反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

2017年 11月 05日 ( 1 )

UFC217の感想

 いずれも衝撃的な結末だった3大タイトルマッチの感想を。

ヨアンナ・イエンジェイチック×-○ローズ・ナマユナス(1R KO)
 開始から積極的にパンチを出していくナマユナス。ヨアンナもジャブを出すが、ナマユナスの左が入りヨアンナがダウン!すぐさまパウンドに行くナマユナスだが、ここはヨアンナがすぐ立ち上がる。しかしナマユナスはなおもスタンドで圧をかけると、ケージに詰めて飛び込んでの左!ダウンしたヨアンナにナマユナスがパウンドを入れ続けたところでストップ!
 ヨアンナが王座陥落、しかもパンチで打ち負けてのKOって…これ間違いなくアップセット・オブ・ザ・イヤーだな。とはいえナマユナスはクリーンヒットを2度も叩き込んでるわけで、これはもう素直に讃えるしかない。長期政権が終わるときは得てしてこういうものではあるが、本当にびっくりした。

コディ・ガーブランド×-○TJ.ディラショー(2R KO)
 細かいフェイントを混ぜながらミドルやローの蹴り技主体で攻めるディラショー。ガーブランドはディラショーの蹴りのタイミングをつかみ出し、ローに合わせたラッシュでディラショー下がる。1R終盤、パンチに来たディラショーにガーブランドのカウンターの右!ダウンするディラショーだがホーンに救われる。
 ディラショーの動きを見切った感のあるガーブランドは、2Rもバックブローやスーパーマンパンチをことごとくかわし、完全にペースを握った感じ。と思ったところでディラショーのハイがヒットしガーブランドダウン!すぐ立ち上がったガーブランドは再びパンチでペースを獲り戻しかけるが、今度は打ち合いからディラショーの右カウンター!劣勢に思えたディラショーが逆転KOで王座返り咲き!
 ガーブランドがいい動きしてると思ったんだがなあ。個人的にディラショーはあまり好きなタイプの選手ではないのだが、あの状況からひっくり返したのはお見事。所属チーム同士の抗争アングルもあるし、早期再戦は必至か。

マイケル・ビスピン×-○ジョルジュ・サンピエール(3R チョークスリーパー)
 体に厚みを感じさせるGSP。右の強いパンチからバックスピンキックを繰り出すと、タックルからテイクダウン。立ち上がられるものの、ラウンド終盤にスーパーマンパンチをヒット。ビスピンはGSPの圧力に下がらされっぱなしで動きがバタバタし過ぎている。
 2Rも前に出ていくGSPだが、ビスピンの右がヒット。GSPが下がりはじめ、ビスピンがようやくリズムをつかんできたか。GSPがどんぴしゃのタックルからテイクダウンするが、立ち上がられた後のラウンド終盤はビスピンのパンチを食らってしまう。
 3R、疲れの見えるGSPは開始早々タックルでテイクダウン。しかしビスピンの下からの肘で逆に流血に追い込まれる。スタンドに戻った後もパンチをもらうGSPだが、左を打ち込みビスピンダウン!肘パウンドでラッシュを仕掛けたGSPが、最後はバックに回り込みチョークで一本!
 GSPは4年ぶりの復帰戦で結果を出したこと自体は偉いと思うのだが、4年ブランクのある選手がいきなりタイトルマッチ挑戦という前提条件がおかしすぎて、素直に感動できない。タックルのキレは相変わらずだったがテイクダウン後のポジションキープができていなかったし、スタンドでも相当被弾していた。実戦勘が戻っていないのを差し引いても衰えは隠しようがなく、言い方は悪いがビスピンだから勝てた試合。ウィテカーとの統一戦は相当厳しい戦いになりそう…というかこれ以降本当に試合を続けてくれるのか、そのレベルで依然として不安感がぬぐえない。

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by nugueira | 2017-11-05 23:38 | UFC | Comments(2)