反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

カテゴリ:プロレス( 114 )

SAKURA GENESIS の感想

 昨日の新日本プロレス両国大会の感想を。語りどころの多い大会だった。
 
 メインのオカダvs柴田は期待通りの攻防を期待以上の密度で見せてくれる、見応え十分の名勝負。終盤のバックドロップとドロップキックの我慢比べ、柴田のレインメーカー式PK、PKに行こうとする柴田を引き戻してのレインメーカーという攻防は密度が濃すぎて呼吸するのを忘れそうになった。今年に入ってからのオカダは相手の持ち味を120%まで引き出してから勝つ、という「風車の理論」を体現していて、ノンタイトルマッチだったタイガーマスクW戦を含め信じられない高い水準のパフォーマンスを維持し続けている。
 それだけに試合後の柴田の救急搬送、硬膜下出血の手術という事態は非常に残念。早期復帰を願うのはあまりに酷なので、多少時間はかかってもいいからじっくり治してリングに戻ってきてほしい。柴田のことなのでG1には間に合わせてきそうなのが逆に心配だが。
 今年に入ってからの新日が「四天王プロレス」に近づいていることを危惧する声もあるが、危険度を競い合うような攻防をしていたのはオカダvsオメガぐらいで、それ以外は各自のスタイルをベースにじっくりと戦う、四天王プロレスとはまた異なるスタイルなのではないかと思っている。とはいえ現にこういう事態に至っているわけで、試合の長時間化そのものがリスク要因であることは否定できないか。

 メインによって霞んでしまったが、セミのIWGPジュニアヘビー級タイトルマッチ、高橋ヒロム対KUSHIDAもこれまた議論を呼ぶ一戦。2分弱の秒殺決着が事故によるものなのかを巡って議論が紛糾しているけど、個人的にはブック通りなのではないかと思っている。
 ゴング前のKUSHIDAの奇襲が短期決着の伏線にはなっているし、「ヒロムが意識朦朧のKUSHIDAをおもんぱかって頭部へのダメージが少ないフィニッシュに持って行った」というのはさすがに出来すぎな気が。意識朦朧だったらレフェリーも巻き込んでどうにか時間を引っ張るのが常套手段のはずだし、その状態の相手にタイムボム2連発の方が逆に危ないでしょう。とはいえ、真相がどうあれ見ている側がこれだけ妄想を膨らませる試合を提供した時点で新日本の完全勝利ですわ。

 これ以外で印象に残ったのはIWGPタッグを奪取したウォーマシーン。テンコジにもう少しベルトを保持して欲しかったけど、これだけ説得力のある勝ち方をされると文句が言えない。あの体格であれだけ動けるのは凄いわ。IWGPへのリスペクトを表現している点も含めて優良外国人の要素満載なのだが、ROHとの関係もあるから長期政権は難しいのかなあ。

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by nugueira | 2017-04-10 23:51 | プロレス | Comments(0)

ゴーバーvsレスナー

 ここ何年かはレッスルマニアで一番面白そうだった試合の動画をネットで探してチェック、というのが恒例行事になりつつあるのだが、今年も早速ゴールドバーグvsブロック・レスナーを視聴。

 開始と同時にレスナーがスープレックス3連発。しかしゴーバーがスピアー2連発を返すと、場外スピアーでフェンスを破壊。リング上に戻って互いにジャックハマーとF5を逃れた後、ゴーバーがスピアーからジャックハマー!しかしレスナーがカウント2で返す!
 レスナーが立ち上がったところにゴーバーがスピアーを狙うが、レスナーがジャンプでよけて誤爆。レスナーがここからスープレックス7連発を決めると、最後はF5で3カウント!

