。ライト級GPの大成功を心より願っております。

 会場観戦するかどうかは微妙だが。人気ブログランキングへ
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by nugueira | 2009-06-23 23:04 | 全日本キック | Comments(4)
 昨日の全日本キックは会場観戦せず、知人からのメールで結果を把握。

 石川がドロー防衛ながら「大一番での詰めの甘さ」をまたも露呈したのは残念だが、それ以上に驚いたのが7月からのKrushライト級GPの開催発表。

 とりあえず今発表されているメンバーだけでも

 大月晴明、“狂拳”竹内裕二、山本真弘、梶原龍児、山本元気、石川直生、前田尚紀、桜井洋平、ファイヤー原田

 という超豪華ラインナップ。ファイヤーは余計だが。

 これ以外に上松、板橋、裕樹、TURBφといった辺りが参戦すれば、正真正銘の60キロ最強決定戦ですね。(FEG推薦で元ボクシング王者の渡邊も紛れ込みそうだが。)。

 このメンバーの中からたった一人の優勝者が決まる、というシチュエーションにはものすごい興奮を覚えるんですが、一方でK-1本戦の企画としては成立しなかったという点に一抹の寂しさと不安を感じるのも事実。

 Krushは開始当初は「K-1ライト級の中心となるべき選手を選抜する」という意図が少なからずあっただろうと思うんですが、結局「K-1」という出口の部分がどこかに行ってしまい、「国内各団体のトップ選手がK-1ルールでナンバー1を決める」という形で集大成を迎えてしまうことに。これって来年以降、新しい展開へのつなげようがあるんですかね?

 Krushを見ていて感じた「各団体の王者クラスがつぶし合う焼き畑農業式の豪華カードが一回りしたら、後に何が残るのか」という不安感が、徐々に現実味を帯びてきているように思えてならない。
 各団体のしがらみで同じ階級の「王者」が何人もいるこれまでの状況が異常であって、とりあえずはっきりした序列を明らかにするだけでもKrushの存在価値はあるんだ、という見方も一つの真実を突いているだろう、と理解はしていますが。

 誰が優勝するのか、見当もつかない。人気ブログランキングへ
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by nugueira | 2009-06-22 23:44 | 全日本キック | Comments(2)

全日本キックの予想

 週末の野良犬電撃作戦の予想を。

水落洋祐×-○歌川暁文
 歌川が全日本キック初参戦。実績と体重を考えて歌川優位としておきますが、水落は人名救助の勢いを試合につなげることができるか。

クリストフ・プルボー○-×ジャオチャラーム・シッカノックジム
寺戸伸近×-○ノラシン・ルークバンヤイ
山本元気×-○ジャウメーオ・プンパンムアン
藤原あらし×-○ピンサヤーム・ソー・アムヌアイシリチョーク

 タイ人絡みの試合は対戦相手の情報がないので予想しにくいんですが、今回は全日本勢に厳しめのこういう予想に。プルボーは4月の試合結果からするとタイ人相手でも十分やってくれそうですが、他3人は相手が悪すぎる感じ。あらしは急遽対戦相手が変更になったけど、タイ人のトップどころって緊急オファーも全く影響なさそうだし。

石川直生○-×前田尚紀
 メインはスーパーフェザー級タイトルマッチ。前回の対戦以降の両者の戦歴を考えると、数も質も結果も石川の方がより多くのものを積み上げているかなあ、という気が。前田の大勝負での強さには当然警戒が必要だし、石川はK-1ルールを2試合挟んでいるのも不安材料ではありますが。
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by nugueira | 2009-06-18 23:40 | 全日本キック | Comments(0)