反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

2017年 04月 09日 ( 1 )

UFC210の感想

ウィル・ブルックス×-○シャーウス・オリベイラ(1R 裸絞め)
 前に出るブルックスだが、オリベイラが組み付きから足を刈ってテイクダウン。立ち上がりかけるブルックスを再び倒すとバックに回り、おぶさりながらのチョークを極めて一本。ブルックスは同体重の相手に言い訳の効かない完敗。どうしてベラトールからの移籍組はこうも結果が出ないのか。

チアゴ・アウベス○-×パトリック・コーテ(判定)
 右のオーバーハンドを入れるコーテだが、アウベスは左フックでダウンを奪うとパウンドで削る。2Rはコーテがワンツーをヒットさせるが、さらに前へ出たところへアウベスがカウンターの右を入れまたもダウンを奪取。3Rもテイクダウンからのパウンドで削られたコーテは終盤にアッパーで逆転を狙うものの、決定打にはつながらず。アウベスが久々の勝利。
 コーテは試合後、グローブをマットに置き引退を表明。この前のアンダーテイカーと被る演出だけど、グッとくるなあ。

クリス・ワイドマン×-○ゲガール・ムサシ(2R TKO)
 スタンドでの探り合いからワイドマンがシングルレッグでテイクダウン。立ち上がるムサシだが、ワイドマンはこの後も繰り返しテイクダウンを奪い、打撃でもワンツーをヒット。スタッツでは手数で上回るムサシだが、フットワークが使えていないしラウンド終盤にはバランスを崩して転倒。トラブル発生か?
 2R開始早々にムサシのパンチがヒットし、下がったワイドマンにアッパーの連打。しかしここも打撃が手打ちになっている印象。ワイドマンがテイクダウンを奪い、マウント・バックマウントを奪取。スタンドに戻ったところでワイドマンのタックルをがぶったムサシが膝蹴りを連打。ワイドマンが両手をマットに着いていたとして中断されるが、結局片手がマットから離れていたので有効な攻撃と判断。ワイドマンが今が何曜日か言えなかったため(?)続行不能とみなされ、ムサシのTKO勝利という裁定に。
 ワイドマンはガス欠の気配濃厚だったので、あそこでの反則攻撃の有無に関係なくムサシが勝ったのではないかと思うが、もやもや感しか残らない結末。結果的にインターバルを入れたのがレフェリングミスだったことになるけど、スローVTRで見ないと分からない場面だったので止めたこと自体は攻められない。
 がぶられた状態で相手のヒザを封じるためマットに手をつくディフェンスは個人的に大嫌いなのだが、それはさておき選手の動きとルールが全くかみ合っていない。上手く落としどころは見つけられないのかなあ。

ダニエル・コーミエ○-×アンソニー・ジョンソン(2R 裸絞め)
 序盤から近い距離で戦う両者。ジョンソンが自ら組み付いてケージに押し込むが、テイクダウンまではいかない。距離が離れるとジョンソンはワンツーからハイキック、さらに関節蹴り。ジョンソンが自分から組みにいく意外な展開。
 2Rはコーミエがジョンソンをケージへ押し込むと、その体勢から細かいパンチ。体を入れ替えたジョンソンがテイクダウンを奪うが、すぐ立ち上がったコーミエがテイクダウンを奪い返す。亀になったジョンソンのバックを取ると、パウンド連打。ジョンソンがかなり削られてきたところでチョークを極め、タップアウト。
 終わってみれば前回と同様のフィニッシュ。ジョンソンは素直に殴りにいった方が勝てたんじゃないのかな…と思っているうちに、ジョンソンがまさかの引退表明。格闘技とは別の仕事をすると言っていたが、一体どういう経緯でこうなってしまったのか。セミとは違う意味で消化不良感が漂ってしまった。
 1年半ぶりのタイトルマッチだったわけだがその間に挑戦者の行列ができているわけでもなく、相変わらずジョーンズの復帰待ち。ライトヘビー級戦線が手薄な状況の中でジョンソンというカードがいなくなるのは痛いなあ。

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by nugueira | 2017-04-09 23:35 | UFC | Comments(2)