 試合の攻防をほぼ全て描写してもこの分量。時間にして5分弱だったが、互いの見せ場をこれでもかというほど詰めこんだ、観客満足度の高い試合。この二人に長丁場を期待していたファンはほぼ皆無だったろうから、やるべきことをやってくれた、というべきでしょう。
 これでゴーバーもレスナーも13年前のファンへの不義理を清算した…と簡単にまとめていいのかは分からないが、あの時に感じたもやもやが多少なりとも晴れたのは間違いない。一昨年のスティングといい今年のゴーバーといい、感情的なもつれがあっても最後はビジネスとしてリングに上がってくるアメリカ人の感覚が、こういう時は本当にうらやましくなる。今の新日に長州や武藤が上がったら、リスクはあれど妙な面白さが生まれるはずなんだけど、日本でこういう展開になるなんて想像もつかないもんなあ。

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by nugueira | 2017-04-03 23:36 | プロレス | Comments(0)

NEW JAPAN CUP決勝

 NEW JAPAN CUP決勝、柴田勝頼vsバッドラック・ファレを新日本プロレスワールドで視聴。今年のNEW JAPAN CUPはタイミングが合わずここまで試合映像を見れなかった。

 試合内容から言うと、まあこんなもんかなあ…という感想。昨年の内藤や一昨年の飯伏のようなカタルシスは残念ながら感じられず。

 柴田の優勝という結果もちょっと唐突というか、先日の大田区でベルトを全て失ったんだから一息つかせてあげてもいい気がするんだけど(柴田本人からしたら余計なお世話でしかないけど)。まあ逆に言うと、昨年あれだけNEVER戦線を盛り上げたんだからここらで大きいタイトルをあげるのは妥当か。ドーム以降バレットクラブの扱いがやたら軽くなっているのもあって、ファレ優勝を期待していたのだが。

 柴田のIWGP挑戦もこれまで伏線がない状況でいきなり決まった感じが強いけど(無理やり「3年前の約束」を引っ張り出していたが)、これもここ一年の頑張りに対するご褒美という位置づけかなあ。ここ最近レスラーとしての幅が広がっているオカダが、柴田相手にどういう試合を作り上げてくれるかが楽しみ。たださすがに柴田がIWGPを獲るところまでは想像できないので、上半期はオカダvsオメガをどこに持ってくるのかが焦点になりそう。

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by nugueira | 2017-03-21 23:10 | プロレス | Comments(0)
 6日に職場の人と新日本プロレスの旗揚げ記念日を観戦。大田区総合体育館は改修後は初めて足を運んだが、最上段でも見やすい非常にいい会場。月曜だけど客も入ってたねえ。

ブリティッシュヘビー級選手権試合 柴田勝頼×-○ザック・セイバーJr
 ザックがねちっこいレスリングから跳びつき三角、ダブルアームバーとエグいサブミッションを連発。しかし柴田もこれに付き合えるんだから、懐の深いレスラーになったよね(オスプレイ戦のときも同じ感想を書いたが)。
 打撃の重さではやはり柴田。ザックが勝つとしたらどう流れを変えるのかなあ…と思ってたところに鈴木軍が乱入し、ゴッチ式パイルドライバーのアシストを受けたザックが勝利、さらにそのまま鈴木軍入り。いやこの展開は驚いた。IWGPジュニアタッグと合わせて、いよいよ鈴木軍が本領発揮か。

IWGPタッグ選手権試合 矢野通×&石井智宏-小島聡○&天山広吉
 小島が小こけしを出した場面で場内大歓声。とはいえ代打のテンコジ組の見せ場はここまでか…と思いきや、矢野の急所攻撃を凌ぐと天山がこけしロケット!さらにテンコジカッター!最後は天山がアナコンダバイスで石井を止めている間に小島が渾身のラリアット!
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 正真正銘、この日最大のサプライズ!テンコジがIWGPを獲る場面を生で目撃する日が来るとは!本間の負傷は本当に心配だし、一刻も早い復帰を願う。それでも、重苦しいトラブルがこんなとんでもないドラマにつながってしまうのだから…やっぱりプロレスファンはやめられない。

IWGPジュニアヘビー級選手権試合 高橋ヒロム○-×田口隆祐
 田口相手では派手な空中技は控えたのか、回転エビ固め式パワーボムは田口が踏ん張り、場外セントーンもなし。期待値は高かったんだけど、こりゃ噛み合わないか?と不安な展開に。しかし田口が久々のドロップキックを繰り出した辺りでリズムが変わり始め、田口がどどんからアンクルホールド。さらにTIME BOMBをアンクルで切り返しヒロムを追い込むが、最後はヒロムがデスバレーボムからのTIME BOMBでフィニッシュ。田口のキラーモードが見れたので満足。
 試合後、次の挑戦者を求めるヒロム。さあ、名乗りを上げるのは誰だ!と思ったらKUSHIDAが登場。ええっ…。オスプレイとかリコシェとか刺激的な組み合わせがまだまだあると思うのだが。場内に微妙ながっかり感が漂ったのは俺の気のせいではないはず。

オカダ・カズチカ○-×タイガーマスクW
 これ時間切れ引分か?とハラハラさせる時間帯でのレインメーカーのフィニッシュ、というクライマックスの展開は申し分なかったのだが、やっぱり試合を通じて印象に残ったのはタイガー…もうはっきり言っちゃうけど飯伏の動きの悪さ。単発の動きは悪くないし、終盤のレインメーカー式ハイキックや雪崩式タイガードライバーには度胆を抜かれたが、技と技のつながりが組み立てられていない感じ。
 フリーになってコンディション作りが難しくなっているのも一因だろうけど、それ以上にモチベーション維持に依然苦しんでいるのかな、というのが透けて見えてきてしまう。タイガーマスクWという枠組みを与えられたはいいけど、その枠組みの中で何をやればいいのか分からなくなっている印象。
 とはいえ「タイガーマスクWの枠組みを受け止めきれていない」のは観客の側も一緒で、結局のところ盛り上がるのは三角跳びラ・ケブラーダやブチきれてのナックルパートといった、「どこからどう見ても飯伏」の場面ばかりだった。タイガーマスクWが登場するのが3ヶ月に一度ペースだから、構造上どうしようもないんだけど。45周年のメインを締めるドリームマッチだったが、飯伏ならもっとやれるはずなんだよなあ。

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by nugueira | 2017-03-10 21:59 | プロレス | Comments(0)
  THE NEW BEGINNING in OSAKAを新日本プロレスワールドで観戦。もう高橋ヒロムvsドラゴン・リーに尽きてしまう大会だった。

 ヒロムのエプロンサイドからのスライディングパワーボム(KUSHIDAが受け損ねて妙な空気になっちゃったやつ)に始まり、リーはトップロープ越えヘッドシザースホイップ。今度はヒロムがヘッドシザースを切り返しての場外パワーボムからダイビングセントーン。さらには雪崩式カサドーラを堪えたリーのマスクをヒロムが剥ぎ取り…と、リング狭しどころか場外を限界まで駆使しての大技合戦。試合中に「うわ!」と叫んで思わず30秒巻き戻しをクリックしてしまう場面が一度や二度ではなかった。こいつらメキシコでは毎回こんな試合してたのか?
 互いの身体能力とアイデアを発揮した大技の出しあい、という意味でオカダvsオメガに匹敵し得る名勝負だったと思うのだが、両者の豊富な対戦経験から来る妙な「安心感」が随所に感じ取れたのがオカダvsオメガと大きく違うところ。驚いて叫び声はあげるけど必要以上の恐怖感は湧いてこない、プロレスとして理想的な空気だった。こういう安心感に乗っかっちゃって、観る側の感覚がマヒしてくるのがまた危険なのかもしれないけど。
 試合後は田口がキラーモードを垣間見せながら挑戦表明。ヒロムがベルトを獲った途端にジュニアの新しい流れが次々と出てきていて、こりゃKUSHIDAが割り込む隙間が当分なさそうだな。

 メインの内藤vsエルガンはガッツリ頑張ってくれたけど、やはりセミに食われた感は否めず。内藤が次に戦って面白い相手は誰がいるのかなあ。エルガンは今後はバーニングハンマーをフィニッシュホールドにするのかな。

 残りのタイトルマッチの感想を適当に。NEVER6人タッグはベルト創設以来最大級、と言っていい面白さ。それだけに田口ジャパンに勝ってほしかったところだけど。
 柴田vsオスプレイは噛み合うのかなあと思いながら見ていたのだが、柴田がランカシャースタイルをがっちり見せてくれたのが驚き。いつの間にか引き出しの多いレスラーになったなあ。この試合もどうせならオスプレイに獲って欲しかったけど。
 IWGPタッグはまたも矢野の頭脳プレーで札幌に続き王者組が防衛。アーチャーの欠場がなければここでKESがベルトを獲るシナリオだったのかなあ。とりあえず面白かったので、タッグは今後も3WAYが基本路線でいいや、とすら思えてきた。

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by nugueira | 2017-02-11 23:41 | プロレス | Comments(0)
 新日本プロレスワールドで「THE NEW BEGINNING in SAPPORO」を視聴。

 メインに関しては前哨戦・調印式でみのるがオカダの膝を破壊、となった時点で「これで王座交代フラグは立ったな」と思っていたのだが、みのるの徹底したヒザ攻めを耐えたオカダが、最後はジャーマンからのレインメーカーでフィニッシュ。うーん、森葉子アナにさげまんという評価がつくことを恐れたテレ朝の圧力か。
 敗れたとはいえ、殺気と色気を放ち続けたみのるの試合運びはお見事。オカダvsオメガの次のタイトルマッチという、ある意味ハズレくじのようなタイミングでの試合だったわけだが、オメガとは全く違うリズムと空気で40分の長丁場を戦い抜いてみせた。オカダvsオメガが「いつ終わってくれるのか、どこまで行ってしまうのか、見てる方が不安になる長丁場」だったのに対して、今回の40分は安心して見ていられたという感じ。
 それだけに今回はみのるに獲らせても罰は当たらなかったと思うのだけど。オカダもここをクリアしちゃうと、今後の展開が難しくなりそう。タイガーマスクWとの対戦は面白くはなりそうだけど唐突な感は否めないし。

 メイン以外のタイトルマッチでも、IWGPタッグ、IWGPジュニアタッグはいずれも王者組が防衛に成功。鳴物入りで再上陸した鈴木軍がベルトを一本も奪えないという予想外の展開に。メインも含めてもっとドぎつい展開を想像していたんだけど、これだと肩すかしを食らっちゃったという印象が強い。理由をいろいろ考えたのだが、やはり「鈴木軍に早々に全ベルトを明け渡したNOAHとの団体力の差をアピールしたかった」ということなのかなあ。
 まあジュニアタッグは金丸・デスペラード組の挑戦につながったし、タッグは大阪でも同じ3WAYをやるのでいずれ鈴木軍に何がしかのベルトは渡りそうだけど。KESは二人とも見栄えがするいいタッグチームだよね。

 そしてNEVERは…うーん、後藤は技の受けはいいけど、そこからの逆転にいまいち説得力がない感じ。石井・柴田が築き上げてきたベルトの価値を維持できるのかなあ、と早くも心配になってくる。

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by nugueira | 2017-02-06 23:16 | プロレス | Comments(0)

WRESTLE KINGDOM 11 の感想②

第8試合 NEVER無差別級選手権試合 後藤洋央紀○-×柴田勝頼
 この二人ならこういう試合をやってくれるだろう、という期待に沿ったゴツゴツとしたぶつかり合い。と書くと予定調和的に思われてしまうのだが、この「客の要求してくる内容と要求してくる水準を普通にやってのける」のがどれだけ難しいか。この日は直前のKUSHIDA対ヒロムをはじめ、いまいち息の合わない攻防が散見されただけに、柴田と後藤の完成度の高さが際立った感じ。
 最後はエルボーと頭突きのどつき合いから、後藤が裏GTR→GTRで3カウント。久しぶりにシングルのベルトを手にした後藤だが、せっかくドームで持ち上げられてもその後が続かないのが恒例化しつつあるからなあ。

第9試合 IWGPインターコンチネンタル選手権試合 内藤哲也○-×棚橋弘至
 新入場テーマの一発目ということもあってか観客がやや乗りにくい雰囲気で棚橋入場。一方の内藤の入場では大歓声。場内の雰囲気は内藤に傾いているか。
 序盤は攻め急ぐ棚橋を内藤が余裕を持ってスカし、まさに棚橋が「焦らされる」展開。この一年でこの二人の立ち位置がここまで変わるとはなあ…。ここから棚橋はドラゴンスクリュー、内藤は低空ドロップキックで互いに徹底したヒザ狙い。ハイフライフローとデスティーノが決まるが、お互い2発目は出させない。
 我慢比べのようなヒザの蹴り合いから棚橋がハイフライフローを入れるが、2発目は内藤がヒザ剣山。ダブルノックダウンの中、自然発生的に巻き起こる大歓声はこの大会の名場面だった。ここから内藤がスイング式デスティーノ→デスティーノで棚橋を沈め、防衛に成功。
 今大会のカードでこの試合だけは勝敗が読めず、「なんだかんだで新日本は最後は棚橋に頼るんじゃ…」という思いを拭いきれなかったのだが、よくこの結果に振り切ったなあ。昨年はオカダにバトンを託し今年は内藤へ…って、棚橋は組織人として優秀すぎるだろ。

第10試合 IWGPヘビー級選手権試合 オカダ・カズチカ○-×ケニー・オメガ
 もうこの試合についてはあちこちで語られ尽くしているので詳細は省略…というか展開を書きだしたら時間がいくらあっても足りない。当日は例年のドームのメイン同様30分代前半での決着を想定していて、「その割に展開がゆっくりしているかな?」とは思ったのだが、20分過ぎにオメガが場外へ鉄柵越えラ・ケブラーダ。ここから一気に火がつくぞ…と思ったら、実際火はついたのだが、ここからがまた長かった。
 オカダの上にテーブルを置いてのフットスタンプ、ショルダースルーでオメガがテーブルに激突、オメガの雪崩式ドラゴンスープレックス…と、とにかく見せ場に次ぐ見せ場。久々にプロレスを見ながら「こいつら、本当に死ぬぞ」と思わされた。この試合についてはオカダが勝って締めるんだろうと思っていたが、オメガがレインメーカー式Vトリガーを繰り出したあたりで「いや、ひょっとして…」と不安に。しかし最後は片翼の天使を切り返したオカダがレインメーカーで激闘にフィニッシュ。
 年初めにして年間ベストバウト確定の試合で、「もの凄いものを見てしまった」というのは間違いないところ。とはいうものの、個人的には「これって近年の新日本がアンチテーゼにしていた四天王プロレスなのでは」という違和感をぬぐえなかった。新日本復活を牽引した中邑が去り、棚橋が第一線から退きつつあるタイミングでこういう試合が飛び出すのは時代の流れなのかな。
 この試合に乗り切れない部分があったもう一つの理由は「この終了時間だとキツい人もいるのでは」という点。メインの途中で席を立っている人もチラホラいたし、メインをこうするんならセミまでをもっとスピード進行にしないといけなかったのでは。メインの後のマイクも聞いて、その余韻に浸りながら軽く飲めるぐらいの時間が個人的には理想なんだよね。
 というわけでメイン単体はさておき、興業全体としての満足度はやや微妙…というのが個人的評価なのだが、ツイッター上の反応を見ても好意的な声が圧倒的。自分の感覚がひねくれすぎてるのかな。

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by nugueira | 2017-01-13 23:38 | プロレス | Comments(0)

WRESTLE KINGDOM 11 の感想①

 3年連続のドーム観戦。観客数は前年比約1000人増で、入りも盛り上がりも十分な雰囲気。中邑やAJの離脱から1年で盛り返すどころか観客動員増やしてるのはさすがだわ。
 前半戦は印象に残った試合を中心に。

第0試合 1分時間差バトルロイヤル(優勝:マイケル・エルガン)
 例年オールドファンには堪らん面々が登場するバトルロイヤルだが、今年はなんと小林邦昭!さらにはスコット・ノートンまで登場!いやー、この時点でチケット代は8割方回収できた。しかしノートンは変わらないね。ちゃんと超竜ボムも出してくれたし。
 試合の方は終盤1vs4になりつつも全員を蹴散らしたエルガンが優勝。一昨年の永田さんもそうだけど、バトルロイヤルは勝者がタイトル戦線に絡む結末の方が締まっていい感じになる。

第1試合 タイガーマスクW○-×タイガー・ザ・ダーク
 掌底からキックのコンビネーション、その場跳びムーンサルトと相変わらず正体を隠す意思が見えない飯…じゃなくタイガーマスクW。空中技とダークネスドライバー、タイガースープレックスの応酬から、最後はタイガーWがシットダウン式タイガードライバーでフィニッシュ。まあ形はどうあれ、新日本がタイガーの中の人との関係を継続できていることを喜ぶべきなのか。

第4試合 Cody○-×ジュース・ロビンソン
 この試合にロビンソンが抜擢されたのがよく分からない…と思ったらコーディと同門なのね。コーディはハンサムで見栄えはいいけど、少なくとも今回の試合はバリバリのアメリカンプロレスという感じ(場内からしっかりチャントが起きていたのは驚いたが)。新日本の中でポジションを築けるのかなあ。北米進出を睨んでの獲得なのかもしれないけど。

第5試合 ROH世界選手権試合 カイル・オライリー×-○アダム・コール
 オライリーが垂直落下式ブレーンバスターやアンクルホールドで攻めるも、最後はコールがトラースキックの連打で逆転勝利。オライリーは一昨年のスーパーJr決勝をはじめいい試合をしてくれるレスラーなのだが、大一番の勝利に恵まれない。今回はそもそもROHとの契約が切れた状態で試合をしていたらしいけど。

第7試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合 KUSHIDA×-○高橋ヒロム
 開始早々ドロップキックで奇襲したヒロムに、KUSHIDAはコーナーからトペコンヒーロで逆襲。序盤にヒロムが場外へのパワーボムを仕掛けるが、明らかにタイミングが合っていない。KUSHIDAは明らかにダメージで動きが悪くなっており、場内は不穏な空気に。
 ヒロムは場外セントーンで攻め込むが、KUSHIDAも場外で跳びつき腕十字で反撃。ここからはKUSHIDAがホバーボードロックで執拗に攻めるものの、最後はヒロムが雪崩式カナディアンデストロイヤーからTIME BOMBでフィニッシュ。
 さすがの試合内容だったが、それだけに序盤のハプニングがもったいなかった。正直この二人なら危険度を上げることなくもっと凄い試合ができるはずなので、遠くないうちの再戦を期待。

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by nugueira | 2017-01-12 22:35 | プロレス | Comments(0)

POWER STRUGGLE

 新日本プロレスワールドで「POWER STRUGGLE」を観戦。

 まず今回最大の注目だった「時限爆弾」の正体は、KUSHIDAのIWGPジュニア奪還後に登場した高橋広夢。事前の予想でも「鈴木軍復帰」とともに多く出ていた名前なので、あまりサプライズ感はなし。
 木谷オーナーが以前「2017年のドームは新日本にゆかりのある選手を集めたい」といった発言をしていたので蝶野や武藤の登場もあるか?とちょっと期待していたんだけど。まあ凱旋帰国の生え抜きできっちり盛り上げようとする姿勢は団体としては健全なのか。

 メインの内藤vsリーサルは試合巧者同士の見応えのある試合だったが、やっぱり急造タイトルマッチだとストーリーが作りにくかったか。開始早々のリーサルのトペ3連発には本当に度胆を抜かれたけど、フィニッシュはやや唐突で「とりあえず上手くまとめた」感も。興業全体としても柴田対EVIL辺りまでは凄く良かったのだが、メインとセミがちょっと弱かったかなあ。

 棚橋のIC王座挑戦表明は既定路線の展開だったが、マイク合戦で内藤が完全に主導権を握っていたのには驚いた。棚橋の「棚橋になれなかった内藤」は名台詞だと思うのだが、それでも内藤の存在感が揺らがなかったからなあ。この1年の両者の積み重ねてきたものの差が如実に出たか。
 しかし棚橋は今年のドームでオカダに完璧な形でバトンを渡して、来年は内藤と対戦。ここで棚橋が負けるとしたら、組織人としてここまで優秀な人間はそうそういませんよ。

 これでいよいよワールドタッグリーグを挟みつつ1.4ドームへ一直線。来年も観に行きますよ~。

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by nugueira | 2016-11-05 22:35 | プロレス | Comments(0)

KING OF PRO-WRESTLINGの感想

 昨日の新日両国大会は新日本プロレスワールドで観戦。

 まず何より触れないといけないのは、KUSHIDAの負傷。プロレスの試合中のアクシデントは程度の大小はあれ一定の頻度で起こり得る話なのだが、ライブで目撃した事例は意外と記憶にない。丸藤が膝の負傷でGHCジュニアのタイトルマッチを落とした試合は会場で見てたけど、あれは技のかけ間違いではなく怪我を押して試合に出たのが原因だからなあ。
 問題のコードブレーカーは確かに見た瞬間「変な体勢で受けちゃったな」とは思ったのだが、それがここまでの事態になるとは。背中への衝撃には注意を払わないといけない、ということを改めて意識させられた。それにしてもKUSHIDAとBUSHIは今年だけでシングルでも3度対戦しているわけで、リズムや手の内をよく分かっている者同士でもこういうことが起こる、というのがまた怖い。KUSHIDAは11月のタイトルマッチには出場予定になっているけど、怪我の場所が場所だけにくれぐれも無理はしないでほしい。

 この8人タッグの時点で相当微妙な空気になってしまったわけだが、この後のシングル3試合がそのもやもやを振り払う素晴らしい内容になるあたりがさすがと言うべきか。オライリーは去年のBOSJ決勝のKUSHIDA戦も良かったが、今回の柴田とのマッチアップがまた噛み合っていた。今回はいっそベルトを獲らせても良かったんじゃないかと思うんだけどなあ。柴田はNOAH横浜文体で潮崎戦が決まったが、この流れはドームまでつながっていくのか。

 セミのオメガvs後藤は新味のないカードだったけど、8月より今回の方が面白かった。そしてメインのIWGPヘビー。いやー、丸藤はエゲつないプロレスするよねえ。G1の各試合でも四天王プロレスの流れを組む丸藤と、今の新日本のスタイルが起こす化学反応が見ていて面白かったけど、今回の試合はそれがより顕著だった感じ。逆水平にしろトラースキックにしろ、一発で流れを変えられる技があるのは強いわ。
 オカダの最後のエメラルドフロウジョンには驚かされたけど、終わってみれば丸藤が試合に負けて勝負に勝った形。今回は実現しなかったけど、来年はオメガvs丸藤をぜひ実現してほしい。Vトリガーと虎王の打ち合いとか、想像するだけで気を失いそうになる。

 かくしてドームのメインはオカダvsオメガに決定。これがまた結果の読めない組み合わせなんだが、オメガがこのまま突っ走る可能性は十分ありそうだよなあ。

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by nugueira | 2016-10-11 23:10 | プロレス | Comments(0)